10.1.1. システム全般¶
- 運用管理コンソール
千手システムの運用・監視・管理などの操作を行うノードです。運用管理コンソール上で、千手ブラウザを起動します。
- WEBコンソール
Webブラウザからの操作環境を用いてのコンソール環境全般です。
- 千手マネージャ
千手システム中、監視や運用の実施、登録を一元管理するサーバーのマシンです。 運用管理サーバー と同義語です。
- 千手エージェント
千手システムの管理対象となるノードです。Senju DevOperation Conductorを導入することで、千手エージェントは千手マネージャからの管理が可能となります。 管理対象ノード と同義語です。
- プローブ
千手マネージャ/千手エージェントノードをプローブノードとして動作させることができます。これにより、プローブとして設定された千手マネージャ/千手エージェントノードが千手センサーノードの監視を行い、情報を収集します。
- 千手センサー
千手システムの管理対象となるノードです。千手エージェントソフトウェアを導入することができないノードでも、プローブノードを指定することで千手マネージャからの管理が可能となります。
- また、監視対象により3つのセンサー種別を選べます。
監視対象がUNIX、Linux、Windowsの場合は 千手センサー(サーバー) の種別を使用して下さい。
監視対象がネットワーク機器の場合は 千手センサー(ネットワーク) の種別を使用して下さい。主に、ネットワーク監視のみ使用することができます。
監視対象がクラウドサービスなど、ノード以外の場合は、 千手センサー(カスタム) の種別を使用して下さい。主に、クラウドサービスの監視のみ使用することができます。
- 千手ドメイン
千手システム管理対象の範囲を表します。通常、千手マネージャ1台で構成され、その千手マネージャ管理下の千手エージェントを含めた千手システムが、1つのドメインとなります。
- 千手ウェブサービス
WEBコンソールからの、千手システムの操作・参照の機能を提供します。
- 千手データベースサービス
稼働履歴など、千手システムで収集したデータを蓄積・管理します。
- 千手構成ファイルサーバー
千手システムで収集したログ情報、コンフィグレーション情報を蓄積、管理するサーバーです。
- ライセンスキー
千手システムを使用するにあたっては、導入時にライセンスが必要です。ライセンスのキーは、システムのインストール作業で使用します。
- バージョン情報
千手システムのバージョン情報です。
- 運用管理サーバー
千手システム中、監視や運用の実施、登録を行うサーバーのマシンです。 千手マネージャ と同義語です。
- 管理対象ノード
千手システムの管理対象となるノードです。 千手エージェント と同義語です。
- 管理対象ネットワーク
千手システムは、IPプロトコルで接続されたネットワーク上のノードを対象にしています。通常は、ネットワーク番号で管理ネットワークを定義します。
- 管理対象機器
管理する機器は、IP接続されたUNIX、Linux、Windows機です。モニタリングサブシステムのネットワーク監視機能により、その他のネットワーク機器( ルータなど ) を監視することも可能です。
- 千手ブラウザ
千手システムの監視・運用項目を統合して表示、管理する、千手システムのメイン画面です。この画面から、監視・運用項目の設定を行います。
- システム項目
千手ブラウザで使用される、エンティティの中で、 システム情報 、ノード 、といった固定文字列のエンティティの属性です。ジョブ: JOB1 、ノード: NODE1 など実際のデータは、他の属性(ジョブは起動シーケンス、ノードは表示名称、など)を持ちますが、固定文字列のエンティティではこのような属性を持たないため、種類として、 システム項目 が設定されています。
- 千手ツール
千手ブラウザから起動される、各サブシステム用の画面です。 グローバルノードモニタ 、 ノードモニタ 、 メッセージモニタ 、 ジョブエディタ などがあります。
- エンティティ
千手ブラウザのツリービュー・リストビューでアイコン表示されている管理対象(ノードやジョブなど)を、すべてまとめてエンティティと呼びます。
- プロパティ
千手ブラウザの個々の管理対象の属性をプロパティといいます。ノードやジョブを選び、コンテキストメニューで[プロパティ]を選ぶと、プロパティウィンドウが表示され、属性の参照や設定を行うことができます。
- プロパティウィンドウ
ノードやジョブなどのプロパティを表示するウィンドウです。
- メニュー
千手ブラウザで画面上方に表示されている、 接続 、 編集 、 表示 などが、メニューです。関連する操作が、このようにメニューとしてまとめられており、メニューをクリックすると、各コマンドが表示されます。
- ツールバー
千手ブラウザで頻繁に使用するコマンドを、画面上方にボタンで表示していますが、このボタン群が載っているエリアがツールバーです。
- ツールボタン
千手ブラウザで、画面上方のツールバーに載っているボタンです。ボタンは、コマンドに対応していて、押すだけでそのコマンドが実行されます。デフォルトでは、各千手ツール(グローバルノードモニタなど)の起動ボタンが表示されています。
- コンテキストメニュー
千手ブラウザであるエンティティに関連するコマンドを集めたメニューです。エンティティを選択し、右クリックすることで表示されます。
- ツリービュー
