5. 千手エージェントのインストール

千手エージェントパッケージのインストールを行います。

千手エージェントの稼働するOSによりインストール方法が異なりますのでそれぞれの手順に従ってインストールを実施して下さい。

5.1. UNIX/Linux版千手エージェント

ここでは、UNIX/Linux版千手エージェントのインストールについて説明します。

注釈

  • 千手エージェントはパッケージのインストールだけでは稼働しません。千手のパッケージのインストール後に セットアップガイド「千手エージェントの登録」 を参照のうえ千手エージェントの登録作業を必ず実施して下さい。

参考

  • 表記中の # プロンプトはroot権限、 % プロンプトは千手稼働アカウント権限での作業を表します。

  • ユーザ定義値は イタリック体 で表示します。

  • 表記中の /path/to は任意のパスを表します。

  • 日本語メッセージを出力しますので、日本語環境から実行して下さい。

5.1.1. 稼働環境

千手システムの稼働環境(OSバージョン、パッケージなど)はリリースノートを参照して下さい。

ベンダーの修正プログラムの適用が必要な場合がありますのでご注意下さい。

5.1.2. 制限事項

UNIX/Linux版千手エージェントの制限事項は以下の通りです。
  • ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。

  • ロングホスト名として使用できる文字は、253バイト以内の半角英数字および、ハイフン、ドットです。

  • 千手稼働アカウントは、8バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

  • 千手稼働アカウントのホームディレクトリのパスは、50バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

  • 千手システムはDNS環境でも利用可能ですが、ホスト名からIPアドレスを参照するときの性能の問題で、hostsファイルを利用されることを推奨します。

  • 千手エージェントと千手マネージャ間の通信はIPv6には対応していません。

  • 千手エージェントと千手センサーとの通信の場合のみ、IPv6に対応しています。 「セットアップガイド」「IPv6が設定された千手センサーについて」 を参照して下さい。

5.1.2.1. コンポーネントの制限事項

  • 千手DBコンポーネントはインストールできません。

5.1.2.2. その他の制限事項

  • 1台のノードに複数の千手エージェントをインストールする場合や千手マネージャと千手エージェントを共存する場合は、 マルチエージェントのインストール も参照して下さい。

5.1.3. インストール前の準備

千手システムを利用するためにはOSパッチの適用やカーネルパラメータの設定が必要です。それぞれ、ご使用の環境をご確認の上設定して下さい。

注釈

千手を稼働させるためのインストールオプション、パッケージグループ及びパッケージについてはリリースノートを参照して下さい。

5.1.3.1. OSパッチについて

千手システムのインストール前に下記のOSパッチを適用して下さい。下記の情報(パッチ番号)は確認した当時のものになります。最新の情報についてはベンダーにお問い合わせ下さい。

パッチやパッケージで依存関係のあるものについては指示に従ってインストールしてください。

表 5.1 必要なパッチ/パッケージ一覧

OS

パッケージ

HP-UX Itanium2 11iv3.0 (11.31)

PHCO_37252 (cshの不具合対策)

HP-UX Itanium2 11iv3.0 (11.31)

PHSS_39294 (Ariesの不具合対策)

Solaris 11.1

SRU13071 (SRU 11.1.9.5.1) (atの不具合対策)

Solaris 11.2

(SRU11.2.4.6.0 以降の場合)公式パッチなし(atの不具合対策) (※1)

Solaris 11.3

SRU16042 (SRU 11.3.7.6.0) (atの不具合対策)

Red Hat Enterprise Linux Server 7.2

systemd-219-19.el7_2.4.x86_64.rpm (共有メモリ、セマフォが消える systemd の不具合対策)

Red Hat Enterprise Linux 8.1

tcsh-6.20.00-12.el8.x86_64.rpm (csh の不具合対策)

Oracle Linux Server 8.0

setup-2.12.2-5.el8.noarch (千手稼働アカウントのログインシェルがcshの場合、OS起動時に千手システムが起動しない問題の不具合対策)

Oracle Linux Server 8.1

setup-2.12.2-5.el8.noarch (千手稼働アカウントのログインシェルがcshの場合、OS起動時に千手システムが起動しない問題の不具合対策)

警告

  • ※1 Solaris 11.2 にはatの不具合が存在します。現時点では公式パッチがベンダーより提供されていないため、IDR(Interim Diagnostics/Relief)パッチをベンダーより入手して適用して下さい。

注釈

千手を稼働させるためのインストールオプション、パッケージグループ及びパッケージについてはリリースノートを参照して下さい。

5.1.3.2. カーネル再構築

千手システムを利用するために必要なOSカーネルパラメータの確認を行います。カーネルパラメータの変更方法はOS毎に異なりますので、詳細は各OSに付属するマニュアル等を参照して下さい。
以下の値は、千手システムが単体で稼働している場合の設定値です。以下に示すカーネルパラメータの値より大きな値が設定されている場合は変更する必要はありませんが、他のプロダクト等で同じリソースを使用している場合は、千手システムが使用するリソースが不足することのないように値を加増して下さい。具体的な設定値はシステム担当者とご相談の上決定して下さい。

注釈

OSの種類、バージョンなどにより、カーネルパラメータの削除や名称の変更などが行われる可能性があります。詳細については、それぞれのOSベンダーにご確認ください。

5.1.3.2.1. 共有メモリ、セマフォの設定
  • 共有メモリ

    千手エージェント1台につき、共有メモリを8MB必要とします。カーネルパラメータのSHMMAX(shmmax)値が8MBより大きいことを確認します。値が小さい場合、8MB以上となるように加増して下さい。

  • セマフォ
    UNIX版千手エージェントを使用する場合、一部のOSではデフォルトのsemmnuの値では不足する場合があります。semmnuの値は、以下の算定式から算出される値を参考に加増して下さい。(Linux系のOSでは、semmnuに該当するパラメータは十分に大きな値がデフォルト値となっていますので変更する必要はありません。)
    表 5.2 セマフォの算定式

    要素

    デフォルトで確保する数

    25

    ジョブ同時稼働動作環境数

    x 1

    千手コマンド同時実行数

    x 1

    千手API利用アプリケーション同時稼働数

    x 1

    合計

    semmnuの値

5.1.3.2.2. カーネルパラメータの設定
  • HP-UX
    HP-UXでマルチエージェント環境を構成する場合、カーネルパラメータの値が以下より大きいことを確認します。値が小さい場合、最低以下の値まで加増して下さい。
    表 5.3 HP-UXのマルチエージェント構成時のカーネルパラメータ

    パラメータ

    semmnu

    上記算定式の値 × 同時稼働エージェント数

    nproc

    317

    nflocks

    400

    大量の並列ネットや並列ジョブを使用する場合、下記のカーネルパラメータの値が以下より大きいことを確認します。値が小さい場合、最低以下の値まで加増して下さい。
    表 5.4 HP-UXの大量の並列ネットや並列ジョブを使用する場合のカーネルパラメータ

    パラメータ

    maxuprc

    ≧ 同一のユーザーで同時に起動するプロセスの最大数

    センサーログ監視にて、telnet/SSH接続を使用したログ監視を行う場合、下記のカーネルパラメータの値が以下より大きいことを確認します。値が小さい場合、最低以下の値まで加増して下さい。
    加増した後は、スレーブptyデバイスをインストールしてください。(insfコマンド(insf -eC pseudo))
    表 5.5 HP-UXのセンサーログ監視のtelnet/SSH接続を使用したログ監視時のカーネルパラメータ

    パラメータ

    nstrpty

    デフォルト値+SSH接続を使用したセンサーログ監視定義数

    nstrtel

    デフォルト値+telnet接続を使用したセンサーログ監視定義数

5.1.3.3. ログインマネージャー設定ファイルの設定

  • Amazon Linux

    /etc/systemd/logind.confファイルを確認し、RemoveIPC の設定に yes 設定されている場合や、yes がデフォルト値となっている場合は no を設定する様に変更して下さい。

注釈

yes が設定されている場合や、yes がデフォルト値となっている場合、共有メモリ、セマフォが消える不具合が発生する場合があります。
Amazon LinuxのAMIにより、RemoveIPCが yes が設定またはデフォルト値となっている場合があります。

