2. 機能変更にともなう主な注意事項¶
この章では、Senju Operation Conductor(以後、Senju/OC)からSenju DevOperation Conductor(以後、Senju/DC)およびバージョン間での機能変更にともなう注意事項を、Senju/OCのライセンス体系に沿って記述します。
2.1. 千手ブラウザ¶
- Senju/DC 2016 以降では、以下のサブシステムがサポート対象外になり、それに伴い千手ブラウザの下記の表示が無くなりました。
パッケージサブシステム
千手ブラウザのツリービューのパッケージ配下のエンティティ
ディスカバー
千手ブラウザのツリービューのモニタリング-ディスカバー配下のエンティティツールバーおよびコンテキストメニューのディスカバーモニタの表示構成ビューア
ツールバーおよびコンテキストメニューの構成ビューアの表示
リモートKVM連携
ノードのプロパティの遠隔制御タブおよびコンテキストメニューのリモートKVMの表示
自動電源制御装置
ノードのプロパティの遠隔制御タブの表示
- Senju/DC 2020 以降では、千手ブラウザを 「管理者として実行」 で起動しなかった場合の設定ファイル( BrowserOption.txt )保存場所は以下になりました。
%USERPROFILE%\APPDATA\Roaming\Senju Browser\SbBin\BrowserOption.txt
Senju/DC 2021 以降では、下位互換性のために存在していたWEBUsers/WEBViewers/XferManagers/XferUsersのユーザーグループを廃止しました。それに伴い、Senju/DC 2020 以前の千手システムでは、WEBUsers/WEBViewers/XferManagers/XferUsersのユーザーグループのプロパティの「権限」フィールドが常に空欄となります。
Senju/DC 2021 以降では、ログビューアから障害ログを参照する機能は廃止されました。また、ログビューアからオペレーションログが参照できるようになりました。
2.2. 千手オフライザ¶
- Senju/DC 2020 以降では、千手オフライザを 「管理者として実行」 で起動しなかった場合の設定ファイル( BrowserOption.txt )保存場所は以下になりました。
%USERPROFILE%\APPDATA\Roaming\Senju Offliser\SoBin\BrowserOption.txt
2.2.1. 64ビットアプリケーションへの変更(Senju/DC 2020以降)¶
- Senju/DC 2020 以降では、64ビットアプリケーションに変更となり、32ビットアプリケーションは提供されません。それに伴い、以下の変更があります。
表 2.1 千手ブラウザの64ビット化に伴う変更¶ 変更点
Senju/DC 2018以前
Senju/DC 2020以降
サポート対象OSアーキテクチャ
32ビット/64ビットどちらも可
64ビットのみ
Microsoft Visual C++ 再頒布パッケージ
Microsoft Visual C++ 2010 (x86)
Microsoft Visual C++ 2015-2019 (x64)
64ビットOSでのデフォルトのインストール先
C:\Program Files (x86)\Senju Browser
C:\Program Files\Senju Browser
レジストリキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\NRI
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI
2.3. 千手マネージャ・千手エージェント・千手センサー¶
2.3.1. 共通機能¶
Senju/DC 2016 以降では、UNIXエージェントでリモートコマンド実行の際にリモートシェルコマンドを使用することがなくなりました。新規に登録した千手エージェント(UNIX/Linux)は、常に「SJREXGRP千手システムグループ」に所属するようになります。これにより、remshコマンドなどのr系コマンドは使用しなくなります。
- Senju/DC 2016 以降では、以下の各種機能がサポート対象外になり、それに伴い、以下の千手システムグループが無くなりました。
千手セキュアコネクション機能
SSCINET千手システムグループ
パッケージサブシステム
_SJ_FDS および、FDSPCSRV千手システムグループ
- Senju/DC 2016 以降では、以下のノード種別はサポート対象外となりました。それに伴い、以下の千手システムグループが無くなりました。
千手配布クライアント
_OS_W95千手システムグループ
- Senju/DC 2016 以降では、以下の千手システムグループが無くなりました。
千手(帳票)
_SJ_PJM千手システムグループ
- Senju/DC 2020 以降では、以下のコマンドが廃止になりました。
千手システムリストアコマンド(sj_restoreDef)
千手システムリストアコマンド(sj_restoreDef)を利用して、千手マネージャの定義データバックアップ/リストアを実施している場合は、定義データバックアップコマンド(SpOnlineBackup)をご利用ください。
