3.2. 旧コンポーネントのアンインストール

千手マネージャもしくは千手エージェントと同一パッケージでリリースしていた千手DBコンポーネントおよび千手WEBコンポーネントは、アンインストールする必要があります。
また、Web Add-ons もDevOpsパッケージ以前のバージョンはアンインストールする必要があります。
旧コンポーネントのアンインストールは、インストールしているバージョンのインストールガイドをご確認ください。

旧コンポーネントのアンインストールで、千手システムのデータベースはアンインストールされますが、以下の手順を行うと引き続きデータを利用することが可能です。

3.2.1. 共通の制限、注意事項

  • サポートする千手バージョンは、DevOpsパッケージでサポートするバージョンの範囲となります。

  • データを引き継ぐ場合、インストールされているコンポーネントのすべてで作業を行ってください。

  • マルチエージェント構成の場合、千手DBコンポーネントではノード毎に作業を行ってください。千手WEBコンポーネントおよびWeb Add-onsの場合は作業は1度のみです。

  • SQL Server Management Studio(SSMS) の利用方法については、ベンダのサイトをご確認ください。

3.2.2. 千手DBコンポーネント

千手データベースのデータを引き続き利用する場合は、以下の手順を行ってください。

  1. 千手システムの停止

    千手システムを sj_halt コマンドにより行います。コマンドの使い方の詳細は、インストールされている千手システムのバージョンのデベロッパーズガイドをご確認ください。

  2. 千手システムのデータベースのバックアップ

    SSMSを利用してデータベースサーバーに接続し、senjuDB_<千手ドメイン名> のバックアップを取得してください

  3. 千手DBコンポーネントのアンインストール

    コントロールパネルからアンインストールを行ってください。詳細はインストールしているコンポーネントのバージョンのインストールガイドをご確認ください。
    アンインストール後、千手システムは起動しないでください。
  4. 千手システムのデータベースのリストア

    SSMS を利用して senjuDB_<千手ドメイン名> をリストアしてください。

  5. DevOps パッケージのインストール

    インストールウィザードにて、データベースの接続設定をリストアした先に指定した場合、インストールを開始後、データベースの再利用を確認されますので、「はい」を選択してください。

    ../_images/win-db-use_senjudb.jpg

3.2.3. 千手WEBコンポーネント

千手データベースのデータを引き続き利用する場合は、以下の手順を行ってください。

注釈

プライマリウェブサービス環境で行ってください。セカンダリウェブサービス環境で行うことはありません。

  1. 千手システムの停止

    千手システムを sj_halt コマンドにより行います。コマンドの使い方の詳細は、インストールされている千手システムのバージョンのデベロッパーズガイドをご確認ください。

  2. 千手システムのデータベースのバックアップ

    • SSMSを利用して senjuMaintDB のバックアップを取得してください

    • 千手WEBコンポーネントのインストール先(既定の場合、 C:\inetpub\wwwroot\senju )以下にある api\App_Data\senjuWebAPI.sdf を任意のディレクトリに退避してください

  3. 千手WEBコンポーネントのアンインストール

    コントロールパネルからアンインストールを行ってください。詳細はインストールしているコンポーネントのバージョンのインストールガイドをご確認ください。
    アンインストール後、千手システムは起動しないでください。
  4. 千手システムのデータベースのリストア

    SSMS を利用して senjuMaintDB をリストアしてください。

  5. DevOps パッケージのインストール

    インストールウィザードにて、データベースの接続設定をリストアした先に指定した場合、インストールを開始後、データベースの再利用を確認されますので、「はい」を選択してください。

    ../_images/win-web-use_senjumaintdb.jpg

    注釈

    • プライマリウェブサービスのデフォルトエージェントでのみ確認されます

  6. senjuWebAPI.sdf の再配置

    インストールしたパス(既定の場合、 C:\inetpub\wwwroot\senju )の api フォルダに App_Data フォルダを作成し、上記で退避していたファイル(senjuWebAPI.sdf)を配置してください。