千手ブラウザの左のエリアです。Senju DevOperation Conductorの監視・運用項目を階層構造で表示するエリアです。
- リストビュー
千手ブラウザの右のエリアです。ツリービューで選択されたエンティティの属性もしくは下位のエンティティを表示しています。
- アウトプットビュー
千手ブラウザの下にあるエリアです。千手マネージャから千手ブラウザへのメッセージが表示されます。
- ステータスバー
千手ブラウザの一番下に一行表示されている、メッセージエリアです。
- 実行結果ダイアログ
実行結果ダイアログは、千手ブラウザからの操作の実行経過を表示するダイアログです。ダイアログは通常は実行されている間、表示されていますが、実行が終了すると自動的に終了します。
- タブ
タブは、ウィンドウやプロパティでの画面表示を切り替えて表示するものです。たとえば、グローバルノードモニタは、[すべて]、[稼働中・正常]、[稼働中・異常]、[停止中]、[監視対象外]の4つのタブから成っています。
- ドッカブルバー
ドッカブルバーは、ウィンドウに対して、着脱可能なエリアのことです。千手ブラウザやツール群のツールバーなどが該当します。
- 状態表示機能
千手ブラウザでは、監視・運用項目の状態を、エンティティの色により確認する事ができます。監視しているノードの異常やジョブの異常終了を検知すると、それに該当するエンティティに赤のマークが付きます。
- ドラッグ・アンド・ドロップ
あるエンティティを選択したまま移動させ(ドラッグ)、他のエンティティに落とす(ドロップ)操作をいいます。この操作で、ジョブをネットに落として登録、といった操作が、簡単に実施できます。
- Senju Service Manager
ユーザーからの問合せと運用管理ツールが検出したインシデントを効率的に一元管理する『インシデント管理』とその問題の対応を管理する『問題管理』『変更管理』の機能を統合し、さらにIT全般統制への対応機能を備えたWebベースのサービスデスクです。
- Senju Enterprise Navigator
様々なツールを相互に連携する「ハブエンジン」、柔軟に設定可能な「ルールエンジン」、情報を自由に表現できる「ビューエンジン」から構成される、ITサービス・マネジメントの効率化を実現するためのエンタープライズ統合運用管理製品です。
- Senju Service Automation
Senju Service Managerのサービス要求を使用することで、各種機能の実行申請を一元管理し、適切に承認フローを行うことで不正な機能の実行を防止することができます。また、サービス要求の申請時にこれらの機能の実行をスケジューリングすることで、指定した時間に、承認された機能のみを自動的に実行することができます。
参考
Senju Service Automation機能を使用するためには、予めSenju Service Manager 、及びSenju Enterprise Navigatorの環境が整っている必要があります。Senju Service Automation機能の設定方法については、Senju Service Manager、及びSenju Enterprise Navigatorのマニュアルを参照して下さい。
10.1.2. イベント¶
- メッセージモニタ
千手システムで監視しているノードからのメッセージを一覧表示します。
- レベル別
メッセージをレベル(応答要求、障害情報、警告情報、通常情報)別に表示しているモードです。
- 到着順
メッセージを千手ブラウザに到着した順序で表示しているモードです。
- 応答要求
オペレータによる応答操作が必要なメッセージです。
- 障害情報
ハード障害やプロセス障害など、通常の運用に影響を与えるような障害のメッセージです。緊急にオペレータの介入を必要とする場合などに使用します。
- 警告情報
将来、問題を引き起こす可能性のある状況を通知する警告情報のメッセージです。システム管理者の予兆検知. スケール変更などに使用します。
- 通常情報
ノードの開始やプロセスの起動など通知情報のメッセージです。オペレータの介入は必要ないが、履歴を残したい場合などに使用します。
- メッセージID
メッセージを識別するために付けるIDです。
- 発信元
メッセージを発信したノードIDとプロセス名です。
- ガイド
メッセージID毎に説明やメモを記録する機能です。ガイドで記録しておくと、次回、同じメッセージIDのガイドを参照し、内容を確認できます。
- アクション情報
メッセージID毎のルールの適用状況を確認する機能です。該当のメッセージに設定されたアクションの情報や、ルールID毎に設定されているノートを確認することができます。
- 警報装置テスト
千手ブラウザのコマンドのひとつで、警報装置のテストを行います。これを実行すると、警報装置が作動します。
- 警報装置
千手システムが障害を検知した際、それを通知するパトランプ、警報音、Windowsトースト通知を指します。
- 自動応答コマンド
千手システムでは、あるメッセージが出力された時、自動的にコマンドを発行する機能が提供されています。この自動的に発行されるコマンドを自動応答コマンドと呼びます。
- メッセージログ
運用管理サーバーに送信された障害メッセージ、警告メッセージ、通常メッセージ、及び応答要求メッセージを、発生した順番に記録したファイルです。
- 障害ログ
管理対象ノード上で、APIによって共有メモリ上に出力された障害情報をファイルに記録したものです。障害情報収集コマンドで、運用管理サーバー側に収集されます。