参考
定義データバックアップコマンド(SpOnlineBackup)の詳細は、ユーザーズガイド 「資料集 付録」 の 「ハードウェア障害に備えた千手定義データ復旧」 を参照して下さい。
Senju/DC 2021 以降では、千手システムが使用するOpenSSHライブラリのバージョンアップにより、公開鍵認証の暗号化形式「DSA」はサポート対象外となりました。
2.3.1.1. Linux/UNIX版のコマンド実行におけるCシェル(csh)からBourneシェル(sh)への変更(Senju/DC 2016以降)¶
- Senju/DC 2016 以降では、以下のコマンド実行を行う箇所についてCシェル(csh)による起動からBourneシェル(sh)による起動に変更しています。そのため、シェルにおけるコマンドのメタ文字の解釈の違いにより、動作が異なる場合があります。
サブシステム
コマンド定義箇所
イベント
メッセージアクションのルールにおけるコマンド実行
モニタリングサブシステム
カスタム監視タスク(コマンドによる監視項目)で使用しているコマンド
監視タスクのアクションで実行されるコマンド(正常時アクション、警告時アクション、異常時アクション)
コンフィグレーション
構成情報取得時のアクション(取得前、取得後)
構成管理項目のコマンド
千手管理項目の [指定コマンドを実行]
千手コマンド
千手コマンド実行
ユーザーコマンド実行
注釈
ジョブの起動コマンドについてはシェル経由ではなく、fork()、exec()により実行されるため、起動コマンドのメタ文字の解釈は行われません。
警告
ランブックのセクションの起動コマンドについては実行時のユーザーのログインシェルに応じて実行されます。千手稼働アカウントや実行ユーザーのログインシェルを変更した場合には、シェルにおけるコマンドのメタ文字の解釈の違いにより、動作が異なる場合があります。
警告
- Linux版マネージャからUNIX/Linux版千手エージェントに対して sj_gremsh.com、sj_mremsh.com を実施した際、以下条件3つをすべて満たしている場合コマンドがエラーとなります。
対応については、ユーザーズガイドの千手コマンドの使用法を参照ください。 - a) Linux版マネージャからSenju/DC 2016.0.0 以降のUNIX/Linux版千手エージェントに対して実行している。b) リモート側で実行するコマンドをシングルクォート「'」、または、ダブルクォート「"」囲いで記述している。c) シングルクォート、ダブルクォート囲いのリモート実行コマンド内で、エスケープ記号「\」または、シングルクォート「'」を使用している。
2.3.1.2. 64ビットアプリケーションへの変更(Senju/DC 2020以降)¶
Senju/DC 2020 以降では、64ビットアプリケーションに変更となり、32ビットアプリケーションは提供されません。それに伴い、以下の変更があります。
2.3.1.2.1. Linux/UNIX版千手マネージャ・千手エージェント¶
Linux/UNIX版マネージャ・エージェントにおける変更点 |
Senju/DC 2018以前 |
Senju/DC 2020以降 |
|---|---|---|
サポート対象OSアーキテクチャ |
32ビット/64ビットどちらも可 |
64ビットのみ |
rpmパッケージアーキテクチャ(Linux版) |
glibc.i686などの32ビットrpm |
glibc.x86_64など64ビットrpm |
64bitのSpプロキシサーバー(Linux版) |
SpPxySvr_64 |
SpPxySvr |
64bitのAPサーバー監視プロセス(Linux版) |
sjANM_monJmxd_64 |
sjANM_monJmxd |
サポート対象APサーバー監視 |
32ビット/64ビットどちらも可 |
64ビットのみ |
千手基本情報設定格納先 |
/etc/senju.conf |
/etc/senju.conf.d |
2.3.1.2.2. Windows版千手マネージャ・千手エージェント¶
Windows版千手マネージャ・エージェントにおける変更点 |
Senju/DC 2018以前 |
Senju/DC 2020以降 |
|---|---|---|
サポート対象OSアーキテクチャ |
32ビット/64ビットどちらも可 |
64ビットのみ |
Microsoft Visual C++ 再頒布パッケージ |
Microsoft Visual C++ 2010 (x86) |
Microsoft Visual C++ 2015-2019 (x64) |
レジストリキー |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\NRI |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI |
サポート対象APサーバー監視 |
32ビットのみ |
64ビットのみ |
千手基本情報設定格納先 |
C:\Windows\SysWOW64\senju.conf |
