6.3. WEBコンソール¶
6.3.1. ライセンス期限が切れた場合の対処¶
「Senju Extended Interface Service」は、ライセンス期限切れを検知すると、マネージャとの接続を切断します。ライセンスキーを更新して再起動して下さい。
6.3.2. イベントログフィルタの判定条件表示の制限事項¶
WEBコンソールの「設定変更」において、モニタリング-イベントログフィルタ-<フィルタ名>の画面で、「判定条件」が256バイトを超える場合、250バイトまでしか表示されません。 この場合、プロパティで内容を確認して下さい。
6.3.3. 連続操作時の制限事項¶
WEBコンソールの画面でボタンを連続的に押下した場合など、正しく画面が表示されない場合があります。 1回のクリックで結果が返るまで待ってから、次の操作を実行して下さい。
6.3.4. Webページ表示中のタイムアウト¶
データ量の多いグラフの作成、表示内容が多いページの表示など、処理に時間がかかる場合に、WEBコンソールと、千手ウェブサービスが稼働するノードのIISとの間の接続タイムアウトが発生する場合があります。 この場合、インストール時に指定したIISの千手の仮想ディレクトリの「ASPのスクリプトのタイムアウト」時間を延ばして下さい。
それでも、問題が解決しない場合は、千手ウェブサービスで障害が発生した可能性がありますので、システム管理者に連絡して下さい。
6.3.5. 「Enter」キーでの操作¶
WEBコンソールから操作を行う際に「Enter」キーを使用する場合は、どこにフォーカスが当たっているかを確認してから「Enter」キーを押下して下さい。
6.3.6. 「コマンド実行」画面以外からのコマンド実行時の注意事項¶
WEBコンソールでは、「コマンド実行」画面以外から千手マネージャにコマンドを実行している間(例:グローバルノードモニタから千手起動を実行している場合等)、他のWEBコンソールから操作がブロックされます。
6.3.7. パラメータのソート順の違い¶
WEBコンソールのユーザーコマンドパラメータ入力画面におけるパラメータのソート順は半角数字、半角大文字、半角小文字、ひらがな、カタカナ、漢字、全角数字の順となります。 これは、千手ブラウザにおける半角数字、半角大文字、半角小文字、全角数字、ひらがな、カタカナ、漢字の順とは異なります。
6.3.8. メッセージの状態の注意事項¶
WEBコンソールのメッセージモニタにおいて、確認または削除されたメッセージの状態は、WEBコンソールを終了するまで有効です。
WEBコンソールを一旦終了し、再度ログインした場合には、前回のメッセージの状態は保存されていません。
6.3.9. Webブラウザの設定¶
WEBコンソールとして使用する各Webブラウザは、WEBブラウザのCookieとファイルのダウンロードが有効である必要があります。
6.3.10. 別のアカウントで再ログインする場合の注意事項¶
WEBコンソールの使用者が変わる場合には、WEBブラウザを再起動して使用して下さい。
6.3.11. メッセージモニタのコピーに関する制限事項¶
WEBコンソールのメッセージモニタでは、Javaのセキュリティポリシーにより、デフォルトではメッセージをクリップボードにコピーする事ができません。
WEBコンソールのメッセージモニタで、メッセージのコピーを可能にするためには、WEBコンソールを使用する端末に対して下記の設定を行って下さい。 なお、クリップボードアクセス許可に関するJavaセキュリティポリシーの変更は、お客様の責任にてお願い致します。
- ユーザポリシーファイルの作成
ユーザポリシーファイルを、ユーザーのホームディレクトリ下に、ファイル名".java.policy"として作成して下さい。なお既にユーザポリシーファイルが存在する場合は、新規に作成する必要はありません。
例)ユーザーが"senju"、ホームディレクトリが
c:\documents and settings\senju
の場合、c:\documents and settings\senju\.java.policy
を作成して下さい。
- クリップボードへのアクセス許可の設定
1で作成したユーザポリシーファイルに、下記の記述を追加して下さい。
grant codeBase "http://[千手ウェブサービス稼働ノード]/senju/-" { permission java.awt.AWTPermission "accessClipboard"; };
[千手ウェブサービス稼働ノード]には、千手ウェブサービスが稼働するノード名を入力して下さい。
例)千手ウェブサービスが稼働するノード名が"webnode"の場合、ユーザポリシーファイルには下記の記述を追加して下さい。