- コマンド実行ログ
千手ブラウザから実行した運用コマンドの出力を記録したファイルです。千手ブラウザ稼働ノード毎に存在します。ログビューアの[コマンドログ]タブで参照することができます。
- ルールグループ
ルールを管理するグループを定義したものです。
- ルール
アクションの実行や出力メッセージを変更するための条件を定義したものです。
- 重複判定
同一ルールかつ同一ノードでの連続したメッセージアクションを抑止する場合に、前回のルール適用から、何分以内を重複メッセージと判定するかを指定します。
- 重複メッセージ
重複判定期間内に同一ルールかつ同一ノードの条件に当てはまったメッセージ。重複メッセージの場合、通常アクションは実行されません。
- 有効期間
ルールの定義が有効である期間で、有効期間開始日から有効期間終了日までの間です。
- 最終アクション
設定した個々のルールがどれも適用されなかったメッセージに対するアクションを指定します。
- 対応種別振り分け
対応不要(情報通知)、対応不要(自動的に対応)、対応要(イベント管理(手動))、対応要(イベント管理(自動))、エスカレーション要(インシデント管理)、エスカレーション要(問題管理)、エスカレーション要(変更管理)が予め用意されています。メッセージの「対応種別」カラムに設定した内容が表示されます。
- メールテンプレート
メールのタイトル、本文を定義したものです。メールテンプレートはメッセージアクションやランブックオートメーションのメール送信(メールテンプレート指定)機能で使用します。
- メール連絡先
メールアドレスを定義したものです。メッセージアクションやランブックオートメーションのメール送信(メールテンプレート指定)機能で使用します。
- 連絡先グループ
メールアドレス、もしくは連絡網グループID/連絡網IDを定義したものです。メール送信/電話呼出グループの2種類があり、メール送信グループには宛先とメール連絡先を指定し、電話呼出グループには連絡網グループID/連絡網IDを指定します。
- ランブックエディタ
セクション、チャプター及び分岐を視覚的に定義の参照及び編集をを行うことができるツールです。
- ランブックチェッカ
指定した実行ブック、セクション、チャプター及び分岐のテストを行うことができるツールです。
- ランブックモニタ
実行ブック、セクション、チャプター及び分岐の実行操作や稼働状況を監視することができるツールです。
- セクションテンプレート
セクションの起動コマンドシーケンス、パラメータ、判定条件、手順書情報を設定したものです。
- ブック
セクション、チャプター及び分岐をグループ化したものです。
- チャプター
一定の実行順序(前後関係)を持つセクションと分岐の集まりをグループ化したものです。
- パラレルチャプター
セクションを並列に実行させるチャプターです。
- セクション
ランブックオートメーションを稼働させる最小単位で、コマンドや、複数のコマンドをまとめたシェルスクリプトなどがこれにあたります。
- ブック連携セクション
ランブックオートメーションを稼働させる最小単位で、指定したブックを実行ブックとして登録し、投入を行います。
- 分岐
セクション、チャプターの後続として設定することで、セクションが正常終了した場合に、終了コードや実行結果などに応じて指定の処理に分岐することができます。分岐には、終了コード分岐/実行結果分岐/環境変数分岐/スケジュール分岐/手動分岐の5種類があります。
- 実行ブック
実際に実行されるブックです。メッセージアクションから実行、または即時実行することにより、ブックは実行ブックとして登録され、自動で投入され実行されます。
- ローカル実行
コマンドを実行する際に、ローカル接続を行い実行する場合に選択します。
- リモート実行
コマンドを実行する際に、リモート接続を行い実行する場合に選択します。
- 稼働ノード
セクションが稼働するノードを指定したものです。
- ブック管理サーバー
ランブックオートメーションの実行を管理しているサーバーです。運用管理サーバーと同じノードで起動します。
10.1.3. モニタリング¶
- グローバルノードモニタ
千手システムの管理対象ノードの稼働状況一覧を表示します。
- ノード
千手システムで監視・運用の対象となっているマシンです。管理対象ノードと同義語です。
- ノードグループ
千手システムで管理するノードをグループ化したものです。
- 時間帯監視
時間帯監視機能では、管理対象ノードに対し監視スケジュールを日別、時刻別に定義し、監視する時間帯を決めることができます。
- 監視対象外
ノードのうちモニタリング監視していないノードの状態を示します。グローバルノードモニタでは監視時間帯外にあるノードもこの状態になります。
- 特別監視対象外
千手ブラウザ・グローバルノードモニタからの操作により、監視対象時間帯の定義とは全く独立してモニタリング監視していないノードの状態を表示します。
- サマリ表示
グローバルノードモニタで、基本機能/拡張機能/カスタムをサマリして表示します。基本機能は、システム情報、ディスク、プロセス、詳細情報カテゴリをサマリして表示します。拡張機能は、WEBサーバー、DBサーバー、MAILサーバー、ERPパッケージ、ネットワークカテゴリをサマリして表示します。カスタムは、カスタムカテゴリをサマリして表示します。
- 詳細表示