C:\ProgramData\NRI\senju.conf.d |
ジョブの起動コマンド |
32ビットプロセス空間 |
64ビットプロセス空間
* 互換性のため、ジョブ実行のみ動作環境の環境変数で32bitプロセス空間での起動の切り替えが可能(※)、また、sj_cProc64も提供 ※詳細は 64bit化に伴うジョブの動作の変更(Windows) を参照して下さい。 |
注釈
やむを得ない理由で監視タスクのコマンドを32bitのまま動作させたい場合は、SysWOW64フォルダ下のモジュールを使用するようにコマンドを修正して下さい。例えば、バッチコマンドの場合はC:\Windows\SysWOW64\cmd.exeを、VBスクリプトの場合はC:\Windows\SysWOW64\cscript.exeを使用して下さい。
2.3.1.3. 千手システムのAPIを提供するライブラリの格納場所¶
Senju/DC 2020 以降では、UNIX/Linux版のライブラリ(libsenju、libsenju_64)の/usr/lib下へのコピーは行われません。
Senju/DC 2020 以降のAPIを利用する場合はライブラリ検索パス環境変数を設定する必要があります。設定方法については、ユーザーズガイドの 「10.6.5. API利用上の注意」 を参照してください。
2.3.1.4. cshスクリプト指定時のコマンド実行結果文字化けの回避手順¶
Senju/DC 2021 では、千手コマンド実行、ユーザーコマンド実行、メッセージの自動応答コマンド実行、メッセージアクションでのコマンド実行において、cshのスクリプトにてマルチバイトの文字を引数として実行し、結果に文字化けが発生する場合、環境変数
SP_EXEC_CMD_LOCALE_MODEを設定することで回避することができます。設定手順
Unixの千手マネージャに千手稼働アカウントでログインし、以下コマンドにて設定してください。
% sj_source.com -cSP_EXEC_CMD_LOCALE_MODE=1 success設定した環境変数を確認するには、千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SP_EXEC_CMD_LOCALE_MODE
注釈
設定の反映のため、環境変数を設定したマシンの千手システムを再起動して下さい。
コマンド Sp_restart.com を実行し関連プロセスを再起動します。
※千手マネージャから千手ブラウザが切断されますのでご注意ください。
2.3.1.5. 千手稼働アカウント以外のアカウントでLinux/UNIX版の千手コマンドを実行する場合のデフォルト文字コード変更¶
Senju/DC 2016 以降では、千手稼働アカウント以外のアカウントで千手コマンドを実行する際のデフォルトの文字コードがUTF-8に変更されました。 下記コマンドで日本語メッセージを送信する場合は、-k オプションにより指定メッセージの漢字コードを指定して下さい。
sjANM_sendmsg-メッセージの出力-
sjANM_sendmsgEx-拡張メッセージの出力-
sjMSG_replymsg-応答要求メッセージの出力-
参考
環境変数 SJ_LANG をコマンド実行アカウントに設定することで、漢字コードの指定(-kオプション)の省略が可能です。
例)EUCの場合
SJ_LANG=ja_JP.EUC
注釈
sjANM_sendmsgEx-拡張メッセージの出力- において、千手稼働アカウント以外のアカウントで実行できるのは、senju/DC 2018 以降です。
2.3.1.6. Linux/UNIX版千手マネージャ・千手エージェントにおけるモジュールの実行権限変更¶
リリースナンバーが2100-04以降のパッチを適用すると、第三者による実行を許可している
ftuコマンドを除き、rootモジュールのファイル権限は既定で4750に設定されます。モジュール実行権限の変更手順につきましては、 セットアップガイド の カスタマイズ/オプション機能の設定 を参照して下さい
2.3.2. イベント¶
Senju/DC 2016 以降では、デフォルトで各サブシステムが出力するメッセージの最大長が3160バイトの拡張メッセージになっています。メッセージを取得して千手システム外で処理を行っている場合、問題が発生しないかを事前に確認して下さい。
Senju/DC 2016 以降では、千手ブラウザのログイン時に取得できる過去メッセージは過去7日分に制限されます。
Senju/DC 2016 以降では、メッセージのプロパティウィンドウの「メール送信」で設定するメール送信機能はサポート対象外となりました。
2.3.3. モニタリング¶
Senju/DC 2016 以降では、ロングホスト名を設定している千手エージェントノードに対して、プローブノードを設定した場合、監視タスクの情報の取得に失敗します。プローブノードを設定しないでください。
Senju/DC 2016 以降では、ディスカバー機能はサポート対象外となりました。
- Senju/DC 2016 以降では、千手/e-千手の下位互換のために残されていた以下のコマンドはサポート対象外となりました。
テキストログ監視の再開コマンド(sjANM_StartLogWatch)
