ジョブ管理

ジョブ管理とは、バッチ型アプリケーションなどが決められたスケジュール通りに正常に動作するように管理することです。
OS標準のプロセス管理機能(at、cron、タスクスケジューラーなど)を利用すれば、日付や時刻を指定した簡単なジョブ管理は可能です。
しかし、複数のサーバ上でジョブを実行したり、日々のジョブ実行スケジュールを管理したり、正常に完了していることを自動確認するような
ことを行いたい場合には、OS標準機能では力不足でジョブ管理ツールの活用が欠かせません。以下にジョブ管理の一例を挙げてみます。

小売業の夜間バッチ処理の例

小売業の夜間バッチ処理の例の画像

これらの「データ転送」「売上集計」「販売予測」「仕入れ決定」「発注」のどれか一つでも
正常に処理されなければ、翌日の業務に影響してしまいます。

ジョブ管理は、ジョブの実行制御を行う「ジョブ管理サーバー」と、ジョブ管理サーバーからの指示に従いジョブを実行する
「管理対象エージェント」で構成されます。

ジョブ管理サーバーにはジョブの定義情報(ジョブの実行時間、実行サーバー、実行コマンド、実行条件など)が保持され、実行条件が
整ったら管理対象エージェントにジョブの実行を指示します。管理対象エージェントは、ジョブ管理サーバーからの指示に従ってジョブを実行
し、実行した結果をジョブ管理サーバーに返信するという仕組みです。

管理対象サーバに専用のソフトウェアをインストールする「エージェント型」 が
主流ですが、Sneju/OCでは、専用ソフトをインストールしないエージェントレス型でもジョブ実行が可能です。
接続プロトコルとしてTELNET、SSH、WMIなど、OSのリモート接続の仕組みを利用します。
管理コンソール(千手ブラウザ)にてプロトコルの種類、
アカウント、パスワード情報を登録することにより、エージェントレス環境のジョブ管理ができます。

複数のサーバの中からどのサーバで実行するかを決める方法には以下の方法があります。

  • ・固定サーバー実行方式:常に指定したサーバーでジョブを実行
  • ・ロードバランス実行方式:サーバーグループの中から負荷の低いサーバーで実行
  • ・スケーラブル実行方式:サーバーグループの中の全てのサーバーで実行

ロードバランス実行方式

スクーラブル実行方式

ジョブの監視

ジョブの監視も重要な仕事になります。ジョブの異常終了だけでなく、予定終了時刻を過ぎても終了しないロングランなども
リアルタイム把握して迅速に対応する必要があります。監視項目には「終了ステータス」「開始/終了の遅延」「過去実績との比較による
ロングラン」などがあります。異常の通知方法には「イベント通知」「電話発信」「メール送信」などがあります。

ジョブの監視の画像

制御コマンドによる自動化

ジョブ制御のオペレーションには「一時停止指定/解除」「スキップ指定/解除」「再ラン」「強制停止」などがあります。
日々繰り返されるオペレーションは自動化しやすいですが、異常発生時も制御コマンドを利用するなどして、
可能な限り自動化することが望ましいです。例えば、優先度の低いジョブがロングランした場合には、強制停止した後、
スキップ終了を行い後続の優先度の高いジョブを実行するようなケースです。

制御コマンドによる自動化の画像

システムの更新に伴い、ジョブ定義や構成も日々進化します。それらを適切に管理するには、ジョブに関する統計データを収集し、
PDCAによる継続的改善が必要になります。
収集データとしては、「ジョブ定義数」「実行ジョブ数」「異常終了ジョブ一覧」「ロングランジョブ一覧」などが想定されます。
これらを収集するだけでなく、開発部門や運用部門が必要な情報がすぐに集計/閲覧できるような基盤が必要になります。

以上のように、ジョブ管理といっても単にバッチ処理を行うだけでなく様々な要件に対応する必要があります。さらに複雑化、
大規模化していくシステムのジョブを確実に制御するには「見える化」「標準化」 「自動化」を推進することが求められます。

  • 「見える化」IT全般統制のため開発部門と運用部門の職務分離が進むにつれ、開発部門がジョブの申請を行い、運用部門がオペレーションを行い、結果を受け取るというプロセスが必要になっています。統制面では良いのですが、現場の業務負荷が増えるため、お互いの情報を共有する「見える化」が必要になります。
  • 「標準化」仮想化やクラウドの活用が進むにつれ、ジョブ管理もさらに複雑化します。開発部門の協力が必要ですが、目的別のジョブテンプレートなどを活用してジョブ定義を標準化することにより、ジョブ管理の効率化やトラブルの防止が実現します。
  • 「自動化」左記の「見える化」「標準化」が実現したら更なる「自動化」が可能になります。ジョブ制御に関する申請に対して、確認→承認→実行→連絡 といったプロセスをツールに乗せてしまいオペレーションも自動化してしまえば、業務効率化だけでなく、オペミス防止、証跡管理などの面でもより適切なジョブ管理が可能になります。

運用管理ツール機能tool function

  • システム監視
  • ジョブ管理
  • 管理ツール統合
  • 構成管理
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