グローバルノードモニタで各カテゴリの詳細な情報が表示されるようになります。
- 監視対象プロセス
Senju DevOperation Conductorで監視を行っているプロセスです。
- ノードモニタ
千手システムで監視している管理対象ノードの稼働状況を表示します。
- 千手システムプロセス
千手システム用に起動されるプロセスです。
- ユーザー起動プロセス
ユーザーが起動するプロセスです。監視対象プロセスとして登録することにより、千手システムではプロセス名で検索し、各プロセスのCPU使用率、仮想メモリ使用量、稼働数の情報を取得することができます。
- 千手起動プロセス
ユーザーではなく、千手システムが起動するプロセスです。予め起動アカウントと最大再起動回数を登録しておくことにより、そのプロセスが異常終了した場合に、登録されたアカウント、最大再起動回数以内で千手システムが自動的に再起動を行います。
- 実行ユーザー
プロセスを起動する際のユーザーです。
- 最大再起動回数
千手起動コマンドが異常終了した際に、千手システムで自動的に再起動させる回数です。
- 異常しきい値
ディスク使用量、CPU使用率等を監視する際の上限値です。この値を超えると異常とみなされます。
- 警告しきい値
ディスク使用量、CPU使用率等を監視する際の上限値です。この値を超えると警告メッセージが通知されるが、正常とみなされます。
- 千手カテゴリ
千手システムが予め用意している監視項目の表示及び、その監視項目を元に作成した監視タスクの定義が行えます。
- カスタムカテゴリ
ユーザー独自の監視項目の定義作成、及びその監視項目を元に作成した監視タスクの定義が行えます。
- 監視項目
監視する定義のテンプレートを意味します。Senju DevOperation Conductorでは主要な監視項目を千手カテゴリの監視項目として提供しています。
- 監視タスク
モニタリングでは、監視を行う単位のことを監視タスクと呼びます。監視ノードに対して監視タスクを割り当てることにより実際の監視が行われます。監視タスクは、監視項目のテンプレートに実際にパラメータ値等を指定することにより作成されます。
- システム情報監視
CPUや仮想メモリの使用率、稼働プロセス数の各リソースの監視を行います。
- ディスク監視
管理対象ノードのディスク容量に関する監視を行います。監視対象のディスクは、パーティション毎に選択することができます。
- プロセス監視
管理対象ノード上で稼働しているアプリケーションやミドルウェアのプロセス稼働状況の監視を行います。
- 詳細情報監視
「システム情報、ディスク、プロセス」に関する詳細情報の監視や、ポート稼働確認、ファイル改竄監視、コマンド実行にかかる時間、ディスクのI/O状況の監視を行います。
- WEBサーバー監視
URL応答確認、URL応答時間、Apache監視、IIS監視、外形監視など、WEBサーバーの監視を行います。
- DBサーバー監視
Oracle、SQL Server、PostgreSQLのデータベースシステムの監視を行います。
- MAILサーバー監視
SMTP、POP3、IMAPのポートの応答確認やメール送受信にかかる時間の監視を行います。
- APサーバー監視
WebLogic、JBoss、.NET Frameworkのアプリケーションサーバーの監視を行います。
- ERPパッケージ監視
mySAPの監視を行います。
- ネットワーク監視
ICMPによるパケット到達度やパケット応答率、SNMPによる送受信のデータ数や送受信のエラーパケット数などネットワーク情報の監視を行います。
- バーチャリゼーション監視
仮想サーバーホストと仮想マシンのリソース監視を行います。
- クラウドサービス監視
クラウドサービス(Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloud Infrastructure、IBM Cloud)で提供される各種サービスの監視を行います。
- コンテナ監視
コンテナ(Docker、Kubernetes、Podman、OpenShift)で提供される各種サービスの監視を行います。
- AIインフラストラクチャー監視
AI、機械学習、ハイパフォーマンス・コンピューティングに関する監視を行います。NVIDIA GPUに対して定期的にデータ取得を行います。
- カスタム監視
ユーザーがコマンド、WMI、SNMP、JMXを使った監視項目を任意に作成し、取得した情報の監視を行います。
- ログ監視
ログファイルに書き出されるテキスト形式やJSON形式のログを監視し、フィルタ条件にマッチする文字列をメッセージとして表示することができます。
- トラップ収集(SNMPコレクタ)
SNMPエージェントは任意のSNMPマネージャに対し、障害発生時などに情報を通知する機能を持ちます。この機能をトラップと呼びます。各ノードからSNMPエージェントを通じてトラップを収集することができます。
- サマリ方法
モニタリングでは、監視タスクに設定されたサマリ方法に基づき、検査間隔毎に取得した監視結果データを平均値、最小値、最大値、合計値、最新値の5種類のサマリ方法で履歴データをサマリします。
- WMI (Windows Management Instrumentation)
Windowsプラットフォームで企業環境内の管理情報にアクセスするための統一的かつ標準化された監視方法です。モニタリングでは、WMIを利用して監視対象の情報を取得する監視項目があります。