テキストログ監視の一時停止コマンド(sjANM_StopLogWatch)
- 同一の機能を持つコマンドとして以下があります。
ログ監視の再開コマンド(sjANM_startlog)
ログ監視の一時停止コマンド(sjANM_stoplog)
- Senju/DC 2016 以降では、以下の監視項目はサポート対象外となりました。
カスタムオブジェクト(整数)
カスタムオブジェクト(小数)
カスタムオブジェクト(指数)
カスタムオブジェクト(文字列)
Webシナリオ監視[OneSight]
Senju/DC 2020 以降では、WebSphere監視はサポート対象外となりました。
- Senju/DC 2020 以降では、以下のカテゴリに含まれる監視項目を利用するために Senju DevOperation Conductor Extension Pack の適用が必要となります。
クラウドサービス
コンテナ
注釈
Senju DevOperation Conductor Extension Pack については、 Senju/DC サポートサイト を参照してください。
警告
Senju/DC 2018 以前の千手エージェントに対して、クラウドサービス監視はサポート対象外となります。監視される場合は、千手エージェントのアップグレードおよびExtension Packの適用を行ってください。
2.3.3.1. プロセス監視¶
- Senju/DC 2016 以降では、プロセス監視の稼働監視の判定条件に変更があります。
プロセス監視の稼働監視の判定条件が「稼働中 と等しい場合に正常」から「Running と異なる場合に異常」に変更されました。 Senju/DCのノードおよびSenju/DCのノードをプローブノードとする千手センサーにて、 プロセス監視の稼働監視を行う場合は、稼働監視の判定条件を「Running と異なる場合に異常」に設定してください。
注釈
プロセスの稼働監視には、次の2種類があります。
ノードのプロパティの[プロセス]タブにおけるプロセス監視の稼働監視
- ノードのプロパティの[詳細情報]タブにおける以下の監視項目:
プロセス稼働監視[WMI]
プロセス稼働監視[UNIX]
ノードのプロパティの[プロセス]タブにおけるプロセス監視の設定画面では、稼働監視の判定条件(上記 太字 の部分)をプルダウンで選択できます。 判定条件の「稼働中」はSenju/OC 2014 以前の千手エージェントに設定する場合に使用します。
ノードのプロパティの[詳細情報]タブにおける監視項目「プロセス稼働監視[WMI]」および「プロセス稼働監視[UNIX]」の新規設定画面では、デフォルトの状態で判定条件が「Running と異なるときに異常」となります。 Senju/DCのノードおよびSenju/DCのノードをプローブノードとする千手センサーにて、これらの監視項目の監視を設定する場合は、判定条件の設定をデフォルトの値から変更する必要はありません。
参考
詳しい設定方法については、 ユーザーズガイド を参照してください。
2.3.3.2. 予兆監視¶
- Senju/DC 2020 以降のWebコンソールでは予兆監視ができるようになりました。
これに伴い、下記に記載の監視項目は、内部仕様の変更で監視項目IDを変更しました。 下位バージョンからアップグレードした場合、通常に監視を行う上では問題ありませんが、予兆監視については監視項目IDが変更されているため、監視対象となりません。 予兆監視を行う場合は、既に作成されている監視タスクを再作成して下さい。
物理メモリ使用率(%)[UNIX]
ページINバイト数(KB/秒)[UNIX]
ページOUTバイト数(KB/秒)[UNIX]
ネットワーク接続所要時間(ミリ秒)
ディスクI/O書き込み密度(回/秒)
ディスクI/O読み込み密度(回/秒)
ディスクI/O書き込みスループット(MB/秒)
ディスクI/O読み込みスループット(MB/秒)
参考
予兆監視については、 ユーザーズガイド を参照してください。
2.3.3.3. ログ監視¶
Senju/DC 2021 以降では、ログ監視に関連して以下の変更があります。
ログ監視/イベントログ監視について、1つのログ監視プロセスやセンサーテキストログ監視プロセスで複数定義の監視をしていましたが、Senju/DC 2021以降では、1つの定義につき、1つのログ監視プロセスで監視するように変更されました。
そのため、ログ監視プロセスのsjANM_logwatchdが、ログ監視/イベントログ監視定義数起動するようになります。(例外として、監視動作が一時停止中の監視については、プロセスは起動しません。)
また、プロセスが複数起動することに伴い、使用するメモリ量も増加しておりますので、ご注意ください。
参考
ログ監視定義1件分(=ログ監視1プロセス分)のメモリの使用量は、Linuxは3~5(Mbyte)、Windowsは約9(Mbyte)となります。各ログ監視プロセスのメモリ使用量を合計すると、使用しているメモリ量は大きくなりますが、実際のメモリ使用量は、OSのメモリ管理により多少増減します。
ログ監視1プロセス分のメモリの使用量は、ログフィルタの条件が多い場合(30件を超えるような場合)は、さらに件数に比例して増加します。