5.1.3.4. 名前解決の設定

千手システムはノードIDを参照してお互いに通信を行います。そのため、通信を行うノードについてノードIDとIPアドレスがhostsファイルに登録されている必要があります。

注釈

DNS環境でも千手システムは利用可能です。ただし、ホスト名からIPアドレスを参照する時の性能の問題で、hostsに記述されることを推奨します。

  • 設定内容
    千手エージェントが通信するノードについてノードIDとIPアドレスを登録します。
    各OSのシステム管理ツール(HP-UXはsam、Solarisはadmintoolなど)あるいは、viエディタなどを用いて/etc/hostsを編集して下さい。
    • 千手マネージャ

    • 千手エージェント(自分自身)

    • 千手エージェントが監視する千手センサー

    例:/etc/hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.127 hp002                    # 千手エージェント
    192.168.84.128 red07                    # 千手センサー
    192.168.84.129 lin10                    # 千手センサー
    
    デフォルトでは、ホスト名がノードIDとして設定されます。(ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。)
    ホスト名と異なるノードIDを使用したい場合やホスト名にノードIDに使用できない文字が含まれる場合ノードIDを変更できます。(詳しくは インストールパラメータの設定「Senju Node ID (ノードIDの設定)」 を参照してください。)

    この場合、hostsにはノードIDをホスト名のエイリアスとして登録します。(詳しくは セットアップガイド「千手エージェントのホスト名が63バイトを超える場合の設定」 を参照してください。)

    例:/etc/hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.127 host_name        hp002   # 千手エージェント
    192.168.84.128 red07                    # 千手センサー
    192.168.84.129 lin10                    # 千手センサー
    
    千手エージェントのノードIDをhostsに記載できない場合、ロングホスト名機能を利用することで対応できます。(詳しくは インストールパラメータの設定「 Senju Long Host Name (千手ロングホスト名の設定)」 を参照してください。)

    この場合、hostsにはロングホスト名を登録します。

    例:/etc/hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.127 host_name                # 千手エージェント
    192.168.84.128 red07                    # 千手センサー
    192.168.84.129 lin10                    # 千手センサー
    

5.1.3.5. アカウントの登録

  • 説明

    千手エージェントを稼働させるために必要なアカウントを登録します。

  • 設定内容
    作業は、各OSのシステム管理ツールあるいは、vi、vipw等、そのOSに適したコマンドを利用してアカウントの登録を行って下さい。
    • アカウント名称
      • 千手エージェントの稼働アカウントは8バイト以内として下さい。

      • 稼働アカウントとして root は使用できません。また、OSに予約されたアカウント等、特別なアカウントを千手エージェントの稼働アカウントとはしないで下さい。

      • Solarisにおいて特別な権利プロファイルが付いているユーザーを千手エージェントの稼働アカウントにしないでください。

    • ログインシェル
      稼働アカウントのログインシェルはbash/cshをサポートします。アカウント作成時に設定をしてください。

      警告

      • HP-UX, AIX の場合、ログインシェルはcshのみサポートします。

      • Solaris 11.4 の場合、ログインシェルはbash/tcshをサポートします。cshはサポート対象外です。

    • ホームディレクトリ

      稼働アカウントのホームディレクトリのパスは、半角英数字50バイト以内で設定して下さい。

    • その他
      作成した千手稼働アカウントで以下の作業を行い、作成したアカウントのホームディレクトリのアクセス権を変更して下さい。
      % cd $HOME
      % chmod 755 .
      

5.1.3.6. デフォルトの通信制限について

OS設定によって、千手システムで利用する通信が使えなくなっていることがあります。主に以下の理由から千手システムで利用する通信が使えません。
  • ファイアウォール機能が有効になっていて、千手システムで利用する通信が制限されている。

千手システムの通信が行えるように、これらの機能、制限を無効にするか、適切に設定することにより、制限を緩和する必要があります。千手システムで使用している通信情報(プロトコル、ポート番号)はリリースノートを参照して下さい。

5.1.3.7. コマンドインタープリタについて

ログインシェルにcshを使用する場合、一部のディストリビューションでは、千手システムで利用するコマンドインタープリタ csh がデフォルトでは利用できないことがあります。その場合、tcshへのシンボリックリンクを作成するなどして、csh が利用できるようにして下さい。

5.1.3.8. インストール環境の確認について

インストール時に千手システムで必要となるコマンドの利用可能状況についてチェックしています。

以下のようなWARNINGやERRORが出力された場合はリリースノートに記載されている稼働環境をご確認ください。 なお、SELinux(Permissiveモードのみ)が有効な場合においても警告が出力されますが、そのままインストールを進めることが可能です。

例)
INFO : Checking OS settings...
        :
WARN : OS Command not found. [xxxxx]
WARN : Service is not running [xxxxx]
ERROR : OS Library not found. [xxxxx]
ERROR : OS pre-check [FAILED]

注釈

SELinuxを無効化せずにPermissiveモードで利用している環境では、WARNINGが出力されます。

例)
        :
WARN : SELinux is Enforcing
対象のコマンド、およびインストールされていない場合の影響については、以下の表を参照して下さい。
表 5.6 チェック対象パッケージ一覧

チェック項目

HP-UX

Solaris

AIX

Linux

チェック不正時の主な影響

at

日替わり処理が使用できない

fuser

ジョブスケジュールの機能が一部使用できない

gzip

パッチがインストールできない
ログ収集機能が使用できない

vmstat

モニタリングの機能が一部使用できない

bc

コンフィグレーションの「千手構成管理項目」で一部の情報取得ができない

sar

モニタリングの機能が一部使用できない

perl

モニタリングの機能が一部使用できない

tar

千手システムのインストールができない

5.1.4. インストール

ここではUNIX/Linux版千手エージェントをインストールする場合について説明します。

  • インストーラの動作について
    ログインアカウントをrootに変更してインストーラを実行すると以下のように動作します。
    必要に応じて各種パラメータを設定します。

    注釈

    • [value] の値はデフォルト値になります。何も入力せずエンターを押した場合、デフォルト値が設定されます。

    • [Y/n]Yes / No を入力することを意味します。何も入力せずエンターを押した場合、大文字がデフォルト値となります。

    # cd <千手ホームディレクトリ>
    # /path/to/senju_agt-2300-nn-xxxxxx-xxxx-nnnnnnnn.bin
    ********************************************************************************
    
                           Senju DevOperation Conductor 2023
    
                     Copyright (C) Nomura Research Institute, Ltd.
    ********************************************************************************
    
    INFO : Checking OS settings...
    INFO : This Senju Agent is a Default Agent.
    
    This program will install the Senju Agent version 24.0.0 on your server.
    You are recommended that you finish any other installers before continuing.
    Are you ready to continue? [Y/n] :
    
    ---- Senju Service Account Name ------------------------------------------------
    
    Please enter a local account that runs the Senju service.
    
    User Name [senju] :
    
    ---- Senju Node ID -------------------------------------------------------------
    
    Please enter the Senju Node ID.
    
    Senju Node ID [lion] :
    
    ---- Senju Long Host Name ------------------------------------------------------
    
    Please enter the Senju Long Host Name.
    
    Senju Long Host Name [N/A] : lion.csdev.co.jp
    
    ---- Senju Domain Name ---------------------------------------------------------
    
    Please enter the Senju Domain Name.
    
    Senju Domain Name [N/A] : gaia
    
    ---- Installation Directory ----------------------------------------------------
    
    Please select a directory to install the Senju Agent.
    
    SENJUHOME [/home/senju] :
    
    ---- Senju Character Code ------------------------------------------------------
    
    Please select your language for initial data configuration.
    
