1.3. 千手システムの導入

ここでは、千手システム導入にあたって、必要な情報について説明します。

1.3.1. システムの導入

1.3.1.1. 千手マネージャおよび千手ブラウザのインストール

運用管理サーバー および運用管理コンソール に、千手システムのパッケージをインストールします。

( → 詳細は、 インストールガイド千手マネージャのインストール千手ブラウザのインストール を参照して下さい。)

1.3.1.2. 千手エージェントのインストール

管理対象ノードに千手システムのパッケージをインストールします。

( → 詳細は、 インストールガイド千手エージェントのインストール を参照して下さい。)

1.3.1.3. Senju DevOperation Conductor Extension Packのインストール

運用管理サーバーおよび、管理対象ノードに Senju DevOperation Conductor Extension Pack を適用することにより、次の機能が使用可能になります。

  • クラウドサービス監視(AWS、Azure、Google Cloud、OCI、IBM Cloud)

  • クラウド連携ジョブ(AWS、Azure、Google Cloud、OCI、IBM Cloud)

  • コンテナ監視(Docker、Kubernetes、OpenShift、Podman)

  • AIインフラストラクチャー監視(NVIDIA GPU)

  • Web監視(URL監視、外形監視)

  • SAP連携(CCMS Monitoring for mySAP、Job Scheduler for R/3)

  • バーチャリゼーション連携(VMware vSphere、Hyper-V)

( → 詳細は、 Senju DevOperation Conductor Extension PackREADME を参照して下さい。)
Senju DevOperation Conductor Extension Pack については、 Senju/DC サポートサイト を参照してください。

1.3.1.4. 管理情報ファイルの登録

千手システムで管理する各種資源を、運用管理コンソールから登録します。

  • 管理対象ノード(千手エージェント/千手センサー)の登録

    (詳細は、 千手ブラウザ(共通編) を参照して下さい。)

  • イベントサブシステムの管理項目の登録

    (詳細は、 イベント を参照して下さい。)

  • モニタリングサブシステムの管理項目の登録

    (詳細は、 モニタリング を参照して下さい。)

  • ジョブスケジュールサブシステムの管理項目の登録

    (詳細は、 ジョブスケジュール を参照して下さい。)

  • キャパシティサブシステムの管理項目の登録

    (詳細は、 キャパシティ を参照して下さい。)

  • コンフィグレーションサブシステムの管理項目の登録

    (詳細は、 コンフィグレーション を参照して下さい。)

  • ITリレーションの管理項目の登録

    (詳細は、 ITリレーション を参照して下さい。)

1.3.2. システムのディレクトリ構成

千手システム(千手マネージャ)を組み込んだ後の運用管理サーバーのディレクトリ構成は次のようになっています。なお、これらのディレクトリは、インストール時に設定したユーザーアカウント" senju " のホームディレクトリ下 ( この例では"$SENJUHOME"、"%SENJUHOME%" )に格納されます。

Linux版

(a)千手マネージャをインストールした場合。
/etc/senju.conf.d/        千手基本情報設定関連

$SENJUHOME
├/bin                  実行モジュール
├/dat                  定義ファイル(参照用)
├/ext                  AP サーバー監視用ライブラリファイル
├/inc                  開発用ヘッダファイル
├/install              インストーラー
├/lib                  ライブラリファイル
├/log                  ログファイル
├/samples              開発用サンプルファイル
├/store                蓄積ファイル
├/tmpout               一時ファイル用
└/unity_dat            定義ファイル(編集用)

Windows版

(a)千手マネージャをインストールした場合。
%ProgramData%\NRI
└senju.conf.d            千手基本情報設定関連

%SENJUHOME%
├bin                   実行モジュール
├dat                   定義ファイル(参照用)
├ext                   AP サーバー監視用ライブラリファイル
├inc                   インクルードファイル
├install               インストール関連ファイル
├lib                   ライブラリファイル
├libexec               ヘルパープログラム
├log                   ログファイル
├samples               開発用サンプルファイル
├store                 蓄積ファイル
├tmpout                テンポラリファイル
└unity_dat             定義ファイル(編集用)
アンインストール時に使用するプログラムを Common Filesフォルダ にコピーします。千手マネージャのアンインストール時にこのファイルも削除されます。
%CommonProgramFiles%\NRI\senju
└24.0.0               アンインストール時に使用するファイル
(b)千手DBコンポーネントをインストールした場合。
%CommonProgramFiles%\Microsoft SQL Server(デフォルト)              SQL Server Express用ディレクトリ(履歴データ格納用)