8. 千手コマンド一覧

ここでは、千手システムが提供する運用コマンドの文法について説明します。 コマンドの文法は、次のように記述しています。

注釈

  • 指定形式
    コマンドの指定形式を示しています。コマンドの指定形式は、次のように表記しています。
    • []

      括弧で囲まれたオプションや引数が省略可能であることを示します。この括弧がついていない場合、必ず引数やオプションを指定しなければなりません。( 例: [ノード名] )

    • {}

      括弧で囲まれたオプションのどちらか一方を指定する必要があることを示しています。指定するオプションは|で区切って表示しています。( 例: {配布先ノード名 |-nノード定義ファイル名} )

  • 目的

    コマンドの使用目的について説明しています。

  • オプション

    コマンドに指定するオプション、及び引数について説明しています。

  • 実行結果

    実行した場合の出力例を示しています。

  • 標準エラー出力

    標準エラー出力を説明しています。

  • 解説

    コマンドについての補足説明がある場合に、その説明を記述しています。

  • 終了ステータス

    コマンドの終了ステータスについて説明しています。ただし、終了ステータスがあるコマンドとないコマンドがあります。

8.1. 千手コマンドの一覧

千手コマンドをサブシステムグループごとに一覧表に示します。
  • 実行稼働ノードを「○」で示します。

  • 千手稼働アカウント以外のアカウントで可能な場合「◎」で示します。

注釈

千手コマンドは千手稼働アカウントで実行して下さい。

また、実行ノードが限定されるコマンドについては、下記を付与しています。
  • HP-UX : OSが、HP-UXの場合のみ実行可能。

  • DB : 千手データベースサービス稼働ノードでのみ実行可能。

  • 構成 : 千手構成ファイルサーバーでのみ実行可能。

警告

  • ローカルシステムアカウントで稼働するWindows版千手エージェントから千手コマンドを実行する場合は、ユーザーコマンドに登録し、ユーザーコマンドからコマンドの実行を行って下さい。ユーザーコマンドへの登録および実行は、 ユーザーズガイド「千手ブラウザ(共通編)」「ユーザーコマンド」 を参照して下さい。

  • ユーザーアカウント制御(UAC:User Account Control)機能を「有効」にした千手エージェントでコマンドプロンプトから千手コマンドを実行する場合、コマンドプロンプトを管理者として起動することが必要です。(千手マネージャは、ユーザーアカウント制御(UAC:User Account Control)機能が「有効」の状態はサポートしていません。)

8.1.1. 共通で使用できるコマンド一覧

共通で使用できるコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.1 6 コマンド一覧(共通機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

ftu

ファイル/ディレクトリの転送を行います。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sj_adjusttime

マネージャのマシン時刻を設定します。

sj_boot.com

千手システムを起動します。

sj_boot.exe

千手システムを起動します。

sj_changeDomain

千手エージェントの所属ドメインに関する情報を変更します。

sj_changeNodeID

千手エージェントのノード名に関する情報を変更します。

sj_changeMgrNodeID

千手マネージャのノード名に関する情報を変更します。

sj_checkconnection

千手マネージャとエージェント間の通信が正常に行えることを確認します。

sj_countDef

千手システムに登録されている各構成要素の定義数及び上限値を出力します。

sj_deletesrv

サービスを削除します。

sj_diag

千手システムの動作に影響を与える可能性のあるシステム障害の検査を行います。

sj_eventCount

千手の内部イベントの処理実績を参照します。

sj_getosinfo.com

千手エージェントのOSパッチ適用状況を取得します。

sj_getosinfo.cmd

千手エージェントのOSパッチ適用状況を取得します。

sj_getsenjuinfo.com

千手エージェントの千手情報を取得します。

sj_getsenjuinfo.cmd

千手エージェントの千手情報を取得します。

sj_gremsh.com

グループ内のノードに対してリモートでコマンドを実行します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sj_halt.com

千手システムを停止します。

sj_halt.exe

千手システムを停止します。

sj_hostname

ノードIDを取得します。

sj_infolist.com

千手がインストールされている環境の情報を取得します。

sj_infolist.exe

千手がインストールされている環境の情報を取得します。

sj_instsrv

サービスを登録します。

sj_kill

プロセスの停止を実行します。

sj_load_patch

パッチアーカイブの格納情報をパラメータに反映します。

sj_mremsh.com

複数のノードに対してリモートでコマンドを実行します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sj_reboot

Windowsエージェントのシャットダウンを実行します。

sj_remote_patch

千手エージェントをリモートアップデートします。

sj_removeGroup

ノードグループを削除します。

sj_removeNodeFromGroup

ノードグループからノードを削除します。

sj_remshe

リモートでコマンドを実行します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sj_retryCount.com

ノードで発生した千手内部電文の再送回数を参照します。

sj_retryCount.cmd

ノートで発生した千手内部電文の再送回数を参照します。

sj_source.com

千手環境変数の表示と設定を行います。

sj_source.exe

千手環境変数の表示と設定を行います。

sj_startsrv

サービスの開始を依頼します。

sj_stopsrv

サービスの停止を依頼します。

sj_time

マネージャとエージェント(グループ指定)の時刻の同期を行います。

sjANM_sendmsg

メッセージを千手ブラウザに出力します。

sjANM_sendmsgEx

拡張メッセージを千手ブラウザに出力します。

sjCCM_autoRelation

ITリレーションのアイテムを自動的に作成します。

sjMSG_replymsg

オペレータに応答を要求するメッセージを千手ブラウザに出力します。

sjMSG_mail

メール送信を行います。

sjMSG_search.com

メッセージアクションが起動された際に、検索条件に合致する千手メッセージをSpMsgAction.logから検索し、検索結果をsjRBA_sectMailSendでメール送信します。

sjMSG_search.cmd

メッセージアクションが起動された際に、検索条件に合致する千手メッセージをSpMsgAction.logから検索し、検索結果をsjRBA_sectMailSendでメール送信します。

8.1.2. モニタリング機能におけるコマンド一覧

モニタリング機能で使用するコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.2 7 コマンド一覧(モニタリング機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

sjANM_exceptNode

特別監視対象外の指定/解除、特別監視対象外の予約時間の指定/解除/確認を行います。

sjANM_exec

監視対象とするコマンドを起動します。

sjANM_getlogstat

ログファイルの監視状況を表示します。

sjANM_gnmStat

管理対象ノードの稼働状況を表示します。

sjANM_hostInfo

管理対象ノードのホスト情報を表示します。

sjANM_kill

sjANM_rexecで起動したプロセスを停止します。

sjANM_logFilt

ログ/イベントログフィルタを切り替えます。

sjANM_LogTransfer.com

イベントログをテキスト形式のファイルに変換します。

sjANM_monitorCmd

カスタム監視のコマンドによる監視項目に指定する状態収集コマンドの結果出力形式通りに標準出力を作成します。

sjANM_nshm

管理対象ノードの稼働状態を表示します。

sjANM_pschange

プロセス監視タスクの監視依頼、一時停止依頼を行います。

sjANM_ps

管理対象ノードのプロセスの稼働状況を表示します。

sjANM_rexec

千手起動プロセスを起動します。

sjANM_startlog

sjANM_stoplogにて一時停止されたログファイル監視を再開します。

sjANM_stoplog

ログファイルの監視を一時停止します。

sjANM_taskchange

監視タスクの監視を再開/一時停止/削除します。

sjANM_taskps

監視タスクの情報を表示します。

sjNET_checkMIB

拡張MIBファイルの読み込み確認を行います。

SpNodeImport

千手ノードの作成と更新を行います。

SpMonTaskImport

監視タスクの作成を行います。

SpProbeChange

千手センサーのプローブノードの変更を行います。

8.1.3. イベント機能におけるコマンド一覧

イベント機能で使用するコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.3 8 コマンド一覧(イベント機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

sj_extMailSend

メール送信データの作成とメールテンプレート送信を行います。

sj_extTelCall

電話呼出データの作成を行います。

sj_regNode.com

千手エージェント、千手センサーの自動登録をします。

sj_regNode.vbs

千手エージェント、千手センサーの自動登録をします。

sj_setup_startmode.com

起動時に千手エージェントを自動登録するための、千手起動モードを設定します。

sj_setup_startmode.cmd

起動時に千手エージェントを自動登録するための、千手起動モードを設定します。

sjRBA_bookhistory

実行ブックの稼働履歴を参照します。

sjRBA_bookps

実行ブックの状態を表示します。

sjRBA_bookreg

実行ブックを投入します。

sjRBA_bookresult.com

指定した実行ブックのセクション稼働履歴を出力します。

sjRBA_bookresult.cmd

指定した実行ブックのセクション稼働履歴を出力します。

sjRBA_changeenv

実行ブック/セクションの環境変数を変更します。

sjRBA_changenode

セクションの稼働ノードを変更します。

sjRBA_fbranch

セクション(分岐)を強制分岐します。

sjRBA_GEN_all

実行ブックを作成し投入します。

sjRBA_GEN_delete

実行ブックを削除します。

sjRBA_procrun

千手マネージャに対してイベントを通知します。

sjRBA_rex

リモートでコマンドを実行します。

sjRBA_sectcommand

セクションの起動コマンドを変更します。

sjRBA_sectexec

セクションを再ランします。

sjRBA_secthold

セクションの一時停止指定を設定/解除します。

sjRBA_sectMailSend.com

メール送信時に指定したセクションの実行結果を添付し、sj_extMailsendを実行します。

sjRBA_sectMailSend.cmd

メール送信時に指定したセクションの実行結果を添付し、sj_extMailsendを実行します。

sjRBA_sectoutput

セクションの実行結果を参照します。

sjRBA_sectps

セクションの状態を表示します。

sjRBA_sectskip

セクションのスキップを指定/解除します。

sjRBA_sectstop

稼働中のセクションを強制停止します。

sjANM_vmmCmdHpv.vbs

指定したHyper-Vの仮想マシンの参照/起動/停止、またはスナップショットの参照/作成/削除/復元などの処理を行う

sjRBA_vmControl.pl

指定したVMware ESXの仮想マシンの参照/起動/再起動/停止/移行、またはスナップショットの参照/作成/削除/復元などの処理を行います。

sjRBA_vmDeploy.pl

指定したVMware vCenter Serverに登録されている仮想マシンテンプレートのデプロイ処理を行います。

8.1.4. ジョブスケジュール機能におけるコマンド一覧

ジョブスケジュール機能で使用するコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.4 9 コマンド一覧(ジョブスケジュール機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

sj_cProc64

x64版Windowsにおいて、%Windir%\system32ディレクトリ以下に存在するプログラムを起動します。

sj_exit

バッチファイルのexitコードを設定します。

sj_waitfile

ファイルが作成されるまで待ち、作成されると正常終了します。

sj_waitfileEx

ファイルの編集終了まで待ち、編集が終了すると正常終了します。

sj_waittime

現在時刻から指定時刻までの残り時間の待ち合わせを行います。

○HP-UX

sj_waitstr

指定したファイルに、指定した検索文字列が出力されるまで待ち、出力されると正常終了します。

○(Linuxのみ)

sj_watchdir

引数に指定した監視ディレクトリ内の任意のファイル作成を待ち、ファイル作成を検知すると正常終了します。

○(※1)

○(※1)

○(※1)

○(※1)

sjPEX_branchexec

分岐ジョブを強制分岐します。

sjPEX_branchresult

分岐ジョブの分岐結果を表示します。

sjPEX_changenode_cmgr

動作環境定義の稼働ノード名の変換を行います。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_changenode_frm

フレーム内の実行動作環境の稼働ノード名の変換を行います。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_checkcal

指定稼働日カレンダー上で稼働日または非稼働日のチェックを行います。

sjPEX_checkdelay

ジョブの終了遅延監視を行い、遅延が発生した場合はメッセージを送信します。

sjPEX_cmgrboot

sjPEX_cmgrhaltにより停止している全動作環境サーバーを起動します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_cmgrenv

実行動作環境の環境変数の値を変更/追加/参照します。

sjPEX_cmgrhalt

ノードで稼働している全動作環境サーバーを停止します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_cmgrps

現在稼働している動作環境の一覧を表示します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_cmgrps2

投入されているフレームが使用している動作環境の一覧を表示します。

sjPEX_cmgrstart

動作環境サーバーを再起動します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_cmgrstop

動作環境サーバーを停止します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_cnttimer

システム/ネットに定義されているタイマーの合計数を表示します。

sjPEX_condition

ジョブ/ネットの状態及び起動条件の状態を表示します。

sjPEX_dataDiff

ジョブ定義データの差異を表示します。

sjPEX_dataRead

千手マネージャへジョブ定義データを登録します。

sjPEX_dataWrite

千手マネージャからジョブ定義データを書き出します。

sjPEX_delayAct

ジョブの遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除します。

sjPEX_deljoblog

ジョブ実行により出力されたジョブログを運用日付単位で削除します。

sjPEX_delJobReport_db.com

ジョブ/ネット/フレームの稼働履歴データを千手データベースより削除します。

○(DB)

○(DB)

sjPEX_editTmpl

ジョブテンプレートの追加/変更/削除を行います。

sjPEX_frmacom

フレームの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_frmdel

フレームを初期化します。

sjPEX_frmecom

フレームの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_frmexec

フレームを再ランします。

sjPEX_frmhold

フレームの一時停止指定を設定/解除します。

sjPEX_frminfo

フレームの実行定義情報を表示します。

sjPEX_frmps

フレームの状態を表示します。

sjPEX_frmreg

フレームを投入します。

sjPEX_frmreset

フレーム内のすべてのジョブ/ネットを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。

sjPEX_frmrtime

フレームの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_frmskip

フレームのスキップ指定を設定/解除します。

sjPEX_frmstime

フレームの起動予定時刻を変更/参照します。

sjPEX_frmstop

フレーム内の稼働中のジョブをすべて強制停止します。

sjPEX_getcal

指定稼働日/営業日カレンダー上から運用日付を基準に、前後の稼働日/営業日を表示します。

sjPEX_getJobList

ノードで稼働していたジョブの稼働履歴を千手データベースより取得します。

○(DB)

○(DB)

sjPEX_getjoblog.com

対象ジョブのジョブログを取得します。

sjPEX_getjoblog.cmd

対象ジョブのジョブログを取得します。

sjPEX_getJobReport

フレーム/ネット/ジョブの稼働履歴を千手データベースより取得します。

○(DB)

○(DB)

sjPEX_GEN_all

システムをスケジュール登録します。

sjPEX_GEN_check

フレームがスケジュール登録可能か調査します。

sjPEX_GEN_cmgr

実行動作環境を作成します。

sjPEX_GEN_delete

システムをスケジュールから削除します。

sjPEX_GEN_info

確定済みのジョブスケジュール情報を標準出力に表示します。

sjPEX_GEN_print

運用日付のスケジュール登録内容を表示します。

sjPEX_getstat

フレーム、ネット及びジョブの状態を取得します。

sjPEX_hold.com

フレーム、ネット、又はジョブに対して一時停止/解除を指定します。

sjPEX_interactive

ネットの簡易投入を行います。

sjPEX_jobacom

ジョブの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobcommand

ジョブの起動コマンドを変更/参照します。

sjPEX_jobecom

ジョブの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobedelay

ジョブの遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobexec

ジョブを再ラン/強制起動します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_jobhold

ジョブの単独/連続一時停止指定を設定/解除します。

sjPEX_jobinfo

ジョブの実行定義情報を表示します。

sjPEX_jobps

ジョブの状態を表示します。

sjPEX_jobreset

ジョブを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。

sjPEX_jobrtime

ジョブの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobsdelay

ジョブの遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobskip

ジョブの単独/連続スキップ指定を設定/解除します。

sjPEX_jobstat

ジョブ状態を表示します。

sjPEX_jobstime

ジョブの開始予定時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_jobstop

ジョブを強制停止します。

sjPEX_jobSweep

起動コマンドの変更予約の反映対象の一覧表示/反映を行います。

sjPEX_netacom

ネットの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netecom

ネットの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netedelay

ネットの遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netexec

ネットを再ラン/強制起動します。

sjPEX_nethold

ネットの単独/連続一時停止指定を設定/解除します。

sjPEX_netinfo

ネットの実行定義情報を表示します。

sjPEX_netps

ネットの状態を表示します。

sjPEX_netreset

ネット内のすべてのジョブ/ネットを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。

sjPEX_netrtime

ネットの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netsdelay

ネットの遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netskip

ネットの単独/連続スキップを設定/解除します。

sjPEX_netstime

ネットの開始予定時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_netstop

ネット内の稼働中のジョブをすべて強制停止します。

sjPEX_netSweep

旧定義有効日ネットの存在確認および削除を行います。

sjPEX_nodeps

ノード別のジョブの状態を表示します。

sjPEX_makeUserFile

千手稼働アカウント以外でジョブ実行を行うための設定ファイルの追加/更新/削除を行います。

sjPEX_poolps

動作環境プールの稼働状況を表示します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_queingps

ジョブがキューイングになっている理由を表示します。

sjPEX_querydic

コマンド起動プロセス、動作環境起動プロセス、ファイルチェックプロセス、自動サイクル運用の管理情報を出力します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_reloadtrigdef.com

トリガ定義を変更した場合に、変更内容を状態管理サーバーに反映します。

sjPEX_reloadtrigdef.cmd

トリガ定義を変更した場合に、変更内容を状態管理サーバーに反映します。

sjPEX_rescheck

リソースの状態を確認します。

sjPEX_resstat

リソースの状態を表示します。

sjPEX_resume

状態管理サーバーのジョブ/ネット起動処理の停止(サスペンド)を解除します

sjPEX_restart.com

ジョブスケジュールの管理プロセスを再起動します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_rnetetime

繰り返しネットの打ち切り時刻を変更/追加/参照/削除します。

sjPEX_runlist

ジョブの終了状況、稼働状況を標準出力に表示及び実行状況の復旧を行います。

sjPEX_sendtrigger

トリガのオン/オフを指定します。

sjPEX_shiftdate

指定されたフレームの開始予定日付を運用当日に変換します。

sjPEX_shiftinfo

開始予定日付変換コマンドを実施したフレームの情報を表示します。

sjPEX_start.com

ジョブスケジュールの管理プロセスを起動します。※セカンダリジョブエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_stop.com

ジョブスケジュールの管理プロセスを停止します。※セカンダリエージェントに対しても実行可能です。

sjPEX_suspend

状態管理サーバーのジョブ/ネット起動処理を停止(サスペンド)します。

sjPEX_sysdel

実行システムを初期化します。

sjPEX_sysreg

実行システムを投入します。

sjPEX_trigflw

トリガの、所属フレーム・親ネット名、及び後続となるジョブ/ネット名を一覧表示します。

sjPEX_trigps

トリガの状態を表示します。

sjPEX_trigSweep

ファイル待ちトリガの対象ファイルの変更予約の反映対象の一覧表示/反映を行います。

sjPEX_waitstat

フレーム、ネット及びジョブの状態が指定した状態になるまで待ちます。

SpUpdateActionLog

ジョブスケジュール定義の当日分の変更記録を更新します。

sj_loadSampleDef.com

千手マネージャをインストール直後に、ジョブスケジュールを動かせるように最低限のサンプルを作成します。

sj_loadSampleDef.cmd

千手マネージャをインストール直後に、ジョブスケジュールを動かせるように最低限のサンプルを作成します。

(※1)ジョブの起動コマンドに指定した場合のみ使用可能です。

8.1.5. キャパシティ機能におけるコマンド一覧

キャパシティ機能で使用するコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.5 11 コマンド一覧(キャパシティ機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

sjANM_getTaskReport

監視タスクの履歴データを千手データベースより取得します。

○(DB)

○(DB)

sjANM_getGraphData

定義済みグラフのグラフデータを千手データベースより取得します。

8.1.6. コンフィグレーション機能におけるコマンド一覧

コンフィグレーション機能で使用するコマンドの一覧を下記の表に示します。

表 8.6 12 コマンド一覧(コンフィグレーション機能)

コマンド名

内容

マネージャ(Linux)

マネージャ(Windows)

エージェント(UNIX/Linux)

エージェント(Windows)

sj_mgrInfoStore

マネージャ情報の収集、転送を行います。

sjANM_vmmCmdHpv.vbs

-kmvm_network_adapter_list:仮想ネットワークアダプタ一覧を参照します。-kmvm_switch_list:仮想スイッチ一覧を参照します。-kmvm_list:仮想マシン一覧を参照します。

sjCCM_checksumReport

構成情報ファイル改ざんチェックを行います。

○構成

sjCCM_collectCtrl

構成情報個別収集・収集一時停止・収集再開を行います。

○構成

sjCCM_delStat

構成情報の収集状態を保存したファイルの削除を行います。

sjCCM_delStore

履歴情報ファイルの削除を行います。

sjCCM_getRelationTreeInfo.com

リレーションのアイテムツリー情報を表示します。

sjCCM_getRelationTreeInfo.cmd

リレーションのアイテムツリー情報を表示します。

sjCCM_getVMInfo.pl

--operation get_host_list_by_vm:仮想マシンの登録先ESXサーバーホスト一覧の表示--operation get_vm_list_by_host:ESXサーバーホストに登録されている仮想マシン一覧の表示

sjCCM_unitExec

構成情報の取得指示を行います。

8.2. 千手コマンドの使用法

8.2.1. ftu -ファイル/ディレクトリ転送-

  • 指定形式
    ftu [-u] [-tタイムアウト] 転送元ファイルパス名 転送先ファイル(ディレクトリ)パス名
    ftu [-r] [-u] [-tタイムアウト] 転送元ディレクトリパス名 転送先ディレクトリパス名
  • 目的

    ftp、rcpなどのファイル転送ツールは、インタラクティブにユーザーが操作することを前提にして作られたユーティリティであるため、プログラムなどから制御を行う場合には、実行結果の確認、障害タイムアウト時間などにおいて使い勝手が悪い場合があります。このためプログラムからファイル転送を行うためには、リターンコードでファイル送達の確認を確実に行えるツールが必要となります。ftuコマンドは、このような用途で利用されることを目的にしたものです。

  • ftuの特徴
    • 転送結果ステータスの詳細な通知(exitコード、標準出力)

      正常終了、異常終了、パラメータ指定エラー、転送途中タイムアウトなどの詳細なステータスを返すことにより、ファイルの送達の保証を行うことができます。

    • LAN障害時のタイムアウト値の設定が可能

    • 転送先ノードの同時セッション数の制限が可能

      ftuコマンドが使用するポート番号(クライアントモード時のポート番号)の設定が可能。

    • ファイル転送中のみプロセスとして存在します。

    • 転送要求を出すクライアントとして動作します。

    • ファイル転送の方向は両方向が可能

      コマンドの指定形式ではなく、コマンドの実行ノードにより転送方向を決定します。

  • オプション
    • -u

      指定した場合、圧縮/解凍を行いません。

    • -t

      回線障害時のタイムアウト秒数を指定します。

    • -r

      配下のディレクトリを再帰的にコピーします。

    • シンタックス
      転送元ファイル(ディレクトリ)パス名、転送先ファイル(ディレクトリ)パス名
      以下の形式でファイルまたはディレクトリのパスを指定します。
      • Unix/Linux

        ユーザー名@ホスト名:ファイル(ディレクトリ)パス名

      • Windows

        ユーザー名@ホスト名:ドライブ名:ファイル(ディレクトリ)パス名

    • ユーザー名
      ローカル、リモートのユーザー名称を指定します。

      注釈

      • 転送元/転送先ではありませんのでご注意願います。
        • ローカル:ftuコマンドを実行する側です。

        • リモート:ftuコマンドからの接続を受ける側です。

      • ユーザー認証で使用します。詳細は、 ユーザー認証 の項を参照して下さい。

      • (ローカル)
        • コマンド実行ユーザー以外を指定することはできません

        • 省略可:コマンド実行ユーザーが指定されたものとします。

      • (リモート)
        • リモート側で、ftuコマンドの接続認証を行うユーザーを指定します。

        • 省略可:コマンド実行ユーザーが指定されたものとします。

    • ホスト名
      • ローカル、リモートのホスト名を指定します。

      注釈

      ユーザー認証で使用します。詳細は、 ユーザー認証 の項を参照して下さい。

      警告

      ドメイン名(完全修飾ドメイン名)指定はサポートしていません。

    • (ローカル)
      • 指定する場合ノードIDを指定して下さい。(ftuコマンド実行ユーザーで、sj_hostnameコマンドを実行した際に表示される名称)

      • 省略可

    • (リモート)
      • ftuコマンドからの接続を受ける側を指定します。

      • 省略できません。

  • ファイル(ディレクトリ)パス名
    • ファイル名(ディレクトリ名)をパス形式で指定をします。

    • 相対パス名が指定された場合、ユーザー名の指定に従って、ホームディレクトリ(ない場合は、ルートディレクトリ)からの相対パスとします。

    • パス名のデリミタには、/\ の両方をサポートします。

    • Windowsの場合、ユーザー名、ホスト名を省略する場合は、ドライブ名とホスト名の識別ができないため、ドライブ名の前に : を指定して下さい。

  • ドライブ名
    • Windowsの場合のみ必須

    • ファイルパス名の最初の : までをドライブ名称と認識します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了。

    • 1 : コマンド入力時のオプションの設定ミスやローカルマシン-リモートマシン間のファイル転送になっていない場合など。

    • 2 : 必要な環境変数(SENJUHOME)が設定されていない場合。

    • 4 : gethostname()システムコールエラー。マシンのhostnameの設定に不備がある場合。

    • 5 : ファイルを-rオプションで送信しようとした場合等。

    • 6 : ファイル転送中にサーバーからftu取り消し通知を受け取った場合。

    • 8 : ファイル転送中にSIGTERMを受信した場合。

    • 10 : ローカルマシンに指定したファイル、またはディレクトリがない場合。

    • 11 : ローカルマシンで指定したファイルを読み込めない場合。

    • 12 : ローカルマシンで指定したファイルに書き込みができない場合。

    • 13 : ローカルマシンにディレクトリを作成できない場合。

    • 14 : ローカルマシンで読み込みまたは書き込みのディレクトリに移動できない場合。

    • 20 : 通信開始時のエラー。

    • 23 : データ送信時のエラー。

    • 24 : データ受信時のエラー。

    • 30 : 圧縮エラー。

    • 31 : 解凍エラー。

    • 50 : リモートホストでエラーを検知した場合。

  • 標準エラー出力
    • FDS005 : 送受信間でファイルタイプがミスマッチです

    • FDS012 : ファイル書き込みができません

    • FDS020 : 通信開始エラー

    • FDS023 : 送信エラー

    • FDS024 : 受信エラー

    • FDS050 : リモートホストでエラーが発生しました

  • 制限事項
    • ご利用環境
      • 千手ドメイン内での、千手マネージャと千手エージェント間、千手エージェントと千手エージェント間のみご利用いただけます。

      • 異なる千手ドメインの場合、千手マネージャと千手マネージャ間のみご利用いただけます。

    • 複数ファイル転送
      • ftuは、ファイル名指定による複数ファイルの一括転送は、サポートしていません。

      • ただし、ディレクトリ(サブツリー指定も含めて)指定によるファイルの一括転送はサポートしています。

    • ホスト名の指定
      • ftuは、リモート~リモート間のファイル転送はサポートしません。

    • コマンドの同時実行
      • 同時に複数コマンドを起動できますが、転送先が同じファイル名の場合はファイルの整合性は保証されません。

    • コマンドの同時受付
      • リモート側で同時に受付可能なコマンド数のデフォルトは、10です。超えた場合コマンドは異常終了します。(終了ステータス24:(データ受信時のエラー))

      • 同時受付数は環境変数(SjFDS_MAX_LISTEN)で拡張可能です。

    • ファイル(ディレクトリ)パス名
      • Windowsでは、ファイル(ディレクトリ)パス名の上限は259バイトまでとなります。

      • UNIX/Linuxでは、ファイル(ディレクトリ)パス名の上限は512バイトまでとなります。

      注釈

      OS間の文字コードが異なる場合、ファイル(ディレクトリ)パス名の文字コード変換が行われます。 文字コード変換によりバイト数に変化がある場合、大きい方のバイト数が上記の上限以下である必要があります。

  • アクセス権
    • 転送元および転送先に、下記の権限が必要です。

    • 読み込み時、書き込み時にアクセスできないファイルを検知すると、そのファイル、ディレクトリはスキップして処理を続行します。
      • [A] ftuコマンド実行側から、相手先にファイルを転送した場合。
        • UNIX/Linux (転送元)
          • ディレクトリ :ローカルユーザーでの、読み込み権限と実行権限

          • ファイル :ローカルユーザーでの、読み込み権限

        • UNIX/Linux (転送先)
          • ディレクトリ :リモートユーザーでの、書き込み権限と実行権限

          • ファイル :リモートユーザーでの、書き込み権限

        • Windows (転送元)
          • ディレクトリ :ローカルユーザーでの、読み込み権限または、フォルダの内容の一覧表示権限

          • ファイル :ローカルユーザーでの、読み込み権限

        • Windows (転送先)
          • ディレクトリ :千手稼働ユーザーでの、読み込み権限と書き込み権限

          • ファイル :千手稼働ユーザーでの、読み込み権限と書き込み権限

      • [B] 相手先から、ftuコマンド実行側にファイルを転送した場合。
        • UNIX/Linux (転送元)
          • ディレクトリ :リモートユーザーでの、読み込み権限と実行権限

          • ファイル :リモートユーザーでの、読み込み権限

        • UNIX/Linux (転送先)
          • ディレクトリ :ローカルユーザーでの、書き込み権限と実行権限

          • ファイル :ローカルユーザーでの、書き込み権限

        • Windows (転送元)
          • ディレクトリ :千手稼働ユーザーでの、読み込み権限または、フォルダの内容の一覧表示権限

          • ファイル :千手稼働ユーザーでの、読み込み権限

        • Windows (転送先)
          • ディレクトリ :ローカルユーザーでの、読み込み権限と書き込み権限

          • ファイル :ローカルユーザーでの、読み込み権限と書き込み権限

    • Windows側ファイルの「読み取り専用」属性
      • 転送先のディレクトリ(またはファイルがある場合はそのファイル)の属性が「読み取り専用」になっている場合、書き込みに失敗して異常終了します。

      • (-uオプション(圧縮なし)を指定した場合は成功します)

  • ユーザ認証
    ftuコマンドが相手先に接続する際、リモートホストにおいてユーザー認証が行われます。

    注釈

    • 転送元/転送先ではありませんのでご注意願います。
      • ローカル:ftuコマンドを実行する側です。

      • リモート:ftuコマンドからの接続を受ける側です。

    • ユーザー認証方法
      • リモートのftuサーバーは、ftuコマンドに指定されたリモートユーザーの認証ファイルにより認証を行います。

      • 認証ファイルのいずれかに、ローカルユーザー名とローカルホスト名が記述されていれば接続を許可します。

    • 認証ファイル

      ユーザー認証には、以下のファイルを使用します。

      • (認証ファイルの書式)

        警告

        認証ファイルの最終行には改行が必要です。

        • (Windows)rhosts / (UNIX/Linux)hosts.equiv 、.rhosts 、.sj_rexhosts
          ローカルホスト名 ローカルユーザー名
          
        • (Windows)HOSTS.EQV
          ローカルホスト名
          

        注釈

        • ユーザー認証用ファイル(Windows:rhosts/UNIX:dat/.sj_rexhosts)は、sj_gremsh、sj_mremsh、sj_remshe、sjRBA_rexでも使用しています。(.sj_rexhostsに相当するファイルはWindowsには存在しません。)

      • Unix/Linux

        警告

        ユーザー認証用ファイル.rhosts は、リモートユーザーを所有者として下さい。また、パーミッションは所有者以外が書き込めない設定にして下さい。

        注釈

        • $HOMEは、リモートユーザーのホームディレクトリを示します。

        • 認証用ファイル.rhosts や hosts.equiv は OSのファイルです。千手の ftu だけでなく、OSの r系コマンドの接続も許可されます。また、hosts.equiv は、リモートの全ユーザーでの認証ファイルになります。セキュリティの観点から十分注意して設定をお願いいたします。詳細は OSベンダにご確認願います。

        • (リモートユーザー名が千手稼働アカウントの場合)
          • $SENJUHOME/.rhosts

          • $SENJUHOME/dat/.sj_rexhosts

        • (リモートユーザー名がrootではない場合)
          • $HOME/.rhosts

          • $HOME/dat/.sj_rexhosts

          • /etc/hosts.equiv

        • (リモートユーザー名が root の場合)
          • $HOME/.rhosts

          • $HOME/dat/.sj_rexhosts

      • Windows

        警告

        リモートユーザのホームフォルダにローカルパスの設定が必要です。

        注釈

        • %SENJUHOME%は、千手稼働アカウントのホームディレクトリを示します。

        • 認証用ファイルRHOSTS は OSのファイルです。千手の ftu だけでなく、OSの r系コマンドの接続も許可されます。詳細は OSベンダにご確認願います。また、HOSTS.EQVは千手システムの認証ファイルなりますがリモートの全ユーザーに対しての認証ファイルになります。それぞれ、セキュリティの観点から十分注意して設定をお願いいたします。

        • Windowsの場合、rootユーザーに相当するものとしてAdministratorユーザーを使用します。

        • (リモートユーザー名が千手稼働アカウントの場合)
          • %SENJUHOME%\rhosts

          • %SystemDrive%\USERS\DEFAULT\HOSTS.EQV

        • (リモートユーザー名が千手稼働アカウント以外の場合)
          • %HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\rhosts

          • %SystemDrive%\USERS\DEFAULT\HOSTS.EQV

  • 環境変数
    • ftuコマンドが使用するポート番号範囲の設定

      コマンドが使用するポート番号は、OSから割り振られますが、環境変数の設定より、使用するポート番号の範囲を指定する事ができます。(ftuサーバー(sj_ftd)が使用するポート番号ではありません)

      • 環境変数名
        • SjFDS_PORT_MIN : 使用ポート番号の下限値(範囲:1024~65535)

        • SjFDS_PORT_MAX : 使用ポート番号の上限値(範囲:1024~65535)

          1. SjFDS_PORT_MIN なし、SjFDS_PORT_MAX なしの場合
            • ポート番号はOSが自動的に割り振ります。

          2. SjFDS_PORT_MIN あり、SjFDS_PORT_MAX なしの場合
            • SjFDS_PORT_MINの値~65535 の範囲で割り振られます。

            • SjFDS_PORT_MINの値が1024よりも小さい場合、1024からとなります。

          3. SjFDS_PORT_MIN なし、SjFDS_PORT_MAX ありの場合
            • 1024~SjFDS_PORT_MAXの値の範囲で割り振られます。

            • SjFDS_PORT_MAXの値が65535よりも大きい場合、65535 までとなります。

          4. SjFDS_PORT_MIN あり、SjFDS_PORT_MAX ありの場合
            • SjFDS_PORT_MINの値~SjFDS_PORT_MAXの値の範囲で割り振られます。

            • SjFDS_PORT_MINの値がSjFDS_PORT_MAXの値より大きい場合は、環境変数が指定されていない状態と同じ環境でftuコマンドが動作します。

        注釈

        ポート番号の範囲は、ノードの台数 x 2 以上を設定してください。

      • 環境変数の設定方法
        ftu実行側マシンに千手稼働アカウントにてログインし、以下コマンドにて設定してください。
        • OSが UNIX/Linuxの場合
          • (例) 使用ポート番号の下限値を20000とする場合
            % sj_source.com -cSjFDS_PORT_MIN=20000
            success
            
          • (例) 使用ポート番号の上限値をデフォルト値に戻す場合
            % sj_source.com -dSjFDS_PORT_MIN=
            success
            
        • OSが Windowsの場合
          • (例) 使用ポート番号の下限値を20000とする場合
            $ sj_source -cSjFDS_PORT_MIN=20000
            環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
            
          • (例) 使用ポート番号の上限値をデフォルト値に戻す場合
            $ sj_source -cSjFDS_PORT_MIN=
            環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
            
    • ftuサーバー(sj_ftd)のコマンドの同時受付数の設定

      ftuサーバー(sj_ftd)が同時に受け付けられるコマンド数は、環境変数の設定により変更することができます。

      • 環境変数名
        • SjFDS_MAX_LISTEN : ftuコマンドの同時受付数(範囲:1以上)

          1. SjFDS_MAX_LISTEN なし
            • 同時受付数は10となります。

          2. SjFDS_MAX_LISTEN あり
            • 設定した値を同時受付数に設定します。

      • 環境変数の設定方法
        ftuサーバー(sj_ftd)が起動しているマシンに千手稼働アカウントにてログインし、以下コマンドにて設定してください。
        • OSが UNIX/Linuxの場合
          • (例) 同時受付数を20とする場合
            % sj_source.com -cSjFDS_MAX_LISTEN=20
            success
            
          • (例) 同時受付数をデフォルト値に戻す場合
            % sj_source.com -dSjFDS_MAX_LISTEN=
            success
            

        注釈

        • 値を設定(変更)、または、デフォルトに戻した後は、設定の反映のため、環境変数を設定したマシンの千手システムを再起動して下さい。

        • OSが Windowsの場合
          • (例) 同時受付数を20とする場合
            $ sj_source -cSjFDS_MAX_LISTEN=20
            環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
            
          • (例) 同時受付数をデフォルト値に戻す場合
            $ sj_source -cSjFDS_MAX_LISTEN=
            環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
            

        注釈

        • 値を設定(変更)、または、デフォルトに戻した後は、設定の反映のため、環境変数を設定したマシンの千手システムを再起動して下さい。

  • 転送結果
    • ファイル名について
      • 異なるファイルシステム間でのファイル転送を行う場合、ファイル名は大文字、小文字をそのまま保持されます。

      • しかし、UNIXからWindowsへファイルを送った場合、Windows側でファイル名の大文字、小文字は区別されません。

      • また、転送先のファイル名を指定するとファイル名を変更することが可能です。

    • マルチバイト文字ファイル名
      • マルチバイト文字名のファイル(ディレクトリ)を転送する場合、漢字コードが異なるホスト間の場合、ファイル名は自動的にコード変換されます。

    • 転送先ファイルの属性(所有者、パーミッション、タイムスタンプ)
      • 転送先に保存されたファイルの属性は下記になります。

      • 転送先のOSや転送方向により変わる部分がありますので、下記に分けて記載いたします。
        • UNIX/Linux
          • [A] ftuコマンド実行側から、相手先にファイルを転送した場合

          • [B] 相手先から、ftuコマンド実行側にファイルを転送した場合

        • Windows
          • [C] ftuコマンド実行側から、相手先にファイルを転送した場合

          • [D] 相手先から、ftuコマンド実行側にファイルを転送した場合

            警告

            • 異なるファイルシステム間での転送の場合、ファイルアクセス権などが変更される場合があります。

      • Unix/Linux
        • [A] ftuコマンド実行側から、相手先にファイルを転送した場合。
          • [-uオプションを使用しない場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : リモートユーザー

              • パーミッション : 転送元ファイルのパーミッション

              • タイムスタンプ : 転送元ファイルの時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • リモートユーザーと所有者が同じ場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送元ファイルのパーミッション

                • タイムスタンプ : 転送元ファイルの時刻

              • リモートユーザーと所有者が異なる場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

          • [ -uオプションを使用した場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : リモートユーザー

              • パーミッション : ftuサーバーのアカウントのumaskに依存

              • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • リモートユーザーと所有者が同じ場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

              • リモートユーザーと所有者が異なる場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

        • [B] 相手先から、ftuコマンド実行側にファイルを転送した場合。
          • [-uオプションを使用しない場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : ローカルユーザー

              • パーミッション : 転送元ファイルのパーミッション

              • タイムスタンプ : 転送元ファイルの時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • リモートユーザーと所有者が同じ場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送元ファイルのパーミッション

                • タイムスタンプ : 転送元ファイルの時刻

              • リモートユーザーと所有者が異なる場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

          • [-uオプションを使用した場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : ローカルユーザー

              • パーミッション : ローカルユーザーのumaskに依存

              • タイムスタンプ : ファイルの転送時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • リモートユーザーと所有者が同じ場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプ : ファイル転送時刻

              • リモートユーザーと所有者が異なる場合
                • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

                • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

                • タイムスタンプファイル転送時刻

                  警告

                  • プロセスのumask値は、そのプロセスを起動したシェルのumask値を引き継ぎます。

                  • OS起動時など、非ログインプロセスとしてプロセスが起動された場合のumask値は各OSの仕様に依存します。ユーザがターミナルにログインした際に設定される値とは異なる場合があります。

      • Windows
        • [C] ftuコマンド実行側から、相手先にファイルを転送した場合。
          • [-uオプションを使用しない場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : Administrators。ただし、ローカルユーザーがAdministratorsグループに所属しない場合は、ローカルユーザーになります。

              • パーミッション : 親フォルダの設定を引き継ぐ

              • タイムスタンプ : 作成日時:ファイル転送時刻、更新日時:転送元ファイル時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

              • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

              • タイムスタンプ : 作成日時:転送先ファイル時刻、更新日時:転送元ファイル時刻

          • [-uオプションを使用した場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : Administrators。ただし、ローカルユーザーがAdministratorsグループに所属しない場合は、ローカルユーザーになります。

              • パーミッション : 親フォルダの設定を引き継ぐ

              • タイムスタンプ : 作成日時:ファイル転送時刻、更新日時:ファイル転送時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

              • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

              • タイムスタンプ : 作成日時:転送先ファイル時刻、更新日時:ファイル転送時刻

        • [D] 相手先から、ftuコマンド実行側にファイルを転送した場合。
          • [-uオプションを使用しない場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : Administrators。ただし、リモートユーザーがAdministratorsグループに所属しない場合は、リモートユーザーになります。

              • パーミッション : 親フォルダの設定を引き継ぐ

              • タイムスタンプ : 作成日時:ファイル転送時刻、更新日時:転送元ファイル時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

              • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

              • タイムスタンプ : 作成日時:転送先ファイル時刻、更新日時:転送元ファイル時刻

          • [-uオプションを使用した場合]
            • (転送先にファイルが存在しない場合)
              • 所有者 : Administrators。ただし、リモートユーザーがAdministratorsグループに所属しない場合は、リモートユーザーになります。

              • パーミッション : 親フォルダの設定を引き継ぐ

              • タイムスタンプ : 作成日時:ファイル転送時刻、更新日時:ファイル転送時刻

            • (転送先にファイルが存在する場合)(オーバーライト)
              • 所有者 : 転送先の元のユーザー(変化しない)

              • パーミッション : 転送先の元のパーミッション(変化しない)

              • タイムスタンプ : 作成日時:転送先ファイル時刻、更新日時:ファイル転送時刻

        • 所有者

          「セキュリティ」タブの「詳細設定」ボタンを押下する事で表示されるダイアログの「所有者」タブで確認ができます

        • パーミッション
          • 「セキュリティ」タブで確認できる権限です。

          • また、パーミッションの詳細は「詳細設定」ボタンを押下して表示されるダイアログの「アクセス許可」タブ、または「有効なアクセス許可」タブで確認できます。

  • 実行例
    FTUコマンドの指定は、 ftu 転送元 転送先 になります。そのため、コマンド実行ノードにより転送方向を決定します。
    • 例1 (転送元側でftuコマンドを実行し転送先にファイルを送り込む例)
      • コマンド実行マシン
        • ホスト名:senjuMGR

      • 転送元
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuMGR (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

      • 転送先
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuAGT (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /usr/data/bbbb.dat

      • ローカルのユーザ名、ホスト名を省略しない場合
        ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senju@senjuAGT:/usr/data/bbbb.dat
        
      • ローカルのユーザー名を省略した場合
        ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senju@senjuAGT:/usr/data/bbbb.dat
        
      • ローカルのユーザー名、ホスト名を省略した場合
        ftu /home/senju/data/aaaa.dat  senju@senjuAGT:/usr/senju/data/bbbb.dat
        
    • 例2 (転送元側でftuコマンドを実行し転送先のWindowsマシンにファイルを送り込む例)
      • コマンド実行マシン
        • ホスト名:senjuMGR

      • 転送元
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuMGR (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

      • 転送先
        • ユーザー名:senju、ホスト名:senjuWIN (OS:Windows)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: c:\users\data\

          注釈

          • コマンド実行マシンのOSがunix/Linuxなので、\ はシェルのメタキャラクタと認識されるためエスケープをして下さい。

      • ローカルのユーザ名、ホスト名を省略しない場合
        ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senju@senjuWIN:c:\users\data\
        
      • メタキャラクタ \ をエスケープせずに、シングルクオートで囲んだ場合
        ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat 'senju@senjuWIN:c:\users\data\'
        
    • 例3 (ファイルの転送方向は変えずに、ftuコマンドの実行マシンをsenjuAGTとした場合)
      • コマンド実行マシン
        • ホスト名:senjuAGT

      • 転送元
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuMGR (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

      • 転送先
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuAGT (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /usr/data/bbbb.dat

      • ローカルのユーザー名を省略しない場合
        ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senju@senjuAGT:/usr/data/bbbb.dat
        
      • ローカルのユーザー名を省略した場合
        ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senjuAGT:/usr/data/bbbb.dat
        
      • ローカルのユーザー名、ホスト名を省略した場合
        ftu senju@senjuMGR/home/senju/data/aaaa.dat /usr/senju/data/bbbb.dat
        
    • 例4 (ファイルの転送方向は変えずに、ftuコマンドの実行WindowsマシンをsenjuAGTとした場合)
      • コマンド実行マシン
        • ホスト名:senjuAGT

      • 転送元
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuMGR (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

      • 転送先
        • ユーザー名:senju、ホスト名:senjuWIN (OS:Windows)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: c:\users\data\

      注釈

      • コマンド実行マシンのOSがWindowsになるので \ のエスケープは必要ありません

      ftu senju@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat senju@senjuWIN:c:\users\data\
      
    • 標準エラー出力(例)
      コマンド実行中にエラーを検知した場合、標準エラー出力にエラーメッセージを出力します。その基本的な形式は、エラーメッセージ(ソースファイル名[行番号]関数名():関数に渡した引き数など)です。 ただし、コマンドオプションミスや、環境不備の場合はエラーメッセージのみの出力になります。また、関数実行時以外のエラーや引き数がない場合などは、関数名、引き数は出力されない場合もあります。 エラーメッセージは、UNIXの場合OSにより多少異なりますので、各OSのシステムエラーメッセージを参照して下さい。 リモートのWindows上で発生したエラーの場合、エラーメッセージ中のErrorCodeに詳細な原因コードを表示します。
      • コマンド実行マシン
        • ホスト名:senjuAGT

      • 転送元
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuMGR (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /home/senju/data/aaaa.dat

      • 転送先
        • ユーザー名:senju、 ホスト名:senjuAGT (OS:UNIX)

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /usr/data/bbbb.dat

        • ファイル(ディレクトリ)パス名: /usr/data/bbbb.dat

      • senjuMGRにファイル /home/senju/data/aaaa.datが存在しなかったとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS050:リモートホストでエラーが発生しました  ((ErrorCode=2):No such file or directory:/home/senju/data/aaaa.dat:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • senjuMGRのファイル /home/senju/data/aaaa.datが読み込み不可だったとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS050:リモートホストでエラーが発生しました ((ErrorCode=13):Permission denied:/home/senju/data/aaaa.dat:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • senjuAGT上のファイル/usr/data/bbbb.datが書き込み不可のとき
        senjuAGT% ftu opors01:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS012:ファイル書き込みができません (パーミッションがありません。::/usr/data/bbbb.dat:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • ユーザー認証に失敗したとき
        senjuAGT% ftu root@senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS050:リモートホストでエラーが発生しました ((ErrorCode=72):Software caused connection abort:ユーザ認証エラー:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • senjuMGR上のディレクトリ/home/senju/data/datAを、senjuAGT上にすでに存在するファイル/usr/data/bbbb.datにコピーしようとしたとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/datA /usr/data/bbbb.dat
        FDS050:リモートホストでエラーが発生しました ((ErrorCode=21):Is a directory:/home/senju/data/datA:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • senjuMGR上のファイル/home/senju/data/aaaa.datを、サブディレクトリ指定(-r)でコピーしようとしたとき
        senjuAGT% ftu -r senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/datB
        FDS050:リモートホストでエラーが発生しました ((ErrorCode=20):Not a directory:/home/senju/data/aaaa.dat:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • senjuAGT上にファイル/usr/data/bbbb.datがすでに存在するのに、サブディレクトリ指定(-r)をしたとき
        senjuAGT% ftu -r senjuMGR:/home/senju/data/datA /usr/data/bbbb.dat
        FDS005:送受信間でファイルタイプがミスマッチです(ディレクトリではありません。 ::/usr/data/bbbb.dat:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • ファイル送信時にサーバーがタイムアウトしたとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS023:送信エラー (Broken pipe:tcp_send()::sjFDS_ftuMain.c)
        
      • 自分自身(ftuコマンド)がタイムアウトしたとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS024:受信エラー(接続タイムアウトが発生しました。:tcp_recv()::sjFDS_Sub.c)
        
      • ホストsenjuMGRが存在しない、またはftuデーモンが起動していなかったとき
        senjuAGT% ftu senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat /usr/data/bbbb.dat
        FDS020:通信開始エラー(接続は拒否されました。:tcp_sv_open():senjuMGR:sjFDS_ftuMain.c)
        
      • ファイル受信時にサーバーがタイムアウトしたとき
        senjuAGT% ftu /usr/data/bbbb.dat senjuMGR:/home/senju/data/aaaa.dat
        FDS024:受信エラー (監視プログラムによって接続がリセットされました。:tcp_recv() ::sjFDS_Sub.c)
        
      • 複数のファイルを送信中に読めないファイルがあったときなどは、そのまま処理が続行します。このような場合は、最後に検知したエラーのステータスコードが返ります。
        • (例) ファイル送信中に読めないファイルを検知。(その他のものはすべて送信)

        • (例) 転送先で送信したファイルで書き込めないものを検知。(その他のものはすべてファイルに保存)
          • ステータスコード=50

8.2.2. sj_adjusttime-時刻合わせ(マネージャ)-

  • 指定形式
    sj_adjusttime -t時刻 [-g時刻差のしきい値] [-F]
  • 目的
    運用管理サーバー(マネージャ)のマシンタイムを会話形式により指定時刻に設定します。
    このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。
  • オプション
    • 時刻
      • 設定する時刻をhhmmの時分で指定します。

      • このため、日を跨いでの設定は行えません。

    • 時刻差のしきい値
      • 設定する時刻の現在のマシンタイムとの時刻差のしきい値を秒で指定します。

      • このオプションが指定されていない場合はしきい値は180秒となります。

    • -F
      • 設定する時刻を強制的にマシンタイムに設定します。

      • ただし、設定は会話形式になっていますのでCTRL+Dによりキャンセルすることはできます。

      • このオプションを指定すると、「時刻差のしきい値」の指定が無視されます。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_adjusttime -t1015
      時刻を 2000/02/08 10:15:00 に合わせます。
      時報に合わせてリターンキーを押して下さい!
      どうぞ、、、  (CTRL+D キャンセル)
      
      時刻合わせを行ないました。
      設定前時刻  2000/02/08 10:15:29
      設定時刻    2000/02/08 10:15:00
      時刻差      -29(秒)
      
  • 標準エラー出力
    • 「時刻の設定値に誤りがあります。」

      時刻の設定値に半角の英数字以外が指定されたときに出力します。

    • 「時刻の設定値(0000~2359)の範囲外です。」

      時刻の設定値が時(00~23)、分(00~59)の範囲を超えているときに出力します。

    • 「時刻差のしきい値の指定に誤りがあります。」

      時刻差のしきい値の指定に半角の英数字以外が指定されたときに出力します。

    • 「時刻差のしきい値の指定が(0~86400秒)の範囲外です。」

      時刻差のしきい値の指定しきい値が(0~86400秒)を越えたときに出力します。

    • 「時刻差が大きいため時刻の設定を行ないませんでした。(時刻差:ssss秒)」

      時刻の設定値とマシンタイムとの時刻差が時刻差のしきい値を越えているときに出力されます。

  • メッセージモニタの表示
    • 「時刻を設定しました。(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)」

      時刻合わせが成功した運用管理サーバー(マネージャ)に対して表示されます。

    • 「時刻差が大きいため時刻の設定を行ないませんでした。(時刻差: ssss秒)」

      時刻の設定値とマシンタイムとの時刻差が時刻差のしきい値を越えているときに表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.3. sj_boot-千手の起動-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_boot.com
    • [Windows]
      sj_boot
  • 目的

    千手システムを起動します。千手稼働アカウントでのみ使用可能です。

  • オプション

    なし

  • 起動時プレチェック
    • sj_boot実行時には、自ノードの名前解決とポート疎通確認を自動で行います。

    警告

    • UNIXでは、名前解決に失敗した場合、千手の起動は行われません。

    • 起動時プレチェックのエラーが出力されている場合、千手の稼働に問題があるため、出力メッセージを確認し、対処を行って下さい。

  • 環境変数
    • 環境変数を設定することで、起動時プレチェックをスキップすることができます。
      • 変数名:SJ_BOOT_NOCHECK

      • 設定値:1
        • 1:起動時プレチェックをスキップします。

  • 実行結果
    • コマンド成功時
      • (例 UNIX)
        % sj_boot.com
        sj_boot.com : starting ... please wait ...
        sj_boot.com : 通信プラットフォームを確認します。
        sj_boot.com : 通信プラットフォームは正常です。
        [1] 30900
        sj_start.com : 既存のプロセスを停止します。しばらくお待ちください。
        sj_start.com : 監視サブシステムを起動します。
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANMkernel
        [1] 31416
        sj_start.com : しばらくお待ちください。 . . done
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjDCM_daemon
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_localmsgd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_logwatchd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmgrexecd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_filechkd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_shell
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_nodemgr
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_chkPingd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjESD_server
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_logDbBased
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_logDbExtd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_logDivd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjISM_monCtrld
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_monBased
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_monExtd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_monSnmpBd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_monSnmpEd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_monIcmpd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmdexecd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_pxd
        sj_start.com : プロセスを起動します。sjANM_vmstatd
        sj_start.com : しばらくお待ちください。 . . done
        sj_start.com : 実行が成功しました
        
      • (例 Windows)
        $ sj_boot.exe
        千手システムプロセスの稼働確認を行います
        既存のプロセスを停止します。(しばらくお待ちください。.....)
        千手システムプロセスを起動します。
        サービス:Senju_rexd_senju 起動します。
        サービス:Senju_main_senju 起動します。
        サービス:Senju_Sp 起動します。
        サービス:Senju_ftu_senju 起動します。
        千手システムプロセスの稼働確認を行います
        千手は正常に起動しました。
        
    • コマンド失敗時

      標準出力にエラーメッセージが出力されます。

      • (UNIX)
        • 「sj_start.com : プロセスの起動に失敗しました。」

          プロセスの起動に失敗したときに表示されます。

        • 「sj_start.com : 実行に失敗しました 。」

          本コマンドで起動に失敗したときに表示されます。

        • 「起動時プレチェックに失敗しました。千手が正常に動作しない可能性があります。[$1]」

          起動時プレチェックが正常終了しなかった場合に表示されます。[$1]にはプレチェック時に実行されるコマンド"sj_checkconnection"の終了ステータスが表示されます。詳細は、 sj_checkconnection-千手接続状況チェックコマンド- の項の「終了ステータス」を参照して下さい。

        • 「起動時プレチェック中にエラーが発生しました。sj_boot.com.logをご確認ください。」

          起動時プレチェックの最中に何らかのシステムエラーが発生した場合に表示されます。

        • 「自ノードのポート疎通確認に失敗しました。」

          起動時プレチェックで、自ノードの千手使用ポート疎通確認に失敗したときに表示されます。

        • 「自ノードの名前解決に失敗しました。起動を中止します。」

          起動時プレチェックで、自ノードの名前解決に失敗したときに表示されます。

      • (Windows)
        • 「指定されたサービスが存在しません。」

          起動対象のサービスが存在しないときにこのエラーが表示されます。

        • 「サービス:(サービス名)の起動に失敗しました。」

          表示されたサービスの起動に失敗したときにこのエラーが表示されます。

        • 「千手サービスの起動に失敗しました。」

          本コマンドが異常終了したときに表示されます。

        • 「環境変数の取得に失敗しました。[SENJUHOME]」

          環境変数SENJUHOMEの取得に失敗したときに表示されます。

        • 「起動時プレチェックに失敗しました。千手が正常に動作しない可能性があります。[%d]」

          起動時プレチェックが正常終了しなかった場合に表示されます。[%d]にはプレチェック時に実行されるコマンド"sj_checkconnection"の終了ステータスが表示されます。詳細は、 sj_checkconnection-千手接続状況チェックコマンド- の項の「終了ステータス」を参照して下さい。

        • 「起動時プレチェック中にエラーが発生しました。sj_boot.logをご確認ください。」

          起動時プレチェックの最中に何らかのシステムエラーが発生した場合に表示されます。

        • 「自ノードのポート疎通確認に失敗しました。」

          起動時プレチェックで、自ノードの千手使用ポート疎通確認に失敗したときに表示されます。

        • 「自ノードの名前解決に失敗しました。」

          起動時プレチェックで、自ノードの名前解決に失敗したときに表示されます。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • UNIXでは、以下のプロセスが起動された場合及び稼働中の場合は、正常終了と判断します。
    • PCBgate,PCBwatch,sjANMkernel,SpPxySvr(マネージャのみ)

  • Windowsでは、以下のプロセスが起動された場合及び稼働中の場合は、正常終了と判断します。
    • PCBgate,PCBwatch,sjANMkernel,sjrexd,SpPxySvr(マネージャのみ)

  • WSFC環境では正常に実行できません。千手サービスの起動は、「フェールオーバー クラスター マネージャー」から行ってください。

8.2.4. sj_changeDomain-ドメイン変更コマンド-

  • 指定形式
    sj_changeDomain -to 変更先のドメイン名 [-from 変更元のドメイン名]
  • 目的
    本コマンドはエージェント上で実行し、千手エージェントの所属ドメインに関する情報を、指定されたドメインに変更するコマンドです。

    警告

    • 本コマンド実施後に必ず該当エージェントを再起動して下さい。

    • 接続先データベースが、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) の場合は、千手エージェントに千手データベースがインストールされている場合、本コマンドは使用できません。

  • オプション
    • 変更先のドメイン名
      • 変更先のドメイン名を指定します。省略不可です。

    • 変更元のドメイン名
      • 変更元のドメイン名を指定します。省略可能です。

      • 変更元ドメインが指定されたときは、所属ドメインに関する情報をチェックします。指定されたドメイン名とエージェントの所属ドメインに関する情報が異なる場合は、エラーとなります。

      • 変更元ドメインが省略されたときは、チェックを行わず指定された変更先ドメインに変更します。

    注釈

    • 千手システムでは、ドメイン名の大文字/小文字を区別しています。

    • 何もオプションを指定せずにコマンドを実行することで、現在のマネージャ名を表示することができます。

    • 各定義ファイルのマネージャ名が異なるときは、それぞれのファイルの値を表示します。

  • 変更箇所
    本コマンドによって変更されるファイルは以下の通りです。
    • 認証ファイル
      • $SENJUHOME/.rhosts(UNIX/Linux)

      • $SENJUHOME/dat/.sj_rexhosts(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\rhosts(Windows)

        「変更元ドメイン名(タブ)senju」を全て削除し、最終行に「変更先ドメイン名(タブ)senju」を追加します。

    • ノード定義ファイル
      • $SENJUHOME/dat/anm/sjANM_Node_エージェント名(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\anm\sjANM_Node.def(Windows)

        MGT_NODEとSERVER_NODEの値を変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

    • ドメイン定義ファイル
      • $SENJUHOME/dat/senju_domain.cf(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\senju_domain.cf(Windows)

        Sj_DataServer,Sj_RealDataServer,Sj_PexPxdServer,Sj_Consolesの値を、変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

    • レジストリ(千手データベースサービス)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuDatabase_<千手稼働アカウント>\Environment
        DBNAME、DSNNAMEの値を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
        • senjuDB_<ドメイン名>

        • senjuDNS_<ドメイン名>

    • レジストリ(千手ウェブサービス)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuGWServer_<千手稼働アカウント>\Environment
        INFDSNNAMEの値を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
        • senjuInfDSN_<ドメイン名>

    • 千手ウェブサービス基本設定ファイル(千手ウェブサービス)
      • <仮想ディレクトリの物理パス>\senju\xml\sjCOM_Config_master.xml

        Dsnタグの値を必要に応じて、変更先ドメイン名付の値に変更します。

    • 千手内部API基本設定ファイル(千手ウェブサービス)
      • <仮想ディレクトリの物理パス>\senju\xml\sjCOM_CorrespondenceForWebAPI.xml

        senjuDomainタグの値を必要に応じて、変更先ドメイン名に変更します。

    • 千手メンテナンスデータベース(千手ウェブサービス)
      • ドメイン管理テーブルで管理されている変更元ドメイン名を変更先ドメイン名に変更します。

      • APIトークン管理テーブルで管理されている、変更元ドメインを利用しているユーザーの変更元ドメインに対応する発行済みAPIトークンを削除します。

    • システムDSN名(千手データベースサービス、千手ウェブサービス)
      [管理ツール]-[データソース(ODBC)]に登録したシステムDSN名の千手ドメインを変更先ドメイン名の値に変更します。
      • senjuDSN_<ドメイン名>

      • senjuInfDSN_<ドメイン名>

    • 千手データベース名 (千手データベースサービス)
      千手データベース名を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
      • senjuDB_<ドメイン名>

    • 千手基本情報
      • /etc/senju.conf.d/sjmulti.cf (千手基本情報)

      • %ProgramData%\NRI\senju.conf.d\sjmulti.cf (千手基本情報)

        3カラム目の値を変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

  • ドメイン変更手順
    1. 該当エージェントを停止します。(参照 sj_halt-千手の停止-)

    2. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントを登録します。

    3. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、「反映(ノード定義)」を行います。

    4. 該当エージェント上で、sj_changeDomainコマンドを実行します。

    5. 千手ウェブサービス環境では、IISのアプリケーションにて、「SenjuAppPool」の停止、および起動を実施して下さい。

    6. 該当エージェントを起動します。(参照 sj_boot-千手の起動-)

    7. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントに対して「反映(監視属性)」を行います。

    8. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントを削除します。

    9. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、「反映(ノード定義)」を行います。

    10. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[モニタリング]において、[エージェント情報の更新]を実施します。

    警告

    • 変更元ドメインでセカンダリマネージャの設定を行っている場合は、変更先ドメインでエージェントを登録する際にセカンダリマネージャの設定を行って下さい。

    • 変更元ドメインでモニタリングのプローブノード、コンフィグレーションのプローブノードに設定されている場合は、各設定を変更してから該当エージェントの削除を行って下さい。

    • WSFC クラスタ構成の場合、手順が異なりますので下部を参照してください。

  • Windows Server Failover Clustering(WSFC) クラスタ構成の場合のドメイン変更手順
    WSFC環境の場合は、以下の手順で行ってください。

    注釈

    • 千手の停止を行う際、sj_haltコマンドを実行する代わりに千手サービスのリソースを全て「オフライン」にします。

    • 千手の起動を行う際、sj_bootコマンドを実行する代わりに千手サービスのリソースを全て「オンライン」にします。

    • 現用ノード、待機ノードのそれぞれでsj_changeDomainコマンドを -from を省略して実行する必要があります。

    • レジストリのレプリケーションについては、WSFC インストールガイド「フェールオーバークラスタ管理」 を参考にしてください。

    1. 現用ノードを更新
      1. 該当エージェントの千手サービスのリソースをオフラインにして下さい(該当エージェントの千手システムを停止します)。

      2. レジストリのレプリケーションを削除して下さい。

        千手サービスのリソースのレジストリのレプリケーションにて、下記のレジストリキーを削除して下さい。

        • 千手サービスのリソース :Senju_main_<千手稼働アカウント>
          • SOFTWARE\NRI\SenjuDatabase_<千手稼働アカウント>\Environment

        • 千手サービスのリソース :Senju Extended Interface Service_<千手稼働アカウント>
          • SOFTWARE\NRI\SenjuGWServer_<千手稼働アカウント>\Environment

      3. 該当エージェント上で、sj_changeDomainコマンドを実行します。
        > sj_changeDomain -to 変更先のドメイン名
        
      4. 千手ウェブサービス環境では、IISのアプリケーションにて、「SenjuAppPool」の停止、および起動を実施して下さい。

      5. レジストリのレプリケーションを登録して下さい。

        上記2. の手順で削除した、千手サービスのリソースの「レジストリのレプリケーション」にて削除したレジストリキーの指定を再度設定して下さい。

    2. 待機ノードを更新
      1. 待機ノードにフェールオーバーして下さい。

        千手サービスのリソースはオフラインのまま、フェールオーバーして下さい。

      2. 該当エージェント上で、sj_changeDomainコマンドを実行します。
        > sj_changeDomain -to 変更先のドメイン名
        
      3. 千手ウェブサービス環境では、IISのアプリケーションにて、「SenjuAppPool」の停止、および起動を実施して下さい。

      4. 現用ノードにフェールバックして下さい。

        千手サービスのリソースはオフラインのまま、フェールバックして下さい。

    3. 設定の反映
      1. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントを登録します。

      2. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、「反映(ノード定義)」を行います。

      3. 該当エージェントのリソースをオンラインにして下さい(該当エージェントの千手システムを起動します)。

      4. 変更先ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントに対して「反映(監視属性)」を行います。

      5. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、該当エージェントを削除します。

      6. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、「反映(ノード定義)」を行います。

      7. 変更元ドメインに接続した千手ブラウザにて、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[モニタリング]において、[エージェント情報の更新]を実施します。

  • 実行結果
    • (例) tokyo01(千手エージェント)をeigyo01(変更元ドメイン)からeigyo02(変更先ドメイン)にドメインを変更する場合。
      % sj_changeDomain -to eigyo02 -from eigyo01
      eigyo01から eigyo02へドメインを変更しました
      
  • 標準エラー出力
    • 「Usage : sj_changeDomain -to (変更先のドメイン名) [-from(変更元のドメイン名)]」

      引数の指定方法が異なっているときに出力されます。

    • 「ノード種別情報の取得に失敗しました。」

      自エージェントがマネージャかどうかの判断に失敗したときに出力します。

    • 「千手基本情報の内容(現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元のドメイン名)と異なっています。」

      千手基本情報の3カラム目に記述されているドメイン名と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「現在のエージェント名(xxx)が、引数で指定されたドメイン(変更先のドメイン名)で既に存在するためドメインを変更できません。」

      マルチエージェント環境の場合で、インストールされている他の千手エージェントが、-toで指定した変更先ドメインで既に存在しているときに出力します。

    • 「ノード定義の内容(SERVER_NODE:現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元のドメイン名)と異なっています。」

      ノード定義ファイルのSERVER_NODE値と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「ノード定義の内容(MGT_NODE:現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元のドメイン名)と異なっています。」

      ノード定義ファイルのMGT_NODE値と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「ドメイン定義の内容(現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元のドメイン名)と異なっています。」

      ノード定義ファイルのSj_DataServer値と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「レジストリの内容(SERVER_NODE:現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元ドメイン名)と異なっています。」

      レジストリのSERVER_NODE値と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「レジストリの内容(DOMAIN_NAME:現在のドメイン名)が引数で指定されたドメイン名(変更元ドメイン名)と異なっています。」

      レジストリのDOMAIN_NAME値と-fromで指定された変更元ドメイン名の値が異なるときに出力します。

    • 「マネージャへの変更情報の通知に失敗しました。」

      エージェントで、変更先ドメインへ変更情報の通知に失敗したときに出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 変更先ドメインのマネージャへ変更情報の通知に失敗した場合、該当エージェントへの「反映(監視属性)」に失敗し、通信エラーがテキストログに出力されます。この場合は、まず変更元ドメインに接続した千手ブラウザの、該当エージェントのノードモニタより、sjDCM_daemonの停止/起動を行います。該当エージェントのsjDCM_daemonの停止/起動後、変更先ドメインに接続した千手ブラウザより該当エージェントへ再度「反映(監視属性)」を行って下さい。

  • コマンド実行時に、-fromで指定されたドメイン名とエージェントの所属ドメインに関する情報が異なりエラーとなった場合は、-fromを省略してコマンドを実行して下さい。

8.2.5. sj_changeNodeID-ノード名変更コマンド-

  • 指定形式
    sj_changeNodeID -to 変更後のノード名 [-from 変更元のノード名] [-L]
  • 目的

    本コマンドはエージェント上で実行し、千手エージェントのノード名(ノードID)に関する情報を、指定されたノード名(ノードID)に変更するコマンドです。

  • オプション
    • 変更後のノード名(ノードID)
      • 変更後のノード名を指定します。省略不可です。

    • 変更元のノード名(ノードID)
      • 変更元のノード名を指定します。省略可能です。

      • 変更元ノードが指定されたときは、ノード名に関する情報をチェックします。指定されたノード名とエージェントのノード名に関する情報が異なる場合は、エラーとなります。

      • 変更元ノード名が省略されたときは、チェックを行わず指定された変更後ノード名に変更します。

    • -L
      • オプションが指定された場合は、ロングホスト名の変更を行います。省略可能です。

警告

  • 千手システムでは、ノード名(ノードID)の大文字/小文字を区別しています。

  • オプションを指定しない場合、現在のノード名(ノードID)を表示します。各定義ファイルのノード名(ノードID)が異なるときは、それぞれのファイルの値を表示します。

  • 本コマンドでは千手システムが管理しているノード名(ノードID)に関する情報のみを変更します。ホスト名の変更はユーザーが行ってください。

  • 該当エージェントの実ホスト名(ロングホスト名)とノード名(ノードID)を共に変更する場合は、まず、ノード名(ノードID)を変更してから、実ホスト名(ロングホスト名)を変更してください。

  • 該当エージェントでセカンダリマネージャ機能を使用している場合はセカンダリマネージャの設定を再度行ってください。

  • 該当エージェントが、モニタリングのプローブノード、コンフィグレーションのプローブノード、千手構成ファイルサーバーの場合は、各設定を変更してください。

  • 運用管理サーバーに登録されている各種定義(監視タスクや動作環境など)の変更はコマンドでは行わないため、再度登録してください。

  • 変更箇所
    本コマンドによって変更されるファイルは以下の通りです。
    • ノード定義ファイル
      • $SENJUHOME/dat/anm/sjANM_Node_エージェント名(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\anm\sjANM_Node.def(Windows)

      • NODENAMEの値を、変更元ノード名から変更後ノード名に変更します。

      • -Lオプション指定時は、LONG_NODENAMEの値を、変更元ノード名から変更後ノード名に変更します。

    • ホスト名設定ファイル
      • $SENJUHOME/dat/sj_hostname(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\sj_hostname(Windows)

        変更元ノード名から変更後ノード名に変更します。

    • レジストリ
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU_<千手稼働アカウント>\Environment

        Sj_HostNameの値を、変更元ノード名から変更後ノード名に変更します。

    • 千手基本情報
      • /etc/senju.conf.d/sjmulti.cf(千手基本情報)

      • %ProgramData%\NRI\senju.conf.d\sjmulti.cf(千手基本情報)

        4カラム目の値を変更元ノード名から変更後ノード名に変更します。

  • ノード名(ノードID)変更手順
    1. 千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、[動作環境サーバーの停止]を実行し該当エージェントで稼働している動作環境を全て停止させます。

    2. エージェントの千手システムを停止します。

    3. 千手ブラウザにて変更元ノードを削除します。

    4. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    5. 千手ブラウザにて、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[モニタリング]において、[エージェント情報の更新]を実施します。

    6. 運用管理サーバー、エージェントのhostsファイルのノード名を変更後のノード名に変更します。

    7. 該当エージェント上で、sj_changeNodeIDコマンドを実行します。

    8. エージェントの千手システムを起動します。

    9. 千手ブラウザにて変更後ノード名にて該当エージェントを登録します。

    10. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    11. 千手ブラウザにて、該当エージェントに対して「反映(監視属性)」を行います。

注釈

マシン名を合わせて変更する場合、sj_changeNodeIDコマンド実行後にマシン名を変更してください。

  • ロングホスト名のみ変更
    1. 千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、[動作環境サーバーの停止]を実行し該当エージェントで稼働している動作環境を全て停止させます。

    2. エージェントの千手システムを停止します。

    3. 千手ブラウザにて変更元ノードを削除します。

    4. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    5. 千手ブラウザにて、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[モニタリング]において、[エージェント情報の更新]を実施します。

    6. 運用管理サーバー、エージェントのhostsファイルのロングホスト名を変更後のロングホスト名に変更します。

    7. 該当エージェント上で、-Lオプションありでsj_changeNodeIDコマンドを実行しロングホスト名の変更を行います。

    8. エージェントの千手システムを起動します。

    9. 千手ブラウザにて変更後ノード名にて該当エージェントを登録します。

    10. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    11. 千手ブラウザにて、該当エージェントに対して「反映(監視属性)」を行います。

注釈

マシン名を合わせて変更する場合、sj_changeNodeIDコマンド実行後にマシン名を変更してください。

  • ノード名、ロングホスト名両方を変更
    1. 千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、[動作環境サーバーの停止]を実行し該当エージェントで稼働している動作環境を全て停止させます。

    2. エージェントの千手システムを停止します。

    3. 千手ブラウザにて変更元ノードを削除します。

    4. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    5. 千手ブラウザにて、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[モニタリング]において、[エージェント情報の更新]を実施します。

    6. 運用管理サーバーのhostsファイルのロングホスト名を変更後のロングホスト名に変更します。エージェントのhostsファイルのロングホスト名とノード名を、変更後のロングホスト名とノード名に変更します。

    7. 該当エージェント上で、sj_changeNodeIDコマンドを実行します。

    8. 該当エージェント上で、-Lオプションありでsj_changeNodeIDコマンドを実行しロングホスト名の変更を行います。

    9. エージェントの千手システムを起動します。

    10. 千手ブラウザにて変更後ノード名にて該当エージェントを登録します。

    11. 千手ブラウザにて「反映(ノード定義)」を行います。

    12. 千手ブラウザにて、該当エージェントに対して「反映(監視属性)」を行います。

注釈

マシン名を合わせて変更する場合、sj_changeNodeIDコマンド実行後にマシン名を変更してください。

警告

  • ノードの登録/削除については ユーザーズガイド「千手ブラウザ(共通編)」「管理対象ノードの登録と削除」 を参照して下さい。

  • 実行結果
    • (例) hostA(変更元のノード名)をhostB(変更後のノード名)にノード名変更する場合。
      % sj_changeNodeID -to hostB -from hostA
      hostA から hostB へノード名を変更しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「Usagesj_changeNodeID -to (変更後のノード名) [-from(変更元のノード名)]」

      引数の指定方法が異なっているときに出力されます。

    • 「ノード種別情報の取得に失敗しました。」

      自エージェントがマネージャかどうかの判断に失敗したときに出力します。

    • 「千手基本情報の内容(現在のノード名)が引数で指定されたノード名(変更元のノード名)と異なっています。」

      千手基本情報の4カラム目に記述されているノード名と-fromで指定された変更元のノード名が異なるときに出力します。

    • 「ノード定義の内容(NODENAME:現在のノード名)が引数で指定されたノード名(変更元のノード名)と異なっています。」

      ノード定義ファイルのNODENAME値と-fromで指定された変更元のノード名の値が異なるときに出力します。

    • 「ホスト名設定ファイルの内容(現在のノード名)が引数で指定されたノード名(変更元のノード名)と異なっています。」

      ホスト名設定ファイルの値と-fromで指定された変更元のノード名の値が異なるときに出力します。

    • 「レジストリの内容(Sj_HostName:現在のノード名)が引数で指定されたノード名(変更元のノード名)と異なっています。」

      レジストリのSj_HostNameの値と-fromで指定された変更元のノード名の値が異なるときに出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • HP環境の場合、名前解決処理仕様のため、エージェントの千手システム起動に時間がかかる場合があります。特に対策する必要はありません。

警告

  • コマンド実行中に各ファイルの書き換えに失敗した場合は、もう一度該当エージェント上で本コマンドを実行して下さい。その場合は-fromを省略してコマンドを実行して下さい。

8.2.6. sj_changeMgrNodeID-マネージャノード名変更コマンド-

  • 指定形式
    sj_changeMgrNodeID -to 変更後のノード名
  • 目的

    本コマンドは千手マネージャ上で実行し、千手マネージャのノード名(ドメイン名)に関する情報を、指定されたノード名(ドメイン名)に変更するコマンドです。

警告

  • 千手マネージャの運用開始後は使用しないで下さい。

  • 変更後のノード名(ドメイン名)に対応したライセンスキーが必要です。システム販売元より予め取得して下さい。

  • 本コマンドは、仮想環境にインストールした千手マネージャと同じ構成の千手マネージャを連続して構築する際、新たに千手マネージャをインストールするのではなく、仮想環境をコピーすることにより構築するときに使用することを想定しています。そのため、千手マネージャの運用開始後の使用は考慮していません。

  • 接続先データベースが、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) の場合で、千手マネージャに千手データベースがインストールされている場合、本コマンドは使用できません。

  • オプション
    • 変更後のノード名
      変更後のノード名(ドメイン名)を指定します。省略不可です。

      注釈

      • 千手システムでは、ノード名(ドメイン名)の大文字/小文字を区別しています。

      • オプションを指定せずにコマンドを実行すると、現在のノード名(ドメイン名)が表示されます。

  • 変更箇所
    本コマンドによって変更されるファイルは以下の通りです。
    • 認証ファイル
      • $SENJUHOME/.rhosts(UNIX/Linux)

      • $SENJUHOME/dat/.sj_rexhosts(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\rhosts(Windows)

        「変更元ドメイン名(タブ)senju」を全て削除し、最終行に「変更先ドメイン名(タブ)senju」を追加します。

    • ノード定義ファイル
      • $SENJUHOME/dat/anm/sjANM_Node_エージェント名(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\anm\sjANM_Node.def(Windows)

        MGT_NODEとSERVER_NODEの値を、変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

      • $SENJUHOME/unity_dat/anm/sjANM_nodegroups(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\unity_dat\anm\sjANM_nodegroups(Windows)

        変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

      • $SENJUHOME/unity_dat/anm/sjANM_nodes(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\unity_dat\anm\sjANM_nodes(Windows)

        変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

    • ドメイン定義ファイル
      • $SENJUHOME/dat/senju_domain.cf(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\senju_domain.cf(Windows)

        Sj_DataServer,Sj_RealDataServer,Sj_PexPxdServer,Sj_Consolesの値を、変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

    • レジストリ
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU_<千手稼働アカウント>\Environment

        Sj_DataServer,Sj_RealDataServer,Sj_PexPxdServer,Sj_Consolesの値を、変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

    • レジストリ(千手データベースサービス)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuDatabase_<千手稼働アカウント>\Environment
        DBNAME、DSNNAMEの値を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
        • senjuDB_<ドメイン名>

        • senjuDNS_<ドメイン名>

    • レジストリ(千手ウェブサービス)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuGWServer_<千手稼働アカウント>\Environment
        INFDSNNAMEの値を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
        • senjuInfDSN_<ドメイン名>

    • 千手ウェブサービス基本設定ファイル(千手ウェブサービス)
      • <仮想ディレクトリの物理パス>\senju\xml\sjCOM_Config_master.xml

        Dsnタグの値を必要に応じて、変更先ドメイン名付きの値に変更します。

    • 千手内部API基本設定ファイル(千手ウェブサービス)
      • <仮想ディレクトリの物理パス>\senju\xml\sjCOM_CorrespondenceForWebAPI.xml

        senjuDomainタグの値を必要に応じて、変更先ドメイン名に変更します。

    • 千手メンテナンスデータベース(千手ウェブサービス)
      • ドメイン管理テーブルで管理されている変更元ドメイン名を変更先ドメイン名に変更します。

      • APIトークン管理テーブルで管理されている、変更元ドメインを利用しているユーザーの変更元ドメインに対応する発行済みAPIトークンを削除します。

    • システムDSN名(千手データベースサービス、千手ウェブサービス)
      [管理ツール]-[データソース(ODBC)]に登録したシステムDSNを変更先ドメイン名付きの値に変更します。
      • senjuDSN_<ドメイン名>

      • senjuInfDSN_<ドメイン名>

    • 千手データベース名 (千手データベースサービス)
      千手データベース名を変更先ドメイン名付きの値に変更します。
      • senjuDB_<ドメイン名>

    • ODBC.ini (千手データベースサービス)
      • $SENJUHOME/.odbc.ini(UNIX/Linux)を変更します。
        • [ODBC Data Sources]セクションの senjuDB_<ドメイン名> を、変更先ドメイン名付きの値に変更します。

        • [senjuDSN_<ドメイン名>]セクション名を、変更先ドメイン名付きの値に変更します。

        • [senjuDSN_<ドメイン名>]セクションの「senjuDB_<ドメイン名>」を、変更先ドメイン名付きの値に変更します。

    • 千手基本情報
      • /etc/senju.conf.d/sjmulti.cf(千手基本情報)

      • %ProgramData%\NRI\senju.conf.d\sjmulti.cf(千手基本情報)

        3カラム目の値を変更元ドメイン名から変更先ドメイン名に変更します。

  • 千手マネージャノード名変更手順
    1. 千手マネージャの千手システムを停止します。 (参照 sj_halt-千手の停止- )

    2. 該当千手マネージャ上で、sj_changeMgrNodeIDコマンドを実行します。

    3. ライセンス登録コマンド(sj_entryKey)でライセンスキーを入れ替えます。 詳細は ユーザーズガイド「千手ブラウザ(共通編)」「コマンドラインからのライセンスキーの変更」 を参照してください。

    4. 該当千手マネージャのhostsファイルに変更後ノード名を記述します。

    5. 該当千手マネージャを起動します。 (参照 sj_boot-千手の起動- )

    6. 該当千手マネージャに接続した千手ブラウザにて、「反映(ノード定義)」を行います。

警告

  • 本コマンドでは千手システムが管理しているノード名(ドメイン名)に関する情報のみを変更します。ホスト名の変更はユーザーが行ってください。

  • 該当千手マネージャが構成ファイルサーバーの場合は、千手システムの停止後構成ファイルサーバー設定ファイルの再登録を行ってください。

  • 該当千手マネージャが千手ウェブサービスの場合は、千手ブラウザデーモンの接続設定の変更が必要です。千手ブラウザデーモン設定変更ツール(SeiConfig.exe)にて再設定して下さい。詳しくは、 セットアップガイド「千手ウェブサービスの設定変更」 を参照して下さい。

  • 実行結果
    • (例) hostA(変更元のドメイン名)をhostB(変更後のドメイン名)に名変更する場合。
      % sj_changeMgrNodeID -to hostB
      マネージャのノードIDを hostA から hostB へ変更しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「Usage : sj_changeMgrNodeID -to (変更後のノード名)」

      引数の指定方法が異なっているときに出力されます。

    • 「このノードはマネージャではありません。」

      千手マネージャかどうかの判断に失敗したときに出力します。

    • 「千手マネージャのノードID、ドメイン名は15byte以内にしてください。」

      指定したノード名(ドメイン名)が15byteより大きいときに出力します。

    • 「変更元(変更元のノード名)と変更先(変更後のノード名)のノード名が同じです。別のノード名に変更してください。」

      該当千手マネージャの変更元のノード名(ドメイン名)と、コマンドで指定した変更後のノード名(ドメイン名)の値が同じときに出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.7. sj_checkconnection-千手接続状況チェックコマンド-

  • 指定形式
    sj_checkconnection
    sj_checkconnection port [-nノード名] [-p{tcp|TCP}:ポート番号|-fファイル名]
    sj_checkconnection name [-nノード名]
  • 目的

