6.5. UNIX,Linux版¶
6.5.1. 利用しているOSの機能¶
千手システムは、at、vmstatの機能を使用しています。 これらの機能が利用できる環境にして下さい。
6.5.2. シェルの制約により使用できない文字列¶
千手マネージャでは、シェルの制約により、一部の特殊な文字コードを含む全角文字をリモートコマンドの引数として利用すると、コマンドが失敗します。 また、現バージョンの制約として、Solaris上では引数として一切の全角文字が利用できませんのでご注意下さい。
使用できない文字の例:ー、― 、‐、/ 、\ 、~、ゼ、ソ、ゾ、タ、ダ、チ、ボ、ポ、マ、ミ、+、-、±、×、円、樫、救、鯨、降、止、試 など
6.5.3. リモートインストールの制限事項¶
リモートインストールを行うと、千手ブラウザのアウトプットビューに「Not a terminal」、「stty: tcgetattr: Not a typewriter」と表示される事がありますが、処理は正常に行われますので無視して下さい。
6.5.4. 千手データベースサービス稼働ノードのマシンリブート時の注意事項¶
千手データベースサービスをインストールしたマシンのリブートを行う場合には、リブートを行う前に、senjuアカウントでログインし、sj_dbstop.com(千手データベースサービスの停止)を行って下さい。
6.5.5. Telnetのログイン情報の定期的な削除¶
モニタリング、ランブックオートメーション、ジョブスケジュール、コンフィグレーションでTELNETによる接続を行った場合、センサーノードにおいてログイン情報が蓄積しディスクが逼迫されてしまい、該当のノードにログインができなくなるため各処理に失敗することがあります。そのためセンサーノードにて定期的にログイン情報を削除して下さい。
6.5.6. Solarisコンテナ環境での制限事項¶
Solarisコンテナ環境では以下の制限事項があります。
「疎ルートゾーン」ではインストールすることができません。「完全ルートゾーン」でインストールする必要があります。
- 以下の物理メモリに関する監視項目の監視ができません。
物理メモリ使用率(%)[UNIX]
「非大域ゾーン」の仮想メモリ使用率の値は「大域ゾーン」の値と同じ値になります。
時刻合わせ(sj_time)コマンドが使用できません。
「大域ゾーン」と「非大域ゾーン」の両方に千手をインストールする場合、「非大域ゾーン」の千手稼働アカウントは「大域ゾーン」の千手稼働アカウントと異なるアカウントにする必要があります。
6.5.7. 千手稼働アカウントのPATHの設定¶
千手マネージャおよび千手エージェントについて、千手稼働アカウントのユーザー環境変数「PATH」に、 /usr/sbin
、 /usr/bin
、 /bin
、 /etc
が入っている必要があります。
6.5.8. その他の仕様上の制限¶
その他の仕様上の制限については、 ユーザーズガイド「資料集」 の 「制限事項及びプロセス構成」 を参照して下さい。