5.2.1.3.4.8. イベントログフィルタ定義

イベントログフィルタ一覧

イベントログフィルタ一覧とその内容を下記に示します。

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図 5.579 イベントログフィルタ一覧

表 5.529 イベントログフィルタ一覧

項目

内容

「名称」フィールド

イベントログフィルタの名称を表示します。

「情報、警告、エラー、重大、詳細、成功の監査、失敗の監査」フィールド

"抑止"、"空白"、"送信メッセージID"の3つの値をとります。イベントログの種類が「情報、警告、エラー、重大、詳細、成功の監査、失敗の監査」のそれぞれの内容について、フィルタで定義した条件をどのようにフィルタリングで使用するかを表示します。
・抑止
デフォルト抑止が指定されている場合です。各々の種類のイベントログにて、条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。
・空白
デフォルト送信が設定されており、送信メッセージIDが未入力の場合です。各々の種類のイベントログにて、条件にマッチしないイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。
・送信メッセージID
デフォルト送信で条件にマッチした際の送信メッセージIDが指定されている場合、その送信メッセージIDが表示されます。

「下へリンク」

イベントログフィルタ判定条件画面へ遷移します。
イベントログフィルタ判定条件画面については、 イベントログフィルタ判定条件 を参照してください。

「プロパティリンク」

各イベンログフィルタのプロパティを表示させたい場合にクリックします。イベンログフィルタプロパティを表示します。

イベントログフィルタのプロパティ

イベントログフィルタのプロパティとその内容を下記に示します。

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図 5.580 イベントログフィルタのプロパティ

表 5.530 イベントログフィルタのプロパティ[全般]

項目

内容

「イベントログフィルタ名」フィールド

イベントログフィルタの名称を表示します。

「正規表現」フィールド

フィルタで定義した、すべての監視項目の検索文字列を、正規表現として解釈するかしないかを表示します。

「正規表現種別」フィールド,

""、"基本正規表現"と"高度な正規表現"の三つの値をとり、検索文字列を正規表現として解釈する際、どちらの正規表現を使用するかを表示します。
  • 基本正規表現

    '*'、'['、']'、'^'、'$'

  • 高度な正規表現

    全角文字、'"'、' >'、' /'、 ';'以外の全ての文字

表 5.531 イベントログフィルタのプロパティ[送信種別]

項目

内容

「種類」フィールド

判定条件の対象となる、イベントログの種類を表示します。

「処理」フィールド

"デフォルト送信"と"デフォルト抑止"の2つの値をとり、各イベントログの種類の内容に関して、フィルタで定義した条件をどのようにフィルタリングで使用するかを表示します。
  • デフォルト送信

    各イベントログの種類に関して、条件にマッチしないイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。

  • デフォルト抑止

    各イベントログの種類に関して、条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。

「送信メッセージID」

判定条件にマッチした際に送信するメッセージIDを表示します。リンクからメッセージのプロパティ画面に遷移します。詳しくは メッセージ定義 を参照してください。

表 5.532 イベントログフィルタのプロパティ[処理]

項目

内容

「処理」フィールド

発生したイベントのログが、判定条件で定義した条件に一致した場合の動作を表示します。
・送信
条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。
・抑止
条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信しません。

「送信メッセージID」フィールド

送信するメッセージIDを表示します。リンクからメッセージのプロパティ画面に遷移します。詳しくは メッセージ定義 を参照してください。

「付加メッセージ」フィールド

付加メッセージを表示します。

「判定条件」フィールド

検索対象となる、ソース、タスクのカテゴリ、イベントID、ユーザー、コンピュータ、キーワード、オペコード、説明フィールドの検索文字列の一覧がカンマ(,)で区切られて、表示されます。

5.2.1.3.4.8.1. イベントログフィルタの新規作成、変更と削除

イベントログフィルタの新規作成/変更

イベントログフィルタの新規作成/変更とその内容を下記に示します。

../../../../../../_images/09_eventlog_filter_add.jpg

図 5.581 イベントログフィルタの新規作成

../../../../../../_images/09_eventlog_filter_upd.jpg

図 5.582 イベントログフィルタの変更

表 5.533 イベントログフィルタの新規作成/変更

項目

内容

「イベントログフィルタ名」フィールド

イベントログフィルタの名称です。

「正規表現を使用」チェックボックス

フィルタで定義した、すべての監視項目の検索文字列を、正規表現として解釈する際にチェックします。

「正規表現種別」選択ラジオボタン

“基本正規表現”と“高度な正規表現”の 2 つの値をとり、検索文字列を正規表現として解釈する際、どちらの正規表現を使用するか指定しています。

※Senju/OC 2013の千手エージェントが監視対象の場合は、正規表現種別の設定は無視され、基本正規表現が使用されます。

「送信種別」 フィールドの「情報・警告・エラー・重大・詳細・成功の監査・失敗の監査」フレームの「デフォルト送信、デフォルト抑止」選択ラジオボタン

“デフォルト送信”と“デフォルト抑止”の 2 つの値をとり、各イベントログの種類の内容に関して、フィルタで定義した条件をどのようにフィルタリングで使用するかを指定しています。
・デフォルト送信
各イベントログの種類に関して、条件にマッチしないイベントログが検出された場合、 メッセージを送信します。
・デフォルト抑止
各イベントログの種類に関して、条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。