    千手マネージャとエージェント間の通信が正常に行えることを確認するためのコマンドです。対象ノードに対する名前解決とポート疎通が正常に行えるかを判定します。

  • サブコマンド
    • 指定なし
      • 自ノードの名前解決とポート疎通確認を行います。

      • 名前解決が成功した場合、取得したIPアドレスが自マシンのNICに割り当てられているかを判定します。

      • エージェントで実行した場合、エージェントからマネージャーに対して名前解決&ポート疎通確認処理を追加で行います。

    • port
      • 千手内部通信ポート(PCB,RBA,FTU)およびTCPポートの疎通確認を行います。

      • オプションで、チェック対象ノード、および、チェック対象ポートを指定できます。

      警告

      • 千手内部通信ポートに対する疎通確認は以下のパターンでのみ実施可能です。
        • 自ノード

        • 千手エージェント <-> 千手マネージャ

    • name
      • 名前解決を行います。

      • オプションで、チェック対象ノードの指定が可能です。

      注釈

      • 自ノードの名前解決が成功した場合、取得したIPアドレスが自マシンのNICに割り当てられていることの確認も行います。

  • オプション
    • ノード名
      • チェック対象のノード名を指定します。省略可能です。

      • 省略時は、自ノードがチェック対象となります。

    • tcp:ポート番号
      • 接続チェックを行うTCPポート番号を指定します。省略可能です。

      • 省略時は、千手内部通信ポート(PCB,RBA,FTU)に対する接続チェックが行われます。

    • ファイル名
      • チェック対象ポートを記載したポート設定ファイルを指定します。省略可能です。

      • ポート番号オプション(-p)と同時に指定した場合、ポート番号オプションの指定が優先されます。

      • パス形式で指定します。相対パス、絶対パス共に指定可能です。

      • 省略時もしくは指定ファイルが開けなかった場合は、千手内部通信ポート(PCB,RBA,FTU)に対する接続チェックが行われます。

    • -h
      • usageを表示します。

    注釈

    • ポート設定ファイルについて
      • ポート設定ファイルは以下の書式に対応しています。他の書式である場合は、エラーメッセージが標準出力に出力されます。
        • PCB

        • FTU

        • RBA

        • プロトコル名:ポート番号

      • 対応書式の説明
        • PCB,FTU,RBAを指定
          • 疎通対象ノードのPCB,FTU,RBAポートを自動取得します。

        • プロトコル名:ポート番号を指定
          • 手動でポートを指定し、疎通確認を行います。TCPプロトコルのみ指定可能です。

      • ポート設定ファイルの例
        % cat port_test
        PCB
        FTU
        RBA
        tcp:8408
        tcp:1234
        dummy
        
        #FTU
        % sj_checkconnection port -fport_test
        sj_checkconnection Start
        INFO:UDP Port. NodeID=[sjagtjpwest01] Connection port=[UDP:8407]
        INFO:Port connection successful. NodeID=[sjagtjpwest01] Connection port=[TCP:8408] (FTU)
        INFO:Port connection successful. NodeID=[sjagtjpwest01] Connection port=[TCP:8507] (RBA)
        INFO:Port connection successful. NodeID=[sjagtjpwest01] Connection port=[TCP:8408] (tcp:8408)
        WARN:Port connection failed. NodeID=[sjagtjpwest01] Connection port=[TCP:1234] (tcp:1234)
        ERROR:Invalid string format. (dummy)
        sj_checkconnection End
        
  • 実行結果
    • コマンド成功時
      引数指定なしでコマンドを実行した場合、自ノードの名前解決確認とポート疎通確認が行われます。また、名前解決が成功した場合は、取得したIPアドレスが自マシンのNICに含まれているか確認を行います。
      % sj_checkconnection
      sj_checkconnection Start
      INFO:Name resolution successful. Resolved hostname=[sjmgrjpwest01] IPaddress=[xxx.xxx.xxx.xxx]
      INFO:This IP is assigned to NIC. [xxx.xxx.xxx.xxx]
      INFO:UDP Port. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[UDP:8407]
      INFO:Port connection successful. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[TCP:8408] (FTU)
      INFO:Port connection successful. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[TCP:8507] (RBA)
      INFO:All successful.
      sj_checkconnection End
      % echo $?
      0
      
    • コマンド失敗時
      名前解決失敗時は以下の警告が出力されます。警告の出力先は標準出力です。
      % sj_checkconnection name -ndummy
      sj_checkconnection Start
      WARN:Name resolution failed. Resolved hostname=[dummy]
      sj_checkconnection End
      
      ポート疎通失敗時は以下の警告が出力されます。
      % sj_checkconnection
      sj_checkconnection Start
      INFO:Name resolution successful. Resolved hostname=[sjmgrjpwest01] IPaddress=[xxx.xxx.xxx.xxx]
      INFO:This IP is assigned to NIC. [xxx.xxx.xxx.xxx]
      WARN:Port connection failed. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[UDP:8407] (PCB)
      WARN:Port connection failed. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[TCP:8408] (FTU)
      WARN:Port connection failed. NodeID=[sjmgrjpwest01] Connection port=[TCP:8507] (RBA)
      sj_checkconnection End
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス

    終了ステータスはビットフラグで管理しています。 そのため、複数エラー発生時は終了ステータスが下記以外になる場合があります。(例:名前解決失敗+ポート疎通失敗→4+2=6)

    • 0:正常終了

    • 1:システムエラー

    • 2:ポート疎通エラー

    • 4:名前解決エラー

      % sj_checkconnection port -ndummy
      sj_checkconnection Start
      ERROR:Port connection is not possible. (name resolution failed)
      sj_checkconnection End
      % echo $?
      6
      

8.2.8. sj_cProc64-x64版Windowsのsystem32ディレクトリ以下のプログラム起動-

  • 指定形式
    sj_cProc64 {コマンド パラメータ1…パラメータn}
  • 目的

    Senju/DC 2018以前の千手システムからx64版Windowsの%Windir%\system32ディレクトリ以下に存在するプログラムやダイナミックリンクライブラリ (DLL) ファイルなどを使用する場合に使用するコマンドです。本コマンドは下位互換性のために存在しています。

  • オプション

  • コマンド パラメータ
    sj_cProc64を使用して起動させるコマンドを指定します。コマンドは512byteまで指定できます。

    警告

    • 以下の文字を含むコマンド及び引数をダブルクォーテーションで括る場合は、制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。

      & \, ; < = > |

    • (例)
      cmd /c sj_cProc64 c:\job\test.bat ABC \"x,y,z\"
      
  • 指定例
    • (例)ジョブの「起動コマンド」フィールドに、%Windir%\system32以下に存在するntbackup.exeを起動するコマンドラインを登録する場合
      cmd /c sj_cProc64 %windir%\system32\ntbackup backup "c:\data" /j "Command Line Backup 4" /f "d:\bkdata\backup.bkf"
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 125 :引数として与えられたコマンドをsj_cProc64が起動できなかった場合。

      例:指定したコマンドが見つからない場合など。

    • 125以外 :引数として与えられたコマンドの終了ステータスが設定されます。
      例:sj_cProc64により起動されたコマンドが終了ステータス10で終了した場合は、sj_cProc64の終了ステータスは10となります。

      警告

      • sj_cProc64の終了ステータスとして、125は予約されているので、起動するコマンドの終了ステータスには使用しないで下さい。

8.2.9. sj_countDef-千手定義データの定義数と上限値の参照-

  • 指定形式
    sj_countDef -sサブシステム [-fファイル名] [-detail] [-c]
  • 目的
    千手システムに登録されているライセンス情報と各構成要素の定義数、上限値及び標準値の確認を行うコマンドです。 コマンドを実行すると以下のカテゴリに分けて各構成要素の定義数、上限値及び標準値を一覧表示します。
    • 「ライセンス情報」:千手マネージャのOS種別とライセンス情報を表示します。

    • 「ノード情報」:登録ノード数を表示します。

    • 「モニタリング情報」:モニタリングサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「イベント情報」:イベントサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「ランブックオートメーション情報」:ランブックオートメーションサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「ジョブスケジュール情報」:ジョブスケジュールサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「キャパシティ情報」:キャパシティサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「コンフィグレーション情報」:コンフィグレーションサブシステムの各構成要素を表示します。

    • 「その他情報」:千手システム共通基盤の構成要素を表示します。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • 本コマンドは各構成要素の定義数が多い場合に時間がかかることがあります。

  • オプション
    • サブシステム
      定義数、上限値及び標準値を確認するサブシステムを指定します。以下の文字列を指定します。
      • MON 「ライセンス情報」「ノード情報」「モニタリング情報」を出力します。

      • EVT 「ライセンス情報」「ノード情報」「イベント情報」を出力します。

      • RBA 「ライセンス情報」「ノード情報」「ランブックオートメーション情報」を出力します。

      • PEX 「ライセンス情報」「ノード情報」「ジョブスケジュール情報」を出力します。

      • SLM 「ライセンス情報」「ノード情報」「キャパシティ情報」を出力します。

      • CCM 「ライセンス情報」「ノード情報」「コンフィグレーション情報」を出力します。

      • SAE 「ライセンス情報」「ノード情報」「その他情報」を出力します。

      • ALL 全てのカテゴリの内容を出力します。

    • ファイル名
      • ファイル名をパス形式で指定します。パスを省略した場合は千手稼働アカウントのホームディレクトリのlogディレクトリ直下に作成されます。

      • オプションが省略された場合は、出力結果を標準出力に出力します。

    • -detail
      • 基本情報、詳細情報の両方を出力します。オプションが省略された場合は、基本情報のみ出力します。

      • オプション指定時は、定義数が各構成要素の上限値50%以上の項目のみ出力します。しきい値は「しきい値設定ファイル」で変更可能です。

    • -c
      • オプションが指定された場合は、csv形式で出力します。

      • オプションが省略された場合は、スペースパディングでカラム幅をあわせて出力します。

  • ユーザーカスタマイズ
    • しきい値設定ファイル
      • ユーザーが独自に出力条件をカスタマイズすることが出来ます。

      • カスタマイズする場合は、以下のテンプレートファイルをコピーしてテンプレートファイルと同一ディレクトリ内にsj_countDef.confを作成し、警告表示しきい値の判定条件及び-detailオプション指定時の出力条件しきい値を任意の値に変更します。

    • パス(格納位置)
      • $SENJUHOME/dat/opt/sj_countDef.template(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\opt\sj_countDef.template(Windows)

    • 各項目の説明
      • [warning]
        • all-threshold(%)<TAB>90

          システム上限値やライセンスにより上限値が設定されている構成要素の定義数が上限値の90%以上の場合に、警告表示(「判定」列にWARN"と出力)を行います。指定可能な範囲は0~100です。

        • standard-threshold(%)<TAB>100

          性能上の目安として標準値が設定されている構成要素の定義数が標準値の100%より多い場合に、警告表示(「判定」列にWARN"と出力)を行います。指定可能な範囲は0~100です。

      • [detail disp]
        • all-threshold(%)<TAB>50
          -detailオプション指定時、各構成要素の定義数が上限値の50%以上の項目のみ出力します。指定可能な範囲は0~100です。

          警告

          • テンプレートファイルの値は変更しないでください。

          • カスタマイズする場合セクション名及び項目名は変更しないでください。変更された場合はコマンドエラーとなり異常終了します。

  • 環境変数
    • このコマンドは、デフォルトでは、1万行までの出力となります。

    • 環境変数を設定することにより出力行数を変更することが可能です。
      • 変数名 : SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT

      • 設定値出力行数上限値(最大:999999999)

        設定した行数までを出力してコマンドは強制終了します。

  • 設定手順
    1. 千手稼働アカウント権限
      • マネージャの OSが UNIXの場合

        マネージャノードに千手稼働アカウントでログインして下さい。

      • マネージャの OSが Windowsの場合

        マネージャノードに千手稼働アカウントでログイン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。

    2. 環境変数の設定
      • マネージャの OSが UNIXの場合
        ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
        % sj_source.com -cSJ_COUNTDEF_DISPCOUNT=n(nは数字)
        success
        % exit
        
      • マネージャの OSが Windowsの場合
        コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
        $ sj_source -cSJ_COUNTDEF_DISPCOUNT=n(nは数字)
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
        $ exit
        
    3. 設定の確認
      • マネージャの OSが UNIXの場合
        千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
        % env | grep $SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT
        
      • マネージャの OSが Windowsの場合
        コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
        $ sj_getenv SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT
        

        環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。

    4. 設定の反映

      環境変数はコマンド実行時から有効になります。(千手システムの再起動などは必要ありません。)

  • 環境変数を元の値に戻す手順
    1. 千手稼働アカウント権限
      • マネージャの OSが UNIXの場合

        マネージャノードに千手稼働アカウントでログインして下さい。

      • マネージャの OSが Windowsの場合

        マネージャノードに千手稼働アカウントでログイン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。

    2. 環境変数の設定
      • マネージャの OSが UNIXの場合
        ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
        % sj_source.com -dSJ_COUNTDEF_DISPCOUNT
        success
        % exit
        
      • マネージャの OSが Windowsの場合
        コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
        $ sj_source -cSJ_COUNTDEF_DISPCOUNT= ("="の後に何も入れないで下さい)
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
        $ exit
        
    3. 設定の確認
      • マネージャの OSが UNIXの場合
        千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
        % env | grep $SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT
        
      • マネージャの OSが Windowsの場合
        コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
        $ sj_getenv SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT
        

        環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。

  • 実行結果
    • (例1) サマリ表示
      2016/03/09 09:32:27
      =======================
      ライセンス情報
      =======================
      項目                                               値
      千手マネージャOS                                   linux
      千手ブラウザ接続上限数                             6
      Job Scheduler for SAP                              ON
      AWS監視                                            ON
      Azure監視                                          ON
      Kubernetes監視                                     ON
      Docker監視                                         ON
      GCP監視                                            ON
      OCI監視                                            ON
      IBM Cloud監視                                      ON
      Podman監視                                         ON
      OpenShift監視                                      ON
      =======================
      ノード情報
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ノード                                                  2   10239 OK    S
      千手エージェント                                        1      32 OK    S
      千手エージェント(Windows)                               0       - OK    S
      千手エージェント(Linux)                                 0       - OK    S
      千手エージェント(HP-UX)                                 0       - OK    S
      千手エージェント(Solaris)                               0       - OK    S
      千手エージェント(AIX)                                   0       - OK    S
      千手エージェント(その他/不明)                           1       - OK    S
      千手エージェント(モニタリング)                          1      32 OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)                    1      32 OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Windows)           0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Linux)             0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(HP-UX)             0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Solaris)           0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(AIX)               0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(その他/不明)       1       - OK    S
      千手エージェント(コンフィグレーション)                  1      32 OK    S
      千手エージェント(ランブックオートメーション)            1      64 OK    S
      千手センサー(サーバー)                                  1      32 OK    S
      千手センサー(ネットワーク)                              0      32 OK    S
      千手センサー(カスタム)                                  0      32 OK    S
      千手センサー(モニタリング)                              1      96 OK    S
      千手センサー(ジョブスケジュール)                        1      32 OK    S
      千手センサー(コンフィグレーション)                      1      96 OK    S
      千手センサー(ランブックオートメーション)                1      64 OK    S
      セカンダリエージェント                                  0     999 OK    S
      セカンダリセンサー                                      0    5000 OK    S
      ジョブマネージャ連携ノード                              0       5 OK    S
      仮想サーバーホスト(VMware)                              0      64 OK    S
      仮想サーバーホスト(Hyper-V)                             0      64 OK    S
      =======================
      モニタリング情報 (MON)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ノードグループ                                         17     999 OK    S
      監視タスク                                              0   10240 OK    S
      監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(VMware))        0      64 OK    S
      監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(Hyper-V))       0      64 OK    S
      監視対象ノード(WEB-Standard監視)                        0      64 OK    S
      監視対象ノード(Apache監視)                              0      64 OK    S
      監視対象ノード(IIS監視)                                 0      64 OK    S
      監視対象ノード(WebLogic監視)                            0      64 OK    S
      監視対象ノード(WebSphere監視)                           0      64 OK    S
      監視対象ノード(JBoss監視)                               0      64 OK    S
      監視対象ノード(.NET Framework監視)                      0      64 OK    S
      監視対象ノード(Mail-Standard監視)                       0      64 OK    S
      監視対象ノード(ExchangeServer監視)                      0      64 OK    S
      監視対象ノード(Oracle監視)                              0      64 OK    S
      監視対象ノード(SQL Server監視)                          0      64 OK    S
      監視対象ノード(PostgreSQL監視)                          0      64 OK    S
      監視対象ノード(SAP監視)                                 0      64 OK    S
      監視対象ノード(AWS監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(Azure監視)                               0      96 OK    S
      監視対象ノード(Kubernetes監視)                          0      96 OK    S
      監視対象ノード(Docker監視)                              0      96 OK    S
      監視対象ノード(GCP監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(OCI監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(IBM Cloud監視)                           0      96 OK    S
      監視対象ノード(Podman監視)                              0      96 OK    S
      監視対象ノード(OpenShift監視)                           0      96 OK    S
      カスタムカテゴリ                                        0     200 OK    S
      カスタム監視項目                                        0    1000 OK    S
      計算式                                                 35    1000 OK    S
      SNMPコレクタ(トラップ)                                  0       5 OK    S
      週間スケジュール                                        1    1024 OK    S
      タスクスケジュール                                      0    1000 OK    S
      営業日カレンダー                                        1   10240 OK    S
      メッセージフィルタ                                      1   10240 OK    S
      ログフィルタ                                            1   10240 OK    S
      JSONログフィルタ                                        1   10240 OK    S
      イベントログフィルタ                                    3   10240 OK    S
      監視レシピカテゴリ                                      1     200 OK    S
      =======================
      イベント情報 (EVT)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      メッセージ                                           1418    7000 OK    S
      メッセージアクションルールグループ                      0      50 OK    S
      メッセージアクションルール                              0    5000 OK    S
      メールテンプレート                                      0    1000 OK    S
      メール連絡先                                            0    1000 OK    S
      連絡先グループ                                          0    1000 OK    S
      =======================
      ランブックオートメーション情報 (RBA)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      セクションテンプレートグループ                          1     100 OK    S
      セクションテンプレート                                 10    1000 OK    S
      ブックグループ                                          0     100 OK    S
      ブック                                                  0    1000 OK    S
      実行ブック                                              0    3500 OK    S
      運用日付                                                0      32 OK    S
      =======================
      ジョブスケジュール情報 (PEX)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      稼働日カレンダー                                        2   10240 OK    S
      トリガ                                                  6   30000 OK    S
      リソース                                                2   10240 OK    S
      動作環境                                                5    1024 OK    S
      動作環境プール                                          1    1024 OK    S
      ジョブ                                                 14  100000 OK    S
      ネット                                                 23   20000 OK    S
      システム                                                4     200 OK    S
      ジョブサービスグループ                                  1     100 OK    S
      ジョブサービスチェック項目                              4    1000 OK    S
      ジョブレポート                                          1    1000 OK    S
      実行動作環境                                           23   40000 OK    S
      実行システム                                            9   10240 OK    S
      フレーム                                               11   10240 OK    S
      実行ネット                                             24  200000 OK    S
      実行ジョブサービスグループ                              1   10240 OK    S
      運用日付                                                8      32 OK    S
      1運用日付の投入フレーム数                              0    1024 OK    S  [20160308]
      =======================
      キャパシティ情報 (SLM)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      グラフ                                                  0    1000 OK    S
      履歴保存ノード                                          0    6000 OK    S
      メッセージ密度                                          0    1000 OK    S
      メッセージ分布                                          0    1000 OK    S
      ジョブ遅延分析                                          0    1000 OK    S
      =======================
      コンフィグレーション情報 (CCM)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      構成管理ノード                                          0    1000 OK    S
      接続設定グループ                                        1     100 OK    S
      接続設定項目                                            0    1000 OK    S
      構成管理項目カテゴリ                                    1     100 OK    S
      構成管理項目                                            0   10000 OK    S
      実行ユニットグループ                                    0     100 OK    S
      実行ユニット                                            0   10000 OK    S
      履歴表示設定                                            0     512 OK    S
      =======================
      その他情報 (SAE)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ユーザーコマンドグループ                                1     200 OK    S
      千手ユーザー                                            1     500 OK    S
      ネーミングフィルタ                                      0   10240 OK    S
      
    • (例2) 詳細表示
      2016/03/09 09:31:33
      =======================
      ライセンス情報
      =======================
      項目                                               値
      千手マネージャOS                                   linux
      千手ブラウザ接続上限数                             6
      Job Scheduler for SAP                              ON
      AWS監視                                            ON
      Azure監視                                          ON
      Kubernetes監視                                     ON
      Docker監視                                         ON
      GCP監視                                            ON
      OCI監視                                            ON
      IBM Cloud監視                                      ON
      Podman監視                                         ON
      OpenShift監視                                      ON
      =======================
      ノード情報
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ノード                                                  2   10239 OK    S
      千手エージェント                                        1      32 OK    S
      千手エージェント(Windows)                               0       - OK    S
      千手エージェント(Linux)                                 0       - OK    S
      千手エージェント(HP-UX)                                 0       - OK    S
      千手エージェント(Solaris)                               0       - OK    S
      千手エージェント(AIX)                                   0       - OK    S
      千手エージェント(その他/不明)                           1       - OK    S
      千手エージェント(モニタリング)                          1      32 OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)                    1      32 OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Windows)           0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Linux)             0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(HP-UX)             0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(Solaris)           0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(AIX)               0       - OK    S
      千手エージェント(ジョブスケジュール)(その他/不明)       1       - OK    S
      千手エージェント(コンフィグレーション)                  1      32 OK    S
      千手エージェント(ランブックオートメーション)            1      64 OK    S
      千手センサー(サーバー)                                  1      32 OK    S
      千手センサー(ネットワーク)                              0      32 OK    S
      千手センサー(カスタム)                                  0      32 OK    S
      千手センサー(モニタリング)                              1      96 OK    S
      千手センサー(ジョブスケジュール)                        1      32 OK    S
      千手センサー(コンフィグレーション)                      1      96 OK    S
      千手センサー(ランブックオートメーション)                1      64 OK    S
      セカンダリエージェント                                  0     999 OK    S
      セカンダリセンサー                                      0    5000 OK    S
      ジョブマネージャ連携ノード                              0       5 OK    S
      仮想サーバーホスト(VMware)                              0      64 OK    S
      仮想サーバーホスト(Hyper-V)                             0      64 OK    S
      =======================
      モニタリング情報 (MON)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ノードグループ                                         17     999 OK    S
      所属ノードグループ                                      1     300 OK    D  [nodegrp]
      監視タスク                                              0   10240 OK    S
      千手起動プロセス                                        0      64 OK    D  [nodeA]
      監視対象プロセス                                        0      64 OK    D  [nodeA]
      監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(VMware))        0      64 OK    S
      監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(Hyper-V))       0      64 OK    S
      監視対象ノード(WEB-Standard監視)                        0      64 OK    S
      監視対象ノード(Apache監視)                              0      64 OK    S
      監視対象ノード(IIS監視)                                 0      64 OK    S
      監視対象ノード(WebLogic監視)                            0      64 OK    S
      監視対象ノード(WebSphere監視)                           0      64 OK    S
      監視対象ノード(JBoss監視)                               0      64 OK    S
      監視対象ノード(.NET Framework監視)                      0      64 OK    S
      監視対象ノード(Mail-Standard監視)                       0      64 OK    S
      監視対象ノード(ExchangeServer監視)                      0      64 OK    S
      監視対象ノード(Oracle監視)                              0      64 OK    S
      監視対象ノード(SQL Server監視)                          0      64 OK    S
      監視対象ノード(PostgreSQL監視)                          0      64 OK    S
      監視対象ノード(SAP監視)                                 0      64 OK    S
      監視対象ノード(AWS監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(Azure監視)                               0      96 OK    S
      監視対象ノード(Kubernetes監視)                          0      96 OK    S
      監視対象ノード(Docker監視)                              0      96 OK    S
      監視対象ノード(GCP監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(OCI監視)                                 0      96 OK    S
      監視対象ノード(IBM Cloud監視)                           0      96 OK    S
      監視対象ノード(Podman監視)                              0      96 OK    S
      監視対象ノード(OpenShift監視)                           0      96 OK    S
      カスタムカテゴリ                                        0     200 OK    S
      カスタム監視項目                                        0    1000 OK    S
      計算式                                                 35    1000 OK    S
      SNMPコレクタ(トラップ)                                  0       5 OK    S
      週間スケジュール                                        1    1024 OK    S
      タスクスケジュール                                      0    1000 OK    S
      営業日カレンダー                                        1   10240 OK    S
      メッセージフィルタ                                      1   10240 OK    S
      メッセージフィルタ条件                                  0   10239 OK    D  [msgfilter1]
      ログフィルタ                                            1   10240 OK    S
      ログフィルタ監視項目                                    4   10238 OK    D  [OVTRAPD]
      JSONログフィルタ                                        1   10240 OK    S
      JSONログフィルタ監視項目                                4   10238 OK    D  [JSONFIL]
      監視対象ログファイル(ノード)                            0     100 OK    D  [nodeA]
      監視対象ログファイル(センサー)                          0      16 OK    D  [nodeA]
      イベントログフィルタ                                    3   10240 OK    S
      イベントログフィルタ監視項目                            0    1000 OK    D  [EVTFILTER03]
      監視対象イベントログファイル(ノード)                    0      16 OK    D  [nodeA]
      監視対象イベントログファイル(センサー)                  0      16 OK    D  [sensorA]
      監視レシピカテゴリ                                      1     200 OK    S
      監視レシピテンプレート                                  3     200 OK    D  [千手監視レシピ]
      監視レシピ項目                                         13     200 OK    D  [Windows]
      監視レシピ項目                                         14     200 OK    D  [UNIX]
      監視レシピ項目                                         12     200 OK    D  [共通]
      項目                                               現在値    標準 判定  M  詳細
      ESXサーバー(プローブ)                                   3       5 OK    D  [nodeA]
      Hyper-Vサーバー(プローブ)                               3       5 OK    D  [nodeA]
      監視タスク(ノード)                                      0     200 OK    D  [sensorA]
      監視タスク(プローブ)                                    0    1024 OK    D  [nodeA]
      監視タスク(ESXサーバー)                                 0      50 OK    D  [nodeB]
      監視タスク(Hyper-Vサーバー)                             0      50 OK    D  [nodeB]
      検査間隔2分監視タスク(プローブ)                         0    1000 OK    D  [nodeA]
      監視タスク(タスクスケジュール)                          3    1000 OK    D  [taskSchdl1]
      監視対象センサー(パケット)                              0     256 OK    D  [sensorA]
      監視対象センサー(コマンド)                              0      50 OK    D  [sensorA]
      監視対象センサー(WMI)                                   0      50 OK    D  [sensorA]
      監視対象センサー(JMX)                                   0      50 OK    D  [sensorA]
      監視対象センサー(イベントログ)                          0      50 OK    D  [sensorA]
      監視対象センサー(SNMP)                                  2     256 OK    D  [sensorA]
      =======================
      イベント情報 (EVT)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      メッセージ                                           1418    7000 OK    S
      メッセージアクションルールグループ                      0      50 OK    S
      メッセージアクションルール                              0    5000 OK    S
      メッセージアクションルールグループ内ルール              1     100 OK    D  [MSGACT]
      メッセージアクションルール内スケジュール                1      32 OK    D  [MSGACTx]
      メッセージアクションルール内ノード/ノードグループ       1      32 OK    D  [MSGACTx]
      メールテンプレート                                      0    1000 OK    S
      メール連絡先                                            0    1000 OK    S
      連絡先グループ                                          0    1000 OK    S
      連絡先グループ(メール送信)内連絡先                      2      30 OK    D  [oosaka01.20130225]
      =======================
      ランブックオートメーション情報 (RBA)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      セクションテンプレートグループ                          1     100 OK    S
      セクションテンプレート                                 10    1000 OK    S
      ブックグループ                                          0     100 OK    S
      ブック                                                  0    1000 OK    S
      ブック内セクション/チャプター/分岐                      3    1000 OK    D  [BOOK1.20130225]
      実行ブック                                              0    3500 OK    S
      運用日付                                                0      32 OK    S
      =======================
      ジョブスケジュール情報 (PEX)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      稼働日カレンダー                                        2   10240 OK    S
      稼働日カレンダー稼働条件                                1     256 OK    D  [jobcal]
      トリガ                                                  6   30000 OK    S
      リソース                                                2   10240 OK    S
      動作環境                                                5    1024 OK    S
      動作環境(千手センサー)                                  1      10 OK    D  [sensorA]
      動作環境指定環境変数                                    0     512 OK    D  [cmgr0001]
      動作環境指定環境変数(千手センサー)                      0      10 OK    D  [sensorcmgr1]
      動作環境プール                                          1    1024 OK    S
      動作環境プール指定動作環境数                            2    1024 OK    D  [MANAGERPOOL]
      ジョブ                                                 14  100000 OK    S
      ネット                                                 23   20000 OK    S
      ネット直下ジョブ                                        5    5000 OK    D  [DBメイン更新ネット.20160215]
      ネット直下ネット                                        0    5000 OK    D  [DB事前処理ネット.20160219]
      システム                                                4     200 OK    S
      システム直下ネット                                      0     200 OK    D  [DB更新システム]
      ジョブサービスグループ                                  1     100 OK    S
      ジョブサービスチェック項目                              4    1000 OK    S
      ジョブレポート                                          1    1000 OK    S
      実行動作環境                                           23   40000 OK    S
      実行システム                                            9   10240 OK    S
      実行システム内フレーム                                  1     200 OK    D  [20160217.DB管理システム]
      フレーム                                               11   10240 OK    S
      実行ネット                                             24  200000 OK    S
      実行ジョブサービスグループ                              1   10240 OK    S
      実行ジョブサービスチェック項目                          1   10240 OK    D  [20160303]
      運用日付                                                8      32 OK    S
      1運用日付の投入フレーム数                              0    1024 OK    S  [20160308]
      項目                                               現在値    標準 判定  M  詳細
      ファイル待ちトリガノード                                1     512 OK    D
      ファイル待ちトリガ監視ファイル                          4    1024 OK    D  [nodeA]
      動作環境指定ノードグループ内ノード                      1     256 OK    D  [cmgr2]:[nodegrp]
      先行ジョブ/ネット                                      2      32 OK    D  [DBメイン更新ネット.20160215]:[DB更新フレーム]
      先行トリガ                                              0      32 OK    D  [DBメイン更新ネット.20160215]
      登録リソース                                            0       4 OK    D  [DBメイン更新ネット.20160215]
      後続分岐先ネット                                        2      10 OK    D  [DB更新ネット.20160216]:[稼働確認分岐]
      フレーム内ネット                                        2    5000 OK    D  [20160217]:[DB管理システム]:[DBメイン更新ネット]
      フレーム内ネット+ジョブ                                5   20000 OK    D  [20160217]:[DB管理システム]:[DBメイン更新ネット]
      フレーム内リソース                                      0    1024 OK    D  [20160217]:[DB管理システム]:[DBメイン更新ネット]
      最深ネット深度                                          2      64 OK    D  [20160217]:[DB管理システム]:[DBメイン更新ネット]
      =======================
      キャパシティ情報 (SLM)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      グラフ                                                  0    1000 OK    S
      1円グラフラベル                                         0       5 OK    D  [memory]:[57]
      履歴保存ノード                                          0    6000 OK    S
      メッセージ密度                                          0    1000 OK    S
      メッセージ分布                                          0    1000 OK    S
      ジョブ遅延分析                                          0    1000 OK    S
      項目                                               現在値    標準 判定  M  詳細
      1グラフ監視タスク                                       3      10 OK    D  [memory]
      履歴保存ノード監視タスク                                3       - OK    D  [sunset]:[システム情報]
      =======================
      コンフィグレーション情報 (CCM)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      構成管理ノード                                          0    1000 OK    S
      構成管理ノード(収集スケジュール)                        1       8 OK    D  [nodeA]
      接続設定グループ                                        1     100 OK    S
      接続設定項目                                            0    1000 OK    S
      構成管理項目カテゴリ                                    1     100 OK    S
      構成管理項目                                            0   10000 OK    S
      実行ユニットグループ                                    0     100 OK    S
      実行ユニット                                            0   10000 OK    S
      実行ユニット内構成管理項目                              1     100 OK    D  [unit1]
      実行ユニット内収集スケジュール                          1       8 OK    D  [unit1]
      実行ユニット内ノードグループ                            0      50 OK    D  [unit1]
      実行ユニット内ノード                                    1     300 OK    D  [unit1]
      実行ユニット内除外ノード                                0      50 OK    D  [unit1]
      履歴表示設定                                            0     512 OK    S
      履歴表示設定内表示期間                                  1      16 OK    D  [ccmdisp]
      項目                                               現在値    標準 判定  M  詳細
      構成管理ノード(千手センサー)                            2     100 OK    D  [nodeA]
      構成管理項目(プローブ)                                  2   10000 OK    D  [nodeA]
      構成管理項目(構成管理ノード)                            0    1000 OK    D  [nodeA]
      =======================
      その他情報 (SAE)
      =======================
      項目                                               現在値    上限 判定  M  詳細
      ユーザーコマンドグループ                                1     200 OK    S
      ユーザーコマンドフォルダ                                1     200 OK    D  [UserCmd]
      ユーザーコマンド(グループ)                            1     200 OK    D  [UserCmd]
      ユーザーコマンド(フォルダ)                            1     200 OK    D  [UserCmd]:[Fld1]
      千手ユーザー                                            1     500 OK    S
      ネーミングフィルタ                                      0   10240 OK    S
      
    • (例3) サマリ表示(CSV形式)
      2016/03/09 09:32:59
      項目,値
      千手マネージャOS,linux
      千手ブラウザ接続上限数,6
      Job Scheduler for SAP,ON
      AWS監視,ON
      Azure監視,ON
      Kubernetes監視,ON
      Docker監視,ON
      GCP監視,ON
      OCI監視,ON
      IBM Cloud監視,ON
      Podman監視,ON
      OpenShift監視,ON
      サブシステム,項目,現在値,上限,判定,M,詳細
      ノード,ノード,2,10239,OK,S,
      ノード,千手エージェント,1,32,OK,S,
      ノード,千手エージェント(Windows),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(Linux),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(HP-UX),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(Solaris),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(AIX),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(その他/不明),1,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(モニタリング),1,32,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール),1,32,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(Windows),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(Linux),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(HP-UX),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(Solaris),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(AIX),0,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ジョブスケジュール)(その他/不明),1,-,OK,S,
      ノード,千手エージェント(コンフィグレーション),1,32,OK,S,
      ノード,千手エージェント(ランブックオートメーション),1,64,OK,S,
      ノード,千手センサー(サーバー),1,32,OK,S,
      ノード,千手センサー(ネットワーク),0,32,OK,S,
      ノード,千手センサー(カスタム),0,32,OK,S,
      ノード,千手センサー(モニタリング),1,96,OK,S,
      ノード,千手センサー(ジョブスケジュール),1,32,OK,S,
      ノード,千手センサー(コンフィグレーション),1,96,OK,S,
      ノード,千手センサー(ランブックオートメーション),1,64,OK,S,
      ノード,セカンダリエージェント,0,999,OK,S,
      ノード,セカンダリセンサー,0,5000,OK,S,
      ノード,ジョブマネージャ連携ノード,0,5,OK,S,
      ノード,仮想サーバーホスト(VMware),0,64,OK,S,
      ノード,仮想サーバーホスト(Hyper-V),0,64,OK,S,
      モニタリング,ノードグループ,17,999,OK,S,
      モニタリング,監視タスク,0,10240,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(VMware)),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(Hyper-V)),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(WEB-Standard監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Apache監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(IIS監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(WebLogic監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(WebSphere監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(JBoss監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(.NET Framework監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Mail-Standard監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(ExchangeServer監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Oracle監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(SQL Server監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(PostgreSQL監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(SAP監視),0,64,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(AWS監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Azure監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Kubernetes監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Docker監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(GCP監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(OCI監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(IBM Cloud監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(Podman監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,監視対象ノード(OpenShift監視),0,96,OK,S,
      モニタリング,カスタムカテゴリ,0,200,OK,S,
      モニタリング,カスタム監視項目,0,1000,OK,S,
      モニタリング,計算式,35,1000,OK,S,
      モニタリング,SNMPコレクタ(トラップ),0,5,OK,S,
      モニタリング,週間スケジュール,1,1024,OK,S,
      モニタリング,タスクスケジュール,0,1000,OK,S,
      モニタリング,営業日カレンダー,1,10240,OK,S,
      モニタリング,メッセージフィルタ,1,10240,OK,S,
      モニタリング,ログフィルタ,1,10240,OK,S,
      モニタリング,JSONログフィルタ,1,10240,OK,S,
      モニタリング,イベントログフィルタ,3,10240,OK,S,
      モニタリング,監視レシピカテゴリ,1,200,OK,S,
      イベント,メッセージ,1418,7000,OK,S,
      イベント,メッセージアクションルールグループ,0,50,OK,S,
      イベント,メッセージアクションルール,0,5000,OK,S,
      イベント,メールテンプレート,0,1000,OK,S,
      イベント,メール連絡先,0,1000,OK,S,
      イベント,連絡先グループ,0,1000,OK,S,
      ランブックオートメーション,セクションテンプレートグループ,1,100,OK,S,
      ランブックオートメーション,セクションテンプレート,10,1000,OK,S,
      ランブックオートメーション,ブックグループ,0,100,OK,S,
      ランブックオートメーション,ブック,0,1000,OK,S,
      ランブックオートメーション,実行ブック,0,3500,OK,S,
      ランブックオートメーション,運用日付,0,32,OK,S,
      ジョブスケジュール,稼働日カレンダー ,2,10240,OK,S,
      ジョブスケジュール,トリガ,6,30000,OK,S,
      ジョブスケジュール,リソース,2,10240,OK,S,
      ジョブスケジュール,動作環境,5,1024,OK,S,
      ジョブスケジュール,動作環境プール,1,1024,OK,S,
      ジョブスケジュール,ジョブ,14,100000,OK,S,
      ジョブスケジュール,ネット,23,20000,OK,S,
      ジョブスケジュール,システム,4,200,OK,S,
      ジョブスケジュール,ジョブサービスグループ,1,100,OK,S,
      ジョブスケジュール,ジョブサービスチェック項目,4,1000,OK,S,
      ジョブスケジュール,ジョブレポート,1,1000,OK,S,
      ジョブスケジュール,実行動作環境,23,40000,OK,S,
      ジョブスケジュール,実行システム,9,10240,OK,S,
      ジョブスケジュール,フレーム,11,10240,OK,S,
      ジョブスケジュール,実行ネット,24,200000,OK,S,
      ジョブスケジュール,実行ジョブサービスグループ,1,10240,OK,S,
      ジョブスケジュール,運用日付,8,32,OK,S,
      ジョブスケジュール,1運用日付の投入フレーム数,0,1024,OK,S,[20160308]
      キャパシティ,グラフ,0,1000,OK,S,
      キャパシティ,履歴保存ノード,0,6000,OK,S,
      キャパシティ,メッセージ密度,0,1000,OK,S,
      キャパシティ,メッセージ分布,0,1000,OK,S,
      キャパシティ,ジョブ遅延分析,0,1000,OK,S,
      コンフィグレーション,構成管理ノード,0,1000,OK,S,
      コンフィグレーション,接続設定グループ,1,100,OK,S,
      コンフィグレーション,接続設定項目,0,1000,OK,S,
      コンフィグレーション,構成管理項目カテゴリ,1,100,OK,S,
      コンフィグレーション,構成管理項目,0,10000,OK,S,
      コンフィグレーション,実行ユニットグループ,0,100,OK,S,
      コンフィグレーション,実行ユニット,0,10000,OK,S,
      コンフィグレーション,履歴表示設定,0,512,OK,S,
      その他,ユーザーコマンドグループ,1,200,OK,S,
      その他,千手ユーザー,1,500,OK,S,
      その他,ネーミングフィルタ,0,10240,OK,S,
      
  • 出力されたカラムの内容
    • サブシステム

      カテゴリ名が表示されます。

    • 項目

      定義情報の項目名が表示されます。

    • 千手マネージャのOS種別とライセンス情報が表示されます。

    • 現在値

      定義されている数が表示されます。

    • 上限

      定義可能な上限値(システム上限やライセンス数による上限)が表示されます。

    • 標準

      性能上の目安としての標準値が表示されます。

    • M

      表示モードです。"S"は基本情報および詳細情報の両方の出力時に表示される項目であることを表しています。"D"は詳細情報の出力時にのみ出力される項目であることを表しています。

    • 詳細

      項目の追記事項にあたる内容が":"区切りで表示されます。

  • 出力項目内容

    カテゴリ

    項目

    内容

    上限/標準

    モード

    ライセンス情報

    千手マネージャOS

    千手マネージャのOS種別が出力されます。

    千手ブラウザ接続上限数

    千手ブラウザライセンスの情報が出力されます。接続可能な台数が出力されます。

    Job Scheduler for SAP

    Job Scheduler for SAPライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    AWS監視

    AWS監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    Azure監視

    Azure監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    Kubernetes監視

    Kubernetes監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    Dokcer監視

    Dokcer監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    GCP監視

    Google Cloud監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    OCI監視

    OCI監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    IBM Cloud監視

    IBM Cloud監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    Podman監視

    Podman監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    OpenShift監視

    OpenShift監視ライセンスの情報が出力されます。ライセンスがある場合はON、無い場合はOFFと出力されます。

    ノード情報

    ノード

    定義可能なノードの登録台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント

    定義可能な千手エージェントの台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(Windows)

    千手エージェント(Windows)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(Linux)

    千手エージェント(Linux)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(HP-UX)

    千手エージェント(HP-UX)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(Solaris)

    千手エージェント(Solaris)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(AIX)

    千手エージェント(AIX)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(その他/不明)

    千手エージェント(その他/不明)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(モニタリング)

    定義可能なモニタリングを使用するエージェント台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)

    定義可能なジョブスケジュールを使用するエージェント台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(Windows)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(Windows)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(Linux)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(Linux)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(HP-UX)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(HP-UX)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(Solaris)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(Solaris)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(AIX)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(AIX)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ジョブスケジュール)(その他/不明)

    ジョブスケジュールを使用する千手エージェント(その他/不明)の現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(コンフィグレーション)

    定義可能なコンフィグレーションを使用するエージェント台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手エージェント(ランブックオートメーション)

    定義可能なランブックオートメーションを使用するエージェント台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(サーバー)

    定義可能な千手センサー(サーバー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(ネットワーク)

    定義可能な千手センサー(ネットワーク)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(カスタム)

    定義可能な千手センサー(カスタム)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(モニタリング)

    定義可能なモニタリングを使用する千手センサー台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(ジョブスケジュール)

    定義可能なジョブスケジュールを使用する千手センサー台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(コンフィグレーション)

    定義可能なコンフィグレーションを使用する千手センサー台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手センサー(ランブックオートメーション)

    定義可能なランブックオートメーションを使用する千手センサー台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    セカンダリエージェント

    定義可能なセカンダリマネージャチェック台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    セカンダリセンサー

    定義可能なセカンダリセンサー台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ジョブマネージャ連携ノード

    定義可能なジョブマネージャ連携チェック台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    仮想サーバーホスト(VMware)

    定義可能な仮想サーバーホスト(VMware)台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    仮想サーバーホスト(Hyper-V)

    定義可能な仮想サーバーホスト(Hyper-V)台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    モニタリング情報

    ノードグループ

    定義可能なノードグループの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    所属ノードグループ

    定義可能な1ノードが所属できるノードグループ数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視タスク

    定義可能な1つのドメインで登録可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    千手起動プロセス

    定義可能な1ノードで登録可能な千手起動プロセス数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象プロセス

    定義可能な1ノードで登録可能な監視対象プロセス数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(VMware))

    定義可能な1つのドメインで登録可能なバーチャリゼーション監視(VMware)機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(バーチャリゼーション監視(Hyper-V))

    定義可能な1つのドメインで登録可能なバーチャリゼーション監視(Hyper-V)機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(WEB-Standard監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なWEB-Standard監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Apache監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なApache監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(IIS監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なIIS監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(WebLogic監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なWebLogic監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(WebSphere監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なWebSphere監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(JBoss監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なJBoss監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(.NET Framework監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能な.NET Framework監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Mail-Standard監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なMail-Standard監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(ExchangeServer監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なExchangeServer監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Oracle監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なOracle監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(SQL Server監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なSQL Server監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(PostgreSQL監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なPostgreSQL監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(SAP監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なSAP監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(AWS監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なAWS監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Azure監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なAzure監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Kubernetes監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なKubernetes監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Docker監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なDocker監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(GCP監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なGoogle Cloud監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(OCI監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なOCI監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(IBM Cloud監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なIBM Cloud監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(Podman監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なPodman監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視対象ノード(OpenShift監視)

    定義可能な1つのドメインで登録可能なOpenShift監視機能を使用する監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)の台数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    カスタムカテゴリ

    定義可能な1つのドメインで登録可能なカスタム監視項目カテゴリ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    カスタム監視項目

    定義可能な1つのドメインで登録可能なカスタム監視項目数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    計算式

    定義可能な1つのドメインで登録可能な計算式数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    SNMPコレクタ(トラップ)

    定義可能なSNMPトラップ受信チェックが入っているノード数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    週間スケジュール

    定義可能な週間スケジュール数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    タスクスケジュール

    定義可能なタスクスケジュール数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    営業日カレンダー

    定義可能な営業日カレンダー数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージフィルタ

    定義可能なメッセージフィルタの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージフィルタ条件

    定義可能な1メッセージフィルタに登録できる検索項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ログフィルタ

    定義可能なログフィルタの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ログフィルタ監視項目

    定義可能な1ログフィルタに登録できる監視項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    JSONログフィルタ

    定義可能なJSONログフィルタの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    JSONログフィルタ監視項目

    定義可能な1JSONログフィルタに登録できる監視項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象ログファイル(ノード)

    定義可能な1ノードのログ監視で、監視対象に登録できるファイル数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象ログファイル(センサー)

    定義可能な1ノードの千手センサーのログ監視で、監視対象に登録できるファイル数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    イベントログフィルタ

    定義可能なイベントログフィルタの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    イベントログフィルタ監視項目

    定義可能な1イベントログフィルタに登録できる監視項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象イベントログファイル(ノード)

    定義可能な1ノードのイベントログ監視で、監視対象に登録できるイベントログ数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視対象イベントログファイル(センサー)

    定義可能な1千手センサーのイベントログ監視で、監視対象に登録できるイベントログ数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視レシピカテゴリ

    定義可能な監視レシピカテゴリの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    監視レシピテンプレート

    定義可能な1監視レシピカテゴリに登録できる監視レシピテンプレート数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    監視レシピ項目

    定義可能な1監視レシピテンプレートに登録できる監視レシピ項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ESXサーバー(プローブ)

    1つのプローブで監視可能なESX Server台数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    Hyper-Vサーバー(プローブ)

    1つのプローブで監視可能なHyper-V Server台数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視タスク(ノード)

    1台の監視対象ノード(千手エージェント、千手センサー)上に登録可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視タスク(プローブ)

    1つのプローブで監視可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視タスク(ESXサーバー)

    1台の監視対象ESX Server上に登録可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視タスク(Hyper-Vサーバー)

    1台の監視対象Hyper-V Server上に登録可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    検査間隔2分監視タスク(プローブ)

    1プローブが監視可能な検査間隔2分の監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視タスク(タスクスケジュール)

    1つのタスクスケジュールに設定可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(パケット)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(パケット監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(コマンド)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(コマンド監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(WMI)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(WMI監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(JMX)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(JMX監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(イベントログ)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(イベントログ監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    監視対象センサー(SNMP)

    1プローブが監視可能な最大千手センサー台数(SNMP監視項目)と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    イベント情報

    メッセージ

    定義可能なメッセージの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージアクションルールグループ

    定義可能なメッセージアクションルールグループの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージアクションルール

    定義可能なメッセージアクションルールの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージアクションルールグループ内ルール

    定義可能な1メッセージアクションルールグループに、登録できるルール数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    メッセージアクションルール内スケジュール

    定義可能な1メッセージアクションルールに、登録できるスケジュール数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    メッセージアクションルール内ノード/ノードグループ

    定義可能な1メッセージアクションルールに、登録できるノード/ノードグループ数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    メールテンプレート

    定義可能なメールテンプレートの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メール連絡先

    定義可能なメール連絡先の登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    連絡先グループ

    定義可能な連絡先グループの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    連絡先グループ(メール送信)内連絡先

    定義可能な1連絡先グループ(メール送信)に、登録できる連絡先数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ランブックオートメーション情報

    セクションテンプレートグループ

    定義可能なセクションテンプレートグループの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    セクションテンプレート

    定義可能なセクションテンプレートの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ブックグループ

    定義可能なブックグループの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ブック

    定義可能なブックの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ブック内セクション/チャプター/分岐

    定義可能な1ブックに、登録できるセクション/チャプター/分岐の数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    実行ブック

    定義可能な実行ブックの登録数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    運用日付

    定義可能な運用日付数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ジョブスケジュール情報

    稼働日カレンダー

    定義可能な稼働日カレンダー数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    稼働日カレンダー稼働条件

    定義可能な1稼働日カレンダーに、登録できる稼働条件数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    トリガ

    定義可能なトリガ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    リソース

    定義可能なリソース数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    動作環境

    定義可能な動作環境数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    動作環境(千手センサー)

    定義可能な動作環境(千手センサー)数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    動作環境指定環境変数

    定義可能な1動作環境に登録できる環境変数数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    動作環境指定環境変数(千手センサー)

    定義可能な1動作環境(千手センサー)に登録できる環境変数数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    動作環境プール

    定義可能な動作環境プール数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    動作環境プール指定動作環境数

    定義可能な動作環境プールに指定できる動作環境数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ジョブ

    定義可能なジョブ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ネット

    定義可能なネット数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ネット直下ジョブ

    定義可能なネット直下に登録できるジョブ/分岐ジョブの数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ネット直下ネット

    定義可能なネット直下に登録できるネット数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    システム

    定義可能なシステム数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    システム直下ネット

    定義可能なシステム直下に登録できるネット数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ジョブサービスグループ

    定義可能なジョブサービスグループ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ジョブサービスチェック項目

    定義可能なジョブサービスチェック項目数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ジョブレポート

    定義可能なジョブレポート数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行動作環境

    定義可能な作成可能な実行動作環境サーバー最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行システム

    定義可能な実行システム最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行システム内フレーム

    定義可能な実行システム内フレーム最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    フレーム

    定義可能なフレーム最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ネット

    定義可能な一覧用登録ネット名最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ジョブサービスグループ

    定義可能な実行ジョブサービスグループ最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ジョブサービスチェック項目

    定義可能な実行ジョブサービスチェック項目最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    運用日付

    定義可能な運用日付数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    1運用日付の投入フレーム数

    1つの運用日付に投入できるフレームの最大数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ファイル待ちトリガノード

    ファイル待ちトリガを使用したときに、同時にファイル待ちができるノード数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    ファイル待ちトリガ監視ファイル

    ファイル待ちトリガを使用したときに、一ノードで同時に行えるファイル監視数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    動作環境指定ノードグループ内ノード

    動作環境でノードグループを指定したときに、そのノードグループに含まれるノード数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    先行ジョブ/ネット

    ジョブ/ネットに接続できる先行ジョブ/ネット数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    先行トリガ

    ジョブ/ネットに接続できる先行トリガ数と現在値が出力されます。又先行トリガ取得時にエラーが発生した場合は現在値及び判定の欄に「N/A」と出力して詳細欄には出力しません。なお当該処理は中断してコマンドは継続します。

    標準

    詳細情報

    登録リソース

    1つのジョブ/ネットに登録できるリソース数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    後続分岐先ネット

    分岐ジョブに接続できる分岐先ネットの最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    フレーム内ネット

    フレームが包含できるネット数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    フレーム内ネット+ジョブ

    フレームが包含できる、ネット+ジョブ+分岐ジョブ数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    フレーム内リソース

    起動したフレームで使用できるリソース数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    最深ネット深度

    ネットの最深の深度と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    キャパシティ情報

    グラフ

    定義可能なグラフ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    1円グラフラベル

    円グラフ毎に定義可能なラベル数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    履歴保存ノード

    定義可能な履歴保存ノード数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージ密度

    定義可能なメッセージ密度数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    メッセージ分布

    定義可能なメッセージ分布数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ジョブ遅延分析

    定義可能なジョブ遅延分析数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    1グラフ監視タスク

    1つのグラフ定義に登録可能な監視タスク数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    履歴保存ノード監視タスク

    ノードと監視カテゴリ毎に定義可能な履歴保存監視タスク数と現在値が出力されます。

    詳細情報

    コンフィグレーション情報

    構成管理ノード

    定義可能な構成管理ノード数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    構成管理ノード(収集スケジュール)

    定義可能な1構成管理ノードに、登録できる収集スケジュールの数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    接続設定グループ

    定義可能な接続設定グループ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    接続設定項目

    定義可能な接続設定項目数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    構成管理項目カテゴリ

    定義可能な構成管理項目カテゴリ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    構成管理項目

    定義可能な構成管理項目数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ユニットグループ

    定義可能な実行ユニットグループ数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ユニット

    定義可能な実行ユニット数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    実行ユニット内構成管理項目

    定義可能な1実行ユニットに、登録できる構成管理項目数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    実行ユニット内収集スケジュール

    定義可能な1実行ユニットに、登録できる収集スケジュール数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    実行ユニット内ノードグループ

    定義可能な1実行ユニットに、登録できるノードグループ数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    実行ユニット内ノード

    定義可能な1実行ユニットに、登録できるノード数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    実行ユニット内除外ノード

    定義可能な1実行ユニットに、登録できる除外ノード数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    履歴表示設定

    定義可能な履歴表示設定数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    履歴表示設定内表示期間

    定義可能な1履歴表示設定に、登録できる表示期間数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    構成管理ノード(千手センサー)

    1プローブが取得可能な千手センサー台数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    構成管理項目(プローブ)

    1プローブが取得可能な構成管理項目数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    構成管理項目(構成管理ノード)

    1構成管理ノードに登録できる構成管理項目数と現在値が出力されます。

    標準

    詳細情報

    その他情報

    ユーザーコマンドグループ

    定義可能なユーザーコマンドグループの数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ユーザーコマンドフォルダ

    1ユーザーコマンドグループに定義可能なユーザーコマンドフォルダの最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ユーザーコマンド(グループ)

    1ユーザーコマンドグループ、ユーザーコマンドフォルダに定義可能なユーザーコマンドの最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    ユーザーコマンド(フォルダ)

    1ユーザーコマンドグループ、ユーザーコマンドフォルダに定義可能なユーザーコマンドの最大数と現在値が出力されます。

    上限

    詳細情報

    千手ユーザー

    定義可能な千手ユーザーの数(ユーザーグループ下の千手ユーザー数の合計)と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

    ネーミングフィルタ

    定義可能なネーミングフィルタの数と現在値が出力されます。

    上限

    基本情報

  • 標準出力
    • 「定義系データ値参照コマンド 処理を開始します。」

      ファイルオプション指定時、処理開始時に出力されます。

    • 「実行結果を、ファイル[xxxx] に出力開始します。」

      ファイルオプション指定時、ファイル出力開始時に出力されます。

    • 「実行結果を、ファイル[xxxx] に出力終了しました。」

      ファイルオプション指定時、ファイル出力終了時に出力されます。

    • 「出力行数の上限に達した為、処理を終了します。」

      環境変数の 「SJ_COUNTDEF_DISPCOUNT」の値に出力行が達した場合に出力されます。

  • 標準エラー出力
    • 「パラメータ指定エラー」「Usage : sj_countDef -s{サブシステム(ALL,MON,EVT,RBA,PEX,SLM,CCM,SAE)} [-fファイル名] [-detail] [-c]」

      入力パラメータエラー時に出力されます。

    • 「ノード一覧ファイルの読み込みに失敗しました。」

      コマンド処理開始時にノードファイルの取得失敗に出力されます。

    • 「ファイルのパス指定が違います。ファイル[xxxx]」

      ファイルオプション指定時、ファイルオープン失敗時に出力されます。

    • 「環境変数(SENJUHOME)の取得に失敗しました。」

      千手の環境変数取得の失敗時に出力されます。

    • 「しきい値設定ファイルの読み込みに失敗しました」

      しきい値設定ファイル取得失敗時に出力されます。

    • 「しきい値設定ファイルに同一の項目が複数存在しているため、読み込みに失敗しました。セクション[xxxx] 項目[xxxx]」

      しきい値設定ファイルに項目が重複した場合に出力されます。

    • 「しきい値設定ファイルに項目が設定されていません。セクション[xxxx] 項目[xxxx]」

      しきい値設定ファイルに項目が存在しない場合に出力されます。

    • 「しきい値設定ファイルの項目の値が範囲外です。セクション[xxxx] 項目[xxxx] 値[nnn]」

      しきい値設定ファイルの項目が範囲外の場合に出力されます。

    • 「しきい値設定ファイルの指定方法に誤りがあります。[xxxx]」

      しきい値設定ファイルの指定方法に誤りがある場合に出力されます。

    • 「上限値設定ファイルの読み込みに失敗しました。」

      上限値設定ファイル取得失敗時に出力されます。

    • 「上限値設定ファイルに同一の項目が複数存在しているため、読み込みに失敗しました。項目[xxxx]」

      上限値設定ファイルに項目が重複した場合に出力されます。

    • 「上限値設定ファイルに設定されているライセンスが、正しく取得できません。項目[xxxx] ライセンス[xxxx]」

      当該項目のライセンスが未登録の場合に出力されます。

    • 「上限値設定ファイルに項目が設定されていません。項目[xxxx]」

      上限値設定ファイルに項目が存在しない場合に出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.10. sj_deletesrv-サービスの削除-

  • 指定形式
    sj_deletesrv -nサービス名
  • 目的

    指定されたサービスを削除します。

注釈

  • 本コマンドはWindows 上で実行します。

  • オプション
    • サービス名

      削除するサービス名です。最大文字数は半角256文字です。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_deletesrv -nSenju_system
      サービス(Senju_System)の削除が終了しました。
      
      $
      
  • 標準エラー出力
    • 「オプションの指定に誤りがあります。」

      オプションの指定が誤っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「サービス名の指定に誤りがあります。」

      削除するサービス名に半角256文字を越える文字数が指定されたときにこのエラーが表示されます。

    • 「指定されたサービス(サービス名)は、存在しませんでした。」

      指定したサービスが存在しないときにこのエラーが表示されます。

    • 「サービス(サービス名)の削除が終了しました。」

      本コマンドが終了したときにこのメッセージが出力されます。

警告

  • 稼働中のサービスを本コマンドで削除した場合は、「サービス(サービス名)の削除がが終了しました。」というメッセージが表示されますが、その時点ではサービスは削除されていません。指定されたサービスが停止したときに、サービスは削除されます。

8.2.11. sj_diag-千手システム障害検査-

  • 指定形式
    sj_diag {-bg | -fg [-detail]}
  • 目的

    千手マネージャが稼働するにあたり問題となるOS/ハードウェア/ネットワーク/ストレージ等についての障害検知や検査を行うコマンドです。本コマンドは実行時に各チェックの実施有無、チェック回数、しきい値等を定義した実行検査ファイルを読み込み動作します。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • -bg
      検査結果を千手メッセージコンソールへのメッセージ表示と以下のログへ出力します。二重起動不可です。
      • $SENJUHOME/log/subsys.sae.d/sj_diag.log(UNIX/Linux)

      • イベントログ(Windows)

    • -fg

      検査結果を標準出力へ出力します。二重起動可能です。

    • -detail

      検査結果を詳細表示します。省略時はサマリ表示となります。-fgオプション指定時のみ有効となります。

  • ユーザーカスタマイズ
    通常は千手システムが提供しているテンプレートファイルを用いて検査を行いますが、以下のテンプレートファイルをコピーしてテンプレートファイルと同一ディレクトリ内にsj_diag_bg.conf/sj_diag_fg.confを作成し、検査のon/off、チェック回数、しきい値などを任意の値に変更することにより、ユーザーがカスタマイズを行うことも可能です。
    • -bgオプション指定時
      • $SENJUHOME/dat/opt/sj_diag_bg.template(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\opt\sj_diag_bg.template(Windows)

    • -fgオプション指定時
      • $SENJUHOME/dat/opt/sj_diag_fg.template(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\opt\sj_diag_fg.template(Windows)

警告

  • テンプレートファイルの値は変更しないでください。

  • カスタマイズする場合でもinternalcheckobjectの値は変更しないでください。ユーザーで変更された場合、千手システムの正常稼働が保証できなくなります。

  • 実行結果
    • (例1) サマリ表示
      *
      * check date
      *
      2005/12/15 11:52:47
      
      *
      * check order
      *
      hostcheck     : on - 2times - 5msec
      timercheck    : on - 2times - gettimeofday=5, select=5msec
      diskcheck     : on - 2times - write=5, stat=5, read=5, unlink=5msec
                      filepath = /home/senju/log
                      filesize = 1024byte
      agentcheck    : on - 2times - 5msec
      internalcheck  : on - 3times - 5msec
                      method = sjPEX_pxd:0 aPexServer printString
                      method = sjDCM_daemon:0 aDcmClient debugPrint
      
      *
      * hostcheck
      *
      TOTAL OK= 3, NG=  0
      
      *
      * timercheck
      *
      TOTAL OK= 2, NG=  2(errno=0,0)
      
      *
      * diskcheck
      *
      TOTAL OK= 8, NG=  0
      
      *
      * agentcheck
      *
      TOTAL OK= 24, WARN=  1, NG=  1
      
      *
      * internalcheck
      *
      TOTAL OK= 6, WARN=  0, NG=  0
      
    • (例2) 詳細表示
      *
      * check date
      *
      2005/12/15 12:35:20
      
      *
      * check order
      *
      hostcheck     : on - 2times - 5msec
      timercheck    : on - 2times - gettimeofday=5, select=5msec
      diskcheck     : on - 2times - write=5, stat=5, read=5, unlink=5msec
                      filepath = /home/senju/log
                      filesize = 1024byte
      agentcheck    : on - 2times - 5msec
      internalcheck : on - 2times - 5msec
                      method = sjPEX_pxd:0 aPexServer printString
                      method = sjDCM_daemon:0 aDcmClient debugPrint
      
      *
      * hostcheck
      *
      gethostname   1/2 00:00:00.000 [OK  ]
      gethostname   2/2 00:00:00.000 [OK  ]
      TOTAL OK= 2, NG=  0
      
      *
      * timercheck
      *
      gettimeofday   1/2 00:00:00.000 [OK  ]
      gettimeofday   2/2 00:00:00.000 [OK  ]
      select         1/2 00:00:01.000 [OK  ]
      select         2/2 00:00:01.000 [OK  ]
      TOTAL OK= 4, NG=  0
      
      *
      * diskcheck
      *
      /home/senju/log fwrite   1/2 00:00:01.011 [NG  ](threshold exceeded)
      /home/senju/log fwrite   2/2 00:00:01.034 [NG  ](threshold exceeded)
      /home/senju/log stat     1/2 00:00:00.000 [OK  ]
      /home/senju/log stat     2/2 00:00:00.000 [OK  ]
      /home/senju/log fread    1/2 00:00:00.000 [OK  ]
      /home/senju/log fread    2/2 00:00:00.000 [OK  ]
      /home/senju/log unlink   1/2 00:00:00.059 [OK  ]
      /home/senju/log unlink   2/2 00:00:00.058 [OK  ]
      TOTAL OK= 6, NG=  2(errno=0,0)
      
      *
      * agentcheck
      *
      gethostbyname node01      1/2 00:00:00.002 [OK  ]
      gethostbyname node01      2/2 00:00:00.001 [OK  ]
      gethostbyname node02      1/2 00:00:00.002 [WARN](HOST_NOT_FOUND)
      gethostbyname node02      2/2 00:00:00.002 [NG  ](HOST_NOT_FOUND)
      TOTAL OK= 2, WARN=  1, NG=  1
      
      *
      * internalcheck
      *
      OCB(sjPEX_pxd:0   )   1/2 00:00:00.047 [OK  ]
      OCB(sjPEX_pxd:0   )   2/2 00:00:00.036 [OK  ]
      OCB(sjDCM_daemon:0)   1/2 00:00:00.034 [OK  ]
      OCB(sjDCM_daemon:0)   2/2 00:00:00.037 [OK  ]
      TOTAL OK= 4, WARN=  0, NG=  0
      
  • 出力された各行の内容
    • check date

      コマンドが実行された時間が表示されます。

    • check order
      • 実行検査ファイルの設定値が表示されます。

      • 表示される設定値は以下のものがあります。
        • 各チェックの実施の有無

        • 各チェックの実施回数

        • 各チェックのしきい値

        • ディスクチェックでのファイル作成パス/作成ファイルサイズ

        • 内部通信チェックでの対象プロセス名

    • hostcheck

      千手マネージャのホスト情報に関する検査を行うホストチェックの実行結果が表示されます。

    • timercheck

      千手マネージャのマシンタイム取得に要する所要時間の検査を行うタイマーチェックの実行結果が表示されます。

    • diskcheck

      千手マネージャのディスクI/Oに関する検査を行うディスクチェックの実行結果が表示されます。

    • agentcheck

      千手マネージャに登録されている千手エージェント及びセカンダリエージェントのホスト情報に関する検査を行うエージェントチェックの実行結果が表示されます。

    • internalcheck

      千手マネージャで稼働している千手プロセスとの通信状態に関する検査を行う内部通信チェックの実行結果が表示されます。

注釈

  • Windowsマネージャではinternalcheckは行いません。

  • 標準エラー出力
    • 「Usage:sj_diag {-bg | -fg [-detail]}」

      引数の指定方法が異なっているときに出力されます。

    • 「duplicated execution not permitted」

      2重起動のときに出力されます。

    • 「command timeout[ステージ名]」

      打ち切り時刻を超過したときに出力されます。

    • 「configlation file is not found」

      動作設定ファイルが見つからないときに出力されます。

    • 「parameter error. specified path is not absolute[設定されているパス]」

      動作設定ファイルのチェックファイルのパスが絶対パスではないときに出力されます。

    • 「parameter error. duplicated item[項目名]」

      項目が2つ以上ファイルに存在したときに出力されます。

    • 「parameter error. outside of range[項目名]」

      項目の値が範囲外のときに出力されます。

    • 「itime is not found[項目名]. this stage is skipped[ステージ名]」

      必須項目が動作設定ファイルに存在しなかったときに出力されます。

  • 標準エラー出力
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 打ち切り時刻を超過したときは、検査の途中で正常終了します。打ち切り時刻は5分です。

8.2.12. sj_eventCount-千手イベント処理実績参照コマンド-

  • 指定形式
    sj_eventCount -d[日付] [-detail]
  • 目的

    千手の内部イベントの処理実績を参照します。

注釈

本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 日付

      処理実績を参照する日付をYYYYMMDDの形式で指定します。省略した場合、当日の処理実績を参照します。

    • -detail

      処理実績を詳細表示します。省略時はサマリ表示となります。

  • 実行結果
    • (例1) 省略表示
      % sj_eventCount -d20070101
      TIME                    MSG    PEXEVT PEXDB  STATUS
      2007/03/05 00:00        0      0      0      OK
      2007/03/05 00:01        0      0      0      OK
      :中略
      2007/03/05 23:59        0      0      0      OK
      
    • (例2) 詳細表示
      % sj_eventCount -d20070305 -detail
      TIME                    MSG    START  END    SKIP   EVTTRG FILTRG HELCHK PEXEVT PEXDB  STATUS
      2007/03/05 00:00        0      0      0      0      0      0      0      0      0      OK
      :中略
      2007/03/05 23:59        0      0      0      0      0      0      0      0      0      OK
      
  • 出力された内容
    • TIME

      イベント処理時間帯が表示されます。(分単位)

    • MSG

      メッセージの発生件数が表示されます。

    • START

      起動したジョブ数が表示されます。分岐ジョブ数は含まれません。

    • END

      正常終了/異常終了したジョブ数が表示されます。分岐ジョブ数は含まれません。

    • SKIP

      スキップ終了したジョブ数が表示されます。分岐ジョブ数は含まれません。

    • EVTTRG

      イベント待ちトリガがオンになった数が表示されます。

    • FILTRG

      ファイル待ちトリガがオンになった数が表示されます。

    • HELCHK

      状態管理サーバーと動作環境サーバー間で行っているヘルスチェックの通信回数が表示されます。

    • PEXEVT

      状態管理サーバーのイベント処理数が表示されます。イベント処理数は、START、END、SKIP、EVTTRG、FILTRG、HELCHKの各項目の値に重み付けを行い集計した値となります。

    • PEXDB
      ジョブ/ネット/フレームの稼働履歴の更新データ数が表示されます。
      • STATUS
        千手システムの状態が表示されます。各項目のしきい値は以下のように設定されています。いずれか1つでもしきい値を超えた場合は警告表示("WARN"と出力)を行います。しきい値の変更は行えません。
        • MSG : 6000

        • PEXEVT : 12000

        • PEXDB : 900

        警告表示が出力された場合は、同時間帯のジョブの起動数を減らすなど、イベントの処理数を減らす対処を行ってください。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 101 : 引数不正

    • 102 : 運用日付不正

    • 110 : ファイルフォーマット不正

    • 255 : システムエラー

8.2.13. sj_exit -終了コード設定-

  • 指定形式
    sj_exit 終了コード
  • 目的
    sj_exitはWindowsのバッチファイルで利用することで、バッチプログラムの終了コードを設定します。
    sj_exit 行ではコマンドは終了しません。sj_exit 行の直後にEXIT文を記述して下さい。
    なお、後続行には、EXIT文以外は、記述しないで下さい。EXIT文以外を記述すると、その文の終了コードがバッチプログラム自体の終了コードとなりsj_exitで指定した終了コードが返されません。

    警告

    PowerShellなどでは本コマンドは動作しません。

    注釈

    このコマンド以前のWindowsのバッチファイルでは終了コードを返せなかったため作成しました。

    現在のバッチファイルでは終了コードを返せるようになっていますのでWindowsのコマンドをご利用ください。

  • オプション
    • 終了コード 0 ~ 2147483647 (千手システムによって予約されている終了コードは指定しないでください。詳しくは、 ユーザーズガイド「資料集」「その他」 を参照して下さい。)
      • バッチプログラムの終了コードとして使用する値を指定します。

      • 省略した場合は 0 が指定されたものとします。

      • なお、値は0~2147483647間の整数を指定してください。この範囲以外の値を指定すると、ジョブの終了コードとして正しく認識されません。

      • 引数を2つ以上指定するとUsageが表示され、終了コードは -1 となります。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 指定した終了コード : 正常終了

    • -1 : 引数指定エラー

8.2.14. sj_extMailsend-メール送信(メールテンプレート指定)-

  • 指定形式
    sj_extMailSend { -g連絡先グループ名 | -t宛先(To) [-c宛先(Cc)] [-b宛先(Bcc)] } { -mメールテンプレート名 | -s件名 -d本文 } [-f送信元メールアドレス] [-a添付ファイル名] [-l | -l -r{TLS|STARTTLS}]
  • 目的

    メール送信データの作成およびメールテンプレートの送信を行います。

注釈

  • メッセージアクションの「メール送信(メールテンプレート指定)」は、デフォルト設定の場合、Senju Enterprise Navigatorを使用してメールを送信します。

  • 環境変数とメールサーバを設定することにより、千手マネージャからメールを送信することができます。

    環境変数の設定は、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(メールテンプレート指定)機能設定」 を参照して下さい。
    メールサーバーの設定方法は セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(メールアドレス指定)機能設定」 を参照して下さい。

  • Senju Enterprise Navigatorを使用してメール送信する場合の設定は、Senju Enterprise Navigatorのマニュアルを参照して下さい。

  • OAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定する場合の設定方法は セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 を参照して下さい。

  • オプション
    • 連絡先グループ

      メール送信時の宛先が登録されている連絡先グループの名称を指定します。

    • 宛先(To)

      送信しようとするメールの送付先メールアドレスを指定します。宛先(To)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • 宛先(Cc)

      送信しようとするメールのカーボンコピー先メールアドレスを指定します。宛先(Cc)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • 宛先(Bcc)

      送信しようとするメールのブラインドカーボンコピー先メールアドレスを指定します。宛先(Bcc)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • メールテンプレート名

      メールのタイトル、本文を定義したメールテンプレートの名称を指定します。

    • 件名

      送信しようとするメールのタイトルを指定します。尚、空白を含む件名を指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • 本文

      送信しようとするメールの本文を指定します。尚、空白を含む本文を指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • 送信元メールアドレス

      送信しようとするメールの差出人メールボックスを指定します。省略するとsenju@localhostを差出人メールボックスとします。

    • 添付ファイル名

      メールに添付するファイルの名称を絶対パスで指定します。尚、空白を含むパスを指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • -l

      メールテンプレートのメール送信を指定します。省略した場合、メール送信データの作成となります。

    • -r{TLS|STARTTLS}
      メールテンプレートをメール送信する時に暗号化接続の種類を指定します。
      • TLS : TLSv1.2またはTLSv1.3で接続(※)

      • STARTTLS : STARTTLSで接続

      注釈

      ※ TLSv1.2とTLSv1.3の両方が有効化されている場合、デフォルトのTLSv1.2で接続します。

      省略した場合、非暗号化接続でのメールテンプレートのメール送信となります。

      OAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合、このオプションの設定は無視されます。設定方法は、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 を参照して下さい。

    注釈

    UNIX版マネージャにおいて、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 に従ってOAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合、以下のオプションはマルチバイト文字には対応していません。

    • 添付ファイル名

  • 実行結果
    • (例1)
      % sj_extMailSend -gmailgrp -mtemplate1
      sj_extMailSend:0000000000000081461,連絡先グループ名:mailgrp,件名:testmail
      
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.15. sj_extTelCall-電話呼び出しデータの作成-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_extTelCall -g連絡先グループ名 [-m'読み上げメッセージ']
    • [Windows]
      sj_extTelCall -g連絡先グループ名 [-m"読み上げメッセージ"]
  • 目的

    電話呼び出しデータの作成を行います。

注釈

電話呼出機能を使用する場合、Senju Enterprise Navigatorが必要になります。電話呼出の設定方法については、Senju Enterprise Navigatorのマニュアルを参照して下さい。

  • オプション
    • 連絡先グループ

      電話呼び出しに使用する、連絡網グループID/連絡網IDが指定されている連絡先グループを指定します。

    • 読み上げメッセージ

      電話呼び出し時に流すメッセージを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sj_extTelCall -gtelgroup1 -m'障害が発生しました'
      sj_extTelCall:0000000000000025095,連絡先グループ名:telgroup1
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス

    0 : 正常終了 1 : 異常終了

8.2.16. sj_getosinfo -OSパッチ適用状況取得-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_getosinfo.com -n ノードID
    • [Windows]
      sj_getosinfo.cmd -n ノードID
  • 目的

    千手マネージャーから、自ドメインに所属する千手エージェント/千手センサーのOSパッチ適用状況を取得します。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • 対象ノードに千手センサーを指定する場合、以下の点に注意してください。
    • 千手センサーがWindowsの場合にはWMI、UNIXの場合にはTELNET/SSHを使用して情報取得を行います。

    • 千手センサーのOS種別は、ノードのプロパティの[接続設定]タブで設定された接続方式を参照します。

  • オプション
    • ノードID

      千手エージェント/千手センサーのノードIDを指定します。省略不可です。

  • 実行結果
    • 実行例)
      % sj_getosinfo.com -n agentA
      [hostname]
      agentA
      
      [nodename]
      agentA
      
      [os_version]
      Linux agentA 2.6.32-504.el6.x86_64 #1 SMP Tue Sep 16 01:56:35 EDT 2014 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
      
      [os_patch]
      libX11-1.6.3-2.el7.x86_64
      cracklib-2.9.0-11.el7.x86_64
      file-roller-nautilus-3.14.2-7.el7.x86_64
      :中略
      libwebp-0.3.0-3.el7.x86_64
      glibc-common-2.17-105.el7.x86_64
      rhino-1.7R4-5.el7.noarch
      %
      
  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0:正常終了

    • 1:異常終了

8.2.17. sj_getsenjuinfo -千手保守情報取得-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_getsenjuinfo.com -n ノードID [-p|-m]
    • [Windows]
      sj_getsenjuinfo.cmd -n ノードID [-p|-m]
  • 目的

    千手マネージャーから、自ドメインに所属する千手エージェントのシステム情報と千手情報を取得します。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID

      千手エージェントのノードIDを指定します。省略不可です。

    • -p

      プロセス稼動情報を取得します。省略可能です。

    • -m

      千手モジュール情報を取得します。省略可能です。

  • 実行結果
    • 実行例 1) オプション指定無しで実行
      % sj_getsenjuinfo.com -n agentA
      [hostname]
      agentA
      
      [nodename]
      agentA
      
      [sj_account]
      senju
      
      [sj_version]
      20.0.0
      
      [sj_patch]
      sj_patch-agt-2000-00-linux-x64-package-YYYYMMDD# on YYYY-MM-DD hh:mm:ss
      sj_patch-agt-2000-01-linux-x64-update-YYYYMMDD# on YYYY-MM-DD hh:mm:ss
      
      [sj_extpack]
      sj_extpack-2112-linux-x64-YYYYMMDD
      
      [sjmulti.cf]
      senju   1       managerA     agentA  /home/senju     8407    8461    text
      
      [os_version]
      Linux agentA 2.6.18-274.el5 #1 SMP Fri Jul 8 17:39:55 EDT 2011 i686 i686 i386 GNU/Linux
      
      [set/env]
      TERM=xterm
      HOME=/home/senju
      SHELL=/bin/csh
      USER=senju
      LOGNAME=senju
      :中略
      Sj_isPexPxdServer=0
      Sj_isConsole=0
      Sj_isDBServer=0
      Sj_Version=20.0.0
      LD_LIBRARY_PATH=/home/senju/lib
      %
      
    • 実行例 2) プロセス情報取得(-p)オプションを付けて実行
      % sj_getsenjuinfo.com -n agentA -p
      [hostname]
      agentA
      
      [nodename]
      agentA
      
      [sj_account]
      senju
      
      [sj_version]
      20.0.0
      
      [processlist]
      F S UID        PID  PPID  C PRI  NI ADDR SZ WCHAN  STIME TTY          TIME CMD
      4 S root         1     0  0  75   0 -   540 stext  Jan24 ?        00:00:00 init [3]
      1 S root         2     1  0 -40   - -     0 migrat Jan24 ?        00:00:00 [migration/0]
      1 S root         3     1  0  94  19 -     0 ksofti Jan24 ?        00:00:00 [ksoftirqd/0]
      1 S root         4     1  0  70  -5 -     0 worker Jan24 ?        00:00:00 [events/0]
      :中略
      0 R senju    23531 23494  0  85   0 -   569 -      15:46 ?        00:00:00 ps -elf
      4 S root     25482  3415  0  76   0 -  2509 stext  Jan25 ?        00:00:00 sshd: senju [priv]
      5 S senju    25486 25482  0  75   0 -  2910 stext  Jan25 ?        00:00:02 sshd: senju@notty
      0 S senju    25487 25486  0  85   0 -  1793 rt_sig Jan25 ?        00:00:00 csh -c /usr/libexec/openssh/sftp-server
      0 S senju    25526 25487  0  75   0 -  1699 -      Jan25 ?        00:00:00 /usr/libexec/openssh/sftp-server
      %
      
    • 実行例 3) 千手モジュール情報取得(-m)オプションを付けて実行
      % sj_getsenjuinfo.com -n agentA -m
      [hostname]
      agentA
      
      [nodename]
      agentA
      
      [sj_account]
      senju
      
      [sj_version]
      20.0.0
      
      [sj_patch]
      sj_patch-agt-2000-00-linux-x64-package-YYYYMMDD# on YYYY-MM-DD hh:mm:ss
      sj_patch-agt-2000-01-linux-x64-update-YYYYMMDD# on YYYY-MM-DD hh:mm:ss
      
      [sj_extpack]
      sj_extpack-2112-linux-x64-YYYYMMDD
      
      [sj_module]
      total 126128
      drwxr-xr-x  2 senju senju   12288 Jan 26 15:36 .
      drwxr-xr-x 15 senju senju    4096 Jan 25 18:29 ..
      -rwsr-xr-x  1 root  senju 1011477 Oct  8 15:41 PCB_kill
      -rwxr-xr-x  1 senju senju   16858 Oct  8 15:40 PCB_mon
      -rwxr-xr-x  1 senju senju    4929 Dec 22  2015 PCB_start.com
      -rwxr-xr-x  1 senju senju   20368 Oct  8 15:40 PCBgate
      -rwxr-xr-x  1 senju senju   16126 Oct  8 15:40 PCBproxy
      :中略
      -rwxr-xr-x  1 senju senju    5345 Dec 22  2015 sj_vmstat.com
      -rwxr-xr-x  1 senju senju  251405 Nov 28 11:51 sj_waitfile
      -rwsr-xr-x  1 root  senju  553144 Nov 28 11:51 sj_waitfileEx
      -rwxr-xr-x  1 senju senju    9728 Oct  8 15:41 sj_what
      -rwsr-xr-x  1 root  senju 1144530 Oct  8 15:43 sjrexd
      %
      
  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0:正常終了

    • 1:異常終了

8.2.18. sj_gremsh-リモートコマンド実行(ノードグループ)コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_gremsh.com  [ユーザー名] [-k 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] グループ名 '実行コマンド'
    • [Windows]
      sj_gremsh.com [ユーザー名] [-k 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] グループ名 "実行コマンド"
  • 目的

    本コマンドは、運用管理サーバーから、指定したグループ内の千手エージェントに対し、コマンドを発行するリモートコマンドです。

注釈

プロトコルはSenju DevOperation Conductor独自の「REX」を用います。

  • オプション
    • ユーザー名

      コマンド実行先のユーザー名を指定します。省略時は千手稼働アカウントで実行します。

    • 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8)から運用管理サーバーの漢字コードへ変換します。

    • グループ名

      コマンドを実行させるグループ名を指定します。グループ内の各ノードに対して、リモートコマンドを実行できます。

    • 実行コマンド
      • リモートで実行させるコマンドを指定します。

      • 実行コマンドの文字数(byte)の上限
        • リモートコマンド実行先の千手が、Senju/DC 2016.0.0 以降:1024byte

        • リモートコマンド実行先の千手が、Senju/OC 2013.0.0、Senju/OC 2014.0.0:255byte

        • Linux版マネージャが、リモートのUNIX/Linux版エージェントでリモートコマンドを実行させる場合、リモートコマンド実行先の千手が、Senju/DC 2016.0.0 以降:935byte

        • Linux版マネージャが、リモートのUNIX/Linux版エージェントでリモートコマンドを実行させる場合、リモートコマンド実行先の千手が、Senju/OC 2013.0.0、Senju/OC 2014.0.0:153byte

警告

  • UNIX版マネージャでは、ノード名及びコマンド文字列に以下の文字を含む場合、コマンド実行する事ができません。

    "&", "#", "$", "!"

注釈

Linux版マネージャからUNIX/Linux版千手エージェントに対して実施する場合、リモート側で実行するコマンドは下記の様に記述してください。

以下の条件(3つ)をすべて満たしている場合、

・Linux版マネージャからSenju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対して実行している。
・リモート側で実行するコマンドをシングルクォート、または、ダブルクォートで囲っている。
・さらに、エスケープ記号「\」または、シングルクォート「'」を使用している。

コマンドラインは以下としてください。

・シングルクォート囲い記述('~\○~')の場合

シングルクォート内の全てのエスケープ記号「\」を削除します。

・修正前: '~\○~\○~'
・修正後: '~○~○~'
・ダブルクォート囲い記述("~\○~")の場合

コマンド全体を囲っているダブルクォート「"」の内側にシングルクォート「'」を追加します。

・修正前: "~○~\○~"
・修正後: "'~\○~\○~'"

注釈

Senju/OC 2014.0.0 以前のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは csh で実行します。

Senju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは bash で実行します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_gremsh.com senju _OS_UNIX sj_hostname
      グループ名 _OS_UNIX     ノード lilac    アカウント senju        コマンド sj_hostname
      Permission denied.
      
      グループ名 _OS_UNIX     ノード robin    アカウント senju        コマンド sj_hostname
      robin
      
      実行結果の集計:
                 1  のホストでコマンドが成功しました。
                 1  のホストでコマンドが失敗しました。
      
      コマンド実行に失敗したホストの一覧:
              ノード名  終了値  詳細
              --------  ------  --------------------
              lilac        153  remshコマンド失敗
      以上
      
  • 標準エラー出力
    • 「ERR 指定されたグループが存在しません。」

      指定したグループ名が存在しない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ノード名が取得できません。」

      指定したグループ内のノード名が取得できない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ノード種別(UNIX/NT)の判別失敗しました。」

      ノード名のOS判別失敗時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「このコマンドの構文は次のとおりです: Usage: sj_gremsh [アカウント名] グループ名 コマンド」

      起動引数に誤りがある時にこのメッセージが表示されます。

    • 「千手アカウントの取得に失敗しました。」

      千手稼働アカウント取得失敗時にこのメッセージが表示されます。

    • 「グループ定義ファイルのアクセスエラー。」

      グループ定義ファイルのアクセスに失敗した時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス

    0 : 正常終了(リモートで実行したコマンドの終了ステータスとは異なります)

  • ユーザー認証

    ユーザー認証については sj_remshe-リモートコマンド実行コマンド- を参照してください。

8.2.19. sj_halt-千手の停止-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_halt.com
    • [Windows]
      sj_halt
  • 目的

    千手システムを停止します。千手稼働アカウントでのみ使用可能です。

  • オプション

    なし

  • 実行結果
    • (例 UNIX)
      % sj_halt.com
      千手デーモンプロセスの停止を行ないます。しばらくお待ち下さい。....
      
