5.5.7. ジョブマネージャ連携[EXTENSION]

別途EXTENSIONを購入することにより、他の千手マネージャとのジョブの連携を行うことができます。

説明

他の運用管理サーバでスケジュールされているフレーム、ネット及びジョブの終了状態を取得、終了を待つといった機能で連携を行う事ができます。

設定手順

  1. 連携先マネージャをエージェント登録

    連携を行う他の千手マネージャ機を、その他ノードでエージェント登録します。

    千手ブラウザのリストビュー[ノードグループ]→[全体]で右クリックで表示されるコンテキストメニューから、[新規作成]→[その他ノード]を選択して下さい。その他ノードの新規作成画面が表示されます。

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    図 5.488 ノード新規登録画面

    ノードID、ノード名を入力し、種別で「その他」、機能で「ジョブスケジュール」をチェックして下さい。入力が終了すれば、OKボタンを押して登録します。

  2. 反映(ノード定義)コマンドの実行。

    千手ブラウザのツリービュー[コマンド]→[千手コマンド]→[共通/その他]で表示されるコマンドから[反映(ノード定義)]を実行して下さい。

    以上で連携元の設定は終了になります。

  3. 連携先マネージャでの作業

    同様に連携元マネージャ機を、その他ノードでジョブスケジュールのチェックを確認後、ノード登録して下さい。

    登録が終了したら、反映(ノード定義)コマンドを実行して下さい。

以上でマネージャ連携のための準備は完了です。

連携コマンド

マネージャ連携には以下の3つのコマンドが使用可能です。

  • sjPEX_getstat:状態取得コマンド

    フレーム、ネット及びジョブの状態を取得します。他マネージャで管理しているジョブの状態により処理を分岐する場合に使用して下さい。

  • sjPEX_sendtrigger:トリガ送信コマンド

    他マネージャで管理しているトリガをオン/オフする場合に使用して下さい。

  • sjPEX_waitstat:状態待ちコマンド

    フレーム、ネット及びジョブが指定した状態になるまで待ちます。他マネージャで管理しているジョブの状態を待って処理する場合に使用して下さい。

また、状態取得コマンド(sjPEX_getstat)、状態待ちコマンド(sjPEX_waitstat)はジョブテンプレートにも「状態取得ジョブ」「状態待ちジョブ」として登録されています。

マネージャ連携コマンド(sjPEX_sendtrigger)を使用する際、連携先マネージャの漢字コードがEUCの場合、漢字コードの指定(-kEUC)は行わないでください。

コマンドの詳細は デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

マネージャ連携コマンドはマネージャ上で動作します。ジョブに組み込む場合は動作環境のノード名にはマネージャノード、ユーザー名には千手稼働アカウントを指定して下さい。

注釈

マネージャ連携コマンドは同時に多数実行するとパフォーマンスが悪くなる事があります。同時に稼働する数は10までを推奨いたします。