3.2. Job Scheduler for Cloudの概要

Job Scheduler for Cloudの機能を利用するためには、以下の設定が必要になります。

  • ライセンスの購入とライセンスキーの入手

    • AWS監視

    • Azure監視

    • Google Cloud監視

    • OCI監視

  • Senju DevOperation Conductor Extension Packの入手と適用
    運用管理サーバーおよび、Cloud連携ジョブを実行する管理対象ノードに Senju DevOperation Conductor Extension Pack の適用が必要です。

    • 運用管理サーバー（千手マネージャ）への適用（ジョブテンプレート項目の更新）

    • 管理対象ノード（千手エージェント(プローブノード)）への適用（ジョブ実行コマンドの更新）

参考

Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用手順につきましては、Senju DevOperation Conductor Extension Pack の README をご参照下さい。

注釈

Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用に際しては、千手システムの停止は不要ですが、関連する監視タスクの停止が必要です。

Job Scheduler for Cloudは、下記のジョブ群によって、Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりAWS/S3、AWS/Elastic MapReduce、AWS/Lambda Function、Azure/Durable Functions、Google Cloud Functions、Google Cloud Composer、OCI/Oracle FunctionsおよびIBM Cloud Functionsの機能を利用します。

  • AWS/S3ファイル取得ジョブ

  • AWS/S3ファイル登録ジョブ

  • AWS/S3ファイル削除ジョブ

  • AWS/Elastic MapReduceジョブフロー実行ジョブ

  • AWS/Lambda Function連携ジョブ

  • Azure/Durable Functions連携ジョブ

  • Google Cloud Functions連携ジョブ

  • Google Cloud Composer連携コマンド

  • OCI/Functions連携ジョブ

  • IBM Cloud Functions連携ジョブ

../_images/001.svg

図 3.1 Senju/DCとAWSとの連携

Job Scheduler for CloudがAWSと接続する際、AWSに関する情報をsj_aws.iniファイルから取得します。そのため、Job Scheduler for Cloudを使用する前にsj_aws.iniファイルを設定しておく必要があります。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりAWS/S3の機能を利用するためには、以下のジョブを使用します。

  • AWS/S3ファイル取得ジョブ

  • AWS/S3ファイル登録ジョブ

  • AWS/S3ファイル削除ジョブ

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりAWS/Elastic MapReduceの機能を利用するためには、AWS/Elastic MapReduceジョブフロー実行ジョブを使用します。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりAWS/Lambda Functionの機能を利用するためには、AWS/Lambda Function連携ジョブを使用します。

AWS上の操作はAWS Management Consoleを使用します。

../_images/016.svg

図 3.2 Senju/DCとAzureとの連携

Job Scheduler for CloudがAzureと接続する際、Azureに関する情報をsj_azure_user.confファイルから取得します。そのため、Job Scheduler for Cloudを使用する前にsj_azure_user.confファイルを設定しておく必要があります。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりAzure/Durable Functionsの機能を利用するためには、Azure/Durable Functions連携ジョブを使用します。

Azure上の操作はAzure Portalを使用します。

../_images/023.svg

図 3.3 Senju/DCとGoogle Cloud Functionsとの連携

../_images/038.svg

図 3.4 Senju/DCとGoogle Cloud Composerとの連携

Job Scheduler for CloudがGoogle Cloudと接続する際、Google Cloudに関する情報をsj_gcp_sys.jsonファイルから取得します。そのため、Job Scheduler for Cloudを使用する前にsj_gcp_sys.jsonファイルを設定しておく必要があります。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりGoogle Cloud Functionsの機能を利用するためには、Google Cloud Functions連携ジョブを使用します。

Google Cloud Composerの機能を利用するためには、Google Cloud Composer連携コマンドを使用します。

Google Cloud上の操作はGoogle Cloud Consoleを使用します。

../_images/027.svg

図 3.5 Senju/DCとOCIとの連携

Job Scheduler for CloudがOCIと接続する際、OCIに関する情報をsj_oci_sys.jsonファイルから取得します。そのため、Job Scheduler for Cloudを使用する前にsj_oci_sys.jsonファイルを設定しておく必要があります。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりOCI/Oracle Functionsの機能を利用するためには、OCI/Functions連携ジョブを使用します。

OCI上の操作はOracle Cloud Infrastructureを使用します。

../_images/031.svg

図 3.6 Senju/DCとIBM Cloudとの連携

Job Scheduler for CloudがIBM Cloudと接続する際、IBM Cloudに関する情報をsj_ibc_sys.jsonファイルから取得します。そのため、Job Scheduler for Cloudを使用する前にsj_ibc_sys.jsonファイルを設定しておく必要があります。

Senju/DCのジョブスケジュールサブシステムよりIBM Cloud Functionsの機能を利用するためには、IBM Cloud Functions連携ジョブを使用します。

IBM Cloud上の操作はIBM Cloud Consoleを使用します。