- SID
ORACLEのシステムIDです。詳細はORACLEのマニュアルを参照して下さい。
- ネットサービス名
リモートデータベースに、クライアントからアクセスするための接続識別子です。詳細はORACLEのマニュアルを参照して下さい。
- SNMP (Simple Network Management Protocol)
ネットワーク管理のために広く利用されているプロトコルです。監視対象に実装されたSNMPエージェントより情報を取得する通信手段を提供します。モニタリングでは、SNMPを利用して監視対象の情報を取得する監視項目があります。
- SNMPエージェント
SNMPにより管理されるネットワーク機器が備えているプログラムで、各機器のMIB情報を管理します。
- SNMPコレクタ
トラップ収集を行うデーモンプロセスをSNMPコレクタと呼びます。これらの監視を行うためには、プローブ上でSNMPコレクタを起動しなければなりません。
- MIB (Management Information Base)
ネットワーク管理の標準規格です。SNMPに対応した管理対象機器は、様々なネットワーク情報やその機器自体の情報を変数として保持しています。これら管理情報のデータベースを、総称してMIBと呼びます。モニタリングでは、監視対象機器の持つMIB情報を収集し、ネットワークや機器の状態を監視します。
- OID (Object IDentifier)
MIBに格納されている個々の管理情報のことを、オブジェクト(Object)と呼びます。MIBではオブジェクトをツリー構造で管理しますが、OIDは各オブジェクトを区別するために割り当てられた識別子です。OIDは、例えば .1.3.6.1.2.1.1 のように、ピリオドで区切られた数字として表現されます。ピリオドで区切られる各数値は、オブジェクトのツリー構造の枝に対応します。
- sysDescr
SNMPによって監視対象ノードのMIBより取得されるオブジェクトで、同ノードの説明が格納されています。
- sysName
SNMPによって監視対象ノードのMIBより取得されるオブジェクトで、同ノードの名称が格納されています。
- インターフェース
ネットワーク監視におけるインターフェースとは、監視対象ノードが持つハードウェアインターフェースのことを示します。ハードウェアインターフェースはネットワークカード等のネットワーク上にアドレスを付与されている装置を指します。
- ICMP(Internet Control Message Protocol)パケット
ICMP監視では、監視対象ノードにICMPパケットを送信し、応答があるかテストします。これは一般にPing(Packet INternet Groper)と呼ばれています。対象ノードの到達度や平均応答時間を測定することによりネットワークの性能/障害の監視も行えます。
- コミュニティ
SNMPエージェント及びそれを利用するアプリケーション群を1グループとしたものです。通常はネットワーク管理者が設定し、コミュニティ名を決めます。コミュニティ名はネットワーク監視においてパスワードの役割を持っています。ノード監視機能では、監視対象に対して任意のコミュニティ名を設定する事が可能です。
- トラップ
監視対象のSNMPエージェントから非同期に通知される情報です。これにより通信リンクの障害やパスワード(コミュニティ名)の誤り、監視対象の製品固有の障害発生などを知ることができます。トラップを収集するには、トラップ発生元のSNMPエージェントに通知先を登録する必要があります。
- SNMP監視タスク
ネットワーク監視では、SNMP監視を行う単位のことをSNMP監視タスクと呼びます。監視ノードに対してSNMP監視項目を割り当てることにより実際の監視が行われます。
- JMX(Java Management Extensions)
ネットワーク上の様々なリソースを管理、監視するための Java 標準です。モニタリングでは、Java アプリケーションサーバー(APサーバー)のJMX実装に従い監視対象の情報を取得する監視項目があります。
- MBean(Management Bean)
JMX 仕様における、管理対象リソース単位で存在する JavaBeans(Javaコンポーネント)です。
- MBeanType
MBeanの種類を表します。内容については、APサーバーの実装によって異なります。
- ODBCデータソース名
ODBC (Open Database Connectivity)において、DBへのアクセスに必要な各種情報の照会に使用する論理名です。
- SSH(Secure SHell)
監視対象ノードとの通信を安全に行うためのプロトコルです。監視対象ノードに実装されたSSHサーバーとプローブノードに実装されたSSHクライアントにより情報を取得する通信手段を提供します。モニタリングでは、SSHを利用して監視対象の情報を取得する監視項目、およびログ監視があります。
- 時間帯別しきい値監視
監視タスクにタスクスケジュールを設定して、時間帯別に判定条件の設定ができる機能です。時間帯が切り替わると自動的に判定条件を変更して監視を行います。
- ESXサーバーホスト
OSを仮想化する、VMware ESX Serverの稼働するノードです。詳細はVMwareのマニュアルを参照して下さい。
- Hyper-Vサーバー
OSを仮想化する、Microsoft Hyper-V Serverの稼働するノードです。詳細はHyper-Vのマニュアルを参照して下さい。
