6.6. イベント

6.6.1. イベント共通

6.6.1.1. セクションのコマンド実行結果ファイルの保存方式の注意事項

  • 稼働ノードの設定がリモート実行で接続方法が"TELNETによる接続"の場合

    “運用管理サーバーの文字コードに変換して保存”で指定可能な文字コードは「エージェントの文字コード/Shift JIS/EUC/UTF-8」のみサポートします。

    「Unicode(UTF-16LE)」を指定した場合、コマンド実行結果ファイルが文字化けする可能性があるので指定しないで下さい。

  • 稼働ノードの設定がWindowsエージェントが指定されている場合

    “運用管理サーバーの文字コードに変換して保存”で指定可能な文字コードは「エージェントの文字コード/Shift JIS/Unicode(UTF-16LE)」のみサポートします。

    「EUC/UTF-8」を指定した場合、コマンド実行結果ファイルが文字化けする可能性があるので指定しないで下さい。

6.6.1.2. ブック管理サーバー停止中の実行ブックの起動

ランブックオートメーション機能で、ブック管理サーバープロセスが停止した状態で実行ブックを作成した場合、実行ブックの状態が未投入となります。 ブック管理サーバープロセス再起動後に実行ブックは自動的には起動しません。

必要に応じてランブックモニタで実行ブックの投入を行って下さい。

6.6.1.3. 実行ブックの自動初期化機能の注意事項

  • 正常終了(またはスキップ終了)、もしくは対応状況が対応済みの実行ブックのうち、運用日付から3日以上経過したものは毎日自動的に初期化、削除します。

    また、実行ブックが上限値の3500に到達した場合、一番古い正常終了(またはスキップ終了)、もしくは対応状況が対応済みの実行ブックを削除し、新規に実行ブックの作成を行います。 削除可能な実行ブックが存在しない場合は、実行ブックの作成に失敗します。 必要に応じて実行ブックの削除を行って下さい。

  • 自動削除の対象となるのはステータスが正常終了もしくはスキップ終了した実行ブック及び、対応状況を対応済みに設定した異常終了した実行ブックです。

    対応状況を対応済みに設定していない異常終了した実行ブックは自動的に削除されず、不要なリソースを消費する要因となります。 異常終了した実行ブックは対応済みに設定するか、スキップ終了させるようにして下さい。

6.6.1.4. ランブックオートメーションのリカバリ処理

ランブックオートメーション機能では、千手マネージャ再起動時のリカバリ処理について以下のような注意事項、制限事項があります。

  • 稼働中のセクションについてはリカバリ対象となっていません。

    稼働中のセクションの状態はリカバリ後不明となり、稼働ノードで起動しているコマンドは停止されません。 そのまま再ランを行うとコマンドを2重起動してしまいます。 必要応じて、コマンド停止後に再ランを実施や、スキップ指定後に再ランを実施するなど手動で復旧させて下さい。

  • 所要時間監視が指定してあるブックの場合、リカバリ後に実行ブックが起動した時刻が起点となります。

  • 打ち切り時刻で所要時間が指定してあるブックの場合、リカバリ後に実行ブックが起動した時刻が起点となります。

  • 障害発生前に起動されたセクションの開始時刻、及び障害発生前に終了したセクションの終了時刻は、リカバリ処理前の時刻で表示されます。

  • !RBA209 セクション機能障害 [ ステータスファイル作成エラー ] のメッセージが出力されている場合、セクションの実行は問題なく行えますが、障害時の回復のための保存情報が生成できていない事から、このメッセージが出力中は、実行ブックのリカバリ投入ができません。このメッセージが出力されている原因を追求してから対応して下さい。

  • セクションに正常/異常終了アクションで追加メッセージを送信する設定している場合、リカバリ時には正常/異常終了時アクションは実行されません。

  • セクションに異常時アクションの自動実行再ランを設定している場合、再ラン回数はリカバリ対象となっていません。リカバリ後に再度異常終了した場合、再ラン回数は1回目から実行されます。

  • 同時に稼働できるセクションの最大数を超えてセクションがキューイングの状態の場合、リカバリ後に稼働数の制限を超えてセクションが稼働する場合があります。

  • セクションが稼働中の状態でコマンド実行サーバー(sjRBA_cmdexecd)が停止すると、稼働中のセクションの状態は異常終了となります。このとき稼働ノードで起動しているコマンドは停止されません。コマンド実行サーバー起動後に、そのまま再ランを行うとコマンドを2重起動してしまいます。必要応じて、コマンド停止後に再ランを実施や、スキップ指定後に再ランを実施するなど手動で復旧させて下さい。

6.6.1.5. 長時間経過した実行ブックのステータス

実行ブックが実行された日付で7日分経過した実行ブックの $SENJUHOME/dat/evt/rba 以下のファイルは削除されます。 そのため、該当の実行ブックはステータスが「未投入」となりますので注意して下さい。

6.6.1.6. その他の仕様上の制限

その他の仕様上の制限については、 ユーザーズガイド「資料集」「制限事項及びプロセス構成」 を参照して下さい。

6.6.2. UNIX,Linux版イベント

6.6.2.1. その他の仕様上の制限

その他の仕様上の制限については、 ユーザーズガイド「資料集」「制限事項及びプロセス構成」 を参照して下さい。

6.6.3. Windows版イベント

6.6.3.1. その他の仕様上の制限

その他の仕様上の制限については、 ユーザーズガイド「資料集」「制限事項及びプロセス構成」 を参照して下さい。