4.1.2. 千手データベースサービスの登録

千手データベースサービスを利用するために以下の作業を行います。

  1. 千手データベースサービス情報の設定

  2. 登録情報の反映

  3. 千手システムの再起動

各作業の手順は以下の通りです。

  1. 千手データベースサービス情報の設定
    1. ログイン

      千手マネージャに千手稼働アカウントでログインしてください。

    2. 千手情報設定ツールの起動
      千手情報設定ツールを起動します。
      % sj_change_config.cmd
      

      注釈

      千手マネージャが、Linux版の場合は、 sj_change_config.com を実施してください。

      以下のような「千手構成情報設定メインメニュー」画面が出てきますので 2 を入力してください。
      ----- 千手構成情報設定メインメニュー -----
      1 データベース情報の設定 [現在値の参照]
      2 データベース情報の設定
      3 終了
      番号を入力してください。
      : 2
      
    3. 千手データベース情報の設定
      千手データベース ノードIDなどを設定します。ここでは 7 を入力してください。
      ---「データベース情報の設定」 ---
      設定を行いたい情報の番号を入力してください。
      1 千手データベース ノードID
      2 千手データベース ポート番号
      3 接続先データベース ホスト名
      4 接続先データベース 種別
      5 接続先データベース 認証方式
      6 接続先データベース ユーザー
      7 1~6 の設定
      8 メインメニューに戻る
      
      番号を入力してください。
      : 7
      
      • 千手データベース ノードIDの設定
        「千手データベース ノードIDを入力してください。」 に対して千手データベースサービスのノードID を入力してください。

        ここでは、 hostA とします。

        千手データベース ノードIDを入力してください。 (省略不可)
        : hostA
        
      • 千手データベース ポート番号の設定
        千手データベースサービスに接続する際のポート番号を入力してください。

        なにも入力せずに [Enter] キーを押下した場合、デフォルトの 8139 が設定されます。

        千手データベース ポート番号を入力してください。
        使用可能ポート番号は 8139~8143 です。
        千手データベース ポート番号を入力してください。 (default=8139)
        :
        

        警告

        千手データベースサービスをマルチエージェント構成にしている場合、他ドメインで設定されているポート番号は使用できません。

        注釈

        インストール時に千手データベースサービスで設定されるデフォルトの接続ポート番号は 8139 です。マルチエージェントの場合、二台目以降(デフォルトエージェント以外)の接続ポート番号には 8140 以降が順に設定されます。

        デフォルトエージェントの確認は、千手基本情報設定コマンド(sj_multiconf)で可能です。詳細は セットアップガイド「マルチエージェントの設定」 を参照してください。

      • 接続先データベース ホスト名の設定
        SQL Serverのデータベースが稼働するホスト名を入力してください。

        なにも入力せずに [Enter] キーを押下した場合、デフォルトでは千手データベース ノードIDに入力したノードID が設定されます。

        接続先データベース ホスト名を入力してください。 (default=hostA)
        :
        
      • 接続先データベース 種別の設定

        接続先データベースの種別を番号で入力してください。

        接続先データベース 種別を番号で入力してください。 (省略不可)
        1 Microsoft(R) SQL Server (TM)
        2 PostgreSQL
        : 1
        
      • 接続先データベース 認証方式の設定
        接続先データベースの認証方式を番号で入力してください。

        なにも入力せずに [Enter] キーを押下した場合、デフォルトの 1 が設定されます。

        接続先データベース 認証方式を番号で入力してください。 (default=1)
        1 Windows Authentication
        2 SQL Server Authentication
        番号を入力してください。
        :
        
      • 接続先データベース ユーザーの設定
        千手データベースサービスの千手稼働アカウントを入力してください。

        なにも入力せずに [Enter] キーを押下した場合、デフォルトの senju が設定されます。

        接続先データベース ユーザーを入力してください。 (default=senju)
        :
        
      • 接続先データベース パスワードの設定(SQL Server認証の場合)

        接続先データベースのユーザーのパスワードを入力してください。

        接続先データベース パスワードを入力してください。 (省略不可)
        :
        
      • パラメータの確認

        設定内容の確認が求められますので正しい場合は y を入力します。

        千手データベース ノードID    :   (not-configured) を hostA に変更します。
        千手データベース ポート番号  :   8139 を 8139 に変更します。
        接続先データベース ホスト名  :    を hostA に変更します。
        接続先データベース 種別      :   Microsoft(R) SQL Server (TM) を保存します。
        接続先データベース 認証方式  :   未設定 を Windows Authentication に変更します。
        接続先データベース ユーザー  :   senju を senju に変更します。
        よろしいですか?(y/n)
        : y
        
    4. 千手情報設定ツールの終了

      最後に [Enter] キーを押下すると、再び「データベース情報の設定」の画面に戻りますので、 8 を入力してメインメニューに戻り、さらに 3 を入力してコマンドを終了させてください。

    5. ODBCデータソースの設定

      sj_change_config.com コマンドにて、接続先データベース ホスト名、認証方式を変更した場合は、64bitの データソース(ODBC) を起動し、[システムDSN]タブより senjuDSN_<千手ドメイン名> のサーバー、認証方式の設定を変更してください。senjuInfDSN_<ドメイン名> や senjuMaintDSN が存在する場合は、同様に設定を変更してください。

  2. 登録情報の反映
    1. 千手ブラウザを起動して、千手マネージャに接続(ログイン)してください。

    2. 登録情報の反映
      「反映(ノード定義)」および、千手データベースサービス稼働ノードに「反映(監視属性)」を行ってください。

      参考

      操作につきましては、ユーザーズガイド 「千手ブラウザ(共通編)」「ドメイン」 および 「ノードグループ(登録)」 を参照してください。

  3. 千手システムの再起動

    千手データベースサービスの千手システムを再起動してください。

    1. ログイン

      千手データベースサービスの環境へ、千手稼働アカウントでログインしてください。

    2. 千手システムの再起動
      千手システムを再起動します。
      > sj_halt.exe
      千手システムプロセスの停止を行います。
      
      サービス:Senju_ftu_senju 停止します。
      サービス:Senju_rexd_senju 停止します。
      サービス:Senju_main_senju 停止します。
      ・・
      (コマンドの出力)
      ・・
      千手システムプロセスは正常に停止しました。
      千手システムプロセスの稼働確認を行います
      
      既存のプロセスを停止します。(しばらくお待ちください。.....)
      
      
      > sj_boot.exe
      千手システムプロセスを起動します。
      
      サービス:Senju_rexd_senju 起動します。
      サービス:Senju_main_senju 起動します。
      サービス:Senju_ftu_senju 起動します。
      ・・
      (コマンドの出力)
      ・・
      
      千手システムプロセスの稼働確認を行います