3.7. バージョン2013.0.0の新機能

バージョン 2013.0.0には主に以下の機能があります。

3.7.1. 共通機能

  • 千手オートスケール機能

    千手センサーおよび千手エージェントを、千手ブラウザを使用することなく自動的にノードとして登録する機能を追加しました。 クラウド環境や仮想環境での千手ノードの動的なスケールアウトや、テンプレートを利用したサーバー構築を行う運用に対応することが可能になります。

  • 千手センサーのノード種別拡張

    千手センサーの種別について、管理対象の種類に応じて、サーバー、ネットワーク、カスタムから選択できるようにしました。 従来千手センサーとして同じ種別で定義されていたノードに対して、管理対象の種類に応じた監視設定と、アイコン等でのノード種別の判別が可能になります。

  • セカンダリマネージャの機能強化

    あるドメインで管理されている千手センサーを、セカンダリマネージャからセカンダリセンサーとして登録することで、グローバルノードモニタに監視情報、メッセージモニタにメッセージ情報を連携する機能を追加しました。 千手センサーを利用した運用を行っている場合でも、セカンダリマネージャを利用した冗長構成での管理が可能になります。

  • 千手マネージャへの別ドメインの千手エージェントインストール機能

    千手マネージャがインストールされているサーバーに対して、サブエージェントとして別のドメインの千手エージェントをインストールして管理する機能を追加しました。 千手マネージャの状態について、障害発生に備えて別の千手マネージャから監視するような構成が可能になります。

  • WEBコンソール(インフォビュー)による監視定義登録機能

    WEBコンソール(インフォビュー)にて、ノードに対する監視タスクの追加、変更、削除を行う機能を追加しました。 多数のユーザーがWEBコネクションを利用して自身の管理するノードの監視設定の変更をセルフサービスで行う運用が可能になります。

  • WEBコンソール(インフォビュー)のオペレーション制限機能

    WEBコンソール(インフォビュー)にて、ユーザーの権限に関わらずログインした際に参照のみを許可し、操作や定義変更を実施させないようにする機能を追加しました。 多数のユーザーがWEBコンソールを利用して運用情報を参照する場合に、WEBコネクションからオペレーションを実施させないようにすることが可能になります。

  • WEBコンソール(インフォサーチ)のスマートフォン閲覧対応

    WEBコンソール(インフォサーチ)の画面を、スマートフォンからWEBブラウザを利用して参照する機能を追加しました。 障害連絡を受けて千手ドメインの運用状況を確認する必要がある場合に、遠隔地からでもスマートフォンを利用して確認することが可能になります。

  • WEBコンソール(インフォサーチ)と千手DBの分離構成対応

    WEBコンソール(インフォサーチ)を利用する際に、千手ウェブサーバーと千手データベースサーバーを分離する構成でも利用できるようにしました。 インターネット上からWEBコンソールを参照する際に、千手ウェブサーバーのみをDMZ上に設置することが可能になり、セキュリティレベルの高い構成が組めるようになります。

  • WEBコンソール(インフォサーチ)の検索条件保存機能

    WEBコンソール(インフォサーチ)で、ログインするユーザー毎によく使う検索条件について保存し、リストから選択して呼び出す機能を追加しました。 定常運用でWEBコンソール(インフォサーチ)を利用して同じ条件の情報を確認するようなオペレーションが可能になり、オペレーション負荷の軽減につながります。

  • WEBコンソール(インフォサーチ)の千手統計情報表示機能

    WEBコンソール(インフォサーチ)に、過去の千手ドメインの運用状況について千手統計情報として日別に一覧表示する機能を追加しました。 Senju Operation Conductorの運用状況についてより簡単に把握できるようになり、報告や定点チェックの材料や、運用プロセスの改善の指標として利用することが可能になります。

  • ITリレーション管理の障害影響発生時メッセージ通知機能

    ITリレーション管理で、設定したリレーションのステータスが変わった時に、状態変化をメッセージで通知する機能を追加しました。 サービス管理の視点でITリレーション管理を利用する場合に、障害発生時のサービスへの影響確認の用途だけでなく、サービス自体の監視を行うことが可能になります。

  • ITリレーション管理のユーザー定義サブカテゴリ作成

    ITリレーション管理で、ユーザーが自由にサブカテゴリを定義する機能を追加しました。 運用形態に合わせたアイテムのカテゴライズが可能になり、障害時の影響把握の際に、アイテムの分類を視覚的に判断できます。