Windowsのセンサーテキストログ監視プロセス(sjANM_rlogwatchd)が廃止され、ログ監視プロセス(sjANM_logwatchd)に統合されました。
10030/tcp~10035/tcpのポートを使用するようになりました。詳細は、 リリースノート の 「注意事項」 の 「システム共通」 の 「プロトコル/ポート」 を参照して下さい。
Windowsの千手ノードに対してのテキストログ監視の場合、監視対象ログファイルのレコードにNULLが含まれると、その行は読み飛ばされ監視は行われませんでしたが、監視されるように変更されました。
テキストログ監視およびイベントログ監視共に、1行が4096文字(バイト)を越える行については環境変数(SjANM_TextLog_OverCheck)にて、読み飛ばすか4096文字(バイト)までの範囲で監視を行っておりましたが、環境変数の設定にかかわらず8192文字(バイト)までの範囲で監視を行うように変更されました。
正規表現指定時の監視対象ファイルの決定方式が以下のように変更されました。
千手システム再起動やログ監視プロセス(sjANM_logwatchd)の再起動、反映(監視属性)直後の正規表現指定時の監視対象ファイルの決定方式が変更になり、ファイルの最終更新日時が全く同じファイルが複数存在する際には監視対象ファイルが決定できず監視は行われませんでしたが、監視対象ファイル決定方式をファイル名で昇順にソートした場合に最後になるファイル名を監視するように変更されました。
上記変更により、正規表現指定時の監視対象ファイル決定方式の変更するための環境変数(SJ_ANM_LOG_TARGET)の設定時と同じ決定方法となるため、環境変数は使用されないように変更されました。
正規表現指定時の監視対象ファイルは、一度監視対象となった後に監視対象から外れた場合には、監視対象外のファイルとして記憶し、以降は監視対象にはならないようになっていましたが、監視対象外のファイルを記憶しなくなり、常に正規表現でマッチするファイルのうちタイムスタンプが最新のファイルを監視するように変更されました。
正規表現指定時の監視対象ファイルにてログ監視時に、検査間隔内に監視対象となる条件を満たすファイルが複数作成された場合、ファイルのタイムスタンプが古い順(同じ場合はファイル名の昇順)に全てのファイルを検査していましたが、ファイルのタイムスタンプが最新(同じ場合はファイル名の昇順で最後)の1つのファイルを検査するように変更されました。
ログ監視によりメッセージ出力した行を、テキストファイル出力する際のファイル名が以下の通り変更となりました。また、監視対象のログ定義を削除して反映(監視属性)を行うと、ファイルも削除されます。
OS(監視対象)
Senju/DC 2020以下
Senju/DC 2021以降
UNIX
$SENJUHOME/log/sjANM_logwatchd_msg.log
$SENJUHOME/log/logwatch.d/sjANM_logwatchd_msg_(番号)_(ノードID).log
Windows(千手エージェントが監視対象)
%SENJUHOME%\log\sjANM_logwatchd_msg.log
%SENJUHOME%\log\logwatch.d\sjANM_logwatchd_msg_(番号)_(ノードID).log
Windows(千手センサーが監視対象)
%SENJUHOME%\log\sjANM_rlogwatchd_msg.log
%SENJUHOME%\log\logwatch.d\sjANM_logwatchd_msg_(番号)_(ノードID).log
Windows千手エージェントでは、イベントログ監視の定義がない場合に、Systemイベントログを監視していましたが、監視しないように変更されました。
ログ監視による大量メッセージ出力を抑止したい場合の環境変数(SjANM_logwatchd_BurstMsgCnt)を設定している場合に、抑止されている時に反映(監視属性)を行った場合、「!ANM285ログ監視によるメッセージの抑止を解除します。」メッセージは出力されませんが、全ログ監視のメッセージの抑止は解除されていましたが、定義が変更されたログ監視のみ抑止が解除されるようになります。また、変更されていないログ監視定義に関しては解除されません。
2.3.4. ジョブスケジュール¶
2.3.4.1. 千手コマンドの仕様変更(ジョブスケジュール関連)¶
- sjPEX_getstat-フレーム状態取得(フレーム間連携コマンド)-
- V6.6以前のマネージャを指定したときに必要だった【-K】オプションを削除しました。
- 【-K】オプションの詳細
V6.6以前のマネージャノードを指定するときは、必ずその漢字コードを指定して下さい。EUCの場合’1’、SJISの場合は’0’を指定して下さい。 Senju/OC 2014 以前のマネージャノードを指定する場合は、このオプションは指定しないで下さい。
参考
sjPEX_getstatコマンドの詳細はユーザーズガイドの 「sjPEX_getstat-フレーム状態取得(フレーム間連携コマンド)-」 を参照してください。
- sjPEX_waitstat-フレーム状態待ち(フレーム間連携コマンド)-
- V6.6以前のマネージャを指定したときに必要だった【-K】オプションを削除しました。
