3.4.3. 画面構成

3.4.3.1. メイン画面

メール送信定義の作成・編集、OAuth 2.0 認証のアクセストークン作成・更新ができます。

../../_images/user_guide-sjMSG_mail_config-top.jpg

図 3.26 メイン画面

「SMTP 設定」グループボックスの内容を下記の表に示します。

表 3.28 メイン画面の「SMTP 設定」グループボックス

項目

内容

「SMTP サーバー」フィールド

メール転送サーバー(SMTP サーバー)のホスト名またはIPアドレスを入力します。

「SMTP ポート番号」フィールド

SMTP サーバーのポート番号を入力します。以下のポート番号は、プルダウンメニューより指定することができます。
  • 25 : 通常接続

  • 465 : SSL/TLS 接続

  • 587 : STARTTLS 接続

「SMTP 暗号化接続」フィールド

メール転送サーバーと接続する際の暗号化の種類を指定します。次の種類を指定できます。
  • NONE : 非暗号化接続

  • AUTO : 接続方法の自動選択

  • SSL : SSLで接続

  • TLS : TLSで接続

  • STARTTLS : STARTTLSで接続

「SMTP 認証」の「高度な認証(OAuth 2.0)」チェックボックス

高度な認証(OAuth 2.0)を使用する場合にチェックします。「OAuth 2.0 認証設定」グループボックスの設定が必要です。以下の認証方法を順に試します。

OAUTHBEARER、XOAUTH2

「SMTP 認証」の「標準認証(SASL)」チェックボックス

標準認証(SASL)を使用する場合にチェックします。以下の認証方法を順に試します。

CRAM-MD5、 DIGEST-MD5、 SCRAM-SHA-1、 SCRAM-SHA-1-PLUS、 SCRAM-SHA-256、 SCRAM-SHA-256-PLUS、 SCRAM-SHA-512、 SCRAM-SHA-512-PLUS、 NTLM、 LOGIN、 PLAIN、 ANONYMOUS

「SMTP 認証」の「PBS 認証」チェックボックス

POP Before SMTP 認証を使用する場合にチェックします。「POP Before SMTP 認証設定」グループボックスの設定が必要です。以下の認証方法を順に試します。

POP Before SMTP

「SMTP アカウント」フィールド

メール転送サーバーへのログインアカウントを入力します。「SMTP 認証」の「高度な認証(OAuth 2.0)」チェックボックスまたは「標準認証(SASL)」チェックボックスが有効の場合に入力する必要があります。

「SMTP パスワード」フィールド

メール転送サーバーへのログインパスワードを入力します。「SMTP 認証」の「標準認証(SASL)」チェックボックスが有効の場合に入力する必要があります。

「POP Before SMTP 認証設定」グループボックスの内容を下記の表に示します。 「SMTP 設定」グループボックスにて、「SMTP 認証」の「PBS 認証」チェックボックスにチェックした場合に指定する必要があります。

表 3.29 メイン画面の「POP Before SMTP 認証設定」グループボックス

項目

内容

「POP3 サーバー」フィールド

POP3 サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。

「POP3 ポート番号」フィールド

POP3 サーバーのポート番号を入力します。以下のポート番号は、プルダウンメニューより指定することができます。
  • 110 : 通常接続

  • 995 : SSL/TLS 接続

  • 110 : STARTTLS 接続

「POP3 暗号化接続」フィールド

メール転送サーバーと接続する際の暗号化の種類を指定します。次の種類を指定できます。
  • NONE : 非暗号化接続

  • AUTO : 接続方法の自動選択

  • SSL : SSLで接続

  • TLS : TLSで接続

  • STARTTLS : STARTTLSで接続

「PBS 認証」の「高度な認証(OAuth 2.0)」チェックボックス

高度な認証(OAuth 2.0)を使用する場合にチェックします。常に非活性です。

「PBS 認証」の「標準認証(SASL)」チェックボックス

標準認証(SASL)を使用する場合にチェックします。以下の認証方法を順に試します。

CRAM-MD5、 DIGEST-MD5、 SCRAM-SHA-1、 SCRAM-SHA-1-PLUS、 SCRAM-SHA-256、 SCRAM-SHA-256-PLUS、 SCRAM-SHA-512、 SCRAM-SHA-512-PLUS、 NTLM、 LOGIN、 PLAIN、 ANONYMOUS

「PBS 認証」の「APOP 認証」チェックボックス

Authenticated Post Office Protocol 認証を使用する場合にチェックします。

「POP3 アカウント」フィールド

メール転送サーバーへのログインアカウントを入力します。「SMTP 認証」の「高度な認証(OAuth 2.0)」チェックボックスまたは「標準認証(SASL)」チェックボックスが有効の場合に入力する必要があります。

「POP3 パスワード」フィールド

メール転送サーバーへのログインパスワードを入力します。「SMTP 認証」の「標準認証(SASL)」チェックボックスが有効の場合に入力する必要があります。

「OAuth 2.0 認証設定」グループボックスの内容を下記の表に示します。 「SMTP 設定」グループボックスにて、「SMTP 認証」の「高度な認証(OAuth 2.0)」チェックボックスにチェックした場合に指定する必要があります。

表 3.30 メイン画面の「OAuth 2.0 認証設定」グループボックス

項目

内容

「サービス」の「Google Cloud Platform アイコン」ラジオボタン

Google Cloud Platform での OAuth 2.0 認証を使用する場合に選択します [1]

「サービス」の「Microsoft Azure アイコン」ラジオボタン

Microsoft Azure での OAuth 2.0 認証を使用する場合に選択します [1]

「クライアントID」フィールド

クライアントIDを入力します 。

「クライアントシークレット」フィールド

「サービス」の「GoogleCloud Platform アイコン」ラジオボタンを選択した場合に指定します。クライアントシークレットを入力します。

「テナントID」フィールド

「サービス」の「Microsoft Azure アイコン」ラジオボタンを選択した場合に指定します。テナントIDを入力します。

「スコープ」フィールド

OAuth 2.0 認証時のスコープを入力します。デフォルトでは以下の値が入力されています。
  • Google Cloud Platform を選択した場合 : https://mail.google.com/

  • Microsoft Azure を選択した場合 : https://outlook.office.com/SMTP.Send

参考

メイン画面の内容を下記の表に示します。

表 3.31 メイン画面

項目

内容

「アクセストークン更新」ボタン

GoogleCloud Platform または Microsoft Azure へ接続し、OAuth 2.0 認証のアクセストークンを作成・更新します [2] [3]

「キャッシュクリア」ボタン

「アクセストークン更新」ボタンによって作成された OAuth 2.0 認証のアクセストークンをクリアします。

「設定して閉じる」ボタン

設定内容を確認後、保存して当ツールを終了します。設定内容に不備がある場合、出力されるエラーメッセージに従って設定内容を編集してください。

「設定せず閉じる」ボタン

設定内容を保存せずに当ツールを終了します。設定の変更は保存されず、破棄されます。

参考