      [1] en_US
      [2] ja_JP.EUC
      [3] ja_JP.SJIS (Unsupported)
      [4] ja_JP.UTF8
    
    Please choose an option [2] :
    
    ---- Summary -------------------------------------------------------------------
    
    Senju User Settings
      User Name         [senju]
      Home Directory    [/home/senju]
    
    Global Settings
      Package Type      [Agent]
      Domain Name       [gaia]
      Node ID           [lion]
      Long Host Name    [lion.csdev.co.jp]
      SENJUHOME         [/home/senju]
      Language          [ja_JP.EUC]
    
    Is the selection above correct? [Y/n] : y
    
  • 千手エージェントのインストーラの準備
    千手システムの千手エージェントパッケージをインストールメディアから稼働マシンのディスク上にコピーします。

    参考

  1. ログイン

    千手エージェントの稼働アカウントでログインして下さい。

  2. 不要ファイルの削除
    インストーラを実行する前にインストール先ディレクトリの不要なファイルをすべて削除して下さい。
    % cd ~
    % rm -fr .[a-z]*
    

    注釈

    • 不要なファイルがある場合、パッケージが一部展開できず、千手システムが正しくインストールできないことがあります。

  3. インストーラの実行権限の変更
    インストーラに実行権限を設定します。
    # chmod +x senju_agt-2300-nn-xxxxxx-xxxx-nnnnnnnn.bin
    
  4. インストーラの実行
    ログインアカウントをrootに変更してインストーラを実行します。
    # cd <千手ホームディレクトリ>
    # /path/to/senju_agt-2300-nn-xxxxxx-xxxx-nnnnnnnn.bin
    

5.1.4.1. インストールパラメータの設定

  • Senju Service Account Name (千手稼働アカウントの指定)
    千手稼働アカウントを指定します。 事前に アカウントの登録 で作成した千手アカウントを指定してください。
    Please enter a local account that runs the Senju service.
    
    User Name [senju] :
    
  • Senju Node ID (ノードIDの設定)
    ノードIDを設定します。ノードIDのデフォルト値はホスト名が設定されます。
    ホスト名と異なるノードIDを使用したい場合やホスト名にノードIDに使用できない文字が含まれる場合、ノードIDを変更してください。
    千手システムではノードIDでノードを区別しますので他のノードと異なるノードIDを設定下さい。
    Please enter the Senju Node ID.
    
    Senju Node ID [mynode1] :
    

    注釈

    ノードIDには以下の制限があります。
    • ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。

    • 千手システムでは、ノードIDの大文字/小文字を区別します。
      千手ブラウザに登録する際は大文字小文字も一致させてください。

    • ノードIDで名前解決ができるようにして下さい。

  • Senju Long Host Name (千手ロングホスト名の設定)
    千手ロングホスト名を設定します。
    上記のノードIDはhostsに記載しますが、ノードIDをhostsに記載できない場合にロングホスト名を設定します。
    Please enter the Senju Long Host Name.
    
    Senju Long Host Name [N/A] :
    

    注釈

    千手ロングホスト名には以下の制限があります。
    • 千手ロングホスト名として使用できる文字は、253バイト以内の半角英数字です。

    • 千手システムでは、ロングホスト名の大文字/小文字を区別します。
      千手ブラウザに登録する際は大文字小文字も一致させてください。

    • 千手ロングホスト名を設定した場合、ロングホスト名で名前解決ができるようにして下さい。

  • Senju Domain Name (千手ドメイン名の設定)
    千手エージェントを接続する千手ドメイン名(千手マネージャ名)のノードIDを設定します。
    Please enter the Senju Domain Name.
    
    Senju Domain Name [N/A] : mydomain
    

    注釈

    • 千手ドメイン名(千手マネージャ名)のノードIDは大文字/小文字を一致させてください。

  • Installation Directory (インストール先の指定)
    千手エージェントのインストール先を指定します。
    千手稼働アカウントのホームディレクトリを指定して下さい。
    Please choose a directory to install the Senju Manager.
    
    SENJUHOME [/home/senju] :
    

    注釈

    インストール先のディレクトリには以下の制限があります。
    • ディレクトリのパスは、半角英数字50バイト以内で設定して下さい。

    • ネットワーク上のディレクトリは指定できません。

  • Senju Character Code (文字コードの設定)
    千手エージェントの文字コードを指定します。
    Please select your language for initial data configuration.
    
      [1] en_US
      [2] ja_JP.EUC
      [3] ja_JP.SJIS
      [4] ja_JP.UTF8
    
    Please choose an option [2] :
    

    注釈

    千手稼働アカウントの文字コードとして設定されます。

5.1.4.2. インストールパラメータの確認

  • Summary
    設定した内容が問題ないことを確認します。
    問題なければ「 y 」を入力して下さい。設定に間違いや、再変更する必要がある場合は「 n 」を入力して下さい。
    Senju User Settings
      User Name         [senju]
      Home Directory    [/home/senju]
    
    Global Settings
      Package Type      [Agent]
      Domain Name       [mydomain]
      Node ID           [mynode1]
      Long Host Name    [N/A]
      SENJUHOME         [/home/senju]
      Language          [ja_JP.EUC]
    
    Is the selection above correct? [Y/n] :
    

    警告

    • 千手は Node ID (ノードID)でノードを管理します。千手ブラウザに登録する際はノードIDの大文字小文字も一致させてください。

5.1.4.3. インストール状況の確認

  • 千手エージェント起動の指定
    インストーラの最後に千手エージェント起動の有無を指示します。
    起動する場合は「 y 」を入力して下さい。あとで起動する場合は「 n 」を入力して下さい。
     ・
     ・
    INFO : Setup has finished installing the Senju Agent on your server.
    Do you want to start the Senju Agent? [Y/n] :
    
  • インストーラの終了
    y 」を入力すると千手エージェントが起動します。
    以下のように INFO : The Senju Agent installation is completed successfully. が表示されればインストールは成功です。
    sj_boot.com : 通信プラットフォームを確認します。
    sj_boot.com : 通信プラットフォームは正常です。
    sj_start.com : 既存のプロセスを停止します。しばらくお待ちください。
    sj_start.com : 監視サブシステムを起動します。
     ・
     ・
    sj_start.com : しばらくお待ちください。 . . done
    
    sj_start.com : 実行が成功しました
    
    INFO : The Senju Agent installation is completed successfully.
    

5.1.5. 千手エージェントの起動

千手エージェントのインストールは終了しましたがこの状態では千手エージェントとして利用できません。利用するためには千手ブラウザから以下の作業が必要です。
  1. 千手エージェントの登録

  2. 千手エージェントの千手システムの起動

参考

作業については セットアップガイド「千手エージェントの登録」 を参照して下さい。

5.1.6. インストール後の設定

千手システムを稼働させるために必要な場合に設定を行います。

  • 環境設定ファイル
    千手システムを正常に稼働させるために、千手稼働アカウントの環境設定ファイルを千手独自のものに入れ替えます。
    この環境設定ファイル(.cshrc, .login, .profileなど)の内容は変更しないで下さい。
    千手稼働アカウントの環境設定をカスタマイズする場合、以下のユーザ環境設定ファイルを修正してください。
    • ログインシェルが cshの場合 : <千手ホームディレクトリ>/dat/opt/sjusercshrc

    • ログインシェルが bashの場合 : <千手ホームディレクトリ>/dat/opt/sjusershrc

    注釈

    ユーザ環境設定ファイルを変更した場合、千手システムの再起動が必要です。

5.1.7. インストール後の環境

千手システムをインストールした場合、いくつかのシステム環境が変更されます。以下では、UNIX版エージェントのインストール時に変更される内容について述べます。

5.1.7.1. システム環境

千手システムをインストールした場合、以下のように変更されます。

  • at 実行の許可設定
    ファイルat.allowまたはat.denyの内容を変更します。また、変更した場合はバックアップファイルが作成されます。ジョブネットの起動や千手システムの日替わり処理のために千手稼働アカウントでのatコマンドの実行を可能にします。(格納ディレクトリはOSによって異なります。)
    表 5.7 at 実行の許可設定

    OS

    ディレクトリ

    Linux

    /etc/

    HP-UX

    /usr/lib/cron

    Solaris

    /etc/cron.d/

    AIX

    /var/adm/cron

  • システムブート処理の登録
    ディレクトリ/etcに起動スクリプトがコピーされ、シンボリックリンクが設定されます。ブートシーケンスへの組み込み方法はOSにより異なります。このスクリプトがブート時に実行されて千手システムのバックグランドデーモンが起動します。