- リソースプール
VMware ESX Serverで仮想化したハードウェアのリソースを、仮想マシンに割り当てるためのものです。詳細はVMwareのマニュアルを参照して下さい。
- データストア
仮想マシンのイメージを格納する場所です。
- スナップショット
仮想マシンの状態を保存する機能です。
10.1.4. ジョブスケジュール¶
- ジョブエディタ
ジョブやネットなどを視覚的に編集することができるツールです。
- ジョブ
ジョブスケジュール機能で管理する、実行の最小単位です。コマンドやシェルスクリプトが該当します。
- ジョブテンプレート
ジョブの起動シーケンスのみを持ち、パラメータが未決定であるエンティティのことです。これを用いてジョブを登録する事により、毎回複雑なコマンドを入力することなく、コマンドシーケンスを知らなくても必要なパラメータを選択肢から選ぶだけでジョブの作成が可能です。
- 正常時コマンド
ジョブ、ネット及びフレームが正常に終了したときに実行するコマンドです。
- 異常時コマンド
ジョブ、ネット及びフレームが異常で終了したときに実行するコマンドです。
- 稼働日カレンダー
ジョブやネットが稼働するスケジュールを決めるカレンダーです。営業日カレンダーを元に稼働条件を設定して作成します。
- トリガ
ジョブやネットを起動する際の条件として用います。
- イベント待ちトリガ
ユーザーが操作することでONまたはOFFとなるトリガです。
- ファイル待ちトリガ
指定したノードにファイルが作成されるとONに、削除されるとOFFになるトリガです。
- フレーム連携トリガ
指定したフレーム/ネット/ジョブが正常終了(スキップ終了)している場合は ON に、まだ正常終了(スキップ終了)していない場合や存在しない場合は OFF になります。
- ネット
ある実行順を持つジョブをグループ化したものがネットです。あるネットの中に、他のネットを入れることも可能です。
- ノードグループネット
複数のノードで同一のジョブを実行するためのネットです。
- 繰り返しネット
同一ネットを複製もしくは再利用し繰り返して実行するためのネットです。
- 異常時ネット
ジョブの後続ネットとして設定することで、ジョブが異常終了した場合に、終了コードに応じて実行するためのネットです。
- 所要時間
ジョブやネットが実行に要する見積所要時間です。ユーザーが登録します。
- 絶対時刻
運用日付の0:00を基準として指定する絶対時刻です。0:00から99:59までの範囲で指定できます。
- 相対時刻
現在の時間を基準に何分後の時刻といった、相対的に指定される時刻です。
- 開始予定日付
絶対時刻の基準となる日付で初期値は運用日付です。開始予定日付変換コマンドで変更出来ます。
- 分岐ジョブ
ジョブ、ネットの後続に設定して処理を振り分けるためのジョブです。分岐条件によって、分岐先ネットに処理を振り分けることができます。
- 分岐先ネット
分岐ジョブの後続として唯一接続できるネットのことです。一つの分岐ジョブの後続には最大10個の分岐先ネットが接続できます。
- 分岐条件
分岐ジョブで後続の分岐先ネットに処理を振り分けるために設定する条件のことをいいます。分岐ジョブと同一フレーム内のジョブの終了コードを元に分岐条件を設定します。
- 判定元ジョブ
分岐ジョブが分岐条件の判定のために使用する、分岐ジョブと同一フレーム内のジョブのことをいいます。判定元ジョブの終了コードを分岐条件に設定します。
- デフォルト分岐
複数設定した分岐条件のうち、どの条件にも当てはまらなかった場合の条件のことをいいます。デフォルト分岐は一つの分岐ジョブに一つだけ設定できます。
- フレーム
ジョブやネットを組み合わせた実行単位がフレームです。Senju DevOperation Conductorでは、運用日時を指定したネットをフレームとして登録し、実行します。
- 定義有効期間(定義有効日・定義有効終了日)
ネットの定義が有効である期間で、定義有効日から定義有効終了日までの間です。
- システム
業務的に関連したネットをグループ化したものがシステムです。
- 実行システム
業務的に関連したフレームをグループ化したものが実行システムです。フレームを実行システム単位にまとめることで、投入や日付変更などを一括して行うことができます。
- 自動サイクル
ジョブスケジュールで一連に行う作業を自動的に行います。稼働日カレンダーで定義されたスケジュールに従い、自動的に実行されるサイクルです。
- 運用基準時刻
システムを自動サイクル運用する際に、指定するフレーム投入時刻です。
- 動作環境
ジョブが稼働するノード、ユーザー、環境変数を指定したものです。
- 実行動作環境
ジョブの実行時に使用される動作環境です。定義系の動作環境と区別するために、実行動作環境と呼びます。
- 動作環境プール
複数の動作環境を所属させて、同一ノード上での同時稼働ジョブ数をノード単位で制御するものです。
- スキップ
ジョブ、ネットやフレームを起動しない設定のことです。これを設定したジョブ、ネットやフレームに起動順番が回ってきても実行されずに状態がスキップ終了となり、後続のジョブやネットが引き続き起動されます。
- 一時停止
ジョブ、ネットやフレームを一時停止することです。一時停止したジョブ、ネットやフレームは、一時停止解除を行うまで稼働しません。
- 運用日付
フレームを実行する日付です。システム日付は深夜の0時に変更されますが、運用日付は変更されません。
