1.3. 新機能

1.3.1. バージョン: 2023.03.07

千手ウェブサービス内部トークンの自動発行

ユーザーが初回ログイン成功時に、各画面の利用に必要なAPIトークンの発行を自動的におこなう機能を実装しました。 管理者にてユーザー作成する際に自動発行オプションを指定することで選択的に機能させることが可能です。 管理者から千手ドメイン接続の認証情報を提示しなくとも千手ウェブサービスをユーザーに公開できるようになります。

Webhook認証トークンのURL埋め込み

認証トークンをHTTPヘッダではなくURLクエリパラメータに指定することが可能になりました。 HTTPヘッダを自由に設定できないシステムやサービスからのWebhook連携が容易になります。

Webhook関連データのImport/Export

インテグレーション機能において、チケットの履歴情報のエクスポート機能、ならびに アクション、スクリプト、エンドポイントの定義情報のインポートおよびエクスポート機能を提供します。 Webhook連携履歴データの保全ならびに開発環境・本番環境の間での定義移行やバックアップが容易になります。

Webhook連携における認証トークン無効化

インテグレーション機能においてトークン暗号化キーを再発行することが可能になりました。 何らかの原因で暗号化キーの流出またはトークン文字列の流出が疑われる場合に、 発行済みのすべてのトークンを一括して無効化することが可能です。 その後も継続利用するエンドポイントにおいてはトークンの再発行により安全に利用できます。

Web画面UI改善

ユーザー管理画面およびインテグレーション画面について全般的にUIを改善しました。

1.3.2. バージョン: 2022.04.27

LTS バージョンの .NET ランタイムに対応

稼働環境に導入いただくランタイムを LTS バージョンである .NET 6 に更新しました。 これによりランタイムにセキュリティパッチを含めた不具合修正が行われる期間が延長されました。 なお .NET バージョンごとの詳しいサポート期間などの情報は公式ウェブサイトを参照ください。

Webhook連携における組み込み関数の追加

インテグレーション機能におけるスクリプト定義における組み込み関数を追加しました。 Webhook連携で受け付けたJSONデータに対して、指定したJSONPathの値を文字列として取得できます。 受信するJSONデータのうち型が不明または不定である要素をスクリプトで扱うことが容易になります。 詳細は 4.1.2.3 章 を参照ください。

Webhook連携元拡充: 認証トークン文字列長制限対応

インテグレーション機能における認証トークンの文字列長を短縮しました。 連携元のシステムやサービスの仕様または制限により、 指定できるHTTPヘッダの上限文字列長が小さい場合でもWebhook連携が可能になりました。 なお、これにより旧バージョンで発行した認証トークンは利用できなくなります。 詳細は 1.4.2 章 を参照ください。

Webhook連携元拡充: 空データ受信対応

インテグレーション機能においてWebhook連携で受け付けるJSONデータが空である場合にも対応しました。 連携元のシステムやサービスの仕様でHTTP Bodyに値を埋め込めない場合、または ある一定の内容の処理を実行タイミングのみWebhook連携で制御したい場合に、 作り込み不要で容易に実現可能となります。

Web画面UI改善

インテグレーション機能の関連画面について全般的にUIを改善しました。

1.3.3. バージョン: 2022.01.14

インテグレーション機能(Webhook)

外部サービスからイベント情報の連携を受け付ける機能を追加しました。 受け付けたイベント情報はデータ変換のうえ千手メッセージとして取り込むことができます。 これにより、Webhookによる他システムとのイベント連携が柔軟かつ容易に実現可能となります。