  • 千手ノード定義のITリレーション用アイテム自動作成機能

    ITリレーション管理で、千手ドメインに登録されているノードについて、自動で関連性を設定したアイテムに変換する機能を追加しました。 ITリレーション管理を利用するにあたって、千手が管理しているノードを簡単にリレーションの中に組み込むことができるようになります。

  • 千手ドメイン毎の千手ブラウザ画面カスタマイズ機能

    千手ブラウザが接続しているドメインによって千手ブラウザのタイトルバーに表示されるドメイン名を任意の文字列に変更する機能、および千手ブラウザの背景色を任意の色に変更する機能を追加しました。 本番環境と開発環境で同一名の千手マネージャを利用して管理を行っている場合などに、千手ブラウザでの接続先をわかりやすく見分けることが可能になります。

  • 千手定義データの定義数と上限値の比較コマンドの機能改善

    千手定義データの定義数と上限値を比較するコマンドについて、現在提供しているライセンスおよびシステム上限値を比較できるように機能を改善しました。 利用しているライセンスと現在の使用数を簡単に確認することが可能になります。

  • ドメイン変更コマンドの機能改善

    ドメイン変更コマンドについて千手マネージャと接続を行ったことがない環境についても強制的にドメインを変更する機能を追加しました。 導入時のミス等で接続前にドメインを変更するような場合にも、ドメイン変更コマンドが利用できるようになります。

  • Windows版千手マネージャのログ出力先変更機能

    Windows版の千手マネージャについてログの出力先を従来のイベントログからテキストログに変更する機能を追加しました。 イベントログで他のアプリケーションのログのみを管理したいような場合に、千手のログを混ぜないようにすることが可能になります。

  • Windows x64版の千手メッセージ出力API

    Window版の千手メッセージ出力APIのライブラリ”libsenju”について、x64ネイティブのライブラリ”libsenju_x64”を提供します。 OSがWindows x64の環境で64bitのアプリケーションを開発している場合でも、Senju Operation ConductorのAPIライブラリを利用することが可能になります。

  • 上限値拡張

    以下の上限値を拡張しました。 ・ドメインで定義可能なノード(2000→4000)

  • WEBコンソールのディレクトリサーバー認証

    WEBコンソール(インフォビュー)およびWEBコンソール(インフォサーチ)にログインするときのパスワード認証を、LDAPやActive Directoryで認証ができるようにしました。 (本機能は、バージョン2013.0.0の追加エージェントパッチを適用することにより使用可能です。)

  • 千手ブラウザのリストビューでのオブジェクト検索機能

    千手ブラウザのリストビューについて、クイックフィルタバーの検索フィールドに文字列を入力することで、文字列を含むオブジェクトのみを表示する機能を追加しました。 大量の定義が登録されている場合でも、参照したいオブジェクトを効率よく探すことが可能になります。 (本機能は、13000-004-1 以降のバージョンの千手ブラウザにすることにより使用可能です。)

3.7.2. イベント

  • メッセージアクションの回数による重複判定機能

    メッセージアクションで同じルールを任意の回数通った場合に重複判定する機能を追加しました。 メッセージのラッシュなどで一定間隔の間に複数のアクションが実行される場合に、3件目以降を重複メッセージとして判定して抑止するような運用が可能になります。

  • メッセージアクションのルール毎の重複判定機能

    メッセージアクションの重複判定について、ルール毎に個別に判定回数および判定時間を設定する機能を追加しました。 メッセージの種別に合わせた重複判定を行う運用が可能になります。

  • メッセージアクションのコマンド実行後のメッセージ送信機能

    メッセージアクションの結果として、アクションでコマンド実行をする場合に、コマンド実行結果の終了コードを判定して、メッセージを送信する機能を追加しました。 メッセージに対する対応が失敗した際に検知が迅速になり効率的に障害メッセージに対処することが可能になります。

  • メッセージフィルタの機能拡張<ノードグループの条件指定>

    メッセージフィルタでフィルタリングする条件として、従来のノードの指定に加えて、ノードグループを指定して所属するノードを一括してフィルタリングする機能を追加しました。 特定のノードグループに所属するノードから発生するメッセージを一括して非表示にする運用が今までより簡単に実現できるようになります。

  • 再送メッセージのメッセージアクション事後適用機能

    千手マネージャが停止している間に千手エージェントが検知したメッセージを、千手マネージャ起動時に千手エージェントが再送する際に本来どのルールが適用されていたかをメッセージモニタおよびメッセージアクションログに出力する機能を追加しました。