      終了
      
    • (例 Windows)
      $ sj_halt.exe
      
      千手システムプロセスの停止を行います。
      
      サービス:Senju_Sp 停止します。
      サービス:Senju_ftu_senju 停止します。
      サービス:Senju_rexd_senju 停止します。
      サービス:Senju_main_senju 停止します。
      サービス:Senju Extended Interface Service 停止します。
      
      千手の停止確認を行います。(しばらくお待ちください。.....)
      
      
      千手システムプロセスは正常に停止しました。
      
  • 標準エラー出力
    • (UNIX)

      なし

    • (Windows)
      • 「指定されたサービスが存在しません。」

        停止対象のサービスが存在しないときにこのエラーが表示されます。

      • 「サービス:(サービス名) 停止に失敗しました。」

        表示されたサービスの停止に失敗したときにこのエラーが表示されます。

      • 「千手サービスの停止に失敗しました。」

        本コマンドが異常終了したときに表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • Windowsエージェントに対して、運用管理サーバーからリモートでsj_haltコマンドを実行すると、sj_haltコマンドが正常に終了することができません。本コマンドは、必ず監視対象ノードのコマンドプロンプトにて実行して下さい。

  • WSFC環境では正常に実行できません。千手サービスの停止は、「フェールオーバー クラスター マネージャー」から行ってください。

  • UNIX/Linuxでsj_halt.comを実行した際、ファイルチェックプロセス(sjPEX_filechkd)が使用しているセマフォ「0x99000792」は削除されません。アンインストール時には、マシンを再起動するか、または、手動でセマフォ「0x99000792」を削除してください。
    • (例)
      % ipcs -s | grep 0x99000792
      0x99000792 884742     senju    666        1
      

    3番目の項目"senju"が、セマフォのオーナーになります。このアカウントでログインしてください。 2番目の項目"884742"が削除時に指定するsemidになります。以下のコマンドで削除します。

    • (UNIX の場合)
      % ipcrm -s [0x99000792のsemid]
      
    • (Linux の場合)
      % ipcrm sem [0x99000792のsemid]
      

8.2.20. sj_hostname-ノードIDの取得-

  • 指定形式

    sj_hostname

  • 目的

    ノードIDを取得します。

  • オプション

    なし

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_hostname
      nodeA
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.21. sj_infolist-千手環境の情報取得-

  • 指定形式

    sj_infolist [情報取得ランク(-A|-B)][ 格納先ディレクトリ名]

  • 目的

    千手がインストールされている環境の情報を取得します。

    警告

    このコマンドは千手停止中でも利用可能です。但し、千手停止中では取得出来ない情報があります。

  • オプション
    • 情報取得ランク
      • 取得したい情報のランクを指定します。大文字、小文字は区別されません。省略時は、Aランクの情報を取得します。
        • “A”:環境情報を取得

        • “B”:環境情報およびログを取得

      警告

      Bランク指定では、取得するログのデータ量が多い場合に時間がかかることがあります。コマンド実行時に表示される必要容量の値を確認してから取得を行って下さい。

    • 格納先ディレクトリ名

      千手情報データを保存する格納先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。 省略時は千手稼働アカウントのホームディレクトリ直下に作成されます。

  • 実行結果
    • (例 UNIX)
      % sj_infolist.com -B /tmp
      INFO: Please check Settings & Disk Size.
      ------------------------------------------------------------
      Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
      /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00
                             9014656   4317940   4231412  51% /
      ------------------------------------------------------------
       Specified Rank : B
          Destination : /tmp
      B Rank MAX Size : 1007934 Kbyte
      A Rank MAX Size : 1956 Kbyte
       Total MAX Size : 1009890 Kbyte
      ------------------------------------------------------------
      
      Are you O.K.? Press [y] to Continue. (Press [n] to quit) : y
      
      ・・・・ ※省略(取得情報の内容が標準出力されます)
      
      INFO: Compressing the Archive. (/tmp/sj_infolist-hostA-20141021_1204.tar.Z)
      INFO: SUCCESS
      
    • (例 Windows)
      $ sj_infolist -B C:\temp
      設定内容を確認してください。
      -----------------------------------------------------------
      [指定ランク]   Bランク
      [指定フォルダ] C:\temp
      [空き容量] 約 32291 MB (Cドライブ)
      [必要容量] 約 301.58 MB
      -----------------------------------------------------------
      処理を続けますか?(y or n) > y
      
      情  報:障害情報の取得処理を開始します。
      
      しばらくお待ちください。
      
      情  報:障害情報の取得処理が正常に完了しました。
          [取得ファイル] C:\temp\sj_infolist- hostA -20141021_1145.car
      

      上記の例で、出力される内容は以下のとおりです。

      • 取得ファイル名(アーカイブ名)
        • sj_infolist-{千手ノードID}-{yyyymmdd_HHMM}.tar.Z(UNIX)

        • sj_infolist-{千手ノードID}-{yyyymmdd_HHMM}.car(Windows)

      • 出力項目内容(UNIX)

        ランク

        カテゴリ

        取得項目

        ファイル名

        備考

        A,Bで取得

        OS環境

        hostsファイル

        hosts

        システム情報

        uname.txt

        システム稼働期間

        uptime.txt

        環境変数

        printenv.txt

        ローカルグループ

        group

        ローカルユーザー情報

        passwd

        IPCリソース

        ipcs.txt

        カーネルパラメータ

        kernel_param.txt

        csh limit値

        limit.txt

        /etcの情報

        ls_etc.txt

        ポートの使用状況

        netstat.txt

        パッケージ&ソフトウェア情報

        pkginfo.txt

        プロセス一覧

        ps_info.txt

        タスク稼働情報(瞬間値)

        top.txt

        AIX 以外

        DNS設定

        resolv.conf

        シェル変数

        set.txt

        atのエントリ状況

        at.txt

        スワップ情報

        swap.txt

        CPU情報

        cpuinfo.txt

        Linuxのみ

        カーネルパラメータ設定ファイル

        sysctl.conf

        Linuxのみ

        システムのログ格納場所

        var_log_ls.txt

        Linuxのみ

        サービス情報

        chkconfig.txt

        Linuxのみ

        サービス情報(RHEL7)

        systemctl.txt

        RHEL7のみ

        SELinuxの動作状況

        selinux.txt

        RedHat系,Linuxのみ

        OSリビジョンファイル

        Release,redhat-release

        SolarisとLinuxのみ

        Solarisパッチ情報

        patchinfo.txt

        Solarisのみ

        Solarisカーネルパラメータ設定ファイル

        Project,system

        Solarisのみ

        Solarisシステム診断情報

        prtdiag.txt

        Solarisのみ

        Solarisマシン&ソフトウェアリビジョン方法

        showrev.txt

        Solarisのみ

        Solarisサービス情報

        svcs.txt

        Solarisのみ

        Solarisシステム情報

        sysdef.txt

        Solarisのみ

        システム・コンフィギュレーション

        prtconf.txt

        SolarisとAIXのみ

        AIXテクノロジー・レベル

        oslevel.txt

        AIXのみ

        HP-UXマシン情報

        machinfo.txt

        HP-UXのみ

        HP-UXモデル情報

        model.txt

        HP-UXのみ

        HP-UXパッチ情報

        patchinfo.txt

        HP-UXのみ

        NIC情報

        ifconfig.txt

        HP-UXのみ

        名前解決設定ファイル

        nsswitch.conf

        AIX以外

        千手環境

        千手バージョン

        sj_version

        ライセンスキー

        sj_confirmKey.txt

        マネージャの場合のみ

        千手基本情報

        sjmulti.cf

        パッチ情報

        .sj_patch

        $SENJUHOMEのディレクトリ情報

        ls_senjuhome.txt

        $SENJUHOME/.rhosts

        .rhosts

        $SENJUHOME/dat/anm

        dat/anm/

        $SENJUHOME/dat/fds

        dat/fds/

        dat/fds直下のみ

        $SENJUHOME/dat/senju_domain.cf

        dat/senju_domain.cf

        $SENJUHOME/dat/sj_cf.ini

        dat/sj_cf.ini

        $SENJUHOME/dat/sj_rexhosts

        dat/sj_rexhosts

        $SENJUHOME/unity_dat/pcb/agent.cf

        unity_dat/pcb/agent.cf

        マネージャの場合のみ

        Bで取得

        千手ログ

        $SENJUHOME/log以下のログ

        log/

        pcbTrace

        pcbTrace.ObstacleList.Z

        千手システムブート処理時のログ

        sj_boot_senju.log

        $SENJUHOME/coreファイル

        core.xxxx

      • 出力項目内容(Windows)

        ランク

        カテゴリ

        取得項目

        ファイル名

        備考

        A,Bで取得

        OS環境

        hostsファイル

        hosts

        システム情報

        OsInfo.txt

        systeminfo情報

        環境変数

        set.txt

        環境変数(sj_source)

        sj_source.txt

        プロセス情報(sj_ps)

        sj_ps.txt

        プロセス情報(taskList)

        TaskList.txt

        サービス一覧

        net_start.txt

        NICの構成情報

        ipconfig.txt

        ポートの使用状況

        netstat.txt

        ユーザー情報・ユーザー権利の割り当て

        whoami.txt

        ファイアウォールの設定情報

        firewall.txt

        ローカルセキュリティポリシーのユーザー権利の割り当て

        USER_RIGHTS.txt

        千手環境

        千手バージョン

        sj_version.txt

        ライセンスキー

        sj_confirmKey.txt

        マネージャの場合のみ

        千手基本情報

        sjmulti.cf

        パッチ情報

        sj_patch

        %SENJUHOME%のディレクトリ情報

        dir_senjuhome.txt

        %SENJUHOME%\rhosts

        rhosts

        %SENJUHOME%\dat\anm

        dat\anm\

        %SENJUHOME%\dat\fds

        dat\fds\

        dat\fds直下のみ

        %SENJUHOME%\unity_dat\pcb\agent.cf

        unity_dat\pcb\agent.cf

        マネージャの場合のみ

        Bで取得

        OSログ

        アプリケーション・イベントログ

        AppEvent.txt

        システムイベントログ

        SysEvent.txt

        セキュリティイベントログ

        SecurityEvent.txt

        千手ログ

        %SENJUHOME%\log以下のログ

        log\

        共有メモリ(PCBGATE) PCBGATE0.omd

        千手停止時は取得不可

  • 標準エラー出力
    • (UNIX)

    1. パラメータの指定が誤っている場合
      • 「USAGE: sj_infolist.com [-A | -B] [dirname]」

      • 「ERROR: too many args」

      • 「ERROR: unknown option」

      • 「ERROR: too many directory」

    2. 情報ファイル作成に失敗した場合
      • 「ERROR: Unsuitable directory. Please check permission or existence. (ディレクトリ名)」

      • 「ERROR: failed to tar cvf ディレクトリ名/情報ファイル名」

      • 「ERROR: failed to compress ディレクトリ名/情報ファイル名.tar」

    • (Windows)

    1. パラメータの指定が誤っている場合
      • 「USAGE: sj_infolist.exe [-A | -B] [dirname]」

    2. 環境変数の取得に失敗した場合
      • 「エラー:環境変数(環境変数名)の取得に失敗しました。」

      • 「エラー:環境変数(SENJUHOME)の取得に失敗しました。

      • 情 報:千手稼動アカウントにて実行してください。」

    3. 情報ファイル取得に失敗した場合
      • 「イベントログファイルのサイズが取得できなかったため、無条件に20MBプラスします。」

      • 「エラー:引数リスト (システム依存) が大きすぎます。」

      • 「エラー:コマンド インタプリタが見つかりません。」

      • 「エラー:コマンド インタプリタ ファイルの形式が無効のため実行できません。」

      • 「エラー:コマンドを実行する十分なメモリがない、使えるメモリが損傷している、無効なブロックがある、または呼び出したプロセスが正しく割り当てられていない。」

      • 「エラー:吸い上げ対象ファイルの作成に失敗しました。」

      • 「エラー:メモリ不足のため処理できません。」

      • 「エラー:ノードホスト名の取得に失敗しました。」

      • 「エラー:ログオブジェクトの作成に失敗しました。」

      • 「エラー:ノード[ノード名]のOSバージョンの取得に失敗しました。」

    4. 情報ファイル作成に失敗した場合
      • 「エラー:[フォルダ名] の圧縮に失敗しました。
             上記フォルダを手動にて圧縮してください。」
      • 「エラー:[ファイル名] の削除に失敗しました。ERROR(エラーコード)
             手動にて削除してください。」
      • 「エラー:[ファイル名] の作成に失敗しました。ERROR(エラーコード)
             アクセス権等を確認後、再度、実行してください。」
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.22. sj_instsrv-サービスの登録-

  • 指定形式
    sj_instsrv -nサービス名 [-aアカウント] [-dデスクトップとの対話を許可] [-pパスワード] -e絶対パス実行ファイル名 [-iサービス依存関係] [-sスタート時期]
  • 目的

    指定されたサービスを登録します。

注釈

  • 本コマンドはWindows上で実行します。

  • オプション
    • サービス名

      登録するサービス名です。最大文字数は半角256文字です。

    • アカウント

      サービスを起動するアカウントです。省略時または文字列"LocalSystem"を指定時は、システムアカウントで、それ以外の場合は指定されたアカウントで起動します。

  • デスクトップとの対話を許可

    システムアカウント時のみ有効のオプションです。省略時または0を指定時は、無許可となります。1が指定されたときは、許可となります。

    • パスワード

      アカウント時のみ有効のオプションです。最大文字数は半角14文字です。省略時はパスワードの設定はされません。

    • 絶対パス実行ファイル名

      サービスを起動する実行ファイル名を絶対パスで指定します。最大文字数は半角256文字です。

    • サービス依存関係

      依存関係をもたせるサービス名を指定します。最大文字数は半角256文字です。複数指定するときは@区切りで指定します。省略時は、サービスの依存関係は設定されません。

    • スタート時期

      サービスのスタート時期を設定するオプションです。1が指定されたときは、自動となります。0が指定されたときは、手動となります。省略時は手動となります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_instsrv -nSenju_system -asenju -eC:\senju\bin\senju_system.exe
      サービス(Senju_system)の登録が終了しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「オプションの指定に誤りがあります。」

      オプションの指定が間違っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「指定されたユーザー アカウント名(アカウント名)が存在しないため、サービス(サービス名)の登録に失敗しました。」

      存在しないユーザーアカウントを指定されたときにこのエラーが表示されます。

    • 「デスクトップとの対話を許可する指定に誤りがあります。」

      -dオプション指定に誤りがあるときにこのエラーが表示されます。

    • 「パスワードの指定に誤りがあります。」

      パスワードの指定が半角14文字を越えたときにこのエラーが表示されます。

    • 「実行ファイル名の指定に誤りがあります。」

      サービスを起動する実行ファイル名の指定に誤りがあるときにこのエラーが表示されます。

    • 「サービス(サービス名)は存在しないのでサービスの依存関係に登録出来ません。」

      -iオプション指定時、存在しないサービス名が指定されたときにこのエラーが表示されます。

    • 「スタート時期の指定に誤りがあります。」

      -sオプションの指定に誤りがあるときにこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.23. sj_kill-プロセスの停止-

  • 指定形式
    sj_kill { pid | -nプロセス名 }
  • 目的

    管理対象ノードで稼働しているプロセスを停止します。

  • オプション
    • pid

      停止するプロセスのプロセスIDを半角数字8バイト以内で指定します。pidの指定は10進数で行って下さい

    • -nプロセス名
      • 停止するプロセス名を半角英数字60バイト以内で指定します。(Windowsでは、256バイト以内)

      • プロセス名指定時のプロセスは、パスを除いた部分を指定します。

      • プロセス名指定時は、同じ名称のプロセスをすべて停止します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_kill -nproc1
      proc1 (176)を停止しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定された pid は存在しません。」

      指定されたプロセスIDが間違っているときにこのメッセージが表示されます。

    • 「指定されたプロセスは存在しません。」

      指定されたプロセス名が間違っているときにこのメッセージが表示されます。

    • 「プロセス名が長すぎます。(60文字)」

      -n指定されたプロセス名が60文字を超えている場合、このエラーが表示されます。(Windowsでは、256文字)

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • UNIXでは、シェルスクリプトを停止することはできません。

  • スペースを含むプロセス名の指定はできません。

  • Windowsでは、権限のないアカウントのプロセスは停止することはできません。

8.2.24. sj_load_patch-パッチ情報の更新-

  • 指定形式
    sj_load_patch [パッチ格納パス]
  • 目的
    千手マネージャノードに格納された千手エージェント用パッチアーカイブまたはSenju DevOperation Conductor Extension Pack(以下、Extension Pack)の情報を「パッチ名称」パラメータに反映します。
    リモートアップデート機能を利用して千手エージェントへのパッチ適用を行う場合、適用対象パッチアーカイブをマネージャ機に格納後、本コマンドを実行して下さい。格納したパッチアーカイブの情報をパラメータとして参照できるようになります。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • 千手エージェント用パッチアーカイブまたはExtension Pack以外のファイルは無視されます。

  • Senju/DC 2016未満のバージョン用のパッチおよび、Extension Pack 2108未満のファイルは対象外となります。

警告

  • 本コマンドを実行すると、「パッチ名称」パラメータは実行時の情報で再作成されます。

  • オプション
    • パッチ格納パス
      パッチアーカイブを格納したディレクトリのパスを指定します。省略可能です。
      省略した場合、以下のフォルダが参照されます。
      • $SENJUHOME/install/depot(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\install\depot(Windows)

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_load_patch
      searching patch archives ....
       + sj_extpack-xxxx-linux-x64-yyyymmdd.bin
       + sj_extpack-xxxx-windows-x64-yyyymmdd.exe
       + sj_patch-agt-xxxx-xx-windows-x64-update-yyyymmdd.car
       + sj_patch-agt-xxxx-xx-windows-x64-upgrade-yyyymmdd.car
       + sj_patch-agt-xxxx-xx-linux-x64-upgrade-yyyymmdd.tar.gz
       + sj_patch-agt-xxxx-xx-hpux-ia64-upgrade-yyyymmdd.tar.gz
      patch information is updated successfully.
      
  • 標準エラー出力
    • 「patch information is not updated.」

      パッチアーカイブ情報を取得できなかった場合、このメッセージが表示されます。パラメータは更新されません。

    • 「no patch files found.」

      指定されたパスに千手エージェント用パッチアーカイブまたはExtension Packのファイルが見つからない場合、このメッセージが表示されます。

    • 「invalid path[パッチ格納パス].(エラーコード)」

      パラメータとして不適切なパスが指定された場合、このメッセージが表示されます。パスを確認して下さい。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.25. sj_mgrInfoStore-マネージャ情報収集コマンド-

  • 指定形式
    sj_mgrInfoStore [-t収集転送日付] [-msg] [-c]
  • 目的

    マネージャ情報の収集を行います。また、収集したマネージャ情報ファイルを構成ファイルサーバーに転送します。

注釈

本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • 収集転送日付

      収集、転送するマネージャ情報の日付をYYYYMMDDの形式で指定します。今日以前の日付を指定してください。省略されている場合は、前日のマネージャ情報に対して収集、転送を行います。

    • -msg

      メッセージログ及びメッセージアクションログのみを対象として、収集、転送を行います。

    • -c

      当日のメッセージログ及びメッセージアクションログのみを対象として、収集、転送を行います。

  • パス(格納位置)
    • マネージャ上
      • $CCMROOT/sae/mgrinfo/YYYYMMDD/(UNIX/Linux)

      • %CCMROOT%\sae\mgrinfo\YYYYMMDD\(Windows)

    • 構成ファイルサーバー上
      • %CMSROOT%\YYYYMMDD\mgrinfoマネージャ名\(Windows)

警告

CCMROOTは、構成情報結果ファイルおよび、マネージャ情報の格納ディレクトリを変更する場合の設定(参照: コンフィグレーション「補足情報」「コンフィグレーションの環境変数の設定方法」 )を行っていない場合、千手ホームディレクトリ下の"store"ディレクトリになります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_mgrInfoStore -t20071111
      マネージャ情報(20071111)の収集を開始します。
      マネージャ情報(20071111)の収集が終了しました。
      マネージャ情報(20071111)の格納を開始します。
      マネージャ情報(20071111)の格納が終了しました。
      $
      
  • 標準エラー出力

    ありません。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 収集中に異常あり

    • 2 : 転送中に異常あり

    • 4 : 2重起動

8.2.26. sj_mremsh-リモートコマンド実行(複数ノード)コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_mremsh.com [ユーザー名] [-k 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] {'ノード名1…ノード名n…'} '実行コマンド'
    • [Windows]
      sj_mremsh.com [ユーザー名] [-k 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] {"ノード名1…ノード名n…"} "実行コマンド"
  • 目的

    本コマンドは、運用管理サーバーから、指定した複数の千手エージェントに対し、コマンドを発行するリモートコマンドです。

注釈

プロトコルはSenju DevOperation Conductor独自の「REX」を用います。

  • オプション
    • ユーザー名

      コマンド実行先のユーザー名を指定します。省略時は千手稼働アカウントで実行します。

    • 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8)から運用管理サーバーの漢字コードへ変換します。

    • ノード名1…ノード名n…

      コマンドを実行させるノード名を指定します。複数のノードに対して、コマンドを実行できます。

    • 実行コマンド
      • リモートで実行させるコマンドを指定します。

      • 実行コマンドの文字数(byte)の上限
        • リモートコマンド実行先の千手が、Senju/DC 2016.0.0 以降:1024byte

        • リモートコマンド実行先の千手が、Senju/OC 2013.0.0、Senju/OC 2014.0.0:255byte

        • Linux版マネージャが、リモートのUNIX/Linux版エージェントでリモートコマンドを実行させる場合、リモートコマンド実行先の千手が、Senju/DC 2016.0.0 以降:935byte

        • Linux版マネージャが、リモートのUNIX/Linux版エージェントでリモートコマンドを実行させる場合、リモートコマンド実行先の千手が、Senju/OC 2013.0.0、Senju/OC 2014.0.0:153byte

警告

  • UNIX版マネージャでは、ノード名及びコマンド文字列に以下の文字を含む場合、コマンド実行する事ができません。

    "&", "#", "$", "!"

注釈

Linux版マネージャからUNIX/Linux版千手エージェントに対して実施する場合、リモート側で実行するコマンドは下記の様に記述してください。

以下の条件(3つ)をすべて満たしている場合、

・Linux版マネージャからSenju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対して実行している。
・リモート側で実行するコマンドをシングルクォート、または、ダブルクォートで囲っている。
・さらに、エスケープ記号「\」または、シングルクォート「'」を使用している。

コマンドラインは以下としてください。

・シングルクォート囲い記述('~\○~')の場合

シングルクォート内の全てのエスケープ記号「\」を削除します。

・修正前: '~\○~\○~'
・修正後: '~○~○~'
・ダブルクォート囲い記述("~\○~")の場合

コマンド全体を囲っているダブルクォート「"」の内側にシングルクォート「'」を追加します。

・修正前: "~○~\○~"
・修正後: "'~\○~\○~'"

注釈

Senju/OC 2014.0.0 以前のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは csh で実行します。

Senju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは bash で実行します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_mremsh.com senju 'robin lilac' sj_hostname
      ノード robin    アカウント senju        コマンド sj_hostname
      robin
      
      ノード lilac    アカウント senju        コマンド sj_hostname
      Permission denied.
      
      実行結果の集計:
                 1  のホストでコマンドが成功しました。
                 1  のホストでコマンドが失敗しました。
      
      コマンド実行に失敗したホストの一覧:
              ノード名  終了値  詳細
              --------  ------  --------------------
              lilac        153  remshコマンド失敗
      以上
      
  • 標準エラー出力
    • 「ノード種別(UNIX/NT)の判別失敗しました。」

      ノード名のOS判別失敗時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「このコマンドの構文は次の通りです: Usage: sj_mremsh [アカウント名] ノード名のリスト コマンド」

      起動引数に誤りがある時にこのメッセージが表示されます。

    • 「千手アカウントの取得に失敗しました。」

      千手稼働アカウント取得失敗時にこのメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了(リモートで実行したコマンドの終了ステータスとは異なります)

  • ユーザー認証

    ユーザー認証については sj_remshe-リモートコマンド実行コマンド- を参照してください。

8.2.27. sj_nodegroups -ノード属性/グループ属性の状態表示コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_nodegroups { -gノードグループID | -nノードID | -kノード属性(ANM|CCM|FDS|PEX|RBA|ALIAS|OS) | -Kグループ属性(ALIAS|TYPE|COMMENT) }
    • [Windows]
      sj_nodegroups.exe { -gノードグループID | -nノードID | -kノード属性(ANM|CCM|FDS|PEX|RBA|ALIAS|OS) | -Kグループ属性(ALIAS|TYPE|COMMENT) }
  • 目的

    本コマンドは、千手マネージャ上で実行し、ノードが所属するノードグループの一覧、ノードグループに所属するノードの一覧、及び指定したノード属性、ノードグループ属性を表示するコマンドです。

  • オプション
    • -gノードグループID

      ノードグループIDを指定します。ノードグループに所属するノードIDの一覧を表示します。

    • -nノードID

      ノードIDを指定します。ノードが所属するノードグループの一覧を表示します。

    • -kノード属性

      ノード属性を指定します。指定した属性をもつノードの一覧を表示します。

    • -kノード属性(ANM|CCM|FDS|PEX|RBA|ALIAS|OS)
      指定されたノード属性のノードを表示します。
      ANM :モニタリング機能のON/OFF状態を表示します。
      CCM :コンフィグレーション機能のON/OFF状態を表示します。
      FDS :パッケージ機能のON/OFF状態を表示します。
      PEX :ジョブスケジュール機能のON/OFF状態を表示します。
      RBA :ランブックオートメーション機能のON/OFF状態を表示します。
      ALIAS :ノード名を表示します。(ノードIDに対応するノード名)
      OS :OS種別を表示します。
    • -Kノードグループ属性(ALIAS|TYPE|COMMENT)
      指定されたグループ属性のノードグループを表示します。
      ALIAS :ノードグループ名を表示します。(ノードグループIDに対応するノードグループ名)
      TYPE :ノードグループの種類を表示します。
      COMMENT: ノードグループの説明を表示します。
  • 実行結果
    • (例)
      % sj_nodegroups  -g_ALL
      nodeA
      nodeB
      nodeC
      
  • 標準エラー出力
    • 「& ERR 指定されたグループが存在しません」

      指定したノードグループが存在しない場合、このエラーメッセージが表示されます。

    • 「& ERR 指定されたノードが存在しません」

      指定したノードが存在しない場合、このエラーメッセージが表示されます。

    • 「& ERR 指定されたグループに所属するノードはありません」

      指定したノードグループは存在するが、そのノードグループにノードが1つも所属していない場合、このエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

  • -kノード属性(OS)を指定したとき表示される区分
    UNIX :千手エージェント(UNIX)
    WINNT :千手エージェント(Windows)
    WCL :千手センサー(サーバー)、千手センサー(ネットワーク)、千手センサー(カスタム)、セカンダリセンサー
    SJA :セカンダリエージェント
    WIN95 :千手配布クライアント
    ETC :その他
  • -Kノードグループ属性(TYPE)を指定したとき表示される区分
    OS :OS別グループ
    SUBSYS :千手サブシステムグループ
    WCL :千手センサー(サーバー)、千手センサー(ネットワーク)、千手センサー(カスタム)、セカンダリセンサー
    USER :ノードグループ

8.2.28. sj_reboot -Windowsエージェントのシャットダウンやリブート-

  • 指定形式
    sj_reboot [[/? ] | [-s|-r] [-f] [-t時間][-m]]
  • 目的
    Windowsエージェントのシャットダウンを行います。本コマンドは、ローカルマシン上で作動し、オプションによりシャットダウン、リブートなどを行います。
    千手のジョブとして実行する場合は、ジョブテンプレートにてジョブを作成し運用管理サーバーからリモートで実行して下さい。ジョブテンプレートの使用法は、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」 を参照して下さい。直接エージェントでジョブを実行した場合、ジョブの終了結果は取得できません。
  • オプション
    • /?

      コマンド用法を表示します。

    • -s

      システムをシャットダウンします。

    • -r

      システムをリブートします。

    • -f

      システムをシャットダウンする際に実行中プロセスを強制的に終了させます。このオプションを指定すると、シャットダウンの通知に応答しないアプリケーションがあっても、「アプリケーションが応答しません」というダイアログを表示せずに強制的に終了させます。-fオプションを指定した場合、実行中のアプリケーションの作成中データは失われる可能性があるのでご注意下さい。

    • -t

      シャットダウンまでの時間を秒で指定します。指定しない場合は0秒です。指定できる値の範囲は、0~280秒までです。これを越えた場合は無効となり、280秒が指定されたものとして動作します。

    • -m
      システムのシャットダウンを知らせるダイアログを表示します。-mオプションを指定した場合に表示されるダイアログは、千手のプロセス起動コマンド(sj_remshe)と組み合わせて起動した場合、千手稼働アカウントで起動されるため、千手稼働アカウントにデスクトップとの対話が許可されていないと表示されません(シャットダウン処理は続行されます)。
      このダイアログを強制的に終了させると、即時にシャットダウンが実行されますので誤って閉じないようにご注意下さい。
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • -1 : メモリ確保エラー時

    • 0 : 上記以外

8.2.29. sj_regNode-ノードの自動登録-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_regNode.com  -m 千手マネージャ名  -g デプロイノードグループID [-n ノードID] [-e ノード名] [-i IPアドレス] [-s クラウドサービス{AWS}] [-t ノードタイプ{AGT|WCL|CTS|NWS}] [-c コメント] [-o 実行結果ログ] [-x]
    • [Windows]
      sj_regNode.vbs  -m 千手マネージャ名  -g デプロイノードグループID [-n ノードID] [-e ノード名] [-i IPアドレス] [-s クラウドサービス{AWS}] [-t ノードタイプ{AGT|WCL|CTS|NWS}] [-c コメント] [-o 実行結果ログ]

    注釈

    • Windowsにて実行する場合は、下記のように"cscript //nologo"を付けて実行してください。
      cscript  //nologo sj_regNode.vbs  -m 千手マネージャ名 ・・・・
      
  • 目的
    本コマンドは、千手エージェント/千手センサー上で実行します。
    千手マネージャに千手エージェント/千手センサーを管理対象ノードとして自動登録するコマンドです。(ブック:AUTO_ADDNODEが実行されます)

    注釈

    • 千手エージェントとしてノードを登録する場合、必ず千手エージェントを停止した状態で、本コマンドを実行して下さい。

    • 千手センサーとしてノードを登録した場合、本コマンドと同じディレクトリ(実行結果ログのパスを指定した場合は指定先パス)に実行結果ログ(sj_regNode.log)が作成されます。このファイルが存在する場合、千手センサーとしてのノード登録はできません。

    • 再登録する場合は実行結果ログを削除してから本コマンドを実行して下さい。ノードの登録に失敗した場合も実行結果ログは作成されますが、この場合は削除をする必要はありません。

  • オプション
    • -m 千手マネージャ名

      自動登録する対象の千手マネージャ名を指定します。

    • -g デプロイノードグループID

      自動登録する対象のデプロイノードグループIDを指定します。

    • -n ノードID
      自動登録するノードのノードIDを指定します。省略した場合は以下の値が使用されます。
      • 千手エージェント :[デプロイノードグループIDの先頭5文字]+[000-999の連番]

      • 千手センサー :登録するノードのIPアドレス

    • -e ノード名

      自動登録するノードのノード名を指定します。省略した場合、ノードIDと同じ値が使用されます。

    • -i IPアドレス
      自動登録するノードのIPアドレスを指定します。省略した場合は以下の値が使用されます。
      • 千手エージェント : 登録するノードのIPアドレス

      • 千手センサー : (空)

    • -s クラウドサービス{AWS}

      自動登録するノードのクラウドサービスタイプを指定します。現在は、AWS(Amazon WebService)のみ対応しています。また、AWSを指定した場合、コメントにEC2インスタンス情報を追加します。

    • -t ノードタイプ{AGT|WCL| CTS|NWS}
      自動登録するノードのノードタイプを指定します。
      • AGT : 千手エージェント

      • WCL : 千手センサー(サーバー)

      • CTS : 千手センサー(カスタム)

      • NWS : 千手センサー(ネットワーク)

      省略した場合、AGTが使用されます。ノードタイプは登録する対象のデプロイノードグループのノードタイプと等しい必要があります。

    • -c コメント
      自動登録するノードの説明を指定します。クラウドサービスタイプがAWSの場合、以下の情報が追加されます。
      • ノード登録日時

      • クラウドサービスタイプ

      • EC2インスタンスID

    • -o 実行結果ログ

      sj_regNodeの実行結果ログファイルのパスを指定します。省略した場合、sj_regNodeコマンドと同じディレクトリにログが出力されます。

    • -x
      登録するノードが自身のホスト名を名前解決できない場合に、hostsファイルに自身のホスト名とIPアドレスのレコードを追加する処理を行いません。
      省略した場合、登録するノードが自身のホスト名を名前解決できない場合に、hostsファイルにレコードを追加します。
      このオプションはUNIX版のsj_regNode.comでのみ有効です。Windows版はhostsファイルへのレコードの追加はしません。
  • 実行結果
    • (例1) 千手エージェント(ノードタイプ=AGT)を登録する
      % sj_regNode.com -m MGR -g DPAGT -t AGT
      SUCCESS : Autoscaling of the Senju agent. (nodeid=DPAGT001)
      
    • (例2)千手センサー(サーバー)(ノードタイプ=WCL)を登録する
      % sj_regNode.com -m MGR -g DPWCL -t WCL
      SUCCESS : Autoscaling of the Senju sensor. (nodeid=192.169.128.108/type=WCL)
      
  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0 :正常終了

    • 1 :異常終了

8.2.30. sj_regNode-ノードの削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_regNode.com -r -m 千手マネージャ名 -n ノードID
    • [Windows]
      sj_regNode.vbs -r -m 千手マネージャ名 -n ノードID

    注釈

    Windowsにて実行する場合は、下記のように"cscript //nologo"を付けて実行してください。
    cscript  //nologo sj_regNode.vbs  -m 千手マネージャ名 ・・・・
    
  • 目的
    本コマンドは、千手マネージャ/千手エージェント/千手センサー上で実行します。
    千手マネージャに登録されている千手エージェント/千手センサーを千手ドメインから削除するコマンドです。(ブック:AUTO_DELNODEが実行されます)
  • オプション
    • -r

      このオプションを指定した場合、ノードの削除を実行します。

    • -m 千手マネージャ名

      削除する対象の千手マネージャ名を指定します。

    • -n ノードID

      削除するノードのノードIDを指定します。

  • 実行結果
    • (例)ノードの削除
      % sj_regNode.com -r -m MGR -n DPAGT001
      SUCCESS : Unregister the Senju-node. (nodeid=DPAGT001)
      
  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 千手エージェントにて自ノードを削除した場合、自ノードの千手システムを停止します。

8.2.31. sj_remote_patch-パッチのリモート適用-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_remote_patch.com -n ノードID [-d パッチ格納ディレクトリ] [-P ポート番号] -p パッチアーカイブ[ パッチアーカイブ2 .. パッチアーカイブn]
    • [Windows]
      sj_remote_patch.cmd -n ノードID [-d パッチ格納ディレクトリ] [-P ポート番号] -p パッチアーカイブ[ パッチアーカイブ2 .. パッチアーカイブn]
  • 目的

    千手マネージャノードから、自ドメインに所属する千手エージェントノードの千手システムを更新するアップデートパッチをリモート適用します。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • リモートアップデートの実行中、千手マネージャとエージェント間の通信に8608ポート(TCP)を使用します。

  • エージェントに適用する千手エージェント用パッチアーカイブまたはSenju DevOperation Conductor Extension Pack(以下、Extension Pack)は、事前に千手マネージャ上に格納しておいて下さい。

  • 千手マネージャノード、千手データベースサービス/千手ウェブサービス稼働ノード、およびWSFC環境へのリモートアップデートは行えません。

  • Senju/DC 2016未満のバージョン用のパッチおよび、Extension Pack 2108未満はリモートアップデート機能を利用できません。

  • Extension Packを適用する場合、入れ替え対象モジュールのバックアップを取得しません。必要に応じて、バックアップを取得してからExtension Packを適用してください。入れ替え対象モジュールはExtension PackのREADMEを参照してください。

警告

  • アップデート中、千手エージェント用パッチを適用する場合、対象エージェントの千手システムは停止されます。Extension Packを適用する場合、対象エージェントの千手システムは停止されません。

  • アップデート中、対象エージェントは監視対象外に設定されます。

  • オプション
    • ノードID

      パッチの適用を行う千手エージェントのノードIDを指定します。省略不可。

    • パッチ格納ディレクトリ
      パッチアーカイブを格納しているディレクトリを指定します。省略可。
      格納ディレクトリを指定しない場合、パッチアーカイブの指定をフルパスで記述して下さい。
      指定した場合、パッチアーカイブの指定で格納パス部分を省略できます。
    • ポート番号

      リモートアップデート時に千手マネージャと適用対象エージェント間で利用する通信ポートの番号を指定できます。省略可。

      注釈

      • マネージャ・エージェント間にFW等の通信制限が存在する場合、8608ポート(TCP)に許可を与えるか、本オプションで通信可能なポートを指定してアップデートを実行して下さい。

    • パッチアーカイブ
      適用するパッチを指定します。省略不可・複数指定可。
      複数指定する場合はスペース' 'で区切って列挙します。指定順序にかかわらず、リリースの早いパッチから順番に適用されます。
      パッチ格納ディレクトリを指定しない場合、パッチアーカイブの指定はフルパスで記述して下さい。
      パッチ格納ディレクトリを指定する場合、パッチアーカイブ名(ファイル名)のみで指定可能です。
      Extension Packを含む複数のパッチを指定した場合、パッチ適用前にエラーとなります。
  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_remote_patch.cmd -n agt001 -p c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car
      Install the patch [c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car].
      
      千手システムプロセスの停止を行います。
      
      サービス:Senju_ftu_SYSTEM 停止します。
      サービス:Senju_rexd_SYSTEM 停止します。
      サービス:Senju_main_SYSTEM 停止します。
      
      千手の停止確認を行います。(しばらくお待ちください。.....)
      
      千手システムプロセスは正常に停止しました。
      
      
      ※ パッチ適用メッセージの出力 ※
      
      
      千手システムプロセスの稼働確認を行います
      
      既存のプロセスを停止します。(しばらくお待ちください。.....)
      
      千手システムプロセスを起動します。
      
      サービス:Senju_rexd_SYSTEM 起動します。
      サービス:Senju_main_SYSTEM 起動します。
      サービス:Senju_ftu_SYSTEM 起動します。
      
      千手システムプロセスの稼働確認を行います
      
      千手は正常に起動しました。
      Success to install the patch [c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car].
      Install completed.
      
  • 標準エラー出力
    • 「The patch [パッチアーカイブ名] does not exist in the Manager.」

      指定されたパッチが見つからない場合、このメッセージが表示されます。

    • 「The patch [パッチアーカイブ名] is a inapplicable xxxx to the target Agent.」

      指定されたパッチが対象エージェント用のものでなかった場合、このメッセージが表示されます。

    • 「The target node does not exist in this Domain.」

      指定されたノードが千手エージェントとして登録されていない場合、このメッセージが表示されます。

    • 「Agent informations gotten from the Manager is different from the Agent」

      千手マネージャ側で認識しているエージェントノードの情報がエージェントノードの実態と異なる場合、このメッセージが表示されます。

    • 「Failed to precheck. Please check manually.」

      適用前のチェックで問題がみつかった場合、このメッセージが表示されます。パッチは適用されていません。エラー内容を確認して下さい。

    • 「Multiple Extension Packs cannot be specified at once.」

      適用前のチェックで問題がみつかった場合、このメッセージが表示されます。パッチは適用されていません。Extension Packを含む複数のパッチを指定した場合、このメッセージが表示されます。

    • 「Cannot apply the patch [パッチアーカイブ名] to the target Agent versions earlier than V20.0.0.」

      適用前のチェックで問題がみつかった場合、このメッセージが表示されます。パッチは適用されていません。Senju/DC 2020未満のエージェントにExtension Packを適用しようとした場合、このメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.32. sj_remote_patch-パッチのリモートキャンセル-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_remote_patch.com -u -n ノードID [-d パッチ格納ディレクトリ] [-P ポート番号] -p パッチアーカイブ
    • [Windows]
      sj_remote_patch.cmd -u -n ノードID [-d パッチ格納ディレクトリ] [-P ポート番号] -p パッチアーカイブ
  • 目的

    千手マネージャノードから、自ドメインに所属する千手エージェントノードに適用されているパッチをリモートキャンセルします。

注釈

  • 本コマンドは千手マネージャノードのみで利用可能です。

  • キャンセル処理の実行中、千手マネージャとエージェント間の通信に8608ポート(TCP)を使用します。

  • キャンセルしようとしている千手エージェント用パッチアーカイブが、千手マネージャ上に格納されている必要があります。

  • 千手マネージャノード、千手データベースサービス/千手ウェブサービス稼働ノード、およびWSFC環境のパッチキャンセルはリモートでは行えません。

  • Senju/DC 2016未満のバージョン用のパッチおよび、Senju DevOperation Conductor Extension Packはリモートアップデート機能を利用してキャンセルすることはできません。

警告

  • キャンセル中、対象エージェントの千手システムは停止されます。

  • キャンセル中、対象エージェントは監視対象外に設定されます。

  • オプション
    • ノードID

      パッチをキャンセルする千手エージェントのノードIDを指定します。省略不可。

    • パッチ格納ディレクトリ
      パッチアーカイブを格納しているディレクトリを指定します。省略可。
      格納ディレクトリを指定しない場合、パッチアーカイブの指定をフルパスで記述して下さい。
      指定した場合、パッチアーカイブの指定で格納パス部分を省略できます。
    • ポート番号

      リモートアップデート時に千手マネージャと適用対象エージェント間で利用する通信ポートの番号を指定できます。省略可。

      注釈

      • マネージャ・エージェント間にFW等の通信制限が存在する場合、8608ポート(TCP)に許可を与えるか、本オプションで通信可能なポートを指定してアップデートを実行して下さい。

    • パッチアーカイブ
      キャンセルするパッチを指定します。最後に適用したパッチのキャンセルのみが可能です。
      パッチ格納ディレクトリを指定しない場合、パッチアーカイブをフルパスで記述して指定して下さい。
      パッチ格納ディレクトリを指定する場合、パッチアーカイブ名は省略可能です。対象エージェントに最後に適用されたパッチが自動的に検索されます。
  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_remote_patch.cmd -u -n agt001 -p c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car
      Cancel the patch [c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car].
      
      千手システムプロセスの停止を行います。
      
      サービス:Senju_ftu_SYSTEM 停止します。
      サービス:Senju_rexd_SYSTEM 停止します。
      サービス:Senju_main_SYSTEM 停止します。
      
      千手の停止確認を行います。(しばらくお待ちください。.....)
      
      千手システムプロセスは正常に停止しました。
      
      
      ※ パッチキャンセルメッセージの出力 ※
      
      
      千手システムプロセスの稼働確認を行います
      
      既存のプロセスを停止します。(しばらくお待ちください。.....)
      
      千手システムプロセスを起動します。
      
      サービス:Senju_rexd_SYSTEM 起動します。
      サービス:Senju_main_SYSTEM 起動します。
      サービス:Senju_ftu_SYSTEM 起動します。
      
      千手システムプロセスの稼働確認を行います
      
      千手は正常に起動しました。
      Success to cancel the patch [c:\senju\sj_patch-agt-2000-01-windows-x64-update-YYYYMMDD.car].
      Cancel completed.
      
  • 標準エラー出力
    • 「The patch [パッチ名] does not exist in the Manager.」

      指定されたパッチが見つからない場合、このメッセージが表示されます。

    • 「The latest patch of the Agent[ノード名] does not exist in the specified patch list.」

      対象エージェントに最後に適用されたパッチと異なるパッチを指定した場合、このメッセージが表示されます。

    • 「The target node does not exist in this Domain.」

      指定されたノードが千手エージェントとして登録されていない場合、このメッセージが表示されます。

    • 「Agent informations gotten from the Manager is different from the Agent」

      千手マネージャ側で認識しているエージェントノードの情報がエージェントノードの実態と異なる場合、このメッセージが表示されます。

    • 「Failed to precheck. Please check manually.」

      キャンセル前のチェックで問題がみつかった場合、このメッセージが表示されます。パッチはキャンセルされていません。エラー内容を確認して下さい。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.33. sj_removeGroup-ノードグループ削除コマンド-

  • 指定形式
    sj_removeGroup -gグループ名
  • 目的

    本コマンドは、ノードグループの削除を行うコマンドです。

注釈

Windowsマネージャはサポートしていません。

  • オプション

  • グループ名

    削除するノードグループIDを指定します。

  • 標準エラー出力

    終了ステータスに即したメッセージを出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 定義ファイルが既にロックされているので処理できません。

    • 2 : 指定されたグループが存在しません。

    • 5 : 定義ファイルのロックに失敗しました。定義ファイルの読み込みに失敗しました。指定したグループの削除に失敗しました。定義ファイルの書き込みに失敗しました。

    • 22 : グループ名を指定して下さい。

8.2.34. sj_removeNodeFromGroup-ノード削除コマンド-

  • 指定形式
    sj_removeNodeFromGroup -gグループ名 -hノード名
  • 目的

    本コマンドは、ノードグループ内のノードの削除を行うコマンドです。

注釈

Windowsマネージャはサポートしていません。

  • オプション
    • グループ名

      削除するノードグループIDを指定します。

    • ノード名

      削除するノードグループ内のノードIDを指定します。

  • 標準エラー出力

    終了ステータスに即したメッセージを出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 定義ファイルが既にロックされているので処理できません。

    • 2 : 指定したノードが既に指定したグループには存在しません。指定されたグループが存在しません。指定されたノードが存在しません。

    • 5 : 定義ファイルのロックに失敗しました。定義ファイルの書き込みに失敗しました。定義ファイルの読み込みに失敗しました。指定したノードの削除に失敗しました。

    • 22 : グループ名を指定して下さい。ノード名を指定して下さい。

8.2.35. sj_remshe-リモートコマンド実行コマンド-

  • 指定形式
    sj_remshe {ノード名} [-l ユーザー名] [-k文字コード指定] {コマンドパラメータ1…パラメータn}
  • 目的
    本コマンドは、運用管理サーバーから、指定した千手エージェントに対しコマンドを発行するコマンドです。

注釈

プロトコルはSenju DevOperation Conductor独自の「REX」を用います。

  • オプション
    • ノード名

      コマンドを実行させるノード名を指定します。

    • ユーザー名

      コマンドを実行させるアカウント名を指定します。

      警告

      Windows エージェントに対し"-l"オプションにて千手稼働アカウント以外を指定した場合、以下にご注意ください。
      • 指定アカウントの権限は引き継がれますが、指定したアカウントのユーザー環境変数は引き継がれません。

      • コマンド実行直後にパスワードの入力が求められます。パスワードに使用できる文字は、14文字以内の「!」を含まない文字列です。

    • 文字コード指定

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8)から運用管理サーバーの漢字コードへ変換します。

    • コマンドパラメータ
      リモートで実行させるコマンドを指定します。
      実行コマンドの文字数(byte)の上限は下記の通りです。
      リモートコマンド実行先の千手が、Senju/DC 2016.0.0以上:1024byte、千手が、Senju/OC 2013.0.0、Senju/OC 2014.0.0:255byte
  • 終了ステータス
    • REX
      リモートノードに接続できなかった場合、sj_remsheコマンドの戻り値になります。
      リモートノードに接続できた場合、リモート側で実行したコマンドの終了値が戻ります。
    • パラメータエラーまたは、接続エラーの場合
      • 0以外 : 異常終了

  • ユーザー認証
    • REX
      千手独自プロトコルである「REX」でコマンド実行を行う場合、コマンドを実行する前に以下のようなユーザー認証を行います。
      1. sj_remsheコマンドを起動したユーザー名及び引数に指定されたリモートユーザー名を取得します。

      2. リモートノードの「REX」デーモンは、ユーザー認証用ファイルを参照し、sj_remsheコマンドを起動したホスト名及びユーザー名が記述されていれば実行を許可します。
        ユーザー認証用ファイルの箇所
        • UNIX版エージェント : 指定されたリモートユーザーのホームディレクトリ下のdat/.sj_rexhostsファイル。

        • Windows版エージェント: 千手稼働アカウントのホームディレクトリ下のrhostsファイル。

    • REXユーザー認証用ファイルフォーマット
      千手の独自プロトコルである「REX」におけるユーザー認証用ファイルのフォーマットは、RSHのユーザー認証用ファイルである.rhostsのフォーマットと同じような形式となっています。
      なお、このユーザー認証用ファイルは、ftu、sj_gremsh、sj_mremsh、sjRBA_rexでも使用しています。
      <ホスト名><tab><ユーザー名>
      

注釈

リモート側で実行するコマンドは千手稼働アカウントのログインシェルとして指定されたシェルで実行します。

Senju/OC 2014.0.0 以前のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは csh で実行します。

Senju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対するコマンドは csh または bash で実行できます。

8.2.36. sj_retryCount-千手内部電文の再送回数参照コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      retryCount.com ノードID [日付]
    • [Windows]
      retryCount.cmd ノードID [日付]
  • 目的

    指定したノードで発生した千手内部電文の再送回数を参照します。

注釈

本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID

      参照するノードのノードIDを指定します。複数のノードIDは指定できません。

    • 日付

      参照する日付を指定します。省略した場合、当日の再送回数を参照します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_retryCount.com sample 20061222
      
      ----------
      NODE(sample)
      ----------
      ==========
      ジョブ起動(runProc)
      ==========
      TIME               #1  #2  #3  #4  #5  #6  #7  #8  #9 #10 #11- OVER
      2006-12-22 00:00   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      :中略
      2006-12-22 23:59   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      ==========
      ジョブ終了(doneProc)
      ==========
      TIME               #1  #2  #3  #4  #5  #6  #7  #8  #9 #10 #11- OVER
      2006-12-22 00:00   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      :中略
      2006-12-22 23:59   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      ==========
      ジョブスケジュール(その他)
      ==========
      TIME               #1  #2  #3  #4  #5  #6  #7  #8  #9 #10 #11- OVER
      2006-12-22 00:00   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      :中略
      2006-12-22 23:59   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      
      ==========
      その他
      ==========
      TIME               #1  #2  #3  #4  #5  #6  #7  #8  #9 #10 #11- OVER
      2006-12-22 00:00   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      :中略
      2006-12-22 23:59   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0   0
      
  • 出力された内容
    • TIME

      電文再送発生時間帯が表示されます。(分単位)

    • #1~#11-
      電文再送発生回数が表示されます。
      • #1~#10:再送1回から再送10回まで

      • #11-:再送11回以上

    • OVER

      電文再送OVER発生回数が表示されます。

  • 標準エラー出力
    • 「sj_retryCountSub: date error.」

      指定日付のフォーマットは不正の場合、このエラーが表示されます。

    • 「[ノードID]と通信できません。」

      参照対象ノードと通信できない場合、このエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 日付指定なしの場合、「23:59」までではなく現在時刻までしか出力しません。

8.2.37. sj_rmtWaitfileEx-センサーファイル待ちジョブ-

  • 指定形式
    sj_rmtWaitfileEx -n"ノードID" -u"SSH認証方式" {-a"アカウント名" -p"パスワード" | -h"パスフレーズ" -k"秘密鍵ファイル"} [-v"プロトコルバージョン"] [-r"ポート番号"] [-i"待機時間"] [-t"タイムアウト時間"] [-o] -d監視ディレクトリ ファイル名
  • 目的

    プローブノードで起動し、千手センサー上の指定したファイルが作成されるまで待ち、作成されると正常終了します。このコマンドはファイル待ちジョブとして用います。

注釈

  • 本コマンドはLinux版の千手エージェントのみで利用可能です。

  • 本コマンドの接続方式はSSHに限定されます。

  • オプション
    • -n

      リモート接続対象となるノードのノードIDを指定します。

    • -u
      SSH接続の認証方式を数値で指定します。
      • 1:パスワード認証

      • 2:公開鍵認証

      • 3:Rhosts RSA認証(SSHv1)・ホストベース認証(SSHv2)

    • -a
      接続する際のアカウントを指定します。
      SSH認証方式に「1:パスワード」を指定した場合は省略できません。

      注釈

      ファイル待ちジョブに使用する際はパラメータとして指定する代わりに、動作環境の環境変数に以下を指定することで代用することができます。

      SJ_RMTWAITFILE_ACCOUNT

    • -p
      接続する際のパスワードを指定します。平文、BASE64エンコードを指定することができます。SSH認証方式に「1:パスワード」を指定した場合のみ指定できます。省略できません。

      注釈

      ファイル待ちジョブに使用する際はパラメータとして指定する代わりに、動作環境の環境変数に以下を指定することで代用することができます。

      SJ_RMTWAITFILE_PASS

    • -h
      接続する際のプローブノードの秘密鍵ファイルのパスフレーズを指定します。
      SSH認証方式に「2:公開鍵認証」を指定した場合のみ指定できます。
      省略可能です。

      注釈

      ファイル待ちジョブに使用する際はパラメータとして指定する代わりに、動作環境の環境変数に以下を指定することで代用することができます。

      SJ_RMTWAITFILE_PHRASE

    • -k
      接続する際のプローブノードの秘密鍵ファイルの格納場所をフルパスで指定します。
      SSH認証方式に「2:公開鍵認証」を指定した場合のみ指定できます。
      省略可能です。

      注釈

      ファイル待ちジョブに使用する際はパラメータとして指定する代わりに、動作環境の環境変数に以下を指定することで代用することができます。

      SJ_RMTWAITFILE_KEY

    • -r
      接続する際のSSHプロトコルバージョンを数値で指定します。
      • 1:SSHv1

      • 2:SSHv2

      省略した場合SSHv2が使用されます。

    • -p
      接続する際のSSHポート番号を指定します。
      省略した場合22番が使用されます。
    • -i
      指定ファイルをチェックする時間を秒で指定します。
      指定可能な範囲は10~1800です。省略した場合120秒で動作します。
    • -t
      コマンドがタイムアウトする時間を秒で指定します。
      タイムアウトするとコマンドが終了コード1で異常終了します。
      指定可能な範囲は0および60~86400です。
      0を指定した場合および省略した場合はタイムアウトしません。
    • -o

      ファイル名に「高度な正規表現」を利用する場合に指定します。

    • -d

      監視を行うディレクトリ名を絶対パスで指定します。

    • ファイル名
      監視を行うファイル名を指定します。
      -oオプションを指定する場合は正規表現を使用して指定します。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sj_rmtWaitfileEx -nagent01 -u1 -asenju -pc2VuanU= -d/home/senju/tmpout/ my_waitfile
      %  echo $status
      0
      
    • (例2)
      %  sj_rmtWaitfileEx -nagent01 -u1 -asenju -pc2VuanU= -o -d/home/senju/tmpout/ 'my_.*'
      %  echo $status
      0
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.38. sj_setup_startmode-千手起動モード設定コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      対話型 : sj_setup_startmode.com
      非対話型 : sj_setup_startmode.com  -s 起動モード{0,1,2,3} -m 千手マネージャ名 -g デプロイノードグループID [-n ノードID] [-t クラウドサービスタイプ{aws}]
    • [Windows]
      対話型 : sj_setup_startmode.cmd
      非対話型 : sj_setup_startmode.cmd  -s 起動モード{0,1,2,3} -m 千手マネージャ名 -g デプロイノードグループID [-n ノードID] [-t クラウドサービスタイプ{aws}]
  • 目的
    本コマンドは、千手エージェント上で実行し、千手起動モードの設定をするためのコマンドです。
    千手起動モードの設定をすることで、千手エージェントの起動時に、千手マネージャに管理対象ノードとして自動登録することが可能になります。千手エージェントの自動登録については、 セットアップガイド千手エージェントインストール後のノードの自動登録 を参照して下さい。
    本コマンドの実行後、千手起動モード定義ファイルが、以下の場所に作成されます。 * Windowsの場合 : %SENJUHOME%\senju\dat\sj_startmode.ini * UNIXの場合 : $SENJUHOME/senju/dat/sj_startmode.ini

    警告

    起動時に千手エージェントを自動登録するためには、本コマンドで作成される千手起動モード定義ファイルが必要です。千手エージェントの自動登録が実行されると、千手起動モード定義ファイルはリネームされ、次回起動以降は千手エージェントの自動登録は実行されません。再度、起動時の千手エージェントの自動登録をする場合は、本コマンドを再実行して下さい。

  • オプション
    • -s 起動モード{0,1,2,3}
      千手起動モードを指定します。
      • 0 : 千手エージェントを起動せず起動処理を中止します。

      • 1 : 千手エージェントを通常通り起動します。

      • 2 :千手起動モード定義ファイルに定義されたコマンドを実行した後、千手エージェントの起動処理を中止します。千手エージェントの自動登録時は、この起動モードを選択して下さい。

      • 3 :千手起動モード定義ファイルに定義されたコマンドを実行した後、千手エージェントを通常通り起動します。

    • -m 千手マネージャ名

      起動時に自動登録をする対象の千手マネージャ名を指定します。

    • -g デプロイノードグループID

      起動時に自動登録をする対象のデプロイノードグループIDを指定します。

    • -n ノードID

      起動時に自動登録をするノードのノードIDを指定します。省略した場合、[デプロイノードグループIDの先頭5文字]+[000-999の連番]が使用されます。

    • -t クラウドサービスタイプ

      起動時に自動登録をするノードのクラウドサービスタイプを指定します。現在は、AWS(Amazon Web Service)のみ対応しています。

  • 実行結果
    • (例)千手マネージャ へのノード自動登録の設定
      % /sj_setup_startmode.com -s 2 -m MGR -g DPGRP
      Success: set sj_startmode [/home/senju/dat/sj_startmode.ini]
      

      警告

      オプションを省略して本コマンドを実行した場合、本コマンドは対話型(インタラクティブ)モードで起動します。対話型モードでの千手起動モードの設定については、 セットアップガイド「千手エージェントのノードの自動登録」 を参照して下さい。ただし、対話型モードでは自動登録するノードのノードIDの指定はできませんので、ノードIDを指定する場合は非対話型モードで実行して下さい。

  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.39. sj_source-千手環境変数設定コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_source.com [-c環境変数=[値]]
    • [WINM]
      sj_source [-f[環境変数設定ファイル] | -c環境変数=[値] | [/?]]
  • 目的
    千手環境変数の表示と設定を行います。
  • オプション
    • OS共通
      • -c環境変数=[値]

        値を追加または変更する環境変数名を指定します。値を省略した場合は、環境変数のエントリを削除します。

    • Windowsのみ
      • -f[環境変数設定ファイル]

        ファイルに指定されている環境変数を追加します。

        注釈

        • 環境変数設定ファイルは以下のフォーマットで記述してください。

          環境変数 

          • 環境変数と値の間の空白にはTAB文字を使用してください。

      • /?

        Usageを表示します。

    • Linuxのみ
      • -d環境変数

        本コマンドで環境変数に設定した内容を dat/sjEnviron.override_cshrcdat/sjEnviron.override_shrc から削除します。

    注釈

    • 環境変数は以下の方法で設定されます。
      • windows:千手固有のレジストリキーとして登録

      • linux: dat/sjEnviron.override_cshrcdat/sjEnviron.override_shrc にエントリを追記
        • 読み込まれるファイルは千手稼働アカウントのログインシェルに依存します。

    警告

    • 千手で予め設定されている環境変数は、"-c環境変数="で値を削除しないでください。環境変数の読み込みでエラーになる可能性があります。

    • 環境変数をデフォルト値に戻したい場合には、"-c環境変数=値"で再設定してください。

  • 実行結果
    • (例)Linux
      % sj_source.com -cTestEnv=TEST
      success
      % sj_source.com | grep TestEnv
      TestEnv=TEST
      % sj_source.com -cTestEnv=
      success
      % sj_source.com | grep TestEnv
      %
      
    • (例)Windwos
      • -c指定時
        $ sj_source -cTestEnv=TEST
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
        $ sj_source | findstr TestEnv
        TestEnv=TEST
        
        $ sj_source -cTestEnv=
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
        $ sj_source | findstr TestEnv
        
        $
        
      • -f指定時
        $ type "C:\Users\senju\Desktop\envfile.txt"
        TestEnv1        aaa
        #TestEnv2       bbb
        TestEnv3        ccc
        $ sj_source -f"C:\Users\senju\Desktop\envfile.txt"
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
        $ sj_source | findstr TestEnv
        TestEnv1=aaa
        TestEnv3=ccc
        
        $
        
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.40. sj_startsrv-サービスの開始-

  • 指定形式
    sj_startsrv サービス名
  • 目的

    指定したサービスの開始を依頼します。なお本コマンドでは、サービスの開始の完了を待たずに終了します。

注釈

コマンドはWindows上で実行します。

  • オプション
    • サービス名

      登録されているサービス名を指定します。最大文字数は半角256文字です。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_startsrv Senju_FTU_senju
      サービスを開始しました。(Senju_FTU_senju)
      
      $
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定されたサービスが存在しません。」

      サービス名の指定が誤っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「サービスは既に動作しています。」

      指定したサービスが起動されているときにこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 本コマンドの実行結果として「サービスを開始しました。」と表示されますが、この時点ではサービスの開始が完了していない場合があります。開始の確認は net start コマンド等を用いて下さい。

  • コマンドに指定する「サービス名」はレジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services」の直下に登録されている名前を指定して下さい。

8.2.41. sj_stopsrv-サービスの停止-

  • 指定形式
    sj_stopsrv サービス名
  • 目的

    指定したサービスの停止を依頼します。なお本コマンドでは、サービスの停止の完了を待たずに終了します。

注釈

本コマンドはWindows上で実行します。

  • オプション
    • サービス名

      起動しているサービスを指定します。最大文字数は半角256文字です。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sj_stopsrv Senju_FTU_senju
      サービスを停止しました。(Senju_FTU_senju)
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定されたサービスが存在しません。」

      指定したサービスが間違っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「サービスが起動していません。」

      停止中のサービスを指定したときにこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 本コマンドの実行結果として「サービスを停止しました。」と表示されますが、この時点ではサービスの停止が完了していない場合があります。停止の確認は net start コマンド等を用いて下さい。

  • コマンドに指定する「サービス名」はレジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services」の直下に登録されている名前を指定して下さい。

8.2.42. sj_time-時刻合わせ(参照)-

  • 指定形式
    sj_time [-gグループ名] -P
  • 目的

    自動時刻合わせの指定が行われているグループの指定内容を参照します。このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • グループ名
      自動時刻合わせの指定を行っているグループ名を指定します。
      このオプションが省略された場合は自動時刻合わせの指定が行われているグループのすべてのグループが参照対象となります。
    • -P

      自動時刻合わせの指定が行われているグループの指定内容を出力します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_time -P
      グループ名        時刻合わせの時刻
        -------------------------------------------------------
        _OS_WNT         2004/02/09 10:00:00
        _OS_UNIX        2004/02/08 16:40:00
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.43. sj_time-時刻合わせ(自動解除)-

  • 指定形式
    sj_time -gグループ名 -R
  • 目的
    指定されたグループの自動時刻合わせの指定の解除を行います。
    このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。
  • オプション
    • グループ名

      自動時刻合わせの指定を行っているグループ名を指定します。

    • -R

      指定されたグループの自動時刻合わせの指定を解除します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_time -g_OS_UNIX -R
      グループ名(_OS_UNIX)の時刻合わせの時刻を 01:00 より解除しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「グループ名(xxxxx)は登録されていません。」

      自動時刻合わせの指定を行っていないグループ名を指定したときに出力されます。

    • 「atよりジョブ番号(nnnnn)の削除に失敗しました。」

      atの障害及び登録されているはずのatが何らかの理由により解除されているときに出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.44. sj_time-時刻合わせ(自動指定)-

  • 指定形式
    sj_time -t時刻 -gグループ名
  • 目的
    指定されたグループの自動時刻合わせを行う時刻の指定を行います。既に同一グループ名が存在するときはこのコマンドの実行により前の指定は解除されて新たに指定を行います。
    このコマンドが実行されてから最初の時刻合わせが実行されるのは以下の通りです。コマンドが実行されると、解除が行われない限り、指定の時刻に毎日時刻合わせが行われます。

コマンドの実行時刻

時刻合わせを行う指定時刻

実際に時刻合わせが行われる日

00:00 ~ 00:07

00:00 ~ 00:07

翌日

00:08 ~ 23:59

当日

00:08 ~ 23:59

00:00 ~ 00:07

翌々日

00:08 ~ 23:59

翌日

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 時刻

      自動時刻合わせを行う時刻をhhmmの時分で指定します。

    • グループ名

      ノードグループに定義されているグループ名を指定します。

    警告

    自動時刻合わせの管理対象ノードは、指定したグループ内の千手エージェント及びセカンダリエージェントとなります。必要のないノードはノードグループに含めないで下さい。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_time -t0010 -g_OS_UNIX
      グループ名(_OS_UNIX)の時刻合わせの時刻を 01:00 に設定しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「時刻の設定値に誤りがあります。」

      時刻の設定値に半角の英数字以外が指定されたときに出力します。

    • 「時刻の設定値(0000~2359)の範囲外です。」

      時刻の設定値が時(00~23)、分(00~59)の範囲を超えているときに出力します。

    • 「グループ名(xxxxx)は定義されていません。」

      指定されたグループ名がノードグループに定義されていないときに出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.45. sj_time-時刻合わせ(手動)-

  • 指定形式
    sj_time -gグループ名 -M
  • 目的
    コマンドが実行された時刻に指定されたグループに所属する管理対象ノードの時刻合わせを行います。
    このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。
  • オプション
    • グループ名
      ノードグループに定義されているグループ名を指定します。

      警告

      手動時刻合わせの管理対象ノードは、指定したグループ内の千手エージェント及びセカンダリエージェントとなります。必要のないノードはノードグループに含めないで下さい。

    • -M

      運用管理サーバーの現在のマシンタイムで時刻合わせを行います。

  • 実行結果
    • (例)
      % sj_time -g_OS_UNIX -M
      sj_grouptime.com ノード node1 の時刻を合わせます。
      sj_grouptime.com ノード node2 の時刻を合わせます。
      sj_grouptime.com ノード node3 の時刻を合わせます。
      
  • 標準エラー出力
    • 「グループ名(xxxxx)は定義されていません。」

      指定されたグループ名がノードグループに定義されていないときに出力されます。

  • メッセージモニタの表示
    • 「時刻を設定しました。(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)」

      時刻合わせが成功した管理対象ノードに対して表示されます。

    • 「時刻差が大きいため時刻の設定を行ないませんでした。(時刻差: ssss秒)」

      運用管理サーバーのマシンタイムと管理対象ノードのマシンタイムとの時刻差が時刻差のしきい値(180秒)を越えているときに表示されます。

    • 「時刻の変更を行なう特権がありません。」

      管理対象ノードでマシンタイムへの時刻設定の特権がないときに表示されます。

    • 「通信がタイムアウトしました。」

      運用管理サーバーよりの設定時刻の取得で通信タイムアウトとなったときに表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.46. sj_waitfile-ファイル待ちジョブ-

  • 指定形式
    sj_waitfile ファイル名
  • 目的

    指定したファイルが作成されるまで待ち、作成されると正常終了します。このコマンドはファイル待ちジョブとして用います。

  • オプション
    • ファイル名

      作成されるのを待つファイル名を指定します。絶対パスで指定して下さい。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.47. sj_waitfileEx-ファイル待ちジョブ(詳細監視)-

  • 指定形式
    sj_waitfileEx [-i待機時間] [-s] [-e] ファイル名 | [-i待機時間] {-r|-o} -d監視ディレクトリ ファイル名
  • 目的

    指定したファイルが作成または作成完了するまで待ち、作成または作成完了すると正常終了します。このコマンドはファイル待ちジョブとして用います。

  • オプション
    • 待機時間

      指定ファイルをチェックする時間を秒で指定します。(10秒未満の指定は、10秒として扱われます)

    • -s

      監視開始オプションです。コマンド起動時に既に存在していた場合、タイムスタンプ、サイズが変更されると正常終了します。

    • -e

      監視終了オプションです。指定したファイルにアクセスしているプロセスがなくなると正常終了します。-sオプションと併用すると既存のファイルが更新され、更新終了するまで待ちつづける事になります。

    • ファイル名

      -rオプション、-oオプションを指定しない場合は、監視を行うファイル名を絶対パスで指定します。-rオプション、-oオプションを指定する場合は、監視を行うファイル名のみを正規表現で指定します。ファイルが存在するディレクトリは、"監視ディレクトリ"にて指定して下さい。ここで使用できる正規表現は、-rオプション指定か-oオプション指定かで異なります。255バイト以内で指定します。

    • -r
      ファイル名に正規表現を利用する場合に指定します。-s、-e、-oオプションと同時指定はできません。なお、このオプションを指定した場合に使用できるのは、「拡張正規表現」ではなく「基本正規表現」となります。

      警告

      千手の文字コードにShift-JISを使用している環境(HP-UX,AIX,Windows)では、基本正規表現で指定する場合には、文字コードに"5C"を含む文字列は使用できません。

    • -o

      ファイル名に「高度な正規表現」を利用する場合に指定します。-s、-e、-rオプションと同時指定はできません。

    • 監視ディレクトリ

      監視を行うディレクトリ名を、絶対パスで指定します。-rオプション、または-oオプションを指定した場合は、必ず指定して下さい。256バイト以内で指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sj_waitfileEx -i60 -s -e /home/senju/tmpout/my_waitfile
      %  echo $status
      0
      
    • (例2)
      %  sj_waitfileEx -i10 -r -d /home/senju/tmpout/ 'my_.*'
      %  echo $status
      0
      
  • 標準エラー出力
    • 「ファイル指定エラー:絶対パスで指定してください」

      ファイル名を相対パスで指定した場合出力されます。

    • 「ファイル指定エラー:指定されたオプションが長すぎます。」

      ファイル名が長すぎる場合出力されます。

    • 「ディレクトリ指定エラー:指定されたオプションが長すぎます。」

      ディレクトリが長すぎる場合出力されます。

    • 「ディレクトリ指定エラー:絶対パスで指定してください。」

      ディレクトリを相対パスで指定した場合出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

本コマンドの-e(監視終了オプション)を指定したときのファイルにアクセスしているプロセスをチェックする機能は、本コマンドが稼働しているノード上のプロセスが対象となりますのでご注意下さい。

8.2.48. sj_waittime-時刻待ちジョブコマンド-

  • 指定形式
    sj_waittime 指定時刻(hh:mm:ss)
  • 目的
    HP-UX版 千手マネージャ用に下位互換性のために用意したコマンドです。現在時刻から指定時刻までの残り時間の待ち合わせを行います。
    待ち合わせは最高12時間を限度とし、これを越える場合には、指定時刻をすでに経過したものとして異常終了します。

警告

HP-UX版千手マネージャ用に下位互換性のために用意したコマンドです。本コマンドは、予告なしに削除されることがありますのでご注意下さい。また、将来的なサポートはいたしません。代替として、千手ブラウザより時刻指定機能を使用する事をお勧めします。

  • オプション
    • 指定時刻(hh:mm:ss)

      待ち時刻を指定します。形式はhh:mm:ssです。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 9 : パラメータ異常時

    • 12 : セレクト待ち異常時

8.2.49. sj_waitstr-ログ出力待ちジョブ-

  • 指定形式
    監視対象ファイルに正規表現を使用しない:
    sj_waitstr -m検索文字列 [-i監視間隔] [-o] [-g] [-s] [-k(SJIS|EUC|UTF8|UTF16LE)] 監視対象ファイル [監視対象ファイル2 .. 監視対象ファイル10]

    監視対象ファイルに正規表現を使用する:
    sj_waitstr -r -m検索文字列 -d監視対象ディレクトリ 監視対象ファイル正規表現 [-i監視間隔] [-o] [-g] [-s] [-k(SJIS|EUC|UTF8|UTF16LE)]
  • 目的

    指定したファイルに、指定した検索文字列が出力されるまで待ち、出力されると正常終了します。

  • オプション
    • 検索文字列

      出力を待つ検索文字列を2048バイト以内で指定します。

    • 監視間隔

      指定ファイルをチェックする間隔を秒で指定します。(1秒未満の指定は、1秒として扱われ、86400秒以上の指定は、86400秒として扱われます)

    • -o

      検索文字列に正規表現を利用する場合に指定します。

    • -g

      コマンド起動時に指定ファイルが既に存在していた場合、ファイルの先頭から検査します。このオプションを指定しない場合は、ファイルの最後尾から検査します。

    • -s

      コマンド起動時に指定ファイルが存在しない場合、異常終了します。このオプションを指定しない場合は、異常終了せず、ファイルが作成されるのを待ちつづけます。

    • -k

      指定ファイルの文字コードを指定します。 コマンドを実行するノードの千手稼働アカウントの漢字コードと指定ファイルの文字コードが異なるときに指定します。

    • 監視対象ファイル

      -rオプションを指定しない場合は、監視を行うファイル名を絶対パスで指定します。256バイト以内で指定します。最大で10個指定することができます。

    • -r

      ファイル名に正規表現を利用する場合に指定します。

    • 監視対象ディレクトリ

      監視を行うディレクトリ名を、絶対パスで指定します。-rオプションを指定した場合は、必ず指定して下さい。256バイト以内で指定します。

    • 監視対象ファイル正規表現

      監視を行うファイル名のみを正規表現で指定します。-rオプションを指定した場合は、必ず指定して下さい。256バイト以内で指定します。 また、監視対象ディレクトリと監視対象ファイル正規表現を合計して256バイト以内になるように指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sj_waitstr -mTEST -i60 -g -s /home/senju/tmpout/my_waitstr.log
      %  echo $?
      0
      
    • (例2)
      %  sj_waitstr -r -m'.*TEST.*' -i10 -o -g -s -d/home/senju/tmpout/ 'my_.*'
      %  echo $?
      0
      
  • 標準エラー出力
    • 「ファイル指定エラー:絶対パスで指定してください」

      ファイル名を相対パスで指定した場合出力されます。

    • 「ファイル指定エラー:指定されたオプションが長すぎます。」

      ファイル名が長すぎる場合出力されます。

    • 「ディレクトリ指定エラー:指定されたオプションが長すぎます。」

      ディレクトリが長すぎる場合出力されます。

    • 「ディレクトリ指定エラー:絶対パスで指定してください。」

      ディレクトリを相対パスで指定した場合出力されます。

    • 「ファイル指定エラー:指定されたディレクトリとファイルの合計が長すぎます。」

      ディレクトリとファイルの合計が長すぎる場合出力されます。

    • 「検索文字列指定エラー:指定されたオプションが長すぎます。」

      検索文字列が長すぎる場合出力されます。

    • 「正規表現コンパイルに失敗しました。[○○] エラーメッセージ[○○]」

      監視対象ファイル正規表現・検索文字列(-oオプションを指定した場合)に、高度な正規表現の構文として不適切な文字列が指定されている場合などに出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 0以外 : 異常終了

注釈

  • 監視対象ファイルに正規表現を使用する場合
    • ファイル名は部分一致で判断します。また、マッチするファイルのうち監視対象となるファイルはファイルのタイムスタンプが最新のファイルとなります。
      ファイルの最終更新日時が全く同じファイルが複数存在する場合は、ファイル名で昇順にソートした場合に最後になるファイルが監視対象になります。
    • 検査間隔内に監視対象となる条件を満たすファイルが複数作成された場合、ファイルのタイムスタンプが古い順(同じ場合はファイル名の昇順)に全てのファイルを検査します。

    • 正規表現にマッチするファイルでも一度監視対象外と判定したものは、ファイルのタイムスタンプが更新されて最新となった場合でも監視対象とはなりません。これは、意図しないファイルが監視されることを防止するため、監視対象外のファイル情報を内部的に保持しているためです。
      監視対象外のファイル情報は、このコマンドが終了するとクリアされます。

警告

このコマンドはUNIX版千手エージェントでは使用できません。

8.2.50. sj_watchdir-ディレクトリ内ファイル作成監視ジョブ-

  • 指定形式
    sj_watchdir [-T(監視終了時刻) [-s] [-b]] [-I(監視間隔)] [-e] 監視ディレクトリ
  • 目的

    引数に指定した監視ディレクトリ内の任意のファイル作成、または監視終了時刻の到来を待ちます。

注釈

  • 本コマンドはジョブスケジュール機能のジョブの起動コマンドに指定して実行します。

  • 本コマンドで検知したファイル名は、動作環境の環境変数「SJ_PEX_FILENAME」に設定され、後続のジョブで参照することができます。
    使用例については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ディレクトリ内ファイル作成監視ジョブと繰り返しネット」 を参照して下さい。
  • オプション
    • 監視終了時刻
      監視終了時刻を[+]HH:MM(00:00~99:59)の形式で指定します。先頭に+をつけるとコマンド起動時刻からの相対時間指定となります。
      監視終了時刻が到来すると、本コマンドは監視ディレクトリ内にファイルが作成されていない場合でも正常終了します。
    • -s
      上位ネットスキップオプションです。監視終了時刻の到来により本コマンドが正常終了した場合、本コマンドを指定したジョブの上位ネットにスキップ指定を行います。
      この時、千手ブラウザからスキップ指定の情報を参照することはできません。これは異常時ネットがスキップ終了した時と同様の扱いとなります。
    • -b
      繰り返しネット打ち切りオプションです。本コマンドを指定したジョブが繰り返しネットに含まれている場合のみ有効です。
      監視終了時刻の到来により本コマンドが正常終了した場合、本コマンドを指定したジョブが含まれている繰り返しネットの繰り返しをスキップします。
    • 監視間隔

      監視ディレクトリをチェックする間隔を秒で指定します。

    • -e

      監視終了オプションです。アクセスしているプロセスがないファイルを検知した場合に正常終了します。

    • 監視ディレクトリ

      監視を行うディレクトリ名を、絶対パスで指定します。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 0以外 : 異常終了

警告

  • 本コマンドの-e(監視終了オプション)を指定したときのファイルにアクセスしているプロセスをチェックする機能は、本コマンドが稼働しているノード上のプロセスが対象となりますのでご注意下さい。

8.2.51. sjANM_exceptNode-特別監視対象外の指定、解除、予約確認-

  • 指定形式
    設定時: sjANM_exceptNode [-f] -hノードID [-s開始日時 -e終了日時 -mメッセージ表示]
    解除時: sjANM_exceptNode -R -hノードID
    予約解除時: sjANM_exceptNode [-f] -D -hノードID
    予約確認時: sjANM_exceptNode -L [-hノードID]
  • 目的

    管理対象ノードを特別監視対象外に指定/解除します。また、時刻指定の特別監視対象外の指定/解除/確認を行います。

  • オプション
    • -f
      強制実行モードを指定します。
      既に特別監視対象外に設定されている対象ノードに対して特別監視対象外の予約時間を設定する場合や、特別監視対象外の予約時間が設定されている対象ノードを特別監視対象外に指定/解除する場合などに指定します。
    • ノードID

      特別監視対象外の開始と終了を設定するノードIDを指定します。

    • 開始日時

      時間指定の特別監視対象外の開始日時をYYYYMMDDHHMMの形式で指定します。

    • 終了日時

      時間指定の特別監視対象外の終了日時をYYYYMMDDHHMMの形式で指定します。

    • メッセージ表示
      • 0を指定する場合、メッセージの表示定義にしたがって表示します。

      • 1を指定する場合、すべてのメッセージを表示しません。

      • 省略した場合、デフォルトは 0 です。

    • -R

      特別監視対象外であるノードを監視対象にします。

    • -D

      特別監視対象外の時間指定を解除します。

    • -L

      時間指定の特別監視対象外の確認を行います。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjANM_exceptNode -hsample
      成功しました。
      %
      
    • (例2)
      % sjANM_exceptNode -hsample -m1
      成功しました。
      %
      
    • (例3)
      % sjANM_exceptNode -hsample -s200904102100 -e200904210000
      既に特別監視対象外に設定済みです。
      強制設定する場合は-fオプションを指定して実行して下さい。
      失敗しました。
      %
      
      % sjANM_exceptNode -hsample -s200904102100 -e200904210000 -f
      成功しました。
      %
      
    • (例4)
      % sjANM_exceptNode -L -hsample
      ノードID        開始日時                終了日時                メッセージ表示
      sample        2009/04/10 21:00        2009/04/21 00:00        メッセージの表示定義にしたがって表示する
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定されたノードは、登録されていません。ノード名[(ノードID)]」

      オプションに指定したノードIDが千手のノードとして登録されていないときに表示されるエラーです。

  • 終了ステータス
    • 0 : 特別監視対象外の指定/解除に成功しました。

    • 1 : 特別監視対象外の指定/解除に失敗しました。

警告

  • 強制実行モードを指定した場合、前回の設定は解除されます。

  • 特別監視対象外のノードに対して強制実行モードで時刻指定したとき、指定時刻の範囲に現在時刻が含まれない場合は、監視対象になります。

8.2.52. sjANM_exec-コマンドの起動-

  • 指定形式
    sjANM_exec  [-nプロセス名]  -x"プロセス起動シーケンス"
  • 目的

    管理対象ノードにてコマンドを起動します。起動したコマンドは監視対象になります。

  • オプション
    • プロセス名

      起動するプロセスのプロセス名を半角英数字及び全角文字16バイト以内で指定します。このオプションは省略できます。プロセス名を省略した場合、-xオプションで指定したプロセス起動シーケンス中のプログラム名が利用されます。しかし、プロセス起動シーケンス中のコマンドやパスの部分に半角スペースが含まれている場合は、プログラム名が正常に取得されません。また、プロセス名に他のプロセスと重複するものを用いると正常に監視されません。

    • プロセス起動シーケンス

      プロセスの起動シーケンスを指定します。(255バイトまで)

  • 実行結果
    • (例)
      %  sjANM_exec -nproc1 -x"command -a -b 10"
      成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「Usage : sjANM_exec [-n'processName'] -x'command'」

      -xオプションを省略した場合に、このメッセージが出力されます。この場合、コマンドは実行されません。

    • 「プロセス名は1から16文字です」

      -nオプションで指定された名前が16バイトを超えている場合にこのメッセージが出力されます。この場合、コマンドは実行されません。

  • 終了ステータス
    • 101 : 引数不正

    • 119 : 起動したプロセスの停止通知に失敗(UNIXのみ)

    • 125 : sjANM_killコマンドによる終了

    • 128 : システムエラー

    • その他 : 起動したコマンドの終了ステータスがそのままsjANM_execの終了ステータスになります。0の場合はコマンド正常終了の通知メッセージ"!ANM111"が表示され、0以外で終了した場合はコマンド異常終了の通知メッセージ"!ANM112"が表示されます。

警告

  • sjANM_execの終了ステータスとして、101、119、125、128の値は予約されているので、起動するコマンドの終了ステータスには使用しないで下さい。

  • 起動したコマンドを千手起動プロセスの停止コマンド(sjANM_kill)で停止させる際には、UNIXの場合は"SIGTERM"シグナルによってコマンドを停止させます。Windowsの場合は、"TerminateProcess()"にて終了コードを'0'としてコマンドを停止させます。

  • sjANM_execで監視できるプロセス数は、「千手システムプロセス稼働数+千手起動プロセス稼働数+ユーザー起動プロセス登録数+ユーザー起動プロセス稼働数+sjANM_exec起動数」の合計が512までです。

