3.6.1. メッセージ・オートメーションの環境変数の設定方法

ここでは、メッセージ・オートメーションで使用する環境変数の具体的な設定方法を説明します。

3.6.1.1. メール送信(メールアドレス指定)におけるメール送信元の設定

変数名 SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR

設定値 (任意のメールアドレス)

説明

メッセージアクションのメール送信(メールアドレス指定、メールテンプレート指定)では、メールヘッダーの送信元アドレス(From:フィールド)にはデフォルトで"senju@localhost"が設定されます。

本環境変数では、メール送信(メールアドレス指定)機能を使用した場合の送信元アドレス(From:フィールド)を変更できます。

注釈

  • sjMSG_mail(メール送信(アドレス指定)コマンド)で、オプション[-F<差出人メールアドレス>]を指定した場合は、オプションの指定が優先されます。ただし、SMTP認証/POP認証を必要とするSMTPサーバーを利用する場合は、コマンドのオプション[-F<差出人メールアドレス>]は使用できません。

  • セットアップガイド「メッセージアクションのメール送信(OAuth 2.0 認証)機能設定」 を有効にした場合、sjMSG_mail(メール送信(アドレス指定)コマンド)は環境変数SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDRを優先します。コマンドのオプション[-F<差出人メールアドレス>]は使用できません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログオン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログオンして下さい。

  2. 環境変数の設定
    • マネージャのOSがUNIXの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい) (下記の例では、senjuAdmin@nri.co.jp を指定しています。)

      % sj_source.com -cSJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR=senjuAdmin@nri.co.jp
      success
      % exit
      
    • マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい) (下記の例では、senjuAdmin@nri.co.jpを指定しています。)

      $ sj_source -cSJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR=senjuAdmin@nri.co.jp
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR
      SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR=senjuAdmin@nri.co.jp
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SJ_MSG_MAIL_FROM_ADDR
      senjuAdmin@nri.co.jp
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合、メールの送信方法によって千手ブラウザ関連プロセス、または、千手システムの再起動が必要です。
      • メッセージアクションでのメール送信

        千手ブラウザ関連のプロセス再起動(Sp_restart.com)が必要です。

      • 千手コマンド(sj_extMailsend、sjMSG_mail) でのメール送信
        千手システムの再起動が必要です。
        ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
        停止:sj_halt.com
        起動:sj_boot.com

        各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      再起動の必要はありません。

3.6.1.2. メール送信(メールテンプレート指定)におけるメール送信元の設定

変数名 SjMSG_FromMailAddress

設定値 (任意のメールアドレス)

説明

メッセージアクションのメール送信(メールアドレス指定、メールテンプレート指定)では、メールヘッダーの送信元アドレス(From:フィールド)にはデフォルトで"senju@localhost"が設定されます。

本環境変数では、メール送信(メールテンプレート指定)機能を使用した場合の送信元アドレス(From:フィールド)を変更できます。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログオン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログオンして下さい。

  2. 環境変数の設定
    • マネージャのOSがUNIXの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい) (下記の例では、senjuAdmin@nri.co.jp を指定しています。)

      % sj_source.com -cSjMSG_FromMailAddress=senjuAdmin@nri.co.jp
      success
      % exit
      
    • マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい) (下記の例では、senjuAdmin@nri.co.jpを指定しています。)

      $ sj_source -cSjMSG_FromMailAddress=senjuAdmin@nri.co.jp
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjMSG_FromMailAddress
      SjMSG_FromMailAddress=senjuAdmin@nri.co.jp
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjMSG_FromMailAddress
      senjuAdmin@nri.co.jp
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      再起動の必要はありません。

3.6.1.3. 監視時間帯外に自動応答を実施

変数名 SjANM_AUTO_CMD_MODE

設定値 ON

説明

環境変数を設定することにより、メッセージの「表示の有無」エリアの設定に関わらず、監視時間帯外でも自動応答コマンドが行われるようになります。

注釈

環境変数は、すべてのメッセージに対して有効になります。特定のメッセージについてのみ自動応答を行わせることはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログオン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログオンして下さい。

