3.5. バージョン2018.0.0の新機能

バージョン 2018.0.0には主に以下の機能があります。

3.5.1. 共通機能

  • WEBコンソールのジョブ先行関係表示機能

    WEBコンソールのジョブモニタにて、各オブジェクトの先行関係を表示する機能を追加しました。 ジョブ稼働状況をWEBコンソールにて確認する場合の利便性が向上しました。

  • WEBコンソールのジョブモニタ表示ステータス拡充

    WEBコンソールのジョブモニタにて、表示可能ステータスに「一時停止」および「キューイング」を追加しました。 ジョブ稼働状況をWEBコンソールにて確認する場合の利便性が向上しました。

  • WEBコンソールの構成管理モニタ機能

    WEBコンソールに構成管理モニタ画面を追加しました。 管理対象ノードの構成情報について、WEBコンソールから収集依頼およびダウンロードすることが可能になります。

  • WEBコンソールのソフトウェア/パッチ情報検索機能

    WEBコンソールにソフトウェア/パッチ情報検索画面を追加しました。 管理対象ノードのソフトウェア/パッチ適用状況をWEBコンソールから確認することが可能になります。

  • WEBコンソールのメッセージフィルタ機能

    WEBコンソールのメッセージモニタにて、表示するメッセージを制限する機能を追加しました。 WEBコンソールを利用するにあたり情報統制への対応が可能になります。

  • WEBコンソールのグラフ改善

    WEBコンソールのグラフ表示全般を改善しました。

  • WEBコンソールのコメントメッセージ機能

    WEBコンソールにて、メッセージ履歴にコメントを挿入する機能を追加しました。 管理担当者の対応履歴を記録することが可能になります。

  • WEBコンソールのユーザー情報一括登録/更新機能

    WEBコンソールにて、ユーザー情報を一括登録/更新する機能を追加しました。 WEBコンソールを利用するにあたりユーザー管理の利便性が向上しました。

  • WEBコンソールのノードコピー登録機能

    WEBコンソールにて、既存のノード情報を一部コピーした新規ノードを登録する機能を追加しました。 WEBコンソールを利用したノード定義登録の利便性が向上しました。

  • 千手ブラウザのOSパッチ適用状況取得コマンド

    千手ブラウザの千手コマンドにOSパッチ適用状況を取得するコマンドを追加しました。 管理対象ノードの構成情報および既存不具合への対応状況を確認することが可能になります。

  • WEBコンソールの千手ドメインの表示改善

    WEBコンソールの千手ドメインの表示させる場合に、IDではなく任意の表示名を設定できる機能を追加しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのリスト表示ヘッダの改善

    WEBコンソールにおいて、一覧表示を行う画面で画面スクロールを行ってもヘッダが残るように修正しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールからの千手コマンド、ユーザーコマンド実行改善

    WEBコンソールの千手コマンド実行、ユーザーコマンド実行において、JavaAppletを利用しない画面に変更しました。 これにより、JavaAppletを利用できないスマートフォンなどからでも、機能を利用することができます。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのグローバルノードモニタの表示条件設定拡張

    WEBコンソールのグローバルノードモニタの「表示条件設定」を拡張しました。 これにより、項目の複数選択や、検索条件の保存機能を利用できます。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブランチャート拡縮表示

    WEBコンソールのジョブランチャートにおいて、拡大・縮小表示機能を提供しました。 これにより大規模なチャート図でも全体を俯瞰することができます。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブモニタでの稼働履歴表示

    WEBコンソールのジョブモニタから選択したオブジェクトに対して、稼働履歴を表示する機能を提供しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブ稼働履歴の時間帯指定検索

    WEBコンソールのジョブ稼働履歴検索画面にて、時間帯(日付横断)指定での検索を可能にしました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブネット説明検索機能拡張

    WEBコンソールのジョブ稼働履歴検索画面で、ジョブ/ネットの検索条件として「説明」を利用できるようにしました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブ稼働履歴画面のデフォルト検索条件設定

    WEBコンソールのジョブ稼働履歴画面において、デフォルト検索条件の検索対象ドメインと運用日付の期間を変更できるようにしました。 これにより、大規模なジョブ運用をしている環境において、利用者が条件を指定せずに検索した場合にタイムアウトする事象を発生しにくくすることができます。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのダッシュボード機能

    WEBコンソールにダッシュボード機能を追加しました。 各ノードグループ単位毎の稼働情報や監視タスク情報、ジョブ情報をまとめてグラフや数値化し一覧表示することができます。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのログインユーザーによる画面表示制御

    実行システム/フレームをスコープ表示する千手ユーザーでログインした場合、トリガモニタの表示/非表示の制御を切り替え可能とする機能を追加しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのジョブ稼働履歴の画面表示制御

    ジョブ稼働履歴において、実行動作環境名、親ネット名、ジョブ/ネット名の虫眼鏡ボタンの表示/非表示を設定ファイルで制御できるようにしました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • WEBコンソールのユーザーに指定できるロール数の上限制御

    WEB設定ファイルにより、1ユーザーに指定できるロールの上限数を変更できる機能を追加しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

3.5.2. イベント

バージョン 2018.0.0 では、新機能の追加はありません。

3.5.3. モニタリング

  • Microsoft Azure監視機能

    Microsoft Azureの各種サービスの情報を監視する監視項目を追加しました。 既存の監視機能と併用することで、マルチクラウド/ハイブリッドクラウド環境の一元管理が可能になります。

  • 監視コマンドのリトライ機能

    詳細情報監視において、監視コマンドのタイムアウトを検知してリトライする機能を追加しました。 ネットワークをまたがる千手センサーの監視などで、一時的な応答時間超過による異常メッセージ出力を抑制することが可能になります。

  • SNMPv3対応

    SNMP監視において、プローブノードのOSがLinuxの場合、SNMP(Simple Network Management Protocol)のバージョン 3 (SNMPv3)が利用できるようになりました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • SAP S/4HANA対応

    SAP S/4HANAにおいてSAP監視を利用できるよう対応しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

  • APサーバー監視のサポートバージョンの拡大

    APサーバー監視において、Oracle WebLogic Server 12c R2(12.2.1.3)が監視できるようにしました。 APサーバー監視において、JBoss Enterprise Application Platform 7.1が監視できるようにしました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

3.5.4. ジョブスケジュール

  • SAP S/4HANA対応

    SAP S/4HANAにおいてJob Scheduler for SAPが利用できるよう対応しました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-02のパッチを適用することにより使用可能です。)

3.5.5. キャパシティ

バージョン 2018.0.0 では、新機能の追加はありません。

3.5.6. コンフィグレーション

  • SNMPv3対応

    SNMP項目取得の接続設定において、プローブノードのOSがLinuxの場合、SNMP(Simple Network Management Protocol)のバージョン 3 (SNMPv3)を指定できるようになりました。 (本機能は、リリースナンバーが1800-01のパッチを適用することにより使用可能です。)