  • sjANM_execで同名のプロセスを2つ起動しても、ノードモニタには1つのプロセスしか表示されません。どちらかのプロセスが停止した時点で、ノードモニタの[プロセス]タブ上の表示は消えます。

  • sjANM_execと、千手起動プロセス及びユーザー起動プロセスに登録したものが同じプロセス名の場合、以下の現象が発生します。このような場合、sjANM_execの-nオプションを使用して、千手起動プロセス及びユーザー起動プロセスでは使用されていない名前を指定して下さい。
    • 千手起動プロセスに登録したものと同名のプロセスを、sjANM_execで起動すると、千手起動プロセスの起動コマンド(sjANM_rexec)や、ノードモニタの[千手プロセス]→[起動]で同名のプロセスを起動しようとしても、「既に稼働中です。」とエラーが出力され、起動できません。

    • 千手起動プロセスに登録したプロセスを、千手起動プロセスの起動コマンド(sjANM_rexec)や、ノードモニタの[千手プロセス]→[起動]から起動した後、sjANM_execで同名のプロセスを起動し、こちらが先に停止すると、千手起動プロセスは稼働中でも、ノードモニタの[プロセス]タブの表示が「起動前」となります。ノードモニタの表示が「起動前」となっていても、先に起動した千手起動プロセスが実際に停止しない限り、千手起動プロセスの起動コマンド(sjANM_rexec)や、ノードモニタの[千手プロセス]→[起動]からは、再度このプロセスを起動できません。また、千手起動プロセスの停止コマンド(sjANM_kill)でも停止させる事はできません。

    • 千手起動プロセスに登録したプロセスを、千手起動プロセスの起動コマンド(sjANM_rexec)や、ノードモニタの[千手プロセス]→[起動]から起動した後、sjANM_execで同名のプロセスを起動した場合、ノードモニタの[プロセス]タブの表示が「稼働中」となります。この時、先に千手起動プロセスが正常に終了した場合、ノードモニタの[プロセス]タブにいったん「正常終了」と表示されますが、その後、sjANM_execで起動されたプロセスも終了すると、ノードモニタの[プロセス]タブの表示が「起動前」となります。

  • sjANM_exec自身が、タスクマネージャやSIGKILLシグナルの送信等で強制的に停止させられると、以下のような現象が発生します。尚、Windowsではログオン後に、コマンドプロンプトからsjANM_execを使用した場合、ログアウト時にこれらのプロセスはOSによって強制的に停止させられます。
    • sjANM_execから起動されたプロセスは監視されなくなります。

    • sjANM_execから起動された監視対象コマンドを千手起動プロセスの停止コマンド(sjANM_kill)で何回停止させても、「成功しました。」と標準出力に表示されます。

    • sjANM_execにより起動されたコマンドを停止した場合、グローバルノードモニタに表示される「プロセス」の稼働中の数が+1されたままになります。

    • ノードモニタの[プロセス]タブにプロセス名が表示されたままになります。このような現象が発生した場合は、以下のようにコマンドを実行させる事によりグローバルノードモニタ、ノードモニタから表示を消す事ができます。
      • [sjANM_exec -n(残ったプロセス名) -x"sleep 0"]

  • sjANM_exec実行時にプロセス名(-nオプション)を省略した場合、プロセス起動シーケンス(-xオプション)のパスの中に、半角のスペースが含まれている場合には、正常なプログラム名が自動的に取得されません。プロセス名(-nオプション)の指定を行って下さい。

  • 監視対象プロセスを監視するプロセス(sjANMkernel)が停止しているときに、sjANM_execにてプロセスを起動した場合、起動されたコマンドは実行されますが、監視は行われないため、UNIX/Linux版Senju DevOperation Conductorの場合、ログに「internal error occurred」と表示されます。Windows 版Senju DevOperation Conductorの場合、イベントログまたはテキストログにエラーは表示されません。この際の"sjANM_exec"の終了ステータスは、UNIX/Linux版、Windows版Senju DevOperation Conductor共に起動されたプロセスの終了コードになります。また、sjANM_execにて、既にプロセスを起動しているときに、sjANMkernelが停止した場合、停止の通知が行われないため、UNIX版の場合、ログに「internal error occurred」と表示されます。Windows版の場合は、イベントログまたはテキストログにエラーは表示されません。この際の"sjANM_exec"の終了ステータスは、UNIX/Linux版Senju DevOperation Conductorの場合'119'になりますが、Windows版Senju DevOperation Conductorの場合は、起動されたプロセスの終了コードになります。

8.2.53. sjANM_execTask-センサーカスタム監視コマンドの実行-

  • 指定形式
    sjANM_execTask -n"ノードID" -u"SSH認証方式" {-a"アカウント名" -p"パスワード" | -h"パスフレーズ" -k"秘密鍵ファイル"} [-v"プロトコルバージョン"] [-r"ポート番号"] -c"コマンドライン"
  • 目的

    プローブノードで起動し、千手センサーに対してリモート接続でコマンドを実行します。カスタム監視項目の起動コマンドに設定することで千手センサーに設置されたスクリプト等を監視に利用することができます。

注釈

  • 本コマンドはLinux版の千手エージェントのみで利用可能です。

  • 本コマンドの接続方式はSSHに限定されます。

  • オプション
    • ノードID

      リモート接続対象となるノードのノードIDを指定します。

    • SSH認証方式
      SSH接続の認証方式を数値で指定します。
      • 1 : パスワード認証

      • 2 : 公開鍵認証

      • 3 : Rhosts RSA認証(SSHv1)・ホストベース認証(SSHv2)

    • -a

      接続する際のアカウントを指定します。SSH認証方式に「1:パスワード」を指定した場合は省略できません。

    • -p

      接続する際のパスワードを指定します。平文、BASE64エンコードを指定することができます。SSH認証方式に「1:パスワード」を指定した場合のみ指定できます。省略できません。

      警告

      カスタム監視項目で監視用コマンドのパラメータに指定する場合は「入力文字を'*'で表示する」にチェックを入れて下さい。

    • -h
      接続する際のプローブノードの秘密鍵ファイルのパスフレーズを指定します。
      SSH認証方式に「2:公開鍵認証」を指定した場合のみ指定できます。
      省略可能です。

      警告

      カスタム監視項目で監視用コマンドのパラメータに指定する場合は「入力文字を'*'で表示する」にチェックを入れて下さい。

    • -k
      接続する際のプローブノードの秘密鍵ファイルの格納場所をフルパスで指定します。
      SSH認証方式に「2:公開鍵認証」を指定した場合のみ指定できます。
      省略可能です。
    • -v
      接続する際のSSHプロトコルバージョンを数値で指定します。
      • 1 : SSHv1

      • 2 : SSHv2

      省略した場合SSHv2が使用されます。

    • -r
      接続する際のSSHポート番号を指定します。
      省略した場合22番が使用されます。
    • -c

      リモートで実行させるコマンドを指定します。絶対パスもしくはログインアカウントのログインディレクトリからの相対パスになります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_execTask -nagent01 -u1 -asenju -pc2VuanU= -c'getDiskCmd.sh'
      :DISKSPACE:/
              Avail = 18326712
              Used = 41
      %
      
  • 標準エラー出力

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.54. sjANM_getlogstat-ログ監視の状況の表示-

  • 指定形式
    sjANM_getlogstat [-hノード名]
  • 目的

    ログ監視の状況を表示します。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノード名
      ログ監視の状況を表示したい監視対象ノード名を指定します。
      省略した場合は、全てのノードのログ監視の状況を表示します。
  • 実行結果
    • (例)UNIXでノード名を指定した場合
      % sjANM_getlogstat -hnode
      node        /etc/   senju_syslog    n       T       -       sjsyslog(EUC)   E
      %
      
    • (例)Windowsでノード名を指定しない場合
      $ sjANM_getlogstat
      node         System  n       E       C:\senju\log\EvtLog\sjANM_evl_System_node.log        SJSECURITY      R
      nodeB C:\tmp\ ap.log  n       T       -       SJSYSLOG(Shift JIS)     E
      $
      
  • 出力された各カラムの内容
    • ノードID

      ノードIDが表示されます。

    • ファイルパス

      ログ監視の場合、監視対象として定義したログ監視の監視対象ファイルパスが表示されます。イベントログ監視の場合は、何も表示されません。

    • 監視設定(ファイル名/イベントログ種類)

      ログ監視の場合、監視対象として定義した監視対象ファイル名が表示されます。イベントログ監視の場合、監視対象として定義した監視対象イベントログが表示されます。

    • 正規表現を使用
      監視対象ファイル名に正規表現を使用するかが表示されます。正規表現を使用するかは以下のように表示されます。
      • n : 正規表現を使用しない場合

      • r : 正規表現を使用する場合

    • ログ種別
      ログの種別を表示します。
      • T : テキストログ監視の場合

      • J : JSONログ監視の場合

      • E : イベントログ監視の場合

    • 監視象ファイル名
      監視を行っているファイル名が表示されます。以下の場合は、「-」で表示されます。
      • 監視するファイルが存在しない場合

      • ファイルのアクセス権が無い場合

      • 正規表現を使用したファイル指定時に、監視するファイルが決定していない場合

    • 監視方法

      ログ監視の場合、登録したログ監視の監視方法が表示されます。(監視対象ファイルの文字コードが監視方法の末尾に括弧で囲われて表示されます。)イベントログ監視の場合、登録したイベントログ監視の監視方法が表示されます。ログ/イベントログフィルタ候補を指定した場合、現在使用中のログ/イベントログフィルタが表示されます。ログ/イベントログフィルタ候補の切り替えは、ログ/イベントログフィルタ切替コマンドを利用してください。詳しくは sjANM_logFilt-ログ/イベントログフィルタの切り替え- を参照してください。

    • 監視動作
      監視の動作状態を表示します。
      • R : 監視中の場合

      • I : 監視を再開操作により再開を依頼している場合

      • P : 監視を一時停止操作により停止している場合

      • B : メッセージ出力抑止中の場合(メッセージ出力の抑止の設定については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「ログ監視による大量メッセージ出力をまとめる場合の設定」 を参照して下さい。)

      • E : 監視にてエラーが発生している場合(例:監視対象ファイルが存在しない。監視対象ファイルに読み込みの権限が無い。センサーが対象ノードの場合は、ネットワークが切断されている。接続の際のユーザー名やパスワードの誤り。)

  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. パラメータの指定が誤っている場合
      • 「指定されたノードIDが長すぎます。」

    2. 千手マネージャに指定されたノードが登録されていない場合
      • 「指定されたノードは登録されていません。([ノードID])」

    3. ログ監視プロセスが停止しているか、ログ監視プロセスと通信ができない場合
      • 「[ノードID]と通信できません。」

      • 「プローブ[ノードID]と通信できません。」

    4. システムエラーの場合
      • 「センサー一覧ファイルの情報が不正です。」

      • 「プローブ[ノードID]のOS取得に失敗しました。」

      • 「[ノードID]のバージョン取得に失敗しました。」

      • 「プローブ[ノードID]のバージョン取得に失敗しました。」

      • 「ログ監視プロセスへの送信パラメタの作成に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

  • 環境変数

    ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の環境変数設定についての詳細は、 ユーザーズガイド「モニタリング」「補足事項」「モニタリングの環境変数の設定方法」「ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の設定」 を参照して下さい。

8.2.55. sjANM_getTaskReport-履歴データ取得-

  • 指定形式
    sjANM_getTaskReport -i監視タスクID [-sサマリ方法] -t使用するサマリテーブル -b開始日時 -e終了日時 [-h集計方法] [-f書き出しファイル名]
  • 目的

    監視タスクの履歴データを千手データベースより取得します。

注釈

このコマンドは千手データベースサービス稼働ノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • 監視タスクID

      履歴データを取得する監視タスクのIDを指定します。複数指定するときはカンマ(",")区切りで指定します。なお、同じ監視タスクIDを複数指定することはできません。

    • サマリ方法
      どのサマリ方法の履歴データを取得するかを指定します。省略時は、データが存在する全てのサマリ方法の履歴データを取得します。
      • AVG : 平均

      • MIN : 最小

      • MAX : 最大

      • SUM : 合計

      • LATEST : 最新値

    • 使用するサマリテーブル
      データを取得してくるサマリテーブルを指定します。
      • M : 分

      • H : 時間

      • D : 日

    • 開始日時
      データを取得する対象となる期間の開始日時をYYYYMMDD[hh]の形式で指定します。
      時(hh)が省略された場合は00時となります。
    • 終了日時
      データを取得する対象となる期間の終了日時をYYYYMMDD[hh]の形式で指定します。
      時(hh)が省略された場合は00時となります。
      データを取得する対象となる期間は1年間まで指定することが出来ます。
    • 集計方法
      このオプションを指定した場合、監視対象ごとにデータを集計します。
      どのように集計するかを指定します。
      省略時はデータ取得対象期間内のデータを時系列に表示します。 * AVG : データ取得対象期間内の平均 * MIN : データ取得対象期間内で最小の値 * MAX : データ取得対象期間内で最大の値 * SUM : データ取得対象期間内の合計 * LATEST : データ取得対象期間内の最新値
    • 書き出しファイル名

      履歴データを保存するファイル名を絶対パスで指定します。省略時は履歴データを標準出力に表示します。

警告

  • このコマンドは、取得するデータ量が多い場合に時間がかかることがあります。指定するオプションの目安は、以下の表に示す値となっています。

  • この値を超えて指定を行った場合、千手システムがダウンするなどの致命的な状況に陥る訳ではありませんが、パフォーマンスに影響を与えることがあるため、注意が必要です。

  • データを取得する対象となる期間(日)
    • 分サマリ:7日

    • 時サマリ:30日

    • 日サマリ:365日

  • 一度に指定する監視タスクIDの個数
    • 10個

  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_getTaskReport -tD -b2005060100 -e20050606 -sAVG -i53,76
      ★★  千手  ★★
      履歴データ取得コマンド
      監視タスクID 53,76
      サマリ方法   平均値
      期間      2005/06/01 00:00:00 - 2005/06/06 00:00:00
      集計方法    時系列
      使用サマリテーブル       日
      
      監視タスクID 53      76
      監視タスク名  CPU使用率(%)[UNIX] ディスク使用率(%)[UNIX]
      監視対象ノードID       nodeA   nodeB
      サマリ方法   平均値     平均値
      監視対象名   TOTAL   /
      データ対象の期間
      2005/06/01 00:00:00     25      28
      2005/06/02 00:00:00
      2005/06/03 00:00:00     36
      2005/06/04 00:00:00             29
      2005/06/05 00:00:00     51      29
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定された監視タスクIDは見つかりません。」

      指定されたIDの監視タスクが見つからないときにこのエラーが表示されます。

    • 「監視タスク(監視タスクID) の履歴データは保存されていません。」

      指定された監視タスク履歴データが保存されていないときにこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

    • 2 : 異常終了 (履歴データが保存されていない場合)

8.2.56. sjANM_getGraphData-グラフデータ取得-

  • 指定形式
    sjANM_getGraphData -Nグラフ名 [-P] [-F書き出しCSVファイル名]
  • 目的

    定義済みグラフのグラフデータを千手データベースより取得します。

注釈

このコマンドは千手マネージャのみで利用可能です。

  • オプション
    • -N:グラフ名

      グラフデータを取得する定義済みグラフの名前を指定します。複数のグラフ名は指定できません。必須項目で省略不可となっています。

    • -P:増減予測フラグ

      グラフデータによって増減予測の結果を算出して出力します。省略時はグラフデータを出力します。

    • -F:書き出しCSVファイル名

      グラフデータを保存するファイル名を絶対パスで指定します。省略時はグラフデータを標準出力に出力します。

警告

  • このコマンドは、取得するデータ量が多い場合に時間がかかることがあります。

  • グラフデータはSJISコードで出力されます。実行環境がSJISコード以外の場合は、-Fオプションでファイルに書き出しSJISコード環境に転送して閲覧してください。

  • 実行結果
    • (例)グラフのデータを出力する場合
      % sjANM_getGraphData  -NメールサーバーCPU使用率
      ドメイン名:emperorX ユーザー:senju
      グラフ名, メールサーバーCPU使用率
      横軸,時系列
      期間,2006/08/01 00:00:00 - 2006/09/01 00:00:00
      データ表示対象,今月から1ヶ月間
      説明, DMZメールサーバー(Linux)の月間CPU使用率
      
      監視タスクID,13
      監視タスク名,CPU使用率(%)[UNIX]
      設定情報,
      監視対象ノードID,mailsrv
      監視対象ノード名, DMZメールサーバー(Linux)
      サマリ方法,平均値
      監視対象名,TOTAL
      データ対象の期間,
      2016/08/01 00:00:00,5
      2016/08/02 00:00:00,5
      2016/08/03 00:00:00,5
      2016/08/04 00:00:00,6
      2016/08/05 00:00:00,5
      2016/08/06 00:00:00,5
      2016/08/07 00:00:00,5
      2016/08/08 00:00:00,5
      2016/08/09 00:00:00,6
      2016/08/10 00:00:00,7
      2016/08/11 00:00:00,7
      2016/08/12 00:00:00,7
      2016/08/13 00:00:00,7
      2016/08/14 00:00:00,7
      2016/08/15 00:00:00,8
      2016/08/16 00:00:00,8
      2016/08/17 00:00:00,8
      2016/08/18 00:00:00,8
      2016/08/19 00:00:00,7
      2016/08/20 00:00:00,7
      2016/08/21 00:00:00,7
      2016/08/22 00:00:00,7
      2016/08/23 00:00:00,8
      2016/08/24 00:00:00,8
      2016/08/25 00:00:00,8
      2016/08/26 00:00:00,7
      2016/08/27 00:00:00,8
      2016/08/28 00:00:00,8
      2016/08/29 00:00:00,
      2016/08/30 00:00:00,
      2016/08/31 00:00:00,
      
      コマンドの実行が正常終了しました。
      %
      
    • (例)グラフのデータによって増減予測の結果を出力する場合
      % sjANM_getGraphData  -NメールサーバーCPU使用率
      監視タスクインデックス  監視タスクID    監視タスク名    監視対象ノードID        監視対象ノード名  監視対象名      期間    使用するサマリテーブル  サマリ方法      傾き    予測しきい値      予測しきい値到達日時
      1       2356    CPU使用率(%)[UNIX]      altus002        altus002        TOTAL   2016/01/14 00:00:00 - 2013/01/15 00:00:00 分      平均値  -0.000657261439179324764501     5       2016/01/17 06:17
      コマンドの実行が正常終了しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「不正なオプション '-*' を指定しています。」

      指定されたオプションが-N、-F以外のときにこのエラーが表示されます。

    • 「-Nオプションを指定する必要があります。」

      グラフ名が指定されていないときにこのエラーが表示されます。

    • 「[監視対象名]の数が上限(128)を超える監視結果(監視結果数)になる監視タスクがあります。taskID((監視タスクID) ...)」

      一つの監視タスクで128個を超える監視対象があった場合にこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.57. sjANM_gnmStat-ノード稼働状況表示-

  • 指定形式
    sjANM_gnmStat [-hノードID] [-tノード稼働状態] [-c[カテゴリ]]
  • 目的

    管理対象ノードの稼働状況を表示します。各項目はタブ区切りで表示されます。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID

      稼働状況を表示したい管理対象ノードのノードIDを半角英数字63文字以内で指定します。複数のノードIDは指定できません。省略した場合は、すべての管理対象ノードの稼働状況が表示されます。

    • ノード稼働状態
      特定の状態の管理対象ノードのみを表示させるときに指定します。複数のノード稼働状態は指定できません。省略した場合は、管理対象ノードの状態に関係なく、すべての管理対象ノードの稼働状況が表示されます。
      • N : 稼働中・正常

      • A : 稼働中・異常

      • S : 停止中

      • X : 特別監視対象外、監視対象外、監視時間帯外

  • カテゴリ
    表示するカテゴリとその表示順を指定します。以下のカテゴリ名で指定し、指定したカテゴリ順で表示されます。複数のカテゴリを指定する場合は、カテゴリの間にカンマ(",")を入れます。同じカテゴリを2つ以上指定することはできません。このオプションを省略した場合は、すべてのカテゴリが表示されます。このオプションの指定内容にかかわらず、レコードの先頭にはノードID、ノード名、ノード稼働状態が必ず出力されます。
    • SYS : システム情報監視

    • DISK : ディスク監視

    • PROC : プロセス監視

    • DI : 詳細情報監視

    • WEB : WEBサーバー監視

    • DB : DBサーバー監視

    • MAIL : MAILサーバー監視

    • AP : APサーバー監視

    • ERP : ERPパッケージ監視

    • NET : ネットワーク監視

    • CSTM : カスタム監視

  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_gnmStat -tA
      Node ID Node Name       Status  CPU     CPU Status      Virtual Memory in Use   Total Virtual Memory    Virtual Memory Status   Operation Process Count Operation Process Count Status  Ping Check      Disk Normal     Disk Abnormal   Process Running Process Normal Stop     Process Abnormal        Detail Information Normal       Detail Information Abnormal     Web Server Normal       Web Server Abnormal     DB Server Normal        DB Server Abnormal      Mail Server Normal      Mail Server Abnormal    AP Server Normal        AP Server Abnormal      ERP Package Normal      ERP Package Abnormal    Network Normal  Network Abnormal        Custom Normal   Custom Abnormal
      node01  ノード01   A       2       I       0       8001    I       150     I       OFF     1       1       36      0       0       165     0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0
      node02  ノード02   A       3       I       440     7472    I       87      I       -       1       0       14      0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       0       1       9       0       8
      
  • 出力された各カラムの内容
    • Node ID

      ノードIDが表示されます。グローバルノードモニタのノードIDの項目に該当します。

    • Node Name

      ノード名が表示されます。グローバルノードモニタのノード名の項目に該当します。

    • Status
      管理対象ノードの稼働状態が表示されます。グローバルノードモニタの状態の項目に該当します。管理対象ノードの稼働状態は以下のように表示されます。
      • N : 稼働中・正常の場合

      • A : 稼働中・異常の場合

      • S : 停止中の場合

      • XS : 特別監視対象外の場合

      • XN : 監視対象外の場合

      • XT : 監視時間帯外の場合

    • CPU

      CPU使用率が表示されます。グローバルノードモニタのCPU使用率の項目に該当します。

    • CPU Status
      CPU使用率の監視タスクの状態が表示されます。監視タスクの状態は以下のように表示されます。
      • I : 監視結果が正常の場合

      • E : 監視結果が異常の場合

    • Virtual Memory in Use

      仮想メモリ使用量が表示されます。グローバルノードモニタの仮想メモリ(使用/全)の項目に該当します。

    • Tota*Virtual Memory

      仮想メモリ全体量が表示されます。グローバルノードモニタの仮想メモリ(使用/全)の項目に該当します。

    • Virtual Memory Status
      仮想メモリ使用率の監視タスクの状態が表示されます。監視タスクの状態は以下のように表示されます。
      • I : 監視結果が正常の場合

      • E : 監視結果が異常の場合

    • Operation Process Count

      稼働プロセス数が表示されます。グローバルノードモニタのシステム情報の稼働プロセス数の項目に該当します。

    • Operation Process Count Status
      働プロセス数の監視タスクの状態が表示されます。監視タスクの状態は以下のように表示されます。
      • I : 監視結果が正常の場合

      • E : 監視結果が異常の場合

    • Ping Check

      Ping応答確認の結果が表示されます。グローバルノードモニタのPing応答確認の項目に該当します。

    • Disk Normal

      ディスク監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのディスク監視の正常の項目に該当します。

    • Disk Abnormal

      ディスク監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのディスク監視の異常の項目に該当します。

    • Process Running

      稼働中であるプロセス数が表示されます。グローバルノードモニタのプロセス監視の稼働中の項目に該当します。

    • Process NormalStop

      正常終了しているプロセス数が表示されます。グローバルノードモニタのプロセス監視の正常停止の項目に該当します。

    • Process Abnormal

      異常終了しているプロセス数が表示されます。グローバルノードモニタのプロセス監視の異常の項目に該当します。

    • Detail Information Normal

      詳細情報監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタの詳細情報監視の正常の項目に該当します。

    • DetailInformation Abnormal

      詳細情報監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタの詳細情報監視の異常の項目に該当します。

    • Web Server Normal

      WEBサーバー監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのWEBサーバー監視の正常の項目に該当します。

    • Web Server Abnormal

      WEBサーバー監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのWEBサーバー監視の異常の項目に該当します。

    • DB Server Normal

      DBサーバー監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのDBサーバー監視の正常の項目に該当します。

    • DB Server Abnormal

      DBサーバー監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのDBサーバー監視の異常の項目に該当します。

    • Mail Server Normal

      MAILサーバー監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのMAILサーバー監視の正常の項目に該当します。

    • Mail Server Abnormal

      MAILサーバー監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのMAILサーバー監視の異常の項目に該当します。

    • AP Server Normal

      APサーバー監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのAPサーバー監視の正常の項目に該当します。

    • AP Server Abnormal

      APサーバー監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのAPサーバー監視の異常の項目に該当します。

    • ERP Package Normal

      ERPパッケージ監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのERPパッケージの正常の項目に該当します。

    • ERP Package Abnormal

      ERPパッケージ監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのERPパッケージの異常の項目に該当します。

    • Network Normal

      ネットワーク監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのネットワーク監視の正常の項目に該当します。

    • Network Abnormal

      ネットワーク監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのネットワーク監視の異常の項目に該当します。

    • Custom Normal

      カスタム監視の正常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのカスタム監視の正常の項目に該当します。

    • Custom Abnormal

      カスタム監視の異常な監視対象の数が表示されます。グローバルノードモニタのカスタム監視の異常の項目に該当します。

  • 標準エラー出力
    • 「(オプション名) optionalready exist」

      同じオプションを2つ以上指定した場合に、このエラーが表示されます。

    • 「(オプション名) optionformat error」

      そのオプションのフォーマットが間違っている場合に、このエラーが表示されます。

    • 「h optionnodeID too long」

      -hオプションで指定したノードIDが半角英数字63文字を超えている場合に、このエラーが表示されます。

    • 「c optionstring too long」

      -cオプションで指定できるカテゴリの最大数である11個を超えた場合に、このエラーが表示されます。

    • 「c option(カテゴリ名) already exist」

      -cオプションで同じカテゴリを2つ以上指定した場合に、このエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

  • 制限事項
    • プローブノードダウンによる千手センサーの稼働状態について

      本コマンドではプローブ情報を表示しません。そのため、プローブノードがダウンしていることにより、グローバルノードモニタでその千手センサーの稼働状態が稼働中・異常となっていても、本コマンドでは、稼働中・正常と表示されます。

    • 表示されない管理対象ノードについて
      グローバルノードモニタには表示されていても、本コマンドでは表示されない管理対象ノードがあります。以下の条件に当てはまる管理対象ノードが該当します。
      • ノード定義後に反映(ノード定義)を行っていない管理対象ノード

      • 監視対象ノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない管理対象ノード

      • 千手配布クライアントとその他のノード

    • 千手センサーの監視対象外の状態について
      本コマンドでは、千手センサーのPing応答確認がOFFとなっている場合は、その千手センサーのノード稼働状態を監視対象外と表示します。そのため、グローバルノードモニタで監視中ノードとなっている千手センサーでも、本コマンドでは監視対象外と表示される場合があります。また、以下の状態の千手センサーは、グローバルノードモニタで監視対象外と表示されていても、本コマンドでは監視対象外と表示されません。
      • 監視タスクを何も設定していない

      • すべてのプローブノードがダウンしている

    • 監視が未設定の表示について
      本コマンドでは、一部の監視カテゴリで、監視が未設定の場合に、表示がOFFとなりません。これらの監視カテゴリは、グローバルノードモニタでOFFと表示されていても、本コマンドでは以下のように表示されます。
      • システム情報監視 :ハイフン(-)と表示されます

      • ディスク監視 :0と表示されます

    • 運用管理サーバーのプロセス監視の結果について

      本コマンドでは、運用管理サーバー上で稼働している千手ブラウザ関連プロセスのプロセス数を、プロセス監視の結果に加算していません。そのため、運用管理サーバーのプロセス監視の結果が、グローバルノードモニタと本コマンドで異なります。

    • 仮想化情報の表示について

      本コマンドでは、グローバルノードモニタに表示される仮想化情報の仮想サーバーホスト名と仮想マシン名の情報は表示されません。

8.2.58. sjANM_hostInfo-ノードのホスト情報表示-

  • 指定形式
    sjANM_hostInfo [-h(ノードID)]
  • 目的

    指定したノードのホスト情報をタブ区切りで表示されます。

注釈

  • 当コマンドはSenju/DC 2022にて非推奨となりました。今後当該コマンドの廃止を予定しています。

  • このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID
      指定したノードIDのホスト情報が表示されます。
      省略した場合はすべて管理対象ノードのホスト情報が表示されます。
  • 実行結果
    • (例1)ノードIDを指定する場合
      %  sjANM_hostInfo -hsample
      NodeID  OsType  OsVersion       VirtualMem      Cpu     CpuCore Ip
      sample  linux   Linux rh62M1 2.6.32-220.el6.x86_64 #1 SMP Wed Nov 9 08:03:13 EST 2011 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux    2064376 KB      Intel(R) Core(TM) i5 CPU         750  @ 2.67GHz (2676.050 MHz)   1      10.10.1.89
      %
      
    • (例2)ノードIDを省略する場合
      %  sjANM_hostInfo
      NodeID  OsType  OsVersion       VirtualMem      Cpu     CpuCore Ip
      sample1 linux   Linux rh62M2 2.6.32-220.el6.x86_64 #1 SMP Wed Nov 9 08:03:13 EST 2011 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux    2064376 KB      Intel(R) Core(TM) i5 CPU         750  @ 2.67GHz (2676.050 MHz)  1       10.10.1.90
      sample2 Windows Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard       16754484 KB     Intel(R) Xeon(R) CPU           E5640  @ 2.67GHz (2666 MHz)      8       10.10.1.89
      sample3 solaris SunOS sunvisor 5.11 11.1 sun4u sparc SUNW,SPARC-Enterprise      2097152 KB      sparcv9 processor (2860 MHz)    1       10.10.1.165
      sample4 hpux    HP-UX   highqua B.11.31 U ia64 4035297936 unlimited-user license        16258464 KB     Itanium(R) Processor 9310 (1.6 GHz)     2       10.10.1.167
      %
      
  • 出力された各カラムの内容
    • NodeID

      管理対象ノードのノードIDが表示されます。

    • OsType

      管理対象ノードのOSの種別が表示されます。

    • OsVersion

      管理対象ノードのOSの詳細情報が表示されます。

    • VirtualMem

      管理対象ノードの仮想メモリサイズが表示されます。。

    • CPU

      管理対象ノードのCPUの型の名称が表示されます。

    • CpuCore

      管理対象ノードのCPUのコア数が表示されます。

    • IP

      管理対象ノードのIPアドレスが表示されます。

  • 標準エラー出力

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータのエラー

    options set incorrectly.Usage出力

    複数オプションを指定した場合

    option [-h] value not set.Usage出力

    オプション[-h]の値が指定されていない場合

    NodeID [xxxx] is too long.Usage出力

    NodeID [xxxx]の長さが65byte以上を指定した場合

    option [-o] is invaild.Usage出力

    不正なオプションを指定した場合

    ホスト情報ファイルのエラー

    file not exist[anm/sjANM_Hostinfo.cf]

    ホスト情報ファイルが存在しない場合

    can not open file[anm/sjANM_Hostinfo.cf]

    ホスト情報ファイルのオープンに失敗した場合

    read file[sjANM_Hostinfo.cf] failed.

    ホスト情報ファイルの読み込みに失敗した場合

    NodeIDが存在しない

    NodeID [aaa] not exist.

    指定したNodeIDが存在しない場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.59. sjANM_kill-千手起動プロセスの停止-

  • 指定形式
    sjANM_kill -hノード名 -nプロセス名
  • 目的

    管理対象ノードで稼働している千手起動プロセスとコマンドを停止します。ユーザー起動プロセスの停止はできません。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノード名

      プロセスを停止する管理対象ノードのノードIDを指定します。省略不可です。

    • プロセス名

      停止するプロセスのプロセス名を指定します。

  • 実行結果
    • (例)
      %  sjANM_kill -hhosta -nproc1
      成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「(ホスト名)と通信できません。」

      管理対象ノードが停止しているとき、管理対象ノードで千手システムが稼働していないときにこのメッセージが出力されます。

    • 「プロセス名が指定されていません。」

      プロセス名が指定されていないときにこのメッセージが出力されます。

    • 「指定されたプロセスは既に停止しています。」

      すでに停止しているプロセスを指定するとこのメッセージがでます。

    • 「指定されたプロセスは存在しません。」

      指定されたプロセス名が間違っているときにこのメッセージが出力されます。

8.2.60. sjANM_logFilt-ログ/イベントログフィルタの切り替え-

  • 指定形式
    sjANM_logFilt -nノード名 [-p監視対象ログのパス] -o監視対象ログ名 [-r正規表現使用] -f監視方法 -t監視種別
  • 目的
    本コマンドを実行することで、ログフィルタ候補またはイベントログフィルタ候補を設定したログ監視やイベントログ監視の監視方法を切り替えることができます。ログフィルタ候補/イベントログフィルタ候補の設定については、 ユーザーズガイド「千手ブラウザ」「ノードのプロパティ([ログ監視]タブ)」 を参照して下さい。

    注釈

    本コマンドは、千手マネージャと千手エージェントで利用可能です。

  • オプション
    • -n: ノード名

      ログ監視/イベントログ監視を行っているノードのノードIDを指定します。省略不可です。

    • -p: 監視対象ログのパス
      • ログ監視の場合、省略不可です。監視対象ログのパスを指定します。イベントログ監視の場合、省略します。

      • 尚、空白を含むパスを指定する場合は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • -o: 監視対象ログ名
      ログ監視の場合、監視対象ログのファイル名を指定します。
      イベントログ監視の場合、監視対象イベントログ名を指定します。
      省略不可です。
    • -r: 正規表現使用
      ログ監視の場合、省略不可です。正規表現の使用有無を指定します。下記の固定値で指定してください。
      • ON : 使用する

      • OFF : 使用しない

      イベントログ監視の場合、省略します。

    • -f: 監視方法
      ログ監視の場合、変更先のログフィルタまたはJSONログフィルタを指定します。
      イベントログ監視の場合、変更先のイベントログフィルタを指定します。
      指定できるフィルタは、該当の定義に設定した監視方法のログフィルタ・JSONログフィルタ・イベントログフィルタ、またはログフィルタ候補に設定したフィルタのみです。
      省略不可です。
    • -t: 監視種別
      変更対象の監視の種別を指定します。下記の固定値で指定してください。
      • T : テキストログ監視

      • J : JSONログ監視

      • E : イベントログ監視

      省略不可です。

注釈

  • 千手マネージャで実行する場合、ドメイン中の任意のノードのログ監視のフィルタを切り替えることができます。

  • 千手エージェントで実行する場合、自ノードのログ監視、または自ノードがプローブノードとして設定されたセンサーのログ監視のフィルタを切り替えることができます。

  • コマンドにてフィルタを変更した場合、ログ監視/イベントログ監視定義にて設定されたフィルタよりも優先して使用します。そのため、コマンドでフィルタを変更した後に、ログ監視/イベントログ監視定義にて使用するフィルタを変更し反映(監視属性)を実施した場合、引き続きコマンドで変更したフィルタが使用されます。定義変更にて監視方法を変更したい場合は、フィルタの変更と同時に、フィルタ候補から現在使用しているフィルタを削除してください。

  • ログフィルタの切り替え手順
    1. ログイン

      千手稼働アカウントで千手マネージャまたは千手エージェントにログインして下さい。

    2. ログフィルタ切り替えコマンドの実行
      ログフィルタ切り替えコマンドを実行します。
      • 実行例 1) テキストログ監視のフィルタを切り替える場合
        % sjANM_logFilt -nNode1 -p/home/senju/log/ -osenju.log -fSYSLOG -rON -tT
        ログ監視方法の切り替えに成功しました。
        %
        
      • 実行例 2) イベントログ監視のフィルタを切り替える場合
        % sjANM_logFilt -nNode1 -oApplication -fSJAPPLICATION -tE
        ログ監視方法の切り替えに成功しました。
        %
        
  • 標準エラー出力
    以下のケースにおいてエラーが出力されます。

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータエラー

    Usage出力

    無効な値をオプションに指定する場合

    省略不可のオプションが指定されない場合

    無効な監視対象

    指定されたログの監視定義がNode1に存在しません。

    指定したログ監視が存在しない場合

    指定されたイベントログの監視定義がNode1に存在しません。

    指定したイベントログ監視が存在しない場合

    無効な監視方法

    監視方法Filter1は指定されたログ監視に利用できません。

    指定したログフィルタが存在しない場合

    指定したログフィルタが存在するが、切り替え対象のログフィルタ候補に指定されていない場合

    監視方法Filter1は指定されたイベントログ監視に利用できません。

    指定したイベントログフィルタが存在しない場合

    指定したイベントログフィルタが存在するが、切り替え対象のイベントログフィルタ候補に指定されていない場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

  • 環境変数

    ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の環境変数設定についての詳細は、 ユーザーズガイド「モニタリング」「補足事項」「モニタリングの環境変数の設定方法」「ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の設定」 を参照して下さい。

8.2.61. sjANM_LogTransfer-イベントログのテキスト形式変換-

  • 指定形式
    sjANM_LogTransfer.com [Application | System | Security]
  • 目的

    イベントログをテキスト形式ファイルに変換します。

  • 出力ファイル

    %SENJUHOME%\log\sjANM_trouble.Z

注釈

本コマンドはWindows 上で実行します。

  • オプション
    • Application

      アプリケーションログをテキスト形式ファイルへ変換します。オプション指定省略時は、Application指定となります。

    • System

      システムログをテキスト形式ファイルへ変換します。

    • Security

      セキュリティログをテキスト形式ファイルへ変換します。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sjANM_LogTransfer.com
      $
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定されたパラメータが違います。」

      オプションの指定が誤っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「指定されたパラメータの数が違います。」

      オプションが複数指定されたときにこのエラーが出力されます。

    • 「ログファイルの作成に失敗しました。」

      ログファイルの作成に失敗したときにこのエラーが出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 指定されたパラメータが正しくない場合

    • 2 : イベントログオープンエラーまたは出力ファイルのオープンエラーが起きた場合

    • 3 : 出力ファイルへの書き込みに失敗またはイベントログの読み込みに失敗した場合

8.2.62. sjANM_monitorCmd-状況収集出力結果作成コマンド-

  • 指定形式
    sjANM_monitorCmd [-hノード名] -cコマンド名 -d監視対象名 {-pプロパティ名 -v値 [-pプロパティ名 -v値] [-kキープロパティ名] [-wワーニングメッセージ] [-xワーニングコード] | [-eエラーメッセージ] [-fエラーコード]}
  • 目的
    本コマンドを実行して、指定した引数によって、カスタム監視のコマンドによる監視項目に指定する状況収集コマンドの結果出力形式通りに標準出力を出力することができます。
    カスタム監視のコマンドによる監視項目の作成については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「コマンドによる監視項目について」 を参照して下さい。

注釈

本コマンドは、千手マネージャと千手エージェントで利用可能です。

  • オプション
    • -h: ノード名

      監視タスクを監視対象ノードのノードIDを指定します。

    • -c: コマンド名

      カスタム監視のコマンドによる監視項目に指定する状況収集コマンド名を指定します。省略不可です。

    • -d: 監視対象名

      監視タスクの監視対象名を指定します。省略不可です。

    • -p: プロパティ名
      監視対象から取得した値の名前を指定します。千手ブラウザ画面で登録したプロパティに対応します。
      "-eエラーメッセージ"と"-fエラーコード"を指定しない場合、プロパティ名と値を1組以上指定する必要があります。
    • -v: 値
      "-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード" を指定しない場合、プロパティ名と値を1組以上指定する必要があります。
    • -k: キープロパティ名
      監視対象を区別するキーとなるプロパティを指定します。
      指定するプロパティ名は "-pプロパティ名" に指定したプロパティの中に存在する必要があります。
    • -w: ワーニングメッセージ
      ワーニングメッセージを指定します。
      "-wワーニングメッセージ" と "-xワーニングコード"を指定する場合は、プロパティ名と値を1組以上指定する必要があります。
      なお、"-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード"との同時使用はできません。
    • -x: ワーニングコード
      ワーニングコードを指定します。
      "-wワーニングメッセージ" と "-xワーニングコード"を指定する場合は、プロパティ名と値を1組以上指定する必要があります。
      なお、"-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード"との同時使用はできません。
    • -e: エラーメッセージ
      エラーメッセージを指定します。
      "-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード" を指定する場合は、プロパティ名と値を省略可能です。
      なお、"-wワーニングメッセージ" と "-xワーニングコード"との同時使用はできません。
    • -f: エラーコード
      エラーコードを指定します。
      "-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード" を指定する場合は、プロパティ名と値を省略可能です。
      なお、"-wワーニングメッセージ" と "-xワーニングコード"との同時使用はできません。
  • コマンドによる監視項目の状況収集の結果作成手順
    1. ログイン

      千手稼働アカウントで千手マネージャまたは千手エージェントにログインして下さい。

    2. 状況収集出力結果作成コマンドの実行
      状況収集出力結果作成コマンドを実行します。
      • 実行例 1) ノードIDを指定しない場合
        % sjANM_monitorCmd -cGetCpuUsage.com -dCPU1 -pUsed -v55
        : GetCpuUsage.com:CPU1
            Used = 55
        %
        
      • 実行例 2) ノードIDを指定する場合
        % sjANM_monitorCmd -hNodeA -cGetCpuUsage.com -dCPU1 -pUsed -v55
        NodeA:GetCpuUsage.com:CPU1
            Used = 55
        %
        
      • 実行例 3) プロパティを複数指定する場合
        % sjANM_monitorCmd -hNodeA -cGetCpuUsage.com -dCPU1 -pUsed -v55 -pUnused -v45
        : GetCpuUsage.com:CPU1
            Used = 55
            Unused = 45
        %
        
      • 実行例 4) キープロパティ名を指定する場合
        %  sjANM_monitorCmd -hNodeA -cGetCpuUsage.com -dCPU1 -pUsed -v55 -pUnused -v45 -kUsed
        : GetCpuUsage.com:CPU1
        *   Used = 55
            Unused = 45
        %
        
      • 実行例 5) エラーメッセージとエラーコードを指定する場合
        % sjANM_monitorCmd -cGetCpuUsage.com -dCPU1 -e"対象ノードとの接続に失敗しました" -f107
        : GetCpuUsage.com:CPU1
            ERR_MES == "対象ノードとの接続に失敗しました"
            ERR_CODE == 107
        %
        
  • 標準エラー出力
    以下のケースにおいてエラーが出力されます。

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータエラー

    Usage出力

    無効な値をオプションに指定する場合

    省略不可のオプションが指定されない場合

    ERROR: When [-pProperty -vValue] omitted [-eERR_MES] or [-fERR_CODE] should be specified

    プロパティ名と値を指定していないかつ、エラーメッセージとエラーコードが指定されていない場合

    ERROR: Unknown KeyProperty [Property] specified.

    "-k"指定したキープロパティ名が"-p"に指定したプロパティ名に存在しない場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • "-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード" を指定しない場合、"-pプロパティ名" と "-v値" を1組以上指定する必要があります。

  • "-eエラーメッセージ" と "-fエラーコード" と "-v 値" の三つを同時に使用することはできません。

  • "-kキープロパティ名" に指定するプロパティ名は "-pプロパティ名" に指定したプロパティの中に存在する必要があります。

  • 本コマンドが1回の実行で出力できるのは1つの監視対象の結果のみです。1つの監視タスクに複数の監視対象が存在する場合は、監視対象ごとに本コマンドを複数回実行してください。

8.2.63. sjANM_monitorDefault -千手カテゴリ監視項目の履歴保存設定変更-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjANM_monitorDefault -n'監視項目名' {-c'カテゴリ名' | -e'エクステンション名'} -p'履歴保存期間' [-s{ave min max sum lat}]
    • [Windows]
      sjANM_monitorDefault -n"監視項目名" {-c"カテゴリ名" | -e"エクステンション名"} -p"履歴保存期間"  [-s{ave min max sum lat}]
  • 目的

    千手カテゴリの監視項目に対して、キャパシティの履歴保存設定のデフォルト値を変更します。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 監視項目名

      変更先の監視項目名を指定します。省略できません。

    • カテゴリ名

      変更先のカテゴリ名を指定します。カテゴリ名を省略した場合は、エクステンション名を必ず指定して下さい。

    • エクステンション名

      変更先のエクステンション名を指定します。エクステンション名を省略した場合は、カテゴリ名を必ず指定して下さい。

    • 履歴保存期間

      監視項目の履歴期間を指定します。省略できません。

    • -s{ave min max sum lat}
      監視項目のサマリ方法を指定します。
      (ave:平均値、min:最小値、max:最大値、sum:合計値、lat:最新値)
      半角スペースを区切り文字として、複数指定することができます。
      履歴保存期間が0の場合、オプション-sが省略可能です。
  • 実行結果
    • (例1 UNIX)
      % sjANM_monitorDefault -n'CPU使用率(%)[UNIX]' -c'システム情報' -e'システム情報' -p90 -save min lat
      The default setting of the Monitoring Item has been changed successfully.
      %
      
    • (例2 UNIX)
      % sjANM_monitorDefault -n'CPU使用率(%)[UNIX]' -c'システム情報' -p'0'
      The default setting of the Monitoring Item has been changed successfully.
      %
      
    • (例1 Windows)
      $ sjANM_monitorDefault -n"CPU使用率(%)[WMI]" -c"システム情報" -e"システム情報" -p90 -smin max sum lat
      The default setting of the Monitoring Item has been changed successfully.
      
    • (例2 Windows)
      $ sjANM_monitorDefault -n"CPU使用率(%)[WMI]" -e"システム情報" -p"0"
      The default setting of the Monitoring Item has been changed successfully.
      
  • 標準エラー出力

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータのエラー

    Usageを出力します。

    パラメータの指定が誤っている場合

    設定の失敗

    Changing the default setting of the Monitoring Item is not permitted.

    以下のパターンで設定を行う場合:①カテゴリ名がプロセスの以下監視タスクで履歴保存期間が変更できない(プロセス稼働監視[UNIX]、プロセス稼働監視[WMI])②計算結果の型が文字列の監視項目はサマリ方法が平均値、合計値で設定できない

    Changing the default setting of the Monitoring Item is failed.

    その他変更が失敗した場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドは、 Extension Pack の適用により利用可能となる監視項目には対応していません。

  • 後継機能として「監視レシピ」も利用可能です。詳細は ユーザーズガイド「モニタリング」「監視レシピ」 を参照して下さい。

警告

  • 本コマンドによる設定変更内容は、千手マネージャ用パッチの適用により初期化されることがあります。

8.2.64. sjANM_nshm-ノード状態参照コマンド-

  • 指定形式
    sjANM_nshm -s [-hノードID]
  • 目的

    管理対象ノードの稼働状態を表示します。各項目はタブ区切りで表示されます。出力された各行がそれぞれ1つの管理対象ノードの状態に相当します。

注釈

本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID

      稼働状態を表示したい管理対象ノードのノードIDを指定します。複数のノードIDは指定できません。省略した場合は、すべての管理対象ノードの稼働状態が表示されます。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_nshm -s -hsample
      sample  RUN
      
  • 出力された内容
    • ノードID

      管理対象ノードのノードIDが表示されます。

    • 稼働状態
      ノードの稼働状態が表示されます。管理対象ノードの稼働状態は以下のように表示されます。
      • RUN : ノードは稼働中です。

      • DOWN : ノードは停止中です。

  • 標準エラー出力
    • 「ERROR: Node Report is not found. nodeid(ノードID)」

      -hオプションで指定されたノード情報が存在しない場合に、このエラーが表示されます。

    • 「ERROR: NodeID of the option is too long.」

      -hオプションで指定されたノードIDの長さが規定値(63バイト)を超えている場合に、このエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 指定されたパラメータが正しくない場合

    • 2 : 指定されたノードの情報が存在しない場合

    • 3 : システムエラーの場合

  • 制限事項
    • 表示されない管理対象ノードについて本コマンドでは表示されない管理対象ノードがあります。以下の条件に当てはまる管理対象ノードが該当します。
      1. ノード定義後に反映(ノード定義)を行っていない管理対象ノード

      2. 監視対象ノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない管理対象ノード

      3. セカンダリエージェント以外のその他ノード

    • 千手センサーの稼働状態について本コマンドでは、管理対象ノードの稼働状態に関わらず、千手センサーの稼働状態は常に "RUN" と表示されます。

8.2.65. sjANM_ps-プロセス稼働状況の表示-

  • 指定形式
    sjANM_ps [-hノードID]
  • 目的

    指定した管理対象ノードで稼働する千手起動プロセスの状態を表示します。出力された各行がそれぞれ1つの監視対象プロセスの状態に相当します。

注釈

本コマンドはWindows では実行できません。

  • オプション
    • ノードID

      管理対象ノードのノードIDを指定します。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_ps -hnri00001
      ホスト名        プロセス名                     状態
      --------     -------------------------------- ------
      nri00001                       sjANM_monBased 稼働中
      nri00001                         sjDCM_daemon 稼働中
      nri00001                      sjANM_localmsgd 稼働中
      nri00001                        sjANM_monExtd 稼働中
      nri00001                           sjRBA_rexd 稼働中
      nri00001                      sjANM_monSnmpBd 稼働中
      nri00001                      sjANM_logwatchd 稼働中
      nri00001                        sjANM_vmstatd 稼働中
      nri00001                        sjANM_vmmMond 稼働中
      nri00001                       sjANM_monIcmpd 稼働中
      nri00001                      sjANM_monSnmpEd 稼働中
      nri00001                        sjANM_rmtLogd 稼働中
      nri00001                       sjCCM_monitord 停止中
      成功しました。
      %
      
  • 出力された内容
    • ホスト名

      監視対象ノードのホスト名が表示されます。

    • プロセス名
      プロセスの名称が表示されます。表示されるプロセスは、以下のものがあります。
      • 千手起動プロセス

      • ユーザー起動プロセス(プロセス名の後に[PID]が表示されます。)

    • 状態
      次のいずれかが表示されます。
      • 稼働中 : プロセスは正常に稼働している。

      • 停止中 : プロセスは停止中である。

警告

  • 同一名のプロセスを、千手起動プロセスとユーザー起動プロセスの両方に登録して監視している場合、それぞれの監視結果が表示されます。この際、プロセス名の後ろに[PID]が表示されていないものが千手起動プロセスの監視結果で、プロセス名の後ろに[PID]が表示されているものがユーザー起動プロセスの監視結果です。ただし、監視対象となっているプロセスが稼働していない場合、ユーザー起動プロセスの監視結果は表示されません。

  • ユーザー起動プロセスを登録した後に、反映(監視属性)を実行していない場合は、監視対象のプロセスが稼働していないと、ユーザー起動プロセスの監視結果は表示されません。

  • 標準エラー出力
    • 「(ホスト名)と通信できません。」

      管理対象ノードが停止しているとき、管理対象ノードで千手システムが稼働していないときにこのメッセージが出力されます。

8.2.66. sjANM_pschange -ユーザー起動プロセス監視の開始/終了-

  • 指定形式
    sjANM_pschange [-R] -hノードID [-nプロセス名]
  • 目的

    管理対象ノードで稼働するユーザー起動プロセスの監視の開始/終了処理を行います。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -R

      千手エージェントまたは千手センサー(サーバー)のユーザー起動プロセスは監視タスクとして登録されています。このオプションを指定すると、該当監視タスクの一時停止依頼を行います。

    • ノードID

      管理対象ノードのノード名を指定します。

    • プロセス名
      管理対象のユーザー起動プロセス名を指定します。
      省略した場合、管理対象ノードのノードプロパティのプロセスタブのユーザー起動プロセスに登録されているすべてのプロセスが対象となります。
      登録されているプロセスがない場合は省略できません。
  • 実行結果
    % sjANM_pschange -R -hhosta -nproc1
    成功しました。
    %
    
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. 管理対象ノードが停止しているとき、または、管理対象ノードで千手システムが稼働していない場合
      「(ホスト名)との通信ができません。」
      「監視プロセスが未稼働のため監視依頼できませんでした。」
    2. 指定されたノード名が63文字を越えた場合
      「指定されたノード名が長すぎます。」
    3. 指定されたプロセス名が256文字を越えた場合
      「パラメタ解析に失敗しました。」
    4. 管理対象ノードのノードプロパティの管理対象プロセスタブのユーザー起動プロセスに指定されたユーザー起動プロセス名が登録されていない場合
      「失敗しました。」
    5. 指定されたノードが監視対象外だった場合
      「プロセス監視開始通知処理に失敗しました。」
      「プロセス監視停止通知処理に失敗しました。」
    6. 監視タスクの検索、登録処理に十分なメモリが確保できなかった場合
      「メモリ確保に失敗しました。」
    7. 管理対象ノードのノードプロパティの管理対象プロセスタブのユーザー起動プロセスに指定されたユーザー起動プロセス名が登録されていない場合、
      または、ユーザー起動プロセス名の指定を省略した際にユーザー起動プロセス名が登録されていない場合
      「指定されたユーザー起動プロセス名は登録されていません。」
    8. 指定したユーザー起動プロセス監視タスクが一時停止依頼中または削除依頼中だったために監視依頼ができなかった場合
      「指定されたユーザー起動プロセスは一時停止依頼中または削除依頼中です。」
    9. 指定したユーザー起動プロセス監視タスクが監視依頼中または削除依頼中だったために停止依頼ができなかった場合
      「指定されたユーザー起動プロセスは監視依頼中または削除依頼中です。」
    10. 指定ノードの監視タスクが登録されていなかった場合
      「(指定ノード)の監視タスクはありません。」
    11. 指定ノードの監視タスクファイルの読み込みに失敗した場合
      「(指定ノード)の監視タスクの読み込みに失敗しました。」
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjANM_pschangeの引数に-hを指定することによりホスト名を指定できますが、複数の-hオプションを指定した場合、最後に指定した-hオプションが有効になります。-hオプションは、複数指定しないで下さい。

  • 本コマンドは、該当監視タスクが監視の開始/終了するまでに時間がかかることがあります。

  • 実際に該当監視タスクの状態が変更されたかどうかは、プロセス稼働状態問い合わせコマンド sjANM_ps-プロセス稼働状況の表示- 、またはノードモニタ画面で確認して下さい。

8.2.67. sjANM_rexec-千手起動プロセスの起動-

  • 指定形式
    sjANM_rexec  -hノードID  -nプロセス名
  • 目的
    運用管理サーバーから遠隔操作でプロセスを起動します。プロセス名に関する以下の情報をノードのプロパティにおいて、予め登録しておく必要があります。詳細は ユーザーズガイド「千手ブラウザ(共通編)」「ノードのプロパティ」 を参照して下さい。
    • プロセス起動シーケンス

    • 実行ユーザー名

    • 最大再起動回数

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • ノードID

      プロセスを稼働させる管理対象ノードのノードIDを指定します。省略不可です。

    • プロセス名

      起動するプロセスのプロセス名を半角英数字16文字以内で指定します。プロセス名は、他プロセスと重複しないものを指定する必要があります。

  • 実行結果
    • (例)
      %  sjANM_rexec -hsun01 -nproc1
      起動シーケンス aplserver -k 10
      実行アカウント scott
      最大再起動回数 0
      成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「(ホスト名)と通信できません。」

      管理対象ノードが停止しているとき、管理対象ノードで千手システムが稼働していないときにこのメッセージが出力されます。

    • 「実行アカウントがありません。」

      管理データ内で指定された実行アカウントが管理対象ノードで存在しないときにこのメッセージがでます。ただし、管理対象ノードがWindowsの場合は指定された実行アカウントは無視されますのでこのメッセージは出力されません。

    • 「プロセスの起動に失敗しました。」

      プロセスの起動に失敗したときにこのメッセージが出力されます。

    • 「既に稼働中です。」

      管理対象ノードにて、同一プロセス名で管理されるプロセスが稼働中のときにこのメッセージが出力されます。

    • 「管理対象ノードの定義がありません。」

      指定した管理対象ノードの定義が見つからないときにこのメッセージが出力されます。

    • 「プロセスの定義がありません。」

      指定した管理対象ノードの定義の中に指定したプロセスに関する情報がないときにこのメッセージが出力されます。

8.2.68. sjANM_sendmsg-メッセージの出力-

  • 指定形式
    sjANM_sendmsg -cコード [-hノードID] [-nプロセス名] [-lレベル] [-k漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] [-mメッセージ]
  • 目的
    メッセージを千手ブラウザのメッセージモニタに出力します。
    なお、コマンドで出力するメッセージの内容を千手ブラウザのメッセージに登録しておくと予約メッセージとなり、メッセージコードを指定するだけで発行できます。
    登録する内容については、 ユーザーズガイド「イベント」「メッセージ」 を参照して下さい。

注釈

340バイトを超えるメッセージを送信する可能性がある場合は拡張メッセージの出力コマンド(sjANM_sendmsgEx)をご使用下さい。

  • オプション
    • コード
      メッセージコードを半角英数字7文字で指定します (例:"ABCD123")。
      コードはメッセージを一意に識別するためのものです。
    • ノードID
      ノードIDを半角英数字63文字以内で指定します。省略した場合コマンドを実行したノードIDが設定されます。
      メッセージモニタに出力されるメッセージの「ノードID」「ノード名」が変更されます。(「発信元」のノードIDは変更されません)
    • プロセス名

      プロセス名を半角英数字16文字以内で指定します。省略した場合"sjANM_sendmsg"が設定されます。

    • レベル
      メッセージレベルを(E:障害情報 W:警告情報 I:通常情報)で指定します。省略した場合"I"が設定されます。
      メッセージモニタに出力されるメッセージの種類を指定します。障害"E"の場合は千手ブラウザに表示すると同時に、警報装置を作動させることができます。
      "-c"で指定したコードが予約メッセージの場合、予め登録しておいたメッセージレベルでメッセージが出力されます。詳しくは、 ユーザーズガイド「イベント」「メッセージ」 を参照して下さい。
    • 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)
      "-m"で指定したメッセージの漢字コードを指定します。
      コマンドを実行するノードの千手稼働アカウントの漢字コードとメッセージに指定した漢字コードが異なるとき指定します。
    • メッセージ
      メッセージの内容を指定します。Windowsノードで実施した場合、メッセージの長さが340バイトを超えた場合は、341バイト目以降の文字列は切り捨てます。Linux/UNIXノードで実施した場合、メッセージの長さが680バイトを超えた場合は、681バイト目以降の文字列は切り捨てます。
      "-c"で指定したコードが予約メッセージの場合、登録されている「メッセージ内容」の後ろに括弧付きで「付加メッセージ」として出力されます。
      登録されているメッセージのみを出力する場合は、ここに"!"を指定します。
      このオプションを省略した場合、対話的にメッセージを入力するよう促されますので、メッセージを入力して下さい。メッセージ内容を省略したい場合は、ここで何も入力せずにリターンを押すか、"!"を指定して下さい。

      警告

      漢字コード(-k)がUTF8の場合、メッセージ(-m)に"~"(波ダッシュ)は指定できません。

  • 実行結果
    • (例 UNIX)
      % sjANM_sendmsg -cCODE001 -nproc1 -lE -m"my message"
      & INFO This is sendmsg process.
      success
      %
      
    • (例 Windows)
      $ sjANM_sendmsg -cCODE001 -nproc1 -lE -m"my message"
      成功しました。
      

8.2.69. sjANM_sendmsgEx-拡張メッセージの出力-

  • 指定形式
    sjANM_sendmsgEx -cコード [-hノードID] [-nプロセス名] [-lレベル] [-k漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)] [-mメッセージ]
  • 目的
    メッセージを千手ブラウザのメッセージモニタに出力します。
    なお、コマンドで出力するメッセージの内容を千手ブラウザのメッセージに登録しておくと予約メッセージとなり、メッセージコードを指定するだけで発行できます。
    登録する内容については、 ユーザーズガイド「イベント」「メッセージ」 を参照して下さい。

警告

  • 340バイトを超えるメッセージ送信時に千手マネージャが停止すると拡張メッセージ抜けが発生することがあります。

  • メッセージログには付加文言が340バイトまでしか出力されません。拡張メッセージを利用する場合はメッセージアクションログを利用して下さい。

  • オプション
    • コード
      メッセージコードを半角英数字7文字で指定します (例:"ABCD123")。
      コードはメッセージを一意に識別するためのものです。
    • ノードID
      ノードIDを半角英数字63文字以内で指定します。省略した場合コマンドを実行したノードIDが設定されます。
      メッセージモニタに出力されるメッセージの「ノードID」「ノード名」が変更されます。(「発信元」のノードIDは変更されません)
    • プロセス名

      プロセス名を半角英数字16文字以内で指定します。省略した場合"sjANM_sendmsgEx"が設定されます。

    • レベル
      メッセージレベルを(E:障害情報 W:警告情報 I:通常情報)で指定します。省略した場合"I"が設定されます。
      メッセージモニタに出力されるメッセージの種類を指定します。障害"E"の場合は千手ブラウザに表示すると同時に、警報装置を作動させることができます。
      "-c"で指定したコードが予約メッセージの場合、予め登録しておいたメッセージレベルでメッセージが出力されます。詳しくは、 ユーザーズガイド「イベント」「メッセージ」 を参照して下さい。
    • 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)
      "-m"で指定したメッセージの漢字コードを指定します。
      コマンドを実行するノードの千手稼働アカウントの漢字コードとメッセージに指定した漢字コードが異なるとき指定します。
    • メッセージ
      メッセージの内容を指定します。メッセージの長さが3160バイトを超えた場合は、3161バイト目以降の文字列は切り捨てます。
      "-c"で指定したコードが予約メッセージの場合、登録されている「メッセージ内容」の後ろに括弧付きで「付加メッセージ」として出力されます。
      登録されているメッセージのみを出力する場合は、ここに"!"を指定します。
      このオプションを省略した場合、対話的にメッセージを入力するよう促されますので、メッセージを入力して下さい。メッセージ内容を省略したい場合は、ここで何も入力せずにリターンを押すか、"!"を指定して下さい。

      警告

      漢字コード(-k)がUTF8の場合、メッセージ(-m)に"~"(波ダッシュ)は指定できません。

  • 実行結果
    • (例 UNIX)
      % sjANM_sendmsgEx -cCODE001 -nproc1 -lE -m"my message"
      & INFO This is sendmsgEx process.
      success.
      & INFO sendmsgEx process terminated.
      %
      
    • (例 Windows)
      $ sjANM_sendmsgEx -cCODE001 -nproc1 -lE -m"my message"
      This is sendmsgEx process.
      success.
      sendmsgEx process terminated.
      

8.2.70. sjANM_startlog-ログ監視の再開-

  • 指定形式
    sjANM_startlog  [[-pパス名] -f{ログファイル名 | イベントログ名}] [-t{T [-r] |E}] [-nノード名] [-l]
  • 目的
    一時停止されたログの監視を、監視対象として定義したファイル単位で再開します。
    監視対象として定義したファイル名が、正規表現で指定されている場合は、再開時に、監視対象ファイルを再評価してから監視を行います。詳細は ユーザーズガイド「モニタリング」「*監視対象ファイル正規表現指定時の監視対象ファイル決定方式」* を参照して下さい。
  • オプション
    • パス名
      監視を再開するログがログファイルの場合に、監視対象ファイルのパス名を絶対パスで指定します。イベントログの監視を再開する場合は、指定する必要はありません。
      尚、空白を含むパスを指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。
    • ログファイル名、イベントログ名

      監視を再開するログファイル名、もしくは、イベントログの種類を指定します。ログファイル名を指定する場合は、パス名指定が必要になります。省略した場合、登録されている一時停止中の全ての監視が再開します。 正規表現を使用した監視の場合、ログファイル名は、定義した正規表現を含むファイル名を指定します。 尚、監視対象として定義したファイル名に空白や正規表現が含まれる場合は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • -t
      監視を再開するログの種別がテキストログ監視、JSONログ監視、イベントログ監視のいずれかを指定します。
      • -tT : テキストログ監視を再開する場合に指定します。パス名、ログファイル名を省略した場合は、指定したノードで一時停止している全てのテキストログ監視を再開します。

      • -tJ : JSONログ監視を再開する場合に指定します。パス名、ログファイル名を省略した場合は、指定したノードで一時停止している全てのJSONログ監視を再開します。

      • -r : ログファイル名に正規表現を使用した場合に必要になります。

      • -tE : イベントログ監視を再開する場合に指定します。イベントログ名を省略した場合は、指定したノードの一時停止している全てのイベントログ監視を再開します。

    • ノード名
      ログ監視を再開したい監視対象ノード名を指定します。
      省略した場合は、コマンドを実行したノードが対象になります。
    • -l
      ログ監視を停止位置から再開する場合に指定します。
      このオプションを省略した場合は、ログファイルの末尾からログ監視を再開します。
  • 実行結果
    • (例)UNIXで監視対象として定義したファイル名に正規表現を使用する場合
      % sjANM_startlog -p'/tmp/log/' -f'^aplog\.[0-9]*' -tT -r -nlegend
      ログ監視の再開に成功しました。
      %
      
    • (例)Windowsでイベントログの種類"Application"を指定する場合
      $ sjANM_startlog -f"Application" -tE -nknife
      ログ監視の再開に成功しました。
      $
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[ログ監視][イベントログ監視]の両方にチェックが入っていない状態で、-tオプションを指定しない場合

      「ログ監視機能は、稼働していません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    2. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[ログ監視][イベントログ監視]のいずれかにチェックが入っていて、ログ監視定義およびイベントログ監視定義が作られていない状態で、-tオプションを指定しない場合

      「ログの監視定義が存在しません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    3. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[ログ監視]にチェックが入っていない状態で、-tTオプションを指定した場合

      「テキストログ監視機能は、稼働していません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    4. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[ログ監視]にチェックが入っていて、テキストログ監視定義が作られていない状態で、-tTオプションを指定した場合

      「テキストログの監視定義が存在しません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    5. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[イベントログ監視]にチェックが入っていない状態で、-tEオプションを指定した場合

      「イベントログ監視機能は、稼働していません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    6. ノードのプロパティ[ログ監視]タブの[イベントログ監視]にチェックが入っていて、イベントログ監視定義が作られていない状態で、-tEオプションを指定した場合

      「イベントログの監視定義が存在しません。ログ監視の再開に失敗しました。」

    7. 既に稼働している場合

      「ログ監視機能は既に稼働しています。ログ監視の再開に成功しました。」

    8. ログ監視プロセスが停止しているか、ログ監視プロセスと通信ができない場合

      「[ノードID]と通信できません」(待機時間60秒)

    9. 監視対象ファイルが存在しない場合

      「ファイルが見つかりません (ファイル名:[ファイル名])ログ監視の再開に成功しました。」

    10. 監視対象ファイルにアクセス権がない場合

      「アクセスが拒否されました(ファイル名:[ファイル名]) ログ監視の再開に成功しました。」

    11. 再開対象ファイルを別のプロセスが使用中の場合(Windows)

      「別のプロセスが使用中です(ファイル名:[ファイル名])ログ監視の再開に成功しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : ログ監視の再開に成功しました。

    • 1 : ログ監視の再開に失敗しました。

警告

  • 監視対象ファイルが存在しない場合や、アクセス権が無い場合でも、一時停止は解除されます。よって、監視対象ファイルが作成されたり、アクセス権が付与された場合には、監視は自動的に再開されます。

  • 環境変数

    ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の環境変数設定についての詳細は、 ユーザーズガイド「モニタリング」「補足事項」「モニタリングの環境変数の設定方法」「ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の設定」 を参照して下さい。

8.2.71. sjANM_stoplog-ログ監視の一時停止-

  • 指定形式
    sjANM_stoplog  [[-pパス名] -f{ログファイル名 | イベントログ名}] [-t{T [-r] |E}] [-nノード名]
  • 目的
    監視中のログの監視を、監視対象として定義したファイル単位で一時停止させます。
    監視対象ファイルの末尾まで監視した後に一時停止します。
    一時停止中に出力されたログについては、再開するまで読み飛ばされます。
    尚、一時停止したログの監視は、千手再起動時や、反映(監視属性)実行時も、一時停止中のままとなります。監視を再開させる場合は、sjANM_startlogコマンドを実行して下さい。
  • オプション
    • パス名
      監視を一時停止するログがログファイルの場合に、監視対象ファイルのパス名を絶対パスで指定します。イベントログの監視を一時停止する場合は、指定する必要はありません。
      尚、空白を含むパスを指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。
    • ログファイル名、イベントログ名
      監視を一時停止するログファイル名、もしくは、イベントログの種類を指定します。ログファイル名を指定する場合は、パス名指定が必要になります。省略した場合、登録されている監視中の全ての監視が一時停止します。
      正規表現を使用した監視の場合、ログファイル名は、定義した正規表現を含むファイル名を指定します。
      尚、監視対象として定義したファイル名に空白や正規表現が含まれる場合は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。
    • -t
      監視を一時停止するログの種別がテキストログ監視かイベントログ監視かを指定します。
      • -tT :テキストログ監視を一時停止する場合に指定します。パス名、ログファイル名を省略した場合は、指定したノードで監視中の全てのテキストログ監視を一時停止します。

      • -tJ : JSONログ監視を再開する場合に指定します。パス名、ログファイル名を省略した場合は、指定したノードで一時停止している全てのJSONログ監視を再開します。

      • -r : ログファイル名に正規表現を使用した場合に必要になります。

      • -tE :イベントログ監視を一時停止する場合に指定します。イベントログ名が省略された場合は、指定されたノードで監視中の全てのイベントログ監視を一時停止します。

    • ノード名
      ログ監視を一時停止したい監視対象ノード名を指定します。
      省略した場合は、コマンドを実行したノードが対象になります。
  • 実行結果
    • (例)UNIXで監視対象として定義したファイル名に正規表現を使用する場合
      % sjANM_stoplog -p'/tmp/log/' -f'^aplog\.[0-9]*' -tT -r -nlegend
      ログ監視の一時停止に成功しました。
      %
      
    • (例)Windowsでイベントログの種類" Application"を指定する場合
      $ sjANM_stoplog -f"Application" -tE -nknife
      ログ監視の一時停止に成功しました。
      $
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. ログ監視を行っていない場合

      「ログの監視定義が存在しません。ログ監視の一時停止に失敗しました。」

    2. 既に停止している場合

      「ログ監視機能は既に停止しています。ログ監視の一時停止に成功しました。」

    3. ログ監視プロセスが停止しているか、ログ監視プロセスと通信ができない場合

      「[ノードID]と通信できません」(待機時間60秒)

  • 終了ステータス
    • 0 : ログ監視の停止に成功しました。

    • 1 : ログ監視の停止に失敗しました。

警告

  • 監視対象ファイルが存在しない場合や、アクセス権が無い場合でも、監視は一時停止されます。よって、監視対象ファイルが作成されたり、アクセス権が付与された場合でも、監視は一時停止のままになります。

  • 環境変数

    ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の環境変数設定についての詳細は、 ユーザーズガイド「モニタリング」「補足事項」「モニタリングの環境変数の設定方法」「ログ監視のコマンドが使用するポート番号範囲の設定」 を参照して下さい。

8.2.72. sjANM_taskchange -監視タスクの監視の再開/一時停止/削除-

  • 指定形式
    sjANM_taskchange { -i監視タスクID | { -h監視対象ノードID | -pプローブノードID } [{ -c千手カテゴリ名 | -uカスタムカテゴリ名 | -eエクステンション名 } [-t監視タスク名 [-n設定情報]]]} [-R | -D]
  • 目的

    監視タスクの監視を再開/一時停止/削除します。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 監視タスクID
      再開/一時停止させるまたは削除する監視タスクのIDを指定します。
      このオプションを指定する場合は、一時停止依頼のオプション[-R]と削除依頼のオプション[-D]以外の他のオプションを指定することはできません。
    • 監視対象ノードID

      再開/一時停止させるまたは削除する監視タスクの監視対象ノードIDを指定します。

    • プローブノードID
      再開/一時停止させるまたは削除する監視タスクのプローブノードID、または監視対象ノードと同じ千手エージェントを指定します。
      このオプションが指定されている、かつ、監視対象ノードIDのオプションが指定されていない場合、指定されたプローブノードがプローブとなって監視している監視タスクと千手エージェント自身の監視タスクが対象となります。
      このオプションが指定されていない、かつ、監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手エージェントの場合、監視対象ノード自身がプローブである監視タスクが対象となります。
      このオプションが指定されていない、かつ、監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手センサーの場合、監視対象ノードのすべての監視タスクが対象となります。

      警告

      監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手センサーでプローブノードIDが指定されていない場合、ノードや監視タスクの定義数が多い環境では、該当監視タスクが 監視の再開/一時停止/削除するまでに時間がかかることがあります。

    • 千手カテゴリ名
      再開/一時停止させるまたは削除する千手カテゴリの監視タスクのカテゴリ名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定したノードとプローブノードのすべての監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • カスタムカテゴリ名
      再開/一時停止させるまたは削除するカスタムカテゴリの監視タスクのカテゴリ名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定したノードとプローブノードのすべての監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • エクステンション名
      再開/一時停止させるまたは削除する千手カテゴリの監視タスクのエクステンション名を指定します。
      このオプションはカスタムカテゴリの監視タスクを対象とする場合、指定できません。
      このオプションが指定されていない場合は、指定したノードとプローブノードのすべての監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • 監視タスク名
      再開/一時停止させるまたは削除する監視タスクの監視タスク名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定したカテゴリもしくはエクステンションのすべての監視タスクが対象となります。
      このオプションを指定する場合は、カテゴリ名もしくはエクステンション名のオプションも指定して下さい。
    • 設定情報
      再開/一時停止させるまたは削除する監視タスクの設定情報を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定した監視タスク名のすべての監視タスクが対象となります。
      このオプションを指定する場合は、監視タスク名のオプションも指定して下さい。

      注釈

      ノードモニタの[全監視タスク]タブにて、該当監視タスクの「設定情報」に表示される内容を指定してください。

    • -R
      このオプションを指定すると、該当監視タスクの監視を一時停止します。
      -Rと-Dを指定しない場合は、監視を再開します。
    • -D
      このオプションを指定すると、該当監視タスクを削除します。
      -Rと-Dを指定しない場合は、監視を再開します。
  • 実行結果
    • (例)
      % sjANM_taskchange -R -hhosta -pprobea -c"ディスク" -t"ディスク使用率(%)[UNIX]" -n"/"
      成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. パラメータの指定が誤っている場合
      • 「指定された監視タスクIDが長すぎます。」

      • 「指定された監視対象ノードIDが長すぎます。」

      • 「指定されたプローブノードIDが長すぎます。」

      • 「指定された千手カテゴリが長すぎます。」

      • 「指定されたカスタムカテゴリが長すぎます。」

      • 「指定されたエクステンションが長すぎます。」

      • 「指定された監視タスク名が長すぎます。」

      • 「指定された設定情報が長すぎます。」

      • 「指定された監視タスクIDは数値ではありません。」

      • 「監視タスクIDには数値を指定してください。」

    2. 指定された条件の監視タスクが見つからない場合
      • 「監視タスクは見つかりませんでした。」

      • 「指定された監視タスクIDは見つかりません。」

      • 「指定されたエージェントは登録されていません。」

      • 「指定されたプローブノードは登録されていません。」

      • 「指定された監視対象ノードは登録されていません。」

      • 「指定したカテゴリ名は登録されていません。」

      • 「指定したエクステンション名は登録されていません。」

    3. 通信が正常に行われない場合
      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。パラメタの解析に失敗しました。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。メモリの獲得ができませんでした。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文受信タイムアウトが発生しました。」

      • 「電文の受信処理でエラーが発生しました。」

      • 「電文受信でタイムアウトが発生しました。」

      • 「状況収集管理プロセスと通信できません。」

    4. システムエラーの場合
      • 「電文の解析処理でエラーが発生しました。」

      • 「監視タスクの検索処理中にエラーが発生しました。メモリの獲得に失敗しました。」

      • 「監視タスクの検索処理中にエラーが発生しました。監視タスクの読み込みに失敗しました。」

      • 「監視タスク検索処理中にエラーが発生しました。」

      • 「監視タスク検索処理中にエラーが発生しました。監視タスク定義ファイルの読み込みに失敗しました。」

      • 「監視タスク状態変更処理中にエラーが発生しました。」

      • 「漢字コードの取得に失敗しました。」

      • 「文字コードの変換に失敗しました。」

      • 「監視タスクIDが取得できませんでした。」

      • 「監視対象ノードIDが取得できませんでした。」

      • 「プローブノードIDが取得できませんでした。」

      • 「カテゴリ種別が取得できませんでした。」

      • 「カテゴリ種別の判別ができませんでした。」

      • 「カテゴリ名が取得できませんでした。」

      • 「エクステンション名が取得できませんでした。」

      • 「監視タスク名が取得できませんでした。」

      • 「設定情報が取得できませんでした。」

    5. 監視依頼もしくは停止依頼ができない場合
      • 「状況収集機能が停止中でした。」

      • 「停止依頼中の監視タスクがあるため、監視依頼ができませんでした。」

      • 「指定された監視タスク無効のため、監視依頼ができませんでした。」

      • 「監視依頼中の監視タスクがあるため、停止依頼ができませんでした。」

      • 「指定された監視タスクは削除依頼中でした。」

    6. 監視対象ノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない場合
      • 「指定された監視対象ノードはモニタリング機能が設定されていません。」

    7. 監視対象ノードが千手センサーで、かつプローブノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない場合
      • 「指定されたプローブノードはモニタリング機能が設定されていません。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjANM_taskchangeの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。
    例)
    sjANM_taskchange -hhosta  hhostb
    

警告

本コマンドは、該当監視タスクが 監視の再開/一時停止/削除するまでに時間がかかることがあります。実際に該当監視タスクの状態が変更されたかどうかは、プロセス稼働状態問い合わせコマンド sjANM_taskps -監視タスク情報の表示- 、またはノードモニタ画面で確認して下さい。

8.2.73. sjANM_taskps -監視タスク情報の表示-

  • 指定形式
    sjANM_taskps { -i監視タスクID | -h監視対象ノードID [-pプローブノードID] [{ -c千手カテゴリ名 | -uカスタムカテゴリ名 | -eエクステンション名 } [-t監視タスク名 [-n設定情報]]]} [-l] [-d]
  • 目的

    監視タスクの情報を表示します。

注釈

このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 監視タスクID
      表示させる監視タスクのIDを指定します。
      このオプションを指定する場合は、整形表示オプション[-l]と詳細情報表示オプション[-d]以外の他のオプションを指定することはできません。
    • 監視対象ノードID

      表示させる監視タスクの監視対象ノードIDを指定します。

    • プローブノードID
      表示させる監視タスクのプローブノードID、または監視対象ノードと同じ千手エージェントを指定します。
      このオプションが指定されている、かつ、監視対象ノードIDのオプションが指定されていない場合、指定されたプローブノードがプローブとなって監視している監視タスクと千手エージェント自身の監視タスクが対象となります。
      このオプションが指定されていない、かつ、監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手エージェントの場合、監視対象ノード自身がプローブである監視タスクが対象となります。
      このオプションが指定されていない、かつ、監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手センサーの場合、監視対象ノードのすべての監視タスクが対象となります。

      警告

      監視対象ノードIDのオプションに指定したノードが千手センサーでプローブノードIDが指定されていない場合、ノードや監視タスクの定義数が多い環境では、該当監視タスクの情報を表示するまでに時間がかかることがあります。

    • 千手カテゴリ名
      表示させる千手カテゴリの監視タスクのカテゴリ名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべてのカテゴリの監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • カスタムカテゴリ名
      表示させるカスタムカテゴリの監視タスクのカテゴリ名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべてのカテゴリの監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • エクステンション名
      表示させる千手カテゴリの監視タスクのエクステンション名を指定します。このオプションはカスタムカテゴリの監視タスクを対象とする場合、指定できません。
      このオプションが指定されていない場合は、すべてのエクステンションの監視タスクが対象となります。
      千手カテゴリ名、カスタムカテゴリ名及びエクステンション名のオプションを指定する場合は、いずれかひとつを指定して下さい。
    • 監視タスク名
      表示させる監視タスクの監視タスク名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定したカテゴリもしくはエクステンションのすべての監視タスクが対象となります。
      このオプションを指定する場合は、カテゴリ名もしくはエクステンション名のオプションも指定して下さい。
    • 設定情報
      表示させる監視タスクの設定情報を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、指定した監視タスク名のすべての監視タスクが対象となります。
      このオプションを指定する場合は、監視タスク名のオプションも指定して下さい。

      注釈

      このオプションは表示させる監視タスクの設定情報をカンマ区切りですべて指定する必要があります。指定する設定情報は、本コマンドの実行結果またはノードモニタの[全監視タスク]タブにて確認してください。また、設定情報を本コマンドの実行結果から指定する場合、連続するカンマは削除してください。

    • -l
      このオプションを指定すると、監視タスク情報を整形した状態で表示します。
      指定しない場合は、1行につき1監視タスクの情報を表示します。
    • -d

      このオプションを指定すると、監視タスクのサマリ状態と各監視対象の監視対象名、状態、最後に取得した値を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjANM_taskps -l -hhosta -pprobea -c"ディスク" -t"ディスク使用率(%)[UNIX]" -n"/,senju,=AfG47gTqn+ue8Y/z,Password,v2,hosta"
      監視タスクID : 1234
      カテゴリ種別  : 千手
      カテゴリ名           : ディスク
      エクステンション        : ディスク
      監視タスク名  : ディスク使用率(%)[UNIX]
      設定情報            : /,senju,=AfG47gTqn+ue8Y/z,,Password,v2,,,hosta
      監視動作            : 監視中
      監視対象ノードID       : hosta
      プローブノードID       : probea
      
    • (例2)
      % sjANM_taskps -l -d -hhosta -pprobea -c"システム情報"
      -t"CPU使用率(%)[SNMP]"
      監視タスクID   : 3628
      カテゴリ種別   : 千手
      カテゴリ名    : システム情報
      エクステンション : システム情報
      監視タスク名   : CPU使用率(%)[SNMP]
      設定情報     :
      状態       : 正常
      監視動作     : 監視中
      監視対象ノードID : hosta
      プローブノードID : probea
      
              監視対象名    : SYSTEM
              状態       : 正常
              値        : 6
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    1. パラメータの指定が誤っている場合
      • 「指定された監視タスクIDが長すぎます。」

      • 「指定された監視対象ノードIDが長すぎます。」

      • 「指定されたプローブノードIDが長すぎます。」

      • 「指定された千手カテゴリが長すぎます。」

      • 「指定されたカスタムカテゴリが長すぎます。」

      • 「指定されたエクステンションが長すぎます。」

      • 「指定された監視タスク名が長すぎます。」

      • 「指定された設定情報が長すぎます。」

      • 「指定された監視タスクIDは数値ではありません。」

      • 「監視タスクIDには数値を指定してください。」

    2. 指定された条件の監視タスクが見つからない場合
      • 「監視タスクは見つかりませんでした。」

      • 「指定された監視タスクIDは見つかりません。」

      • 「指定されたエージェントは登録されていません。」

      • 「指定されたプローブノードは登録されていません。」

      • 「指定された監視対象ノードは登録されていません。」

      • 「指定したカテゴリ名は登録されていません。」

      • 「指定したエクステンション名は登録されていません。」

    3. 通信が正常に行われない場合
      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。パラメタの解析に失敗しました。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文の受信処理でエラーが発生しました。メモリの獲得ができませんでした。」