3.2.4. 千手WEBアドオン

千手データベースのデータを引き続き利用する場合は、以下の手順を行ってください。

  1. インテグレーション機能の定義のバックアップ

    WEBコンソールにログインし、インテグレーション機能の定義のバックアップを行います。アクション、スクリプト、エンドポイントの定義をExportしてください。

  2. 千手システムの停止

    千手システムを sj_halt コマンドにより行います。コマンドの使い方の詳細は、インストールされている千手システムのバージョンのデベロッパーズガイドをご確認ください。

  3. 千手アドオンのアンインストール

    コントロールパネルからアンインストールを行ってください。詳細はインストールしているコンポーネントのバージョンのインストールガイドをご確認ください。

  4. DevOps パッケージのインストール

    通常の手順に従ってインストールを行ってください。

  5. 千手システムの起動

    千手システムを sj_boot コマンドにより行います。コマンドの使い方の詳細は、インストールされている千手システムのバージョンのデベロッパーズガイドをご確認ください。

  6. バックアップした定義の再設定

    WEBコンソールにログインし、上記でExportした定義のImportを行ってください。

3.2.5. 作業順序のイメージ

コンポーネント毎に手順を記載していますが、複数コンポーネントをインストールしている場合やマルチエージェント構成の場合の順番を以下に示します。

3.2.5.1. 千手DBコンポーネント、千手WEBコンポーネント、千手WEBアドオンをインストールしている場合

  1. バックアップを取得する
    • 千手WEBアドオンのバックアップ対象

  2. 千手システムを停止

  3. バックアップを取得する
    • 千手WEBコンポーネントのバックアップ対象

    • 千手DBコンポーネントのバックアップ対象

  4. 各コンポーネントのアンインストール
    1. 千手WEBアドオンのアンインストール

    2. 千手WEBコンポーネントのアンインストール

    3. 千手DBコンポーネントのアンインストール

  5. バックアップしたデータベースのリストア
    • 千手DBコンポーネントでバックアップしたデータベースのリストア

    • 千手WEBコンポーネントでバックアップしたデータベースのリストア

  6. DevOpsパッケージでのインストール
    1. 千手DBコンポーネントのインストール

    2. 千手WEBコンポーネントのインストール

    3. 千手WEBアドオンのインストール

  7. バックアップしたファイルの再配置
    • 千手WEBコンポーネントのバックアップ対象

  8. 千手起動

  9. バックアップした定義の読み込み
    • 千手WEBアドオンのバックアップ対象

3.2.5.2. マルチエージェント構成の場合

  1. バックアップを取得
    • 千手WEBアドオンのバックアップ対象

  2. 各ノードの千手システムを停止

  3. バックアップを取得
    • 千手WEBコンポーネントのバックアップ対象

    • 千手DBコンポーネントのバックアップ対象(全ノード分)

  4. 各ノードのアンインストール
    1. サブエージェントのコンポーネント

    2. デフォルトエージェントのコンポーネント

  5. バックアップしたデータベースのリストア
    • 千手DBコンポーネントでバックアップしたデータベースのリストア(全ノード分)

    • 千手WEBコンポーネントでバックアップしたデータベースのリストア

  6. DevOpsパッケージでのインストール
    1. デフォルトエージェントのコンポーネント

    2. サブエージェントのコンポーネント

  7. バックアップしたファイルの再配置
    • 千手WEBコンポーネントのバックアップ対象

  8. 各ノードの千手起動

  9. バックアップした定義の読み込み
    • 千手WEBアドオンのバックアップ対象

3.2.5.3. セカンダリウェブサービスを利用している構成の場合

  1. バックアップの取得

  2. セカンダリウェブサービス環境でのアンインストール

  3. プライマリウェブサービス環境でのアンインストール

  4. バックアップのリストア

  5. プライマリウェブサービス環境でのインストール

  6. バックアップファイルの再配置

  7. セカンダリウェブサービス環境でのインストール