4.1.1. Microsoft SQL Serverの別名設定¶
- 説明
ホスト名と異なるノードIDでインストールしたWindows版千手マネージャもしくは千手エージェントで下記に該当する場合、SQLサーバーの別名を設定してください。
該当ノードで千手データベースサービスを稼働させている場合
該当ノードに対し、Microsoft SQL Serverの監視を行う場合
- 設定内容
千手システムで使用するノードIDをSQLサーバーの別名として設定します。
- 設定手順
千手マネージャおよび千手データベースサーバー稼働ノードで以下の設定を行います
- ログイン
千手稼働アカウントでログインしてください。
- SQLクライアントユーティリティの起動
- 千手データベースサービスを稼働させている場合
ファイル名を指定して実行に
%SystemRoot%\system32\cliconfg.exe
と入力してください。注釈
32ビット版のSQL Serverをインストールしている環境の場合、32ビットの設定
%SystemRoot%\SysWOW64\cliconfg.exe
も行ってください。
- Microsoft SQL Serverの監視を行う場合
- 64ビット版のSQL Serverをインストールしている環境の場合
- ファイル名を指定して実行に
%SystemRoot%\system32\cliconfg.exe
と入力してください。
- 32ビット版のSQL Serverをインストールしている環境の場合
- ファイル名を指定して実行に
%SystemRoot%\SysWOW64\cliconfg.exe
と入力してください。注釈
32ビット版、64ビット版どちらもインストールしている環境の場合、 where コマンドを実行して、先に見つかったアーキテクチャの cliconfg.exe を設定してください。
- SQLクライアントユーティリティの設定
下記手順に従い、SQLサーバーの別名を設定してください。
- 「全般」タブにて TCP/IP を有効にしてください
- 「別名」タブを選択し、「追加」を押下します
- ネットワークライブラリ設定の追加画面にて、以下の項目を入力し「OK」を押下します
ネットワークライブラリ:「TCP/IP(T)」
サーバー別名(A):short(千手データベースサービスのノードID)
接続パラメータのサーバー名 (S):longhostname(サーバーホスト名(実名))
注釈
Windows Server Failover Clustering(WSFC) クラスタ構成で千手システムをインストールしている環境の場合、 上記の「サーバー名(S)」には、WSFC インストールガイド の 「2.2. 事前に決定しておくパラメータ」 にて 決定した、SQL Serverで使用する仮想サーバー名(例:sjsqlserver)を設定してください。
- 「OK」を押下し画面を閉じます
SQLクライアント設定は以上です