      • 「状況収集管理プロセスで電文受信タイムアウトが発生しました。」

      • 「電文の受信処理でエラーが発生しました。」

      • 「電文受信でタイムアウトが発生しました。」

      • 「状況収集管理プロセスと通信できません。」

      • 「監視タスク情報送信処理中にエラーが発生しました。」

      • 「監視タスク情報の取得に失敗しました。」

    4. システムエラーの場合
      • 「電文の解析処理でエラーが発生しました。」

      • 「監視タスクの検索処理中にエラーが発生しました。メモリの獲得に失敗しました。」

      • 「監視タスクの検索処理中にエラーが発生しました。監視タスクの読み込みに失敗しました。」

      • 「監視タスク検索処理中にエラーが発生しました。」

      • 「監視タスク検索処理中にエラーが発生しました。監視タスク定義ファイルの読み込みに失敗しました。」

      • 「監視タスク通知処理中にエラーが発生しました。」

      • 「漢字コードの取得に失敗しました。」

      • 「文字コードの変換に失敗しました。」

      • 「監視タスクIDが取得できませんでした。」

      • 「監視対象ノードIDが取得できませんでした。」

      • 「プローブノードIDが取得できませんでした。」

      • 「カテゴリ種別が取得できませんでした。」

      • 「カテゴリ種別の判別ができませんでした。」

      • 「カテゴリ名が取得できませんでした。」

      • 「エクステンション名が取得できませんでした。」

      • 「監視タスク名が取得できませんでした。」

      • 「設定情報が取得できませんでした。」

      • 「監視タスク情報の解析に失敗しました。」

      • 「メモリ確保に失敗しました。」

      • 「監視タスク情報の表示に失敗しました。」

    5. 監視対象ノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない場合
      • 「指定された監視対象ノードはモニタリング機能が設定されていません。」

    6. 監視対象ノードが千手センサーで、かつプローブノードのプロパティで[全般]タブの「モニタリング」チェックボックスにチェックが入っていない場合
      • 「指定されたプローブノードはモニタリング機能が設定されていません。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjANM_taskpsの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。
    例)
    sjANM_taskps -hhosta -hhostb
    

8.2.74. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -Hyper-Vに対する操作及び仮想化情報の参照-

  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンの参照/起動/停止、またはスナップショットの参照/作成/削除/復元などの処理を行うコマンドです。

  • 操作モード
    コマンドのオプションに操作モードを指定することで、様々な処理を行います。操作モードについては表を参照してください。
    表 8.7 操作モード

    操作モード

    説明

    get_snap_list

    仮想マシンのスナップショット一覧の参照

    create_snap

    仮想マシンのスナップショットの作成

    back_from_snap

    仮想マシンのスナップショットの復元

    back_from_snap_recent

    仮想マシンのスナップショット(直近)の復元

    del_snap

    仮想マシンのスナップショットの削除

    vm_start

    仮想マシンの起動

    vm_shutdown

    仮想マシンのシャットダウン

    vm_stop

    仮想マシンの停止

    vm_suspend

    仮想マシンの一時停止

    vm_list

    仮想マシン一覧の取得

    vm_network_adapter_list

    仮想ネットワークアダプタ一覧の取得

    vm_switch_list

    仮想スイッチ一覧の取得

8.2.74.1. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmget_snap_list-仮想マシンのスナップショット一覧の参照-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmget_snap_list -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンのスナップショット一覧を参照します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmget_snap_list "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      SnapShot
      --------
      vmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのスナップショット一覧取得に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」のスナップショット一覧取得に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.2. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmcreate_snap-仮想マシンのスナップショットの作成-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmcreate_snap -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンのスナップショットを作成します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmcreate_snap "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      処理中... 100%
      ...
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」のスナップショットを作成しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのスナップショットの作成に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」のスナップショットの作成に失敗しました。」

  • 終了ステータス

    0 : 正常終了 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.3. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap-仮想マシンのスナップショットの復元-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名 -snスナップショット名
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンのスナップショットを復元します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

    • -sn スナップショット名

      対象となるスナップショットを指定します。必須項目となります。スナップショットを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64" "-snvmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)"
      
      処理中... 100%
      ...
      指定された仮想マシン「vmsurly_suse10_x86_64」のスナップショット「vmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)」から復元しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのスナップショットの復元に失敗した場合

      「ERROR :指定された仮想マシン「XXX」のスナップショット「XXX - (YYYY/MM/DD - HH:MI:SS)」の復元に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.4. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap_recent-仮想マシンのスナップショット(直近)の復元-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap_recent -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンの直近のスナップショットを復元します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmback_from_snap_recent "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      処理中... 100%
      ...
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」のスナップショット(直近)「vmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)」から復元しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのスナップショットの復元に失敗した場合

      「ERROR :指定された仮想マシン「XXX」のスナップショット(直近)「XXX - (YYYY/MM/DD - HH:MI:SS)」の復元に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.5. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmdel_snap-仮想マシンのスナップショットの削除-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmdel_snap -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名 -snスナップショット名
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシンのスナップショットを削除します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

    • -sn スナップショット名

      対象となるスナップショットを指定します。必須項目となります。スナップショットを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmdel_snap "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64" "-snvmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)"
      
      処理中... 100%
      ...
      指定された仮想マシン「vmsurly_suse10_x86_64」のスナップショット「vmsurly_suse10_x86_64 - (2010/07/21 - 18:56:10)」を削除しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR : 指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのスナップショットの削除に失敗した場合

      「ERROR :指定された仮想マシン「XXX」のスナップショット「XXX - (YYYY/MM/DD - HH:MI:SS)」の削除に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.6. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_start-仮想マシンの起動-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_start -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定した条件を満たすすべてのHyper-Vの仮想マシンを起動します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_start "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」を起動しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンの起動に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」の起動に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.7. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_shutdown-仮想マシンのシャットダウン-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_shutdown -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定した条件を満たすすべてのHyper-Vの仮想マシンをシャットダウンします。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_shutdown "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」をシャットダウンしました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンのシャットダウンに失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」のシャットダウンに失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

  • Hyper-Vの仮想マシンをシャットダウンするには、仮想マシンに統合サービスをインストールする必要があります。

8.2.74.8. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_stop-仮想マシンの停止-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_stop -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定した条件を満たすすべてのHyper-Vの仮想マシンを停止します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_stop "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」を停止しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンの停止に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」の停止に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

  • Hyper-Vの仮想マシンを停止するには、仮想マシンに統合サービスをインストールする必要があります。

8.2.74.9. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_suspend-仮想マシンの一時停止-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_suspend -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード -vm仮想マシン名
  • 目的

    指定した条件を満たすすべてのHyper-Vの仮想マシンを一時停止します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-VサーバーのノードIDを指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • -vm 仮想マシン名

      対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。仮想マシンを複数指定することができます。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_ suspend "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin" "-vmsurly_suse10_x86_64"
      
      指定された仮想マシン「surly_suse10_x86_64」を一時停止しました。
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 指定した仮想マシンが存在しない場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」が存在しません。」

    • 指定した仮想マシンの一時停止に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想マシン「XXX」の一時停止に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.10. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_list-仮想マシン一覧の取得-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_list -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想マシン一覧を参照します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_list "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin"
      
      Virtual Machine
      ---------------
      surly_suse10_x86_64
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗の場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 仮想マシン一覧の取得に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想ホストの仮想マシン一覧取得に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.11. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_network_adapter_list-仮想ネットワークアダプタ一覧の取得-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_network_adapter_list -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想ネットワークアダプタ一覧を参照します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_network_adapter_list "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin"
      
      Virtual Network Adapter
      -----------------------
      surly_suse10_x86_64_レガシ ネットワーク アダプター_6B335E4B-7F5E-4A14-B7F4-5395655EBEBA--0
      Broadcom BCM5709C NetXtreme II GigE [NDIS VBD クライアント] _3__DEVICE_{CFB3C04E-C50F-4D56-B9EC-23F7B1E384C6}
      vif1_ローカル エリア接続 3 - 仮想ネットワーク
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 仮想ネットワークアダプタ一覧の取得に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想ホストの仮想ネットワークアダプタ一覧取得に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.74.12. sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_switch_list-仮想スイッチ一覧の取得-

  • 指定形式
    sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_switch_list -svHyper-Vノード名 -usユーザ名 -pwパスワード
  • 目的

    指定したHyper-Vの仮想スイッチ一覧を参照します。

  • オプション
    • -sv Hyper-Vノード名

      Hyper-Vサーバーのノード名を指定します。必須項目となります。

    • -us Hyper-Vユーザー名

      Hyper-Vサーバーのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • -pw Hyper-Vパスワード

      Hyper-Vサーバーのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ cscript //nologo C:\senju\bin\sjANM_vmmCmdHpv.vbs -kmvm_switch_list "-svemboss01" "-usadministrator" "-pwadmin"
      
      Virtual Switch
      --------------
      vif1
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • Hyper-Vサーバーへの接続に失敗した場合

      「ERROR:ノードへのWMIでの接続に失敗しました。(名前空間:[root/cimv2])」

    • 仮想スイッチ一覧取得に失敗した場合

      「ERROR:指定された仮想ホストの仮想スイッチ一覧取得に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • 本コマンドの実行の際には、千手エージェントで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションにはHyper-VサーバーのAdministratorsグループに属するユーザー名または"Administrator"を指定してください。千手センサーで実行する場合、「Hyper-Vユーザー名」オプションには"Administrator"を指定してください。

8.2.75. sjCCM_autoRelation-アイテム自動作成コマンド-

  • 指定形式
    sjCCM_autoRelation {-a|-s|-v} [-d]
  • 目的
    運用管理サーバーで本コマンドを実行することで、千手ノード定義とバーチャルノードモニタに表示されている仮想サーバーホスト情報に基づいて、当日の定義有効日のITリレーションのアイテムを自動的に作成することができます。
    本コマンドで作成するITリレーションのアイテムは下記です
    1. OSカテゴリのアイテム

    2. 仮想化基盤カテゴリのアイテム

    3. 千手リレーションカテゴリのアイテム

    仮想サーバーホスト情報の取得については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「バーチャルノードモニタ」 を参照して下さい。
    また、本コマンドを実行して、古い定義有効日の千手リレーションカテゴリ、OSカテゴリと仮想化基盤カテゴリのアイテムを削除することも可能です。

注釈

本コマンドは、運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -a: アイテム自動作成

      当日の定義有効日の千手リレーション、OS、仮想化基盤カテゴリのアイテムを自動で作成します。省略不可です。

    • -s: 千手リレーションアイテムのみ自動作成

      当日の定義有効日の千手リレーションカテゴリのアイテムを自動で作成します。省略不可です。

    • -v: 仮想環境情報アイテムのみ自動作成

      当日の定義有効日のOS、仮想化基盤カテゴリのアイテムを自動で作成します。省略不可です。

    • -d: 古い定義有効日のアイテム削除

      古い定義有効日のアイテムが存在する場合削除し、当日までの7世代のアイテムを保存します。

  • アイテム作成手順
    1. ログイン

      千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

    2. アイテム自動作成コマンドの実行
      アイテム自動作成コマンドを実行します。
      実行例 1) 当日の定義有効日のアイテムを作成
      % sjCCM_autoRelation -a
      アイテム定義の作成を開始します。
      千手リレーションアイテムの情報を取得します。
      千手リレーションアイテム定義を作成しました。
      仮想サーバーホスト(sjv01vcs)の情報を取得します。
      仮想サーバーホスト(sjv01vcs)のアイテム定義を作成しました。
      アイテム定義の作成が完了しました。
      自動リレーションの実行が完了しました。
      %
      
      実行例 2) 7世代以前の古い定義有効日のアイテムを削除し、当日の定義有効日のアイテムを作成
      % sjCCM_autoRelation -a -d
      アイテム定義の作成を開始します。
      千手リレーションアイテムの情報を取得します。
      千手リレーションアイテム定義を作成しました。
      仮想サーバーホスト(klein)の情報を取得します。
      仮想サーバーホスト(klein)のアイテム定義を作成しました。
      定義有効日が(20110928)以前の自動作成されたアイテムを削除しました。
      アイテム定義の作成が完了しました。
      自動リレーションの実行が完了しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    以下のケースにおいてエラーが出力されます。
    表 8.8 操作モード

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータエラー

    Usage出力

    無効な値をオプションに指定する場合

    省略不可のオプションが指定されない場合

    起動失敗

    現在自動リレーション実行中のため実行出来ません。

    既にアイテム自動作成コマンドが稼働中の場合

    アイテム作成できない

    仮想サーバーホスト情報がないため、アイテムは作成されません。

    仮想サーバーホスト情報が存在しない場合

    アイテム数が多すぎるため、アイテムを作成できません。

    新規作成しようとしているアイテム数が2560件より多い場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了(千手マネージャの文字コード取得失敗)

    • 10 : 異常終了(パラメータエラー)

    • 11 : 異常終了(仮想サーバーホスト情報取得失敗)

    • 12 : 異常終了(シグナルを受けて終了)

    • 15 : 異常終了(新規作成アイテム数が2560件を超えた)

警告

  • 同一運用管理サーバーで本コマンドを二つ以上同時に実行することはできません。

  • 千手リレーションカテゴリ、仮想化基盤カテゴリとOSカテゴリのアイテムを作成する際に、新規作成されたアイテムと既存のアイテムのアイテム名は同じで種類が違う場合、新規作成されたアイテムのアイテム名の後ろに":(1~99)"を付けて別名で作成します。

  • 仮想サーバーホスト情報がない場合、本コマンドで仮想化基盤アイテムを作成できません。仮想サーバーホスト情報の取得については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「バーチャルノードモニタ」 を参照して下さい。

  • 千手リレーションカテゴリ、仮想化基盤カテゴリとOSカテゴリのアイテムを作成する際に、新規作成するアイテムと古い定義有効日のアイテムの数が合わせて2560件を超える場合、一番古い定義有効日から定義有効日単位でアイテムを削除した後に、新規作成するアイテムを作成します。

  • 千手リレーションカテゴリ、仮想化基盤カテゴリとOSカテゴリのアイテムを作成する際に、新規作成するアイテムが2560件を超える場合、アイテムを作成することはできません。

  • ITリレーションのアイテム名は最大100桁入力できますので、本コマンドが仮想サーバーホスト情報に基づいて、アイテムを作成するとき、項目の名前が長過ぎる場合、自動的に切断してアイテムを作成します。

  • ESX Serverのルートリソースプールを"Resources"もしくは"リソース"として取得しています。この名前のリソースプールは下位アイテムとしてそのESX Serverが設定されます。

8.2.76. sjCCM_checksumReport-構成情報ファイル改ざんチェック-

  • 指定形式
    sjCCM_checksumReport [-R] [-D収集日付] [-N対象ノードID] [-U実行ユニット名] [-I構成管理項目名] [-h]
  • 目的

    構成情報ファイル改ざんチェックを行います。

注釈

このコマンドは千手構成ファイルサーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -R
      このオプションを指定すると、構成情報ファイル改ざんチェックの結果が詳細レポートで表示されます。
      指定しない場合は、チェックの結果がサマリで表示されます。
    • 収集日付
      チェック対象となる構成情報ファイルの収集日付を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべての収集日付の構成情報ファイルがチェック対象となります。
      収集日付のフォーマットはYYYYMMDDで指定してください。(例:20071026)
    • 対象ノードID
      チェック対象となる構成情報ファイルの対象ノードIDを指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべての対象ノードの構成情報ファイルがチェック対象となります。
    • 実行ユニット名
      チェック対象となる構成情報ファイルの実行ユニット名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべての実行ユニットの構成情報ファイルがチェック対象となります。
    • 構成管理項目名
      チェック対象となる構成情報ファイルの構成管理項目名を指定します。
      このオプションが指定されていない場合は、すべての構成管理項目の構成情報ファイルがチェック対象となります。
    • -h
      このオプションを指定すると、コマンドの利用方法が表示されます。
  • 実行結果
    • (例1) サマリ出力
      $ sjCCM_checksumReport -D20071018
      日付       ノードID                             正常   改ざん     不明
      ---------- -------------------------------- -------- -------- --------
      2007/10/18
                 amur0001                                9        0        0
                 azure                                  18        0        0
                 calcutta                                2        0        0
                 davinci1                                8        0        0
                 emperorX                               23        0        0
                 fracture                                1        0        0
                 gemini                                  2        0        0
                 haiti                                   2        0        0
                 hawaii                                  0        0        0
                 ingrid                                  0        0        0
                 seahorse                                7        0        0
                 sjzone1                                 7        0        0
                 snafkin                                 7        0        0
                 sola2005                                7        0        0
                 xen30000                                2        0        0
      ---------- -------------------------------- -------- -------- --------
      TOTAL                                             95        0        0
      
    • (例2) 詳細レポート出力
      $ sjCCM_checksumReport -R -D20071018 -Nsola2005
      日付      ノードID   実行ユニット名 構成管理項目名 ファイル名   チェック結果
      2007/10/18      sola2005        千手構成管理項目        ソフトウェア/パッチ情報c:\SJCFTU\SJCMSROOT3\20071018\sola2005\sola2005#千手構成管理項目_ソフトウェア/パッチ情報_20071018020000.txt    正常
      2007/10/18      sola2005        千手構成管理項目        ディスク情報c:\SJCFTU\SJCMSROOT3\20071018\sola2005\sola2005#千手構成管理項目_ディスク情報_20071018020000.txt        正常
      2007/10/18      sola2005        千手構成管理項目        ネットワーク情報c:\SJCFTU\SJCMSROOT3\20071018\sola2005\sola2005#千手構成管理項目_ネットワーク情報_20071018020000.txt    正常
      2007/10/18      sola2005        千手構成管理項目        ホスト情報c:\SJCFTU\SJCMSROOT3\20071018\sola2005\sola2005#千手構成管理項目_ホスト情報_20071018020000.txt  正常
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • パラメータの指定が誤っている場合
      • 「収集日付フォーマットエラーです。yyyyMMddで指定してください。」

      • 「対象ノードIDの長さが規定値(63バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

      • 「実行ユニット名の長さが規定値(64バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

      • 「構成管理項目名の長さが規定値(64バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

    • 構成ファイルサーバールートディレクトリが見つからない場合
      • 「CMSROOT環境変数は設定されていません。」

    • 収集済ファイルのハッシュファイルが見つからない場合
      • 「ファイル xxxxx が見つかりません。[エラーメッセージとエラー番号]」

    • 収集済ファイル名が変えられた場合
      • 「不正なディレクトリまたはファイル名構成です。[ディレクトリまたはファイル名]」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjCCM_checksumreportの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。
    例)
    sjANM_checksumreport -D20071018 -D20071019
    

8.2.77. sjCCM_collectCtrl-構成情報ファイルの転送一時停止・再開/構成情報ファイルの個別転送-

  • 指定形式
    sjCCM_collectCtrl {{-C -BプローブID [-N対象ノードID] [-U実行ユニット名] [-I構成管理項目名] [-D収集日付]} | -P | -R} [-h]
  • 目的

    構成情報の収集一時停止・再開を行います。構成情報ファイルを個別に構成ファイルサーバーへ転送します。

注釈

このコマンドは構成情報ファイルサーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -P

      このオプションを指定すると、構成情報ファイルサーバーが一時停止されます。構成情報ファイルサーバーが転送を行っている途中に一時停止されると、再開時は続きから転送します。-P、-R、-Cのどちらかを必ず指定するようにして下さい。

    • -R

      このオプションを指定すると、構成情報ファイルサーバーが再開されます。構成情報ファイルサーバーが転送を行っている途中に一時停止された場合、再開ポイントより転送が始められます。-P、-R、-Cのどちらかを必ず指定するようにして下さい。

    • -C

      このオプションを指定すると、構成情報ファイルサーバーが指定した条件(対象ノードID、実行ユニット名、構成管理項目名、収集日付)で個別に転送を行います。-P、-R、-Cのいずれかを必ず指定するようにして下さい。

    • プローブID
      • 個別転送対象となる構成情報の収集プローブノードIDを指定します。

      • -Cオプションが指定されている場合のみ有効になります。

      • 必須オプションなので、-Cオプションと同時に指定しなければなりません。

    • 収集日付
      • 個別収集対象となる構成情報の収集日付を指定します。

      • このオプションが指定されていない場合は、すべての収集日付の構成情報が個別収集対象となります。

      • -Cオプションが指定されている場合のみ有効になります。

      • 収集日付のフォーマットはYYYYMMDDで指定してください。(例:20071026)

    • 対象ノードID
      • 個別収集対象となる構成情報の対象ノードIDを指定します。

      • このオプションが指定されていない場合は、すべての対象ノードの構成情報が個別収集対象となります。

      • -Cオプションが指定されている場合のみ有効になります。

    • 実行ユニット名
      • 個別収集対象となる構成情報の実行ユニット名を指定します。

      • このオションが指定されていない場合は、すべての実行ユニットの構成情報が個別収集対象となります。

      • -Cオプションが指定されている場合のみ有効になります。

    • 構成管理項目名
      • 個別収集対象となる構成情報の構成管理項目名を指定します。

      • このオプションが指定されていない場合は、すべての構成管理項目の構成情報が個別収集対象となります。

      • -Cオプションが指定されている場合のみ有効になります。

    • -h

      このオプションを指定すると、コマンドの利用方法が表示されます。

  • 実行結果
    • (例1) 転送一時停止
      $ sjCCM_collectCtrl -P
      
      $ echo %errorlevel%
      0
      
    • (例2) 転送再開
      $ sjCCM_collectCtrl -R
      
      $ echo %errorlevel%
      0
      
    • (例2) 個別転送
      $ sjCCM_collectCtrl -C -BemperorX -D20071018 -Nsola2005 -U千手構成管理項目 -Iソフトウェア/パッチ情報
      オンデマンド収集指示を受け、収集を開始しました。
      
      $ echo %errorlevel%
      0
      
  • 標準出力への出力

    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。

  • パラメータの指定が誤っている場合
    • 「制御コマンドオプション '{-C|-P|-R}' を指定していません。」

    • 「プローブIDオプション '-B(プローブID)' を指定していません。」

    • 「収集日付フォーマットエラーです。yyyyMMddで指定してください。」

    • 「プローブIDの長さが規定値(63バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

    • 「対象ノードIDの長さが規定値(63バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

    • 「実行ユニット名の長さが規定値(64バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

    • 「構成管理項目名の長さが規定値(64バイト)を超えています。規定値以下で指定してください。」

  • 構成情報ファイルサーバー設定ファイル%SENJUHOME%\dat\ccm\sj_ccm.iniが見つからない場合
    • 「千手構成ファイルサーバー xxxxxx には初期値定義ファイルc:\senju\dat\ccm\sj_ccm.ini が存在しません。」

  • 転送一時停止が失敗した場合
    • 「構成情報収集デーモンの一時停止に失敗しました。」

  • 転送再開が失敗した場合
    • 「構成情報収集デーモンの再開に失敗しました。」

  • 個別転送が失敗した場合
    • 「オンデマンド収集に失敗しました。」

    • 「オンデマンド収集エラー:電文が間違っています。」

    • 「オンデマンド収集エラー:プローブオブジェクトの参照に失敗しました。」

    • 「オンデマンド収集エラー:一時停止中につき、オンデマンド収集を受け付けません。」

    • 「オンデマンド収集エラー:既に収集を行っている構成情報転送プロセスの停止に失敗しました。」

    • 「オンデマンド収集エラー:構成情報転送プロセスの停止に起動しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

sjANM_collectCtrlの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。また、-C、-P、-Rを同時に指定した場合も、最後に指定したオプションのみが有効になりますので、同時に指定しないで下さい。
例)
sjANM_collectCtrl -Bprobe1 -Bprobe2
例)
sjANM_collectCtrl -P -C

8.2.78. sjCCM_delStat-構成情報の収集状態ファイル削除コマンド-

  • 指定形式
    sjCCM_delStat [-t保存日数] [-f]
  • 目的

    構成情報の収集状態を保存したファイルを削除します。指定した保存日数を超えた分が削除されます。

注釈

  • 本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 保存日数

      構成情報の状態ファイルを保存する日数を指定します。省略した場合は、保存日数が100となります。

    • -f

      未来日付の状態ファイルをすべて削除します。未来日付の状態ファイルは保存日数には加算されません。

  • 実行結果
    % sjCCM_delStat -t100
    ディレクトリ(ccm/status/20070829)を削除しました。
    ディレクトリ(ccm/status/20070830)を削除しました。
    正常終了しました。
    %
    
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了(実行に失敗した場合)

8.2.79. sjCCM_delStore-構成情報ファイル削除コマンド-

  • 指定形式
    sjCCM_delStore [-f]
  • 目的

    マネージャ、エージェント、構成ファイルサーバー上の保存期間が過ぎている構成情報ファイルを削除します。

  • オプション
    • -f

      未来の日付ディレクトリ以下の構成情報ファイルをすべて削除します。

  • パス(情報ファイル位置)
    • マネージャ上:
      • $CCMROOT/sae/mgrinfo/YYYYMMDD/(UNIX/Linux)

      • %CCMROOT%\sae\mgrinfo\YYYYMMDD\(Windows)

      • $CCMROOT/ccm/YYYYMMDD/(UNIX/Linux)

      • %CCMROOT%\ccm\YYYYMMDD\(Windows)

    • エージェント上:
      • $CCMROOT/ccm/YYYYMMDD/(UNIX/Linux)

      • %CCMROOT%\ccm\YYYYMMDD\(Windows)

    構成ファイルサーバー上:
    • %CMSROOT%\YYYYMMDD\(Windows)

注釈

CCMROOTは、 ユーザーズガイド「コンフィグレーション」「構成情報結果ファイルおよび、マネージャ情報の格納ディレクトリを変更する場合の設定」 を行っていない場合、千手ホームディレクトリ下の store ディレクトリになります。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sjCCM_delStore
      $
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

注釈

  • マネージャ上のマネージャ情報ファイルの保存期間は千手ブラウザの「ドメインポリシーの設定」から設定します。

  • マネージャ、エージェント上の構成情報ファイルの保存期間は環境変数「SjCCM_SavePeriod」で設定します。(デフォルトでは7日分)

  • 構成ファイルサーバー上の構成情報ファイルの保存期間は構成ファイルサーバー設定ファイル「%SENJUHOME%\dat\ccm\sj_ccm.ini」のキー「FILE_REMAIN_DAYS」から設定します。(デフォルトでは30日分)

8.2.80. sjCCM_getRelationTreeInfo-リレーションのアイテムツリー情報表示コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjCCM_getRelationTreeInfo.com { -r リレーション名 | -f リレーションツリー状態保存ファイル名 }
    • [Windows]
      sjCCM_getRelationTreeInfo.cmd { -r リレーション名 | -f リレーションツリー状態保存ファイル名 }
  • 目的

    リレーションのアイテムツリー情報を表示します。

  • オプション
    • リレーション名

      リレーションツリー状態を表示するリレーション名を指定します。

    • リレーションツリー状態保存ファイル名

      表示するリレーションツリー状態の保存ファイル名をフルパスで指定します。

  • 実行結果
    % sjCCM_getRelationTreeInfo.com -r VM_H05_Relation
    00 正常 VM_H05_Relation
     |-01 正常      emboss05.nbdev.co.jp
        |-02 正常   LNXWEB01:1
        |-02 正常   Resources:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        LNXWEB01:1
           |-03 正常        vswitch_interconnect
           |-03 正常        win7-001
        |-02 正常   Storage2-LUN-26:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        win7-001
        |-02 正常   Storage4-LUN-2a:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        LNXWEB01:1
        |-02 正常   vmnic0:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        vSwitch0:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     Management Network:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     VM Network:emboss05.nbdev.co.jp
                 |-05 正常  LNXWEB01:1
                 |-05 正常  win7-001
        |-02 正常   vmnic1:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        vSwitch1:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     VMKernel 1:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     VMkernel 2:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     iSCSI Network:emboss05.nbdev.co.jp
        |-02 正常   vmnic2:emboss05.nbdev.co.jp
           |-03 正常        vSwitch1:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     VMKernel 1:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     VMkernel 2:emboss05.nbdev.co.jp
              |-04 正常     iSCSI Network:emboss05.nbdev.co.jp
        |-02 正常   vmnic3:emboss05.nbdev.co.jp
        |-02 正常   vswitch_interconnect
        |-02 正常   win7-001
    %
    
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.81. sjCCM_getVMInfo --operation get_host_list_by_vm-仮想マシンの登録先ESXサーバーホスト一覧の表示-

  • 指定形式
    sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_host_list_by_vm --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザー名 --password VC/ESXパスワード --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定した仮想マシンの登録先のESXサーバーホストとそのステータスを表示します。vCenter Serverで大量のクラスタやESXサーバーホストを管理している場合に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      絞り込みのため、調べる対象となるvCenter ServerまたはESXサーバーホストに登録されている仮想マシンを指定します。部分一致や正規表現などが適用できます。任意項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_host_list_by_vm --server emblem --username senju --password ******** --vmname http_server_01
      Virtual machine                 Server Host                      Status
      ---------------                 -----------                      ------
      http_server_01                  nbmscs04                         In Doubt
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0:ESXサーバーホストとそのステータスが出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1:エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の記号が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。

    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ^ ` { | }

8.2.82. sjCCM_getVMInfo --operation get_vm_list_by_host-ESXサーバーホストに登録されている仮想マシン一覧の表示-

  • 指定形式
    sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_vm_list_by_host --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザー名 --password VC/ESXパスワード [--hostname ESXサーバーホスト名]
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンとそのステータス一覧を表示します。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      絞り込みのため、調べる対象となる仮想マシンの所属ESXサーバーホスト名を指定します。部分一致や正規表現などが適用できます。任意項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_vm_list_by_host --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04
      
      Server Host                   Virtual machine                 State
      -----------                   ---------------                 -----
      nbmscs04                      http_server_01                  Powered Off
      nbmscs04                      rhel5(comp/192.169.128.233)     Powered On
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0:仮想マシン一覧が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1:エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

8.2.83. sjCCM_unitExec-構成情報取得指示コマンド-

  • 指定形式
    sjCCM_unitExec -u実行ユニット名 [-nノードID]
  • 目的

    指定したノードIDの指定した実行ユニット名の構成情報の収集を実行します。

注釈

  • このコマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 実行ユニット名

      構成情報取得を行う実行ユニットの実行ユニット名を指定します。複数の実行ユニット名は指定できません。

    • ノードID

      特定のノードの構成情報取得を行う場合に指定します。構成情報を取得したいノードのノードIDを指定します。複数のノードIDは指定できません。省略した場合は、指定した実行ユニットに登録されている全てのノードの構成情報取得を行います。

  • 実行結果
    • (例)
      $ sjCCM_unitExec -uUNIT01 -nNODE01
      構成情報取得の要求に成功しました。
      
      $
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1:Usageエラー

    • 2:構成情報取得の指示に失敗

    • 3:構成情報管理サーバーとの通信でタイムアウト

    • 4:構成情報取得デーモンとの通信でタイムアウト

    • 5:システムエラー

    • 6:構成情報管理サーバーから、構成情報取得デーモン未起動のため構成情報取得失敗の通知

    • 7:構成情報管理サーバーから、反映(構成管理)実行中のため構成情報取得失敗の通知

    • 8:構成情報管理サーバーから、同じ実行ユニットが取得実行中のため構成情報取得失敗の通知

    • 9:構成情報管理サーバーから、構成情報取得デーモンで同じ実行ユニットが取得実行中のため構成情報取得失敗の通知

    • 10:構成情報管理サーバーから、指定した実行ユニットが存在していないため構成情報取得失敗の通知

    • 11:構成情報管理サーバーから、定時処理実行中のため構成情報取得失敗の通知

    • 12:構成情報管理サーバーから、エージェントの構成管理機能が無効ため構成情報取得失敗の通知

    • 13:構成情報管理サーバーから、構成情報取得デーモン内でエラー発生のため構成情報取得失敗の通知

8.2.84. sjMSG_mail-メール送信(メールアドレス指定)-

  • 指定形式
    sjMSG_mail -M<メール本文ファイル名> -S<メール件名> -T<送付先メールアドレス一覧> [-A<添付ファイル名>] [-B<ブラインドカーボンコピー先メールアドレス一覧>] [-C<カーボンコピー先メールアドレス一覧>] [-E<メール本文エンコード>] [-F<差出人メールアドレス>] [-R<ファイル消去フラグ>] [-L<暗号化接続種類>]
  • 目的

    メール送信を行います。

注釈

  • 本コマンドはメールサーバー(SMTPサーバー)の情報を利用しています。以下の情報について、千手マネージャにあらかじめ設定しておいてください。
    • メールサーバー(SMTPサーバー)のホスト名

    • SMTPポート番号

    • SMTP認証の有無、認証ユーザー名と認証パスワード

    • POP認証の有無、認証ユーザー名と認証パスワード

設定については、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(メールアドレス指定)機能設定」 を参照して下さい。

  • SMTP認証/POP認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合は、差出人メールアドレスとして、認証ユーザのメールアドレスを指定する必要があります。環境変数"SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR"で差出人メールアドレスの設定を行って下さい。なお、環境変数を設定した場合、オプション-F[<差出人メールアドレス指定>]は、使用できません。

    設定方法は ユーザーズガイド「イベント」「メール送信(メールアドレス指定)におけるメール送信元の設定」 を参照して下さい。

  • OAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定する場合の設定方法は セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 を参照して下さい。

  • オプション
    • -M<メール本文ファイル名>

      送信するメール本文を格納したファイル名を指定します。必須項目となります。ファイルが存在しない場合、コマンドが異常終了します。

    • -S<メール件名>

      メールタイトルを指定します。必須項目となります。

    • -T<送付先メールアドレス一覧>
      メールの送付先メールアドレス(宛先一覧)を指定します。必須項目となります。
      送付先メールアドレスを複数指定する場合、カンマで区切りしてください。空白は入れないでください。
    • [-A<添付ファイル名>]
      メールに添付するファイル名を指定します。省略可です。
      デフォルトは指定なしとなります。
    • [-B<ブラインドカーボンコピー先メールアドレス一覧>]
      ブラインドカーボンコピー先メールアドレス(宛先一覧)を指定します。省略可です。デフォルトは指定なしとなります。
      送付先メールアドレスを複数指定する場合、カンマで区切りしてください。空白は入れないでください。
    • [-C<カーボンコピー先メールアドレス一覧>]
      カーボンコピー先メールアドレス(宛先一覧)を指定します。省略可です。デフォルトは指定なしとなります。
      送付先メールアドレスを複数指定する場合、カンマで区切りしてください。空白は入れないでください。
    • [-E<メール本文エンコード>]
      メール本文のエンコーディング方式を指定します。次のエンコーディングを指定できます。
      • 7bit : 7ビットエンコード

      • qp : Quoted-Printableエンコード

      • base64 : BASE64エンコード

      省略可です。省略するとメール本文をBASE64でエンコードします。デフォルトは指定なし(BASE64エンコード)となります。

    • [-F<差出人メールアドレス>]
      メールの差出人メールアドレスを指定します。省略可です。省略するとsenju@localhostを差出人メールアドレスとします。デフォルトは指定なし(senju@localhost)となります。
      SMTP認証/POP認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合、このオプションは使用できません。
    • [-R<ファイル消去フラグ>]
      送信後のメール本文ファイルと添付ファイルの削除を指定します。次の消去フラグを指定できます。
      • n : どちらも削除しない(None)

      • a : 添付ファイルのみ削除(Attachment)

      • m : 本文ファイルのみ削除(Message)

      • b : 両方とも削除(Both)

      省略可です。省略するとどちらも削除しません。デフォルトは指定なしとなります。

    • [-L<暗号化接続種類>]
      メール送信サーバーと接続する際の暗号化の種類を指定します。次の種類を指定できます。
      • TLS : TLSv1.2またはTLSv1.3で接続(※)

      • STARTTLS : STARTTLSで接続

      注釈

      ※ TLSv1.2とTLSv1.3の両方が有効化されている場合、デフォルトのTLSv1.2で接続します。

      省略可です。省略すると非暗号化接続となります。デフォルトは指定なしとなります。

      OAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合、このオプションの設定は無視されます。設定方法は、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 を参照して下さい。

    注釈

    UNIX版マネージャにおいて、 セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 に従ってOAuth 2.0 認証を必要とするSMTPサーバーを設定した場合、以下のオプションはマルチバイト文字には対応していません。

    • -M<メール本文ファイル名>

    • [-A<添付ファイル名>]

  • 実行結果
    • (例)
      % sjMSG_mail -Mmail-body.txt -S"物理メモリ使用率>92%" -Tsenju@tarkus.nbdev.co.jp
      
      sjMSG_mail が開始しました。
      sjMSG_mail が正常終了しました。
      
  • 標準エラー出力

    エラーメッセージ

  • 終了ステータス
    • 0:操作結果が出力され、メールが正常に送信されました。

    • 1:エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

8.2.85. sjMSG_replymsg-応答要求メッセージの出力-

  • 指定形式
    sjMSG_replymsg -cコード -nプロセス名 -t制限時間 -mメッセージ  -k漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)
  • 目的
    応答要求メッセージをメッセージモニタに出力し、応答内容を受けとって標準出力に表示します。
    なお、コマンドで出力するメッセージの内容を、予め千手ブラウザのメッセージから登録しておくと(予約メッセージ)、メッセージコードを指定するだけで発行できます。登録する内容については、 ユーザーズガイド「イベント」「メッセージ」 を参照して下さい。
  • オプション
    • コード

      メッセージコードを指定します。コードは半角英数字7文字で指定して下さい(例:"ABCD123")。(省略した場合"TESTRPL"が設定されます。)

    • プロセス名

      メッセージのプロセス名を半角英数字16文字以内で指定します。省略した場合"sjMSG_replymsg"が設定されます。

    • 制限時間
      制限時間には、オペレータからの応答の待ち時間の最大値を入力します。ここで、指定された時間(秒)だけ、コマンドは応答を待ちます。制限時間の範囲は、
      • 1~32767:(秒)

      • 0:無限

      0 を指定した場合、無制限にオペレータの応答を待ち続けます。

    • メッセージ
      メッセージには、応答を要求するために表示するメッセージを設定します。(例:"バックアップテープの番号を入力して下さい。")
      予約メッセージの場合に文字列を指定すると、指定した文字列が、予め登録しているメッセージテキストの後に括弧で囲まれた文字列として出力されます。登録したメッセージだけ出力したい場合は、ここに "!" を指定します。
      (省略した場合"TEST(no message)"が設定されます。)

      警告

      • メッセージ長は、コマンドを実施するノードのOSにより異なります。それぞれ以下の文字数以内で指定してください。
        • Unix/Linux:106バイト

        • Windows :64バイト

    • 漢字コード(SJIS|EUC|UTF8)
      メッセージの漢字コードを指定します。指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8)から運用管理サーバーの漢字コードへ変換します。
      また応答内容を指定の漢字コードへ変換し標準出力に表示します。

      警告

      各OSで標準的に利用されている漢字コードと指定した漢字コードが異なる場合、文字化けが発生し応答が正常に受信できなる可能性があります。その場合、Ctrl+C で停止して下さい。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjMSG_replymsg -cCODE002  -nproc1 -t60 -m"input device name"
      /dev/cua00
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「タイムアウト」

      指定された制限時間を越えても千手ブラウザからの応答がありませんでした。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1:システムエラー

8.2.87. sjNET_checkMIB-MIBファイルの読込チェック-

  • 指定形式
    sjNET_checkMIB [-pMIBファイル格納パス]
  • 目的

    拡張MIBファイルの読込チェックを行います。

  • オプション
    • MIBファイル格納パス
      チェックを行うMIBファイルが格納されたディレクトリを指定します。
      このディレクトリ以下のすべてのMIBファイルが読み込み対象となります。
      絶対パスのみ指定可能です。
      このオプションが省略された場合は、以下のデフォルトのMIBファイルのパスを読み込みます。
      • $SENJUHOME/dat/net/syscnf/(UNIX/Linux)

      • %SENJUHOME%\dat\net\syscnf\(Windows)

  • 実行結果
    (/home/senju/log/sjNET_checkMIB_result.log)にMIBファイルの読み込み時の内容を出力しました。
    エラー 5件
    警告 5 件
    
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。指定ディレクトリが不正の場合
    • 「指定されたMIBファイル格納パスxxxxxが存在しません。」

    • 「指定されたMIBファイル格納パスxxxxxが、ディレクトリではありません。」

    • 「指定されたMIBファイル格納パスxxxxxのアクセスに失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.88. sjPEX_branchexec - 強制分岐-

  • 指定形式
    sjPEX_branchexec [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 -B分岐ジョブ名 {-t分岐先名1 [-t分岐先名2][...] |-c終了コード}
  • 目的

    分岐ジョブを強制分岐します。

  • オプション
    • 運用日付

      強制分岐する分岐ジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      強制分岐する分岐ジョブが所属するフレームの名称を指定します。省略することはできません。

    • ネット名

      強制分岐する分岐ジョブが所属するネットの名称を指定します。省略することはできません。

    • 分岐ジョブ名

      強制分岐する分岐ジョブの名称を指定します。省略することはできません。

    • 分岐先名
      分岐ジョブに設定した終了コードによる分岐条件を無視して、分岐ジョブの後続である分岐先ネット名を明示して分岐させる場合に指定します。
      分岐先名は最大10個まで指定することができます。
  • 終了コード

    分岐ジョブに設定した終了コードによる分岐条件によって分岐させる場合に指定します。

  • 実行結果
    • (例1)分岐先名を指定した場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0005 -tBNET0001
      運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)の分岐ジョブ(BJOB0005)は強制分岐されました。
      %
      
    • (例2)終了コードを指定した場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0005 -c10
      運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)の分岐ジョブ(BJOB0005)は強制分岐されました。
      %
      
    • (例3)存在しない分岐ジョブ名を指定した場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0000 -tBNET0001
      指定された運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)に分岐ジョブ(BJOB0000)が存在しません。
      %
      
    • (例4)正常終了している分岐ジョブ名を指定した場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0001 -tBNET0001
      運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)の分岐ジョブ(BJOB0001)は正常終了しているので強制分岐出来ません。
      %
      
    • (例5)分岐ジョブ自身または、上位のネットにスキップ指定がされている場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0001 -tBNET0001
      運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)の分岐ジョブ(BJOB0001)は自身を含めた上位にスキップが設定されているので強制分岐出来ません。
      %
      
    • (例6)分岐ジョブの上位のネットが一時停止している場合
      % sjPEX_branchexec -FFRM0001 -NFRM0001 -BBJOB0001 -tBNET0001
      運用日付(20160215)のフレーム(FRM0001)のネット(FRM0001)の分岐ジョブ(BJOB0001)は上位が一時停止設定されているので強制分岐出来ません。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 以下の場合は強制分岐ができません。
    • 分岐ジョブの状態が待機中、起動中、正常終了、スキップ待ち、スキップ終了、キューイングの場合

    • 分岐ジョブの上位ネットに一時停止指定、スキップ指定されている場合

  • 強制分岐コマンドの結果の確認はジョブモニタより確認してください。
    • オプションの指定が間違っていて起動する分岐先ネットが無かった場合、分岐ジョブは異常終了します。

    • 強制分岐コマンドで異常終了した分岐ジョブは、再度正しい情報で強制分岐を行い正常終了させてください。

    • 強制分岐コマンドで指定した情報(-cオプションや-tオプションの値)は分岐ジョブが初期化されるまで保持され続けます。

  • 強制分岐コマンドで異常終了した分岐ジョブの前ジョブ/前ネットが終了し先行条件を満たした場合、異常終了している分岐ジョブは稼働します。
    これは、強制起動したジョブが異常終了した場合と同じ動作となります。
    ただし、上記に記載しました通り強制分岐コマンドで指定した情報が保持されているため分岐ジョブは再度異常終了となります。

8.2.89. sjPEX_branchresult - 分岐結果参照-

  • 指定形式
    sjPEX_branchresult -d 運用日付 -F フレーム名 -N ネット名 -B 分岐ジョブ名
  • 目的

    分岐ジョブの分岐結果を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      分岐結果を参照する分岐ジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。省略することはできません。

    • フレーム名

      分岐結果を参照する分岐ジョブが所属するフレームの名称を指定します。省略することはできません。

    • ネット名

      分岐結果を参照する分岐ジョブが所属するネットの名称を指定します。省略することはできません。

    • 分岐ジョブ名

      分岐結果を参照する分岐ジョブの名称を指定します。省略することはできません。

  • 解説
    終了コード指定で強制分岐した場合は"強制分岐 [終了コード:終了コード]"が表示されます。
    分岐先名指定で強制分岐した場合は"強制分岐 [分岐先:分岐先名,・・・]"が表示されます。
  • 実行結果
    • (例1)判定元ジョブの終了コードにより分岐した結果を表示した場合
      % sjPEX_branchresult -d 20160215 -F FRM0001 -N FRM0001 -B BJOB0005
      分岐ジョブ起動
      分岐ジョブ正常終了 [分岐先:BNET0001(判定元ジョブ名:FRM0001.JOB0001,終了コード:0)]
      %
      
    • (例2)分岐先ネットを複数指定して強制分岐した結果を表示した場合
      % sjPEX_branchresult -d 20160215 -F FRM0001 -N FRM0001 -B BJOB0005
      強制分岐 [分岐先:BNET0001,BNET0002]
      分岐ジョブ起動
      分岐ジョブ正常終了 [分岐先:BNET0001,BNET0002(判定元ジョブ名:FRM0001.JOB0001,終了コード:10)]
      %
      
    • (例3)終了コード指定で強制分岐した結果を表示した場合
      % sjPEX_branchresult -d 20160215 -F FRM0001 -N FRM0001 -B BJOB0005
      強制分岐 [指定終了コード:10]
      分岐ジョブ起動
      分岐ジョブ正常終了 [分岐先:BNET0004(判定元ジョブ名:FRM0001.JOB0001,終了コード:10)]
      %
      
    • (例4)未起動の分岐ジョブ名を指定した場合
      % sjPEX_branchresult -d 20160215 -F FRM0001 -N FRM0001 -B BJOB0000
      指定した分岐結果は存在しません。
      %
      
    • (例5)強制分岐後に分岐ジョブを初期化して再度、強制分岐した結果を表示した場合
      % sjPEX_branchresult -d 20160215 -F FRM0001 -N FRM0001 -B BJOB0005
      強制分岐 [指定終了コード:10]
      分岐ジョブ起動
      分岐ジョブ正常終了 [分岐先:BNET0004(判定元ジョブ名:FRM0001.JOB0001,終了コード:10)]
      強制分岐 [分岐先:BNET0004]
      分岐ジョブ起動
      分岐ジョブ正常終了 [分岐先:BNET0004(判定元ジョブ名:FRM0001.JOB0001,終了コード:0)]
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 分岐ジョブが所属するフレームが初期化されるまで分岐結果は保持されます。

8.2.90. sjPEX_changenode_cmgr - 動作環境ノード変更-

  • 指定形式
    sjPEX_changenode_cmgr ノード名1 ノード名2 [動作環境名 [...]]
  • 目的

    動作環境定義の稼働ノード名の変換を行います。

  • オプション
    • ノード名1(from)

      変換元のノード名またはノードグループ名を指定します。省略することはできません。

    • ノード名2(to)

      変換先のノード名またはノードグループ名を指定します。省略することはできません。

    • 動作環境名

      変換する動作環境名を指定します。省略するとすべての動作環境について変換します。動作環境名は複数指定することができます。

  • 実行結果
    % sjPEX_changenode_cmgr nodeA nodeB cmgr01 cmgr02
    ノード変換しました(動作環境:cmgr01)
    ノード変換しました(動作環境:cmgr02)
    動作環境のノード変換を終了します
    
    % sjPEX_changenode_cmgr nodeA nodeB
    ノード変換した動作環境は1つもありません
    %
    
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.91. sjPEX_changenode_frm - 実行動作環境ノード変更-

  • 指定形式
    sjPEX_changenode_frm ノード名1 ノード名2 [-d運用日付] [実行動作環境名[...]]
  • 目的

    フレーム内の実行動作環境の稼働ノード名の変換を行います。

  • オプション
    • ノード名1(from)

      変換元のノード名またはノードグループ名を指定します。省略することはできません。

    • ノード名2(to)

      変換先のノード名またはノードグループ名を指定します。省略することはできません。

    • 運用日付

      変換するフレームの運用日付を指定します。省略すると当日の運用日付のフレームを変換します。

    • 実行動作環境名

      変換する実行動作環境名を指定します。省略するとすべての実行動作環境について変換します。実行動作環境名は複数指定することができます。

警告

  • ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定して下さい。

  • 動作環境(千手センサー指定)でプローブノードの千手エージェントのバージョンがSenju/DC 2020以前の場合には対応していません。

  • フレームが起動済みの場合は、sjPEX_cmgrstopで動作環境サーバーを停止してから稼働ノード名の変換を行い、変換後はsjPEX_cmgrstartで動作環境サーバーを起動して下さい。

  • 実行結果
    % sjPEX_changenode_frm nodeA nodeB -d20040201 cmgr01 cmgr02
    ノード変換しました(フレーム:20040201.frm01.sys01,実行動作環境:cmgr01 cmgr02)
    ノード変換しました(フレーム: 20040201.frm02.sys01,実行動作境:cmgr02)
    運用日付(20040201)のフレームのノード変換を終了します
    
    ノード変換しました(実行動作環境:20040201.cmgr01)
    ノード変換しました(実行動作環境:20040201.cmgr02)
    運用日付(20040201)の実行動作環境のノード変換を終了します
    
    % sjPEX_changenode_frm nodeA nodeB -d20040202 cmgr03
    運用日付(20040202)のフレームは1つもノード変換していません
    
    ノード変換しました(実行動作環境: 20040202.cmgr03)
    
    % sjPEX_changenode_frm nodeA nodeB -d20040203
    運用日付(20040203)のフレームは1つもノード変換していません
    
    運用日付(20040203)の実行動作環境は1つもありません
    
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.92. sjPEX_checkcal - 稼働日判定コマンド-

  • 指定形式
    sjPEX_checkcal [-d 運用日付] -c稼働日カレンダー [-v]
  • 目的

    指定稼働日カレンダー上で指定日付が稼働日か非稼働日かのチェックを行います。

  • オプション
    • 運用日付

      運用日であることをチェックする日付をyyyymmddの形式で指定します。
      省略した場合、コマンドをジョブとして実行した場合はジョブの運用日付が対象となります。ジョブとしてではなくコマンドを直接実行した場合はマシン日付が運用日付となります。

    • 稼働日カレンダー

      チェック対象となる稼働日カレンダーを指定します。

    • -v

      詳細表示を指定します。出力される項目を詳細に表示します。

  • 実行結果
    指定日付が稼働日か非稼働日かを標準出力に出力します。
    • 非営業日かつ非稼働日 ---> 14

    • 営業日かつ非稼働日 ---> 13

    • 非営業日かつ稼働日 ---> 12

    • 営業日かつ稼働日 ---> 11

    %  sjPEX_checkcal -d20040202 -cCAL01
    11
    
    %  sjPEX_checkcal -d20040211 -cCAL01 -v
    2004年02月11日は稼働日カレンダー[CAL01]においては非営業日かつ非稼働日です。
    
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 非営業日かつ非稼働日 ---> 14

    • 営業日かつ非稼働日 ---> 13

    • 非営業日かつ稼働日 ---> 12

    • 営業日かつ稼働日 ---> 11

8.2.93. sjPEX_checkdelay -遅延監視ジョブ-

  • 指定形式
    sjPEX_checkdelay  [-d運用日付] -Fフレーム名 [-Nネット名] [-Jジョブ名] -T監視時刻(HH:MM:SS) [-I監視間隔(分)]
  • 目的
    遅延監視チェック時刻までに、指定したジョブが正常終了・スキップ終了・異常終了の何れかの状態で終了していない場合に、ジョブの終了に遅延が発生していることをメッセージ通知します。
    遅延監視ジョブは監視チェック時刻に至るか、それ以前に監視対象のジョブが終了すると遅延監視ジョブも終了します。
  • オプション
    • 運用日付

      運用日であることをチェックする日付をyyyymmddの形式で指定します。省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視を行うジョブ/ネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視を行うネット、またはジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名
      遅延監視を行うジョブの名称を指定します。
      尚、ジョブ名を省略した場合には、ネット名で指定したネットの遅延監視を行う動作になります。
    • 監視時刻(HH:MM:SS、最大99:59:59)

      監視を開始する時刻を指定します。絶対時刻で指定してください。

    • 監視間隔(分)

      監視を行う間隔を分単位で指定します。監視間隔を省略した場合は5分単位で行います。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjPEX_checkdelay -Fframe -Nnet -Jjob -T22:00:00
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了(遅延発生の有無とは関わらず監視に成功した場合)

    • 1 : 異常終了(監視に失敗した場合)

8.2.94. sjPEX_cmgrboot-指定ノードの全動作環境サーバー起動-

  • 指定形式
    sjPEX_cmgrboot -hノード名
  • 目的

    対象となるノードで、sjPEX_cmgrhaltにより停止させた動作環境サーバーを一括起動させることができます。

警告

  • sjPEX_cmgrstopにより停止させた動作環境サーバーは起動させることは出来ません。この場合は、sjPEX_cmgrstartを使用して下さい。

  • オプション
    • ノード名

      動作環境サーバーを起動させるノードIDを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)ノード名指定
      %  sjPEX_cmgrboot -hHpux
      ノード(Hpux)の動作環境サーバを起動しました。
      %
      
    • (例2)ノードグループ名指定
      %  sjPEX_cmgrboot -hUnixNode
      ノード(AIX)の動作環境サーバを起動しました。
      ノード(Solaris)の動作環境サーバを起動しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.95. sjPEX_cmgrenv-動作環境の環境変数の値の変更/参照-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_cmgrenv [-d運用日付] -c動作環境名 [-e'環境変数=値']
    • [Windows]
      sjPEX_cmgrenv [-d運用日付] -c動作環境名 [-e"環境変数=値"]
  • 目的

    指定した実行動作環境の環境変数の値を変更/追加/参照します。

  • オプション
    • 運用日付

      環境変数の値を変更/追加/参照する動作環境の運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • 動作環境名

      環境変数の値を変更/追加/参照する動作環境の名称を指定します。

    • 環境変数=値

      変更する環境変数の定義を指定します。省略すると、その動作環境で定義されている環境変数の一覧を表示します。

警告

  • 環境変数は31byte以内、値は126byte以内で指定してください。

  • ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_cmgrenv -d20040214 -cCmgr1 -e'TMP_DIR=/tmp'
      運用日付(20040214)の動作環境(Cmgr1)の環境変数定義を変更しました。
      %
      

警告

  • [Windows]

    コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると出力が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.96. sjPEX_cmgrhalt-指定ノードの全動作環境サーバー停止-

  • 指定形式
    sjPEX_cmgrhalt -hノード名
  • 目的
    対象となるノードで稼働している全ての動作環境サーバーを一括停止させることができます。
    停止した動作環境サーバーは、sjPEX_cmgrbootで一括して起動することが出来ます。
    また、sjPEX_cmgrstartで動作環境サーバー単体を指定して起動することも出来ます。
  • オプション
    • ノード名

      動作環境サーバーを停止させるノードを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)ノード名指定
      %  sjPEX_cmgrhalt -hHpux
      ノード(Hpux)の動作環境サーバを停止しました。
      %
      
    • (例2)ノードグループ名指定
      %  sjPEX_cmgrhalt -hUnixNode
      ノード(AIX)の動作環境サーバを停止しました。
      ノード(Solaris)の動作環境サーバを停止しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

警告

マネージャノードに環境変数(SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR)の設定がされている環境で、sjPEX_cmgrhaltによって動作環境サーバーを停止した場合、動作環境サーバーを停止したエージェントノードの千手再起動で、停止していた動作環境サーバーは自動的に起動します。環境変数(SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR)の使用例の詳細は、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「エージェント障害時の動作環境サーバーのリカバリ起動の設定」 を参照してください。

8.2.97. sjPEX_cmgrps-動作環境稼働状況(稼働中)-

  • 指定形式
    sjPEX_cmgrps [-d運用日付] [-hノード名] [-m] [動作環境名]
  • 目的

    現在稼働している動作環境の一覧を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      表示する動作環境の運用日付を指定します。省略するとすべての運用日付を表示します。

    • ノード名

      表示する動作環境のノード名を指定します。省略するとすべてのノードを表示します。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境ではノード名欄の表示がノードID[プローブノードID]となります。省略するとノード欄にはプローブノードIDのみ表示されます。エージェント指定の動作環境では、表示内容は変更されません。

    • 動作環境名

      表示する動作環境名を指定します。省略するとすべての動作環境を表示します。

注釈

  • ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_cmgrps
      運用日付 動作環境名     ノード名 ユーザー名 稼働ジョブ数
      20100801 cmgr_001       probe    senju             1/1
      20100801 cmgr_002       server   senju             0/512
      20100802 cmgr_001       probe    senju             1/1
      
    • (例2)
      %  sjPEX_cmgrps -m
      運用日付 動作環境名     ノード名        ユーザー名 稼働ジョブ数
      20100801 cmgr_001       sensor[probe]   senju             1/1
      20100801 cmgr_002       server          senju             0/512
      20100802 cmgr_001       sensor[probe]   senju             1/1
      

警告

  • この一覧に表示された場合でも、動作環境が稼働していない場合があります。動作環境が稼働していないと判断するまでに最大で8分ほどかかります。その判断に至るまでは、この一覧に表示されます。(メッセージモニタに動作環境が異常になった旨のエラーメッセージが表示されるのと同時に、このコマンドも表示しなくなります。)

  • 千手センサー指定の動作環境の場合、ユーザー名欄にはプローブノードの千手稼働アカウントが表示されます。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.98. sjPEX_cmgrps2-動作環境稼働状況(稼働中/未稼働) -

  • 指定形式
    sjPEX_cmgrps2 [-d運用日付 [-sシステム名] [-Fフレーム名 [-Nネット名 ジョブ名]]] [-r] [-a] [-m]
  • 目的

    投入されているフレームが使用している動作環境の一覧を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      表示する動作環境の運用日付を指定します。省略するとすべての運用日付を表示します。

    • システム名

      表示する動作環境のシステム名を指定します。指定する場合は運用日付を指定して下さい。

    • フレーム名

      表示する動作環境のフレーム名を指定します。指定する場合は運用日付を指定して下さい。

    • ネット名

      表示する動作環境のネット名を指定します。指定する場合は運用日付、フレーム名、ジョブ名を指定して下さい。

    • ジョブ名

      表示する動作環境のジョブ名を指定します。指定する場合は運用日付、フレーム名、ネット名を指定して下さい。

    • -r

      未稼働の動作環境のみを表示します。

    • -a

      表示する動作環境を使用しているフレーム名を表示します。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境ではノード名欄の表示がノードID[プローブノードID]となります。省略するとノード欄にはプローブノードIDのみ表示されます。エージェント指定の動作環境では、表示内容は変更されません。

  • 実行結果
    (例1)
    % sjPEX_cmgrps2
    運用日付 動作環境名     ノード名  ユーザー名  稼働ジョブ数  状態
    20100801 cmgr_001       probe     senju             1/1     稼働中
    20100801 cmgr_002       server    senju             0/512   稼働中
    20100802 cmgr_001       probe     senju             1/1     未稼働
    
    (例2)
    % sjPEX_cmgrps2 -m
    運用日付 動作環境名     ノード名        ユーザー名  稼働ジョブ数  状態
    20100801 cmgr_001       sensor[probe]   senju             1/1     稼働中
    20100801 cmgr_002       server          senju             0/512   稼働中
    20100802 cmgr_001       sensor[probe]   senju             1/1     未稼働
    

警告

  • この一覧に表示された場合でも、動作環境が稼働していない場合があります。動作環境が稼働していないと判断するまでに最大で8分ほどかかります。その判断に至るまでは、この一覧に表示されます。(メッセージモニタに動作環境が異常になった旨のエラーメッセージが表示されるのと同時に、このコマンドも表示しなくなります。)

  • 千手センサー指定の動作環境の場合、ユーザー名欄にはプローブノードの千手稼働アカウントが表示されます。

  • 標準エラー出力
    • パラメータの指定が誤っている時
      • 「フレーム名が不正です。」

      • 「ネット名が不正です。」

      • 「運用日付のフォーマットが不正です。」

      • 「ジョブ名が不正です。」

      • 「運用日付指定なしでフレーム、ネット、ジョブの指定はできません。」

      • 「フレーム、ネット、ジョブは全て指定してください。」

    • メモリ等が不足している場合
      • 「動作環境データの取得処理で領域を確保できませんでした。」

      • 「運用日付一覧の作成中に領域確保に失敗しました。」

    • ジョブスケジュールの状態管理サーバーが停止しているか、通信できない時。通信が正常に行われなかった場合、電文タイムアウト(約5分後)
      • 「フレーム名リストの取得中にタイムアウトしました。」

    • 指定したフレームが作成されていない時
      • 「フレーム(フレーム名)はスケジュール登録されていません。」

    • 千手データファイルのアクセスに失敗した時。
      • 「ノードグループ情報が取得できません。」

      • 「実行動作環境マスターファイルのオープンに失敗しました。」

      • 「実行システム名の取得に失敗しました。」

      • 「実行フレーム定義の取得に失敗しました。」

      • 「実行フレーム定義から動作環境の取得に失敗しました。」

    • 指定したフレーム、ネット、ジョブが投入されていない時
      • 「運用日付(YYYYMMDD)のフレーム(フレーム名)はスケジュール登録されていません。」

      • 「運用日付(YYYYMMDD)のフレーム(フレーム名)の中にネット(ネット名)またはその中のジョブ(ジョブ名)は存在しません。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.99. sjPEX_cmgrstart-動作環境サーバーの再起動-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_cmgrstart  [-d運用日付] [-hノード名 [-sセンサー名]] [-uユーザー名] [-r最大稼働ジョブ数] 動作環境名
    • [Windows]
      sjPEX_cmgrstart  [-d運用日付] [-hノード名 [-sセンサー名]] [-r最大稼働ジョブ数] 動作環境名
  • 目的

    指定した動作環境サーバーを再起動します。指定した動作環境サーバーが未稼働で、その動作環境で稼働するジョブを含んだフレームが起動されている場合にのみ有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      再起動する動作環境サーバーの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • ノード名

      動作環境サーバーを起動するノードIDを指定します。省略すると、指定した動作環境で定義されたノードで起動されます。

    • センサー名
      動作環境サーバーを起動する千手センサーのノードIDを指定します。
      センサー名指定時は、ノード名は省略できません。
      動作環境名には、千手センサー指定の動作環境を指定します。
      ノード名には、動作環境(千手センサー指定)のプローブノードID、もしくはノード/ノードグループIDを指定します。
    • ユーザー名
      動作環境サーバーを稼働させるユーザー名を指定します。省略すると、指定した動作環境で定義されたユーザーのアカウントで起動されます。

      警告

      • [Windows]ユーザー名は指定できません。

      • 存在しないユーザー名を指定した場合、指定したユーザー名ではなく、千手稼働アカウントで起動されます。

      • 千手センサー指定の動作環境を指定する場合は、ユーザー名は省略するかプローブノードの千手稼働アカウントを指定してください。

    • 最大稼働ジョブ数

      指定した動作環境で同時に稼働可能なジョブ数を指定します。省略すると、定義時に指定した値が用いられます。

      [Windows]最大稼働数以上のジョブ数を指定した場合、指定された数のジョブが稼働されます。ただし、フレーム内に登録されているジョブ数が、オプションで指定されたジョブ数に満たない場合は、登録されている数のジョブが稼働されます。

    • 動作環境名

      再起動する動作環境サーバーの動作環境名を指定します。

警告

  • ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_cmgrstart -d19951101 -hNode1 -uUser1 -r10 Cmgr1
      動作環境サーバー(Cmgr1)が起動されました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_cmgrstart -d20201119 -hProbe1 -sNode1 -uUser1 -r10 Cmgr1
      & INFO sjPEX_cmgrstop: Cmgr1 is sensorGroup used(node change[Probe1->NodeGrp1].)
      ノード(Node1[Probe1])の動作環境サーバ(Cmgr1)が起動されました。
      %
      

警告

  • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると出力が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.100. sjPEX_cmgrstop-動作環境サーバーの停止-

  • 指定形式
    sjPEX_cmgrstop  { [-d運用日付] [-hノード名 [-sセンサー名]] 動作環境名 | -hノード名 }
  • 目的
    指定した動作環境、又はノードで稼働する動作環境サーバーを停止します。引数には、ノード名又は動作環境名の何れかを指定する必要があります。
    1. 動作環境名指定時は、指定した動作環境サーバーを停止します。

    2. 動作環境名省略時は、指定したノードで稼働している全ての動作環境サーバーを停止します。

  • オプション
    • 運用日付
      停止する動作環境サーバーの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。
      動作環境名省略時は、運用日付の指定は行えません。
    • センサー名
      動作環境サーバーを停止する千手センサーのノードIDを指定します。
      センサー名指定時は、動作環境名、ノード名は省略できません。
      動作環境名には、千手センサー指定の動作環境を指定します。
      ノード名には、動作環境(千手センサー指定)のプローブノードID、もしくはノード/ノードグループIDを指定します。
    • ノード名
      動作環境サーバーを停止するノードIDを指定します。
      動作環境名省略時は、指定したノードで稼働する全ての動作環境を停止します。
      動作環境名指定時は、省略することができます。
      省略すると、指定した動作環境として定義しているノードの動作環境サーバーを停止します。
    • 動作環境名
      停止する動作環境サーバーの動作環境名を指定します。
      省略すると、ノード名で指定したノードで稼働する全動作環境サーバーを停止します。
      この時、運用日付の指定は無視され、全運用日付の動作環境が停止します。

警告

ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)ノード名指定
      % sjPEX_cmgrstop -hNode1
      ノード(Node1)の動作環境サーバを全て停止しました。
      %
      
    • (例2)動作環境名指定
      % sjPEX_cmgrstop Cmgr1
      日付(20050912)のノード(Node1)の動作環境サーバ(Cmgr1)を停止しました。
      %
      
    • (例3)運用日付・ノード名・動作環境名指定
      % sjPEX_cmgrstop -d20040131 -hNode*Cmgr1
      日付(20040131)のノード(Node1)の動作環境サーバー(Cmgr1)を停止しました。
      %
      
    • (例4)センサー名指定
      % sjPEX_cmgrstop -d20201119 -hProbe1 -sNode1 Cmgr1
      & INFO sjPEX_cmgrstop: Cmgr1 is sensorGroup used(node change[Probe1->NodeGrp1].)
      日付(20201119)のノード(Node1[Probe1])の動作環境サーバ(Cmgr1)を停止しました。
      %
      

警告

[Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると出力が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

警告

  • マネージャノードに環境変数(SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR)の設定がされている環境で、sjPEX_cmgrstopによって動作環境サーバーを停止した場合、動作環境サーバーを停止したエージェントノードの千手を再起動しても、停止した動作環境サーバーは自動的には起動しません。

  • 環境変数(SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR)の使用例の詳細は、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「エージェント障害時の動作環境サーバーのリカバリ起動の設定」 を参照してください。

8.2.101. sjPEX_cnttimer-タイマー合計数の表示-

  • 指定形式
    sjPEX_cnttimer [-d運用日付]
  • 目的
    システム/ネットで定義されているタイマーの合計数を表示します。なお、タイマーとは次の定義になります。
    1. システム

      フレームに指定する、起動時刻/所要時間

    2. ネット

      ジョブ/ネットに指定する、開始時刻指定/遅延監視(開始時刻・終了時刻)/所要時間監視

    3. 繰り返しネット

      繰り返しネットに指定する、実行間隔/打ち切り時刻

  • オプション
    • 運用日付

      指定された運用日付で有効なシステム/ネットのタイマー数の合計を出力します。yyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付で有効なシステム/ネットのタイマー数の合計となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_cnttimer
      SYSTEM USE TIMER CNT
      DB更新システム                5 [業務DBの更新システム]
      月締めシステム                 0
      
      NET USE TIMER CNT
      DB更新ネット.20050401        5 [DBのメイン更新処理]
      月締めフレーム.20050401        0
      
      ALL USE TIMER CNT               10
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.102. sjPEX_condition-先行条件の状態の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_condition  [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 [ジョブ名]
  • 目的

    指定したジョブ/ネットの先行条件の状態を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      先行条件の状態を参照するジョブ/ネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      先行条件の状態を参照するジョブ/ネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      先行条件の状態を参照するネット、またはジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      先行条件の状態を参照するジョブの名称を指定します。 尚、ジョブ名を省略した場合には、ネット名で指定したネットの先行条件の状態を参照する動作となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_condition -d20040130 -FFRAME1 -NNET1 JOB1
      運用日付   フレーム          ネット            ジョブ
      20000214   FRAME1           NET1             JOB1
      状態         起動予定時刻    先行条件          上位条件
      稼働中               なし        成立              成立
      トリガ   (TRIGGER1  ):オン         トリガ   (TRIGGER2  ):オン
      トリガ   (TRIGGER3  ):オン         トリガ   (TRIGGER4  ):オン
      リソース (RESOURCE1 ):成立(使用中) リソース (RESOURCE2 ):成立(使用中)
      リソース (RESOURCE3 ):成立(使用中) リソース (RESOURCE4 ):成立(使用中)
      

      警告

      • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • パラメータの指定が誤っている時
      • 「パラメータエラー:フレーム名」

      • 「パラメータエラー:ネット名」

      • 「パラメータエラー:ジョブ名」

      • 「パラメータエラー:運用日付」

    • メモリ等が不足している場合
      • 「メモリ不足が発生しました。 照会を中止します。」

    • ジョブスケジュールの状態管理サーバーが停止しているか、通信できない時。通信が正常に行われなかった時
      • 「状態管理サーバとの通信に失敗しました。 照会を中止します。」

      • 「電文エラーが発生しました。 照会を中止します。」

    • 参照が可能な状態でない時
      • 「該当するフレームはありません。」

      • 「フレームの投入中です。しばらく待ってから再度実行してください。」

      • 「フレームは待機中なので参照できません。」

      • 「該当するネット・ジョブはありません。」

8.2.103. sjPEX_dataDiff -ジョブデータの差異表示-

  • 指定形式
    sjPEX_dataDiff {-bcal | -jcal | -cmgr | -trig | -res | -job | -net | -sys | -pool | -jsrv} -f1 比較元ファイル名 -f2 比較先ファイル名 [-log ログファイル名]
  • 目的
    ジョブスケジュールのエンティティの内容が記述してある2つのデータファイルを読み込み、記述内容に従って定義の差異を表示します。
    これにより、編集したジョブデータの変更内容の確認を効率よく行うことが可能となります。なお、この際比較元ファイルを基準として差異情報を表示します。
    データファイルのフォーマットについては、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブスケジュール書き出しファイルのフォーマット」 を参照して下さい。

警告

ジョブデータの書き出しコマンド、または千手ブラウザのデータ書き出し機能によって作成した定義ファイルを指定して下さい。

  • オプション
    • エンティティ種別
      比較するエンティティを以下の形式で指定します。
      • -bcal カレンダー

      • -jcal 稼働日カレンダー

      • -cmgr 動作環境

      • -trig トリガ

      • -res リソース

      • -job ジョブ

      • -net ネット

      • -sys システム

      • -pool 動作環境プール

      • -jsrv ジョブサービス

    • -f1 比較元ファイル名

      エンティティに対応するデータが記述してある比較元ファイル名を指定します。

    • -f2 比較先ファイル名

      エンティティに対応するデータが記述してある比較先ファイル名を指定します。

    • -log ログファイル名
      • 比較結果を記録するファイル名を指定します。なお、省略時には比較結果が標準出力にのみ表示されます。

      • また、既存のログファイルを指定した場合には追加書き込みをします。

  • 実行結果
    • 例1 ジョブエンティティの比較
      以下のジョブデータファイルを比較した場合、下記の出力結果のようにレコードJOBAの削除、レコードJOBCの追加、レコードJOBBの変更(コマンドの変更及び説明の追加)、レコードJOBCの変更(定義有効日の変更 及び 予約起動コマンドの変更)が行われていることが表示されます。
      • データ
        • job01.txt
          名称      動作環境名   終了しきい値  コマンド    説明      変更予約フラグ 定義有効日   予約コマンド
          JOBA            0:0     sleep 30                N
          JOBB    CMGRA   0:0     sleep 30                N
          JOBC            0:0     sleep 30                Y       20160601        sleep 60
          
        • job02.txt
          名称      動作環境名   終了しきい値  コマンド    説明      変更予約フラグ 定義有効日   予約コマンド
          JOBB    CMGRA   0:0     sleep 3600      TestJob N
          JOBC            0:0     sleep 30                Y       20160602        sleep 120
          JOBD            0:0     sleep 30                N
          
      • 結果
        % sjPEX_dataDiff -job -f1 job01.txt -f2 job02.txt
        [job01.txt][データ数:3]を読み込みました。
        [job02.txt][データ数:3]を読み込みました。
        
        行番号  名称    動作環境名      終了しきい値    コマンド        説明    変更予約フラグ  定義有効日      予約コマンド
        
        #ジョブ[JOBA]を削除
             2  JOBA            0:0     sleep 30                N
        
        #ジョブ[JOBB]を変更
        コマンド(sleep 30)を(sleep 3600)に変更
        説明(TestJob)を追加
             3  JOBB    CMGRA   0:0     sleep 30                N
             2  JOBB    CMGRA   0:0     sleep 3600      TestJob N
        
        #ジョブ[JOBC]を変更
        定義有効日(20160601)を(20160602)に変更
        予約起動コマンド(sleep 60)を(sleep 120)に変更
             4  JOBC            0:0     sleep 30                Y       20160601        sleep 60
             3  JOBC            0:0     sleep 30                Y       20160602        sleep 120
        
        #ジョブ[JOBD]を追加
             4  JOBD            0:0     sleep 30                N
        
        削除数:1
        変更数:2
        追加数:1
        
    • 例2 動作環境エンティティの比較(ログ出力)
      以下の動作環境データファイルを-logオプション指定で比較した場合、下記の出力結果のようにレコードSCMGR01の削除、レコードSCMGR03の追加、レコードSCMGR02の変更(同時稼働ジョブ数の変更及び環境変数の追加)が行われていることが標準出力及びログファイルに出力されます。
      • データ
        • cmgr01.txt
          名称      ノード/ノードグループID   ユーザー名   同時稼働ジョブ数        動作環境プール名        説明      環境変数名   値
          SCMGR01 sjnode                  senju   最大値             POOL1
          SCMGR02 sjnode                  senju   64
          
        • cmgr02.txt
          名称      ノード/ノードグループID   ユーザー名   同時稼働ジョブ数        動作環境プール名        説明      環境変数名   値
          SCMGR02 sjnode                  senju   128
                                                                                  SJENV   128
          SCMGR03 sjnode                  senju   最大値             POOL1
          
      • 結果(標準出力)
        % sjPEX_dataDiff -cmgr -f1 cmgr01.txt -f2 cmgr02.txt -log cmgr.log
        [cmgr01.txt][データ数:2]を読み込みました。
        [cmgr02.txt][データ数:2]を読み込みました。
        
        行番号 名称 ノード/ノードグループID  ユーザー名  同時稼働ジョブ数 動作環境プール名 説明 環境変数名  値
        #動作環境[SCMGR01]を削除
             2 SCMGR01 sjnode   senju    最大値 POOL1
        
        #動作環境[SCMGR02]を変更
        同時稼働ジョブ数(64)を(128)に変更
             3 SCMGR02 sjnode   senju      64
             2 SCMGR02 sjnode   senju     128
        環境変数名(SJENV)を追加
             3                                                SJENV   128
        
        #動作環境[SCMGR03]を追加
             4 SCMGR03 sjnode   senju     最大値
        
        削除数:1
        変更数:1
        追加数:1
        
      • ログ出力
        % cat cmgr.log
        [2004/1/31 15:45:56] 動作環境比較開始
        sjPEX_dataDiff -cmgr -f1 cmgr01.txt -f2 cmgr02.txt -log cmgr.log [cmgr01.txt][データ数:2]を読み込みました。
        [cmgr02.txt][データ数:2]を読み込みました。
        行番号 名称 ノード/ノードグループID  ユーザー名  同時稼働ジョブ数 動作環境プール名  説明  環境変数名  値
        #動作環境[SCMGR01]を削除
             2 SCMGR01 sjnode   senju    最大値    POOL1
        #動作環境[SCMGR02]を変更
        同時稼働ジョブ数(64)を(128)に変更
             3 SCMGR02 sjnode   senju      64
             2 SCMGR02 sjnode   senju     128
        環境変数名(SJENV)を追加
             3                                                SJENV   128
        #動作環境[SCMGR03]を追加
             4 SCMGR03 sjnode   senju     最大値
        削除数:1
        変更数:1
        追加数:1
        [2004/01/30 15:45:56] 動作環境比較終了
        
    • 例3 ネットエンティティの比較(1)
      以下のネットデータファイルを比較した場合、下記の出力結果のようにレコードSJNETの追加(新規作成)、及びレコードSJFRMの変更(SJFMRへのSJNETの登録)が行われていることが表示されます。
      • データ
        • net01.txt
          名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    トリガ2  ・・・
          SJFRM   20040130
                                          ジョブ     SJOB01          しない     しない
          
        • net02.txt
          名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    トリガ2  ・・・
          SJFRM   20040130
                                          ジョブ     SJOB01          しない     しない
                                          ネット     SJNET           しない     しない
          SJNET   20040130
                                          ジョブ     SJOB02          しない     しない
          
      • 結果
        % sjPEX_dataDiff -net -f1 net01.txt -f2 net02.txt
        [net01.txt][データ数:1]を読み込みました。
        [net02.txt][データ数:2]を読み込みました。
        行番号     名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    トリガ2    ・・・
        #ネット[SJFRM.20040130]を変更
        ネット(SJNET)を追加
             4                                  ネット     SJNET           しない     しない
        #ネット[SJNET.20040130]を追加
             5  SJNET   20040130
             6                                  ジョブ     SJOB02          しない     しない
        削除数:0
        変更数:1
        追加数:1
        
    • 例4 ネットデータの比較(2)
      以下のネットデータファイルを比較した場合、下記の出力結果のようにレコードSJFRMの変更(SJNETへのSJOB03の登録、SJOB02の前ジョブとしてSJOB03を指定、SJOB02へ先行トリガSJTRIG01の指定)が行われていることが表示されます。
      • データ
        • net02.txt
          名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    トリガ2  ・・・
          SJFRM   20040130
                                          ジョブ     SJOB01          しない     しない
                                          ネット     SJNET           しない     しない
          SJNET   20040130
                                          ジョブ     SJOB02          しない     しない
          
        • net03.txt
          名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    トリガ2  ・・・
          SJFRM   20040130
                                          ジョブ     SJOB01          しない     しない
                                          ネット     SJNET           しない     しない
          SJNET   20020130
                                          ジョブ     SJOB02          しない     しない                                                             SJTRIG01                        ジョブ     SJOB03
                                          ジョブ     SJOB03          しない     しない
          
      • 結果
        % sjPEX_dataDiff -net -f1 net02.txt -f2 net03.txt
        [net02.txt][データ数:2]を読み込みました。
        [net03.txt][データ数:2]を読み込みました。
        行番号     名称      定義有効開始日 定義有効終了日 説明      種類      ジョブ/ネット名        カレンダー名  スキップ    一時停止    動作環境名   開始予定時刻  所要時間    正常時コマンド 異常時コマンド トリガ1    ・・・     種類1     ジョブ/ネット1        種類2     ジョブ/ネット2     ・・・
        #ネット[SJNET.20040130]を変更
        ジョブ(SJOB02)を変更
        トリガ(SJTRIG01)を追加
        前ジョブ(SJOB03)を追加
             6          ジョブ     SJOB02          しない     しない
             6          ジョブ     SJOB02          しない     しない                                             SJTRIG01                                ジョブ     SJOB03
        ジョブ(SJOB03)を追加
             7          ジョブ     SJOB03          しない     しない
        削除数:0
        変更数:1
        追加数:0
        
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了(差異なし)

    • 1 : 正常終了(差異あり)

    • 101 : 引数不正

    • 102 : 比較元ファイルフォーマットエラー

    • 103 : 比較先ファイルフォーマットエラー

    • 104 : 比較元ファイルオープンエラー

    • 105 : 比較先ファイルオープンエラー

    • 106 : ログファイルオープンエラー

    • 107 : 比較元ファイルデータ不正

    • 108 : 比較先ファイルデータ不正

    • 998 : ファイル I/Oエラー

    • 999 : システムエラー

8.2.104. sjPEX_dataRead -ジョブデータの読み込み-

  • 指定形式
    sjPEX_dataRead {-bcal | -jcal | -cmgr | -trig | -res | -job | -net | -sys | -pool | -jsrv} -f 読み込みファイル名 [-a | -au | -d] [-check] [-log ログファイル名]
  • 目的
    ジョブスケジュールのエンティティの内容が記述してあるデータファイルを読み込み、記述内容に従って千手マネージャへの定義データの登録を行います。
    これにより、大量の定義データを定義する場合や、他の千手マネージャからの千手定義データ移行などを効率よく行うことが可能です。
    データファイルのフォーマットについては、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブスケジュール書き出しファイルのフォーマット」 を参照して下さい。

警告

  • 千手の起動に失敗したり千手ブラウザの表示が正しく表示されない場合があるため、コマンド実行中に千手の起動は行わないで下さい。

  • 読み込みファイルにヘッダーがない場合には、エラーとなります。

  • 当コマンドにて複数のエンティティを読み込む場合には、以下の優先順で読み込む必要があります。
    • 追加・変更の場合

      [営業日カレンダー]-[稼働日カレンダー]-[動作環境プール]-[動作環境]-[トリガ]-[リソース]-[ジョブ]-[ネット]-[システム]-[ジョブサービス]

    • 削除の場合

      [ジョブサービス]-[システム]-[ネット]-[ジョブ]-[リソース]-[トリガ]-[動作環境]-[動作環境プール]-[稼働日カレンダー]

  • 当コマンドにてSenju/OC 2014以前のバージョンの千手マネージャで定義されたジョブスケジュールの定義データを読み込む場合は、千手ブラウザでデータの読み込みを行ってください。データの読み込みの詳細は、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブスケジュール定義データ書き出し、読み込み」 を参照して下さい。

  • オプション
    • エンティティ種別
      読み込むエンティティを以下の形式で指定します。
      • -bcal カレンダー

      • -jcal 稼働日カレンダー

      • -cmgr 動作環境

      • -trig トリガ

      • -res リソース

      • -job ジョブ

      • -net ネット

      • -sys システム

      • -pool 動作環境プール

      • -jsrv ジョブサービス

    • 読み込みファイル名

      エンティティに対応するデータが記述してあるファイル名を指定します。

    • -a/-au/-d (読み込み指定)
      • -a 追加のみ指定を行います。同名の定義データが存在しない場合のみ追加します。

      • -au 追加及び変更を行います。同名の定義データが存在しない場合は追加し、存在する場合は変更します。

      • -d 削除を行います。千手マネージャ上に登録されている定義データから読み込みファイルに記述されたデータ以外の定義データすべてを削除します。ただし、営業日カレンダーは削除されません。(コマンド自体は正常終了します。)

      • 省略 追加及び変更を行います。同名の定義データが存在しない場合は追加し、存在する場合は変更します。(-au指定と同じ)

    • -check

      読み込みデータの正当性チェックを行います。定義データの更新は行いません。省略された場合には、定義データの更新まで行います。

    • ログファイル名
      追加/変更/削除の詳細結果を記録するファイル名を指定します。なお、省略時には実行結果のみが標準エラー出力に表示されます。
      また、既存のログファイルを指定した場合には追加書き込みをします。
  • 実行結果
    • 例1 ジョブデータ読み込み(追加・変更指定)
      % sjPEX_dataRead -job -f ジョブ.txt -au -log /tmp/File.log
      
      [ジョブ.txt][データ数:3]を読み込みました。
      [Job1]を追加しました。
      [Job2]を変更しました。
      [Job3]は異常があります。
      追加数  :1
      変更数  :1
      異常数  :1
      

      上記のコマンド実行結果は標準エラー出力に表示されます。

      % cat /tmp/File.log     (ログファイル)
      
      [2016/02/24 18:27:50] ジョブ読み込み(追加/変更)開始
      sjPEX_dataRead -job -f ジョブ.txt -au -log /tmp/File.log
      [ジョブ.txt][データ数:3]を追加/変更モードで読み込みました。
      
      行番号  名称    動作環境名      終了しきい値    コマンド        説明    変更予約フラグ  定義有効日      予約コマンド
      [Job1]を追加しました。
           2  Job1    Cmgr    0:0     sleep 100       時間調整        N
      [Job2]を変更しました。
           3  Job2            0:0     sleep 100       時間調整        Y       20160601        sleep 120
      [Job3]は異常があります。
           4  Job3            -1:0    sleep 100               N
      理由:[-1:0]使用不可能文字が含まれています。
      追加数:1
      変更数:1
      異常数:1
      [2016/02/24 18:27:51] ジョブ読み込み(追加/変更)終了
      