    注釈

    • 千手エージェントの千手稼働アカウントが senju 以外の場合、起動スクリプト、起動スクリプトのシンボリックリンク名はユーザ名サフィックスが付加されます。

    • 例) 千手稼働アカウントが senju1 の場合、 /etc/init.d/senju_agt_senju1

    表 5.8 システムブート処理の登録

    OS

    ディレクトリ

    内容

    Linux

    /etc/init.d/senju_agt

    起動スクリプト

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc0.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc1.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc6.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc3.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc4.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Red Hat)

    /etc/rc.d/rc5.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc0.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc1.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc2.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc6.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc3.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc4.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(Ubuntu)

    /etc/rc5.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(SLES)

    /etc/init.d/rc3.d/S50senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(SLES)

    /etc/init.d/rc3.d/K50senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(SLES)

    /etc/init.d/rc5.d/S50senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Linux(SLES)

    /etc/init.d/rc5.d/K50senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    HP-UX

    /sbin/init.d/senju_agt

    起動スクリプト

    HP-UX

    /sbin/rc0.d/K030senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    HP-UX

    /sbin/rc3.d/S990senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Solaris

    /etc/init.d/senju_agt

    起動スクリプト

    Solaris

    /etc/rc0.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Solaris

    /etc/rc3.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Solaris x86

    /etc/init.d/senju_agt

    起動スクリプト

    Solaris x86

    /etc/rc0.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    Solaris x86

    /etc/rc3.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    AIX

    /etc/rc.d/init.d/senju_agt

    起動スクリプト

    AIX

    /etc/rc.d/rc2.d/S90senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

    AIX

    /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

    起動スクリプトのシンボリックリンク

  • シンボリックリンクの作成[ /usr/bin ]
    /usr/binから千手ホームディレクトリ下の千手コマンドへのシンボリックリンクが作成されます。千手稼働アカウントとは別のアカウントで、顧客システムのジョブなどの実行を可能とします。
    表 5.9 対象登録ファイル一覧

    パス

    内容

    /usr/bin/sjANM_delete_report

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_exec

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_kill

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_ps

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_sendmsg

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_sendmsgEx

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjANM_update_report

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjMSG_replymsg

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjPEX_deljoblog

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjPEX_deltrigger

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sjPEX_sendtrigger

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sj_hostname

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sj_waitfile

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    /usr/bin/sj_logger

    千手システムコマンドのシンボリックリンク

    注釈

    • マルチエージェント環境の場合、サブエージェントのインストールではシンボリックリンクは作成されません。

    • 顧客システムのジョブなどを千手稼働アカウント以外のアカウントで実行する際は、千手コマンドをフルパスで指定するか、ジョブ実行アカウントのユーザー環境変数に、使用する千手システムのホームディレクトリ/bin へのパスを登録して下さい。

  • ディレクトリの作成

    /etc/ にsenju.conf.dディレクトリが作成されます。 該当マシンで稼働する千手システムの基本情報が格納されます。

  • スタックサイズの上限値を変更します。
    千手システムを正常に稼働させるために、千手起動プロセスのスタックサイズ上限値を変更します。
    表 5.10 対象登録ファイル一覧

    ファイル

    内容

    $SENJUHOME/.cshrc

    limit stacksize unlimited を設定します。

    $SENJUHOME/.profile

    ulimit -s unlimited を設定します。

5.1.7.2. ディレクトリ構成

エージェントをインストールした後のディレクトリ構成は次のようになります。
/etc/senju.conf.d/        千手基本情報設定関連

$SENJUHOME
├/bin                  実行モジュール
├/dat                  定義ファイル(参照用)
├/ext                  AP サーバー監視用ライブラリファイル
├/inc                  開発用ヘッダファイル
├/install              インストール関連ファイル
├/lib                  ライブラリファイル
├/log                  ログファイル
├/samples              開発用サンプルファイル
├/store                蓄積ファイル
└/tmp                  テンポラリファイル

5.1.8. アンインストール

  • 説明

    千手エージェントをアンインストールするために必要な作業を行いますが、UNIX/Linux版千手エージェントのアンインストーラはありません。
    千手稼働アカウントや千手ホームディレクトリの削除、OSのシステムディレクトリにインストールされた起動スクリプト、シンボリックリンク、ライブラリの削除やOSの設定ファイルを再編集などを手動で行います。

    • 千手エージェントのアンインストール

    • 登録情報の削除

    • エージェント情報の消去

    警告

    • マルチエージェント環境の場合、他の千手エージェントをアンインストールしないように注意してください。

    • 現在使用中の環境を破壊してしまう恐れがありますので、rootアカウントでの作業は注意して行って下さい。

    • 稼働OSや千手のパッチの適用状況により、シンボリックリンクや設定等が存在しない場合があります。

  • 千手エージェントのアンインストール

    UNIX/Linux版千手エージェントを削除する場合、以下の作業を行って下さい。

    1. 千手稼働アカウントで実行するもの
      • 千手システムの停止
        千手稼働アカウントでログインし、以下コマンドを実行して千手システムを停止させます。
        % sj_halt.com -f
        
      • 日替わり処理等の削除

        at -l コマンドにて表示される処理を at -r または atrmコマンドにて削除します。

    2. rootアカウントで実行するもの
      • at実行許可設定の解除

        at.allowが存在する場合、千手稼働アカウントの設定を削除します。 (ファイルの格納ディレクトリはOSによって異なります。)

      • インストール時に登録された起動スクリプト、シンボリックリンク、ライブラリファイルの削除

        千手ホームディレクトリ以外に登録された各種ファイルを削除します。

        注釈

        • 千手エージェントの千手稼働アカウントが senju 以外の場合、起動スクリプト、起動スクリプトのシンボリック名はユーザ名サフィックスが付加されます。

        • 例) 千手稼働アカウントが senju1 の場合、 /etc/init.d/senju_agt_senju1

        • サブエージェントを削除する時
          表 5.11 削除対象ファイル一覧

          OS

          パス

          内容

          Linux

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc1.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc6.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc4.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc5.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc1.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc6.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc4.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc5.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc3.d/S50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc3.d/K50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc5.d/S50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc5.d/K50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          HP-UX

          /sbin/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          HP-UX

          /sbin/rc0.d/K030senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          HP-UX

          /sbin/rc3.d/S990senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Solaris

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris x86

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Solaris x86

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris x86

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          AIX

          /etc/rc.d/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          AIX

          /etc/rc.d/rc2.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          AIX

          /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

        • すべての千手エージェントを削除する時
          表 5.12 削除対象ファイル一覧

          OS

          パス

          内容

          Linux

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc1.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc6.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc4.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Red Hat)

          /etc/rc.d/rc5.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc1.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc6.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc4.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(Ubuntu)

          /etc/rc5.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc3.d/S50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc3.d/K50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc5.d/S50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Linux(SLES)

          /etc/init.d/rc5.d/K50senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          HP-UX

          /sbin/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          HP-UX

          /sbin/rc0.d/K030senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          HP-UX

          /sbin/rc3.d/S990senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Solaris

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris x86

          /etc/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          Solaris x86

          /etc/rc0.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          Solaris x86

          /etc/rc3.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          AIX

          /etc/rc.d/init.d/senju_agt

          起動スクリプト

          AIX

          /etc/rc.d/rc2.d/S90senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          AIX

          /etc/rc.d/rc2.d/K30senju_agt

          起動スクリプトのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_delete_report

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_exec

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_kill

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_ps

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_sendmsg

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_sendmsgEx

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjANM_update_report

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjMSG_replymsg

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjPEX_deljoblog

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjPEX_deltrigger

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sjPEX_sendtrigger

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sj_hostname

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sj_waitfile

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

          ALL

          /usr/bin/sj_logger

          千手システムコマンドのシンボリックリンク

        警告

        • 削除する千手エージェントの千手稼働アカウントの千手ホームディレクトリ下へのシンボリックリンクファイル以外は削除しないよう注意して下さい。

        • すべての千手エージェントを削除する時の手順を実施する際には、他に千手エージェントが稼働していないことを確認して下さい。実施した場合に他のエージェントが正常に稼働しなくなります。