- ランチャート表示部
フレームやネットの内部状態を表示しているエリアです。ジョブ、ネット及びトリガの先行関係を図で表示します。
- ジョブネット前後図
選択されているジョブ、ネットまたはトリガの前後関係を表示しているエリアです。
- ジョブチェッカ
指定したフレーム、ジョブ及びネットのテストを行うことができるツールです。
- ジョブモニタ
実行システム、フレーム、ジョブ、ネット及びトリガの実行操作や稼働状況を監視することができるツールです。
- ガントチャート
時間軸でフレームの進行状況を表示するチャートです。
- ランチャート
ジョブ、ネット及びトリガの先行関係で進行状況を表示するチャートです。
- ジョブサービスモニタ
指定した時刻にジョブ/ネット/フレームが起動/終了していること、自動サイクル運用が成功していることを監視し、監視結果を一覧表示することができるツールです。
- ジョブレポート
過去に実行したジョブスケジュールの起動、終了情報を千手データベースサービスに蓄積し、起動/終了時刻や実行時間をガントチャート、リスト、グラフで表示することができるツールです。
- ジョブ遅延分析
過去の稼働実績でフレーム、ネット、ジョブ、トリガの起動/終了時刻や実行時間の遅延傾向を予測し、予測結果をグラフで表示することができるツールです。
- ジョブアクティビティ
過去の稼働実績と現在の稼働状況を比較してジョブスケジュールの全体状況を確認する場合や、複数の運用日付による稼働状況の差異を分析することができるツールです。
- タイムライン
ジョブアクティビティの表現形式を指します。比較元と比較先の稼働状況をそれぞれ上段と下段に並べて時系列で表し、ジョブ、ネット、フレームの比較および開始遅延、終了遅延、ロングランの参照に用います。
- 状態管理サーバー
ジョブスケジュールの実行を管理しているサーバーです。運用管理サーバーと同じノードで起動します。
- 動作環境サーバー
実行動作環境の定義に従って、ジョブのコマンドを実行するサーバーです。ジョブスケジュールが有効な管理対象ノードで起動します。
- リソース
ジョブやネットを起動する際の条件として用います。
同時に稼働するジョブやネットの数を制限したり、ジョブやネットを排他させたりする時に用います。
10.1.5. キャパシティ¶
- 監視タスク
モニタリングで行う監視の単位のことを監視タスクと呼びます。キャパシティでは、グラフ定義の登録時に表示したい監視タスクを選択します。
- リスト
キャパシティでは、グラフ表示対象のデータをCSV形式のリストとしてダウンロードすることができます。
- 軸
グラフを表示する際に描画される縦軸のことを差します。軸の表示方法は左の軸と右の軸の2種類から選択できます。
- サマリテーブル
キャパシティでは、モニタリングで取得された履歴データをサマリ方法に基づき分、時間、日の3種類のサマリテーブルに蓄積します。
- サマリ方法
モニタリングでは、監視タスクの履歴データをサマリテーブルへ蓄積する方法を平均値、最小値、最大値、合計値、最新値の5種類のサマリ方法から選択できます。
- グラフの種類
キャパシティでは、棒グラフ、折れ線グラフ、積上げ棒グラフ、積上げ折れ線グラフ、円グラフ、ヒートマップグラフの6つのグラフを登録することが可能です。
10.1.6. コンフィグレーション¶
- 構成モニタ
取得したコンフィグレーション情報の取得状況や最新値を参照する為の画面です。
- 構成管理ノード
コンフィグレーション情報を取得する対象ノードです。
- 接続設定
コンフィグレーション情報を取得する為の接続設定をノード単位に設定します。 各ノード毎に、複数の接続設定を定義出来ます。
- 構成管理項目
コンフィグレーション情報を取得する為の定義です。
- 構成管理項目テンプレート
コンフィグレーション情報を取得する為の定義である、構成管理項目のテンプレートです。各OS毎に、用意されていますが、全バージョンには対応していませんので、取得前に確認してから定義して下さい。
- 実行ユニット
構成管理ノード、接続設定、構成管理項目を組み合わせたコンフィグレーション情報取得するための実行単位です。実行ユニット単位に、スケジュールや対象ノードを指定します。
- 履歴表示設定
構成モニタにて、履歴表示を行う際の期間設定を定義します。複数の定義が作成出来、切り替えが可能です。
- 千手管理項目
予め用意されているコンフィグレーション情報取得項目です。
- ローカル取得実行
コンフィグレーション情報を取得する場合、自ノードがプローブになり取得を行います。
- リモート取得実行
コンフィグレーション情報を取得する場合、他ノードのプローブから取得を行います。
- 構成管理プローブ別実行ユニット定義
コンフィグレーション情報を取得する、各プローブ単位の実行ユニット定義です。
10.1.7. 共通/その他¶
- 千手ユーザー
千手ドメインにログインする際のユーザーです。千手ユーザーはユーザーグループに所属しており、そのグループによって、ブラウザ上で可能な操作が決まっています。
- ユーザーグループ
ユーザーグループは、ユーザーが必ず所属するグループでAdministrators、Manager、OpeEditors、Operators、Users、Viewersがあります。千手ブラウザでは、グループ毎に可能な操作が決められています。
- コマンド
千手システムで予め登録しておくコマンドです。コマンドには、千手コマンドとユーザーコマンドの2種類があります。