    • 例2 ジョブデータ削除
      % sjPEX_dataRead -job -f ジョブ.txt -d -log /tmp/File.log
      
      [ジョブ.txt][データ数:0]を読み込みました。
      [Job1]を削除しました。
      [Job2]は削除できません。
      削除数  :1
      異常数  :1
      
      % cat /tmp/File.log     (ログファイル)
      
      [2004/01/30 21:15:30] ジョブ読み込み(削除)開始
      sjPEX_dataRead -job -f ジョブ.txt -d -log /tmp/File.log
      [ジョブ.txt][データ数:0]を読み込みました。
      [Job1]を削除しました。
      [Job2]は削除できません。
      理由:ネット[senju_net.20040120]中の[job_000]で使用中。
      削除数  :1
      異常数  :1
      [2004/01/30 21:15:30]ジョブ読み込み(削除)終了
      
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 101 : 引数不正

    • 102 : 読み込みファイルフォーマットエラー

    • 103 : 読み込みファイルオープンエラー

    • 104 : ログファイルオープンエラー

    • 105 : 読み込みファイルリードエラー

    • 107 : ライセンスエラー

    • 998 : ファイル I/Oエラー

    • 999 : システムエラー

8.2.105. sjPEX_dataWrite -ジョブデータの書き出し-

  • 指定形式
    sjPEX_dataWrite {-bcal | -jcal | -cmgr | -trig | -res | -job | -net | -sys | -pool | -jsrv} -f 書き出しファイル名 [-o] [-log ログファイル名] [-data 定義データ[+] …]
  • 目的
    ジョブスケジュールのエンティティの内容をタブ区切りのデータ形式で指定した書き出しファイルに出力します。
    書き出されたファイルは編集可能であり、読み込みコマンド「sjPEX_dataRead」によって千手マネージャに取り込むことができます。これにより、大量の定義データを定義する場合や、他の千手マネージャへの千手定義データ移行などを効率よく行うことが可能です。
  • オプション
    • エンティティ種別
      読み込むエンティティを以下の形式で指定します。
      • -bcal カレンダー

      • -jcal 稼働日カレンダー

      • -cmgr 動作環境

      • -trig トリガ

      • -res リソース

      • -job ジョブ

      • -net ネット

      • -sys システム

      • -pool 動作環境プール

      • -jsrv ジョブサービス

    • 書き出しファイル名

      定義データを書き出すファイル名を指定します。

    • -o

      指定した書き出しファイルと同一のファイルが既に存在していた場合には定義データを上書きします。既に同一名のファイルが存在し、上書き指定がない場合には書き出しを行いません。

    • ログファイル名
      実行結果の詳細を記録するファイル名を指定します。なお、省略時には実行結果のみが標準エラー出力に表示されます。
      また、既存のログファイルを指定した場合には追加書き込みをします。
    • -data [定義データ[+] ]
      本オプション以降の引数はすべて書き出し対象定義データと見なします。(複数指定可)
      -data以降を省略した場合には、指定したエンティティの書き出し対象定義データすべてが対象となります。
      対象定義データ名に続けてプラス「+」を指定すると、その対象定義データ名に前方一致するすべての対象定義データを書き出します。
      (注)対象定義データがネットの場合には定義有効日を省略することが可能です。
  • 実行結果
    • 例1 ジョブデータの書き出し
      % sjPEX_dataWrite -job -f ジョブ.txt -log /tmp/File.log
      [ジョブ.txt]にジョブ[データ数:3]を書き出しました。
      

      (注) 上記のコマンド実行結果は標準エラー出力に表示されます。

      % cat ジョブ.txt   (書き出しファイル)
      名称      動作環境名   終了しきい値  コマンド    説明      変更予約フラグ 定義有効日   予約コマンド
      Job1    Cmgr    0:0     sleep 100       時間調整    N
      Job2            0:0     /bin/csh -c $SENJUHOME/filechk.com              N
      Job3            0:0     sleep 60                Y       20160601        sleep 120
      (後略)
      
      % cat /tmp/File.log     (ログファイル)
      [2004/01/30 21:15:30] ジョブ書き出開始
      sjPEX_dataWrite -job -f ジョブ.txt -log /tmp/File.log
      [ジョブ.txt]へジョブ[データ数:3]を書き出しました。
      [2004/01/30 21:15:30] ジョブ書き出し終了
      
    • 例2-1 ネットデータの書き出し(データ指定なし)
      % sjPEX_dataWrite -net -f NET1.txt -log RW.log
      [NET1.txt]にネット[データ数:6]を書き出しました。
      
      % cat NET1.txt  (書き出しファイル)
      名称    定義有効開始日  定義有効終了日  説明  種類  ジョブ/ネット名  ・・・
      Net01  20030501                       5月ネット
      Net01  20030601                       6月ネット
      Net01  20030701                       7月ネット
      Net02  20030601                       6月ネット
      Net02  20030701                       7月ネット
      Snet   20030701                       テスト用ネット
      
    • 例2-2 ネットデータの書き出し(データ指定 ①)
      % sjPEX_dataWrite -net -f NET2.txt -log RW.log  -data Net01.20030701
      [NET2.txt]にネット[データ数:1]を書き出しました。
      
      % cat NET2.txt  (書き出しファイル)
      名称    定義有効開始日  定義有効終了日  説明  種類  ジョブ/ネット名  ・・・
      Net01  20030701                       7月ネット
      
    • 例2-3 ネットデータの書き出し(データ指定 ②)
      % sjPEX_dataWrite -net -f NET3.txt -log RW.log  -data Net02+
      [NET3.txt]にネット[データ数:2]を書き出しました。
      
      % cat NET3.txt  (書き出しファイル)
      名称    定義有効開始日  定義有効終了日  説明  種類  ジョブ/ネット名  ・・・
      Net02  20030601                       6月ネット
      Net02  20030701                       7月ネット
      
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 101 : 引数不正

    • 102 : 書き出しファイルが既に存在(-Oオプション未指定)

    • 103 : 書き出しファイルオープンエラー

    • 104 : ログファイルオープンエラー

    • 105 : 入力ファイル読み込みエラー

    • 106 : 書き出しファイルライトエラー

    • 999 : システムエラー

8.2.106. sjPEX_delayAct-ジョブの遅延監視の遅延時アクションの変更/追加/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_delayAct  [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 { -b{0-3} | -B{0-1} | -t{0-2}| -T{0-1} | -r{0-2} | -R{0-1}}
  • 目的

    指定したジョブの遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除します。そのジョブが所属するフレームが投入後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      遅延監視の遅延時アクションを変更/追加/削除するジョブの名称を指定します。

    • -b
      遅延監視(開始時刻)の自身への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 強制起動

      • 2 : スキップ待ち

      • 3 : スキップ終了

    • -B
      遅延監視(開始時刻)の後続への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 連続スキップ指定

    • -t
      遅延監視(終了時刻)の自身への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 一時停止指定(未起動)/強制停止(起動済)

      • 2 : スキップ待ち(未起動)/スキップ終了(起動済)

    • -T
      遅延監視(終了時刻)の後続への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 連続スキップ指定

    • -r
      所要時間監視の自身への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 強制停止

      • 2 : スキップ終了

    • -R
      所要時間監視の後続への遅延時アクションを数字で記入して下さい。各数字の意味は次の通りです。
      • 0 : 設定なし

      • 1 : 連続スキップ指定

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_delayAct -d20160401 -Fframe1 -Nnet1 job1 -b1
      実行中のフレームに定義を反映させました。
      運用日付(20160401)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の自身の開始時刻監視遅延時アクションを[強制起動]に変更しました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_delayAct -d20160401 -Fframe2 -Nnet2 job2 -b1
      運用日付(20160401)のフレーム(FRM02)中のネット(NET02)中のジョブ(JOB02)は遅延監視開始時刻が未設定のため、開始時刻監視遅延時アクションの変更はできません。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.107. sjPEX_deljoblog -ジョブログの削除-

  • 指定形式
    sjPEX_deljoblog [-t保存日数 ] [-p保存ディレクトリ]
  • 目的
    ジョブの出力機能により出力されたジョブログを運用日付単位で削除します。
    もっとも新しい日付の運用日付から数えて、保存日数分を超えたログが削除の対象となります。
    ジョブの出力機能の詳細については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブのログ出力機能」 を参照願います。
  • オプション
    • 保存日数
      ログを保存する日数を指定します。指定日数の範囲より古い日付のログが削除されます。指定保存日数の範囲は以下の通りです。
      • 0~36500(0を指定した場合、当日分を含めすべてのログが削除されます。)

      • また、本パラメータを指定しなかった場合は31日を保存日数とします。

    • 保存ディレクトリ
      削除対象のログが保存されているディレクトリを指定します。
      本パラメータを指定しなかった場合、千手稼働アカウントの"dat/pex"を削除対象ログディレクトリとします。

    注釈

    コマンドをジョブとして実行する際には、保存日数、保存ディレクトリはオプションではなく、ジョブの動作環境に環境変数(SJ_PEX_JOBLOG_PATH、SJ_PEX_JOBLOG_TERM)として設定します。詳しくは ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブのログ出力機能」 を参照願います。

  • 実行結果
    % sjPEX_deljoblog -p/disk1/users/log
    %
    

    削除されたログの日付はメッセージコンソール上にメッセージで通知されます。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.108. sjPEX_delJobReport_db-ジョブ稼働履歴削除コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_delJobReport_db.com [-f] {-d (運用日付)|-s (開始運用日付) -e (終了運用日付)}
    • [Windows]
      sjPEX_delJobReport_db.cmd [-f] {-d (運用日付)|-s (開始運用日付) -e (終了運用日付)}
  • 目的

    指定した運用日付の履歴データを千手データベースから削除します。

注釈

このコマンドは千手データベースサービス稼働ノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • -f

      強制モードを指定します。このモードを指定した場合、会話形式で指定された日付の確認を行わずに、履歴データの削除をします。

    • -d 運用日付

      削除する履歴データの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

    • -s 開始運用日付 -e 終了運用日付

      削除する履歴データの開始運用日付と終了運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_delJobReport_db.com -d 20040520
      
      運用日付(20040520) のデータを削除します。
      よろしいですか?(y/n)  >> y
      
      成功しました。
      
    • (例2)
      % sjPEX_delJobReport_db.com -s 20040521 -e 20040525
      
      運用日付(20040521) から運用日付(20040525) のデータを削除します。
      よろしいですか?(y/n)  >> y
      
      成功しました。
      
    • (例3)
      % sjPEX_delJobReport_db.com -f -d 20040520
      
      成功しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「オプションの指定に誤りがあります。」

      オプションの指定が誤っているときにこのエラーが表示されます。

    • 「千手データベース情報の設定が未設定です。」

      "千手データベースサービスの登録"設定が正しく設定されていないときにこのエラーが表示されます。"千手データベースサービスの登録"設定が正しく設定されていることを確認してください。"千手データベースサービスの登録"の設定方法については インストールガイド を参照して下さい。

    • 「データベースが停止している可能性があります。」

      コマンドが実行されたノード上のデータベースが停止している可能性があるときにこのエラーが表示されます。なお、このエラーはUNIX版の千手データベースサーバ使用時のみ表示されます。

    • 「千手データベースに接続することができません。」

      コマンドが実行されたノード上のデータベースが停止している可能性があるときにこのエラーが表示されます。なお、このエラーはWindows版の千手データベースサーバ使用時のみ表示されます。

    • 「指定された運用日付のデータは存在しません。」

      指定された運用日付がデータベースに存在しないときにこのエラーが表示されます。

    • 「日付の前後関係が間違っています。」

      -s、-eオプションで指定された運用日付の前後関係が間違っているときにこのエラーが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

8.2.109. sjPEX_editTmpl-ジョブテンプレートの変更/追加/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_editTmpl -iテンプレートID -nテンプレート名称 -x"コマンド" [-p"パラメータ"] [-c"説明"] [-d]
  • 目的

    ジョブテンプレートにコマンドを登録、変更、削除を行います。

  • オプション
    • テンプレートID

      最大8文字のジョブテンプレートIDを指定します。省略不可です。先頭文字は必ず'_'以外を指定します。英数字、-/ が使用可能です。

    • テンプレート名称

      最大32文字のテンプレート名称を指定します。削除オプション指定時以外は省略不可です。全角文字、英数字、-/_ が使用可能です。

    • コマンド

      ジョブテンプレートに追加/変更するコマンドを指定します。削除オプション指定時以外は省略不可です。必要なら絶対パスで設定します。追加時は省略不可となります。

    • パラメータ
      コマンドのパラメータを指定します。パラメータには以下の指定ができます。
      • 必須/省略可    そのパラメータを省略できるかどうかの指定

      • 単一/複数可    そのパラメータに複数の入力を許可するかどうかの指定

      各パラメータの前後を挟む@の数により指定を行います。指定数とその意味は以下のようになります。
      @パラメータ名@     必須パラメータ    単一指定
      @@パラメータ名@@    省略可        単一指定
      @@@パラメータ名@@@  必須パラメータ    複数指定可
      @@@@パラメータ名@@@@ 省略可        複数指定可

      詳しくは ユーザーズガイド「千手ブラウザ(共通編)」「ジョブテンプレート作成時のパラメータ指定方法」 を参照して下さい。

  • 説明

    最大256文字のジョブテンプレートに追加/変更する説明を記述します。

  • 削除オプション

    指定IDのテンプレートレコードを削除します。この指定がある場合のみテンプレートID(-i)以外のパラメタは省略可能です。指定しても無視します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_editTmpl -iLS-TMPL -n"ファイル一覧表示" -x"ls" -p"@@オプション@@ @@@ファイル名@@@" -c"ファイルを表示"
      テンプレートを登録しました(ID:LS-TMPL)
      
    • (例2)
      sjPEX_editTmpl -iLS-TMPL -d
      テンプレートを削除しました(ID:LS-TMPL)
      
  • 標準エラー出力
    • 「ERROR:許可されていない文字が使用されました」

      パラメータに使用許可文字以外を指定した。

    • 「ERROR:メモリの確保ができませんでした」

      処理中にメモリ獲得ができなかった。

    • 「ERROR:入力されたパラメーターの内容が誤っています」

      パラメータの指定方法に誤りがあった。

    • 「ERROR:DDMの再ロードができませんでした」

      千手ブラウザへの反映ができなかった。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 入力パラメータエラー(必須パラメータなし)

    • 2 : 入力パラメータエラー(パラメータ形式不正)

    • 3 : レコード変換エラー

    • 4 : ファイルオープンエラー

    • 5 : ファイル書き込みエラー

8.2.110. sjPEX_frmacom-フレームの異常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_frmacom  [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-x['異常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_frmacom  [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-x["異常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したフレームの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。フレームが投入後であれば実行中のフレームにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するフレームの名称を指定します。

    • 異常終了時起動コマンド
      • フレームが異常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の異常終了時起動コマンドを削除します。

      • パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。

      • パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。

      • UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。

      • -x以下全体を省略すると、現在定義されている異常終了時起動コマンドを表示します。

      • [Windows]コマンドでのリダイレクト「>」は使用できません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmacom -d20040130 -Fframe1 -x"recover_script"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)の異常終了時起動コマンドは以下の通りに変更しました。
      recover_script
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると出力が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.111. sjPEX_frmcnt-投入予定フレーム数チェック-

  • 指定形式
    sjPEX_frmcnt [-d運用日付]
  • 目的

    指定された運用日付に投入されるフレームの総数を表示する。

  • オプション
    • 運用日付

      フレームの投入数を確認したい運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

  • 実行結果
    • (例1)過去日付を指定
      % sjPEX_frmcnt -20211104
      コマンド実行日時        検査対象:運用日付       検査対象:運用基準時刻     投入可能な最大フレーム数    投入済みフレーム数       投入予定フレーム数       合計フレーム数 最大フレーム数超過判定
      2021/11/05 16:44        2021/11/04      23:59   1024    0       0       0       OK
      %
      
    • (例2)-dオプションを省略
      % sjPEX_frmcnt
      コマンド実行日時        検査対象:運用日付       検査対象:運用基準時刻     投入可能な最大フレーム数    投入済みフレーム数       投入予定フレーム数       合計フレーム数 最大フレーム数超過判定
      2021/11/05 16:44        2021/11/05      16:44   1024    0       13      13      OK
      %
      
    • (例3)未来日付を指定
      % sjPEX_frmcnt -20211106
      コマンド実行日時        検査対象:運用日付       検査対象:運用基準時刻     投入可能な最大フレーム数    投入済みフレーム数       投入予定フレーム数       合計フレーム数 最大フレーム数超過判定
      2021/11/05 16:44        2021/11/06      00:00   1024    0       15      15      OK
      %
      
    • 各項目の詳細
      コマンド実行日時(\t)検査対象:運用日付(\t)検査対象:運用基準時刻(\t)投入可能な最大フレーム数(\t)投入済みフレーム数(\t)投入予定フレーム数(\t)合計フレーム数(\t)最大フレーム数超過判定
      
      • 「コマンド実行日時」:コマンドが実行された日時を表示します。

      • 「検査対象:運用日付」:フレーム数のチェック対象となった運用日付を表示します。

      • 「検査対象:運用基準時刻」:表示された時刻以降に運用基準時刻を迎えるシステム配下のフレームを検査対象とします。

      • 「投入可能な最大フレーム数」:1つの運用日付に投入できるフレームの最大数を表示します。

      • 「投入済みフレーム数」:指定された運用日付で投入されている(未投入以外の)フレームの総数を表示します。

      • 「投入予定フレーム数」:自動サイクルが設定されている投入予定のフレームの総数を表示します。

        投入予定のフレームとは以下の条件にあてはまるフレームを指します。

        • 運用基準時刻が「検査対象:運用基準時刻」以降であること

        • 稼働日カレンダーが指定されている場合、対象の運用日付が稼働日であること、もしくは稼働日カレンダーが未指定であること

        • システム配下のフレームの運用開始日が対象の運用日付以前であること

      • 「合計フレーム数」:「投入済みフレーム数」と「投入予定フレーム数」の合計を表示します。

      • 「最大フレーム数超過判定」:「合計フレーム数」が「投入可能な最大フレーム数」以上となる場合に「NG」、それ以外は「OK」を表示します。

  • 標準エラー出力
    • 千手ホームディレクトリの環境変数が設定されていない時や定義データにアクセスできなかった時

      処理中にエラーが発生しました。処理は中止されました。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 「最大フレーム数超過判定」で「NG」が表示される場合

    • 2 : 異常終了

8.2.112. sjPEX_frmdel-フレームの初期化-

  • 指定形式
    sjPEX_frmdel [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-f] [-t]
  • 目的

    指定したフレームを初期化します。

  • オプション
    • 運用日付

      初期化するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      初期化するフレームの名称を指定します。

    • -f

      強制モードを指定します。このモードを指定しないと、正常終了(またはスキップ終了)していないフレームは初期化できません。

    • -t

      このオプションを指定するとフレームの初期化時にトリガの削除を行いません。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_frmdel -d20040130 -Fframe1
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)は初期化されました。
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると出力が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.113. sjPEX_frmecom-フレームの正常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_frmecom  [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-x['正常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_frmecom  [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-x["正常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したフレームの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。フレームが投入後であれば実行中のフレームにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するフレームの名称を指定します。

    • 正常終了時起動コマンド
      • フレームが正常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の正常終了時起動コマンドを削除します。

      • パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。

      • パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。

      • UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。

      • -x以下全体を省略すると、現在定義されている正常終了時起動コマンドを表示します。

      • [Windows]コマンドでのリダイレクト「>」は使用できません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmecom -d20040130 -Fframe1 -x"notify_finished frame1"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)の正常終了時起動コマンドは以下の通りに変更しました。
      notify_finished frame1
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.114. sjPEX_frmexec-フレームの再ラン-

  • 指定形式
    sjPEX_frmexec [-d運用日付] [-F]フレーム名
  • 目的

    指定したフレームを再ランします。

  • オプション
    • 運用日付

      再ランするフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      再ランするフレームの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmexec -d20040130 -Fframe1
      フレーム(frame1)は再起動されました。
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.115. sjPEX_frmhold-フレームの一時停止の指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_frmhold [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-R]
  • 目的

    指定したフレームが未投入の場合、フレームの一時停止指定を設定/解除します。フレームが既に投入済みの場合、現在投入されているフレームを一時停止/解除します。

  • オプション
    • 運用日付

      一時停止指定を設定/解除するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      一時停止指定を設定/解除するフレームの名称を指定します。

    • -R

      一時停止を解除します。このオプションが指定されていない場合は一時停止を設定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_frmhold -d20040201 -Fframe1
      フレーム(frame1)は一時停止が指定されました。
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.116. sjPEX_frminfo-フレームの実行定義の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_frminfo [-d運用日付] [-sシステム名] [フレーム名]
  • 目的
    フレームの実行定義情報を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • 起動予定日時

    • スキップ指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 一時停止指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 所要予定時間

    • 正常終了時コマンド

    • 異常終了時コマンド

  • オプション
    • 運用日付

      実行定義情報を表示するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • システム名

      実行定義情報を表示する実行システム名を指定します。実行システム名を指定し、フレーム名を省略すると、指定した実行システム内のフレームすべての情報を表示します。フレーム名を指定する場合は、このオプションを指定する必要はありません。

    • フレーム名

      実行定義情報を表示するフレーム名を指定します。システム名、フレーム名ともに省略した場合は、指定された運用日付にスケジュール登録されているすべてのフレームの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_frminfo -d0040202 frame1
      frame1      15:00 02/02 0 0
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.117. sjPEX_frmps-フレームの状態の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_frmps [-d{運用日付|ALL}] [-sシステム名] [フレーム名]
  • 目的

    指定したフレームの状態を表示します。表示される項目は、状態、開始時刻、終了時刻、ジョブの起動をサスペンドしているか否かを示すフラグです。

  • オプション
    • 運用日付

      状態を表示するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。"ALL"を指定すると、登録されているすべての運用日付が対象となります。

    • システム名

      状態を表示する実行システム名を指定します。実行システム名を指定し、フレーム名を省略すると、指定した実行システム内のフレームすべての情報を表示します。フレーム名を指定する場合は、このオプションを指定する必要はありません。

    • フレーム名

      状態を表示するフレーム名を指定します。システム名、フレーム名ともに省略した場合は、指定された運用日付のすべての投入済みフレームの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_frmps -d20140130 frame1
      運用日付 フレーム名       状態      開始時刻     終了時刻     フラグ
      20140130 frame1        稼働中    01 19:49:37
      %
      
    • (例2)
      % sjPEX_frmps -dALL frame1
      運用日付 フレーム名       状態      開始時刻     終了時刻     フラグ
      20140130 frame1        稼働中    01 19:49:37
      20140131 frame1        起動待ち   14 19:49:05            S
      %
      

    警告

    • フラグに"S"が表示されているフレームは、ジョブの起動がサスペンドされていることを表しています。

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.118. sjPEX_frmreg-フレームの投入-

  • 指定形式
    sjPEX_frmreg  [-d運用日付] [-T起動時刻] [-e起動日付] [-m実行モード] [-r] [-F]フレーム名
  • 目的

    指定したフレームを投入します。

  • オプション
    • 運用日付

      投入するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • 起動時刻

      フレームの起動時刻を[+]HH:MM(00:00~99:59)の形式で指定します。先頭に+をつけると現在時刻からの相対時間指定となります。起動時刻を省略すると実行定義で指定された時刻となります。なお、起動日付が指定されたら起動時刻は省略不可となります。

    • 起動日付

      フレームの起動日付をyyyymmddまたは+ddの形式で指定します。+ddで指定した場合は当日からの相対日付となります。起動日付を省略すると当日(マシンタイム)となります。

    • 実行モード
      フレームの実行モードを指定します。実行モードは以下の通りです。
      • 通常モード N

      • シミュレーションモード S

      実行モードを省略すると通常モードとなります。

    • -r

      リカバリモードを指定します。リカバリモードではフレームの起動時に、フレームの再ランコマンドを実行するまでフレームを起動しません。

    • フレーム名

      投入するフレームの名称を指定します。

警告

  • [Windows] 起動時刻[-T]に不正な数値を指定すると、フレーム定義時に指定した起動時刻で投入されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmreg -d20040201 -T+01:00 frame1
      運用日付(20040201)のフレーム(frame1)が投入されました。
      %
      

警告

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.119. sjPEX_frmreset-フレームのリセット-

  • 指定形式
    sjPEX_frmreset [-d運用日付] [-F]フレーム名
  • 目的

    指定したフレーム内のすべてのジョブ/ネットを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。フレームが投入後で、稼働中のジョブ/ネットがない場合に有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      リセットするフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      リセットするフレームの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmreset -d20040130- -Fframe1
      フレーム(frame1)はリセットされました。
      %
      

警告

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.120. sjPEX_frmrtime-フレームの所要予定時間の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_frmrtime [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-T[所要予定時間]]
  • 目的

    指定したフレームの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。フレームが投入後であれば実行中のフレームにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するフレームの名称を指定します。

    • 所要予定時間

      フレームの所要予定時間をHH:MMの形式で指定します。所要予定時間のみを省略すると、現在の所要予定時間を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている所要予定時間を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmrtime -d20040130 -Fframe1 -T01:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)の所要予定時間を01:30に変更しました。
      %
      

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.121. sjPEX_frmskip-フレームのスキップの指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_frmskip [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-R]
  • 目的

    指定したフレームが未投入の場合、フレームのスキップ指定を設定/解除します。フレームが既に投入済みの場合、現在投入されているフレームをスキップ/解除します。

  • オプション
    • 運用日付

      スキップを設定/解除するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      スキップを設定/解除するフレームの名称を指定します。

    • -R

      スキップを解除します。このオプションが指定されていない場合はスキップを設定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmskip -d20030130 -Fframe1
      フレーム(frame1)はスキップが指定されました。
      %
      

警告

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.122. sjPEX_frmstime-フレームの起動予定時刻の変更/参照-

  • 指定形式
    sjPEX_frmstime  [-d運用日付] -Fフレーム名 [-T起動予定時刻]
  • 目的

    指定したフレームの起動予定時刻を変更/参照します。

  • オプション
    • 運用日付

      起動予定時刻を変更/参照するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      起動予定時刻を変更/参照するフレームの名称を指定します。

    • 起動予定時刻

      フレームの起動予定時刻をHH:MMの形式で指定します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている起動予定時刻を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmstime -d20040130 -Fframe1 -T17:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)の起動予定時刻を17:30に変更しました。
      %
      

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.123. sjPEX_frmstop-フレームの強制停止-

  • 指定形式
    sjPEX_frmstop [-d運用日付] [-F]フレーム名
  • 目的

    指定したフレーム内の稼働中のジョブ/ネットをすべて強制停止します。

  • オプション
    • 運用日付

      強制停止するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      強制停止するフレームの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_frmstop -d20030130 -Fframe1
      フレーム(frame1)は強制停止されました。
      %
      

警告

  • [Windows] コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.124. sjPEX_getcal-稼働日/営業日の表示-

  • 指定形式
    sjPEX_getcal [-d運用日付] [+n|-n] {-c稼働日カレンダー名|-b営業日カレンダー名}
  • 目的

    指定稼働日/営業日カレンダー上から運用日付を基準に、前後の稼働日/営業日を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      運用日であることをチェックする日付をyyyymmddの形式で指定します。
      省略した場合、コマンドをジョブとして実行した場合はジョブの運用日付が対象となります。ジョブとしてではなくコマンドを直接実行した場合はマシン日付が運用日付となります。

    • +n|-n

      運用日付を基準に相対日付で指定します。+nを指定した場合、指定した運用日付のn日後の稼働日/営業日を表示します。-nを指定した場合、指定した運用日付のn日前の稼働日/営業日を表示します。

    • 稼働日カレンダー名

      チェック対象となる稼働日カレンダーを指定します。

    • 営業日カレンダー名

      チェック対象となる営業日カレンダーを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)稼働日が毎日指定されている場合
      %  sjPEX_getcal -d20060519 +3 -cDB稼働日
      20060522
      %  sjPEX_getcal -d20060519 -3 -cDB稼働日
      20060516
      
    • (例2)稼働日が1日おきで指定されている場合
      %  sjPEX_getcal -d20060519 +3 -cDB稼働日
      20060525
      %  sjPEX_getcal -d20060519 -3 -cDB稼働日
      20060513
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.125. sjPEX_getJobList-稼働履歴の取得-

  • 指定形式
    sjPEX_getJobList -d運用日付 -hノード名 -T時刻(yyyymmddhhmmss) [-f書き出しファイル名]
  • 目的

    指定ノードで指定された時間に稼働していたジョブの稼働履歴を千手データベースより取得します。取得するのは正常終了、異常終了したジョブのデータのみで、稼働中/スキップ終了/一時停止/キューイングのジョブは取得されません。

注釈

  • このコマンドは千手データベースサービス稼働ノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • 運用日付

      稼働履歴を取得する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付は省略不可です。

    • ノード名

      稼働履歴を取得するノードIDを指定します。ノード名は省略不可です。

    • 時刻(yyyymmddhhmmss)

      稼働履歴を取得する時刻を指定します。時刻は省略不可です。

    • 書き出しファイル名

      取得した稼働履歴を標準出力には表示せずにファイルにのみ出力します。省略した場合はファイルには出力されません。

警告

  • 書き出しファイルは、フルパスで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_getJobList -d20060523 -hode1 -T20060523112000
      運用日付:20060523  指定時刻:2006-05-23 11:20:00  ノード:smile
      -----------
      システム名       フレーム名       親ネット名       ジョブ名         開始日時            終了日時            実行時間(秒) 状態     終了コード
      日替りシステム   稼働確認A-2      稼働確認A-2      横浜JOB1         2006-05-23 11:19:56 2006-05-23 11:24:56          300 正常終了          0
      日替りシステム   稼働確認A-2      稼働確認A-2      横浜JOB2         2006-05-23 11:19:56 2006-05-23 11:21:26          150 正常終了          0
      日替りシステム   稼働確認A-2      稼働確認A-2      横浜JOB3         2006-05-23 11:19:56 2006-05-23 11:23:16          200 正常終了          0
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

注釈

  • 稼働履歴の取得には、ジョブレポート[EXTENSION]が必要です。

8.2.126. sjPEX_getjoblog-ジョブログ取得コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_getjoblog.com -h 対象ノードID [-d 運用日付] -f フレーム名 -n ネット名 -jジ ョブ名 [-*ジョブログ格納場所] [-k変換元文字コード]
    • [Windows]
      sjPEX_getjoblog.cmd -h 対象ノードID [-d 運用日付] -f フレーム名 -n ネット名 -jジ ョブ名 [-*ジョブログ格納場所] [-k変換元文字コード]
  • 目的
    対象ジョブのジョブログを取得します。
    本コマンドはジョブコマンドとして実行されることを前提としています。
    その場合、取得対象のディレクトリは該当動作環境の環境変数に従います。

警告

  • ジョブログについては ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブのログ出力機能」 を参照して下さい。

  • オプション
    • 対象ノードID

      ジョブログを取得するノードIDを指定します。

    • 運用日付

      ジョブログを取得する運用日付をyyyymmddで指定します。省略すると現在日付が指定されます。

    • フレーム名

      ジョブログを取得するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      ジョブログを取得するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      ジョブログを取得するジョブの名称を指定します。

    • ジョブログ格納場所

      ジョブログが格納されているディレクトリ名を、絶対パスで指定します。省略すると千手稼働アカウントの"dat/pex"を指定します。

    • 変換元文字コード
      • 保存されているジョブログの文字コード(SJIS/EUC/UTF8)を指定します。ジョブログを指定された文字コードから対象千手エージェントの文字コードに変換して表示します。

      • ジョブログがすでに対象千手エージェントの文字コードに変換済みの場合は省略可能です。

  • 実行結果
    • (例1)対象ジョブのジョブログが存在する場合
      % sjPEX_getjoblog.com -h sampleNode -d 20110927 -f frame1 -n net1 -j job1 -l /home/senju/sample
      ジョブログサンプル1行目
      ジョブログサンプル2行目
      ジョブログサンプル3行目
      %
      
    • (例2)対象ジョブのジョブログが存在しない場合
      % sjPEX_getjoblog.com -h sampleNode -d 20110927 -f frame2 -n net2 -j job2 -l /home/senju/sample
      ログファイルがありません。
      %
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • パラメータの指定が誤っている時

      「不正なオプションが指定されました。」

    • 千手エージェント以外のノードIDが指定された時

      「指定されたノードは千手エージェントではありません。」

    • 指定されたノードが停止していた時

      「指定されたノードは停止しています。」

    • 指定されたノードと通信ができなかった時

      「指定されたノードと通信ができません。」

    • 指定されたノードの千手稼働アカウント取得に失敗した時

      「指定されたノードの千手稼働アカウントの取得に失敗しました。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.127. sjPEX_getJobReport-稼働履歴の取得-

  • 指定形式
    sjPEX_getJobReport -d運用日付 [-Fフレーム] [-N親ネット名] [ジョブ/ネット名] [-f書き出しファイル名]
  • 目的

    フレーム/ネット/ジョブの稼働履歴を千手データベースより取得します。取得するのは正常終了、異常終了、スキップ終了したジョブのデータのみで、稼働中/一時停止/キューイングのジョブは取得されません。

注釈

  • 稼働履歴の取得には、ジョブレポート[EXTENSION]が必要です。

  • このコマンドは千手データベースサービス稼働ノードのみで利用可能です。

  • オプション
    • 運用日付

      稼働履歴を取得する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付は省略不可です。

    • フレーム

      稼働履歴を取得するフレームの名称を指定します。フレームを省略すると指定された運用日付の全てのフレームの情報を取得します。

    • 親ネット名

      稼働履歴を取得する親ネットの名称を指定します。親ネット名を省略すると指定された運用日付の全ての親ネット名の情報を取得します。

    • ジョブ/ネット名

      稼働履歴を取得するジョブ/ネット名の名称を指定します。ジョブ/ネット名を省略すると指定された運用日付の全てのジョブ/ネット名の情報を取得します。

    • 書き出しファイル名

      取得した稼働履歴を標準出力には表示せずにファイルにのみ出力します。省略した場合はファイルには出力されません。

警告

  • 書き出しファイルは、フルパスで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_getJobReport -d20050411
      運用日付        システム名      フレーム名      親ネット名      ジョブ/ネット名 種類    開始日時    終了日時    実行時間(秒)    状態    終了コード      実行動作環境名  実行ノード
      20050411        日替りシステム  稼働確認A-2                     フレーム        2005-04-11 03:00:05 2005-04-11 03:00:16 11      正常終了
      20050411        日替りシステム  稼働確認A-2     稼働確認A-2     横浜JOB ジョブ  2005-04-11 03:00:05 2005-04-11 03:00:16 11      正常終了        0       DOSA01  earth
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.128. sjPEX_GEN_all-実行システムの作成-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_all [-s システム名] -d 運用日付
  • 目的

    指定したシステムから、実行システムを作成します。

  • オプション
    • システム名
      作成する実行システムのもとになるシステムの名称を指定します。
      システム名を省略した場合、システム定義に登録されているすべてのシステムがスケジュール登録されます。
    • 運用日付

      作成する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_GEN_all -s system1 -d 20040130
      システム[system1]の登録を開始します。
      フレーム[frame1]を登録します。
      フレーム[fram2]を登録します。
      システム[system1]を登録しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.129. sjPEX_GEN_check-実行システム作成検査-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_check -d運用日付 -s システム名 [-F フレーム名] [-pa 表示パターン番号(1|2)] [-dir 出力先ディレクトリ] [-m]
  • 目的

    指定したシステムに登録されているフレームを指定運用日付で実行システムが作成できるかのチェックを行います。定義したシステムが実行システム作成時に正常に運用されるのかチェックすることができます。このコマンドはチェックを行うだけで実際に実行フレームの登録は行いません。

  • オプション
    • 運用日付

      実行システム作成チェックする運用日付を指定します。

    • システム名

      チェックするシステム名を指定します。

    • フレーム名

      チェックするフレーム名を指定します。フレームは指定したシステムに所属していなければなりません。フレーム名を省略した場合はシステムに所属する全てのフレームが検査されます。

    • 表示パターン番号
      異常がなく正常に検査が出来た場合に出力する実行システムの情報のフォーマットを指定します。
      • パターン番号 "1" (詳細モード):作成される実行フレームの詳細な情報が表示されます。

      • パターン番号 "2" (簡易モード):作成される実行フレームの情報を簡易表示します。このモードではフレーム、ネット内の総ジョブ数、総ネット数を表示します。

      省略した場合は "1" の詳細モードで表示します。

    • 出力先ディレクトリ
      実行フレームの情報を指定ディレクトリにファイルで出力します。この場合実行フレームの情報は標準出力には表示されません。
      ファイル名は"運用日付.システム名.フレーム名".txt です。
    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブではユーザー名の表示が "接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]" となり、ノード/ノードグループ名の表示が "ノードID[プローブノードID]" となります。省略するとユーザー名にはプローブノードの千手稼働アカウントのみ、ノード/ノードグループ名にはプローブノードIDのみ表示されます。ただし、千手センサー指定の動作環境にノードグループをしている場合はユーザー名の表示がノードグループの千手稼働アカウントで、ノード/ノードグループ名の表示がノードグループIDで表示されます。省略するとユーザー名にはノードグループの千手稼働アカウントのみ、ノード/ノードグループ名にはノードグループIDのみ表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

  • 実行結果
    下図のような構成を持つシステムを例に実行結果の出力を説明します。
    _images/image103.jpg
    • (例1)表示パターン番号に "1" を指定した場合
      %  sjPEX_GEN_check -d 20100801 -s SYSTEM1 -pa 1
      0 20100801 SYSTEM1 FRAME1  S H 09:00
      1 J FRAME1 JOBA S H +09:00   NET1        CMGR:user@node;0    HIJIME.sh
      1 J FRAME1 JOBB S H +00:05   NET1        CMGR:user@node;0    HIJIME2.sh
      1 N FRAME1 NET1 S H 10:00 JOBA,JOBB
      2 J NET1 JOBC           JOBD        CMGR2:user@node;1    SYUUKEI2.sh
      2 J NET1 JOBD           JOBC        CMGR2:user@node;1    SYUUKEI3.sh
      ・
      ・
      ・
      %
      
    表示されるデータ項目は、フレーム、ネット、ジョブの場合で異なります。各項目の意味は以下のとおりです。
    • フレームの場合
      階層(\t)運用日付(\t)システム名(\t)フレーム名(\t)スキップ(\t)一時停止(\t)起動時刻
      
      • 「階層」:ネットの深さを数値で表しています。フレームの場合は必ず"0" になります。

      • 「運用日付」:チェックを行った運用日付です。

      • 「システム名」:チェックを行ったシステム名です。

      • 「フレーム名」:チェックを行ったフレーム名です。

      • 「スキップ」:スキップ指定されている場合 "S"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「一時停止」:一時停止されている場合 "H"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「起動時刻」:フレームに起動時刻が指定されている場合表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

    • ネットの場合
      階層(\t)種別(\t)フレーム名(\t)ネット名(\t)スキップ(\t)一時停止(\t)起動予定時刻(\t)先行ジョブ/ネット(\t)後続ジョブ/ネット(\t)先行トリガ(\t)(\t)(\t)
      
      • 「階層」:ネットの深さを数値で表しています。

      • 「種別」:ネットの場合Nが表示されます。

      • 「システム名」:ネットが所属するフレーム名です。

      • 「フレーム名」:チェックを行ったネット名です。

      • 「スキップ」:スキップ指定されている場合 "S"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「一時停止」:一時停止されている場合 "H"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「起動予定時刻」:ネットに起動時刻が指定されている場合表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「先行ジョブ/ネット」:先行ジョブ/ネットが存在する場合表示されます。

      • 「後続ジョブ/ネット」:後続のジョブ/ネットが存在する場合表示されます。

      • 「先行トリガ」:先行トリガが存在する場合表示されます。

    • ジョブの場合
      階層(\t)種別(\t)親ネット名(\t)ジョブ名(\t)スキップ(\t)一時停止(\t)起動予定時刻(\t)先行ジョブ/ネット(\t)後続ジョブ/ネット(\t)先行トリガ(\t)(\t)動作環境名:ユーザー名@ノード名;同時稼働ジョブ数 (\t)コマンド内容
      
      • 「階層」:ネットの深さを数値で表しています。

      • 「種別」:ジョブの場合Jが表示されます。

      • 「親ネット名」:ジョブが所属するネット名です。

      • 「ジョブ名」:チェックを行ったジョブ名です。

      • 「スキップ」:スキップ指定されている場合 "S"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「一時停止」:一時停止されている場合 "H"が表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「起動予定時刻」:ネットに起動時刻が指定されている場合表示されます。指定されていない場合はなにも表示されません。

      • 「先行ジョブ/ネット」:先行ジョブ/ネットが存在する場合に表示されます。

      • 「後続ジョブ/ネット」:後続ジョブ/ネットが存在する場合に表示されます。

      • 「先行トリガ」:先行トリガが存在する場合に表示されます。

      • 「動作環境名」:ジョブの動作する動作環境の名称です。

      • 「ユーザー名」:千手エージェント指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているユーザー名が表示されます。千手センサー指定の動作環境の場合は、プローブノードの千手稼働アカウントが表示されます。-mオプション指定時は、千手センサー指定の動作環境の合 "接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]" と表示されます。

      • 「ノード/ノードグループ名」:千手エージェント指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているノード/ノードグループ名が表示されます。千手センサー指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているプローブノードが表示されます。-mオプション指定時は千手センサー指定の動作環境の場合"ノードID[プローブノードID]"と表示されます。

      • 「同時稼働ジョブ数」:動作環境に指定されているジョブの同時稼働数です。

      • 「コマンド内容」:ジョブに指定しているコマンド内容です。ジョブの起動コマンドの変更予約機能を設定している場合、定義有効日以降は予約されている起動コマンドが表示されます。

    • (例2)表示パターン番号に "2" を指定した場合
      % sjPEX_GEN_check -d 20100801 -s SYSTEM1 -pa 2
      0  20100801        SYSTEM1 FRAME1  JOB=2,NET=1,JOB-TOTAL=4,NET-TOTAL=1
      1  N  FRAME1  NET1    JOB=2,NET=0,JOB-TOTAL=2,NET-TOTAL=0
      0  20100801        SYSTEM1 FRAME2  JOB=0,NET=2,JOB-TOTAL=5,NET-TOTAL=3
      1  N  FRAME2  NET2    JOB=3,NET=0,JOB-TOTAL=3,NET-TOTAL=0
      1  N  FRAME2  NET3    JOB=1,NET=1,JOB-TOTAL=2,NET-TOTAL=1
      2  N  NET3    NET4    JOB=1,NET=0,JOB-TOTAL=1,NET-TOTAL=0
      %
      
      表示されるデータ項目は、フレーム、ネットの場合で異なります。各項目の意味は以下のとおりです。ジョブのデータは表示されません。
      • フレームの場合
        階層(\t)運用日付(\t)システム名(\t)フレーム名(\t)  JOB=直下ジョブ数,NET=直下ネット数,JOB-TOTAL=全ジョブ数,NET-TOTAL=全ネット数
        
        • 「階層」:ネットの深さを数値で表しています。フレームの場合は必ず"0"になります。

        • 「運用日付」:チェックを行った運用日付です。

        • 「システム名」:チェックを行ったシステム名です。

        • 「フレーム名」:チェックを行ったフレーム名です。

        • 「直下ジョブ数」:このフレームの直下にあるジョブの数です。

        • 「直下ネット数」:このフレームの直下にあるネットの数です。

        • 「総ジョブ数」:このフレームに含まれる全ジョブ数です。

        • 「総ネット数」:このフレームに含まれる全ネット数です。

      • ネットの場合
        階層(\t)種別(\t)フレーム名(\t)ネット名(\t)JOB=直下ジョブ数,NET=直下ネット数,JOB-TOTAL=全ジョブ数,NET-TOTAL=全ネット数
        
        • 「階層」:ネットの深さを数値で表しています。

        • 「種別」:ネットの場合Nが表示されます。

        • 「フレーム名」:ネットが所属するフレーム名です。

        • 「ネット名」:チェックを行ったネット名です。

        • 「直下ジョブ数」:このネットの直下にあるジョブの数です。

        • 「直下ネット数」:このネットの直下にあるネットの数です。

        • 「総ジョブ数」:このネットに含まれる全ジョブ数です。

        • 「総ネット数」:このネットに含まれる全ネット数です。

  • 標準エラー出力
    以下のケースでエラーが表示されます。
    • パラメタの指定ミス
      "sjPEX_GEN_check: システム(SYSTEM2)は未登録です。"
      "sjPEX_GEN_check: SYSTEM1 に調査可能なフレームはありません。"
      "sjPEX_GEN_check: システム(SYSTEM3)にフレームが未登録です。"
    • 動作環境が未指定となるジョブがあった
      "sjPEX_GEN_check: 動作環境が未指定です。ジョブ(JOB1) ネット(NET1)"
    • 指定した運用日付では有効なネット/フレームの定義が見つからなかった。
      "sjPEX_GEN_check: ネット(NET1)は定義有効日前です。"
      "sjPEX_GEN_check: ネット(%s)は定義有効終了日後です。"
      "sjPEX_GEN_check: フレーム(%s)は非稼働日です。"
      "sjPEX_GEN_check: フレーム(%s)は運用開始日前です。"
    • フレームに繰り返しネット、異常時ネットを指定した。
      "sjPEX_GEN_check: 繰り返しネット(LOOP1)はフレームにできません。"
      "sjPEX_GEN_check: 異常時ネット(ABEND1)はフレームにできません。"
    • ノードグループネットの動作環境にノードグループが指定されていない。
      "sjPEX_GEN_check: 動作環境(GRP)にはノードグループを指定してください。"
    • -dir オプションのときにファイルの作成に失敗したとき
      "sjPEX_GEN_check: ファイル(%s)の作成に失敗しました。"
    • 定義ファイルの読み込み失敗、メモリ獲得に失敗したとき。
      "sjPEX_GEN_check: その他障害です。調査を中止します。[errno=%d]\n"。
    • フレーム連携トリガの連携元フレームにネット/ジョブが存在しないとき。
      "sjPEX_GEN_check: フレーム連携トリガ(TRIG01)に指定した先行ジョブ(運用日付:20060904 フレーム:FRAME1 ネット:NET1 ジョブ:JOB1)は存在しません。"
      "sjPEX_GEN_check: フレーム連携トリガ(TRIG02)に指定した先行ネット(運用日付:20060904 フレーム:FRAME1 ネット:NET1)は存在しません。"

警告

  • フレーム連携トリガに指定されているネット/ジョブの存在チェックは、登録済みの実行フレームのみ対象です。

8.2.130. sjPEX_GEN_cmgr-実行動作環境の作成-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_cmgr -c動作環境名 [-d運用日付]
  • 目的

    実行動作環境を作成します。

注釈

  • 本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 動作環境名

      実行動作環境を作成する動作環境名を指定します。

    • 運用日付

      実行動作環境を作成する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

警告

  • ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_GEN_cmgr -cMGR -d20070305
      動作環境[MGR]を登録しました。
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.131. sjPEX_GEN_delete-実行システムの削除-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_delete [-s システム名] [-d 運用日付] [-i/-f]
  • 目的

    指定した実行システムを削除します。

  • オプション
    • システム名

      削除する実行システムの名称を指定します。システム名を省略した場合、すべての実行システムが削除対象となります。

    • 運用日付

      削除する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略した場合、当日の運用日付が対象となります。

    • -i/-f
      実行システムを削除する前に初期化を行います。
      • -iを指定した場合、実行システムの通常初期化を行います。

      • -fを指定した場合、実行システムの強制初期化を行います

警告

  • 運用日付にある実行システムをすべて初期化した際には、運用日付も削除されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  *sjPEX_GEN_delete -s system1 -d 20040130
      システム[20040130.system1]の削除を行います。
      ジョブネット[20040130.frame1.system1]の削除を行います。
      フレーム[20040130.frame2.system1]の削除を行います。
      
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.132. sjPEX_GEN_info-ジョブスケジュール情報の表示-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_info [-d 運用日付] [-s システム名 [-f フレーム名 [-nネット名] ] ] [-t] [-ab] [-pa パターン番号] [-m]
  • 目的

    確定済みのジョブスケジュール情報を標準出力に表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      ジョブスケジュール情報を表示する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • システム名

      内容を表示する実行システムの名称を指定します。省略すると指定された運用日付に登録されているすべての実行システムの情報を出力します。

    • フレーム名

      内容を表示するフレーム名称を指定します。省略すると指定されたシステムに登録されているすべてのフレームの情報を出力します。

    • ネット名

      内容を表示するネット名称を指定します。省略すると指定されたフレーム内のすべてのネットの情報を出力します。

    • -t
      時刻継承を指定します。時刻継承指定を行うと表示するジョブ/ネットに起動時刻が指定されていない場合、上位のネットまたはフレームから起動時刻を継承します。
      ただし、自分自身及びその親ネットに先行ジョブ/ネットが定義されている場合は継承されません。
    • -ab

      絶対時刻変換を指定します。絶対時刻変換指定を行うとジョブ/ネットの起動時刻が相対時刻指定で設定されている場合、フレームの起動時刻から算出した絶対時刻で表示します。

    • -pa

      ジョブスケジュール情報の表示パターンを指定します。省略した場合にはパターン1で表示します。現在はパターン1とパターン2の2種類があります。

    • -m
      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブでは稼働ノード名の表示が"ノードID[プローブノードID]"となり、実行ユーザー名の表示が"接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]"となります。省略すると稼働ノード名にはプローブノードIDのみ、実行ユーザー名にはプローブノードの千手稼働アカウントのみ表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

注釈

上記オプションとは別に[-h]を単独指定して実行した場合はコマンドシーケンスを表示します。

  • 解説

    ここでは出力内容について説明します。

  • パターン1 スケジュール情報を開始と終了で括るパターン
    コマンド実行情報 ``コマンド実行日時``
    ヘッダー1       ``種別<TAB>名称<TAB>運用日付``
    ヘッダー2       ``種別<TAB>名称<TAB>起動時刻情報<TAB>起動時刻<TAB>スキップ情報<TAB>一時停止情報<TAB>動作環境名<TAB>稼働ノード名<TAB>実行ユーザ名<TAB>実行コマンド``
    SystemBegin      ``ASystem      YYYYMMDD``
    SystemEnd        ``ASystem``
    FrameBegin       ``AFrame       0       HHMM    0       0``
    FrameEnd         ``AFrame``
    NetBegin         ``ANet 0       HHMM    0       0``
    NetEnd           ``Anet``
    Job              ``AJob 0       HHMM    0       0       ACmgr   Anode   AUser   ACommand``
    
    ヘッダーには出力項目名を表示します。ヘッダー1はシステムの情報をヘッダー2はフレームの情報を表示しています。各項目の区切りはタブを使用しています。
    • 各項目詳細
      • コマンド実行日時

        コマンドを実行した日時を表示します。2003/12/13 10:30:15と表示します。

      • SystemBegin

        システムの開始を表します。名称と運用日付で構成されています。

      • SystemEnd

        システムの終了を表します。名称で構成されています。

      • FrameBegin

        フレームの開始を表します。名称と起動時刻情報と起動時刻とスキップ情報と一時停止情報で構成されています。

      • FrameEnd

        フレームの終了を表します。名称で構成されています。

      • NetBegin

        ネットの開始を表します。名称と起動時刻情報と起動時刻とスキップ情報と一時停止情報で構成されています。

      • NetEnd

        ネットの終了を表します。名称で構成されています。

      • Job
        ジョブを表します。次のもので構成されています。
        • 名称

        • 起動時刻情報

        • 起動時刻

        • スキップ情報

        • 一時停止情報

        • 動作環境名

        • 稼働ノード名

        • 実行ユーザー名

        • 実行コマンド

      • 名称

        システム/フレーム/ネット/ジョブの名前です。

      • 運用日付

        システムを運用する日付です。YYYYMMDDで表します。2003年12月13日なら20031213と表示します。

      • 起動時刻情報
        起動時刻をどのように加工したかを表します。
        • 0:未加工。設定されている起動時刻をそのまま表示します。フレームの起動時刻は必ず未加工表示です。

        • 1:継承加工。上位ネットに設定されている起動時刻を継承して表示します。

        • 2:絶対時刻変換加工。相対時刻で起動時刻が設定されている場合、フレームの 起動時刻からジョブ/ネットが起動する絶対時刻に変換して表示します。

        • 3:継承加工及び絶対時刻変換加工の両方の場合です。

        • 4:絶対時刻変換不能。フレームに起動時刻が設定されていない場合等相対時刻を絶対時刻に変換不可能な場合に相対時刻のまま表示します。ただし、絶対時刻変換指定されていない場合は0の未加工で表現されます。

      • 起動時刻

        フレーム/ネット/ジョブが起動する時刻です。絶対時刻の場合はHHMMで表示します。10時30分起動なら1030と表示します。相対時刻の場合は+HHMMで表示します。2時間後に起動する場合なら+0200と表示します。HHは通常2桁だが絶対時刻変換加工により3桁表示になる可能性もあります。また、絶対時刻変換指定されているのに変換不可能な場合はそのまま相対時刻で表示します。その場合は相対時刻表現(+HHMM)で表示します。起動時刻が設定されていない場合かつ時刻継承されていない場合は----で表示します。(例:----)

      • スキップ情報

        0:スキップしない、1:スキップするで表示します。上位ネットにスキップ指定が付加 されている場合、必ず継承します。

      • 一時停止情報

        0:一時停止しない、1:一時停止するで表示します。上位ネットの一時停止情報は継承しません。

      • 動作環境名

        ジョブが稼働する動作環境名を表示します。種別がJobの場合にのみ存在します。

      • 稼働ノード名

        ジョブが稼働するノード名を表示します。千手エージェント指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているノード/ノードグループ名が表示されます。千手センサー指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているプローブノードが表示されます。-mオプション指定時は、千手センサー指定の動作環境の場合"ノードID[プローブノードID]"と表示されます。種別がJobの場合にのみ存在します。

      • 実行ユーザー名

        ジョブの実行ユーザー名を表示します。千手エージェント指定の動作環境の場合は、動作環境に指定されているユーザー名が表示されます。千手センサー指定の動作環境の場合は、プローブノードの千手稼働アカウントが表示されます。-mオプション指定時は、千手センサー指定の動作環境の場合"接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]"と表示されます。種別がJobの場合にのみ存在します。

      • 実行コマンド

        ジョブの実行コマンド名を表示します。種別がJobの場合にのみ存在します。

    • パターン2 スケジュール情報を1行で表示するパターンです。
      コマンド実行情報     コマンド実行日時
      ヘッダー1           ``種別<TAB>名称<TAB>運用日付``
      ヘッダー2           ``種別<TAB>名称<TAB>起動時刻情報<TAB>起動時刻<TAB>スキップ情報<TAB>一時停止情報<TAB>動作環境名<TAB>稼働ノード名<TAB>実行ユーザ名<TAB>実行コマンド``
      System               ``ASystem  YYYYMMDD``
      Frame                ``AFrame   0       HHMM    0       0``
      Net                  ``AFrame   ANet    0       HHMM    0       0``
      Job                  ``AFrame   ANet    AJob    0       HHMM    0       0       ACmgr   Anode   AUser   ACommand``
      
      ヘッダーには出力項目名を表示します。ヘッダー1はシステムの情報をヘッダー2はフレームの情報を表示しています。各項目の区切りはタブを使用します。
      • 各項目詳細
        • コマンド実行日時

          コマンドを実行した日時を表示します。 2003/12/13 10:30:15と表示します。

        • System

          システムを表します。システム名称と運用日付で構成されています。

        • Frame

          フレームを表します。フレーム名称と起動時刻情報と起動時刻とスキップ情報と一時停止情報で構成されています。

        • Net
          ネットを表します。次のもので構成されています。
          • フレーム名称

          • ネット名称

          • 起動時刻情報

          • 起動時刻

          • スキップ情報

          • 一時停止情報

        • Job
          ジョブを表します。次のもので構成されています。
          • フレーム名称

          • ネット名称

          • ジョブ名称

          • 起動時刻情報

          • 起動時刻

          • スキップ情報

          • 一時停止情報

          • 動作環境名

          • 稼働ノード名

          • 実行ユーザー名

          • 実行コマンド

        • 名称
          • 種別:System

            システム名称を表示します。

          • 種別:Frame

            フレーム名称を表示します。

          • 種別:Net

            フレーム名称とネット名称を表示します。

          • 種別:Job

            フレーム名称とネット名称とジョブ名称を表示します。 ただし、フレーム直下にジョブがある場合はネット名称とフレーム名称は同一になります。

          運用日付以降の情報はパターン1と同様のため説明は省略します。

  • 実行結果
    • 以下の確定済みジョブスケジュールに対してコマンド実行した場合の実行結果を示します。
      _images/image317.jpg
    • なお、起動時刻は以下のように設定されているものとします。(+表記は相対時刻指定です)
      AFrame1     1000
      ANet1       ----
      ANet1-1     ----
      Anjob1-1    ----
      Ajob2-1     ----
      Ajob3-1     ----
      Anet1-2     ----
      Ajob1-2     1100
      Ajob2-2    +0200
      Ajob1       ----
      
    • パターン1の場合
      %sjPEX_GEN_info -d 20031213 -s ASystem -t -ab
      sjPEX_GEN_info Start 2003/12/13 10:30:15
      種別<TAB>名称<TAB>運用日付
      SystemBegin     ASystem 20031213
      種別<TAB>名称<TAB>起動時刻情報<TAB>起動時刻<TAB>スキップ<TAB>一時停止
      <TAB>動作環境名<TAB>稼働ノード名<TAB>実行ユーザ名<TAB>実行コマンド
      FrameBegin      AFrame1 0       1000    0       0
      NetBegin        ANet1   1       1000    0       0
      NetBegin        ANet1-1 1       1000    0       0
      Job     Ajob1-1 1       1000    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1-1
      Job     Ajob2-1 0       ----    1       0       ACmgr   ANode   Auser   ACom2-1
      Job     Ajob3-1 0       ----    0       1       ACmgr   ANode   AUser   ACom3-1
      NetEnd  ANet1-1
      NetBegin        ANet1-2 0       ----    0       0
      Job     Ajob1-2 0       1100    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1-2
      Job     Ajob2-2 2       1200    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom2-2
      NetEnd  ANet1-2
      Job     Ajob-1  0       ----    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1
      NetEnd  ANet1
      FrameEnd        AFrame1
      SystemEnd       ASystem
      
    • パターン2の場合
      %sjPEX_GEN_info -d 20031213 -s ASystem -t -ab -pa 2
      sjPEX_GEN_info Start 2003/12/13 10:30:15
      種別<TAB>名称<TAB>運用日付
      System  ASystem 20031213
      種別<TAB>名称<TAB>起動時刻情報<TAB>起動時刻<TAB>スキップ<TAB>一時停止
      <TAB>動作環境名<TAB>稼働ノード名<TAB>実行ユーザ名<TAB>実行コマンド
      Frame           AFrame1 0       1000    0       0
      Net     AFrame1 ANet1   1       1000    0       0
      Net     AFrame1 ANet1-1 1       1000    0       0
      Job     AFrame1 ANet1-1 Ajob1-1 1       1000    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1-1
      Job     AFrame1 ANet1-1 Ajob2-1 0       ----    1       0       ACmgr   ANode   Auser   ACom2-1
      Job     AFrame1 ANet1-1 Ajob3-1 0       ----    0       1       ACmgr   ANode   AUser   ACom3-1
      Net     AFrame1 ANet1-2 0       ----    0       0
      Job     AFrame1 ANet1-2 Ajob1-2 0       1100    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1-2
      Job     AFrame1 ANet1-2 Ajob2-2 2       1200    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom2-2
      Job     AFrame1 ANet    Ajob-1  0       ----    0       0       ACmgr   ANode   AUser   ACom1
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.133. sjPEX_GEN_print-実行システムの内容出力-

  • 指定形式
    sjPEX_GEN_print 運用日付 [システム名] [-m]
  • 目的

    指定した運用日付の実行システムの内容を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      内容を表示する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

    • システム名

      内容を表示する実行システムの名称を指定します。省略すると指定された運用日付に登録されているすべての実行システムの登録内容を出力します。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブではノード名の表示が"ノードID[プローブノードID]"となり、ユーザー名の表示が"接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]"となります。省略するとノード名にはプローブノードIDのみ、ユーザー名にはプローブノードの千手稼働アカウントのみ表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_GEN_print 20100701 system1
        * * *  スケジュール確定フレームリスト  * * *   [2010年07月 01日]
      
      システム名:system1
        フレーム名:net1     開始時刻:15:30 07/01  スキップ:なし  一時停止:なし
          深度:1  ジョブ名  :job1
                  動作環境名:cmgr1    ユーザー名:senju    ノード名:server1  同時稼働ジョブ数:1
                  しきい値:0:0
                  コマンド名:batchjob1
      
        フレーム名:net2     開始時刻:14:56 07/01  スキップ:なし  一時停止:なし
          深度:1  ジョブ名  :job2
                  動作環境名:cmgr2    ユーザー名:senju    ノード名:server2  同時稼働ジョブ数:1
                  しきい値:0:0
                  コマンド名:batchjob2
      
    • (例2)
      %  sjPEX_GEN_print 20100701 system1 -m
        * * *  スケジュール確定フレームリスト  * * *   [2010年07月 01日]
      
      システム名:system1
        フレーム名:net1     開始時刻:15:30 07/01  スキップ:なし  一時停止:なし
          深度:1  ジョブ名  :job1
                  動作環境名:cmgr1    ユーザー名:senju    ノード名:server1  同時稼働ジョブ数:1
                  しきい値:0:0
                  コマンド名:batchjob1
      
        フレーム名:net2     開始時刻:14:56 07/01  スキップ:なし  一時停止:なし
          深度:1  ジョブ名  :job2
                  動作環境名:cmgr2    ユーザー名:user1[senju]    ノード名:node1[server2]  同時稼働ジョブ数:1
                  しきい値:0:0
                  コマンド名:batchjob2
      

    注釈

    • しきい値 のフォーマットは ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブ」 をご参照下さい。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.134. sjPEX_getstat-フレーム状態取得(フレーム間連携コマンド)-

  • 指定形式
    sjPEX_getstat [-h千手ドメイン名] [-d運用日付] [-1|-2|-3|-4|-5|-6|-7|-8|-9 相対日付] -Fフレーム名 [-Nネット名] [ジョブ名]
  • 目的
    フレーム/ネット/ジョブの状態を取得して先行関係の連携を行います。
    他の千手マネージャで管理されているフレーム/ネット/ジョブと連携することができます。
    本コマンドはシェルスクリプト等に組み込んでご利用下さい。

    警告

    他の千手マネージャと連携する場合、ジョブマネージャ連携の設定が必要です。詳細については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブマネージャ連携[extension]」 を参照してください。

  • オプション
    • 千手ドメイン名

      フレーム間連携を行うマネージャのノードIDを指定します。千手ドメイン名を省略すると自ノードとなります。

    • 運用日付

      投入する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • 相対日付

      運用日付を相対日付で指定します。1日前から9日前まで指定可能です。-1を指定した場合、指定した運用日付の1日前の運用日付の指定したフレーム/ネット/ジョブの状態を取得します。

    • フレーム名

      状態を取得するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      状態を取得するネット名を指定します。

    • ジョブ名

      状態を取得するジョブ名を指定します。ジョブ名を指定するときは必ずネット名も指定して下さい。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjPEX_getstat -hhawkstar -d20040112 -F自動サイクルFR
      状態取得成功:運用日付(20040112)のフレーム(自動サイクルFR)の状態は(正常終了)です。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス

    フレームを指定

    ネットを指定

    ジョブを指定

    正常終了

    0

    0

    0

    スキップ終了

    1

    1

    1

    未投入

    2

    2

    2

    待機中

    3

    3

    3

    起動待ち

    4

    4

    4

    フレーム起動中

    4

    4

    4

    一時停止待ち

    5

    5

    5

    スキップ待ち

    6

    6

    6

    一時停止

    7

    7

    7

    キューイング

    ---

    ---

    8

    稼働中

    9

    9

    9

    停止中

    10

    10

    10

    異常あり

    20

    20

    ---

    異常終了

    21

    21

    21

    シミュレーション中

    30

    30

    30

    コマンド内部エラー(※1)

    90~

    90~

    90~

  • コマンド内部エラー
    • 詳細は以下の通りです。
      • 90 : パラメタ指定エラー。

      • 91 : 動作環境サーバー稼働ノードの取得に失敗した場合。

      • 94 : 状態問い合わせエラー。状態管理サーバーとの通信エラーです。連携先マネージャの千手が停止している、通信が確立されていない等が原因として考えられます。

警告

  • 本コマンドは接続先の状態管理サーバープロセスに負荷がかかるため、同時に大量に実施しないで下さい。(10個以内を目安として下さい)

8.2.135. sjPEX_hold-フレーム・ネット・ジョブの一時停止/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_hold.com {-S|-R} -F'フレーム名' [-s'ネット名' [ジョブ名]]
  • 目的
    フレーム、ネット、又はジョブに対して一時停止/解除を指定します。
    フレームに一時停止/解除を指定する場合、フレーム名だけを指定します。
    ネットに対して一時停止/解除を指定する場合、フレーム名、及びネット名を指定します。
    ジョブに対して一時停止/解除を指定する場合、フレーム名、ネット名、及びジョブ名を指定します。

    一時停止/解除の対象となる運用日付は、コマンドをジョブとして実行した場合はジョブの運用日付が対象となります。ジョブとしてではなくコマンドを直接実行した場合は実行時点における稼働中の該当フレームの中から最新の運用日付を用います。
  • オプション
    • -S

      指定したフレーム、ネット、又はジョブに一時停止を指定します。

    • -R

      指定したフレーム、ネット、又はジョブの一時停止を解除します。

    • フレーム名

      一時停止/解除を指定するフレームの名称、又は一時停止/解除を指定するネット/ジョブが属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      一時停止/解除を指定するネットの名称、又は一時停止/解除を指定するジョブが属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      一時停止/解除を指定するジョブの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_hold.com -R -Fframe1 -snet1
      ネット(net1)は一時停止が解除されました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.136. sjPEX_interactive-ネットの簡易投入-

  • 指定形式
    sjPEX_interactive [-d運用日付] [-sシステム名] [-c動作環境名] -Nネット名 [-F フレーム名 | -f フレーム名] [-r "リソース名文字列変更元 リソース名文字列変更後"] [-j "コマンド文字列変更元 コマンド文字列変更後"] [-j "コマンド文字列変更元 コマンド文字列変更後"] [-j "コマンド文字列変更元 コマンド文字列変更後"] [-j "コマンド文字列変更元 コマンド文字列変更後"] [-j "コマンド文字列変更元 コマンド文字列変更後"] [-I] [-u] [-mジョブ実行モード]

注釈

  • [ ] は省略可能、| はどちらか一方の選択を表しています。

  • 目的
    ネットの簡易投入を行います。簡易投入はフレーム登録と即時投入を同時に行います。
    予めネットをシステムに登録させる必要も、フレーム登録を行っておく必要もなく、簡易投入時に指定することができます。
  • オプション
    • -d運用日付

      簡易投入するネットの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • -sシステム名

      簡易投入するネットを登録するシステム名を指定します。省略した場合、予めネットがシステムに登録されていれば、そのシステム名が使用されます。登録されていない場合はエラーになります。指定されたシステム名がシステム定義に存在しない場合はエラーとなります。

    • -c動作環境名
      簡易投入するネット内で動作環境の省略されたジョブが、ここで指定された動作環境で稼働します。省略した場合、最終的なジョブの動作環境が決定できない場合はエラーになります。指定された動作環境名が動作環境定義に存在しない場合はエラーとなります。

      警告

      ノードグループの動作環境を指定する場合、動作環境名は「動作環境名+001」のように連番まで指定してください。

    • -Nネット名

      簡易投入するネット名を指定します。ネットは運用日付以前で最も新しい定義有効日のネットが用いられます。指定されたネット名がネット定義に存在しない場合はエラーとなります。

    • -Fフレーム名

      指定されたネットの外側に指定された名前のフレームが包含する形式でフレーム登録を行います。指定されたフレーム名がシステム定義に存在している場合はエラーになります。-fと同時に指定する事はできません。-Nで指定されたネット名と同じ名前を指定する事はできません。

    • -fフレーム名

      指定されたネットのネット名を指定されたフレーム名に置換する形式でフレーム登録を行います。指定されたフレーム名がシステム定義に存在している場合はエラーになります。-Fと同時に指定する事はできません。

    • -r"リソース名文字列変更元  リソース名文字列変更後"

      登録されるフレーム中のリソース名の中でリソース名文字列変更元に指定された文字列と同じ部分をリソース名文字列変更後の文字列に置換します。置換後のリソース名はリソース定義になくても構いません。リソース名が置換されてもリソース値及びリソース消費値は置換前のリソース名の定義のままとなります。

    • -j"コマンド文字列変更元  コマンド文字列変更後" または -j'コマンド文字列変更元  コマンド文字列変更後' (UNIX)

      登録されるフレーム中のジョブのコマンドの中でコマンド文字列変更元に指定された文字列と同じ部分をコマンド文字列変更後の文字列に置換します。この-j指定は5つまで可能です。変換は引数に指定された順に行われます。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。

    • -I

      投入されたフレームが正常終了またはスキップ終了した場合、自動的に初期化を行います。(ご注意:オプションの文字は大文字のIです)

    • -u

      今回はジョブサービスのチェック対象にしない。

    • -mジョブ実行モード
      フレームのジョブ実行モードを指定します。ジョブ実行モードは以下のように指定します。

      通常モード

      N

      シミュレーションモード

      S

      ジョブ実行モードを省略すると通常モードとなります。

  • その他
    このコマンドは千手稼働アカウントで実行する必要があります。
    同一運用日付で別システムに同一フレーム名のフレームが既に登録されている場合はエラーとなります。同一運用日付で同一システムに同一フレーム名のフレームが既に登録されている場合、そのフレームが未投入ならばフレーム登録を上書きで実行します。そのフレームが正常終了、またはスキップ終了ならば、フレームの初期化を行った後、フレーム登録を上書きで実行します。それ以外の場合はエラーとなります。
    このコマンドは排他制御されており、複数同時に実行した場合、後から実行されたものは前の実行が終了するまで待たされ、その後実行されます。
    -Iオプションが指定されたフレームが正常終了もしくはスキップ終了した場合には状態管理サーバーが当該フレームの初期化を行います。
    環境変数SJ_PEX_AUTOFRAMEDELE がonの場合はこの初期化に成功すると不要となる当該フレームに関するデータファイルの削除を行うフレーム削除コマンドを起動します。この環境変数の設定方法は、 ユーザーズガイド「資料集」「ジョブスケジュールの各構成要素の標準値」 を参照して下さい。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_interactive -ssys1 -Nネット1
      運用日付(20040130) システム(sys1) ネット(ネット1) の簡易投入を開始します。
      フレーム[ネット1]の登録を開始します。
      フレーム[ネット1]を登録します。
      フレーム[ネット1]を登録しました。
      運用日付(20040130)のフレーム(ネット1)が投入されました。
      
      運用日付(20040130) システム(sys1) ネット(ネット1) の簡易投入に成功しました。
      
  • 標準エラー出力
    実行時のメッセージは標準エラー出力にでます。
    表 8.9 終了ステータス一覧

    終了値

    内容

    詳細な内容

    0

    正常終了

    正常に終了した

    101

    引数不正

    引数が誤っている

    102

    運用日付不正

    運用日付がYYYYMMDDの形式になっていない

    103

    システム名不正

    システム名がシステム定義に存在しない

    104

    ネット名不正

    ネット名がネット定義に存在しない

    105

    動作環境名不正

    動作環境名が動作環境定義に存在しない

    106

    フレーム名不正

    使用不可文字を使用している

    107

    リソース名文字列不正

    リソース名文字列が長すぎる。又は、使用不可文字を使用している

    108

    コマンド文字列不正

    コマンド文字列が長すぎる

    109

    システム名省略不可

    システム名が省略されたが指定されたネットがシステムに登録されていない

    110

    フレーム名定義エラー

    フレーム名がシステム定義に存在している

    111

    フレーム包含・フレーム名置換不可、ネット登録不可

    既に他システムにフレーム登録されている

    112

    フレーム名衝突エラー

    フレーム名が包含する場合にフレーム名がネット名と同じ

    113

    フレーム初期化エラー

    フレームを初期化しようとしたが失敗した

    114

    フレーム稼働中エラー

    同じフレームが稼働中だった

    115

    フレーム登録エラー

    フレーム登録で失敗した

    116

    フレーム投入エラー

    フレーム投入に失敗した

    117

    フレーム投入後状態不正

    フレームを投入したが状態が未投入のまま

    120

    リモート起動失敗

    エージェント側からのコマンドの起動に失敗した

警告

本コマンドを短時間に大量に実行した場合、千手マネージャに負荷がかかり千手ブラウザから接続できなくなったり、ジョブモニタの起動が遅くなる可能性があります。本コマンドを連続実行する場合は、時間間隔をあけて実行して下さい。

8.2.137. sjPEX_jobacom-ジョブの異常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_jobacom [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x['異常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_jobacom [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x["異常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したジョブの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。そのジョブの所属するフレームが起動後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 異常終了時起動コマンド
      ジョブが異常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の異常終了時起動コマンドを削除します。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。
      -x以下全体を省略すると、現在定義されている異常終了時起動コマンドを表示します。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobacom -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1 -x"job_recover"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の異常終了時起動コマンドをjob_recoverに変更しました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.138. sjPEX_jobcommand-ジョブの起動コマンドの変更/参照-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_jobcommand [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x'起動コマンド']
    • [Windows]
      sjPEX_jobcommand [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x"起動コマンド"]
  • 目的

    指定したジョブの起動コマンドを変更/参照します。そのジョブの所属するフレームが投入後であれば実行前のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      起動コマンドを変更/参照するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      起動コマンドを変更/参照するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      起動コマンドを変更/参照するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      起動コマンドを変更/参照するジョブの名称を指定します。

    • 起動コマンド

      ジョブの起動コマンドを指定します。省略すると現在定義されている起動コマンドを表示します。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobcommand -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1 -x"yakan_batch_2"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の起動コマンドを以下の通りに変更しました。
      yakan_batch_2
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.139. sjPEX_jobecom-ジョブの正常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_jobecom [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x['正常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_jobecom [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-x["正常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したジョブの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。そのジョブの所属するフレームが起動後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 正常終了時起動コマンド
      ジョブが正常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の正常終了時起動コマンドを削除します。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。
      -x以下全体を省略すると、現在定義されている正常終了時起動コマンドを表示します。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobecom -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1 -x"notify_finished job1"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の正常終了時起動コマンドをnotify_finished job1に変更しました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.140. sjPEX_jobedelay-ジョブの遅延監視の終了時刻の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobedelay [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-T[終了遅延監視時刻]]
  • 目的

    指定したジョブの遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除します。そのジョブが所属するフレームが投入後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 終了遅延監視時刻

      ジョブの遅延監視の終了時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが開始してからの相対時間指定となります。終了時刻のみを省略すると、現在の終了時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている終了時刻を表示します。

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 遅延監視の設定を削除した場合、該当する遅延時アクションも削除されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobedelay -d20050410 - Fframe1 - Nnet1 job1 -T17:30
      運用日付(20050410)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の終了遅延監視時刻を17:30に変更しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.141. sjPEX_jobexec-ジョブの再ラン/強制起動-

  • 指定形式
    sjPEX_jobexec [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-f [-o]] [{-hノード名 | -sセンサー名}]
  • 目的

    指定したジョブを再ラン/強制起動します。再ランはジョブの状態が待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)または異常終了の場合に有効で、強制起動は待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      再ラン/強制起動するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      再ラン/強制起動するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      再ラン/強制起動するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      再ラン/強制起動するジョブの名称を指定します。

    • -f

      強制起動モードを指定します。このモードが指定してあると、リソース以外の起動条件を全て無視してジョブを起動します。強制起動されたジョブの後続ジョブは全ての起動条件が整えば起動します。

    • -o

      強制起動する場合、そのジョブ、ネットの後続ジョブ/ネットを稼働させる/させないかどうかを指定します。このモードが指定してあると、強制起動で起動させたジョブが正常終了した場合に、後続ジョブ/ネットを稼働させません。

    • ノード名
      ジョブを稼働させるノードIDを指定します。
      ノード名を省略した場合、前回の実行と同一ノードでジョブが稼働されます。ノードグループのロードバランス機能を使用している場合、ノードグループ内の全ノードで均等になるように再度ノードが割り振られます。
    • センサー名
      ジョブを稼働させる千手センサーのノードIDを指定します。
      ノード名を省略した場合、前回の実行と同一ノードでジョブが稼働されます。ノードグループのロードバランス機能を使用している場合、ノードグループ内の全ノードで均等になるように再度ノードが割り振られます。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobexec -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1
      ジョブ(job1)は再起動されました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobexec -d20050306 -Fframe1 -Nnet1 job1 -f
      運用日付(20050306)のフレーム(frame1)のネット(net1)のジョブ(job1)は強制起動されました。
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_jobexec -d20201119 -Fframe1 -Nnet1 job1 -sNode1
      運用日付(20201119)のフレーム(frame1)のネット(net1)のジョブ(job1)は再起動されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.142. sjPEX_jobhold-ジョブの単独/連続一時停止の指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobhold [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-R] [{-n|-b}]
  • 目的

    指定したジョブの所属するフレームが未投入または待機中の場合、ジョブの一時停止指定を設定/解除します。フレームが起動後の場合、指定されたジョブを一時停止/解除します。

  • オプション
    • 運用日付

      一時停止指定を設定/解除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      一時停止指定を設定/解除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      一時停止指定を設定/解除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      一時停止指定を設定/解除するジョブの名称を指定します。

    • -R

      一時停止を解除します。このオプションが指定されていない場合は一時停止を設定します。

    • -n

      指定されたジョブと後続ジョブ/ネットを連続で設定/解除します。このオプションが指定されていない場合は指定されたジョブのみを単独で設定/解除します。

    • -b
      ノードグループネットおよび繰り返しネット内に展開されたネットに含まれる指定のジョブの一時停止を設定/解除します。このオプションを指定する場合は、ネット名にはノードグループネットおよび繰り返しネットの展開元ネット("++++"、"####"が付加されているネット)を指定してください。
      繰り返し方式が「一つの子ネットを繰り返しの数だけ再利用」の繰り返しネットに含まれるジョブを指定した場合は、一時停止の設定/解除が次回以降も引き継がれます。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobhold -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1
      ジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobhold -d20071022 -Fframe2 -Ngnet1++++ job1 -b
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+001)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+002)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+003)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+004)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+005)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      %
      
    • (例3)
      %  sjjPEX_jobhold -d20071022 -Fframe3 -Nrnet1#### job1 -b
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#001)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#002)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#003)のジョブ(job1)は一時停止が指定されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.143. sjPEX_jobinfo-ジョブの実行定義の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_jobinfo [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 [ジョブ名] [-m]
  • 目的
    ジョブの実行定義情報を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • スキップ指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 一時停止指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 開始時刻

    • 遅延監視(所要時間)

    • 終了しきい値:正常終了条件 (0:以下、1:以上、2:より小さい、3:より大きい、4:と等しい、5:と異なる)

    • 動作環境 (動作環境名 : ユーザー名@ノード名 ; 最大稼働ジョブ数)

    • 起動コマンド

    • 前ジョブ/ネット名

    • トリガ名

    • 正常終了時コマンド

    • 異常終了時コマンド

    注釈

    • 終了しきい値:正常終了条件 については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブ」 もご参照下さい。

    ジョブ名の先頭には整数が付与され、最上位のネットからの階層の深さを表しています。

  • オプション
    • 運用日付

      実行定義情報を表示するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      実行定義情報を表示するジョブが所属するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      実行定義情報を表示するジョブが所属するネット名を指定します。ジョブ名が省略された場合は、このネットの定義情報が表示されます。

    • ジョブ名

      実行定義情報を表示するジョブ名を指定します。省略した場合は指定されたネットの情報を表示します。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブでは動作環境の表示が"動作環境名:接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]@ノード名[プローブノード名];最大稼働ジョブ数"となります。省略すると動作環境の表示は"動作環境名:プローブノードの千手稼働アカウント@プローブノード名;最大稼働ジョブ数"と表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobinfo -d20100801 -FTSframe1 -NTSnet1 ns_job01
      <運用日: 20100801 フレーム名: TSframe1 ネット名: TSnet1>
       1 ns_job01         0 0                0:0 cmgr01:senju@node1;0
       コマンド: sleep 60
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobinfo -d20100801 -FTSframe1 -NTSnet1 ns_job02
      <運用日: 20100801 フレーム名: TSframe1 ネット名: TSnet1>
       1 ns_job02         0 0                0:0 cmgr_02:senju@probe;1
       コマンド: sleep 60
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_jobinfo -d20100801 -FTSframe1 -NTSnet1 ns_job02 -m
      <運用日: 20100801 フレーム名: TSframe1 ネット名: TSnet1>
       1 ns_job02         0 0                0:0 cmgr_02:user1[senju]@sensor[probe];1
       コマンド: sleep 60
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.144. sjPEX_jobps-ジョブの状態の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_jobps [-d{運用日付|ALL}] -Fフレーム名 -Nネット名 [ジョブ名] [-m]
  • 目的
    指定したジョブの状態を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • 状態

    • 動作環境名

    • ノード名

    • ユーザー名

    • 開始時刻

    • 終了時刻

  • オプション
    • 運用日付

      状態を表示するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。"ALL"を指定すると、登録されているすべての運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      状態を表示するジョブが所属するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      状態を表示するジョブが所属するネット名を指定します。

    • ジョブ名

      状態を表示するジョブ名を指定します。省略した場合は、指定されたネット内のすべてのジョブの情報を表示します。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブでは、ノード名の表示がノードID[プローブノードID]となり、ユーザー名の表示が"*****"となります。省略するとノード名にはプローブノードIDのみ、ユーザー名にはプローブノードの千手稼働アカウントが表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobps -d20100827 -Fframe1 -Nnet1
      ジョブ名   状態    動作環境名 ノード名 ユーザー名 開始時刻    終了時刻
      job1        正常終了    cmgr_01        node1   senju      27 09:02:39  27 09:03:10
      job2        正常終了    cmgr_02        probe   senju      27 09:02:40  27 09:03:10
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobps -d20100827 -Fframe1 -Nnet1 -m
      ジョブ名   状態    動作環境名 ノード名                        ユーザー名 開始時刻    終了時刻
      job1        正常終了    cmgr_01        node1                  senju      27 09:02:39  27 09:03:10
      job2        正常終了    cmgr_02        sensor[probe]                     *****      27 09:02:40  27 09:03:10
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_jobps -dALL -Fframe1 -Nnet1 -m
      運用日付   ジョブ名   状態    動作環境名 ノード名                        ユーザー名 開始時刻    終了時刻
      20140730   job1        正常終了    cmgr_01        node1                  senju      27 09:02:39  27 09:03:10
      20140730    job2        正常終了    cmgr_02        sensor[probe]                     *****      27 09:02:40  27 09:03:10
      20140731   job1        正常終了    cmgr_01        node1                  senju      27 09:02:39  27 09:03:10
      20140731    job2        正常終了    cmgr_02        sensor[probe]                     *****      27 09:02:40  27 09:03:10
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.145. sjPEX_jobreset-ジョブの初期化-

  • 指定形式
    sjPEX_jobreset [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-n]
  • 目的

    指定したジョブを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。ネットが所属するフレームが起動後で、該当ジョブが稼働中またはキューイング以外のとき有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      初期化するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      初期化するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      初期化するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      初期化するジョブの名称を指定します。

    • -n

      単独モードを指定します。単独モードの場合、そのジョブのみが初期化されます。このオプションを指定しない場合は連続モードとなり、指定したジョブ以降の同一ネット内のジョブも初期化します。ただし途中に稼働中のジョブがあると、そのジョブ以降は初期化されません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobreset -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1
      ジョブ(job1)及び後続ジョブ、ネットはリセットされました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.146. sjPEX_jobrtime-ジョブの所要予定時間の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobrtime [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-T[所要予定時間]]
  • 目的

    指定したジョブの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。そのジョブが所属するフレームが投入後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 所要予定時間

      ジョブの所要予定時間をHH:MMの形式で指定します。所要予定時間のみを省略すると、現在の所要予定時間を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている所要予定時間を表示します。