      • 千手ホームディレクトリの削除

        千手稼働アカウントのホームディレクトリを削除します。

      • 千手稼働アカウントの削除

        各OSのシステム管理ツール、あるいは、vipw等、そのOSに適したコマンドを利用して千手稼働アカウントの削除を行います。

      • エージェント情報の削除

        すべての千手エージェントを削除する時は、/etc/senju.conf.d を削除します。

        マルチエージェントの一部のエージェントをアンインストールした場合は、以下の手順でアンインストールしたエージェント情報を削除します。

        アンインストールした千手稼働アカウントのホームディレクトリを削除した後に、rootユーザーで以下のコマンドを実行してください。

        # cd <アンインストールしていないエージェントの千手ホームディレクトリ>
        # bin/sjCOM_deleteNoExistAgentSjmulti
        
      • テンポラリファイルの編集

        /tmp 以下にオーナーが千手稼働アカウントのファイルが存在する場合は削除します。

      • OS設定変更の解除

        千手を使用するためにOSの設定を変更している場合、不要な場合は設定を元に戻します。(OS設定については カーネル再構築 を参照して下さい。)

      • 千手ドメイン情報の削除

        /etc/hosts から、不要な場合は千手マネージャと千手エージェントおよび、千手センサーの登録を削除して下さい。

      • マシンの再起動

        以上でUNIX/Linux版千手エージェントのアンインストール作業は終了です。
        なお、マシンをリブートする事により、千手システムが使用していた共有メモリを削除する事ができます。

        注釈

        sj_halt.com -fを実行した際、ファイルチェックプロセス(sjPEX_filechkd)が使用しているセマフォ「0x99000792」は削除されません。マシンをリブートすると削除されますがリブートできない場合、以下の手順でセマフォを削除してください。

        (例)
        % ipcs -s | grep 0x99000792
        0x99000792 884742 senju 666 1
        
        3番目の項目 senju が、セマフォのオーナーになります。
        2番目の項目“884742”が削除時に指定するsemidになります。以下のコマンドで削除します。
        (Linuxの場合)
        % ipcrm sem [0x99000792 の semid]
        
        (UNIXの場合)
        % ipcrm -s [0x99000792 の semid]
        

5.1.8.1. アンインストール後の作業

千手ブラウザから千手エージェントの登録情報などを削除します。

  1. 登録情報の削除

    千手ブラウザより、千手エージェントの登録情報を削除します。作業については セットアップガイド 「千手エージェント登録情報の削除」 を参照して下さい。

  2. エージェントの情報の消去

    千手マネージャに保持されている千手エージェント情報を消去します。 作業については セットアップガイド 「千手エージェント登録情報の削除」 を参照して下さい。

5.2. Windows版千手エージェント

ここでは、Windows版千手エージェントのインストールについて説明します。

注釈

  • この節では、基本的にはローカルユーザーでインストールした場合についての記述を行っています。

  • 千手稼働アカウントがドメインユーザーの場合は、ローカルグループAdministratorsをグローバルグループ Domain Adminsに読み替えて下さい。

  • この節の説明で、OSの設定に関する部分の画面や呼び出し方について、ご利用のOSにより一部異なる場合があります。その際は、ご利用のOSに則って設定して下さい。

5.2.1. 稼働環境

千手システムの稼働環境(OSバージョン、パッケージなど)はリリースノートを参照して下さい。

ベンダーの修正プログラムの適用が必要な場合がありますのでご注意下さい。

5.2.2. 制限事項

Windows版千手エージェントを利用するにあたり次の制限事項があります。
  • ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。

  • ロングホスト名として使用できる文字は、253バイト以内の半角英数字および、ハイフン、ドットです。

  • 千手稼働アカウントは、20バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

  • 千手稼働アカウントのホームフォルダのパスは、50バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

  • インストール先ファイルシステムは、NTFSを推奨します。

  • 千手システムはDNSやWINS環境でも利用可能ですが、ホスト名からIPアドレスを参照するときの性能の問題で、hostsファイルを利用されることを推奨します。

  • 千手エージェントと千手マネージャ間の通信はIPv6には対応していません。

  • 千手エージェントと千手センサーとの通信の場合のみ、IPv6に対応しています。 「セットアップガイド」「IPv6が設定された千手センサーについて」 を参照して下さい。

  • Windowsファイアウォール機能が有効となっている環境では、セットアップガイド 「カスタマイズ/オプション機能の設定」「Windowsファイアウォール環境での設定」 を参照して通信を許可する設定を行って下さい。

権限について次の制限事項があります。
  • 千手稼働アカウントは、デフォルトで設定されている Administrators グループが保持する権限を必要とします。

  • ユーザーアカウント制御(UAC:User Account Control)機能が「有効」の状態では、一部の機能に制限事項があります。詳しくは、 リリースノート「サポートOSに関する機能的な制限事項」 を参照して下さい。

警告

Windowsでは、デフォルトでユーザーアカウント制御が有効になっています。「無効」にする場合は、以下2つを設定して下さい。
  • [ユーザー アカウントの変更]の[ユーザー アカウント制御の設定]で、「通知しない」にする。

  • [ローカル セキュリティ ポリシー]の[セキュリティ オプション]で、[ユーザーアカウント制御:管理者承認モードですべての管理者を実行する]を「無効」にする。

5.2.2.1. コンポーネントの制限事項

  • 千手エージェントに千手DBコンポーネントや千手WEBコンポーネントをインストールする場合、バージョンはすべて千手マネージャと同一である必要があります。

  • ロングホスト名を設定した千手エージェントに、千手DBコンポーネントをインストールすることはできません。
    千手DBコンポーネントの制限事項は 制限事項 も参照して下さい。

  • ロングホスト名を設定した千手エージェントに、千手WEBコンポーネントをインストールすることはできません。
    千手WEBコンポーネントの制限事項は 制限事項 も参照して下さい。

5.2.2.2. ローカルシステムアカウントでインストールした際の注意事項

Windows版千手エージェントをローカルシステムユーザで稼働させる際の注意事項です。
  • 千手コマンドを実行する場合は、ユーザーコマンドに登録し、ユーザーコマンドからコマンドの実行を行って下さい。ユーザーコマンドへの登録および実行は、ユーザーズガイド 「千手ブラウザ(共通編)」「ユーザーコマンド」 を参照して下さい。

  • ジョブスケジュールにて、 千手使用者(senju) を指定している動作環境にて、Windowsのアプリケーションを画面を表示して実行する(環境変数"SJ_PEX_GUI_SHOW"を設定)場合、ジョブの起動に失敗します。千手稼働アカウント以外のアカウントで実施してください。

  • モニタリングにて、SQL Server監視を行う場合の制限事項は、ユーザーズガイド「モニタリング(補足事項)」の「SQL Server監視の制限事項」を参照下さい。

  • モニタリングにて、「TELNETポート稼働確認」、「TELNET所要時間(ミリ秒)」の監視を行う場合の制限事項は、ユーザーズガイド「モニタリング(補足事項)」の「「TELNETポート稼働確認」「TELNET所要時間」の制限事項」を参照下さい。

5.2.2.3. その他の制限事項

  • 1台のノードに複数の千手エージェントをインストールする場合や千手マネージャと千手エージェントを共存する場合は、 マルチエージェントのインストール も参照して下さい。

  • ローカルシステムアカウントでインストールした場合、マルチエージェントにすることはできません。

5.2.3. インストール前の準備

千手システムを利用するためにはOSパッチの適用や設定が必要です。それぞれ、ご使用の環境をご確認の上設定して下さい。

参考

  • 千手を稼働させるための詳細な情報についてはリリースノートを参照して下さい。

5.2.3.1. OSパッチについて

千手システムのインストール前に下記のOSパッチを適用して下さい。下記の情報(文書番号)は確認した当時のものになります。最新の情報についてはベンダーにお問い合わせ下さい。 また、Service Packにて対策されている場合があります。Service Packを適用されている環境ではベンダーにお問い合わせいただき適切に対応願います。

  • Windows Server 2012

    参考

    修正プログラムの適用条件などについては、下記のWebサイトを確認して下さい。
  • Windows Server 2012 (OSを仮想環境で稼働させている環境)

    参考

    Wpdbusenum.dllのバージョンが6.2.9200.16548(GDR)よりも低い環境で、システムドライブ(C:)以外のドライブに千手システムをインストールする場合インストール前に修正プログラムを適用して下さい。
    修正プログラムの適用条件などについては、下記のWebサイトを確認して下さい。