「情報・警告・エラー・重大・詳細・成功の監査・失敗の監査」フレームの「送信メッセージ ID」フィールド

「デフォルト送信」を選択した場合、送信メッセージ ID を指定できます。省略した場合は、「 !SYSL30~!SYSL37」が送信メッセージとなります。

「処理順序」 フィールド

処理順序を変更できます。
フィルタリングは上から下へ行われ、ある監視項目にマッチすると、それ以降の監視項目は無視されます。また、それぞれのフィルタ監視項目は OR 条件で判定されます。
「選択」列のチェックボックスにチェックをつけ、[UP]ボタンを押すことにより処理順序を上位にすることが可能です。
処理順序を下位にする場合は、「選択」列のチェックボックスにチェックをつけ、[DOWN]ボタンを押してください。

表 5.534 イベントログフィルタの新規作成/変更の入力フィールド

フィールド

使用可能な文字

文字数

省略

「イベントログフィルタ名」

半角英大文字数字、 '_'

32 文字まで

不可

「送信メッセージ ID」

半角英数字、 ’!’(ただし、先頭1文字のみ)
[Windows] 半角英小文字を使用する事はできません。

7 文字固定

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図 5.583 イベントログフィルタ条件設定

表 5.535 イベントログフィルタ条件の設定

項目

内容

「処理スイッチ」ラジオボタン

イベントログがこの判定条件で定義した条件に一致した場合の動作を指定します。
・送信
このイベントログをメッセージ送信し、次に続く判定条件による検査はスキップして新しいイベントログの検査に進みます。
・抑止
このイベントログを無視し、次に続く判定条件による検査はスキップして新しいイベントログの検査に進みます。すなわち、メッセージ送信は行われません。

「送信メッセージ ID」フィールド

判定条件にマッチし、メッセージを送る際に付加されるメッセージ ID です。

「判定条件」フィールドの「種類」

検索対象となるイベントログの種類です。「詳細」「情報」「警告」「エラー」「重大」「成功の監査」「失敗の監査」のいずれかを選択、もしくは検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「ソース」

イベントログの「ソース」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「タスクのカテゴリ」

イベントログの「タスクのカテゴリ」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「イベントID」

イベントログの「イベントID」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「ユーザー」

イベントログの「ユーザー」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「コンピュータ」

イベントログの「コンピュータ」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「キーワード」

イベントログの「キーワード」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「オペコード」

イベントログの「オペコード」部分の検索文字列を指定します。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

「判定条件」フィールドの「検索文字列」

検索文字列を指定します。
複数の検索文字列が指定されている場合は、それぞれの検索文字列は AND 条件で判定されます。
「正規表現を使用」のチェックボックスをチェックしたときは検索文字列として正規表現が使用できます。

表 5.536 イベントログフィルタ条件の設定の入力フィールド

フィールド

使用可能な文字

文字数

省略

「送信メッセージ ID」

半角英数字、 ’!(ただし、先頭1文字のみ)
[Windows] 半角英小文字を使用する事はできません。

7 文字固定

不可

「種類」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

64 バイトまで

不可

「ソース」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

64 バイトまで

「イベントID」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

64 バイトまで

「ユーザー」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

64 バイトまで

「コンピュータ」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

64 バイトまで

「検索文字列」

‘&&’、 ’TAB’以外のすべての文字

450 バイトまで

不可

警告

イベントログフィルタ ID の変更はできません。

イベントログフィルタの新規作成/変更の確認とその内容を下記に示します。

データを入力した後に、「OK」ボタンを押すと、入力確認画面を表示します。

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図 5.584 イベントログフィルタの新規作成/変更の確認

../../../../../../_images/09_eventlog_filter_add_result.jpg

図 5.585 イベントログフィルタの新規作成/変更の実行結果

イベントログフィルタの削除

イベントログフィルタの削除とその内容を下記に示します。

イベントログフィルタ一覧画面にて、「削除」ボタンを押すことで、選択するイベントログフィルタを削除することができます。

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図 5.586 イベントログフィルタの削除確認

../../../../../../_images/09_eventlog_filter_del_result.jpg

図 5.587 イベントログフィルタの削除結果

5.2.1.3.4.8.2. イベントログフィルタ判定条件

イベントログフィルタ判定条件画面

イベントログフィルタ判定条件画面とその内容を下記に示します。

../../../../../../_images/09_eventlogfilter_condition_list.jpg

図 5.588 イベントログフィルタ判定条件

表 5.537 イベントログフィルタ判定条件

項目

内容

「処理」フィールド

発生したイベントのログが、判定条件で定義した条件に一致した場合の動作を表示します。
・送信
条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信します。
・抑止
条件にマッチするイベントログが検出された場合、メッセージを送信しません。

「送信メッセージID」フィールド

送信するメッセージIDを表示します。

「付加メッセージ」フィールド

送信するメッセージに付加する、範囲を表示します。常に「(全体)」と表示され、イベントログの全情報(イベントログの書き込み日時、ソース、種類、タスクのカテゴリ、イベントID、ユーザー、コンピュータ、説明、キーワード、オペコード)がメッセージに付加されます。

「判定条件」フィールド

検索対象となる、ソース、タスクのカテゴリ、イベントID、ユーザー、コンピュータ、キーワード、オペコード、説明フィールドの検索文字列の一覧がカンマ(,)で区切られて、表示されます。