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 遅延監視の設定を削除した場合、該当する遅延時アクションも削除されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_jobtrtime -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1 -T01:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の所要予定時間を01:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.147. sjPEX_jobsdelay-ジョブの遅延監視の開始時刻の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobsdelay [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-T[開始遅延監視時刻]]
  • 目的

    指定したジョブの遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除します。そのジョブが所属するフレームが投入後であれば実行中のジョブにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 開始遅延監視時刻

      ジョブの遅延監視の開始時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが開始してからの相対時間指定となります。開始時刻のみを省略すると、現在の開始時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている開始時刻を表示します。

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 遅延監視の設定を削除した場合、該当する遅延時アクションも削除されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_jobsdelay -d20050410 -Fframe1 -Nnet1 job1 -T17:30
      運用日付(20050410)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の開始遅延監視時刻を17:30に変更しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.148. sjPEX_jobskip-ジョブのスキップの単独/連続指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobskip  [{-n|-b}] [{-R|-E}] [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 | [-R] [-d運用日付] [-Fフレーム名] -Hノード名
  • 目的

    指定したジョブ、または指定したノードで稼働するジョブのスキップ指定の設定/解除を行います。ジョブが所属するフレームが未投入または待機中の場合、ジョブのスキップ指定を設定/解除します。フレームが起動後の場合、指定されたジョブをスキップ/解除します。

  • オプション
    • -n
      指定されたジョブと後続ジョブ/ネットを連続で設定/解除します。
      このオプションが指定されていない場合は指定されたジョブのみを単独で設定/解除します。
    • -b
      ノードグループネットおよび繰り返しネット内に展開されたネットに含まれる指定のジョブのスキップを設定/解除します。
      このオプションを指定する場合は、ネット名にはノードグループネットおよび繰り返しネットの展開元ネット("++++"、"####"が付加されているネット)を指定してください。
      繰り返し方式が「一つの子ネットを繰り返しの数だけ再利用」の繰り返しネットに含まれるジョブを指定した場合は、スキップの設定/解除が次回以降も引き継がれます。
    • -R
      スキップを解除します。
      このオプションが指定されていない場合はスキップを設定します。
    • -E
      スキップの設定後、ジョブの再ランを行います。
      このオプションが指定されていない場合はスキップの設定のみを行います。

      警告

      本オプションを指定した場合、 sjPEX_jobexec-ジョブの再ラン/強制起動- コマンドが実施されたときと同様の動作が行われます。

    • 運用日付
      スキップを設定/解除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。
      運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。
    • フレーム名

      スキップを設定/解除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      スキップを設定/解除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      スキップを設定/解除するジョブの名称を指定します。

    • ノード名
      スキップを設定/解除するノードIDを指定します。このオプションを指定する場合は、スキップ解除オプション[-R]、運用日付、フレーム名以外の他のオプションを指定することはできません。

      警告

      指定のノードが動作環境に指定されているノードグループに所属している場合は、スキップの設定/解除の対象外となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobskip -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1
      ジョブ(job1)はスキップが指定されました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobskip -d20071022 -Fframe2 -Ngnet1++++ job1 -b
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+001)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+002)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+003)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+004)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame2)のネット(gnet1+005)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_jobskip -d20071022 -Fframe3 -Nrnet1#### job1 -b
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#001)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#002)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      運用日付(20071022)のフレーム(frame3)のネット(rnet1#003)のジョブ(job1)にスキップが指定されました。
      %
      
    • (例4)
      %  sjPEX_jobskip -d20090408 -HnodeA
      運用日付(20090408)のフレーム(frame1)のネット(net1)のジョブ(job1)はスキップが指定されました。
      運用日付(20090408)のフレーム(frame1)のネット(net1)のジョブ(job2)はスキップが指定されました。
      運用日付(20090408)のフレーム(frame2)のネット(net2)のジョブ(job1)はスキップが指定されました。
      運用日付(20090408)の指定されたノード(nodeA)で稼働するジョブにスキップが指定されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.149. sjPEX_jobstat-ジョブの状態の一覧表示-

  • 指定形式
    sjPEX_jobstat [-d運用日付] [-Fフレーム名] [状態名]
  • 目的

    指定したフレーム内の指定した状態のジョブを表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      状態を表示するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると、フレーム名が指定されているときは当日の運用日付が対象となり、フレーム名も省略されたときはすべての投入済み運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      ジョブの状態を表示するフレーム名を指定します。

    • 状態名
      表示する状態を指定します。複数の状態を表示する場合は、空白を開けずに列挙します。状態名を省略した場合は、すべての状態を表示します。状態名は以下のように指定します。

      起動待ち

      w

      スキップ待ち

      s

      一時停止待ち

      h

      稼働中

      R

      キューイング

      Q

      一時停止

      H

      正常終了

      E

      異常終了

      A

      スキップ終了

      S

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobstat -d20040130 -Fframe1 w
      運用日付 フレーム名    ネット名     ジョブ名     状態
      20040130 frame1            net2            job2-1          起動待ち
      20040130 frame1            net3            job3-1          起動待ち
      20040130 frame1            net3            job3-2          起動待ち
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.150. sjPEX_jobstime-ジョブの開始予定時刻の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_jobstime [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名 [-T[開始予定時刻]]
  • 目的

    指定したジョブの開始予定時刻を変更/追加/参照/削除します。

  • オプション
    • 運用日付

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するジョブの名称を指定します。

    • 開始予定時刻

      ジョブの開始予定時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが起動してからの相対時間指定となります。開始予定時刻のみを省略すると、現在の開始予定時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている開始予定時刻を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobstime -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1 -T17:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)中のジョブ(job1)の開始予定時刻を17:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.151. sjPEX_jobstop-ジョブの強制停止-

  • 指定形式
    sjPEX_jobstop [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 ジョブ名
  • 目的

    指定したジョブを強制停止します。ジョブが稼働中の場合、そのジョブは異常終了となり、キューイングの場合は起動待ち(あるいはスキップ待ち/一時停止待ち)になります。

  • オプション
    • 運用日付

      強制停止するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      強制停止するジョブが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      強制停止するジョブが所属するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      強制停止するジョブの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobstop -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 job1
      ジョブ(job1)は強制停止されました。
      %
      

      警告

      • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.152. sjPEX_jobSweep-ジョブの起動コマンド変更予約の反映対象一覧/反映-

  • 指定形式
    sjPEX_jobSweep  {-check | -exec}
  • 目的

    ジョブに指定されている起動コマンドの変更予約の反映対象一覧を表示/反映を行います。起動コマンドの変更予約で指定した定義有効日から7日以上経過した定義のみ表示/反映の対象となります。

警告

  • 千手の起動に失敗したり千手ブラウザの表示が正しく表示されない場合があるため、コマンド実行中に千手の起動は行わないで下さい。

  • オプション
    • -check

      起動コマンドの変更予約の反映対象の一覧を表示します。

    • -exec

      起動コマンドの変更予約の反映を行います。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_jobSweep -check
      起動コマンドの変更予約の確認を行います。
      対象となる定義は存在しません。
      起動コマンドの変更予約の確認を終了します。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_jobSweep -check
      起動コマンドの変更予約の確認を行います。
      ジョブ(job1)は反映対象です。
      起動コマンド    yakan_batch_1
      定義有効日      20090331
      予約起動コマンド        yakan_batch_2
      ジョブ(job2)は反映対象です。
      起動コマンド    DB_stop_1
      定義有効日      20090331
      予約起動コマンド        DB_stop_2
      起動コマンドの変更予約の確認を終了します。
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_jobSweep -exec
      起動コマンドの変更予約の反映を行います。
      ジョブ(job1)の起動コマンドを予約起動コマンドで上書きしました。
      起動コマンド    yakan_batch_1
      定義有効日      20090331
      予約起動コマンド        yakan_batch_2
      ジョブ(job2)の起動コマンドを予約起動コマンドで上書きしました。
      起動コマンド    DB_stop_1
      定義有効日      20090331
      予約起動コマンド        DB_stop_2
      起動コマンドの変更予約の反映を終了します。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.153. sjPEX_netacom-ネットの異常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_netacom [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-x['異常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_netacom [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-x["異常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したネットの異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。そのネットの所属するフレームが起動後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      異常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 異常終了時起動コマンド
      ネットが異常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の異常終了時起動コマンドを削除します。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。
      -x以下全体を省略すると、現在定義されている異常終了時起動コマンドを表示します。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netacom -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 -x"net_recover"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の異常終了時起動コマンドは以下の通りに変更しました。
      net_recover
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.154. sjPEX_netecom-ネットの正常終了時コマンドの変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_netecom [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-x['正常終了時起動コマンド']]
    • [Windows]
      sjPEX_netecom [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-x["正常終了時起動コマンド"]]
  • 目的

    指定したネットの正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除します。そのネットの所属するフレームが起動後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      正常終了時起動コマンドを変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 正常終了時起動コマンド
      ネットが正常終了したときに起動されるコマンドを指定します。コマンドは運用管理サーバー上で千手アカウントで起動されます。コマンドを省略すると、現在の正常終了時起動コマンドを削除します。パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。
      -x以下全体を省略すると、現在定義されている正常終了時起動コマンドを表示します。
  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_netecom -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 -x"notify_finished net1"
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の正常終了時起動コマンドは以下の通りに変更しました。
      notify_finished net1
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.155. sjPEX_netedelay-ネットの遅延監視の終了時刻の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_netedelay [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-T[終了遅延監視時刻]]
  • 目的

    指定したネットの遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除します。そのネットが所属するフレームが投入後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視の終了時刻を変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 終了遅延監視時刻

      ネットの遅延監視の終了時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが開始してからの相対時間指定となります。終了時刻のみを省略すると、現在の終了時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている終了時刻を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_netedelay -d20050410 - Fframe1 net1 -T01:30
      運用日付(20050410)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の終了遅延監視時刻を01:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.156. sjPEX_netexec-ネットの再ラン/強制起動-

  • 指定形式
    sjPEX_netexec [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-f]
  • 目的

    指定したネットを再ラン/強制起動します。フレームが投入されている場合のみ有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      再ラン/強制起動するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      再ラン/強制起動するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      再ラン/強制起動するネットの名称を指定します。

    • -f

      強制起動モードを指定します。このモードが指定してあると、リソース以外の起動条件を全て無視してネット配下の先頭ジョブを起動します。強制起動されたジョブの後続ジョブは全ての起動条件が整えば起動します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_netexec -d20040130 -Fframe1 -Nnet1
      ネット(net1)は再起動されました。
      %
      
    • (例2)
      % sjPEX_netexec -d20050306 -Fframe1 -Nnet1 -f
      運用日付(20050306)のフレーム(frame1)のネット(net1)は強制起動されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.157. sjPEX_nethold-ネットの単独/連続一時停止の指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_nethold [-d運用日付] [-F]フレーム名 [-N]ネット名 [-R] [-n]
  • 目的

    指定したネットの所属するフレームが未投入または待機中の場合、ネットの一時停止指定を設定/解除します。フレームが起動後の場合、指定されたネットを一時停止/解除します。

  • オプション
    • 運用日付

      一時停止指定を設定/解除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      一時停止指定を設定/解除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      一時停止指定を設定/解除するネットの名称を指定します。

    • -R

      一時停止を解除します。このオプションが指定されていない場合は一時停止を設定します。

    • -n
      指定されたネットと後続ジョブ/ネットを連続で設定/解除します。このオプションが指定されていない場合は指定されたネットのみを単独で設定/解除します。
      ネット名に繰り返し方式が「一つの子ネットを繰り返しの数だけ再利用」の繰り返しネットの子ネット("#NNN"が付加されているネット)を指定した場合は、設定/解除が次回以降も引き継がれます。
  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_nethold -d20040130 -Fframe1 -Nnet1
      ネット(net1)は一時停止が指定されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.158. sjPEX_netinfo-ネットの実行定義の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_netinfo [-d運用日付] -Fフレーム名 [ネット名] [-m]
  • 目的
    ネットの実行定義情報を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • ネット及びそのネットに含まれるすべてのジョブ

    • スキップ指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 一時停止指定の有無 (0:なし、1:あり)

    • 開始時刻

    • 遅延監視(所要時間)

    • (ジョブのみ) 終了しきい値:正常終了条件 (0:以下、1:以上、2:より小さい、3:より大きい、4:と等しい、5:と異なる)

    • (ジョブのみ) 動作環境 (動作環境名 : ユーザー名@ノード名 ; 最大稼働ジョブ数)

    • (ジョブのみ) 起動コマンド

    • 前ジョブ/ネット名

    • トリガ名

    • 正常終了時コマンド

    • 異常終了時コマンド

    注釈

    • 終了しきい値:正常終了条件 については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブ」 もご参照下さい。

    各ジョブ/ネット名の先頭には整数が付与され、最上位のネットからの階層の深さを表しています。

  • オプション
    • 運用日付

      実行定義情報を表示するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      実行定義情報を表示するネットが所属するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      実行定義情報を表示するネット名を指定します。省略した場合は、指定されたフレーム内のすべてのジョブ/ネットの情報を表示します。

    • -m
      表示モードを指定します。
      千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブでは動作環境の表示が"動作環境名:接続設定のユーザー名[プローブノードの千手稼働アカウント]@ノード名[プローブノード名];最大稼働ジョブ数"となります。
      省略すると動作環境の表示は"動作環境名:プローブノードの千手稼働アカウント@プローブノード名;最大稼働ジョブ数"と表示されます。
      エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netinfo -d20100801 -FTSframe1 TSnet1
      <運用日: 20100801 フレーム名: TSframe1>
       1 TSnet1           0 0
       2 ns_job01         0 0                0:0 cmgr01:senju@node1;0
        コマンド: sleep 60
       2 ns_job02         0 0                0:0 cmgr_02:senju@probe;1
        コマンド: filechk.cmd
        前ジョブ: ns_job01
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_netinfo -d20100801 -FTSframe1 TSnet1
      <運用日: 20100801 フレーム名: TSframe1>
       1 TSnet1           0 0
       2 ns_job01         0 0                0:0 cmgr01:senju@node1;0
        コマンド: sleep 60
       2 ns_job02         0 0                0:0 cmgr_02:user1[senju]@sensor[probe];1
        コマンド: filechk.cmd
        前ジョブ: ns_job01
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.159. sjPEX_netps-ネットの状態の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_netps  [-d{運用日付|ALL}] -Fフレーム名 [ネット名]
  • 目的

    指定したネットの状態を表示します。表示される項目は、状態、開始時刻、終了時刻です。

  • オプション
    • 運用日付

      状態を表示するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。"ALL"を指定すると、登録されているすべての運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      状態を表示するネットが所属するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      状態を表示するネット名を指定します。省略した場合は、指定されたフレーム内のすべてのネットの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netps -d20040130 -Fframe net1
      ネット名         状態           開始時刻     終了時刻
      net1             異常あり       31 09:02:39  11 09:02:41
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_netps -dALL -Fframe net1
      運用日付       ネット名         状態           開始時刻     終了時刻
      20140730         net1             異常あり       31 09:02:39  11 09:02:41
      20140731         net1             異常あり       31 09:02:39  11 09:02:41
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.160. sjPEX_netreset-ネットの初期化-

  • 指定形式
    sjPEX_netreset  [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名
  • 目的

    指定したネット内のすべてのジョブ/ネットを待ち状態(起動待ち、スキップ待ち、一時停止待ち)に戻します。ネットが所属するフレームが投入後で、ネット内に稼働中のジョブ/ネットがない場合に有効です。

  • オプション
    • 運用日付

      初期化するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      初期化するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      初期化するネットの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netreset -d20040130 -Fframe1 net1
      ネット(net1)はリセットされました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.161. sjPEX_netrtime-ネットの所要予定時間の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_netrtime [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-T[所要予定時間]]
  • 目的

    指定したネットの所要予定時間を変更/追加/参照/削除します。そのネットが所属するフレームが投入後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      所要予定時間を変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 所要予定時間

      ネットの所要予定時間をHH:MMの形式で指定します。所要予定時間のみを省略すると、現在の所要予定時間を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている所要予定時間を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netrtime -d20040130 -Fframe1 net1 -T01:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の所要予定時間を01:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.162. sjPEX_netsdelay-ネットの遅延監視の開始時刻の変更/追加/参照/削除

  • 指定形式
    sjPEX_netsdelay [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-T[開始遅延監視時刻]]
  • 目的

    指定したネットの遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除します。そのネットが所属するフレームが投入後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      遅延監視の開始時刻を変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 開始遅延監視時刻

      ネットの遅延監視の開始時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが開始してからの相対時間指定となります。開始時刻のみを省略すると、現在の開始時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている開始時刻を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netsdelay -d20050410 - Fframe1 net1 -T01:30
      運用日付(20050410)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の開始遅延監視時刻を01:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.163. sjPEX_netskip-ネットの単独/連続スキップの指定/解除-

  • 指定形式
    sjPEX_netskip [-n] [{-R|-E}] [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名
  • 目的

    指定したネットが所属するフレームが未投入または待機中の場合、ネットのスキップ指定を設定/解除します。フレームが起動後の場合、指定されたネットをスキップ/解除します。

  • オプション
    • -n
      指定されたネットと後続ジョブ/ネットを連続で設定/解除します。このオプションが指定されていない場合は指定されたネットのみを単独で設定/解除します。
      ネット名に繰り返し方式が「一つの子ネットを繰り返しの数だけ再利用」の繰り返しネットの子ネット("#NNN"が付加されているネット)を指定した場合は、設定/解除が次回以降も引き継がれます。
    • -R

      スキップを解除します。このオプションが指定されていない場合はスキップを設定します。

    • -E

      スキップの設定後、ネットの再ランを行います。このオプションが指定されていない場合はスキップの設定のみを行います。

      警告

    • 運用日付

      スキップを設定/解除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      スキップを設定/解除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      スキップを設定/解除するネットの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netskip -d20040130 -Fframe1 -Nnet1
      ネット(net1)はスキップが指定されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.164. sjPEX_netstime-ネットの開始予定時刻の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    sjPEX_netstime [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-T[開始予定時刻]]
  • 目的

    指定したネットの開始予定時刻を変更/追加/参照/削除します。

  • オプション
    • 運用日付

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      開始予定時刻を変更/追加/参照/削除するネットの名称を指定します。

    • 開始予定時刻

      ネットの開始予定時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、フレームが起動してからの相対時間指定となります。開始予定時刻のみを省略すると、現在の開始予定時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている開始予定時刻を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netstime -d20040130 -Fframe1 -Nnet1 -T17:30
      運用日付(20040130)のフレーム(frame1)中のネット(net1)の開始予定時刻を17:30に変更しました。
      %
      

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.165. sjPEX_netstop-ネットの強制停止-

  • 指定形式
    sjPEX_netstop [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名
  • 目的

    指定したネット内の稼働中のジョブ/ネットをすべて強制停止します。

  • オプション
    • 運用日付

      強制停止するネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      強制停止するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      強制停止するネットの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_netstop -d20040130 -Fframe1 -Nnet1
      ネット(net1)は強制停止されました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.166. sjPEX_netSweep-旧定義有効日ネットの存在確認および削除-

  • 指定形式
    sjPEX_netSweep [-d] [-1]
  • 目的
    定義有効開始日の異なる同名ネットが複数存在する場合に、旧定義有効開始日のネット定義データの存在確認および削除を行うコマンドです。
    旧定義有効開始日のネットとは、コマンド実行日に有効でなく、かつ定義有効開始日がコマンド実行日よりも以前のネットを対象とします。各ネットの定義有効終了日が指定されている場合は、存在確認および削除の対象から除外します。
  • オプション
    • -d
      このオプションを指定すると、旧定義有効開始日のネット定義データを削除します。省略時は、旧定義有効開始日のネット定義データの存在確認を行い、その結果を標準出力に出力します。

      警告

      • 誤操作を防ぐために、削除オプションを実行するためには、事前に以下のファイルを作成しておく必要があります。

        $SENJUHOME/dat/opt/netSweepok(空ファイルでかまいません)

    • -1

      このオプションを指定すると、旧定義有効開始日のネット定義データのうち、1世代前のネットを存在確認および削除の対象から除外します。

  • 実行結果
    netA 定義有効日 20050201
    netB 定義有効日 20050201
    netB 定義有効日 20050301
    netB 定義有効日 20050303
    netB 定義有効日 20050308
    netB 定義有効日 20050401
    • (例1) 20050303に下記コマンドを実行。
      %  sjPEX_netSweep
      旧定義有効日のネットを調査します。
      netB.20050301
      netB.20050201
      %
      
      %  sjPEX_netSweep -d
      旧定義有効日のネットを削除します。
      削除します --> netB.20050301
      削除します --> netB.20050201
      %
      
    • (例2) 20050303に下記コマンドを実行。
      %  sjPEX_netSweep -1
      旧定義有効日のネットを過去1バージョン残しで調査します。
      netB.20050201
      %
      
      %  sjPEX_netSweep -d -1
      旧定義有効日のネットを過去1バージョン残しで削除します。
      削除します --> netB.20050201
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.167. sjPEX_nodeps-ノード指定のジョブの状態確認-

  • 指定形式
    sjPEX_nodeps [-d運用日付|-dALL] [-fフレーム名] [-R] [-E] [-A] -hノードID
  • 目的
    指定したノードのジョブの状態を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • ノードID

    • 運用日付

    • フレーム名

    • 親ネット名

    • ジョブ名

    • 状態

    • 動作環境

  • オプション
    • 運用日付|ALL

      状態を表示するジョブが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。すべての運用日付のジョブを表示する場合は、ALLを指定して下さい。

    • フレーム名

      状態を表示するジョブが所属するフレーム名を指定します。省略した場合は、指定された運用日付のすべてのフレームで稼働したジョブを表示します。

    • 状態(-R/-E/-A)
      表示する状態を指定します。複数の状態を表示する場合は半角スペース区切りで指定します。状態を省略した場合は、正常終了、異常終了、及び稼働中のジョブを表示します。状態名は以下のように指定します。
      • 稼働中 -R

      • 正常終了 -E

      • 異常終了 -A

    • ノードID

      状態を表示するジョブが稼働しているノードのノードIDを指定します。ノードIDは省略不可です。

  • 実行結果
    • (例1) 稼働中のジョブを表示する場合(運用日付を指定)
      %  sjPEX_nodeps -d20130115 -R -hnode1
      
      ノードID:node1
      -----------------------------------------------------
      運用日付  フレーム名      親ネット名      ジョブ名        状態   動作環境
      20130115  frame1          net1            job1            稼働中    cmgr1
      20130115  frame1          net1            job2            稼働中    cmgr1
      20130115  frame2          net2            job3            稼働中    cmgr2
      %
      
    • (例2) 正常終了のジョブを表示する場合(運用日付を省略)
      %  sjPEX_nodeps -E -hnode1
      
      ノードID:node1
      -----------------------------------------------------
      運用日付  フレーム名      親ネット名      ジョブ名        状態   動作環境
      20130115  frame1          net1            job3          正常終了    cmgr1
      20130115  frame2          net2            job1          正常終了    cmgr2
      20130115  frame2          net2            job2          正常終了    cmgr2
      %
      
    • (例3) 正常終了のジョブを表示する場合(すべての運用日付)
      %  sjPEX_nodeps -dALL -E -hnode1
      
      ノードID:node1
      -----------------------------------------------------
      運用日付  フレーム名      親ネット名      ジョブ名        状態   動作環境
      20130113  frame1          net1            job1          正常終了    cmgr1
      20130113  frame1          net1            job2          正常終了    cmgr1
      20130113  frame1          net1            job3          正常終了    cmgr1
      20130113  frame2          net2            job1          正常終了    cmgr2
      20130113  frame2          net2            job2          正常終了    cmgr2
      20130113  frame2          net2            job3          正常終了    cmgr2
      20130114  frame1          net1            job1          正常終了    cmgr1
      20130114  frame1          net1            job2          正常終了    cmgr1
      20130114  frame1          net1            job3          正常終了    cmgr1
      20130114  frame2          net2            job1          正常終了    cmgr2
      20130114  frame2          net2            job2          正常終了    cmgr2
      20130114  frame2          net2            job3          正常終了    cmgr2
      20130115  frame1          net1            job3          正常終了    cmgr1
      20130115  frame2          net2            job1          正常終了    cmgr2
      20130115  frame2          net2            job2          正常終了    cmgr2
      %
      
    • (例4) 正常終了と異常終了のジョブを表示する場合(すべての運用日付)
      %  sjPEX_nodeps -dALL -E -A -hnode2
      
      ノードID:node2
      -----------------------------------------------------
      運用日付  フレーム名      親ネット名      ジョブ名        状態   動作環境
      20130112  frame3          net3            jobA          異常終了    cmgrA
      20130112  frame3          net3            jobB          正常終了    cmgrB
      20130113  frame3          net3            jobA          正常終了    cmgrA
      20130113  frame3          net3            jobB          正常終了    cmgrB
      20130114  frame3          net3            jobA          正常終了    cmgrA
      20130114  frame3          net3            jobB          正常終了    cmgrB
      20130115  frame3          net3            jobA          異常終了    cmgrA
      20130115  frame3          net3            jobB          正常終了    cmgrB
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.168. sjPEX_makeUserFile-千手稼働アカウント以外でのジョブ実行-

  • 指定形式
    sjPEX_makeUserFile { add -a アカウント -p パスワード [-s エイリアス] | delete -a アカウント | list }
  • 目的
    Windowsエージェントで千手稼働アカウント以外のアカウントでジョブを実行する場合に必要な設定を行うコマンドです。
    千手稼働アカウント以外でのジョブ実行については、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「千手稼働アカウント以外でのジョブ実行」 を参照して下さい。

警告

  • アカウントは、千手稼働アカウントと同様Administratorsグループに所属させて下さい。また、以下の権限を与えて下さい。
    • オペレーティングシステムの一部として機能

    • プロセスレベルトークンの置き換え

    • プロセスのメモリ クォータの増加

  • オプション
    • add/delete/list
      アカウントの追加/削除/一覧表示を行います。
      一覧表示時にエイリアスが設定されているアカウントは、アカウント(エイリアス)と出力されます。
    • アカウント
      追加/削除を行うアカウントを指定します。一覧表示時は不要です。
      ドメインユーザーを指定する場合、「ドメイン名\アカウント」と指定して下さい。「アカウント@ドメイン名」の書式はサポートしていません。
      追加(add)時に指定した文字数が65文字以上の場合は、エイリアス(-s)も設定します。
    • パスワード

      追加するアカウントに対応するパスワードを指定します。アカウントの削除時/一覧表示時は不要です。

    • エイリアス
      追加(add)時にアカウント(-a)に指定した文字数が65文字以上の場合、エイリアスの指定が必要です。一覧表示時は不要です。
      動作環境を作成する場合、ユーザー名にはエイリアスを指定します。

警告

  • コマンドプロンプトの制限により、以下の文字が使用できません。
    "、&、<、>、^、|
    ただし、 " (ダブルクォート)以外の文字につきましては、 " で囲むことにより登録することが可能です。
  • 実行結果
    • (例1) アカウントの追加
      %  sjPEX_makeUserFile add -a pexuser -p pexuser01
      アカウントの追加に成功しました。
      
    • (例2) アカウントの追加(パスワードに制限文字「&」を使用)
      %  sjPEX_makeUserFile add -a pexuser -p "pexuser&01"
      アカウントの追加に成功しました。
      

      注釈

      パスワードは、再度 add オプションで設定することで変更できます。

    • (例3) エイリアスの指定
      %  sjPEX_makeUserFile add -a administrator -p administ01 -s admin
      アカウントの追加に成功しました。
      
    • (例4) ドメインユーザーの追加
      %  sjPEX_makeUserFile add -a Domain\domuser -p domuser01 -s domuser
      アカウントの追加に成功しました。
      
    • (例5) アカウントの削除
      %  sjPEX_makeUserFile delete -a pexuser
      アカウントの削除に成功しました。
      
    • (例6) エイリアスを指定したアカウントの削除
      %  sjPEX_makeUserFile delete -a administrator
      アカウントの削除に成功しました。
      
    • (例7) 一覧表示
      %  sjPEX_makeUserFile list
      pexuser
      administrator(admin)
      Domain\domuser(domuser)
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.169. sjPEX_poolps-動作環境プール稼働情報参照-

  • 指定形式
    sjPEX_poolps [-d運用日付] [-hノード/ノードグループ名] [動作環境プール名]
  • 目的

    指定した動作環境プールの所属している動作環境の稼働ノード、稼働アカウント、現在の稼働ジョブ数を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      参照する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。省略すると全ての運用日付が対象となります。

    • ノード/ノードグループ名

      参照するノード、ノードグループIDを指定します。省略すると、全てのノードが対象となります。

    • 動作環境プール名

      参照する動作環境プール名を指定します。省略すると全ての動作環境プールが対象となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_poolps
      ノード名 : yamato
      運用日付 : 20040520
      動作環境プール名  動作環境名      ユーザ名        稼働数/最大値
      MANAGERPOOL                                            0/10
                        DOSA01          senju                0/512
      運用日付 : 20040526
      動作環境プール名  動作環境名      ユーザ名        稼働数/最大値
      pool001                                                0/4
                        YAMATO          senju                0/512
      運用日付 : 20040528
      動作環境プール名  動作環境名      ユーザ名        稼働数/最大値
      MANAGERPOOL                                            0/10
                        DOSA01          senju                0/512
      YKHMS01                                                0/20
                        YKHM-S01        senju                0/20
      運用日付 : 20040531
      動作環境プール名  動作環境名      ユーザ名        稼働数/最大値
      MANAGERPOOL                                            0/10
                        DOSA01          senju                0/512
      
      ノード名 : sjtiv04
      運用日付 : 20040528
      動作環境プール名  動作環境名      ユーザ名        稼働数/最大値
      YKHMS01                                                0/20
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「参照する動作環境プールは存在しません。」

      表示する動作環境がない

    • 「電文解析エラー」

      状態管理サーバーとの通信エラー

    • 「メモリ確保エラー」

      表示処理中にメモリ獲得エラー

    • 「ノード名が不正です。」

      指定したノード名が63文字を越えていた

    • 「運用日付のフォーマットが不正です。」

      運用日付の指定方法に誤りがあった

    • 「動作環境プール名が不正です」

      環境プール名が14文字を超えていた

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.170. sjPEX_queingps-キューイング情報照会-

  • 指定形式
    sjPEX_queingps [-d運用日付] -Fフレーム名 -Nネット名 [ジョブ名]
  • 目的

    ジョブがキューイングになっている理由を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      参照する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      キューイングの情報を表示するネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      キューイングの情報を表示するネットの名称を指定します。

    • ジョブ名

      キューイングの情報を表示するジョブの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_queingps -Fdaily_net -Ndaily_net2
      ジョブ名         キューイング要因         名称          最大稼働ジョブ数
      daily4           動作環境未稼働           DOSA1                      512
      POOLJOB4-03      動作環境稼働ジョブ数     p1                              2
      POOLJOB4-06      稼働ジョブ数プール制限   POOLCMGR1                       2
      weekrun001       サスペンド中
      daily5           総稼働ジョブ数                                     3000
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.171. sjPEX_querydic-管理プロセスの管理情報照会-

  • 指定形式
    sjPEX_querydic -Rモード -hノードID
  • 目的
    コマンド起動プロセス、動作環境起動プロセス、ファイルチェックプロセスの管理情報を出力します。出力される情報は、次のとおりです。
    • コマンド起動プロセスの場合

      コマンド起動プロセスによって起動され、現在稼働中のプロセス

    • 動作環境起動プロセスの場合

      指定されたノードで稼働中の動作環境サーバー

    • ファイルチェックプロセスの場合

      指定されたノードでファイル待ちが行われているトリガ

    • 自動サイクル運用情報の場合

      自動サイクル運用にて実行予定のシステム

  • オプション
    • モード
      管理情報を照会するプロセスを指定します。以下の文字を指定します。
      • A 自動サイクル運用

      • D 内部コマンド実行

      • F ファイルチェックプロセス

      • R 動作環境サーバ

    • ノードID

      管理情報を照会するプロセスが稼働しているノードIDを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_querydic -RR -hserver1
      ------------ 状況一覧結果 ------------
      20040130:cmgr1                 senju               1168
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.172. sjPEX_reloadtrigdef-トリガ定義の反映-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_reloadtrigdef.com [-d運用日付] [トリガ名] [-n]
    • [Windows]
      sjPEX_reloadtrigdef.cmd [-d運用日付] [トリガ名] [-n]
  • 目的

    投入済みのフレームに含まれるトリガの定義を変更した場合に、変更内容を状態管理サーバーに反映します。

注釈

  • 本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • 運用日付
      • 反映する対象となるトリガの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

      • 運用日付を省略した場合は変更内容の反映は行われません。

    • トリガ名
      • 反映するトリガを指定します。

      • トリガ名を省略した場合は変更したすべてのトリガが対象となります。

    • -n
      • 変更したトリガを OFF にする必要がない場合は、このオプションを指定します。

      • 省略した場合、反映対象のトリガを OFF にします。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_reloadtrigdef.com
      トリガ定義を状態管理サーバーに反映しました。
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.173. sjPEX_rescheck-リソースの状態の確認-

  • 指定形式
    sjPEX_rescheck リソース名
  • 目的

    指定したリソースを獲得中/獲得待ちのジョブ/ネットを確認します。リソースについては、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「リソース」 を参照して下さい。

  • オプション
    • リソース名

      状態を確認するリソースの名称を指定します。省略することはできません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_rescheck RESOURCE01
      リソース名      最大リソース値  残りリソース値
      RESOURCE01                 512               0
      
      運用日付  フレーム        ネット          ジョブ          消費値(獲得中)
      20060518  稼働確認A-1     ファイル転送                    512
      
      運用日付  フレーム        ネット          ジョブ          消費値(獲得待ち)
      20060518  稼働確認A-1     稼働確認A-1     会計処理開始    512
      
  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • パラメータの指定が誤っている時

      「パラメータエラー:リソース名」

    • メモリ等が不足している場合

      「メモリ不足が発生しました。」

    • ジョブスケジュールの状態管理サーバーが停止しているか、通信できない時、通信が正常に行われなかった時
      • 「状態管理サーバとの通信に失敗しました。照会を中止します。」

      • 「電文エラーが発生しました。 照会を中止します。」

      • 「照会中にエラーが発生しました。照会を中止します。」

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.174. sjPEX_resstat-リソースの状態の参照-

  • 指定形式
    sjPEX_resstat [リソース名]
  • 目的

    指定したリソースの状態を表示します。リソースについては、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「リソース」 を参照して下さい。

  • オプション
    • リソース名
      • 状態を参照するリソースの名称を指定します。

      • 省略するとすべてのリソースの状態を参照する動作となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_resstat RESOURCE01
      リソース名      最大リソース値    残りリソース値
      RESOURCE01             512               512
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力
    以下の各ケースにおいてエラーが出力されます。
    • パラメータの指定が誤っている時

      「パラメータエラー:リソース名」

    • メモリ等が不足している場合

      「メモリ不足が発生しました。」

    • ジョブスケジュールの状態管理サーバーが停止しているか、通信できない時、通信が正常に行われなかった時
      • 「状態管理サーバとの通信に失敗しました。照会を中止します。」

      • 「電文エラーが発生しました。照会を中止します。」

      • 「照会中にエラーが発生しました。照会を中止します。」

8.2.175. sjPEX_resume-状態管理サーバーのレジューム-

  • 指定形式
    sjPEX_resume  {-a | [-d運用日付] [-F]フレーム名}
  • 目的

    sjPEX_suspendで行った、状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理の停止(サスペンド)を解除します。

  • オプション
    • -a

      全てのフレームのジョブ/ネットの起動処理の停止(サスペンド)状態から解除します。

    • 運用日付
      • フレーム指定を行う場合、対象となるフレームの存在する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。

      • 運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      ジョブ/ネットの起動処理の停止(サスペンド)状態を解除するフレームの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1) 運用日付/フレーム指定
      % sjPEX_resume -d20050906 -Fframe001
      運用日付(20050906)のフレーム(frame001)をサスペンド解除しました。
      %
      
    • (例2) フレーム未指定
      % sjPEX_resume -a
      全フレームをサスペンド解除しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.176. sjPEX_restart-管理プロセスの再起動-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_restart.com [-f] [ノードID] [-cmgr]
    • [Windows]
      sjPEX_restart.cmd [-f] [ノードID] [-cmgr]
  • 目的
    指定したノードでジョブスケジュールの管理プロセスを再起動します。再起動されるプロセスは以下の通りです。
    • 運用管理サーバー:
      • コマンド実行プロセス

      • ジョブサービスデーモンプロセス

      • ジョブデータ収集プロセス

      • 状態管理サーバープロセス

    • 管理対象ノード:
      • 動作環境サーバー起動プロセス

      • ファイルチェックプロセス

  • オプション
    • -f

      管理プロセスが稼働中であれば、強制的に終了させてから再起動します。省略すると未稼働のプロセスのみが起動されます。

    • ノードID

      管理プロセスを再起動するノードIDを指定します。省略すると自ノードとなります。

    • -cmgr

      動作環境サーバーを停止する場合に指定します。省略すると動作環境サーバーは停止しません。また、動作環境サーバーは停止のみで再起動はされません。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_restart.com server1
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmgrexecd
      既に稼働中です。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_filechkd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmdexecd
      既に稼働中です。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_logDbd
      既に稼働中です。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_pxd
      既に稼働中です。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_listchkd
      成功しました。
      プロセスの起動が終了しました。
      プロセスの再起動が終了しました。
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.177. sjPEX_rnetetime-繰り返しネットの打ち切り時刻の変更/参照-

  • 指定形式
    sjPEX_rnetetime [-d運用日付] -Fフレーム名 [-N]ネット名 [-T[打ち切り時刻]]
  • 目的

    指定した繰り返しネットの打ち切り時刻を変更/追加/参照/削除します。そのネットが所属するフレームが投入後であれば実行中のネットにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 運用日付

      打ち切り時刻を変更/追加/参照/削除する繰り返しネットが所属するフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      打ち切り時刻を変更/追加/参照/削除する繰り返しネットが所属するフレームの名称を指定します。

    • ネット名

      打ち切り時刻を変更/追加/参照/削除する繰り返しネットの名称を指定します。

    • 打ち切り時刻

      ネットの打ち切り時刻を[+]HH:MMの形式で指定します。先頭に+をつけると、繰り返しネットの先頭ネットが開始してからの所要時間指定となります。打ち切り時刻のみを省略すると、現在の打ち切り時刻を削除します。-T以下全体を省略すると、現在定義されている打ち切り時刻を表示します。

  • 実行結果
    (例1)
    %  sjPEX_rnetetime -d20050316 - Fframe1 -Nnet1#### -T17:30
    運用日付(20050316)のフレーム(frame1)中のネット(net1####)の打ち切り時刻を17:30に変更しました。
    %
    

    警告

    • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.178. sjPEX_runlist-管理ステータスの参照-

  • 指定形式
    sjPEX_runlist [-d運用日付] [-sシステム [-fフレーム [-nネット [-jジョブ]]]] [-R [-a|-p]] [-o出力ファイル名] [-T] [-m]
  • 目的

    ジョブの終了状況及び稼働状況を標準出力に表示し、実行状況を実際の実行状況に復旧します。

  • オプション
    • 運用日付

      ジョブスケジュール情報を表示する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • システム名

      終了及び稼働状況を表示するジョブが登録されている実行システムの名称を指定します。省略すると指定された運用日付に登録されているすべての実行システムを対象とします。

    • フレーム名

      終了及び稼働状況を表示するジョブが登録されているフレームの名称を指定します。省略すると指定されたシステムに登録されているすべてのフレームを対象とします。

    • ネット名

      終了及び稼働状況を表示するジョブが登録されているフレームの名称を指定します。省略すると指定されたフレーム内のすべてのネットを対象とします。

    • ジョブ名

      終了及び稼働状況を表示するジョブを指定します。省略すると指定されたネット内のすべてのジョブを対象とします。

    • -R

      状態管理サーバーにおいてジョブの状態が稼働中の場合、動作環境サーバーにジョブの最新の状態を問い合わせます。省略すると動作環境サーバーには問い合わせません。

    • -a

      動作環境サーバーにジョブの最新の状態を問い合わせ、ジョブの状態を実際の実行状況に復旧します。

    • -p

      状態管理サーバーのジョブの状態と動作環境サーバーのジョブの状態の比較を行います。終了状況及び稼働状況が表示されるジョブは状態に差分があるジョブのみとなります。

    • 出力ファイル名

      ジョブの終了状況及び稼働状況を標準出力の他にファイルにも出力します。省略した場合はファイルには出力されません。

    • -T

      ジョブの起動時刻と終了時刻を表示します。省略した場合は起動時刻と終了時刻は表示されません。

    • -m

      表示モードを指定します。このモードを指定すると、千手センサー指定の動作環境が指定されているジョブでは、ノード欄の表示がノードID[プローブノードID]となります。省略するとノード欄にはプローブノードIDのみ表示されます。エージェント指定の動作環境が指定されているジョブでは、表示内容は変更されません。

  • 実行結果

    ここでは実行結果(出力内容)について説明します。

    • (例1)
      % sjPEX_runlist -d20100701
      運用日付   システム   フレーム   ネット   ジョブ   状態   動作環境   ノード   バージョン   起動時刻   終了時刻
      20100701   ASystem   AFrame   ANet   AJob   稼働中?   ACmgr    ANode
      20100701   BSystem   BFrame   BNet   BJob   正常終了  BCmgr    BNode
      20100701   CSystem   CFrame   CNet   CJob   稼働中?   CCmgr    CNode     *
      20100701   DSystem   DFrame   DNet   DJob   SKIP終了
      
    • (例2)
      % sjPEX_runlist -R -d20100701
      運用日付   システム   フレーム   ネット   ジョブ   状態   動作環境   ノード   バージョン   起動時刻   終了時刻
      20100701   ASystem   AFrame   ANet   AJob   稼働中    ACmgr   ANode
      20100701   BSystem   Bframe   BNet   BJob   正常終了  BCmgr   BNode
      20100701   CSystem   CFrame   CNet   CJob   正常終了  CCmgr   CNode      *
      20100701   DSystem   DFrame   DNet   DJob   SKIP終了
      
    • (例3)
      % sjPEX_runlist -R -p -d20100701
      運用日付   システム   フレーム   ネット   ジョブ   状態   動作環境   ノード   バージョン   起動時刻   終了時刻
      20100701   CSystem   CFrame   CNet   CJob   稼働中?/正常終了  CCmgr   CNode      *
      
    • (例4)
      % sjPEX_runlist -d20100701 -m
      運用日付   システム   フレーム   ネット   ジョブ   状態   動作環境   ノード   バージョン   起動時刻   終了時刻
      20100701   ASystem   AFrame   ANet   AJob   稼働中?   ACmgr    ANode
      20100701   BSystem   BFrame   BNet   BJob   正常終了  BCmgr    DNode[BNode]
      20100701   CSystem   CFrame   CNet   CJob   稼働中?   CCmgr    CNode     *
      20100701   DSystem   DFrame   DNet   DJob   SKIP終了
      
    • (例5)
      % sjPEX_runlist -d20100701 -T
      運用日付   システム   フレーム   ネット   ジョブ   状態   動作環境   ノード   バージョン   起動時刻   終了時刻
      20100701   ASystem   AFrame   ANet   AJob   稼働中?   ACmgr    ANode          2010/07/01 12:47:30
      20100701   BSystem   BFrame   BNet   BJob   正常終了  BCmgr    BNode          2010/07/01 12:47:30 2010/07/01 12:52:32
      20100701   CSystem   CFrame   CNet   CJob   稼働中?   CCmgr    CNode     *    2010/07/01 12:47:30
      20100701   DSystem   DFrame   DNet   DJob   SKIP終了            2010/07/01 12:47:30 2010/07/01 12:47:30
      

    注釈

    • 例1は状態管理サーバーの情報のみで出力します。この場合、稼働中のジョブは「稼働中 」と表示されます。この例ではAJob及びCJobが状態管理サーバーにおいて稼働中と認識されていますが、実際にジョブのステータスを参照している動作環境サーバーに問い合わせを行っていないため"?" 付きで表示されます。

    • 例2は状態管理サーバー及び動作環境サーバーの情報で出力します。実行例1では「稼働中 」と出力されていたCJobが「正常終了」と出力されています。これは状態管理サーバーのみでは稼働中と認識していたCJobは動作環境サーバーに問い合わせた結果、実際は「正常終了」していたことを表しています。このような相違は状態管理サーバーが何らかの要因により、再起動した場合に発生します。

    • 例3は状態管理サーバー及び動作環境サーバーのジョブの状態を比較した結果を出力します。実行例2で出力されていたジョブの中で、状態に差分があるCJobのみ出力されています。

    • 例4は表示モードを指定した際の出力結果です。実行例1で出力されていたジョブの中で、千手センサー指定の動作環境が指定されているBJobのみノード欄の表示がノードID[プローブノードID]と出力されています。

    • 例5はジョブの起動時刻と終了時刻を出力します。実行例1で出力されていたジョブの中で、稼働中ジョブは起動時刻のみ表示され、正常終了ジョブとスキップ終了ジョブは起動時刻と終了時刻が表示されています。

    注釈

    • このコマンドの使用例の詳細は、 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブスケジュールのリカバリ処理について」 を参照して下さい。

  • 状態一覧
    • 稼働中 : 動作環境サーバー上で稼働中と認識されていることを示します。

    • 正常終了 : ジョブが正常終了したことを示します。

    • 異常終了 : ジョブが異常終了したことを示します。

    • スキップ終了 : ジョブがスキップ終了したことを示します。

    • 稼働中? : 状態管理サーバーで稼働中と認識されている状態を示します。

    • 不明 : 動作環境サーバーと通信が行えない状態を示します。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.179. sjPEX_sendtrigger-トリガの送信-

  • 指定形式
    sjPEX_sendtrigger [-R] [-d運用日付] [+日数] [-h千手ドメイン名] [-k<文字セット(SJIS/EUC/UTF8)>] トリガ名
  • 目的

    指定したトリガのオン/オフを指定します。オプションを指定することにより、他の千手マネージャで稼働するトリガをオン/オフすることができます。

注釈

  • 千手ブラウザで定義していないトリガに対してもオン/オフできます。

  • 環境変数を設定することで、千手ブラウザで定義していないトリガに対してのオン/オフを抑止することができます。 ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「*定義に存在しないトリガ発行時の動作設定」* を参照して下さい。

警告

  • 他の千手マネージャと連携する場合、ジョブマネージャ連携の設定が必要です。詳細については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブマネージャ連携[extension]」 を参照してください。

  • オプション
    • 運用日付

      オン/オフをするトリガの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。
      省略した場合、ジョブでコマンドを使用したときは、ジョブの運用日付の値が用いられ、ジョブ以外から実行した場合は、マシンタイムの日付が用いられます。[Windows] 不正な日付を指定した場合、処理されずに終了します。

    • 日数

      当日(マシンタイム)からの日数を指定します。
      ジョブでコマンドを使用したときは、ジョブの運用日付の値が用いられ、ジョブ以外から実行した場合は、マシンタイムの日付が用いられます。[Windows] 不正な日付を指定した場合、処理されずに終了します。

    • -R

      トリガをオフにします。省略するとトリガをオンにします。

    • 千手ドメイン名

      他の千手マネージャで稼働するトリガをオン/オフする場合、該当マネージャのノードIDを指定します。

      注釈

      • このオプションは、コマンドをマネージャで実行するときのみ使用する事が出来ます。

    • 文字セット(SJIS/EUC/UTF8)

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8)に変換します。

    • トリガ名

      オン/オフをするトリガのトリガ名を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_sendtrigger -d20040130 Trig1
      トリガ(Trig1)の条件は満たされました。
      
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.180. sjPEX_shiftdate-開始予定日付変換-

  • 指定形式
    sjPEX_shiftdate -d運用日付 -Fフレーム [-T時刻 [-H(一時停止)]]
  • 目的

    指定されたフレームの開始予定日付を運用当日に変換します。

  • オプション
    • 運用日付

      対象となるフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付は省略不可です。

    • フレーム名

      対象となるフレームの名称を指定します。フレーム名は省略不可です。

    • 時刻

      指定した時刻までジョブ/ネットの各種時刻(開始予定/遅延監視:開始/遅延監視:終了/繰り返しネット打切り)の設定を無効化します。
      時刻は00:00~99:59の範囲で指定することが出来ます。
      指定された時刻より後の各種時刻は開始予定日付の変換対象外(運用日付のまま)となります。
      相対時刻は開始予定日付変換の影響は受けませんが無効化の対象になります。
      時刻は省略可です。省略すると全ての範囲(00:00~99:59)の時刻の開始予定日付が変換されます。

    • 一時停止(-H)

      開始予定時刻を無効化したジョブ/ネットに一時停止を設定します。無効化により、ジョブ/ネットの開始予定時刻以外の起動条件が整っている場合に一時停止します。一時停止は省略可です。

  • 実行結果

    ここでは未来の運用日付のフレームを当日に運用する時の実行結果について例を用いて説明します。

    (例1)全ての時刻の開始予定日付を当日に変換して運用する場合。
    時刻オプションを省略して実施します。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換しました。
    %
    

    全ての時刻の開始予定日付が運用当日に変換されます。以降、運用日付に関わらず指定された時刻に従いジョブ/ネットが起動されます。

    表 8.10 全ての時刻の開始予定日付を当日に変換

    運用日付

    20170201

    20170201

    sjPEX_shiftdate

    実施前

    実施後

    現在日時

    2017/01/31 11:00

    2017/01/31 11:00

    開始予定時刻

    実起動時刻(状態)

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    指定なし

    即時(稼働中)

    即時(稼働中)

    なし

    10:00指定

    翌日10:00(起動待)

    即時(稼働中)

    20170131

    12:00指定

    翌日12:00(起動待)

    当日12:00(起動待)

    20170131

    14:00指定

    翌日14:00(起動待)

    当日14:00(起動待)

    20170131

    (例2)任意の時刻までは開始予定時刻を無視して起動させたい場合、時刻オプションを指定して実施します。
    12時以前の時刻を無効化する場合の実施例です。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM -T12:00
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換、時刻を12:00に設定しました。
    %
    

    12時以前の時刻の開始予定日付を運用当日に変換、更に時刻が無効化されます。以降、指定された時刻まで開始予定時刻を無視してジョブ/ネットが起動されます。
    指定時刻以降は無効化されず、開始予定日付も運用日付のままです、従って、運用日付の開始予定時刻に起動予定となります。

    表 8.11 任意の時刻まで開始予定時刻を無視

    運用日付

    20170201

    20170201

    sjPEX_shiftdate

    実施前

    実施後

    現在日時

    2017/01/31 09:00

    2017/01/31 09:00

    開始予定時刻

    実起動時刻(状態)

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    指定なし

    即時(稼働中)

    即時(稼働中)

    なし

    10:00指定

    翌日10:00(起動待)

    即時(稼働中)

    20170131

    12:00指定

    翌日12:00(起動待)

    即時(稼働中)

    20170131

    14:00指定

    翌日14:00(起動待)

    翌日14:00(起動待)

    20170201

    (例3)任意の時刻までは開始予定時刻を無視するが即時には起動させたくない場合、時刻オプション及び一時停止オプションを指定して実施します。
    12時以前の時刻を無効化し、更に一時停止させる場合の実施例です。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM -T12:00 -H
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換、時刻を12:00に設定しました。
    %
    

    12時以前の時刻の開始予定日付を運用当日に変換、更に時刻の無効化と一時停止が設定されます。以降、指定された時刻まで開始予定時刻を無視してジョブ/ネットが起動(一時停止)されます。
    指定時刻以降は無効化されず、開始予定日付も運用日付のままです。

    表 8.12 任意の時刻まで開始予定時刻を無視、更に一時停止

    運用日付

    20170201

    20170201

    sjPEX_shiftdate

    実施前

    実施後

    現在日時

    2017/01/31 09:00

    2017/01/31 09:00

    開始予定時刻

    実起動時刻(状態)

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    指定なし

    即時(稼働中)

    即時(稼働中)

    なし

    10:00指定

    翌日10:00(起動待)

    即時(一時停止)

    20170131

    12:00指定

    翌日12:00(起動待)

    即時(一時停止)

    20170131

    14:00指定

    翌日14:00(起動待)

    翌日14:00(起動待)

    20170201

    (例4)全ての時刻の開始予定日付を当日に変換、更にその後、任意の時刻まで開始予定時刻を無視して運用する場合。
    時刻オプションを省略して実施した後、時刻オプションを指定して再実施します。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換しました。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM -T12:00
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の時刻を12:00に再設定しました。
    %
    

    全ての時刻の開始予定日付が運用当日に変換され、更に12時以前の時刻が無視され、即時起動します。以降は指定された時刻に従いジョブ/ネットが起動されます。

    表 8.13 全ての時刻の開始予定日付を当日に変換、更に時刻を無視

    運用日付

    20170201

    20170201

    20170201

    sjPEX_shiftdate

    実施前

    実施後

    再実施後

    現在日時

    2017/01/31 11:00

    2017/01/31 11:00

    2017/01/31 11:00

    開始予定時刻

    実起動時刻(状態)

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    指定なし

    即時(稼働中)

    即時(稼働中)

    なし

    即時(稼働中)

    なし

    10:00指定

    翌日10:00(起動待)

    即時(稼働中)

    20170131

    即時(稼働中)

    20170131

    12:00指定

    翌日12:00(起動待)

    当日12:00(起動待)

    20170131

    即時(稼働中)

    20170131

    14:00指定

    翌日14:00(起動待)

    当日14:00(起動待)

    20170131

    当日14:00(起動待)

    20170131

    (例5)任意の時刻まで開始予定時刻を無視して起動させ、更にその後、無視する時刻を延長して運用する場合。
    時刻オプションを指定して実施した後、更に指定時刻を延長して再実施します。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM -T10:00
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換、時刻を10:00に設定しました。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM -T12:00
    運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の時刻を12:00に再設定しました。
    %
    

    10時以前の時刻の開始予定日付を運用当日に変換、更に時刻が無効化されます。以降、指定された時刻まで開始予定時刻を無視してジョブ/ネットが起動します。更に再実施で延長した時刻まで開始予定日付を運用当日に変換及び時刻が無効化されます。
    延長時刻以降は無効化されず、開始予定日付も運用日付のままです。

    表 8.14 任意の時刻まで開始予定時刻を無視、更に無視する時刻を延長

    運用日付

    20170201

    20170201

    20170201

    sjPEX_shiftdate

    実施前

    実施後

    再実施後

    現在日時

    2017/01/31 09:00

    2017/01/31 09:00

    2017/01/31 09:00

    開始予定時刻

    実起動時刻(状態)

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    実起動時刻(状態)

    開始予定日付

    指定なし

    即時(稼働中)

    即時(稼働中)

    なし

    即時(稼働中)

    なし

    10:00指定

    翌日10:00(起動待)

    即時(稼働中)

    20170131

    即時(稼働中)

    20170131

    12:00指定

    翌日12:00(起動待)

    翌日12:00(起動待)

    20170201

    即時(稼働中)

    20170131

    14:00指定

    翌日14:00(起動待)

    翌日14:00(起動待)

    20170201

    翌日14:00(起動待)

    20170201

警告

  • 本コマンドは23:59に実施しないでください。

注釈

  • sjPEX_shiftdateを繰り返して実施するためには時刻オプション指定は必須です。その際、以前に時刻オプションで指定した時刻を遡る時刻(同一時刻指定含む)は指定出来ません。

  • 最初に時刻オプションを省略して実施した後に時刻オプション指定で再実施した場合、時刻の無効化のみ実施されます。変換された開始予定日付は戻せません。

  • 時刻オプションでジョブ/ネットの各種時刻を無効化してもジョブモニタ上からは消えません。開始予定時刻が無効化されたジョブ/ネットは sjPEX_shiftinfo-開始予定日付変換情報表示- コマンドを詳細指定(-V)で実施すれば確認出来ます。その他の時刻のみが無効化されたジョブ/ネットは事前に確認することは出来ません。

  • 一時停止指定オプションで再実施した場合、既に開始予定時刻が無効化されたジョブ/ネットには一時停止は設定されません。

  • 無効化された後に時刻変更コマンド等を用いて時刻の変更を行うとタイマーが再設定されます。

  • sjPEX_shiftdate実施で設定した内容はリカバリ後も保持されます。

  • sjPEX_shiftdate実施で設定した内容はフレームを初期化することで破棄されます。尚、設定後はフレームが未投入でも初期化出来ます。

  • 過去日付のフレームを運用する場合はフレームが起動する前にsjPEX_shiftdateを実施して下さい。

  • ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「異なる運用日付のフレームを投入」 も併せて参照下さい。

  • 千手メッセージ

    !PEX583 オペレーション [開始予定日付変換[開始]]
    !PEX584 オペレーション [開始予定日付変換[成功]]
    !PEX585 オペレーション [開始予定日付変換[失敗]]

  • 標準エラー出力
    • パラメータの指定方法が誤ってる時
      Usage : sjPEX_shiftdate -d運用日付 -Fフレーム名 [-T時刻 [-H]]

  • 終了ステータス
    • 0:正常終了

    • 1:異常終了

8.2.181. sjPEX_shiftinfo-開始予定日付変換情報表示-

  • 指定形式
    sjPEX_shiftinfo [-d運用日付 -Fフレーム] [-V(詳細表示)]
  • 目的

    開始予定日付変換コマンドを実施したフレームの情報を表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      対象となるフレームの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。フレーム名と共に省略した場合、全フレームを対象とします。

    • フレーム名

      対象となるフレームの名称を指定します。運用日付と共に省略した場合、全フレームを対象とします。

    • 詳細表示(-V)

      開始予定時刻を無効化したジョブ/ネットの詳細情報を表示します。

  • 実行結果

    開始予定日付変換コマンド実施後、開始予定日付変換情報コマンドを詳細表示指定(-V)で実施した結果を表示します。

  • (例1)開始予定日付変換コマンド実施
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FFRM_ALL_STAT -T10:00
    運用日付(20170201)のフレーム(FRM_ALL_STAT)の開始予定日付を20170131に変換、時刻を10:00に設定しました。
    %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FFRM_ALL_STAT -T11:00 -H
    運用日付(20170201)のフレーム(FRM_ALL_STAT)の時刻を11:00に再設定しました。
    %
    
  • (例2)開始予定日付変換情報コマンド実施(詳細表示指定-V)
    %  sjPEX_shiftinfo -V
    運用日付:20170201 フレーム名:FRM_ALL_STAT 時刻:1000 一時停止:OFF
    運用日付:20170201 フレーム名:FRM_ALL_STAT 時刻:1100 一時停止:ON
    ネット名                           ジョブ名                        状態
    FRM_ALL_STAT                     JOB_ABEND_0                   異常終了
    FRM_ALL_STAT                     JOB_SKIP_60                   スキップ終了
    FRM_ALL_STAT                     JOB_HOLD_60                   一時停止
    FRM_ALL_STAT                     JOB_END_60                    正常終了
    FRM_ALL_STAT                     JOB_SWAIT_60                  スキップ待ち
    FRM_ALL_STAT                     JOB_QUE_60                    キューイング
    FRM_ALL_STAT                     JOB_HWAIT_60                  一時停止待ち
    FRM_ALL_STAT                     JOB_RUN_LONG                  稼働中
    FRM_ALL_STAT                     JOB_WAIT_60                   起動待ち
    NET_ABEND_60                                                   異常終了
    NET_STOP_60                                                    停止中
    NET_STOP_60                      JOB_QUE_60                    キューイング
    NET_WAIT_60                                                    起動待ち
    NET_HOLD_60                                                    一時停止
    NET_ABNORMAL_60                                                異常あり
    NET_END_60                                                     正常終了
    NET_LAN_LONG                                                   稼働中
    NET_SKIPP_60                                                   スキップ終了
    NET_SWAIT_60                                                   スキップ待ち
    NET_HWAIT_60                                                   一時停止待ち
    %
    

注釈

  • 詳細表示されるのはsjPEX_shiftinfo実施時に時刻が無効化されているジョブ/ネットです。その時点でのジョブ/ネットの状態も表示します。

  • 開始予定時刻を無効化した後に時刻を変更したジョブ/ネットは詳細表示されません。
    また、開始予定時刻以外の時刻を無効化した場合も詳細表示されません。

  • 標準エラー出力
    • パラメータの指定方法が誤ってる時
      Usage : sjPEX_shiftinfo [-d運用日付 -Fフレーム名] [-V]

  • 終了ステータス
    • 0:正常終了

    • 1:異常終了

8.2.182. sjPEX_start-管理プロセスの起動-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_start.com [ノードID]
    • [Windows]
      sjPEX_start.cmd [ノードID]
  • 目的
    指定したノードでジョブスケジュールの管理プロセスを起動します。起動されるプロセスは以下の通りです。
    • 運用管理サーバー:
      • コマンド実行プロセス

      • ジョブサービスデーモンプロセス

      • ジョブデータ収集プロセス

      • 状態管理サーバープロセス

    • 管理対象ノード:
      • 動作環境サーバー起動プロセス

      • ファイルチェックプロセス

  • オプション
    • ノードID

      管理プロセスを起動するノードIDを指定します。省略すると自ノードとなります。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_start.com server1
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmgrexecd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_filechkd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_cmdexecd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_logDbd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_pxd
      成功しました。
      sjPEX_start.com : プロセスを起動します。sjPEX_listchkd
      成功しました。
      プロセスの起動が終了しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.183. sjPEX_stop-管理プロセスの停止-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjPEX_stop.com [ノードID] [-cmgr]
    • [Windows]
      sjPEX_stop.cmd [ノードID] [-cmgr]
  • 目的
    指定したノードでジョブスケジュールの管理プロセスを停止します。停止されるプロセスは以下の通りです。
    • 運用管理サーバー:
      • コマンド実行プロセス

      • ジョブサービスデーモンプロセス

      • ジョブデータ収集プロセス

      • 状態管理サーバープロセス

    • 管理対象ノード:
      • 動作環境サーバー起動プロセス

      • ファイルチェックプロセス

      • 動作環境サーバー(-cmgrオプション指定時)

  • オプション
    • ノードID

      管理プロセスを停止するノードIDを指定します。省略すると自ノードとなります。

    • -cmgr

      動作環境サーバーを停止する場合に指定します。省略すると動作環境サーバーは停止しません。

  • 実行結果
    %  sjPEX_stop.com server1 -cmgr
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_filechkd
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_cmgrexecd
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_pxcmgr
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_cmdexecd
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_logDbd
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_pxd
    sjPEX_stop.com : プロセスを停止します。 sjPEX_listchkd
    プロセスを停止しました。
    %
    
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.184. sjPEX_suspend-状態管理サーバーのサスペンド-

  • 指定形式
    sjPEX_suspend  {-a | [-d運用日付] [-F]フレーム名}
  • 目的

    状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を停止(サスペンド)します。

  • オプション
    • -a

      起動時、及びこれから起動するフレームについて、ジョブ/ネットの起動処理を停止(サスペンド)します。

    • 運用日付

      フレーム指定を行う場合、対象となるフレームの存在する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。 運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • フレーム名

      ジョブ/ネットの起動処理を停止(サスペンド)するフレームの名称を設定します。

警告

  • フレーム名指定の場合、フレームの初期化を行うとジョブ/ネットのの起動処理の停止(サスペンド)状態は解除されます。

  • 状態管理サーバーの再起動を行うと、起動済及びこれから起動する全てのフレームについてジョブ/ネットのの起動処理の停止(サスペンド)状態は解除されます。

  • 実行結果
    • (例1) 運用日付/フレーム指定
      %  sjPEX_suspend -d20050906 -Fframe001
      運用日付(20050906)のフレーム(frame001)をサスペンドしました。
      %
      
    • (例2) 全フレーム
      %  sjPEX_suspend -a
      全フレームをサスペンドしました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.185. sjPEX_sysdel-実行システムの初期化-

  • 指定形式
    sjPEX_sysdel [-d運用日付] [[-s]システム名] [-f] [-t]
  • 目的

    指定した実行システムを初期化します。

  • オプション
    • 運用日付

      初期化する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • システム名

      初期化する実行システムの名称を指定します。実行システム名を省略すると、指定された運用日付のすべての実行システムを初期化します。

    • -f

      強制モードを指定します。このモードを指定しないと、実行システム内の正常終了(またはスキップ終了)していないフレームは初期化できません。

    • -t

      このオプションを指定すると実行システムの初期化時にトリガの削除を行いません。

注釈

  • [Windows]コマンドで全オプションを省略した場合、当日運用日付の全フレームを初期化します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_sysdel -d20040130 -ssystem1
      フレーム(frame1)は初期化されました。
      フレーム(frame2)は初期化されました。
      フレーム(frame3)は稼働中なので初期化出来ません。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.186. sjPEX_sysreg-実行システムの投入-

  • 指定形式
    sjPEX_sysreg [-d運用日付] [[-s]システム名]
  • 目的

    指定した実行システムを投入します。

  • オプション
    • 運用日付

      投入する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • システム名

      投入する実行システムの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_sysreg -d20040130 -ssystem1
      運用日付(20040130)のシステム(system1)の投入を開始します。
      フレーム(frame1)が投入されました。
      フレーム(frame2)が投入されました。
      フレーム(frame3)が投入されました。
      投入が終わりました。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.187. sjPEX_trigflw-トリガの後続ジョブ/ネット一覧表示-

  • 指定形式
    sjPEX_trigflw [-d運用日付] トリガ名
  • 目的

    指定したトリガの所属するフレーム/ネット名、及び後続ジョブ/ネット名を一覧表示します。

  • オプション
    • 運用日付

      対象となるトリガの存在する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。 運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • トリガ名

      対象となるトリガ名を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_trigflw frmtrig01
      トリガ名:frmtrig01 運用日付:20050906
      -----------------------------------------------------
      フレーム名      親ネット名      後続ジョブ/ネット名
      mainfrm01       mainfrm01       execjob01
      mainfrm01       mainfrm01       startnet01
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.188. sjPEX_trigps-トリガ状態参照-

  • 指定形式
    sjPEX_trigps [-d{運用日付|ALL}] [トリガ名]
  • 目的
    指定したトリガの状態を表示します。表示される項目は、名称、状態、種類、対象です。
    ファイル待ちトリガにファイルの変更予約が指定されている場合は、対象に定義有効日と予約監視ファイル名が以下のフォーマットで表示されます。
    ノード名:ファイル名,定義有効日(yyyymmdd):予約監視ファイル名
  • オプション
    • 運用日付
      対象となるトリガの存在する運用日付をyyyymmddの形式で指定します。
      運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。"ALL"を指定すると、登録されているすべての運用日付が対象となります。
    • トリガ名

      対象となるトリガ名を指定します。省略した場合は、指定された運用日付のすべてのトリガの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjPEX_trigps -d20090416
      20090416
      ----------------------------------------
      名称          状態      種類        対象
      evt_trig_01    OFF  イベント待ち
      file_trig_01   ON   ファイル待ち hawkstar:/home/senju/file.txt
      file_trig_02   ON   ファイル待ち hawkstar:/home/senju/file1.txt,20090420:/home/senju/file2.txt
      frame_trig_01  OFF  フレーム連携 フレーム:FRAME(当日)
      frame_trig_02  ON   フレーム連携 ジョブ:FRAME.NET.JOB(1日前)
      %
      
    • (例2)
      % sjPEX_trigps -dALL
      運用日付         名称          状態      種類        対象
      20140730   evt_trig_01    OFF  イベント待ち
      20140731   evt_trig_01    OFF  イベント待ち
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.189. sjPEX_trigSweep-ファイル待ちトリガのファイル変更予約の反映対象一覧/反映-

  • 指定形式
    sjPEX_trigSweep  {-check | -exec}
  • 目的

    ファイル待ちトリガに指定されているファイルの変更予約の反映対象一覧を表示/反映を行います。ファイルの変更予約で指定した定義有効日から7日以上経過した定義のみ表示/反映の対象となります。

警告

  • 千手の起動に失敗したり千手ブラウザの表示が正しく表示されない場合があるため、コマンド実行中に千手の起動は行わないで下さい。

  • オプション
    • -check

      ファイルの変更予約の反映対象の一覧を表示します。

    • -exec

      ファイルの変更予約の反映を行います。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjPEX_trigSweep -check
      ファイルの変更予約の確認を行います。
      対象となる定義は存在しません。
      ファイルの変更予約の確認を終了します。
      %
      
    • (例2)
      %  sjPEX_trigSweep -check
      ファイルの変更予約の確認を行います。
      トリガ(wait_file00001)は反映対象です。
      監視ファイル    tiagra:/home/senju/data/waitfile1
      定義有効日      20090331
      予約監視ファイル        tiagra:/home/senju/data/waitfile2
      トリガ(wait_file00002)は反映対象です。
      監視ファイル    tiagra:/home/senju/daily/waitfile1
      定義有効日      20090331
      予約監視ファイル        tiagra:/home/senju/daily/waitfile2
      ファイルの変更予約の確認を終了します。
      %
      
    • (例3)
      %  sjPEX_trigSweep -exec
      ファイルの変更予約の反映を行います。
      トリガ(wait_file00001)の監視ファイルを予約監視ファイルで上書きしました。
      監視ファイル    tiagra:/home/senju/data/waitfile1
      定義有効日      20090331
      予約監視ファイル        tiagra:/home/senju/data/waitfile2
      トリガ(wait_file00002)の監視ファイルを予約監視ファイルで上書きしました。
      監視ファイル    tiagra:/home/senju/daily/waitfile1
      定義有効日      20090331
      予約監視ファイル        tiagra:/home/senju/daily/waitfile2
      ファイルの変更予約の反映を終了します。
      %
      

    警告

    • [Windows]コマンドをコマンドプロンプト上で実行すると表示が崩れてしまうことがあります。

  • 標準エラー出力

    なし

8.2.190. sjPEX_waitstat-フレーム状態待ち(フレーム間連携コマンド)-

  • 指定形式
    sjPEX_waitstat [-h千手ドメイン名] [-d運用日付] [-1|-2|-3|-4|-5|-6|-7|-8|-9 相対日付] -Fフレーム名 [-Nネット名] [ジョブ名] -S[s|n|sn] [-T時刻(HH:MM:SS,+HH:MM:SS)] [-I監視間隔(分)]
  • 目的

    フレーム/ネット/ジョブの状態が指定した状態になるまで待ちます。他の千手マネージャで管理されているフレーム/ネット/ジョブと連携することができます。本コマンドはシェルスクリプト等に組み込んでご利用下さい。

警告

  • 他の千手マネージャと連携する場合、ジョブマネージャ連携の設定が必要です。詳細については ユーザーズガイド「ジョブスケジュール」「ジョブマネージャ連携[extension]」 を参照してください。

  • オプション
    • 千手ドメイン名

      フレーム間連携を行うマネージャのノードIDを指定します。千手ドメイン名を省略すると自ノードとなります。

    • 運用日付

      投入する実行システムの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。運用日付を省略すると当日の運用日付が対象となります。

    • 相対日付

      運用日付を相対日付で指定します。1日前から9日前まで指定可能です。-1を指定した場合、指定した運用日付の1日前の運用日付の指定したフレーム/ネット/ジョブの状態を取得します。

    • フレーム名

      状態を取得するフレーム名を指定します。

    • ネット名

      状態を取得するネット名を指定します。

    • ジョブ名

      状態を取得するジョブ名を指定します。ジョブ名を指定するときは必ずネット名も指定して下さい。

    • 待ち状態

      正常終了(n)、スキップ終了(s)のどちらか、または両方を指定します。

    • 待ち時刻

      待つ制限時刻を指定します。時刻は指定した運用日付を基準とした時刻を指定する絶対時刻指定と、コマンドが起動した時刻からの相対時刻指定が可能です。待ち時刻を省略した場合は待ち続けます。

    • 監視間隔(1~99(分))

      連携先マネージャに状態取得を行う間隔を分単位で指定します。監視間隔を省略した場合は5分単位で状態取得を行います。

  • 実行結果
    % sjPEX_waitstat -hhawkstar -d20040112 -F自動サイクルFR -Sn
    %
    
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 指定したフレーム、ネット、ジョブの状態が指定した待ち状態であった、あるいは指定した待ち状態に遷移した。シミュレーション中の状態では判断せずに、指定状態待ちを継続します。

    • 1 : 指定したフレーム、ネット、ジョブの状態が待ち状態にならず、制限時間となった。シミュレーション中の状態であっても同様に判断します。

    • 90 : パラメタ指定の間違いがあった場合。

    • 91 : 動作環境サーバー稼働ノードの取得に失敗した場合。

    • 94 : 状態問い合わせに失敗した場合。連携先マネージャの千手が停止している、通信が確立されていない等が原因として考えられます。

警告

  • 本コマンドは接続先の状態管理サーバープロセスに負荷がかかるため、同時に大量に実行しないで下さい。(10個を目安として下さい)

8.2.191. sj_loadSampleDef-ジョブスケジュールサンプル作成-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sj_loadSampleDef.com [-h | -f [-p {prefix}] [-e {動作環境サーバー}] [-u {稼働ユーザー}] [-d {定義有効日}] [-t {フレーム開始時刻}] [-i] [-a]]
    • [Windows]
      sj_loadSampleDef.cmd [-h | -f [-p {prefix}] [-e {動作環境サーバー}] [-u {稼働ユーザー}] [-d {定義有効日}] [-t {フレーム開始時刻}] [-i] [-a]]
  • 目的

    千手マネージャをインストール直後に、ジョブスケジュールを動かせるように最低限のサンプルを作成します。

注釈

  • 本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -h

      オプション指定方法(Usage)を表示します。

    • -f

      非対話形式で実行(反映操作も自動実行)します。

    • -p

      作成定義の共通接頭辞を指定します。

    • -e

      動作環境サーバー名を指定します。

    • -u

      稼働ユーザーを指定します。

    • -d

      ネット定義有効日指定(yyyymmdd)を指定します。

    • -t

      フレーム開始時刻指定(HHMM)を指定します。

    • -i

      即時投入するかどうか指定します。

    • -a

      自動サイクル運用を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)会話モード
      C:\senju\bin>sj_loadSampleDef
      作成する定義情報を入力してください。
      定義共通prefix: sample
      ジョブ稼働サーバー(sjmgrjpeast01):
      ジョブ実行ユーザー(senju):
      定義有効開始日(20211220):
      ジョブ開始指定時刻(1359):
      自動サイクル運用を設定しますか?(y/N): y
      ---------
      動作環境: SAMPLE-SJMGRJPEAST001_SENJU01
      システム: SAMPLE_SYS01
      フレーム: SAMPLE_NET01
      ネット: SAMPLE_NET01
      ジョブ: SAMPLE_JOB01
      ---------
      これら定義を作成します。よろしいですか?(Y/n): y
      作成が成功しました。即時投入しますか?(y/N): y
      動作環境の作成が成功しました。
      ジョブの作成が成功しました。
      ネットの作成が成功しました。
      システムの作成が成功しました。
      実行システムの作成が成功しました。
      投入が成功しました。
      
    • (例2)非会話モード
      C:\senju\bin>sj_loadSampleDef -f -i
      反映ノード定義が成功しました。
      反映監視属性が成功しました。
      ジョブスケジュールの管理プロセスを再起動しました。
      動作環境の作成が成功しました。
      ジョブの作成が成功しました。
      ネットの作成が成功しました。
      システムの作成が成功しました。
      実行システムの作成が成功しました。
      投入が成功しました。
      
  • 標準エラー出力
    • 「動作環境の作成が失敗しました。」

      動作環境の自動作成に失敗したときに出力します。

    • 「ジョブの作成が失敗しました。」

      ジョブの自動作成に失敗したときに出力します。

    • 「ネットの作成が失敗しました。」

      ネットの自動作成に失敗したときに出力します。

    • 「システムの作成が失敗しました。」

      システムの自動作成に失敗したときに出力します。

    • 「定義共通prefixのフォーマットが不正です。」

      定義共通prefixに半角英数字、'-'、'_'以外が指定されたときに出力します。

    • 「ジョブ稼働サーバーのフォーマットが不正です。」

      ジョブ稼働サーバーに半角英数字、'-'以外が指定されたときに出力します。

    • 「ジョブ実行ユーザーのフォーマットが不正です。」

      ジョブ実行ユーザーに半角英数字、'-'、'_'以外が指定されたときに出力します。

    • 「ジョブ開始指定時刻のフォーマットが不正です。」

      ジョブ開始指定時刻に数字以外が指定されたときに出力します。

    • 「ネット定義有効日のフォーマットが不正です。」

      ネット定義有効日に数字以外が指定されたときに出力します。

    • 「コマンドが異常終了しました。」

      作成予定の定義が存在するときに出力します。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

注釈

  • コマンド実行により作成するエンティティの名称は英大文字のみとなります。

  • 非対話式で実行する場合、以下の処理はユーザー確認なしで実施します。
    • PEXサブシステム有効化

    • 反映(ノード定義)

    • 反映(監視属性)

    • ジョブスケジュール関連プロセスの再起動

8.2.192. sjRBA_bookhistory-実行ブックの稼働履歴の取得-

  • 指定形式
    sjRBA_bookhistory -bブック名 [-s表示開始日付 -e表示終了日付]
  • 目的

    指定した実行ブックの稼働履歴を参照します。

  • オプション
    • ブック名

      稼働履歴を参照する実行ブック名を指定します。

    • 表示開始日付

      表示する期間の開始運用日付を指定します。このオプションを省略し表示終了日付を指定した場合は、最も古い運用日付から表示終了日付までの稼働履歴が表示されます。

    • 表示終了日付

      表示する期間の終了運用日付を指定します。このオプションを省略し表示開始日付を指定した場合は、表示開始日付から最も新しい運用日付までの稼働履歴が表示されます。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjRBA_bookhistory -bbook-8-1
      開始日時            終了日時             実行時間 状態
      2009/03/16 16:09:47 2009/03/16 16:09:47  00:00:00 正常終了
      2009/03/16 16:09:24 2009/03/16 16:09:24  00:00:00 正常終了
      2009/03/16 16:08:27 2009/03/16 16:08:27  00:00:00 正常終了
      2009/03/16 16:07:58 2009/03/16 16:07:59  00:00:01 正常終了
      2009/03/16 16:07:30 2009/03/16 16:07:31  00:00:01 正常終了
      2009/03/12 14:49:05 2009/03/12 14:49:06  00:00:01 正常終了
      2009/03/12 14:48:17 2009/03/12 14:48:18  00:00:01 正常終了
      2009/03/12 14:42:14 2009/03/12 14:42:15  00:00:01 正常終了
      2009/03/12 14:41:30 2009/03/12 14:41:31  00:00:01 正常終了
      2009/03/12 14:40:30 2009/03/12 14:40:31  00:00:01 正常終了
      
  • 標準エラー出力
    • 「sjRBA_bookhistory:稼働履歴は見つかりませんでした。」

      指定したブックの稼働履歴が存在しない時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 稼働履歴は正常終了している実行ブックのみ表示されます。

  • 表示期間を指定した場合は、開始日付以降に起動し、終了日時までに終了した実行ブックのみ表示されます。

8.2.193. sjRBA_bookps-実行ブックの状態の参照-

  • 指定形式
    sjRBA_bookps [実行ブック名]
  • 目的

    指定した実行ブックの状態を表示します。表示される項目は、実行ブック名、状態、開始時刻、終了時刻です。

  • オプション
    • 実行ブック名

      状態を表示する実行ブック名を指定します。実行ブック名を省略した場合は、すべての投入済み実行ブックの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjRBA_bookps
      実行ブック名    状態    開始時刻        終了時刻
      20090409_204500.ログ収集.O    正常終了         9 20:45:00      9 20:45:01
      20090408_192437.障害報告.O      異常終了         9 19:24:37      9 19:24:43
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.194. sjRBA_bookreg-実行ブックの投入-

  • 指定形式
    sjRBA_bookreg -e実行ブック名
  • 目的

    指定した実行ブックを投入します。

  • オプション
    • 実行ブック名

      投入する実行ブックの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_bookreg -e20090408_000018.障害報告.A
      実行ブック(20090408_000018.障害報告.A)の投入に成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.195. sjRBA_bookresult-セクション稼働履歴取得コマンド-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_bookresult.com -e 実行ブック名
    • [Windows]
      sjRBA_bookresult.cmd -e 実行ブック名
  • 目的

    指定した実行ブックのセクション稼働履歴を出力します。

  • オプション
    • 実行ブック名

      セクション稼働履歴を出力する実行ブックの名称を指定します。

    • 実行結果
      • (例1)
        % sjRBA_bookresult.com -e 20110924_020020.SAMPLE.A
        2011-09-24 02:00:20 実行ブック起動         [実行ブック名:20110924_020020.SAMPLE.A]
        2011-09-24 02:00:20 セクション起動         [セクション名:START]
        2011-09-24 02:00:20 セクション正常終了     [セクション名:START]
        2011-09-24 02:00:20 セクション起動         [セクション名:SECTION1,起動コマンド:sleep 300]
        2011-09-24 02:05:20 セクション正常終了     [セクション名:SECTION1]
        2011-09-24 02:05:20 セクション起動         [セクション名:SECTION2,起動コマンド:sleep 60]
        2011-09-24 02:06:20 セクション正常終了     [セクション名:SECTION2]
        2011-09-24 02:06:20 セクション起動         [セクション名:END]
        2011-09-24 02:06:20 セクション正常終了     [セクション名:END]
        2011-09-24 02:06:20 実行ブック正常終了     [実行ブック名:20110924_020020.SAMPLE.A]
        %
        
  • 標準エラー出力
    • 「UsagesjRBA_bookresult.com(sjRBA_bookresult.cmd) -e 実行ブック名」

      引数の指定方法が異なっているときに出力されます。

    • 「指定した実行ブックのセクション稼働履歴は取得できませんでした。」

      セクション稼働履歴は取得に失敗したときに出力されます。

    • 「指定した実行ブックのセクション稼働履歴は存在しません。」

      指定した実行ブックのセクション稼働履歴が保存されているファイルが存在しない時に出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

    • 2 : 対象実行ブックの稼働履歴が存在しない

    • 3 : Usageエラー

8.2.196. sjRBA_changeenv-実行ブックの環境変数の変更/追加/参照/削除-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_changeenv -e実行ブック名 [-cチャプター名 セクション名] [-v'環境変数=値']
    • [Windows]
      sjRBA_changeenv -e実行ブック名 [-cチャプター名 セクション名] [-v"環境変数=値"]
  • 目的

    指定した実行ブック、またはセクションの環境変数を変更/追加/参照/削除します。そのセクションが所属する実行ブックが投入後であれば実行前のセクションにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 実行ブック名

      環境変数を変更/追加/参照/削除する実行ブックの名称、またはセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      環境変数を変更/追加/参照/削除するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      環境変数を変更/追加/参照/削除するセクションの名称を指定します。

    • 環境変数=値

      変更する環境変数の定義を指定します。省略すると、ブックまたはセクションで定義されている環境変数の一覧を表示します。環境変数の値を省略した場合、ブックまたはセクションで定義されている環境変数の削除を行います。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_changeenv -e20090409_204821.RBATEST1-2.O -v'booktenv=/tmp/file1'
      実行ブック(20090409_204821.book1.O)の環境変数を以下の通り変更、又は追加しました。
      booktenv=/tmp/file1
      実行中の実行ブック(20090409_204821.book1.O)に定義を反映させました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjRBA_changeenv -e20090409_204821.book1.O -cchapter1 section1 -vsectiontenv=/tmp/file1
      実行ブック(20090409_204821.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の環境変数を以下の通り変更、又は追加しました。
      sectiontenv=/tmp/file1
      実行中の実行ブック(20090409_204821.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
    • (例3)
      %  sjRBA_changeenv -e20090409_204821.book1.O -cchapter1 section1 -vsectiontenv=
      実行ブック(20090409_204821.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の環境変数(sectiontenv)を削除しました。
      実行中の実行ブック(20090409_204821.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjRBA_changeenvの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。
    • 例)
      % sjRBA_changeenv -v'環境変数1=値1' -v'環境変数2=値2'
      

8.2.197. sjRBA_changenode-実行ブックの稼働ノードの変更/参照-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_changenode -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名 [-u'ユーザー名'] [-wパスワード] -L {-V|-N -hノードID} -R {-V|-N -hノードID} {-T|-H|-M} -pプローブノードID [-oポート番号] [-s'共有名']
    • [Windows]
      sjRBA_changenode -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名 [-u"ユーザー名"] [-wパスワード] -L {-V|-N -hノードID} -R {-V|-N -hノードID} {-T|-H|-M} -pプローブノードID [-oポート番号] [-s"共有名"]
  • 目的