5.2.3.2. 名前解決の設定

千手システムはノードIDを参照してお互いに通信を行います。そのため、通信を行うノードについてノードIDとIPアドレスがhostsファイルに登録されている必要があります。

注釈

DNS環境、WINS環境でも千手システムは利用可能です。ただし、ホスト名からIPアドレスを参照する時の性能の問題で、hostsに記述されることを推奨します。

  • 設定内容
    千手エージェントが通信するノードについてノードIDとIPアドレスを登録します。
    メモ帳("notepad.exe")などを用いて%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsファイルを編集して下さい。
    • 千手マネージャ

    • 千手エージェント(自分自身)

    • 千手エージェントが監視する千手センサー

    例:%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.130 win01                    # 千手エージェント
    192.168.84.135 win30                    # 千手センサー
    192.168.84.136 win40                    # 千手センサー
    
    デフォルトでは、コンピュータ名がノードIDとして設定されます。(ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。)
    コンピュータ名と異なるノードIDを使用したい場合やコンピュータ名にノードIDに使用できない文字が含まれる場合ノードIDを変更できます。(詳しくは インストールパラメータの設定「ノードIDと千手ロングホスト名の設定」 を参照してください。)

    この場合、hostsにはノードIDをホスト名のエイリアスとして登録します。(詳しくは セットアップガイド「千手エージェントのホスト名が63バイトを超える場合の設定」 を参照してください。)

    例:%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.130 host_name        win01   # 千手エージェント
    192.168.84.135 win30                    # 千手センサー
    192.168.84.136 win40                    # 千手センサー
    
    千手エージェントのノードIDをhostsに記載できない場合、ロングホスト名機能を利用することで対応できます。(詳しくは インストールパラメータの設定「ノードIDと千手ロングホスト名の設定」 を参照してください。)

    この場合、hostsにはロングホスト名を登録します。

    例:%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsの記述
    192.168.84.125 hostA                    # 千手マネージャ
    192.168.84.130 host_name                # 千手エージェント
    192.168.84.135 win30                    # 千手センサー
    192.168.84.136 win40                    # 千手センサー
    

5.2.3.3. アカウントの登録

千手エージェントを稼働させるためには千手稼働アカウントが必要です。Windowsにローカルログオンしている場合、インストーラでアカウントを設定することができます。

参考

ドメインユーザーにて千手を稼働させる場合、インストーラでのアカウント作成は行いません。事前に ドメインユーザーの設定 を参照し作成して下さい。

警告

千手稼働アカウントがメンバーサーバーのローカルアカウントの場合、ドメインのセキュリティポリシーを継承する設定になっている環境では、ドメインコントローラ側で設定が必要です。 ドメインユーザーの設定 を参照して下さい。

5.2.3.4. エラー報告の設定

千手システム稼働ノードでアプリケーションエラー発生時に表示されるポップアップを抑止するため、エラー報告の設定を行います。例として、Windows Server 2016 の設定手順を記載します。
  • 設定内容
    • ローカルグループポリシーエディタの起動
      Windows の[スタート] ボタンをクリックします。 [検索の開始] ボックスに「gpedit.msc」と入力し、 Enter キーを押します。
      _images/win_gpedit_msc.jpg
    • Windowsエラー報告の選択
      ローカルグループポリシーエディタの左ツリーで、 [コンピュータの構成] - [管理者用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [Windows エラー報告]を選択します。
      _images/win_error_report.jpg
    • 項目を「有効」に設定
      「重大なエラーが発生したユーザーインターフェイスを表示しないようにする」の項目を「有効」に設定し、 [OK]を選択します。
      _images/win_disable_critical_report.jpg
    • ローカルグループポリシーエディタの終了

      設定後、ローカルグループポリシーエディタを終了します。 以上で、エラー報告の設定は完了です。

5.2.3.5. デフォルトの通信制限について

OS設定によって、千手システムで利用する通信が使えなくなっていることがあります。主に以下の理由から千手システムで利用する通信が使えません。
  • Windowsファイアウォール機能が有効になっていて、千手システムで利用する通信が制限されている。

千手システムの通信が行えるように、これらの機能、制限を無効にするか、適切に設定することにより、制限を緩和する必要があります。千手システムで使用している通信情報(プロトコル、ポート番号)はリリースノートを参照して下さい。

注釈

Windowsファイアウォールの操作につきましては、セットアップガイド 「カスタマイズ/オプション機能の設定」「Windowsファイアウォール環境での設定」 を参照してください。

5.2.3.6. ドメインユーザーの設定

ドメインコントローラ、メンバーサーバーにてドメインユーザーを使用して千手を稼働させる場合、ドメインユーザーに千手を稼働させるための設定が必要です。

警告

メンバーサーバーのローカルアカウントにて千手を稼働させる場合でも、ドメインのセキュリティポリシーがローカルアカウントに継承される環境では、 ユーザアカウントの高度なユーザー権利の設定 が必要です。

  • 設定内容
    • Active Directoryのユーザアカウントを作成
      • ユーザアカウントの登録
        「コントロールパネル」-「管理ツール」-「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択し、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面を表示させます。ツリービューから「Users」を選択し、メニューバーから「操作」-「新規作成」-「ユーザー」を選択して、 ユーザーを新規登録します。
        _images/win_ad_mmc.jpg

        注釈

        アカウントは、20バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

      • ユーザアカウントのパスワード設定
        「次へ」ボタンを押下すると、以下の画面が表示されます。パスワードを設定してください。
        _images/win_user_account_dialog1.jpg
      • ユーザアカウント作成の完了画面
        「次へ」ボタンを押下すると、以下の画面が表示されます。パスワードを設定してください。「次へ」ボタンを押下すると、以下の画面が表示され、「完了」ボタンを押下すると、ユーザーの新規作成が完了します。
        _images/win_user_account_dialog2.jpg
    • ユーザーアカウントのグループ設定
      「コントロールパネル」-「管理ツール」-「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択し、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面を表示させ、ツリービューから「Users」を選択、リストビューから先ほど作成したユーザーをダブルクリックして、「プロパティ」画面を表示させます。「所属するグループ」タブを選択し、「追加」ボタンを押下して Domain Adminsを追加して下さい。
      _images/win_user_account_dialog3.jpg
    • ユーザーアカウントのプロファイル設定
      アカウントのフォルダを指定します。
      「コントロールパネル」-「管理ツール」-「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択し、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面を表示させ、ツリービューから「Users」を選択、リストビューからユーザーをダブルクリックして、「プロパティ」画面を表示させます。「プロファイル」を選択し、「ホームフォルダ」の「ローカルパス」に、アカウントのホームフォルダを指定して下さい。
      _images/win_user_account_dialog4.jpg

      注釈

      千手エージェントはホームフォルダにインストールされます。ホームフォルダの指定には以下の制限があります。
      • フォルダのパスに使用できる文字は、半角英数字で50バイト以内です。

      • 空白およびマルチバイト文字の含まれるフォルダは指定できません。

      • ネットワーク上のディスクは指定できません。

    • ユーザアカウントの高度なユーザー権利の設定
      千手稼働アカウントには、以下の権利を与えて下さい。
      • オペレーティングシステムの一部として機能

      • サービスとしてログオン

      • プロセスレベルトークンの置き換え

      • プロセスのメモリ クォータの増加

      「コントロール パネル」の「管理ツール」から「ドメインセキュリティ ポリシー」を選択します。「ローカル ポリシー」の下の「ユーザー権利の割り当て」 から各ポリシーを選択し、「操作」 →「プロパティ」で各プロパティ画面を表示させ、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」タブにて千手稼働アカウントに権利を与えて下さい。

