5.9. 千手センサーの稼働環境

千手エージェント (HP-UX、Solaris、AIX、Linux、Windows) の稼働環境に準じます。 対応する千手エージェントの稼働環境情報を参照ください。

  • 千手センサーのOSがWindowsの場合、ネットワークアクセスの認証方式は、「クラシック - ローカル ユーザーがローカルユーザーとして認証する」の指定が必要です。「コントロール パネル」の「管理ツール」から「ローカルセキュリティポリシー」の「セキュリティオプション」を選択し、「ネットワーク アクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティ モデル」の設定を、「クラシック -ローカル ユーザーがローカルユーザーとして認証する」に変更して下さい。

  • 千手センサーのOSがLinuxまたはUNIXである場合、[BASE]項目の監視を行うためにはプローブノードからセンサーノードにtelnetアクセスまたはSSHアクセスを許可する必要があります。

  • 千手センサーのログ監視を利用する場合、監視対象ログファイルのサイズに応じたプローブノードのディスク容量が必要です。

  • 仮想サーバーホストを千手センサーとして登録する場合、監視対象の台数に応じたプローブノードのディスク容量が必要です。

注釈

千手センサーのOSがWindowsの場合、プローブノードに2021年8月以降のOSセキュリティパッチを適用する必要があります。詳細については以下を参照ください。
WINDOWS DCOM Server セキュリティ機能バイパスの変更を管理する (CVE-2021-26414)

5.9.1. Windowsプローブからssh接続を利用する場合の注意事項

Windowsをプローブとしてssh接続を利用する場合、接続先がSHA1の暗号化方式に対応している必要があります。 新しいOSではデフォルトで 暗号化方式(SHA1) が無効化されている場合があるため、必要に応じて、千手センサー側でSHA1を有効化する設定を行って下さい。

有効化にする手順の例を下記に示します。

  • 千手センサーのOSが Windowsの場合

    C:\ProgramData\ssh\sshd_config に以下の設定を行ってください。

    MACs hmac-md5,hmac-sha1
    PubkeyAcceptedKeyTypes=+ssh-rsa
    HostkeyAlgorithms=+ssh-rsa
    
  • 千手センサーのOSが Linux(RHEL9)の場合

    ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。

    1.SHA1 サブポリシーを DEFAULT 暗号化ポリシーに適用します。
            $ update-crypto-policies --set DEFAULT:SHA1
    
    2.システムを再起動します。
            $ reboot
    
    3.現在の暗号化ポリシーを確認します。
            $ update-crypto-policies --show
            DEFAULT:SHA1