  • 再送メッセージの上限値拡張

    千手マネージャが停止している間に千手エージェントが検知したメッセージを、千手マネージャ起動時に千手エージェントが再送する際に、再送するメッセージの件数と期間を、それぞれ100件から3000件、10分から5時間に拡張するオプションを追加しました。 千手マネージャのバージョンアップや計画停止を実施する際に、あとから出力されているメッセージを確認する場合に、ログファイルではなく通常のメッセージと同様に再送メッセージとして確認が可能になります。

  • 実行ブックの自動詳細監視機能

    ランブックオートメーションの実行ブックが生成されたときに、ランブックモニタにて手動で詳細監視する実行ブックを指定せずに、自動で全ての実行ブックを詳細監視する機能を追加しました。

3.7.3. モニタリング

  • Amazon Web Services監視機能

    Amazon Web Servicesの各種サービスの情報を監視する監視項目を追加しました。 Amazon Web Servicesの各サービスとオンプレミスのサーバーやアプリケーションのリソース情報を統合して、千手ブラウザにて一元管理が可能になります。 また、Senju Operation Conductorの他のサブシステムと連携させることで、監視履歴の長期間の蓄積や監視で検知した障害からのランブックオートメーション実行が可能になります。

  • 千手センサーのプロセス/ディスク監視機能

    千手センサーのノードのプロパティにプロセスタブおよびディスクタブを追加しました。 千手エージェントと同じインターフェースで千手センサー上のプロセス一覧およびディスク一覧から監視する対象を選択して簡単に監視を開始することがが可能になります。

  • ログフィルタ/イベントログフィルタの切替機能

    千手マネージャおよび千手エージェントから、コマンドラインでログ監視、イベントログ監視に使用しているログフィルタ、イベントログフィルタを切り替える機能を追加しました。 昼夜で監視したい項目が違う場合や定期的な作業時間帯はクリティカルなログ以外は監視しないという運用を行う場合に、バッチ処理で監視レベルを切り替えてログ監視を実施することが可能になります。

  • ログフィルタの機能拡張<区切り文字の設定>

    ログフィルタでフィルタリングするフィールドを切り替える区切り文字について、自由に文字を設定する機能を追加しました。 アプリケーションでフィールドをカンマ区切りで出力しているようなログファイルについてもタブ区切りやスペース区切りのログと同じように監視が可能になります。

  • ログフィルタの機能拡張<フィールド指定範囲の拡張>

    ログフィルタでメッセージの付加文言に載せることのできるフィールドについて32フィールドから200フィールドに拡張しました。またフィールドについてある1つの範囲だけではなく個別にフィールド番号をピックアップするように指定する機能を追加しました。 大量のフィールドが存在するアプリケーションのログについて必要な情報だけをピックアップしてメッセージに表示することが可能になります。

  • ログフィルタの機能拡張<正規表現の個別指定>

    ログフィルタで正規表現を利用するかどうかについて、従来のフィルタ全体の設定に加えて、個別の判断条件ごとに設定する機能を追加しました。 あるフィールドは正規表現を利用せずに判定を行うが、あるフィールドは正規表現を使用して判定を行うといった運用・が可能になります。

  • ログフィルタの機能拡張<判定条件の簡易選択>

    ログフィルタの判定条件について「~を含む」「~を含まない」といった形で、正規表現を使わなくても部分一致や完全一致、前方一致、後方一致などをプルダウンリストで簡単に設定する機能を追加しました。 ログフィルタの判定条件を従来よりも簡単に分かりやすく設定することが可能になります。

  • イベントログフィルタの機能拡張<キーワード/オペコード対応>

    イベントログフィルタの判定条件についてキーワードとオペコードの値を設定する機能を追加しました。 これにより、WindowsServer2008以降のOSについてキーワードなどの値を判定してログ出力を判断することが可能になります。

  • バーチャルノードモニタによるHyper-V環境の管理

    バーチャルノードモニタでHyper-Vの仮想基盤を構成する仮想サーバーホストと仮想マシンおよびネットワーク、千手ノードの紐付けを管理する機能を追加しました。 これにより、Hyper-Vの仮想基盤上で障害が発生したときに、何処に影響が出るのかが容易に判断できるようになります。

  • 千手ノードの仮想マシン判定処理の改善

    千手が取得した仮想サーバーホストおよび仮想マシンの情報と千手ノードの情報を紐づける時に、仮想サーバーホストおよび仮想マシンが割り当てられている全てのIPアドレスについて紐付けの判定をするように機能を改善しました。 これによりSenjuOperationConductorが情報取得に利用するネットワークがプライマリネットワークに出ない場合にも正しく紐付けが行われるようになります。