5.2.4. インストール

ここではWindows版千手エージェントをインストールする場合について説明します。

  • 千手エージェントのインストーラの準備
    千手システムの千手エージェントパッケージをインストールメディアから稼働マシンのディスク上にコピーします。

    参考

  • インストーラの実行
    インストールノードに Administrators グループに所属するユーザーにてログオンして、インストーラを起動して下さい。

    ドメインユーザーで稼働させる場合は事前に ドメインユーザーの設定 で作成したドメインユーザーにてインストールノードにログオンして下さい。

    言語の選択
    セットアップに利用する言語を選択します。

    以下の画面が起動しますので、「日本語」を選択し、OKを押下します。

    _images/select_language_jp1.jpg
    再頒布可能パッケージのインストール
    Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージがインストールされていないか、インストーラーに同梱しているパッケージより古いパッケージがインストールされている場合、再頒布可能パッケージのインストールを行います。
    既にインストールしてあるファイルを上書きしない場合は、「いいえ(N)」を押してスキップしてください。
    _images/win_require_redist.jpg
    セットアップウィザードの開始
    以下の画面が起動しますので、[次へ]を押下して下さい。
    _images/win_agt_welcome.jpg

5.2.4.1. インストールパラメータの設定

  • 千手サービスアカウントの選択
    千手稼働アカウントの種類としていずれかを選択します。
    • ローカルアカウント

    • ローカルシステムアカウント
      _images/win_agt_select_user_type.jpg

      注釈

      • ローカルシステムアカウントを選択した場合、千手サービスアカウントの設定画面はスキップして、[千手ノードIDの設定]へ進みます。

  • 千手サービスアカウントの設定
    千手稼働アカウントを設定します。

    千手を稼働させるアカウントと、パスワードを二回([パスワード]および[再パスワード]欄に)入力して下さい。

    _images/win_agt_userpage_dialog1.jpg

    注釈

    千手サービスアカウントには以下の制限があります。
    • アカウントは、19バイト以内の半角英数字で指定して下さい。

    • アカウントが存在している場合、入力したアカウントを使用します。

      アカウントが存在していない場合、ここで入力したアカウント・パスワード情報で、千手アカウントを自動的に作成します。

  • ノードIDと千手ロングホスト名の設定
    ノードIDを設定します。ノードIDのデフォルト値はコンピュータ名が設定されます。
    コンピュータ名と異なるノードIDを使用したい場合やコンピュータ名にノードIDに使用できない文字が含まれる場合、ノードIDを変更してください。
    千手システムではノードIDでノードを区別しますので他のノードと異なるノードIDを設定下さい。
    ノードIDはhostsに記載しますが、ノードIDをhostsに記載できない場合にロングホスト名を設定します。
    _images/win_agt_nodeidpage_dialog1.jpg

    注釈

    ノードIDとロングホスト名は以下の制限があります。
    • ノードIDとして使用できる文字は、63バイト以内の半角英数字およびハイフンです。

    • ロングホスト名として使用できる文字は、253バイト以内の半角英数字および、ハイフン、ドットです。

    • 千手システムでは、ノードIDの大文字/小文字を区別します。
      千手ブラウザに登録する際は大文字小文字も一致させてください。

    • 千手ロングホスト名を設定した場合、ロングホスト名で名前解決ができるようにして下さい。

  • 千手ドメイン名の設定
    千手エージェントを接続する千手ドメイン名(千手マネージャ名)のノードIDを設定します。
    _images/win_agt_domainpage_dialog1.jpg

    注釈

    千手ドメイン名(千手マネージャ名)のノードIDは大文字/小文字を一致させてください。

  • インストール先の指定
    千手エージェントのインストール先を指定します。
    該当の千手稼働アカウントのホームフォルダ名を入力し[次へ]ボタンをクリックします。
    _images/win_agt_select_dirpage1.jpg

    注釈

    インストール先には以下の制限があります。
    • フォルダのパスは、半角英数字50バイト以内で設定して下さい。

    • ネットワーク上のフォルダは指定できません。

5.2.4.2. インストールパラメータの確認

  • 設定内容の確認

    設定した内容が問題ないことを確認します。
    問題なければ「インストール」を選択して下さい。設定に間違いや、再変更する必要がある場合は「戻る」ボタンを選択して下さい。

    _images/win_agt_ready_memo1.jpg
  • インストール状況

    インストール状況が表示されます。

    _images/win_agt_prrogress_bar.jpg
  • セットアップウィザードの完了
    千手エージェントを起動する場合は、「千手サービスを実行する」にチェックを入れた状態で「完了」ボタンを押して下さい。

    千手エージェントを起動しない場合は、「千手サービスを実行する」のチェックを外して下さい。

    _images/win_agt_end.jpg

5.2.4.3. インストール状況の確認

コマンドプロンプトから「net start」コマンドを実行することで、千手サービスの稼働状況を確認することができます。
以下が表示されればインストールは成功です。
net start
次の Windows サービスが開始されています:

   Senju_FTU_<千手稼働アカウント>
   Senju_main_<千手稼働アカウント>
   Senju_rexd_<千手稼働アカウント>

注釈

マシン起動時などにサービス起動に失敗することがあります。
コントロールパネルの[サービス]より千手サービスのスタートアップの種類を 「自動(遅延開始)」 にされることを推奨します。

5.2.5. 千手エージェントの起動

千手エージェントのインストールは終了しましたがこの状態では千手エージェントとして利用できません。利用するためには千手ブラウザから以下の作業が必要です。
  • 千手エージェントの登録

  • 千手エージェントの千手システムの起動

参考

  • セットアップガイド「千手エージェントの登録」 を参照して下さい。

警告

Windowsファイアウォール機能が有効となっている環境では、セットアップガイド 「カスタマイズ/オプション機能の設定」「Windowsファイアウォール環境での設定」 を参照して通信を許可する設定を行って下さい。

5.2.6. インストール後の設定

千手システムを稼働させるために必要なシステム環境の設定を行います。

5.2.6.1. 千手サービスの起動設定

マシン起動時などにサービス起動に失敗することがあります。
コントロールパネルの[サービス]より千手サービスのスタートアップの種類を 「自動(遅延開始)」 にされることを推奨します。

5.2.7. インストール後の環境

千手システムをインストールした場合、いくつかのシステム環境が変更されます。以下では、Windows版千手エージェントのインストール時に変更される内容について述べます。

5.2.7.1. システム環境

千手システムをインストールした場合、以下のように変更されます。
  • 千手稼働アカウント
    千手システムを稼働させるために必要なアカウント(千手稼働アカウント)が作成されます。
    アカウント、パスワードは インストールパラメータの設定千手サービスアカウントの設定 で指定したものになります。また、アカウントは、ローカルグループ Administrators に所属し、以下の高度なユーザー権利が与えられます。
    • オペレーティングシステムの一部として機能

    • サービスとしてログオン

    • プロセスレベルトークンの置き換え

    • プロセスのメモリ クォータの増加

  • 千手ホームフォルダ

    Windows版千手エージェントをインストールした先のフォルダを千手ホームフォルダと呼びます。
    千手エージェントをインストールすると、 インストールパラメータの設定インストール先の指定 で指定したフォルダが作成されます。
    千手ホームフォルダに読み取り実行権限をEveryoneグループに付与します。logフォルダは、フルコントロール権限をEveryoneグループに付与します。ただし、新規インストール時にそれ以上の権限が付与されていた場合は変更しません。

  • イベントログの設定
    イベントログに対して下記の設定が行われます。
    • システムログ、アプリケーションログの「最大ログサイズ」 が、 20480KB 未満の場合は、 20480KB に設定します。

    • 「イベントログの処理」または「ログサイズが最大値に達した時の操作」を「必要に応じてイベントを上書きする」に設定します。

  • レジストリの設定
    Windows版千手エージェントは次のレジストリキーを追加します。
    表 5.13 レジストリの設定

    レジストリキー

    内容

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\senju_agt_<数字>_is1

    コントロールパネルの「プログラムと機能」から実行される、アンインストールの情報が格納されています。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU\Environment

    千手情報を格納します。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU_<ユーザ名>\Environment

    千手環境変数を格納します。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services

    千手サービスの情報を格納します。

    警告

    これらのレジストリの値を変更された場合、千手の稼働は保障されません。またサポート外になりますのでご注意下さい。

  • 環境変数
    Windows 版千手エージェントは次の環境変数を登録します。環境変数はデフォルトエージェント、サブエージェント、などインストールした構成により変わります。
    • デフォルトエージェント
      表 5.14 デフォルトエージェントの環境変数