- 千手コマンド
千手システムの維持管理で使用するコマンドです。
- ユーザーコマンド
ユーザーが定義したコマンドです。ユーザーは使用するコマンドを予め登録しておき、簡単に実行することができます。
- パラメータ
コマンドの実行時に指定する引数・変数です。パラメータとして使用するものには、ノード名やジョブ名などがあります。
- 最大文字数
パラメータの値として、入力できる最大の文字数です。
- パラメータグループ
パラメータを用途別に、まとめたものです。
- カレンダー
サーバーの監視日、運転日、ジョブスケジュールのスケジューリング、およびモニタリングの時間帯別しきい値監視で使用するカレンダーです。カレンダーは、週間スケジュールとタスクスケジュールと営業日カレンダーの3つに分けられます。
- 週間スケジュール
日曜日から土曜日までの一週間単位で、ノードの監視や運転の時間帯を定義するスケジュールです。1分単位でON/OFFを設定します。
- タスクスケジュール
日曜日から土曜日までの一週間単位で、監視タスクの判定条件の時間帯を定義するスケジュールです。1分単位で1~8の番号、またはOFFを設定します。
- 営業日カレンダー
ジョブの稼働日・ノードの運転日などを指定するカレンダーです。1年単位で、日毎にON/OFFを指定するカレンダーです。
- フィルタ
フィルタは、条件を指定して、情報を抽出する際に使用するものです。フィルタは、メッセージフィルタとログフィルタとJSONログフィルタとイベントログフィルタとネーミングフィルタの5つに分かれます。
- メッセージフィルタ
各ドメインから発せられたメッセージを千手ブラウザに表示する際、表示するメッセージの選別を行うために利用するフィルタです。
- ログフィルタ
管理対象ノードに書き出されるログファイルを監視する際に、監視方法を指定するフィルタです。
- JSONログフィルタ
管理対象ノードに書き出されるJSON形式のログファイルを監視する際に、監視方法を指定するフィルタです。
- イベントログフィルタ
Windowsの管理対象ノードまたは千手センサーに書き出されるイベントログを監視する際に、監視方法を指定するフィルタです。
- ネーミングフィルタ
千手ユーザーに対してネーミングフィルタ機能を使用する際に、表示可能な千手オブジェクトを指定するフィルタです。
- 自動ログイン
千手ドメインへ自動的にログインする機能です。千手ブラウザにて、ドメイン、ユーザーを指定しておくと、次回からの千手ブラウザ起動時にドメインへの接続を自動的に試みます。
- エイリアス
エンティティの複製です。エイリアスを利用する事により、必要なエンティティの選択を容易に行うことができます。
- MAPI
メッセージAPI(Messeging API)の略です。千手ブラウザは、MAPIに対応していますので、MAPI対応のメーラにデータを渡す事ができます。具体的には、[送る]→[メール受信者]を実行すると、メーラが起動され、千手ブラウザのデータを送信する事ができます。
- UNC記法
統一名前付け規約(Uniform Naming Convention)の略です。ローカルエリアネットワークサーバーを含めたパスの標準形式です。
例: \\server\share\path\filename
- 外部認証
千手ブラウザを運用管理サーバーに接続する際の認証方式の一つで、ユーザーのパスワードの認証に、LDAPやActive Directoryを用いた認証方式です。
- ノードID
運用管理サーバーや管理対象ノードの、運用管理サーバー上のhostsファイルに記されたホスト名です。
- ロングホスト名
63バイトを超える千手エージェントのホスト名です。63バイト以内のホスト名の場合は、ノードIDにホスト名を設定しますが、63バイトを超える場合は、ロングホスト名にホスト名を設定することにより、千手エージェントを千手マネージャから管理できるようにします。
- アイテムグループ
アイテムを管理するグループを定義したものです。アイテムグループは、リレーション定義の表示設定で使用します。
- アイテム
システムを構成するサービス、ミドルウェア、ストレージ、ネットワークといった様々な要素を定義したものです。
- リレーション
リレーションモニタにて表示するアイテムの表示方法を設定します。複数の定義が作成出来、切り替えが可能です。
- アイテム自動作成コマンド
仮想環境の構成情報およびアイテムの関係性を、モニタリングで取得している情報をもとに自動構築する千手コマンドです。
- リレーションモニタ
リレーション定義に基づいて、設定したアイテムの上位または下位のアイテムを階層構造でツリー表示し、上位/下位のアイテムの状態や各監視項目のステータスなどを参照することができるツールです。
- 上位/下位のアイテム
あるアイテムに対して、上位、下位の関係にあるアイテムのことを指します。
- アイテムセット
複数のアイテムを異常状態の伝搬させるグループとして定義したものです。グループ内のすべてのアイテムが異常になった場合に異常状態が伝搬されます。
- 監視タスクセット
複数の監視タスクをアイテムの状態判定に用いるグループとして定義したものです。グループ内のすべての監視タスクが異常になった場合にアイテムの状態が異常となります。
- アイテムの表示順序
リレーションモニタでは、関係するアイテムを階層表示する方法を、 上位から下位へ と 下位から上位へ の2種類から選択できます。