  2. 環境変数の設定
    • マネージャのOSがUNIXの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      % sj_source.com -cSjANM_AUTO_CMD_MODE=ON
      success
      % exit
      
    • マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -SjANM_AUTO_CMD_MODE=ON
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjANM_AUTO_CMD_MODE
      SjANM_AUTO_CMD_MODE=ON
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjANM_AUTO_CMD_MODE
      ON
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      再起動の必要はありません。

3.6.1.4. 特別監視対象外のときに自動応答を実施

変数名 SjANM_AUTO_CMD_MODE2

設定値 ON

説明

環境変数を設定することにより、メッセージの「表示の有無」エリアの設定で「表示する」または「監視時間に従う」にチェックがされていた場合、特別監視対象外としたときでも自動応答コマンドが行われるようになります。

※「表示の有無」エリアの設定が「表示しない」となっていた場合、環境変数を設定しても自動応答コマンドは行われません。

注釈

環境変数は、すべてのメッセージに対して有効になります。特定のメッセージについてのみ自動応答を行わせることはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログオン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログオンして下さい。

  2. 環境変数の設定
    • マネージャのOSがUNIXの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      % sj_source.com -cSjANM_AUTO_CMD_MODE2=ON
      success
      % exit
      
    • マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -SjANM_AUTO_CMD_MODE2=ON
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjANM_AUTO_CMD_MODE2
      SjANM_AUTO_CMD_MODE2=ON
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjANM_AUTO_CMD_MODE2
      ON
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      再起動の必要はありません。

3.6.1.5. 運用管理サーバー起動時のメッセージ再送機能を抑止

変数名 SjANM_MsgRecoveryON

設定値 0

説明

運用管理サーバーの停止中に監視対象ノードで発生したメッセージは、運用管理サーバーの再起動後に、各エージェントから再送されます。

環境変数を設定することにより、運用管理サーバー起動時のメッセージ再送機能を無効にすることができます。

注釈

環境変数は、すべての監視対象ノードに対して有効になります。特定の監視対象ノードに対してのみ有効/無効を設定することはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログインして下さい。

  2. 環境変数の設定

    千手マネージャ上で環境変数を設定します。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(下記の例では、"1"を指定しています。)

      % sj_source.com -cSjANM_MsgRecoveryON=0
      success
      % exit
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -cSjANM_MsgRecoveryON=0
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjANM_MsgRecoveryON
      SjANM_MsgRecoveryON=0
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjANM_MsgRecoveryON
      0
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt
      起動:sj_boot

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

3.6.1.6. 運用管理サーバー起動時のメッセージ再送件数の設定

変数名 SjANM_MsgRecoveryCount

設定値 0~3000(件)

説明

運用管理サーバーの停止中に監視対象ノードで発生したメッセージは、運用管理サーバーの再起動後に、各エージェントから再送されます。

環境変数を設定することにより、運用管理サーバー起動時の各エージェントからメッセージ再送の件数を設定することができます。

注釈

環境変数は、すべての監視対象ノードに対して有効になります。特定の監視対象ノードに対してのみ有効/無効を設定することはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログインして下さい。

  2. 環境変数の設定

    千手マネージャ上で環境変数を設定します。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(下記の例では、"1"を指定しています。)

      % sj_source.com -cSjANM_MsgRecoveryCount=1000
      success
      % exit
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -cSjANM_MsgRecoveryCount=1000
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjANM_MsgRecoveryCount
      SjANM_MsgRecoveryCount=1000
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjANM_MsgRecoveryCount
      1000
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt
      起動:sj_boot

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

3.6.1.7. 運用管理サーバー起動時のメッセージ再送有効時間の設定

変数名 SjANM_MsgRecoveryLastMin

設定値 0~300(分)