      環境変数

      環境変数名

      ユーザー環境変数

      SENJUHOME

      セットアップで入力した千手ホームフォルダ

      ユーザー環境変数

      SJ_LANG

      ja_JP.SJIS

      ユーザー環境変数

      SJ_ACCOUNT

      千手稼働アカウント

      システム環境変数

      Path

      千手ホームフォルダのbinを追加

    • サブエージェント
      表 5.15 サブエージェントの環境変数

      環境変数

      環境変数名

      ユーザー環境変数

      SENJUHOME

      セットアップで入力した千手ホームフォルダ

      ユーザー環境変数

      SJ_LANG

      ja_JP.SJIS

      ユーザー環境変数

      SJ_ACCOUNT

      千手稼働アカウント

      ユーザー環境変数

      Path

      千手ホームフォルダのbinを追加

    • ローカルシステムユーザエージェント
      表 5.16 ローカルシステムユーザエージェントの環境変数

      環境変数

      環境変数名

      千手環境変数

      SENJUHOME

      セットアップで入力した千手ホームフォルダ

      千手環境変数

      SJ_LANG

      ja_JP.SJIS

      千手環境変数

      SJ_ACCOUNT

      千手稼働アカウント

      システム環境変数

      Path

      千手ホームフォルダのbinを追加

  • ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) について

    64bit版の Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージ(バージョン 14.38.33135.0) をインストールします。
    再頒布可能パッケージはシステムフォルダに共有DLLをコピーします。
    千手エージェントのアンインストール時には削除しませんので、千手アンインストール後に不要な場合は個別にアンインストールを行ってください。

5.2.7.2. ディレクトリ構成

Windows版千手エージェントをインストールした後のディレクトリ構成は次のようになっています。
%ProgramData%\NRI
└senju.conf.d            千手基本情報設定関連

%SENJUHOME%
├bin                   実行モジュール
├dat                   定義ファイル(参照用)
├ext                   AP サーバー監視用ライブラリファイル
├inc                   開発用ヘッダファイル
├install               インストール関連ファイル
├lib                   ライブラリファイル
├libexec               ヘルパープログラム
├log                   ログファイル
├samples               開発用サンプルファイル
├store                 蓄積ファイル
├temp                  テンポラリファイル
└users                 アクセス認証サンプルファイル
アンインストール時に使用するプログラムを Common Filesフォルダ にコピーします。千手エージェントのアンインストール時にこのファイルも削除されます。
%CommonProgramFiles%\NRI\senju
└23.0.0               アンインストール時に使用するファイル

5.2.8. アンインストール

  • 説明

    千手エージェントをアンインストールするために必要な作業を行います。

    • 千手エージェントのアンインストール

    • 登録情報の削除

    • エージェント情報の消去

    Windows版千手エージェントのアンインストールは、 コントロールパネルの「プログラムと機能」から行います。

    ここではWindows版千手エージェントがインストールされているマシンから、千手エージェントを削除する方法を説明します。
    なお、マルチエージェントをアンインストールする場合は マルチエージェントのアンインストール を参照してください。

5.2.8.1. 制限事項

  • 千手WEBコンポーネントがインストールされている場合は、事前に千手WEBコンポーネントをアンインストールして下さい。
    アンインストール手順は千手WEBコンポーネントの アンインストール を参照して下さい。

  • 千手DBコンポーネントがインストールされている場合は、事前に千手DBコンポーネントをアンインストールして下さい。
    アンインストール手順は千手DBコンポーネントの アンインストール を参照して下さい。

注釈

アンインストール時の注意点
  • アンインストールを行う際、アンインストールプログラムは Windows版千手エージェントを自動的に停止/削除します。このとき、エクスプローラを起動していたり、千手ホームフォルダにてコマンドプロンプトを起動している場合、フォルダの削除に失敗する場合がありますのでご注意下さい。

  • 千手ホームフォルダにファイルが残存する場合があります。不要ですのでエクスプローラなどで千手ホームフォルダごと削除して下さい。

  1. 千手エージェントのアンインストール

    Windows版千手エージェントを削除する場合、以下の作業を行って下さい。

    • 千手システムの停止
      千手稼働アカウントでログインし、以下コマンドを実行して千手システムを停止させます。
      > sj_halt.exe
      
    • プログラムと機能

      コントロールパネルの「プログラムと機能」から 「Senju Agent(千手稼働アカウント)」 を選択し、右クリックし「アンインストール」メニューを選択します。

      _images/win_agt_control_panel_uninstall.jpg

      ファイル削除の確認画面が表示されますので「はい」を選択して下さい。

      _images/win_agt_ready_uninstall.jpg

      千手サービスが稼働中の場合、千手サービスの停止ダイアログが表示されます。「はい」を選択して下さい。

      _images/win_stop_senju_service.jpg

      注釈

      千手サービスを停止しない場合、アンインストールせず終了します。「はい」を押下して千手サービスを停止するか、事前に千手サービスを停止してからアンインストールを行ってください。

      アンインストールが開始されると以下の画面が表示されます。

      _images/win_agt_uninstall_progress.jpg

      アンインストールが成功すると以下の画面が表示されます。 「OK」ボタンを押して下さい。

      _images/win_agt_complete_uninstall.jpg

5.2.8.2. アンインストール後の作業

千手ブラウザから千手エージェントの登録情報などを削除します。

  1. 登録情報の削除

    千手ブラウザより、千手エージェントの登録情報を削除します。作業については セットアップガイド 「千手エージェント登録情報の削除」 を参照して下さい。

  2. エージェントの情報の消去

    千手マネージャに保持されている千手エージェント情報を消去します。 作業については セットアップガイド 「千手エージェント登録情報の削除」 を参照して下さい。

5.2.8.3. 手動でのアンインストール方法

コントロールパネルの「プログラムと機能」からのアンインストールに失敗したときは以下を行って下さい。

警告

  • レジストリを編集しますのでシステム修復ディスクを作成して下さい。詳しくはWindowsのマニュアルを参照して下さい。

  1. ログオン

    アンインストールする千手エージェントの稼働アカウントでログオンして下さい。

  2. 千手サービスの停止
    コントロールパネルの「管理ツール」のサービスから以下のSenju DevOperation Conductorシステム関連サービスを停止させて下さい。
    • Senju_FTU_<千手稼働アカウント>

    • Senju_main_<千手稼働アカウント>

    • Senju_rexd_<千手稼働アカウント>

  3. 千手フォルダの削除
    エクスプローラなどで以下を削除して下さい。
    • 千手稼働アカウントホームフォルダ

    マルチエージェント環境では、全てのエージェントを削除するときに次のフォルダを削除して下さい。
    • %ProgramData%\NRI\senju.conf.d

  4. ユーザー環境変数
    千手稼働アカウントの下記ユーザー環境変数を削除して下さい。
    • SENJUHOME

    • SJ_ACCOUNT

    • SJ_LANG

    注釈

    ローカルシステムアカウントでインストールした場合、上記のユーザー環境変数 SENJUHOME、SJ_LANG、SJ_ACCOUNTは設定されていません。

  5. システム環境変数
    システム環境変数Pathから、下記のパスを削除して下さい。
    マルチエージェント環境の場合は、全てのエージェントを削除するときに削除して下さい。
    • 千手稼働アカウントホームフォルダ\bin

  6. レジストリ
    レジストリエディタを起動して以下のレジストリキーを削除して下さい。
    • 千手サービスの削除
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Senju_FTU_<ユーザ名>

      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Senju_main_<ユーザ名>

      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Senju_rexd_<ユーザ名>

    • 千手環境変数の削除
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU_<ユーザ名>

    • 千手情報の削除
      マルチエージェント環境では、全てのエージェントを削除するときに削除して下さい。
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SENJU

    • アンインストールの情報の削除
      マルチエージェント環境では、レジストリの DisplayName のデータ“Senju Agent (<ユーザ名>)”でアンインストールする千手エージェントの千手稼働アカウントを確認して下さい。
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\senju_agt_<数字>_is1

    注釈

    ローカルシステムアカウントでインストールした場合、上記の<ユーザ名>は“ SYSTEM ”になります。

  7. 再起動

    上記の作業が終了したら、マシンを再起動して下さい。

  8. アンインストール後の作業

    千手エージェントのアンインストール後に アンインストール後の作業 を行って下さい。