2. はじめに¶

2.1. Senju DevOperation Conductorの特徴¶

Senju DevOperation Conductorは、Senju Operation Conductor（以下、Senju/OC）の機能を継承した、運用管理のためのSenju Family新製品です。統制を確保しつつ開発部門が必要情報にアクセスできる機能により、運用部門とのコミュニケーションミス削減や両部門横断業務のスピードアップに貢献します。これにより開発部門と運用部門を統制の観点から明確に分離しつつ、両部門が協力してリリースや障害対応を行える仕組みを提供し、エンタープライズシステムにおけるDevOpsを実現します。

Senju DevOperation Conductorは、豊富なシステム運用経験から機能目的に応じて導かれた、5種のサブシステム（イベント／モニタリング／ジョブスケジュール／キャパシティ／コンフィグレーション）および共通機能から構成されます。これらサブシステムによる柔軟な機能構成とライセンス体系により、多様化する運用管理のニーズに対して最適な運用体系を実現し、中小規模から大規模システムまで目的用途に応じた導入が可能です。

Senju DevOperation Conductorは、その多様なライセンス体系により、初期導入費用の削減や費用対効果の評価といった運用管理コストの問題に対しても、最適なソリューションを提供します。また、Senju DevOperation Conductorは、既存のSenju/OC 2014.0.0 以降からのマイグレーションが可能です。 Senju/OCを既にご利用の方は、 「マイグレーションガイド」 を参照して下さい。