- 【-K】オプションの詳細
千手V6.6以前のマネージャノードを指定するときは、必ずその漢字コードを指定して下さい。EUCの場合’1’、SJISの場合は’0’を指定して下さい。 Senju/OC 2014 以前のマネージャノードを指定する場合は、このオプションは指定しないで下さい。
参考
sjPEX_waitstatコマンドの詳細はユーザーズガイドの 「sjPEX_waitstat-フレーム状態待ち(フレーム間連携コマンド)-」 を参照してください。
2.3.4.2. ファイル待ちトリガの監視対象ファイルの指定方法¶
- Senju/DC 2016 以降ではファイル待ちトリガに正規表現を使用することができるようになりました。これに伴い、監視対象のファイルの指定方法が変更されています。
Senju/OC 2014 以前では[ファイル名:]に監視対象のファイルのフルパスを指定していました。Senju/DC 2016 以降では[ファイル名:]には監視対象ファイル名のみを、[ディレクトリ名:]に監視対象ファイルのディレクトリのパスを指定します。
参考
ファイル待ちトリガの設定方法についてはユーザーズガイドの 「トリガの使用」 を参照してください。
2.3.4.3. リカバリ処理の仕様変更¶
Senju/DC 2016 以降ではジョブスケジュールのリカバリ処理が変更されました。
- 以下に相違点について記載します。
サスペンドがリカバリ対象になりました。
キューイングがリカバリ対象になりました。
ネットのリカバリメッセージについて、一部のメッセージがデフォルトで出力抑止されます。詳細は、 デフォルトで抑止されるリカバリメッセージ を参照して下さい。
異常時アクション機能の異常時における再ラン実行の動作が変更されています。詳細は、 異常時アクション機能の異常時における再ランの動作変更 を参照して下さい。
2.3.4.3.1. デフォルトで抑止されるリカバリメッセージ¶
- ネットのリカバリメッセージについて、Senju/DC 2016 以降では以下のメッセージがデフォルトで出力抑止されるように変更されました。
表 2.4 デフォルトで抑止されるリカバリメッセージ¶ ID
レベル
内容
!PEX021
通常
ネット状況通知 [起動]
!PEX022
通常
ネット状況通知 [正常終了]
!PEX032
通常
ネット状況通知 [スキップ]
環境変数を設定することでSenju/OC 2014 以前と同様の動作に変更できます。
環境変数の設定
- 環境変数:SJ_PEX_RECOVER_MSG_NET
- 値:0
ネットのリカバリメッセージが出力されます。Senju/OC 2014 以前と同様の動作になります。
- 値:なし(デフォルト)
ネットのリカバリメッセージ出力が抑止されます。
設定手順
- ログイン
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャの OSが Windowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
Senju/OC 2014 以前と同様のメッセージ出力にしたい場合、値を“0”とします。
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_RECOVER_MSG_NET=0 % exit
- マネージャの OSが Windowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
> sj_source -cSJ_PEX_RECOVER_MSG_NET=0 > exit
- 設定内容の確認
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_RECOVER_MSG_NET
- マネージャの OSが Windowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
> sj_getenv SJ_PEX_RECOVER_MSG_NET
- 千手プロセスのダウン/アップ
環境変数の設定を反映させるために、千手マネージャノードのリブートを行うか、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
2.3.4.3.2. 異常時アクション機能の異常時における再ランの動作変更¶
- 異常時アクション機能の異常時における再ラン実行について、Senju/DC 2016 以降では以下の動作変更があります。
- Senju/DC 2016 以降の動作
- 異常終了での再ラン待ち → 再ラン待ち でリカバリされます。異常終了での再ラン中 → 再ラン中 でリカバリされます。
- Senju/OC 2014 以前の動作
- 異常終了での再ラン待ち → 異常終了 でリカバリされます異常終了での再ラン中 → 再ラン回数がクリアされ、初期稼働状態としてリカバリされます
環境変数を設定することでSenju/OC 2014 以前と同様の動作に変更できます。
環境変数の設定
- 環境変数:SJ_PEX_RECOVER_JOB_ABENDACTRERUN
- 値:0
リカバリの動作について、Senju/OC 2014 以前の動作と同様になります。
