9.2.1. Webコンソール利用の流れ¶
Webコンソールを利用する際の流れを次に示します。
専用のユーザーを作成して、千手システムの情報を参照・操作します。
- 利用ドメインの決定
- Webコンソールで参照する千手ドメインを決定します。Webコンソールから対象の千手ドメインを参照するためには、千手エージェント・千手データベースサービス・千手ウェブサービスを対象となる千手ドメインでインストールします。各インストールについては、 「インストールガイド」 を参照してください。
- ユーザー管理方法の決定
- Webコンソールを利用するユーザーとどの範囲の情報を利用するかを決定します。
- ドメインリストの決定
- 各ユーザーがどの千手ドメインをどの千手ユーザー権限で参照・操作するかについて決定します。複数の千手ドメインを利用できる場合、ドメインリストに定義された千手ドメインのみをユーザーに利用させることができます。利用できる千手ドメインおよび千手ユーザー権限のパターンごとにドメインリストとして定義します。
- サービスポリシーの決定
- 各ユーザーがWebコンソールのどの機能を利用するかを決定します。各ユーザーはサービスポリシーで許可された機能のみ、ログイン後のサイドメニューから利用することができます。利用できる機能のパターンごとにサービスポリシーとして定義します。
- ロールの決定
- 各ユーザーがどのドメインリストとサービスポリシーを利用するか、および管理者であるかどうかを決定します。各ユーザーがログイン後にどのホームページを使用するかを決定します。ドメインリスト、サービスポリシー、ホームページのパターンごとにロールとして定義します。特定のユーザーが複数のロールを持つことも可能です。
- ユーザーの決定
ユーザーのID、認証方法、権限および利用するロールを決定します。
- ログインおよびユーザー管理画面の利用
- ユーザー情報の作成
- 最初にビルドインの特権ユーザーにて管理者となる一般ユーザーを作成します。大規模なシステム維持管理体制の場合には、組織ごとに管理者を決定しその後のユーザー管理を管理者に委任することが可能です。この場合、管理者が権限として持つ範囲をドメインリスト、サービスポリシー、ロールとして定義してください。管理者は与えられた権限の範囲内で新規に組織内のドメインリスト、サービスポリシー、ロールを作成することができます。なお、特権ユーザーを変更したい場合はビルドインの特権ユーザーで別の特権ユーザーを作成してください。
- APIトークンの発行
- 一般ユーザーにて、Webコンソールを利用する場合、APIトークンを発行する必要があります。
- 参照操作画面の利用
- 一般ユーザーは、Webコンソールを利用しシステムの稼働状況の参照および操作が可能です。
- 定義変更画面の利用
- 一般ユーザーは、Webコンソールを利用して千手システムに登録されている定義の参照および一部の操作が可能です。