4.3.1. 千手WEBアドオン初期設定

この章では、千手WEBアドオンを適用後に必要な初期設定について記述します。

4.3.1.1. データベース接続設定

千手WEBアドオンで利用するデータベースの接続設定を変更する場合、千手WEBアドオンのインストールPATH配下の以下のファイルを変更してください。

  • smc\appsettings_user.json

  • hook\gw\appsettings_user.json

  • hook\server\appsettings_user.json

参考

  • 千手WEBアドオンの既定のインストールPATHは C:\inetpub\wwwroot\senju_webapps です。

AppSettingsTool.exe を利用して変更を行います。 モジュールは、千手WEBアドオンのインストールPATH\bin に配置されています。千手稼働アカウントで行ってください。

  • 指定形式

    AppSettings.exe --filepath=ファイルパス [--dbhost=DBMS稼働ホスト] --dbauth=認証方式 --user=ユーザ名 --password=パスワード

  • オプション

    • --filepath

      上記のファイルをフルパスで指定してください

    • --dbhost

      DBMSが稼働するホスト名を指定してください

    • --dbauth

      認証方式を指定してください。許容する値は、 SQLServer もしくは Windows です

    • --user

      SQL Server認証の場合、ログインユーザ名を指定してください

    • --password

      SQL Server認証の場合、パスワードを指定してください

注釈

  • 対象のファイルはすべて同様に更新してください

4.3.1.2. Webサービス接続設定

WSFC構成やリバースプロキシを介する構成であるなどの理由で、千手ウェブサービスのアクセス先URLのFQDNが千手WEBアドオン稼働ホストのFQDNと異なる場合、Webサービス接続設定が必要です。

千手WEBアドオンのインストールPATH配下にある以下のファイルを編集してください。

  • smc\appsettings_user.json

  • hook\gw\appsettings_user.json

  • hook\server\appsettings_user.json

参考

  • 千手WEBアドオンの既定のインストールPATHは C:\inetpub\wwwroot\senju_webapps です。

  • 各設定ファイルは データベース接続設定 のものと同一です。

設定ファイルにて指定が必要な入力項目は下表のとおりです。

入力項目

入力値

"SiteInfo"."OldWebConsoleUrl"

"https://{アクセス先URLのFQDN}/senju"

各設定値が以下である場合の記載例を示します。 なお、上記の入力項目以外の記述は省略します。

  • 設定値

    • アクセス先URLのFQDN: server.example.domain

  • 記載例

    {
        "SiteInfo": {
            "OldWebConsoleUrl": "https://server.example.domain/senju"
        }
    }
    

4.3.1.3. WebAPIサービス接続設定

千手ウェブサービスと千手データベースサービスを異なるノードで稼働させる場合、 千手ウェブサービスにてWebAPIサービス接続設定が必要です。

設定にあたっては、千手WEBアドオンのインストールPATH配下にある以下のファイルを編集してください。

  • smc\appsettings_user.json

参考

  • 千手WEBアドオンの既定のインストールPATHは C:\inetpub\wwwroot\senju_webapps です。

  • 各設定ファイルは データベース接続設定 のものと同一です。

設定ファイルにて指定が必要な入力項目は下表のとおりです。

入力項目

入力値

"SiteInfo"."OldWebAPIUrl"

"https://{WebAPIサービスの稼働ホスト}/senju_iwas"

設定値が以下である場合の記載例を示します。 なお、上記の入力項目以外の記述は省略します。

  • 設定値

    • WebAPIサービスの稼働ホスト: server

  • 記載例

    {
        "SiteInfo": {
            "OldWebAPIUrl": "https://server/senju_iwas"
        }
    }
    

4.3.1.4. HttpClientタイムアウト設定

千手ウェブサービスではHttpClientのタイムアウト値はデフォルトで30秒です。 実行に時間を要するコマンドを投入する場合、HttpClientのタイムアウト値を変更する必要があります。

設定変更にあたっては、千手WEBアドオンのインストールPATH配下にある以下のファイルを編集してください。

  • smc\appsettings_user.json

参考

  • 千手WEBアドオンの既定のインストールPATHは C:\inetpub\wwwroot\senju_webapps です。

  • 各設定ファイルは データベース接続設定 のものと同一です。

設定ファイルにて指定が必要な入力項目は下表のとおりです。

入力項目

入力値

"HttpClientTimeoutSeconds"

"30"

各設定値が以下である場合の記載例を示します。 なお、上記の入力項目以外の記述は省略します。

  • 設定値

    • タイムアウト秒数: 60

  • 記載例

    {
        "HttpClientTimeoutSeconds": 60
    }