- 値:なし(デフォルト)
リカバリの動作について、Senju/DC 2016 以降からの動作になります。
設定手順
- ログイン
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャの OSが Windowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
Senju/OC 2014 以前と同様の動作にしたい場合、値を“0”とします。
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_RECOVER_JOB_ABENDACTRERUN=0 % exit
- マネージャの OSが Windowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
> sj_source -cSJ_PEX_RECOVER_JOB_ABENDACTRERUN=0 > exit
- 設定内容の確認
- マネージャの OSが UNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_RECOVER_JOB_ABENDACTRERUN
- マネージャの OSが Windowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
> sj_getenv SJ_PEX_RECOVER_JOB_ABENDACTRERUN
- 千手プロセスのダウン/アップ
環境変数の設定を反映させるために、千手マネージャノードのリブートを行うか、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
2.3.4.4. ジョブサービスの仕様変更¶
Senju/DC 2016 以降ではジョブスケジュールのジョブサービスにおける判定処理が変更されました。
Senju/OC 2014 以前では「フレームチェック項目」の「起動済み」チェックは、フレームに一時停止指定されていることでフレームが一時停止している状態は「×」(異常)と判定していましたが、Senju/DC 2016 以降では「○」(正常)と判定します。
2.3.4.5. 64bit化に伴うジョブの動作の変更(Windows)¶
Senju/DC 2018 以前で行われていた、ジョブ起動時の%windir%System32から%windir%\SysWOW64へのリダイレクトが行われなくなります。
- 起動コマンドに32ビットアプリケーションを指定したジョブが正常に動作しない場合、動作環境の環境変数に以下を設定してください。
環境変数名:SJ_PEX_CMGR_32
値:ON
2.3.5. パッケージ¶
Senju/DC 2016 以降では、パッケージサブシステムはサポート対象外となりました。
2.3.6. コンフィグレーション¶
Senju/DC 2016 以降では、ロングホスト名のノードの千手構成管理項目の取得や構成情報を取得するための接続設定に、リモート取得を設定した場合、構成情報の取得に失敗します。ローカル取得を設定してください。
Senju/DC 2016 以降では、千手ダウンローダはサポート対象外となりました。蓄積された構成情報を取得する場合は、Webコンソールからダウンロードして下さい。
2.4. 千手データベースサーバー・千手ウェブサーバー¶
Senju/OC 2014 以前では千手インフォサーチと千手インフォビューについてログイン画面で選択するようになっていましたが、Senju/DC 2016 以降では千手DevOpsポータルとして1つの機能に統合されました。
千手インフォビューのジョブレポート画面は廃止されました。ジョブ稼働履歴検索画面を使用して下さい。
千手インフォサーチのダッシュボード画面は廃止されました。千手統計情報検索画面を使用して下さい。
千手ウェブサーバーの外部認証の設定で使用するファイル名を変更しました。
Senju/DC 2018 までは、ファイル名は SpAuth.xml です。
Senju/DC 2020 より、ファイル名は sjCOM_ExternalAuth.xml です。
参考
詳しい設定方法については、 ユーザーズガイド を参照して下さい。
2.4.1. 64ビットアプリケーションへの変更(Senju/DC 2020以降)¶
Senju/DC 2020 以降では、64ビットアプリケーションに変更となり、32ビットアプリケーションは提供されません。それに伴い、以下の変更があります。
2.4.1.1. 千手DBコンポーネント¶
2.4.1.1.1. Linux版千手DBコンポーネント¶
Linux版千手DBコンポーネントはサポート対象外となりました。
2.4.1.1.2. Windows版千手DBコンポーネント¶
Windows版千手データベースサーバーにおける変更点 |
Senju/DC 2018以前 |
Senju/DC 2020以降 |
|---|---|---|
インストールされるデータベースシステム |
Microsoft® SQL Server® 2014 Service Pack 2 Express (x86) |
