5.1. 稼働環境の共通制限事項

5.1.1. システムの使用言語及び漢字コード

千手システムで使用する言語環境及び漢字コードは以下のとおりです。 他の環境では千手システムが正常に稼働しない場合がありますのでご利用のOS環境をご確認下さい。

  • Solaris、Solaris(Intel Platform版)、Linuxの場合
    使用言語: 日本語
    漢字コード: euc
  • HP-UX、AIX、Windowsの場合
    使用言語: 日本語
    漢字コード: sjis

Senju DevOperation Conductorの稼働アカウントにおいて、漢字コードに対応する次の言語パッケージがインストールされている必要があります。

OS

漢字コード

言語パッケージ

Linux

UTF-8

ja_JP.UTF-8

Linux

EUC

ja_JP.eucJP

HP-UX

SJIS

ja_JP.SJIS

Solaris

EUC

ja

AIX

SJIS

Ja_JP

注釈

マルチエージェント機能を使用する場合(1台のノードに複数のエージェントをインストールする場合)、そのノード内は同一言語環境でご使用下さい。

5.1.2. ファイルシステムに関する制限事項

UNIX/LinuxOSにおいて、千手のインストール先のファイルシステムにnosuid設定は行わないで下さい。

5.1.3. サポートOSに関する機能的な制限事項

  • Windows版千手マネージャ
    • 時刻合わせ機能をサポートしていません。

    • UNIX、Linux版千手エージェントへの遠隔ソフトウェア保守をサポートしていません。

    • ユーザーアカウント制御(UAC:User Account Control)機能が「有効」の状態は、サポートしていません。

  • Windows版千手エージェント
  • Windows版千手センサー
  • Solaris版千手エージェント
    • 遠隔ソフトウェア保守は、サポートしていません。

    • Solarisコンテナ環境は、一部の機能に制限事項があります。詳細は本書「 Solarisコンテナ環境での制限事項 」を参照して下さい。

  • Linux版千手マネージャ及び千手エージェント
    • 時刻合わせ機能を使用するには、OSの設定が必要です。詳細は本書「 既知の問題と対策 」を参照して下さい。

  • UNIX/Linux版千手センサー
    • SSHv1を使用した千手センサーのログ監視は、サポートしていません。

注釈

Windows では、デフォルトでユーザーアカウント制御が有効になっています。「無効」にする場合は、以下2つを設定して下さい。

  • [ユーザー アカウントの変更]の[ユーザー アカウント制御の設定]で、「通知しない」にする。

  • [ローカル セキュリティ ポリシー]の[セキュリティ オプション]で、[ユーザーアカウント制御:管理者承認モードですべての管理者を実行する]を「無効」にする。

5.1.4. その他の制限事項

  • メッセージ機能により発信するEメールを携帯電話(フィーチャーフォン)で受信する場合、機種によっては正しく受信できない可能性があります。

  • 他社製品のセキュリティホールや、ウイルスによる被害及び対処方法については、弊社では対応致しかねます。ご了承下さい。