2. 千手エージェントの登録¶
2.1. 千手エージェントの登録手順¶
ここでは、千手エージェントを千手システム管理下におくための手順について述べます。
作業は以下の3つに分かれます。
千手マネージャのhostsファイルへの登録
千手エージェントの登録
千手エージェントの千手システム起動
- 千手マネージャのhostsファイルへの登録
千手エージェントのホスト名とIPアドレスを、千手マネージャのhostsファイルに登録します。 各OSのシステム管理ツール、あるいはviエディタなどを用いて
/etc/hosts
を編集して下さい。 (登録先OSがWindowsの場合は%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
を編集して下さい。)
- 千手エージェントの登録
千手ブラウザから以下の作業を行って下さい。
- 千手エージェントの登録
千手エージェントの新規作成ウィンドウにてノードID、ノード名、説明、種別、機能を入力し、「OK」を押下して下さい。
- 反映(ノード定義)の実施
ツリービューからドメインを選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューから「反映(ノード定義)」を行って下さい。
- 反映(監視属性)の実施
ツリービューから「ノードグループ」-「全体」へと進み、該当エージェントを選択します。 右クリックして表示されるコンテキストメニューから「反映(監視属性)」を行って下さい。
- エージェントの千手システム起動
千手ブラウザから以下の作業を行って下さい。
- 千手システムプロセスの再起動の実施
グローバルノードモニタのノード一覧リストから千手エージェントを選択します。 メニューバーの「ツール」から「千手システムプロセス停止」を実行して下さい。 その後、同様に「ツール」メニューから「千手システムプロセス起動」を実行して下さい。
参考
「反映(ノード定義)」および「反映(監視属性)」の操作については、ユーザーズガイド 「千手ブラウザ(共通編)」 の 「千手エージェントの登録」 を参照して下さい。
2.2. 千手エージェント登録情報の削除¶
ここでは、千手エージェントの情報を削除する手順について述べます。
作業は以下になります。該当ノードの千手エージェントをアンインストールした後に行って下さい。
登録情報の削除
マネージャのhostsからエージェントのホスト名とIPアドレスを削除
- エージェント登録情報の削除
千手ブラウザから以下の作業を行って下さい。
- 千手エージェントの削除
リストビューから登録したノードを選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューから「削除」を行って下さい。
- 反映(ノード定義)の実施
ツリービューからドメインを選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューから「反映(ノード定義)」を行って下さい。
- エージェント情報の更新
ツリービューから「コマンド」-「千手コマンド」-「モニタリング」と進み、「エージェント情報の更新」を実行して下さい。
参考
詳細な手順については、ユーザーズガイド 「千手ブラウザ(共通編)」 の 「ノードの削除」 を参照して下さい。
- エージェントのホスト名とIPアドレスの削除
千手マネージャのhostsファイルに登録している、千手エージェントのホスト名とIPアドレスを削除します。 各OSのシステム管理ツール、あるいはviエディタなどを用いて
/etc/hosts
を編集して下さい。 (登録先OSがWindowsの場合は%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
を編集して下さい。)
2.3. 千手エージェントのドメイン変更¶
参考
既に登録されている千手エージェントのドメインを変更する方法については、デベロッパーズガイド「千手コマンド一覧」 の 「sj_changeDomain-ドメイン変更コマンド-」 を参照して下さい。
2.4. 千手エージェントのノードID変更¶
参考
既に登録されている千手エージェントのノードIDを変更する方法については、デベロッパーズガイド「千手コマンド一覧」 の 「sj_changeNodeID-ノード名変更コマンド-」 を参照して下さい。
2.5. 千手エージェントのドメインリプレース¶
ここでは、ドメインとなる千手マネージャのノードIDを変更せずに別のノードにリプレースする場合に、リプレース後の千手マネージャへ千手エージェントの情報を登録する手順について述べます。
注釈
千手マネージャのリプレースを行う際に、千手マネージャのノードIDを変更しない場合、エージェント登録情報がリプレース後の千手マネージャに登録されていない状態となり、千手マネージャ-千手エージェント間の通信ができない状態となります。そのため千手エージェントの「反映(監視属性)」が失敗します。
作業は以下の5つに分かれます。
千手エージェントの情報を送信する様に千手エージェントへ指示
千手マネージャのリプレース実施
反映(ノード定義)の実施
反映(監視属性)の実施
千手エージェントの情報を送信停止を千手エージェントへ指示
- 千手エージェントの情報を送信する様に千手エージェントへ指示
ドメインに所属するすべての千手エージェントに対して、エージェント登録情報を千手マネージャへ10分間隔で送信する様に指示します。 千手マネージャノードをリプレースする前に、千手ブラウザから以下の作業を行って下さい。
- エージェント情報送信開始
ツリービューから「コマンド」-「千手コマンド」-「共通/その他」と進み、「エージェント情報送信開始」を全エージェントに対して実行して下さい。パラメータにて、ノード名を選択せずに実行すると、全エージェントが対象となります。 送信開始を受け付けた千手エージェント毎にメッセージ「!DCM863 エージェント情報の定期送信の開始依頼を受信しました。」が出力されます。
- 千手マネージャのリプレース実施
千手マネージャを同じノードIDで、別マシンにリプレースします。リプレース後に登録されている千手エージェントは、リプレース前と同じである必要があります。
- 反映(ノード定義)の実施
ツリービューからドメインを選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューから「反映(ノード定義)」を行って下さい。
- 反映(監視属性)の実施
千手エージェントからリプレース後の千手マネージャへ、10分間隔でエージェント登録情報が送信されていますので、10分経過し登録されるのを待ちます。 その後、ツリービューから「ノードグループ」-「全体」へと進み、千手エージェントを選択します。 右クリックして表示されるコンテキストメニューから「反映(監視属性)」を行って下さい。 登録されているすべての千手エージェントに対して「反映(監視属性)」を行って下さい。
注釈
反映(監視属性)が失敗する場合、千手マネージャにエージェント情報が登録されていない可能性があります。失敗した千手エージェントの千手を再起動することで、エージェント情報が登録され、反映(監視属性)が成功する様になります。
- 千手エージェントの情報を送信停止を千手エージェントへ指示
ドメインに所属するすべての千手エージェントに対して、エージェント登録情報を千手マネージャへ10分間隔で送信しているのを停止する様に指示します。 千手ブラウザから以下の作業を行って下さい。
- エージェント情報送信停止
ツリービューから「コマンド」-「千手コマンド」-「共通/その他」と進み、「エージェント情報送信停止」を全エージェントに対して実行して下さい。パラメータにて、ノード名を選択せずに実行すると、全エージェントが対象となります。 送信停止を受け付けた千手エージェント毎にメッセージ「!DCM864 エージェント情報の定期送信の停止依頼を受信しました。」が出力されます。