説明

運用管理サーバーの停止中に監視対象ノードで発生したメッセージは、運用管理サーバーの再起動後に、各エージェントから再送されます。

環境変数を設定することにより、運用管理サーバー起動の時点まで何分以内のメッセージを各エージェントから再送させるかを設定することができます。

注釈

環境変数は、すべての監視対象ノードに対して有効になります。特定の監視対象ノードに対してのみ有効/無効を設定することはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログインして下さい。

  2. 環境変数の設定

    千手マネージャ上で環境変数を設定します。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(下記の例では、"1"を指定しています。)

      % sj_source.com -cSjANM_MsgRecoveryLastMin=120
      success
      % exit
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -cSjANM_MsgRecoveryLastMin=120
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SjANM_MsgRecoveryLastMin
      SjANM_MsgRecoveryLastMin=120
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SjANM_MsgRecoveryLastMin
      120
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt
      起動:sj_boot

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

3.6.1.8. メッセージが表示されない場合にメッセージアクションを実施

変数名 SpMsgActionAll

設定値 ON

説明

メッセージの定義やノードの状態が以下のいずれかに該当している場合、メッセージが発生しても表示されないため、通常はメッセージアクションに設定したアクションは実施されません。

  • メッセージ定義の表示の有無が「表示しない」に設定されている場合

  • メッセージ定義の表示の有無が「監視時間に従う」に設定されており、かつノードの状態が「監視時間帯外」または「特別監視対象外」の場合

  • ノードの状態が「特別監視対象外」かつメッセージ出力が「すべてのメッセージを表示しない」に設定されている場合

環境変数を設定することにより、上記の場合でもメッセージアクションが実施されるようにすることができます。

注釈

環境変数は、すべてのノードに対して有効になります。特定のノードに対してのみ有効/無効を設定することはできません。

設定手順

  1. 千手マネージャーへのログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログインして下さい。

  2. 環境変数の設定

    千手マネージャ上で環境変数を設定します。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(下記の例では、"1"を指定しています。)

      % sj_source.com -cSpMsgActionAll=ON
      success
      % exit
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -cSpMsgActionAll=ON
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SpMsgActionAll
      SpMsgActionAll=ON
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SpMsgActionAll
      ON
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt
      起動:sj_boot

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

3.6.1.9. メッセージアクションのコマンド実行後メッセージ送信を実施

変数名 SP_MSG_ACTION_CMD_MODE

設定値 ON

説明

環境変数を設定することにより、メッセージアクションの種類がコマンド実行ならば、コマンド実行が正常終了、または異常終了した場合、通知メッセージが送信されるようになります。正常終了の場合、送信するメッセージIDは!ANM320です。異常終了の場合、送信するメッセージIDは!ANM321です。

注釈

コマンド実行終了の通知メッセージに対して、ルール処理は行われません。

設定手順

  1. 千手マネージャへのログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャーにログインして下さい。

  2. 環境変数の設定

    千手マネージャ上で環境変数を設定します。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(下記の例では、"1"を指定しています。)

      % sj_source.com -cSP_MSG_ACTION_CMD_MODE=ON
      success
      % exit
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)

      $ sj_source -cSP_MSG_ACTION_CMD_MODE=ON
      環境変数反映コマンドは正常に終了しました。
      $ exit
      

    設定した環境変数を確認するには、

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合

      千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。

      % env | grep SP_MSG_ACTION_CMD_MODE
      SP_MSG_ACTION_CMD_MODE=ON
      
    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合

      コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。

      $ sj_getenv SP_MSG_ACTION_CMD_MODE
      ON
      

    環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。

  3. 千手の再起動

    千手マネージャーの再起動を行います。

    • 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt.com
      起動:sj_boot.com

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。

    • 千手マネージャのOSがWindowsの場合
      ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
      停止:sj_halt
      起動:sj_boot

      各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。