    指定したセクションの稼働ノードを変更/追加/参照/削除します。そのセクションが所属する実行ブックが投入後であれば実行前のセクションにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 実行ブック名

      稼働ノードを変更/参照する実行ブックの名称、またはセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      稼働ノードを変更/参照するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      稼働ノードを変更/参照するセクションの名称を指定します。

    • ユーザー名

      稼働ノードのユーザー名を指定します

    • パスワード

      稼働ノードのパスワードを指定します

    • -L

      稼働ノードへの接続方法をローカル実行に設定します。

    • -R

      稼働ノードへの接続方法をリモート実行に設定します。

    • -V

      コマンドを実行するノードをブックの起動元メッセージの発信ノードに設定します。

    • -N

      コマンドを実行するノードを指定ノードに設定します。

    • ノード名

      変更する稼働ノードIDを指定します。-Nオプションを指定した場合、必ず指定して下さい。

    • -T

      プローブからリモートノードのコマンド実行を行う際に使用する接続方式をTELNETによる接続に設定します。-Rオプションを指定した場合、-T、-H、-Mのいずれかを必ず指定するようにして下さい。

    • -H

      プローブからリモートノードのコマンド実行を行う際に使用する接続方式をSSHによる接続に設定します。-Rオプションを指定した場合、-T、-H、-Mのいずれかを必ず指定するようにして下さい。現在の接続方式がTELNET、WMIの場合、TELNET、WMIからSSHへ接続方法を変更することはできません。

    • -M

      プローブからリモートノードのコマンド実行を行う際に使用する接続方式をWMIによる接続に設定します。-Rオプションを指定した場合、-T、-H、-Mのいずれかを必ず指定するようにして下さい。

    • プローブノード

      稼働ノードのプローブノードIDを指定します。-Rオプションを指定した場合、必ず指定して下さい。

    • ポート番号

      プローブからリモートノードに対してコマンドを実行する際にリモートノードにTELNET/SSHアクセスする時に使用されるポート番号を指定します。省略時は、telnetが選択されている場合は23、SSHが選択されている場合は22を使用します。

    • 共有名

      プローブからリモートノードのコマンド実行を行う際にWMIによる接続方式を指定する場合に、コマンド出力の一時ファイルの作成に使用されるディレクトリの共有名またはフルパスを指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_changenode -e20090413_213630.book1.O -cchapter1 section1 -L -N -hnodeA
      実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の稼働ノード定義を以下の通りに変更しました。
      ローカル実行
      ノードID -> nodeA
      稼働中の実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
    • (例2)
      %  sjRBA_changenode -e20090413_213630.book1.O -cchapter1 section1 -u'senju' -W=AaFj5wLTHvyDoQ1q -L -V
      実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の稼働ノード定義を以下の通りに変更しました。
      ローカル実行
      ノードID -> 環境変数の値を使用
      ユーザー名 -> senju
      パスワード -> ********
      稼働中の実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
    • (例3)
      %  sjRBA_changenode -e20090413_213630.book1.O -cchapter1 section1 -u'senju' -W=AbENocZI8TFfsWNa -R -N -hnodeA -T -pnodeB
      実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の稼働ノード定義を以下の通りに変更しました。
      リモート実行
      ノードID -> nodeA
      プローブノードID -> nodeB
      ユーザー名 -> senju
      パスワード -> ********
      ポート番号 ->
      接続種別 -> TELNET接続
      稼働中の実行ブック(20090413_213630.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「指定された実行ブック(実行ブック名)が存在しません。」

      指定した実行ブックが存在しない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「実行ブック(実行ブック名)にチャプター(チャプター名)またはセクション(セクション名)が存在しません。」

      指定したチャプターまたはセクションが指定した実行ブックに存在しない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「処理中にエラーが発生しました。処理は中止されました。」

      ノードグループ情報を取得失敗する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「指されたノード(ノード名)は登録されていません。」

      指定したノードが存在しない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ポート番号は1~65535の数字を指定してください。」

      ポート番号に1~65535以外の物を指定する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「実行ブック(実行ブック名)のチャプター(チャプター名)のセクション(セクション名)の稼働ノードは指定されていません。」

      セクションの稼働ノードが指定されない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「実行後の稼働ノード変更では、TELNET,WMIからSSHに変更することはできません。」

      投入後のセクションの稼働ノード接続方法をTELNET、WMIからSSHに変更する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ポート番号は半角数字のみで指定してください。」

      ポート番号に半角数字以外の物を指定する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「パスワードの暗号化に失敗しました。パスワードは変更できませんでした。」

      パスワードの暗号化に失敗する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「(パラメータ)の文字数が長すぎます。」

      指定したパラメータのバイト数が上限値を超える時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.198. sjRBA_fbranch-セクション(分岐)の強制分岐-

  • 指定形式
    sjRBA_fbranch -e実行ブック名 -cチャプター名 -s分岐セクション名 -t分岐先名
  • 目的

    指定した分岐を強制分岐します。分岐条件が一致しないため異常終了となっている分岐や一時停止中の分岐を、分岐条件を無視して強制分岐させることができます。

  • オプション
    • 実行ブック名

      強制分岐する分岐が所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      強制分岐する分岐が所属するチャプターの名称を指定します。

    • 分岐セクション名

      強制分岐する分岐の名称を指定します。

    • 分岐先名

      稼働させる分岐先の名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_fbranch -e20090413_204643.book1.O -cchapter1 -s終了値分岐 -tsection1
      実行ブック(20090413_204643.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(終了値分岐)は強制分岐されました。(分岐先:section1)
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「malloc error (book) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「malloc error (chapter) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「malloc error (section) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「malloc error (backsection) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.199. sjRBA_GEN_all-実行ブックの作成と投入-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_GEN_all -bブック名 [-M'環境変数名=値'] [-L'環境変数名=値(LONG)']
    • [Windows]
      sjRBA_GEN_all -bブック名 [-M"環境変数名=値"] [-L"環境変数名=値(LONG)"]
  • 目的

    指定したブックから実行ブックを作成し、即時投入を行います。

  • オプション
    • ブック名

      作成する実行ブックのもとになるブックの名称を指定します。

    • 環境変数名=値
      セクションに指定されたコマンドが起動する際に、追加される千手環境変数を指定します。環境変数の値は128byteまで指定できます。
      環境変数を複数指定するときは、同じオプションを複数指定してください。最大で20個指定することができます。
    • 環境変数名=値(LONG)
      セクションに指定されたコマンドが起動する際に、追加される千手環境変数を指定します。環境変数の値は1024byteまで指定できます。
      環境変数を複数指定するときは、同じオプションを複数指定してください。最大で5個指定することができます。
  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_GEN_all -bbook1 -M'USER_ENV1=ENV1' -M'USER_ENV2=ENV2' -L'SJ_EVT_MSG_CONTENT=監視タスクの状態が異常になりました。(ノードID:nodeA,監視タスク名:プロセス別メモリ使用量(KB)[UNIX],監視タスクID:1053,監視対象:procA(16979)(値:644(通常),しきい値:<= 500))'
      ブック[book1]の登録を開始します。
      実行ブック[20090414_144516.book1.O]を登録しました。
      実行ブック[20090414_144516.book1.O]の投入に成功しました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「malloc error (book) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「malloc error (env) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「malloc error (parame) [(数値)]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.200. sjRBA_GEN_delete-実行ブックの削除-

  • 指定形式
    sjRBA_GEN_delete {-e実行ブック名 | -d日付 [-bブック名] | [-d日付] -bブック名} [-f]
  • 目的

    指定した実行ブックを初期化し削除を行います。

  • オプション
    • 実行ブック名

      削除する実行ブックの名称を指定します

    • 日付

      削除する実行ブックの運用日付をyyyymmddの形式で指定します。日付を省略すると当日(マシンタイム)のブックを削除します。

    • ブック名

      削除するブックの名称を指定します。ブックを省略すると、指定された日付のすべての実行ブックを削除します。

    • -f

      強制モードを指定します。このモードを指定しないと、正常終了、スキップ終了、または対応済以外の実行ブックは削除できません。

    • 実行結果

(例1)

%  sjRBA_GEN_delete -e20090414_111356.book1.O
実行ブックの削除を開始します。
20090414_111356.book1.O を削除します。
実行ブックの削除に成功しました。(実行ブック:20090414_111356.book1.O)
実行ブックの削除が終了しました。
%

(例2)

%  sjRBA_GEN_delete -d20090414
実行ブックの削除を開始します。
20090408_202212.book1.O を削除します。
実行ブックの削除に成功しました。(実行ブック:20090408_202212.book1.O)
20090408_202212.book2.O を削除します。
実行ブックの削除に成功しました。(実行ブック:20090408_202212.book2.O)
実行ブック(20090408_205900.book3.O)は正常終了していない、または未対応です。
実行ブックの削除が終了しました。
%
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.201. sjRBA_procrun-千手マネージャへのイベント通知-

  • 指定形式
    sjRBA_procrun ホスト名 [-l アカウント名 [-p  パスワード]] [-k  漢字コード{SJIS|EUC|UTF8|UNICODE|NOTCONV}] [-t OSタイプ{WIN|UNIX}] [-P ポート番号] コマンド
  • 目的

    本コマンドは、UNIX版千手マネージャ、Windows版千手マネージャに対しイベントを通知するコマンドです。

  • オプション
    • ホスト名

      イベントを通知する千手マネージャ名を指定します。

    • -l アカウント名

      イベントを通知するアカウント名を指定します。

    • -p パスワード

      アカウント名に対応するパスワードを指定します。

    • -k 漢字コード{SJIS|EUC|UTF8|UNICODE|NOTCONV}

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8/UNICODE)に変換します。オプション省略時、またはNOTCONV指定時は漢字コードの変換は行いません。

    • -t OSタイプ{WIN|UNIX}

      イベントを通知する千手マネージャのOSタイプを指定します。省略した場合、UNIXが使用されます。

    • -P ポート番号

      千手マネージャにイベントを通知する場合に使用する通信ポート番号を指定します。省略した場合、8507番ポートを使用します。

    • コマンド

      千手マネージャに通知するコマンドを指定します。

  • 実行結果
    • (例) UNIX版千手エージェントからUNIX版千手マネージャ へのイベント通知
      % sjRBA_procrun MGR -t UNIX sjANM_sendmsg -c\\\!ANM101
      & INFO This is sendmsg process.
      success
      

    警告

    • UNIX版千手マネージャで実行されるコマンドはシェル上で実行されるため、実行コマンドに特殊文字である「!(エクスクラメーションマーク)」が含まれる場合、「 ! 」の前に「\(バックスラッシュ)」を付与する必要があります。

    • UNIX版千手エージェントのシェルからコマンドを発行する場合、これら2つの特殊文字「 \! 」 それぞれ の前にさらに「 \ 」を付与する必要があります。

  • 標準エラー出力

    実行したイベントのエラーメッセージ。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了(実行したイベントの終了ステータスとは異なります)

    • 1 : 異常終了(実行したイベントの終了ステータスとは異なります)

  • 特別認証設定
    千手マネージャ上でコマンドをリモート実行するためには、千手マネージャで特別認証のための環境変数の設定を行う必要があります。
    • Linux版千手マネージャの設定手順
      1. 千手稼働アカウントでログインします。

      2. 環境変数の設定のため、以下のコマンドを実行します。
        % sj_source.com -cSjRBA_SPECIAL_AUTH_METHOD=1
        % exit
        
      3. 環境変数の確認のため、千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行します。
        % env | grep SjRBA_SPECIAL_AUTH_METHOD
        SjRBA_SPECIAL_AUTH_METHOD=1
        % exit
        
      4. 設定の反映のため、ノードモニタよりsjRBA_rexdプロセスを停止・起動して下さい。

    • Windows版マネージャの設定手順
      1. 千手稼働アカウントでログインします。

      2. 環境変数の設定のため、以下のコマンドを実行します。
        $ sj_source -cSjRBA_SPECIAL_AUTH_METHOD=1
        $ exit
        
      3. 環境変数の確認のため、千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行します。
        $ sj_getenv SjRBA_SPECIAL_AUTH_METHOD
        1
        
      4. 設定の反映のため、ノードモニタよりsjRBA_rexdプロセスを停止・起動して下さい。

8.2.202. sjRBA_rex-セクションコマンドの実行-

  • 指定形式
    sjRBA_rex ホスト名 [-l アカウント [-p パスワード]] [-k SJIS/EUC/UTF8/UNICODE/NOTCONV] コマンド
  • 目的

    本コマンドは運用管理サーバーから、遠隔のUNIXエージェント、Windowsエージェントに対しコマンドを発行するコマンドです。

  • オプション
    • ホスト名

      コマンドを実行させるノード名を指定します。

    • アカウント名

      コマンドを実行させるアカウント名を指定します。オプション省略時、コマンドは千手稼働アカウントで実行されます。

      警告

      "-l"オプションにて千手稼働アカウント以外を指定した場合、以下にご注意ください。
      • UNIX エージェント:

        千手稼働アカウントの環境変数は引き継がれません。

      • Windows エージェント:

        千手稼働アカウントの環境変数は引き継がれます。

    • パスワード

      コマンドを実行させるアカウントに対応するパスワードを指定します。

    • 文字セット(SJIS/EUC/UTF8/UNICODE/NOTCONV)

      コマンド実行環境の漢字コードを指定します。コマンド出力結果を指定の漢字コード(SJIS/EUC/UTF8/UNICODE)から千手稼働アカウントの文字コードに変換します。オプション省略時、またはNOTCONV指定時は漢字コードの変換は行いません。

    • コマンド

      ノードで実行させるコマンドを指定します。

  • 標準エラー出力
    • 「(ノード)の通信ポートの取得に失敗しました。」

      指定したノードの通信ポートを取得失敗する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「(ノード)は千手エージェントではありません。」

      指定したノードがエージェントではない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「(ノード)と接続できません。」

      指定したノードと接続できない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「(ノード)への開始電文の送信に失敗しました。」

      コマンド開始データ電文の送信失敗する時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「アカウントの指定が長すぎます。(最大512バイト)」

      指定したアカウントのバイト数が上限値を超える時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「パスワードの指定が長すぎます。(最大64バイト)」

      指定したパスワードのバイト数が上限値を超える時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「文字セットの指定に誤りがあります。」

      指定した文字コードがサポート対象外の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「コマンドラインの指定が長すぎます。(最大1023バイト)」

      指定したコマンドラインのバイト数が上限値を超える時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「コマンドラインの指定がありません。」

      コマンドラインが指定されない時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「アカウントの指定がありません。」

      アカウントが指定されない時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス

    0 : 正常終了(リモートで実行したコマンドの終了ステータスとは異なります)

  • ユーザー認証
    千手の独自プロトコルであるsjRBA_rexでコマンド実行を行う場合、コマンドを実行する前に以下のようなユーザー認証を行います。
    1. sjRBA_rexコマンドを起動したユーザー名及び引数に指定されたリモートユーザー名を取得します。

    2. リモートノードの「sjRBA_rexd」デーモンは、ユーザー認証用ファイルを参照し、sjRBA_rexコマンドを起動したホスト名及びユーザー名が記述されていれば実行を許可します。
      ユーザー認証用ファイルの箇所
      • UNIX/Linux版エージェント:

        指定されたリモートユーザーのホームディレクトリ下のdat/.sj_rexhostsファイル。

      • Windows版エージェント:

        千手稼働アカウントのホームディレクトリ下のrhostsファイル。

  • 認証用ファイル
    千手の独自プロトコルである「REX」におけるユーザー認証用ファイル(Windows版エージェント:rhosts/UNIX版エージェント:dat/.sj_rexhosts)のフォーマットは、RSHのユーザー認証用ファイルである.rhostsのフォーマットと同じような形式となっています。なお、このユーザー認証用ファイルは、ftu、sj_gremsh、sj_mremsh、sj_remsheでも使用しています。
    ホスト名    ユーザー名
    
  • 環境変数
    • sjRBA_rexコマンドが使用するポート番号範囲の設定
      コマンドが使用するポート番号は、OSから割り振られますが、環境変数の設定より、使用するポート番号の範囲を指定する事ができます。(セクションコマンド管理サーバー(sjRBA_rexd)が使用するポート番号ではありません)
      • SjRBA_PORT_MIN:使用ポート番号の下限値(範囲:1024~65535)

      • SjRBA_PORT_MAX:使用ポート番号の上限値(範囲:1024~65535)

      1. SjRBA_PORT_MIN なし、SjRBA_PORT_MAX なしの場合

        ポート番号はOSが自動的に割り振ります。

      2. SjRBA_PORT_MIN あり、SjRBA_PORT_MAX なしの場合
        • SjRBA_PORT_MINの値~65535 の範囲で割り振られます。

        • SjRBA_PORT_MINの値が1024よりも小さい場合、1024からとなります。

      3. SjRBA_PORT_MIN なし、SjRBA_PORT_MAX ありの場合
        • 1024~SjRBA_PORT_MAXの値の範囲で割り振られます。

        • SjRBA_PORT_MAXの値が65535よりも大きい場合、65535 までとなります。

      4. SjRBA_PORT_MIN あり、SjRBA_PORT_MAX ありの場合
        • SjRBA_PORT_MINの値~SjRBA_PORT_MAXの値の範囲で割り振られます。

        • SjRBA_PORT_MINの値がSjRBA_PORT_MAXの値より大きい場合は、環境変数が指定されていない状態と同じ環境でsjRBA_rexコマンドが動作します。

      注釈

      ポート番号の範囲は、ノードの台数 x 2 以上を設定してください。

  • 環境変数の設定方法
    sjRBA_rex実行側マシンに千手稼働アカウントにてログインし、以下コマンドにて設定してください。
    • OSが UNIXの場合
      • (例) 使用ポート番号の下限値を20000とする場合
        % sj_source.com -cSjRBA_PORT_MIN=20000
        success
        
      • (例) 使用ポート番号の上限値をデフォルト値に戻す場合
        % sj_source.com -dSjRBA_PORT_MIN=
        success
        

    注釈

    • 値を設定(変更)、または、デフォルトに戻した後は、設定の反映のため、環境変数を設定したマシンの千手システムを再起動して下さい。

    • OSが Windowsの場合
      • (例) 使用ポート番号の下限値を20000とする場合
        > sj_source -cSjRBA_PORT_MIN=20000
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        
      • (例) 使用ポート番号の上限値をデフォルト値に戻す場合
        > sj_source -cSjRBA_PORT_MIN=
        環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
        

    注釈

    • 値を設定(変更)、または、デフォルトに戻した後は、設定の反映のため、環境変数を設定したマシンの千手システムを再起動して下さい。

8.2.203. sjRBA_sectcommand-セクションの起動コマンドの変更/参照-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_sectcommand -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名 [-x'起動コマンド'] [-p'パラメータ名' -v'デフォルト値']
    • [Windows]
      sjRBA_sectcommand -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名 [-x"起動コマンド"] [-p"パラメータ名" -v"デフォルト値"]
  • 目的

    指定したセクションの起動コマンド、パラメータを変更/参照します。そのセクションの所属する実行ブックが投入後であれば実行前のセクションにも新しい定義が反映されます。

  • オプション
    • 実行ブック名

      起動コマンドを変更/参照するセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      起動コマンドを変更/参照するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      起動コマンドを変更/参照するセクションの名称を指定します。

    • 起動コマンド
      セクションの起動コマンドを指定します。起動コマンド、パラメータ名、デフォルト値を省略すると現在定義されている起動コマンドを表示します。
      パターン中にダブルクォーテーションを使用したい場合は、UNIXではシングルクォーテーションで括り、Windowsでは制御コード(\)をダブルクォーテーションの直前に付加して下さい。パターン中にシングルクォーテーションを使用したい場合はUNIXではダブルクォーテーションで括り、Windowsではそのままシングルクォーテーションを使用して下さい。UNIXにおいてパターン中でシングルクォーテーションとダブルクォーテーションの両方を使用することはできません。
    • パラメータ名

      デフォルト値を変更するパラメータ名を指定します。

    • デフォルト値

      変更するデフォルト値を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_sectcommand -e20090414_164842.book1.O -cchapter1 section1 -x'db_stop' -p'param1' -v'-f'
      実行ブック(20090414_164842.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)の起動コマンド定義を以下の通りに変更しました。
      db_stop
      パラメーター(param1)のデフォルト値を以下の通りに変更しました。
      -f
      実行中の実行ブック(20090414_164842.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)に定義を反映させました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • sjRBA_sectcommandの引数に複数の同じオプションを指定した場合、最後に指定したオプションが有効になります。同じオプションは、複数指定しないで下さい。
    • 例)
      sjRBA_sectcommand -p'param1' -v'/home/senju/tmpout' -p'param2' -v'rm filea'
      

8.2.204. sjRBA_sectexec-セクションの再ラン-

  • 指定形式
    sjRBA_sectexec -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名
  • 目的

    指定したセクションを再ランします。セクションが異常終了/不明の場合に有効です。

  • オプション
    • 実行ブック名

      再ランするセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      再ランするセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      再ランするセクションの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_sectexec -e20090407_204238.book1.O -cchapter1 section1
      実行ブック(e20090407_204238.book1.O)のチャプター(cchapter1)のセクション(section1)は再起動されました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「ERR malloc error (book) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ERR malloc error (chapter) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.205. sjRBA_secthold-セクションの一時停止の指定/解除-

  • 指定形式
    sjRBA_secthold [-R] -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名
  • 目的

    指定したセクションの一時停止指定の設定/解除を行います。指定したセクションの所属する実行ブックが未投入の場合、セクションの一時停止指定を設定/解除します。実行ブックが起動後の場合、指定されたセクションを一時停止/解除します。

  • オプション
    • 実行ブック名

      一時停止指定を設定/解除するセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      一時停止指定を設定/解除するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      一時停止指定を設定/解除するセクションの名称を指定します。

    • -R

      一時停止を解除します。このオプションが指定されていない場合は一時停止を設定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_secthold -e20090407_204238.book1.O -chapter1 section1
      実行ブック(e20090407_204238.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)は一時停止が指定されました。
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「ERR malloc error (book) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ERR malloc error (chapter) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

8.2.206. sjRBA_sectMailSend-メール送信(セクション実行結果添付)-

  • 指定形式
    • [UNIX]
      sjRBA_sectMailSend.com { -g 連絡先グループ名 | -t 宛先(To) [-c 宛先(Cc)] [-b 宛先(Bcc)] } { -m メールテンプレート名 | -s 件名 -d 本文 } [-f 送信元メールアドレス] [-last | -tb 実行ブック名 -ch チャプター名 -sc セクション名] [-l | -l -r {TLS|STARTTLS}]
    • [Windows]
      sjRBA_sectMailSend.cmd { -g 連絡先グループ名 | -t 宛先(To) [-c 宛先(Cc)] [-b 宛先(Bcc)] } { -m メールテンプレート名 | -s 件名 -d 本文 } [-f 送信元メールアドレス] [-last | -tb 実行ブック名 -ch チャプター名 -sc セクション名] [-l | -l -r {TLS|STARTTLS}]
  • 目的

    メール送信時に指定したセクションの実行結果を添付し、sj_extMailsendを実行します。sj_extMailsendについては sj_extMailsend-メール送信(メールテンプレート指定)- を参照してください。

  • オプション
    • 連絡先グループ

      メール送信時の宛先が登録されている連絡先グループの名称を指定します。

    • 宛先(To)

      送信しようとするメールの送付先メールアドレスを指定します。宛先(To)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • 宛先(Cc)

      送信しようとするメールのカーボンコピー先メールアドレスを指定します。宛先(Cc)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • 宛先(Bcc)

      送信しようとするメールのブラインドカーボンコピー先メールアドレスを指定します。宛先(Bcc)を複数指定する場合は、同じオプションを複数指定してください。最大で10個指定することができます。

    • メールテンプレート名

      メールのタイトル、本文を定義したメールテンプレートの名称を指定します。

    • 件名

      送信しようとするメールのタイトルを指定します。尚、空白を含む件名を指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • 本文

      送信しようとするメールの本文を指定します。尚、空白を含む本文を指定する際は、Windowsはダブルクォーテーション(" ")、UNIXはシングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

    • 送信元メールアドレス

      送信しようとするメールの差出人メールボックスを指定します。省略するとsenju@localhostを差出人メールボックスとします。

    • -last

      添付ファイルに前セクションの実行結果格納ファイルを設定します。

    • 実行ブック名

      添付ファイルに設定するセクションの実行結果の実行ブック名を指定します。

    • チャプター名

      添付ファイルに設定するセクションの実行結果のチャプター名を指定します。

    • セクション名

      添付ファイルに設定するセクションの実行結果のセクション名を指定します。

    • -l

      メールテンプレートの直接送信を指定します。省略した場合、メール送信データの作成となります。

    • -r {TLS|STARTTLS}
      メールテンプレートを直接送信する時に暗号化接続の種類を指定します。
      • TLS :TLSv1.2またはTLSv1.3で接続(※)

      • STARTTLS :STARTTLSで接続

      注釈

      ※ TLSv1.2とTLSv1.3の両方が有効化されている場合、デフォルトのTLSv1.2で接続します。

      省略した場合、非暗号化接続でのメールテンプレートの送信となります。

  • 実行結果
    • (例1)
      % sjRBA_sectMailSend.com -g mailgrp -m template1 -tb testbook -ch testchapter -sc testsection
      sj_extMailSend:0000000000000081461,連絡先グループ名:mailgrp,件名:test mail
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「引数([引数])が二重に指定されています。」

      -last、実行ブック名、チャプター名、セクション名の内、いずれかが二重に指定されていた場合に出力します。

    • 「引数(last)と引数(tb/ch/sc)の両方が指定されています。」

      実行ブック名、チャプター名、セクション名のいずれかと-lastが両方指定されていた場合に出力します。

    • 「引数([引数])の値が設定されていません。」

      引数を指定した際に引数の値が設定されていない場合に出力されます。

    • 「不正な引数([引数])が指定されています。」

      想定外の引数が指定された場合に出力されます。

    • 「実行ブックを指定してください。」

      チャプター名、セクション名のいずれかが指定されている際に、実行ブック名が指定されていない場合に出力されます。

    • 「チャプターを指定してください。」

      実行ブック名が指定されている際に、チャプター名が指定されていない場合に出力されます。

    • 「セクションを指定してください。」

      実行ブック名、チャプター名の2つが指定されている際に、セクション名が指定されていない場合に出力されます。

    • 「指定されたセクションの実行結果ファイルは存在しません。(実行ブック: [実行ブック名]、チャプター: [チャプター名]、セクション: [セクション名])」

      指定されたセクションの実行結果ファイルが存在しない場合に出力されます。

    • 「指定されたセクションの実行結果ファイルに対する読込権限がありません。(実行ブック: [実行ブック名]、チャプター: [チャプター名]、セクション: [セクション名])」

      指定されたセクションの実行結果ファイルの読込権限がない場合に出力されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了(sj_extMailSendが異常終了した場合)

    • 2 : 異常終了

警告

  • UNIXマネージャでは、件名及び本文にスペースおよび以下の文字を含む場合、それらの文字が取り除かれます。
    {  } [  ] * `
    
  • UNIXマネージャでは、引数に2バイト文字を使用する場合、シングルクォーテーション(' ')で囲って下さい。

  • セクションの実行結果を添付してメール送信を行う場合、千手ホーム、実行ブック名、チャプター名、セクション名の文字列長の合計を229バイト以内にしてください。

  • 引数 -l を指定しない場合にセクションの実行結果を添付してメール送信を行う場合、Senju Enterprise Navigatorのインストールディレクトリ、チャプター名、セクション名の文字列長の合計を142バイト以内にしてください。

8.2.207. sjRBA_sectoutput-セクションの実行結果の参照-

  • 指定形式
    sjRBA_sectoutput -e実行ブック名 -cチャプター名 -sセクション名 [-h世代番号] [-d変換元文字コード]
  • 目的

    指定したセクションの実行結果を参照します。

  • オプション
    • 実行ブック名

      実行結果を参照するセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      実行結果を参照するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      実行結果を参照するセクションの名称を指定します。

    • 世代番号

      実行結果ファイルの世代番号を指定します。世代番号は 1~7 です。

    • 変換元文字コード
      保存されているコマンド実行結果ファイルの文字コード(EUC/SJIS/UTF8/UTF16)を指定します。実行結果ファイルを指定された文字コードから運用管理サーバーの文字コードに変換して表示します。
      コマンド実行結果ファイルがすでに運用管理サーバーの文字コードに変換済みの場合は省略可能です。
  • 実行結果
    • (例1)
      % sjRBA_sectoutput -e20090515_181119.book1.O -cchapter1 -sプロセス稼働確認
      F S UID  PID PPID C PRI  NI ADDR SZ WCHAN  STIME TTY   TIME CMD
      4 S root  1  0  0  75  0 -   516 -   Jan22 ?   00:03:39 init [3]
      1 S root   2   1  0 -40   - -     0 -   Jan22 ?    00:00:00 [migration/0]
      1 S root   3   1  0  94  19 -     0 -   Jan22 ?    00:00:02 [ksoftirqd/0]
      5 S root   4   1  0 -40   - -     0 -   Jan22 ?    00:00:00 [watchdog/0]
      1 S root   5   1  0 -40   - -     0 -   Jan22 ?    00:00:00 [migration/1]
      1 S root   6   1  0  94  19 -     0 -   Jan22 ?    00:00:01 [ksoftirqd/1]
      5 S root   7   1  0 -40   - -     0 -   Jan22 ?    00:00:00 [watchdog/1]
      1 S root   8   1  0  70  -5 -     0 -   Jan22 ?    00:00:22 [events/0]
      1 S root   9   1  0  70  -5 -     0 -   Jan22 ?    00:00:10 [events/1]
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.208. sjRBA_sectps-セクションの状態の参照-

  • 指定形式
    sjRBA_sectps -e実行ブック名 -cチャプター名 [セクション名]
  • 目的
    指定したセクションの状態を表示します。表示される項目は次のとおりです。
    • セクション名

    • 状態

    • 稼働ノード名

    • ユーザー名

    • 開始時刻

    • 終了時刻

  • オプション
    • 実行ブック名

      状態を表示するセクションが所属する実行ブック名を指定します。

    • チャプター名

      状態を表示するセクションが所属するチャプター名を指定します。

    • セクション名

      状態を表示するセクション名を指定します。省略した場合は、指定されたチャプター内のすべてのセクションの情報を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_sectps -e20090407_204238.book1.O -cchapter1
      セクション名    状態            稼働ノード名    ユーザ名    開始時刻        終了時刻
      section1        正常終了        node2           senju       10 09:31:41     10 09:31:42
      section2        異常終了                                    10 09:31:42     10 09:31:42
      section3        起動待ち
      START           正常終了        node1                       10 09:31:41     10 09:31:41
      END             起動待ち        node1
      %
      
  • 標準エラー出力
    • 「ERR malloc error (book) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

    • 「ERR malloc error (chapter) [数値]」

      メモリ不足の時にこのエラーメッセージが表示されます。

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.209. sjRBA_sectskip-セクションのスキップの指定/解除-

  • 指定形式
    sjRBA_sectskip [-R] -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名
  • 目的

    指定したセクションのスキップ指定の設定/解除を行います。指定したセクションの所属する実行ブックが未投入の場合、セクションのスキップ指定を設定/解除します。実行ブックが起動後の場合、指定されたセクションをスキップ/解除します。

  • オプション
    • -R

      スキップを解除します。 このオプションが指定されていない場合はスキップを設定します。

    • 実行ブック名

      スキップを設定/解除するセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      スキップを設定/解除するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      スキップを設定/解除するセクションの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_sectskip -e20090407_204730.book1.O -cchapter1 section1
      実行ブック(20090407_204730.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)はスキップが指定されました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.210. sjRBA_sectstop-セクションの強制停止-

  • 指定形式
    sjRBA_sectstop -e実行ブック名 -cチャプター名 セクション名
  • 目的

    指定したセクションを強制停止します。セクションが稼働中の場合、そのセクションは異常終了となり、キューイングの場合は起動待ち(あるいはスキップ待ち/一時停止待ち)になります。

  • オプション
    • 実行ブック名

      強制停止するセクションが所属する実行ブックの名称を指定します。

    • チャプター名

      強制停止するセクションが所属するチャプターの名称を指定します。

    • セクション名

      強制停止するセクションの名称を指定します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  sjRBA_sectstop -e20090407_204730.book1.O -cchapter1 section1
      実行ブック(20090407_204730.book1.O)のチャプター(chapter1)のセクション(section1)は強制停止されました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.211. sjRBA_vmControl.pl-VMware ESXに対する操作及び仮想化情報の参照-

  • 目的

    指定したVMware ESXの仮想マシンの参照/起動/停止/再起動/移行、またはスナップショットの参照/作成/削除/復元などの処理を行うコマンドです。

  • 操作モード
    コマンドのオプションに操作モードを指定することで、様々な処理を行います。操作モードについては下記の表を参照してください。

    操作モード

    説明

    goto_snapshot

    仮想マシンスナップショットの復元

    list_snapshot

    仮想マシンスナップショット一覧の作成

    migrate_vm

    オンライン仮想マシンの移行

    remove_snapshot

    仮想マシンスナップショットの削除

    revert_snapshot

    仮想マシンのカレントスナップショットの復元

    start_vm

    仮想マシンの起動

    shutdown_guest

    仮想マシンのシャットダウン

    stop_vm

    仮想マシンの停止

    suspend_vm

    仮想マシンの一時停止

    reboot_guest

    仮想マシンの再起動

    take_snapshot

    仮想マシンスナップショットの作成

8.2.211.1. sjRBA_vmControl.pl --operation goto_snapshot-仮想マシンスナップショットの復元-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation goto_snapshot --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名 --snapshotname スナップショット名
  • 目的

    指定した仮想マシンの特定のスナップショットを復元します。仮想環境の日常管理、運用管理の自動化などに役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      スナップショット一覧を表示したい仮想マシンの所属ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      スナップショット復元対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

    • --snapshotname スナップショット名

      復元対象となるスナップショットの名前を指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation goto_snapshot --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01 --snapshotname http_server_01_snapshot01
      Restoring snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been restored successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0:操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1:エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.2. sjRBA_vmControl.pl --operation list_snapshot-仮想マシンスナップショット一覧の作成-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation list_snapshot --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定した仮想マシンのスナップショット一覧を表示します。仮想マシンバックアップ履歴情報を調べるのに役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      スナップショット一覧を表示したい仮想マシンの所属ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      スナップショット一覧を表示したい仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation list_snapshot --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Snapshots of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') :
      Name                                              Date                Status
      http_server_01_snapshot01                         2023-12-19 01:13:25 poweredOff
       http_server_01_snapshot02                        2023-12-19 01:19:13 poweredOff
        http_server_01_snapshot03                       2023-12-19 01:19:13 poweredOff
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : スナップショット一覧が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.3. sjRBA_vmControl.pl --operation migrate_vm-オンライン仮想マシンの移行-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation migrate_vm --server VCノード名 --username VCユーザ名 --password VCパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名 --target_host_hostname 移行先ESXサーバーホスト名 --target_dsname 移行先データストア名 [--target_poolname 移行先リソースプール名]
  • 目的
    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンを、実行中の状態で他のESXサーバーホストに動的に登録し直します(関連付けます)。
    移行先のデータストアが現在配置されているデータストアと異なった場合、仮想マシンの構成ファイルと仮想ディスクの移行先データストアへの再配置を行います。
    仮想環境システムリソースの有効利用、仮想環境の日常管理、運用管理の自動化などに役に立ちます。
  • オプション
    • --server VCノード名

      vCenter Serverのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VCユーザー名

      vCenter Serverのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VCパスワード

      vCenter Serverのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      移行対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      移行対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

    • --target_host_hostname 移行先ESXサーバーホスト名

      移行先のESXサーバーホストを指定します。必須項目となります。

    • --target_dsname 移行先データストア名
      移行先のデータストア(ストレージ識別名)を指定します。必須項目となります。以下のコマンドでデータストア名一覧を取得できます。
      sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_ds_list --server VC/ESXサーバーホスト名 --username VC/ESXユーザー名 --password VC/ESXパスワード -hostname 移行先ESXサーバーホスト名
    • --target_poolname 移行先リソースプール名
      移行先のリソースプールを指定します。任意項目となります。指定しない場合、移行先ESXサーバーホストのルートリソースプール"Resources"が使用されます。以下のコマンドでリソースプール名一覧を取得できます。
      sjCCM_getVMInfo.pl --operation get_pool_list --server VC/ESXサーバーホスト名 --username VC/ESXユーザー名 --password VC/ESXパスワード -hostname 移行先ESXサーバーホスト名
  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation migrate_vm --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs03 --vmname http_server_01 --target_host_hostname nbmscs04 --target_dsname share_storage1 --target_poolname Resources
      Rearraging virtual machine 'http_server_01'...
      Virtual machine 'http_server_01' has been rearranged successfully from virtual host 'nbmscs03' to virtual host 'nbmscs04'.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • このコマンドは、vCenter Serverのみに対して実行できます。ESXサーバーホストに対しては実行できません。(スタンドアロンESXサーバーホストは複製操作対象外のため)

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VCユーザー名」オプションにはvCenterで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.4. sjRBA_vmControl.pl --operation remove_snapshot-仮想マシンスナップショットの削除-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation remove_snapshot --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名 --snapshotname スナップショット名 [--children_flag 子孫スナップショットも削除]
  • 目的

    指定した仮想マシンの特定のスナップショットおよび子孫スナップショットを削除します。仮想環境の日常管理、運用管理の自動化などに役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      スナップショットの削除対象となる仮想マシンの所属ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      スナップショットの削除対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

    • --snapshotname スナップショット名

      削除対象となるスナップショットの名前を指定します。必須項目となります。

    • --children_flag 子孫スナップショットも削除(0|1)

      削除対象となるスナップショットの子孫を削除するかどうかを指定します。任意項目となります。指定しない場合、0(子孫を削除しない)となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation remove_snapshot --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01 --snapshotname http_server_01_snapshot01
      Deleting snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been deleted successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0:操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1:エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.5. sjRBA_vmControl.pl --operation revert_snapshot-仮想マシンのカレントスナップショットの復元-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation revert_snapshot --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定した仮想マシンのカレントスナップショットを復元します。仮想環境の日常管理、運用管理の自動化などに役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      スナップショットの復元対象となる仮想マシンが登録されているESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      スナップショットの復元対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation revert_snapshot --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Restoring the current snapshot of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      The current snapshot of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been restored successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.6. sjRBA_vmControl.pl --operation start_vm-仮想マシンの起動-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation start_vm --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード--hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンのパワーオンを行います。仮想環境の日常管理や運用管理の自動化に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      起動対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      起動対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation start_vm --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Powering on virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been powered on successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.7. sjRBA_vmControl.pl --operation shutdown_guest-仮想マシンのシャットダウン-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation shutdown_guest --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード--hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンのシャットダウンを行います。仮想環境の日常管理や運用管理の自動化に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      停止対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      シャットダウン対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation shutdown_guest --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Shutting down guest OS on virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Guest OS on virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been shut down successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.8. sjRBA_vmControl.pl --operation stop_vm-仮想マシンの停止-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation stop_vm --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード--hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンのパワーオフを行います。仮想環境の日常管理や運用管理の自動化に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      停止対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      停止対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation stop_vm --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Powering off virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been powered off successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.9. sjRBA_vmControl.pl --operation suspend_vm-仮想マシンの一時停止-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation suspend_vm --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード--hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンの一時停止を行います。仮想環境の日常管理や運用管理の自動化に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      一時停止対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      一時停止対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation suspend_vm --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Suspending virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Virtual machine 'http_server_01'(Virtual Host 'nbmscs04') has been suspended successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.10. sjRBA_vmControl.pl --operation reboot_guest-仮想マシンの再起動-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation reboot_guest --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード--hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名
  • 目的

    指定したESXサーバーホストに登録されている仮想マシンの再起動を行います。仮想環境の日常管理や運用管理の自動化に役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      再起動対象となる仮想マシンの登録先ESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      再起動対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation reboot_guest --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01
      Restarting guest OS on virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Guest OS on virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been restarted successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.211.11. sjRBA_vmControl.pl --operation take_snapshot-仮想マシンスナップショットの作成-

  • 指定形式
    sjRBA_vmControl.pl --operation take_snapshot --server VC/ESXノード名 --username VC/ESXユーザ名 --password VC/ESXパスワード --hostname ESXサーバーホスト名 --vmname 仮想マシン名 --snapshotname スナップショット名
  • 目的

    指定した仮想マシンのスナップショットを撮ります。仮想環境の日常管理、運用管理の自動化などに役に立ちます。

  • オプション
    • --server VC/ESXノード名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのノード名を指定します。必須項目となります。

    • --username VC/ESXユーザー名

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインユーザー名を指定します。必須項目となります。

    • --password VC/ESXパスワード

      vCenter ServerまたはESXサーバーホストのログインパスワードを指定します。必須項目となります。

    • --hostname ESXサーバーホスト名

      スナップショットの新規作成対象となる仮想マシンが登録されているvCenter ServerまたはESXサーバーホストを指定します。任意項目となります。

    • --vmname 仮想マシン名

      スナップショットの新規作成対象となる仮想マシンを指定します。必須項目となります。

    • --snapshotname スナップショット名

      新規スナップショットの名前を指定します。必須項目となります。

  • 実行結果
    • (例)
      % sjRBA_vmControl.pl --operation take_snapshot --server emblem --username senju --password ******** --hostname nbmscs04 --vmname http_server_01 --snapshotname http_server_01_snapshot01
      Creating a snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04')...
      Snapshot 'http_server_01_snapshot01' of virtual machine 'http_server_01' (Virtual Host 'nbmscs04') has been created successfully.
      
  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 操作結果が出力され、コマンドが正常終了しました。

    • 1 : エラーメッセージが出力され、コマンドが異常終了しました。

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • 「VC/ESXユーザー名」オプションにはvCenterもしくはESX Serverで「システム管理者」のロールが割り当てられた、ユーザー名を指定してください。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    

8.2.212. sjRBA_vmDeploy.pl-VMware仮想マシンテンプレートのデプロイ-

  • 指定形式
    • Windows仮想マシンテンプレートのコマンドライン
      sjRBA_vmDeploy.pl --VI_SERVER <VMware vCenter Serverのマシン名> --VI_USERNAME < VMware vCenter Serverのログインユーザー名> --VI_PASSWORD < VMware vCenter Serverのログインパスワード> [--origin_dcname <デプロイ元データセンター名>] --templatename <デプロイ元仮想マシンテンプレート名> [--snapshotname <デプロイ元仮想マシンスナップショット名>] --vmname <デプロイ先仮想マシン名> --dcname <デプロイ先データセンター名> [--clustername <デプロイ先クラスタ名> | --hostname <デプロイ先ホスト名>] --poolname <デプロイ先リソースプール名> --dsname <デプロイ先データストア名> --guest_os windows --guest_name <マシン名> --guest_full_name <所有者名> --guest_organization <組織名> [--guest_admin_pwd <管理者アカウントログオンパスワード>] --guest_ip <IPアドレス> --guest_mask <サブネットマスク> --guest_gateway <デフォルトゲートウェイ> --guest_dns1 <優先DNSサーバー> [--guest_dns2 <代替DNSサーバー>] [--guest_dns_suffix <DNSサフィックス>] [--guest_wins <WINSサーバー>] [--guest_workgroup <ワークグループ名> | --guest_domain <ADドメイン名> --guest_domain_acc <ドメイン認証ユーザー名> --guest_domain_pwd <ドメイン認証パスワード>] [--guest_command1 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command2 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command3 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command4 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command5 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command6 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command7 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command8 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command9 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_command10 <初回ログオン時に実行されるコマンド>] [--guest_cpus <仮想プロセッサの数>] [--guest_memory <メモリ>] [--guest_network <ネットワークアダプタ>]
    • Linux仮想マシンテンプレートのコマンドライン
      sjRBA_vmDeploy.pl --VI_SERVER < VMware vCenter Serverのマシン名> --VI_USERNAME < VMware vCenter Serverのログインユーザー名> --VI_PASSWORD < VMware vCenter Serverのログインパスワード> [--origin_dcname <デプロイ元データセンター名>] --templatename <デプロイ元仮想マシンテンプレート名> [--snapshotname <デプロイ元仮想マシンスナップショット名>] --vmname <デプロイ先仮想マシン名> --dcname <デプロイ先データセンター名> [--clustername <デプロイ先クラスタ名> | --hostname <デプロイ先ホスト名>] --poolname <デプロイ先リソースプール名> --dsname <デプロイ先データストア名> --guest_os linux --guest_name <マシン名> --guest_ip <IPアドレス> --guest_mask <サブネットマスク> --guest_gateway <デフォルトゲートウェイ> --guest_dns1 <優先DNSサーバー> [--guest_dns2 <代替DNSサーバー>] [--guest_dns_suffix <DNSサフィックス>] [--guest_domain <DNSドメイン名>] [--guest_cpus <仮想プロセッサの数>] [--guest_memory <メモリ>] [--guest_network <ネットワークアダプタ>]
    • コンフィグファイル
      sjRBA_vmDeploy.pl --config <コンフィグファイルのフルパス>
    • コンフィグファイル + コマンドライン
      sjRBA_vmDeploy.pl --config <コンフィグファイルのフルパス> <コマンドラインオプション1> <コマンドラインオプション2> <コマンドラインオプション…>
  • 目的

    指定したVMware vCenter Serverに登録されている仮想マシンテンプレートのデプロイ処理を行うコマンドです。

  • オプション
    コマンドラインオプションについては下記の表を参照して下さい。
    表 8.15 コマンドラインオプション一覧

    カテゴリ

    名前

    省略可

    最大長

    説明

    VMware vCenter Serverに関する設定

    --VI_SERVER <VMware vCenter Serverのマシン名>

    不可

    15

    VMware vCenter Serverのマシン名。

    --VI_USERNAME <VMware vCenter Serverのログインユーザー名>

    不可

    20

    VMware vCenter Serverのログインユーザー名。

    --VI_PASSWORD <VMware vCenter Serverのログインパスワード>

    不可

    14

    VMware vCenter Serverのログインパスワード。

    デプロイ元に関する設定

    --origin_dcname <デプロイ元データセンター名>

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレートの所属データセンター名。仮想マシンテンプレートを特定するためにこのコマンドラインオプションを指定します。指定しなければ、デプロイ先データセンター名と同じになります。

    --templatename <デプロイ元仮想マシンテンプレート名>

    不可

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレート名。

    --snapshotname <デプロイ元仮想マシンスナップショット名>

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレートのスナップショット名。指定した場合、このスナップショットの状態からデプロイします。

    デプロイ先に関する設定

    --vmname <デプロイ先仮想マシン名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシン名。

    --dcname <デプロイ先データセンター名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの所属データセンター名。

    --clustername <デプロイ先クラスタ名>

    不可(※)

    80

    デプロイ先となる仮想マシンに関連付けられるクラスタ名。--clusternameと--hostnameのどちらかを指定しなければなりません。

    --hostname <デプロイ先ホスト名>

    不可(※)

    80

    デプロイ先となる仮想マシンに関連付けられるホスト名。--clusternameと--hostnameのどちらかを指定しなければなりません。

    --poolname <デプロイ先リソースプール名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンを起動するリソースプール名。ルートリソースプール名「Resources」がデプロイ先リソースプール名として設定された場合、仮想マシンはクラスタの直下にデプロイされます。

    --dsname <デプロイ先データストア名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンを格納するデータストア名。

    ゲストOSに関する設定

    --guest_os <windows | linux>

    不可

    7

    Windows仮想マシンをデプロイする場合「windows」を、Linux仮想マシンをデプロイする場合「linux」を指定する必要があります。

    --guest_name <マシン名>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのマシン名。

    --guest_full_name <所有者名>

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの所有者名。※guest_os がWindowsの場合のみ必須、linuxの場合は無効

    --guest_organization <組織名>

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの組織名。※guest_os がWindowsの場合のみ必須、linuxの場合は無効

    --guest_admin_pwd <管理者アカウントログオンパスワード>

    14

    デプロイ先となる仮想マシンの管理者アカウントログオンパスワード。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。指定した場合、仮想マシン管理者アカウントAdministratorのログオンパスワードが設定値に変更され、ユーザーが手動でログオンする必要があります。指定しない場合、仮想マシン管理者のログオンパスワードが空となり、仮想マシンが自動的に管理者アカウントAdministratorでログオンされます。

    --guest_ip <IPアドレス>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_mask <サブネットマスク>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのサブネットマスク(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_gateway <デフォルトゲートウェイ>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのデフォルトゲートウェイ(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_dns1 <優先DNSサーバー>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの優先DNSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_dns2 <代替DNSサーバー>

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの代替DNSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_dns_suffix <DNSサフィックス>

    255

    デプロイ先となる仮想マシンのDNSサフィックス。指定できるDNSサフィックスの数は1とします。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_wins <WINSサーバー>

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのWINSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。指定できるWINSサーバーの数は1とします。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    --guest_workgroup <ワークグループ名>

    不可(※)

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの所属ワークグループ名。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。--guest_workgroupと--guest_domainのどちらかを指定する必要があります。

    --guest_domain <ドメイン名>

    不可(※)

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの所属ドメイン名。Windows仮想マシンの場合、--guest_workgroupと--guest_domainのどちらかを指定する必要があります。Windows仮想マシンの場合、仮想マシンの所属するADドメイン名となります。Linux仮想マシンの場合、仮想マシンの所属するDNSドメインとなります。

    --guest_domain_acc <ドメイン認証ユーザー名>

    不可(※)

    20

    デプロイ先となる仮想マシンのADドメイン認証ユーザー名。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。--guest_domainを指定した場合、必須項目となります。

    --guest_domain_pwd <ドメイン認証パスワード>

    不可(※)

    14

    デプロイ先となる仮想マシンのADドメイン認証パスワード。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。--guest_domainを指定した場合、必須項目となります。

    --guest_command1 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command2 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command3 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command4 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command5 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command6 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command7 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command8 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command9 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    --guest_command10 <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    仮想マシン構成に関する設定

    --guest_cpus <仮想プロセッサの数>

    2

    デプロイ先となる仮想マシンの仮想プロセッサの数。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。

    --guest_memory <メモリ>

    6

    デプロイ先となる仮想マシンのメモリ。単位はMB。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。

    --guest_network <ネットワークラベル名>

    80

    デプロイ先となる仮想マシンのネットワークアダプタを所属させるポートグループのネットワークラベル名。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    コンフィグファイルの設定項目については下記の表を参照してください。
    表 8.16 コンフィグファイル設定項目一覧

    カテゴリ

    名前

    省略可

    最大長

    説明

    VMware vCenter Serverに関する設定

    VI_SERVER = <VMware vCenter Serverのマシン名>

    不可

    15

    VMware vCenter Serverのマシン名。

    VI_USERNAME = <VMware vCenter Serverのログインユーザー名>

    不可

    20

    VMware vCenter Serverのログインユーザー名。

    VI_PASSWORD = <VMware vCenter Serverのログインパスワード>

    不可

    14

    VMware vCenter Serverのログインパスワード。

    デプロイ元に関する設定

    origin_dcname = <デプロイ元データセンター名>

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレートの所属データセンター名。仮想マシンテンプレートを特定するためにこのコマンドラインオプションを指定します。指定しなければ、デプロイ先データセンター名と同じになります。

    templatename = <デプロイ元仮想マシンテンプレート名>

    不可

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレート名。

    snapshotname = <デプロイ元仮想マシンスナップショット名>

    80

    デプロイ元となる仮想マシンテンプレートのスナップショット名。指定した場合、このスナップショットの状態からデプロイします。

    デプロイ先に関する設定

    vmname = <デプロイ先仮想マシン名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシン名。

    dcname = <デプロイ先データセンター名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの所属データセンター名。

    clustername = <デプロイ先クラスタ名>

    不可(※)

    80

    デプロイ先となる仮想マシンに関連付けられるクラスタ名。clusternameとhostnameのどちらかを指定しなければなりません。

    hostname = <デプロイ先ホスト名>

    不可(※)

    80

    デプロイ先となる仮想マシンに関連付けられるホスト名。clusternameとhostnameのどちらかを指定しなければなりません。

    poolname = <デプロイ先リソースプール名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンを起動するリソースプール名。ルートリソースプール名「Resources」がデプロイ先リソースプール名として設定された場合、仮想マシンはクラスタの直下にデプロイされます。

    dsname = <デプロイ先データストア名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンを格納するデータストア名。

    ゲストOSに関する設定

    guest_os = <windows | linux>

    不可

    7

    Windows仮想マシンをデプロイする場合「windows」を、Linux仮想マシンをデプロイする場合「linux」を指定する必要があります。

    guest_name = <マシン名>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのマシン名。

    guest_full_name = <所有者名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの所有者名。

    guest_organization = <組織名>

    不可

    80

    デプロイ先となる仮想マシンの組織名。

    guest_admin_pwd = <管理者アカウントログオンパスワード>

    14

    デプロイ先となる仮想マシンの管理者アカウントログオンパスワード。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。指定した場合、仮想マシン管理者アカウントAdministratorのログオンパスワードが設定値に変更され、ユーザーが手動でログオンする必要があります。指定しない場合、仮想マシン管理者のログオンパスワードが空となり、仮想マシンが自動的に管理者アカウントAdministratorでログオンされます。

    guest_ip = <IPアドレス>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_mask = <サブネットマスク>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのサブネットマスク(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_gateway = <デフォルトゲートウェイ>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのデフォルトゲートウェイ(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_dns1 = <優先DNSサーバー>

    不可

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの優先DNSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_dns2 = <代替DNSサーバー>

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの代替DNSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_dns_suffix = <DNSサフィックス>

    255

    デプロイ先となる仮想マシンのDNSサフィックス。指定できるDNSサフィックスの数は1とします。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_wins = <WINSサーバー>

    15

    デプロイ先となる仮想マシンのWINSサーバーIPアドレス(最大15ケタのドット形式)。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。指定できるWINSサーバーの数は1とします。ネットワークとIPアドレス関連の設定詳細について ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 を参照してください。

    guest_workgroup = <ワークグループ名>

    不可(※)

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの所属ワークグループ名。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。guest_workgroupとguest_domainのどちらかを指定する必要があります。

    guest_domain = <ドメイン名>

    不可(※)

    15

    デプロイ先となる仮想マシンの所属ドメイン名。Windows仮想マシンの場合、guest_workgroupとguest_domainのどちらかを指定する必要があります。Windows仮想マシンの場合、仮想マシンの所属するADドメイン名となります。Linux仮想マシンの場合、仮想マシンの所属するDNSドメインとなります。

    guest_domain_acc = <ドメイン認証ユーザー名>

    不可(※)

    20

    デプロイ先となる仮想マシンのADドメイン認証ユーザー名。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。guest_domainを指定した場合、必須項目となります。

    guest_domain_pwd = <ドメイン認証パスワード>

    不可(※)

    14

    デプロイ先となる仮想マシンのADドメイン認証パスワード。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。guest_domainを指定した場合、必須項目となります。

    guest_command1 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command2 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command3 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command4 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command5 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command6 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command7 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command8 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command9 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    guest_command10 = <初回ログオン時に実行されるコマンド>

    256

    デプロイ先となる仮想マシンに初回にログオンする時に実行されるコマンドシーケンス。Windows仮想マシンのみ利用可能となります。最大10個のコマンドシーケンスを指定できます。

    仮想マシン構成に関する設定

    guest_cpus = <仮想プロセッサの数>

    2

    デプロイ先となる仮想マシンの仮想プロセッサの数。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。

    guest_memory = <メモリ>

    6

    デプロイ先となる仮想マシンのメモリ。単位はMB。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。

    guest_network = <ネットワークラベル名>

    80

    デプロイ先となる仮想マシンのネットワークアダプタを所属させるポートグループのネットワークラベル名。指定しなければ、デプロイ元仮想マシンテンプレートの構成となります。

    注釈

  • 実行結果
    • コマンド成功時

      標準出力に何も出力されません。

    • コマンド失敗時

      標準出力にエラーメッセージが出力されます。

  • 標準エラー出力

    なし

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 本コマンドの実行の際には、運用管理サーバーおよび、監視を行う管理対象ノードに、Senju DevOperation Conductor Extension Packの適用が必要です。詳細は、 ユーザーズガイド「千手システム導入にあたって」「Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール」 を参照して下さい。

  • マシンテンプレートのデプロイ機能はVMware vCenter Server固有の機能であるため、vSphere ESX Server/ESXiを対象とすることはできません。

  • デプロイ先クラスタ名を指定した場合、デプロイ先ホスト名の指定は機能しません。

  • デプロイ後コマンド実行はWindows仮想マシンテンプレートのデプロイのみ利用可能です。また、初回ログオンの直後のみ実行され、以降のログオンでは実行されません。

  • パスワードの変更はWindows仮想マシンテンプレートのデプロイのみ利用可能です。指定した場合、Windowsのシステム管理者アカウント(Administrator)のパスワードが変更され、デプロイ後にWindows仮想マシンが起動されてAdministratorのログオン待ちの状態になります。指定していない場合、Windowsのシステム管理者アカウント(Administrator)のパスワードが空になり、デプロイ後にWindows仮想マシンが起動されて自動的にAdministratorでログオンされます。

  • コンフィグファイルとコマンドラインで同じ項目を指定した場合、コマンドラインの値が優先されます。

  • コンフィグファイルはフルパスで指定して下さい。

  • コンフィグファイルのエントリは以下のようにキー・バリュー形式となっています。キー・バリューが「=」で区切られ、「=」の前後に半角スペース、タブの埋め込みが認められます。
    KEY<空白orタブ>=<空白orタブ>VALUE
    
  • タイムゾーンは アジア/東京 に固定されます。

  • Windows仮想マシンをデプロイした場合、製品キーを指定せずWindows仮想マシンテンプレートの製品キーをそのまま利用します。また、サーバーライセンスモードが"シート単位"に固定されます。

  • パラメータに、マルチバイト文字または以下の文字が含まれる場合、正常にコマンドが実行できない場合があります。以下の文字が使用されている仮想マシン名はパラメータとして指定できません。
    ! " # $ & ' ( ) * ; < > ? \ ^ ` { | } ~ ∥ - ¢ £ ¬
    
  • ネットワークアダプタとIPアドレスの変更について
    • 仮想マシンテンプレートの構成にネットワークがない場合、デプロイコンフィグファイルにネットワークラベルとIPアドレス関連を設定してもデプロイした後の仮想マシンにはネットワークとIPアドレス関連が設定されません。

    • 仮想マシンテンプレートの構成に仮想NICが1枚入っていた場合、デプロイした後の仮想マシンのネットワークとIPアドレス関連はデプロイコンフィグファイルの設定値で設定されます。

    • 仮想マシンテンプレートの構成に仮想NICが複数枚入っていて、そのうちの1枚がデプロイコンフィグファイルのネットワークラベルと一致した場合、デプロイした後、仮想マシンの一致するネットワークのIPアドレス関連はデプロイコンフィグファイルの設定値で設定されます。一致するネットワークがなければ、PCIスロット順で最後のネットワークとIPアドレス関連はデプロイコンフィグファイルの設定値で設定されます。

    • ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定 に以下三者の関係を示します。
      1. 仮想テンプレートのネットワーク構成(仮想NICが0枚、1枚、2枚)・IPアドレス関連(固定IPもしくはDHCP)の設定

      2. デプロイコマンド設定ファイルのネットワーク・IPアドレス関連の設定

      3. デプロイした後の仮想マシンのネットワーク構成・IPアドレス関連の設定結果

8.2.212.1. ネットワークの構成、IPアドレス関連の設定

  • コンフィグファイル設定例(Windows仮想マシンのデプロイ)
    ################################################################################
    #
    #       ${SENJUHOME}/dat/evt/rba/sjRBA_vmDeploy.conf
    #
    ################################################################################
    
    
    
    ################################################################################
    #
    #       The host name of a vCenter server to connect to.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_SERVER = klein
    
    ################################################################################
    #
    #       A username for logging in to the vCenter server.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_USERNAME = administrator
    
    ################################################################################
    #
    #       A password for logging in to the vCenter server.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_PASSWORD = password
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datacenter used for retrieving the specified template.
    #       If omitted, dcname will be used as origin_dcname.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    origin_dcname = nbdev_datacenter
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a template for virtual machine to be deployed.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    templatename = WINTMP01
    
    ################################################################################
    #
    #       The snapshot name of the virtual machine template, from which to base the
    #       deployment. If set, the deployment is based off of the snapshot point.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    snapshotname = WINTMP01-snapshot-01
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of the new virtual machine to deploy.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    vmname = night-batch-one-time-vm
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datacenter from that the resources will be used by the newly
    #       deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    dcname = nbdev_datacenter
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a DRS-enabled cluster, host will be selected by it to register
    #       the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required. (Either an ESX host name or a cluster name must be specified.)
    #
    ################################################################################
    clustername = nbdev_cluster
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a ESX host for registering the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required. (Either an ESX host name or a cluster name must be specified.)
    #
    ################################################################################
    #hostname = emboss04.nbdev.co.jp
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a resource pool to which the newly deployed virtual machine
    #       should be attached.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    poolname = nbdev_night_batch
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datastore where the newly deployed virtual machine
    #       should be located.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    dsname = Storage4-LUN-2a
    
    ################################################################################
    #
    #       The type of the guest OS installed on the newly deployed virtual machine.
    #       Only "windows" and "linux" can be specified.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    #guest_os = <linux | windows>
    guest_os = windows
    
    ################################################################################
    #
    #       An administrator's password for logging in to the virtual machine.
    #       Windows only.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_admin_pwd = password
    
    ################################################################################
    #
    #       The network host name of the newly deployed virtual machine (Linux).
    #
    #       The computer name of the newly deployed virtual machine (Windows).
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_name = nbvm01
    
    ################################################################################
    #
    #       The user's full name of the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_full_name = night batch operator
    
    ################################################################################
    #
    #       The user's organization name of the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_organization = XXXXX Security Co. Ltd.
    
    ################################################################################
    #
    #       A static IP Address, subnet mask and default gateway for the virtual network
    #       adapter associated with the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_ip = 192.168.157.103
    guest_mask = 255.255.255.0
    guest_gateway = 192.168.157.126
    
    ################################################################################
    #
    #       The preferred DNS server address for the virtual network with a static IP
    #       Address.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_dns1 = 192.178.157.92
    
    ################################################################################
    #
    #       The alternate DNS server address for the virtual network with a static IP
    #       Address.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_dns2 = 192.168.157.126
    
    ################################################################################
    #
    #       A name resolution suffix for the virtual network adapter.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_dns_suffix = hermanndom.local
    
    ################################################################################
    #
    #       The IP address of the primary WINS server for the virtual network adapter.
    #       Windows only.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_wins = 192.169.128.62
    
    ################################################################################
    #
    #       The workgroup name that the newly deployed Windows virtual machine should
    #       join. Windows only.
    #
    #       Required. (The name of either a workgroup or a domain must be specified.)
    #
    ################################################################################
    #guest_workgroup = WORKGROUP
    
    ################################################################################
    #
    #       The domain name that the newly deployed virtual machine should join.
    #
    #       For Windows, the domain user account (guest_domain_acc) and the password
    #       (guest_domain_pwd) used for authentication must also be supplied, if the
    #       newly virtual machine is joining a domain.
    #       The account does not need to be a domain administrator, but the account
    #       must have the privileges required to add computers to the domain.
    #
    #       For Linux, this represents DNS domain in a fully qualified domain name.
    #       And guest_domain_acc and guest_domain_pwd are ignored.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_domain = hermanndom.local
    guest_domain_acc = administrator
    guest_domain_pwd = password
    
    ################################################################################
    #
    #       The commands to run at first user logon, after guest customization.
    #       Specified up to 10. Windows only.
    #       For example: cmd /c hostname > c:\hostname.txt
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_command1  = cmd /c netstat > c:\netstat.txt
    guest_command2  = cmd /c hostname > c:\hostname.txt
    guest_command3  = cmd /c time /t > c:\time.txt
    guest_command4  = cmd /c eventcreate /t error /l application /id 100 /d ERROR
    
    ################################################################################
    #
    #       The number of virtual processors in the newly virtual machine. (1 - 16)
    #       For example: 2
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_cpus = 2
    
    ################################################################################
    #
    #       The size of the newly virtual machine's memory, in MB.
    #       For example: 5120
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_memory = 5120
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a network adapter available in the datacenter.
    #       For example: VM Network
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_network = vyatta_network
    
    ################################################################################
    #
    #       The flag for whether or not outputting the settings of the deployment.
    #       0 : do not output settings (default)
    #       1 : output settings
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    #output_settings = {0|1}
    
    #END
    
  • コンフィグファイル設定例(Linux仮想マシンのデプロイ)
    ################################################################################
    #
    #       ${SENJUHOME}/dat/evt/rba/sjRBA_vmDeploy.conf
    #
    ################################################################################
    
    
    
    ################################################################################
    #
    #       The host name of a vCenter server to connect to.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_SERVER = klein
    
    ################################################################################
    #
    #       A username for logging in to the vCenter server.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_USERNAME = administrator
    
    ################################################################################
    #
    #       A password for logging in to the vCenter server.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    VI_PASSWORD = password
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datacenter used for retrieving the specified template.
    #       If omitted, dcname will be used as origin_dcname.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    origin_dcname = nbdev_datacenter
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a template for virtual machine to be deployed.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    templatename = LNXTMP01
    
    ################################################################################
    #
    #       The snapshot name of the virtual machine template, from which to base the
    #       deployment. If set, the deployment is based off of the snapshot point.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    snapshotname = LNXTMP01-snapshot-01
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of the new virtual machine to deploy.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    vmname = night-batch-one-time-vm
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datacenter from that the resources will be used by the newly
    #       deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    dcname = nbdev_datacenter
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a DRS-enabled cluster, host will be selected by it to register
    #       the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required. (Either an ESX host name or a cluster name must be specified.)
    #
    ################################################################################
    clustername = nbdev_cluster
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a ESX host for registering the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required. (Either an ESX host name or a cluster name must be specified.)
    #
    ################################################################################
    #hostname = emboss04.nbdev.co.jp
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a resource pool to which the newly deployed virtual machine
    #       should be attached.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    poolname = nbdev_night_batch
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a datastore where the newly deployed virtual machine
    #       should be located.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    dsname = Storage4-LUN-2a
    
    ################################################################################
    #
    #       The type of the guest OS installed on the newly deployed virtual machine.
    #       Only "windows" and "linux" can be specified.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    #guest_os = <linux | windows>
    guest_os = linux
    
    ################################################################################
    #
    #       The network host name of the newly deployed virtual machine (Linux).
    #
    #       The computer name of the newly deployed virtual machine (Windows).
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_name = nbvm02
    
    ################################################################################
    #
    #       The user's full name of the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_full_name = night batch operator
    
    ################################################################################
    #
    #       The user's organization name of the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_organization = XXXXX Security Co. Ltd.
    
    ################################################################################
    #
    #       A static IP Address, subnet mask and default gateway for the virtual network
    #       adapter associated with the newly deployed virtual machine.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_ip = 192.178.157.61
    guest_mask = 255.255.255.0
    guest_gateway = 192.178.157.254
    
    ################################################################################
    #
    #       The preferred DNS server address for the virtual network with a static IP
    #       Address.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_dns1 = 192.178.157.92
    
    ################################################################################
    #
    #       The alternate DNS server address for the virtual network with a static IP
    #       Address.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_dns2 = 192.169.128.62
    
    ################################################################################
    #
    #       A name resolution suffix for the virtual network adapter.
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_dns_suffix = nbdev.co.jp
    
    ################################################################################
    #
    #       The domain name that the newly deployed virtual machine should join.
    #
    #       For Windows, the domain user account (guest_domain_acc) and the password
    #       (guest_domain_pwd) used for authentication must also be supplied, if the
    #       newly virtual machine is joining a domain.
    #       The account does not need to be a domain administrator, but the account
    #       must have the privileges required to add computers to the domain.
    #
    #       For Linux, this represents DNS domain in a fully qualified domain name.
    #       And guest_domain_acc and guest_domain_pwd are ignored.
    #
    #       Required.
    #
    ################################################################################
    guest_domain = nbdev.co.jp
    
    ################################################################################
    #
    #       The number of virtual processors in the newly virtual machine. (1 - 16)
    #       For example: 2
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_cpus = 2
    
    ################################################################################
    #
    #       The size of the newly virtual machine's memory, in MB.
    #       For example: 5120
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_memory = 5120
    
    ################################################################################
    #
    #       The name of a network adapter available in the datacenter.
    #       For example: VM Network
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    guest_network = VM Network
    
    ################################################################################
    #
    #       The flag for whether or not outputting the settings of the deployment.
    #       0 : do not output settings (default)
    #       1 : output settings
    #
    #       Optional.
    #
    ################################################################################
    #output_settings = {0|1}
    
    #END
    

8.2.213. SpUpdateActionLog-変更記録の更新-

  • 指定形式
    SpUpdateActionLog -e [-d] [-h]
  • 目的

    ジョブスケジュール定義の当日変更分の変更記録を更新します。

  • オプション
    • -e

      アクションログファイルの更新を実行します。

    • -d

      削除されたジョブスケジュール定義に関する変更記録を削除します。

    • -h

      コマンドの使用方法を表示します。

  • 実行結果
    • (例1)
      %  SpUpdateActionLog -e
      変更記録を更新しました。
      %
      
  • 標準エラー出力

    なし

8.2.214. SpNodeImport -ノードインポートコマンド-

  • 指定形式
    本コマンドよりノードを作成するには、2つの方法があります:
    • ノード情報データファイルを使用したノード作成
      ノード情報が記述してあるデータファイルをオプションに指定して、記述内容に従って登録を行います。ただし、同時にほかのオプションを指定する場合には、オプションの値を優先にして、ノードを作成します。
      SpNodeImport -f インポートファイル名 [-n ノードID] [-e ノード名] [-x ロングホスト名] [-u サブシステム] [-g リソース監視取得方法] [-h ディスクとプロセス監視取得方法] [-p プローブノードID] [-c ノード説明]
    • ノード情報データファイルを使用しないノード作成
      ノード情報ファイルを使用せずに、必要なオプションを指定して、デフォルト設定で、ノードを登録します。
      SpNodeImport -n ノードID -m ノード種類 [-e ノード名] [-x ロングホスト名] [-u サブシステム] [-g リソース監視取得方法] [-h ディスクとプロセス監視取得方法] [-p プローブノードID] [-c ノード説明]

警告

  • 上記のデフォルト設定は千手ブラウザでノードを新規作成する場合のデフォルト設定と同じになります。
    ノード削除
    SpNodeImport  -d -n ノードID
  • 目的

    コマンドラインで本コマンドを実行して、ノードを作成・更新・削除することができます。本コマンドではオプションとして、ノード情報データファイル、または対象ノードのノードID、ノード種別などの情報を指定する必要があります。指定された情報に従ってノードのインポートを行います。詳しい使い方については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「ノードインポートコマンドによるノードの作成・削除について」 を参照して下さい。

  • オプション

    本コマンドのオプションについては、 ユーザーズガイド「モニタリング」「ノードインポートコマンドによるノードの作成・削除について」 を参照して下さい。

  • 実行結果
    本コマンドが正常終了の場合、標準出力には通知情報を出力します。
    詳しい通知出力情報については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「ノードインポートコマンドによるノードの作成・削除について」 を参照して下さい。
  • 標準エラー出力
    本コマンドが異常終了の場合、標準エラー出力にエラー情報を出力します。
    詳しいエラー出力情報については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「ノードインポートコマンドによるノードの作成・削除について」 を参照して下さい。
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.215. SpMonTaskImport-監視タスクインポートコマンド-

  • 指定形式
    SpMonTaskImport -f インポートファイル名 -n ノードID [-pプローブノードID]
  • 目的
    運用管理サーバーでは、監視タスクインポートコマンド"SpMonTaskImport"が用意されています。コマンドラインで本コマンドを実行して、監視タスクを作成することができます。
    本コマンドではオプションで、監視タスクテンプレート情報データファイル、ノードIDとプローブノードIDを指定する必要があります。指定された情報に従って監視タスクのインポートを行います。詳しい使い方については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「監視タスクインポートコマンドによる監視タスクの作成について」 を参照して下さい。
  • オプション

    本コマンドのオプションについては、 ユーザーズガイド「モニタリング」「監視タスクインポートコマンドによる監視タスクの作成について」 を参照して下さい。

  • 実行結果

    本コマンドが正常終了の場合、標準出力には何も出力しません。

  • 標準エラー出力
    本コマンドが異常終了の場合、標準エラー出力にエラー情報を出力します。
    詳しいエラー出力情報については、 ユーザーズガイド「モニタリング」「監視タスクインポートコマンドによる監視タスクの作成について」 を参照して下さい。
  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

8.2.216. SpProbeChange-プローブノード変更コマンド-

  • 指定形式
    SpProbeChange [-n センサーノードID] -s 変更元プローブノードID -d 変更先プローブノードID [-u ON|OFF] [-f] [-t ALL/BEFORE/AFTER]
  • 目的
    運用管理サーバーのコマンドラインで本コマンドを実行して、千手センサーに対してプローブノードを変更することができます。
    • 本コマンドよりプローブノードを変更するには、2つの方法があります。
      • 特定な千手センサーに対して、プローブノード変更を行います。

      • 千手センサーを指定しないで、変更条件を満たす千手センサーに対してプローブノード変更を行います。

    • 本コマンドの変更対象について:
      • 変更対象となる千手センサー:千手センサーのノードプロパティの[接続設定]タブで、「デフォルト設定」または「システム情報/ディスク/プロセス/ログ監視」のプローブノードIDは指定した変更元プローブノードIDと一致する場合、一致する部分に変更を行います。

      • 変更対象となる監視タスク:千手センサーの監視タスクの中にプローブノードIDが指定した変更元プローブノードIDと一致する監視タスクに変更を行います。

注釈

  • 本コマンドは、運用管理サーバーのみで利用可能です。

  • オプション
    • -n: センサーノードID

      特定の千手センサーに対してプローブノード変更を行う場合、千手センサーのノードIDを指定します。

    • -s: 変更元プローブノードID

      変更元プローブのノードIDを指定します。省略不可です。

    • -d: 変更先プローブノードID

      変更先プローブのノードIDを指定します。省略不可です。

    • -u: 反映(監視属性)実行指定
      プローブノード変更処理が終わった後、ログ監視、イベントログ監視または「仮想サーバーホスト(SJVMMSRV所属)」が設定され、該当センサーに対して、反映(監視属性)を実行するかどうかを指定します。下記の固定値で指定してください。
      • ON:反映(監視属性)をする

      • OFF:反映(監視属性)をしない

      省略した場合、デフォルト値はONです。

    • -f: 強制変更指定

      指定した変更元プローブノードと変更先プローブノードの千手バーションが不一致の場合、変更元プローブノードから変更先プローブノードへ強制変更を行います。

    • -t: テストモード実行指定
      プローブノード変更の動作テストを行い、変更前の状態と想定される変更後の状態をそれぞれ出力します。下記の固定値で指定してください。
      • ALL:変更前と変更後を両方出力する

      • BEFORE:変更前のみ出力する

      • AFTER:変更後のみ出力する

      テストモードでは、実際の変更を行いませんので、注意してください。

  • プローブノード変更手順
    1. ログイン

      千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

    2. プローブノード変更コマンドの実行
      プローブノード変更コマンドを実行します。
      • 実行例 1) 特定の千手センサーに対してプローブノード変更を実行
        % SpProbeChange -n nodeA -s ProbeA -d ProbeB
        (nodeA)のプローブノードを(ProbeA)から(ProbeB)へ変更します。
        (nodeA)のプローブノードを(ProbeA)から(ProbeB)へ変更しました。
        %
        
      • 実行例 2) 千手センサーを指定しないでプローブノード変更を実行
        % SpProbeChange -s ProbeA -d ProbeB
        (ProbeA)から(ProbeB)へプローブノードの変更を行います。
        (ProbeA)から(ProbeB)へプローブノードを変更しました。
        %
        
      • 実行例 3) テストモードを実行
        % SpProbeChange -s ProbeA -d ProbeB -t ALL
        ********************************************
        *           プローブ変更前の情報           *
        ********************************************
        ノード(ProbeA)をプローブとする千手センサー:
                nodeA (デフォルトとシステム情報プローブ)
                nodeB (デフォルトとシステム情報プローブ、監視タスクのプローブ)
                nodeC (デフォルトとシステム情報プローブ、監視タスクのプローブ)
        ノード(ProbeA)をプローブとする監視タスク数:
                システム情報監視:             21
                コマンドによる監視:           6
                パケット監視:                 1
                JMXによる監視:                0
                システム情報監視(SNMP):       0
                SNMP監視:                     2
                WMI監視:                      0
                合計:                         30
        ノード(ProbeA)をプローブとする千手センサーのログ監視ファイル数:
                テキストログ監視:             99
                イベントログ監視:             0
        
        ノード(ProbeB)をプローブとする千手センサー:
                なし
        ノード(ProbeB)をプローブとする監視タスク数:
                システム情報監視:             3
                コマンドによる監視:           0
                パケット監視:                 0
                JMXによる監視:                0
                システム情報監視(SNMP):       0
                SNMP監視:                     0
                WMI監視:                      0
                合計:                         3
        ノード(ProbeB)をプローブとする千手センサーのログ監視ファイル数:
                テキストログ監視:             0
                イベントログ監視:             0
        
        ********************************************
        *           プローブ変更後の情報           *
        ********************************************
        ノード(ProbeA)をプローブとする千手センサー:
                なし
        ノード(ProbeA)をプローブとする監視タスク数:
                システム情報監視:             15
                コマンドによる監視:           6
                パケット監視:                 1
                JMXによる監視:                0
                システム情報監視(SNMP):       0
                SNMP監視:                     0
                WMI監視:                      0
                合計:                         22
        ノード(ProbeA)をプローブとする千手センサーのログ監視ファイル数:
                テキストログ監視:             0
                イベントログ監視:             0
        
        ノード(ProbeB)をプローブとする千手センサー:
                nodeA (デフォルトとシステム情報プローブ)
                nodeB (デフォルトとシステム情報プローブ、監視タスクのプローブ)
                nodeC (デフォルトとシステム情報プローブ、監視タスクのプローブ)
        ノード(ProbeB)をプローブとする監視タスク数:
                システム情報監視:             9
                コマンドによる監視:           0
                パケット監視:                 0
                JMXによる監視:                0
                システム情報監視(SNMP):       0
                SNMP監視:                     2
                WMI監視:                      0
                合計:                         11
        ノード(ProbeB)をプローブとする千手センサーのログ監視ファイル数:
                テキストログ監視:             99
                イベントログ監視:             0
        %
        
    3. 反映(監視属性)

      指定したセンサーノードのログ監視、イベントログ監視または「仮想サーバーホスト(SJVMMSRV所属)」が設定され、且「-uオプション」をOFFに指定した場合、該当センサーに対して反映(監視属性)を実行して下さい。 テストモードの場合、反映(監視属性)を実行する必要がありません。この手順で、プローブノードがProbeAからProbeBへ変更されます。

  • 標準エラー出力

    種別

    出力内容

    エラー発生のパターン

    パラメータエラー

    Usage出力

    無効な値をオプションに指定する場合

    省略不可のオプションが指定されない場合

    変更元プローブノードと変更先プローブノードは同一ノードIDを指定する場合

    指定したセンサーのプローブノードが不一致

    (変更元プローブノードID)は(センサーノードID)のプローブノードとして使用されていません。

    特定な千手センサーを指定して実行した際に、該当千手センサーの監視タスクのプローブノードが、指定した変更元プローブノードIDと不一致の場合

    運用管理サーバー以下すべてのセンサーのプローブノードが不一致

    (変更元プローブノードID)はプローブノードとして使用されていません。

    千手センサーを指定せずに実行した際に、運用管理サーバー以下すべてのセンサーのプローブノード、及びセンサーの監視タスクのプローブノードは、指定した変更元プローブノードIDと不一致の場合

    ノード無効

    ノード(NodeID)は存在しません。

    指定された変更元プローブノードIDが存在しない場合

    指定された変更先プローブノードIDが存在しない場合

    指定されたセンサーノードIDが存在しない場合

    プローブノード無効

    ノード(ProbeNodeID)はエージェントではありません。

    指定された変更元プローブノードIDがエージェントではない場合

    指定された変更先プローブノードIDがエージェントではない場合

    センサーノード無効

    ノード(NodeID)はセンサーではありません。

    指定されたセンサーノードIDがセンサーではない場合

    変更先プローブのモニタリング機能無効

    ノード(sakiProbeNodeID)はモニタリング機能が設定されていません。

    指定された変更先プローブノードのモニタリング機能が設定されていない場合

    OS種別不一致

    ノード(motoProbeNodeID)とノード(sakiProbeNodeID)のOS種別が不一致です。

    指定された変更元プローブノードと変更先プローブノードのOS種別が不一致の場合

    千手バーション不一致

    ノード(motoProbeNodeID)とノード(sakiProbeNodeID)の千手バーションが不一致です。

    指定された変更元プローブノードと変更先プローブノードの千手バーションが不一致の場合

    二重起動

    現在プローブ変更実行中のため実行出来ません。

    同一運用管理サーバーで本コマンドを二重起動する場合

    その他エラー

    ノード(ProbeNodeID)の千手バーションの取得に失敗しました。

    プローブノードの千手バーションの取得に失敗した場合

    プロキシサーバー(MgrNodeID)との接続に失敗しました。

    千手マネージャを起動していない場合

    プローブ変更の処理に失敗しました。

    プローブノード変更処理で、ほかのエラーが発生する場合

  • 終了ステータス
    • 0 : 正常終了

    • 1 : 異常終了

警告

  • 指定した変更元プローブノードと変更先プローブノードは既に存在する千手エージェントであることが必要です。指定したプローブノードがエージェント以外の場合は、プローブノードの変更に失敗します。

  • 変更対象となるノードがセカンダリセンサーの場合、指定した変更元プローブノードと変更先プローブノードはセカンダリエージェントしか指定できません。

  • 「-f」オプションを指定しない場合、指定した変更元プローブノードと変更先プローブノードの千手バーションが一致することが必要です。

  • 同一運用管理サーバーで本コマンドを二つ以上同時に実行することはできません。

  • 千手センサー以外のノードのプローブノードの変更はできません。

  • 変更先プローブノードのモニタリング機能がOFFの場合、プローブノードの変更ができません。

  • 変更元プローブノードと変更先プローブノードのOS種別が不一致の場合、プローブノードの変更はできません。同一OS種別(WindowsまたはUNIX)のプローブノードを指定してプローブノードの変更を実施してください。

  • 変更元プローブノードと変更先プローブノードの千手バーションが不一致の場合、上位バージョンから下位バージョンへ強制変更を行うと、一部の監視機能が正常に動かない場合があります。

  • 変更元プローブノードと変更先プローブノードの千手システムが稼働中でない場合、[-u 反映(監視属性)]オプションを指定すると、当該コマンドの処理時間が長くなります。

  • 本コマンドを実行する際に変更対象となった監視タスクの状態が「監視依頼中」、「一時停止依頼中」、または「時間帯外処理中」の場合、sjISM_monCtrldプロセスが「!ISM112 監視タスクの状態の反映に失敗しました。」というエラーメッセージを出力する可能性があります。このエラーは無視して下さいますようお願いします。尚、このエラーが通常の運用上問題になることはありません。

  • 本コマンドで監視タスクのプローブノードを変更した後に、実行前の変更元プローブノードに戻すことはできないため、コマンドを実行する前に変更元プローブをプローブノードとして監視している監視タスクのバックアップを取ることが必要です。

  • 本コマンドでは変更先プローブノードで管理可能な監視タスクの上限を超えて監視タスクを付け替えることが可能です。この場合、監視タスクの監視間隔の設定によっては監視に失敗する可能性があります。プローブノードの復旧後は変更元のプローブノードに監視タスクを付け替える作業を行って下さい。

  • 本コマンド実行時に変更前プローブノードの千手システムが停止していた場合、千手システム復旧後には変更前プローブノードに対して「反映(監視属性)」を実行してください。