1.2. 稼働環境

当パッケージを利用するためには、以下の環境が必要になります。

1.2.1. プラットフォーム

以下のプラットフォームで稼働可能です。 なお対象プラットフォームはすべて日本語版を指します。

対象プラットフォーム

管理サーバ

収集サーバ

Red Hat Enterprise Linux Server 8.x, 9.x (x86_64)

Oracle Linux 8.x, 9.x (x86_64)

Amazon Linux 2023 (amd64)

Ubuntu Server 22.04 LTS (amd64)

Microsoft Windows Server 2016, 2019, 2022 (x64)

1.2.2. ハードウェア

当パッケージの稼働にあたり以下のハードウェア性能が必要です。 なお、収集する構成情報量、ログ出力量、パッチ適用量により異なります。

管理サーバ

収集サーバ

メモリ容量

4 GB 以上

2 GB 以上

ディスク容量

10 GB 以上

2 GB 以上

1.2.3. ソフトウェア

以下の導入が必要です。

  • .NET Runtime 6.x.x [1]

  • ASP.NET Core Runtime 6.x.x [1]

また、管理サーバーとして稼働させるには加えて以下の導入が必要です。

  • PostgreSQL 13.x / 14.x

参考

1.2.4. ネットワーク

以下のプロトコルおよびポートを使用して通信します。

  • 管理サーバ: 7061/tcp
    • Webコンソール機能を公開

    • 収集サーバから構成情報を受信

    • 収集サーバからの最新タスク定義要求を受信

収集サーバでは、特定のポートは利用しませんが、管理サーバ宛の通信にあたりエフェメラルポートを利用します。

センサーでは、構成情報収集にあたり以下のプロトコルを利用して収集サーバから接続します。

  • SSH

  • WMI

  • SNMP

  • HTTP(S)

これら通信要件を以下に示します。

From

To

プロトコル

ポート番号

用途

管理サーバ

(DBサーバ)

(PostgreSQL)

5432

データベース接続

管理サーバ

(メールサーバ)

SMTP

587

”通知”機能によるメール送信

管理サーバ

(Webサーバ)

HTTPS

443

”通知”機能によるwebhook送信

管理サーバ

(Webサーバ)

HTTP

80

”通知”機能によるwebhook送信

(クライアント)

管理サーバ

HTTPS

7061

Webコンソール利用

収集サーバ

管理サーバ

HTTPS

7061

最新タスク定義を取得、収集した構成情報を転送

収集サーバ

センサー

SSH

22

構成情報収集

収集サーバ

センサー

SNMP

161

構成情報収集

収集サーバ

センサー

WMI

135

構成情報収集

収集サーバ

センサー

WMI

445

構成情報収集

収集サーバ

センサー

WMI

※RPC/DCOMによる動的割り当て

構成情報収集

収集サーバ

センサー

HTTPS

443

構成情報収集

収集サーバ

センサー

HTTP

80

構成情報収集

1.2.5. その他の前提事項

  • 一台のホストに対して複数の Senju/CM をインストールすることはできません。

  • 構成情報収集の方法はカスタマイズが可能です。カスタマイズした収集方法に応じたミドルウェア導入やネットワーク設定などは必要に応じて追加で実施してください。