Microsoft® SQL Server® 2016 Service Pack 2 Express (x64) |
データソース(ODBC) |
32ビット |
64ビット |
2.4.1.2. 千手WEBコンポーネント¶
Windows版千手データベースサーバーにおける変更点 |
Senju/DC 2018以前 |
Senju/DC 2020以降 |
|---|---|---|
アプリケーションプール「SenjuAppPool」の32ビットアプリケーションの有効化 |
True |
False |
アプリケーションプール「SenjuIWASAppPool」の32ビットアプリケーションの有効化 |
True |
False |
2.5. マルチエージェント¶
Senju/DC 2020 以降
- ドメイン変更コマンド
sj_changeDomain、ノード名変更コマンドsj_changeNodeID実行時の千手基本情報の同期 Senju/DC 2018 以前の千手エージェントとマルチエージェント構成にしている場合、Senju/DC 2018 以前の千手エージェントで行ったドメイン変更の情報が、Senju/DC 2020 以降の千手基本情報に反映されません。 そのため、Senju/DC 2018 以前の千手エージェントで、ドメイン変更コマンド
sj_changeDomainもしくはノード名変更コマンドsj_changeNodeIDを実行した後は、千手基本情報の同期を行ってください。
- ドメイン変更コマンド
2.6. オプション¶
2.6.1. 千手セキュアコネクション¶
Senju/DC 2016 以降では、千手セキュアコネクションの機能はサポート対象外となりました。
2.6.2. Senju DevOperation Conductor/Job Scheduler for R/3¶
SoralisおよびHP-UXの千手エージェントを使用したJob Scheduler for R/3機能はサポート対象外となりました。LinuxおよびWindowsの千手エージェントをご利用ください。
2.6.3. Senju DevOperation Conductor/CCMS Monitoring for mySAP¶
SoralisおよびHP-UXの千手エージェントを使用したCCMS Monitoring for mySAP機能はサポート対象外となりました。LinuxおよびWindowsの千手エージェントをご利用ください。
2.6.4. Tivori連携¶
Senju/DC 2016 以降では、Tivori連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.5. Site Security Check連携¶
Senju/DC 2016 以降では、Site Security Check連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.6. OneSight連携¶
Senju/DC 2016 以降では、OneSight連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.7. HULFT連携¶
Senju/DC 2016 以降では、HULFT連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.8. System Center Operations Manager/Microsoft Operations Manager連携¶
Senju/DC 2016 以降では、System Center Operations Manager/Microsoft Operations Manager連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.9. OpenManage連携¶
Senju/DC 2016 以降では、OpenManage連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.10. リモートKVM連携¶
Senju/DC 2016 以降では、リモートKVM連携の機能はサポート対象外となりました。
2.6.11. バックアップサーバー¶
Senju/DC 2016 以降では、バックアップサーバーに対する連携機能はサポート対象外となりました。
2.6.12. MSCSクラスタ¶
Senju/OC 2014 以前のMSCSクラスタオプション機能は、Senju/DC 2016 以降のWSFCクラスタオプション機能で引き続き利用可能です。
2.6.13. 自動電源制御装置¶
Senju/DC 2016 以降では、自動電源制御装置を用いて電源をスケジュールにより自動制御する機能はサポート対象外となりました。
2.6.14. OSのシステムログの設定¶
Senju/DC 2020 以降では、UNIX/Linux版インストール時のOS障害監視用ログファイル設定に関する項目が削除されました。
障害ログの取得を行う場合には /etc/syslog.conf、/etc/rsyslog.conf の編集が必要です。設定方法については、ユーザーズガイドの 「システム(OS)ログの監視について」 を参照してください。