grant codeBase "http://webnode/senju/-" { permission java.awt.AWTPermission "accessClipboard"; };
6.3.12. 別ウィンドウで開く操作¶
WEBコンソールで別ウィンドウを開く操作を行わないで下さい。 画面遷移が正しく動作しない場合があります。
6.3.13. ライセンス情報表示の制限事項¶
WEBコンソールのドメインプロパティでは、千手ブラウザで表示可能なライセンス情報画面の「監視エクステンション」表示は行われません。
6.3.14. 詳細監視の設定の保存¶
WEBコンソールで設定したジョブスケジュールの詳細監視の設定は、「Senju Extended Interface Service」を再起動すると無効になります。
6.3.15. ランチャートの制限事項¶
WEBコンソールでは、千手ブラウザで操作可能な機能であるランチャートでのジョブ検索/ズーム機能が使用できません。
6.3.16. ジョブチェッカの制限事項¶
WEBコンソールでは、千手ブラウザで使用可能なジョブチェッカが使用できません。
6.3.17. コンポーネントの配置の注意事項¶
WEBコンソールでは、ランチャート(モニタ)とランチャート(定義)に表示されるコンポーネントの位置が、千手ブラウザと異なることがあります。
6.3.18. グラフ表示時の注意事項¶
- グラフを表示させる場合に、下記の条件を全て満たすとデータが大量になるため、DBとの接続タイムアウトになり正しくグラフが表示されない場合があります。
データ表示対象に“週単位”または“月単位”を指定
使用するサマリテーブルに“分”を指定
6.3.19. 履歴情報のダウンロード機能の注意事項¶
WEBコンソールのグラフモニタのリストダウンロード機能では、千手ブラウザと異なり、CSV形式のみでのファイルへの書き出しを行います。
6.3.20. グラフの表示色の注意事項¶
WEBコンソールのグラフモニタでは、グラフの色指定をしない場合、千手ブラウザのグラフモニタにて表示される色と異なりますが、表示されるデータに違いはありません。
6.3.21. グラフ縦軸の範囲指定時の注意事項¶
WEBコンソールのグラフモニタにおいて縦軸の範囲指定が設定されていないグラフは、千手ブラウザと異なり、縦軸スケールは常に”0”から始まります。
6.3.22. グラフ縦軸が複数設定されている場合の注意事項¶
グラフ定義にて、異なったスケールの軸が左右それぞれに設定されている場合、WEBコンソールのグラフモニタでは、左軸のスケールを基準として横線を引いています。 右軸のスケールは、短い横線で表示しています。
6.3.23. 棒グラフ・積み上げ棒グラフ表示時の制限事項¶
WEBコンソールのグラフモニタで、「棒グラフ」または「積上げ棒グラフ」を表示したとき、データ表示期間内の最後のデータがグラフに表示されない場合があります。
6.3.24. 積み上げ折れ線グラフの合成時の制限事項¶
複数の監視タスクが登録されたグラフ定義において、それぞれの監視タスクのグラフの種類が「積上げ折れ線」、合成方法が「可能なものはすべて合成する」の場合、グラフ表示期間内の最初のデータの重ね合わせの表示が千手ブラウザと異なる場合があります。
6.3.25. グラフモニタのフィルタ設定の制限事項¶
WEBコンソールのグラフモニタでは、フィルタ設定の変更ができません。また、監視対象名に「#」と「,」が含まれるグラフのフィルタは行えません。
6.3.26. メッセージモニタに関する機能の制限事項¶
WEBコンソールのメッセージモニタにおいて、メッセージのコンテキストメニュー「関連ツール」はサポート対象外です。
6.3.27. DB接続ライブラリ(ESDライブラリ)初期化失敗¶
千手サービス(Senju Extended Interface Service_<ユーザ名>)が停止している状態でIISサービスを再起動してから、コンソールへアクセスすると、ESDライブラリ初期化失敗が発生します。
- その後、千手サービス(Senju Extended Interface Service_<ユーザ名>)を起動してから、コンソールへアクセスして、グラフモニタに以下のようなエラーが発生する場合があります。
エラー:ASA000: ESDライブラリ初期化失敗しました。
エラー:SYS003: リロードタイミング設定が不正です。
上記の状況が発生した場合、IISサービスを再起動して下さい。
6.3.28. その他の仕様上の制限¶
その他の仕様上の制限については、 ユーザーズガイド「資料集」 の 「制限事項及びプロセス構成」 を参照して下さい。