  • 監視タスク情報取得コマンドの出力内容の強化

    監視タスク情報取得コマンドの詳細情報として監視タスクのサマリ情報と各監視対象の監視対象名、状態、最後に取得した値を出力する機能を追加しました。 コマンドを利用してランブックオートメーションなどで障害発生時の監視対象の状況を連携する運用が可能になります。

  • インターフェース別データ数監視

    拡張機能のネットワーク監視でネットワークインターフェースのインターフェース番号別に送受信のデータ数を監視する機能を追加しました。 ネットワークスイッチなどでIPアドレスが割り当てられていないインターフェースについてもトラフィックの監視が可能になります。

  • アプリケーションサーバーのガベージコレクション数監視

    Oracle WebLogic Serverなどのアプリケーションサーバーでガベージコレクションの回数を監視する機能を追加しました。 ガベージコレクションが頻発しておりアプリケーションサーバーのパフォーマンスが低下する状況になっていないか監視する運用が可能になります。

  • ユーザー起動プロセス監視の開始/終了コマンドの機能改善

    ユーザー起動プロセス監視の開始/終了を行うコマンドで指定できるプロセス名の長さの制限を撤廃しました。

  • ノードグループ指定の特別監視対象外機能

    千手ブラウザからノードグループを指定して特別監視対象外を設定・解除する機能を追加しました。 (本機能は、バージョン2013.0.0の追加マネージャパッチを適用し、13000-004-1 以降のバージョンの千手ブラウザを使用することにより使用可能です。)

3.7.4. ジョブスケジュール

  • ノード指定のジョブ状態確認機能

    ノードID、運用日付、フレーム名を指定して、ジョブの稼働状態を表示する機能を追加しました。 ノードの異常を検知した場合に、そのノードで稼働するジョブの一覧とその状態を簡単に把握することや、あるジョブが異常終了した場合に、同一ノードの他のジョブの状態を確認して障害の切り分けを行う運用が可能になります。

  • 稼働日一覧の表示項目追加

    ジョブ稼働日一覧作成で、その日に有効となるフレームの情報を表示する機能を追加しました。 稼働日一覧で実際にどの運用日付のフレーム定義が有効になるかが簡単に判断できるようになります。

  • ジョブサービスの実行システムチェック強化

    実行システムの作成時に行っていたジョブサービスチェック情報の更新を、日替わり処理で行うように修正しました。 ジョブサービスの実行システムチェック項目で、自動サイクル運用は成功したが実行システムの作成に失敗したという場合に、定点チェックで検知することが可能になります。

  • 実行システム作成チェック機能強化

    実行システム作成チェックで、チェック結果に1フレーム内のネット+ジョブ合計数を表示する機能を追加しました。 フレームが包含できるネット+ジョブの最大数の制限をチェックして、実行システムの作成を事前に防ぐことが可能になります。

  • ジョブテンプレート使用ジョブのパラメータ編集機能

    ジョブテンプレートを用いて作成したジョブのパラメータを後から変更できるように機能を改善しました。

  • 稼働日一覧のファイル出力

    ジョブ・ネット・フレームの稼働日一覧について、従来のクリップボード出力の方法以外にCSV形式でファイルに出力する機能を追加しました。

  • 稼働日カレンダーの年またがり機能

    稼働日カレンダーで稼働日振替が年をまたぐ場合、前年・翌年の稼働日カレンダーに反映できるように動作を切り替える機能を追加しました。

  • フレームの自動詳細監視機能

    フレームが生成されたときに、ジョブモニタにて手動で詳細監視するフレームを指定せずに、自動で全てのフレームを詳細監視する機能を追加しました。

  • WEBコンソールでのフレームの詳細監視機能

    WEBコンソールで詳細監視フレームをログインユーザーごとに管理するようにしました。

3.7.5. キャパシティ

  • キャパシティデータ分析内容の一覧表示機能

    キャパシティデータ分析機能で計算したグラフ傾向としきい値の到達予測値についてコマンドから一括出力する機能を追加しました。 定期的なキャパシティ管理の実施で各グラフの傾向分析情報について、一覧からチェックすることが可能になります。

3.7.6. コンフィグレーション

  • 存在しない実行ユニットの構成情報削除機能

    削除されて存在しない実行ユニットによって取得された最新の構成情報について、一括もしくは個別に削除する機能を追加しました。 既に存在しない構成管理項目の情報を表示しないようにすることができるようになります。