5.5.1. ジョブスケジュールの環境変数の設定方法¶
ジョブスケジュールの各構成要素の標準値 で環境変数名が指定されているものは、環境変数によって値を変更することができます。ここでは、それらの環境変数の具体的な設定方法を説明します。
5.5.1.1. rootアカウントでジョブの実行を許可する設定¶
説明
千手システムのジョブスケジュールは、標準のインストールではrootアカウントを指定したジョブを実行できないように設定しています。
動作環境(千手エージェント指定)でrootアカウントでジョブを実行するためには、以下の設定を行う必要があります。他のユーザーアカウントを使用する場合、以下の設定は必要ありません。また、動作環境(千手センサー指定)でrootアカウントでジョブを実行する場合も以下の設定は必要ありません。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
rootアカウントでジョブを稼働させる千手ノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- 環境変数の設定
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSjPEX_RootFlag=on success % exit
設定した環境変数を確認するには、千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SjPEX_RootFlag
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。(無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当ノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
千手プロセスのダウン/アップを実施するノードがマネージャの場合は、ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
- ユーザー名の登録
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[パラメータ]→[ユーザ名]で、値がrootのユーザーを登録します。これで動作環境の作成時に、rootユーザーを、動作環境の新規作成画面、または動作環境のプロパティの[ユーザー名]から指定できるようになります。
注釈
rootのログインシェルの稼働確認は、Cシェル(/bin/cshなど)及びBシェル(/bin/shなど)で行っております。その他の種類のシェルを指定する場合は、ジョブの稼働が正常に行われるかご確認のうえお使い下さい。
5.5.1.2. 自動サイクル運用の初期化保留日数の設定¶
説明
自動サイクル運用では、システム(フレーム)が正常終了していれば、稼働日・非稼働日にかかわらず、次回の運用基準時刻になると初期化されます。この初期化実行を、保留(延期)することができます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_INITIALIZE_RESERVEDATE=n(nは数字) success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_INITIALIZE_RESERVEDATE=n(nは数字) 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SJ_PEX_INITIALIZE_RESERVEDATE
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
sj_getenv SJ_PEX_INITIALIZE_RESERVEDATE
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの動作となります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
この環境変数の値(初期化保留日数)には、1~7までの設定が可能です。値に1を設定すると1稼働日が、7を設定すると7稼働日が経過するまで初期化を保留します。 たとえば、土、日曜日が稼働日でない場合で、初期化保留日数を2日と設定した場合、金曜日に実行されたシステムは、水曜日の運用基準時刻まで初期化されません。 デフォルトは初期化実行を保留しません。つまり翌日の運用基準時刻になると正常終了しているシステムはその日が稼働日・非稼働日にかかわらず初期化されます。
以下の場合は、デフォルトと同等として扱われます。
当該環境変数そのものがない場合
当該環境変数に値がない場合
また上限値7以上を指定した場合は、7が指定されたものとして動作します。
注釈
マネージャのOSにより設定内容が有効になるタイミングが異なります。
unix/Linuxの場合、翌日から有効になります。
Windowsの場合、環境変数を設定した後から有効になります。
5.5.1.3. フレーム削除コマンドの起動有無の指定¶
説明
ネットの簡易投入でフレームの自動初期化を指定した場合に、フレームの初期化後に自動的に実行システムを削除することができます。簡易投入で一時的に作成された実行システムを残しておくと、実行システムの作成に要する時間が長くなりますが、フレームの初期化に併せて、不要となった実行システムを削除することにより、効率的に実行システムを作成することが可能になります。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AUTOFRAMEDELE=on success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AUTOFRAMEDELE=on 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SJ_PEX_AUTOFRAMEDELE
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
sj_getenv SJ_PEX_AUTOFRAMEDELE
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの動作となります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.4. 自動再ラン機能の設定¶
説明
千手マネージャの状態管理サーバーが起動したとき、ジョブスケジュールのリカバリ処理が行われ、フレームの状態を状態管理サーバーが再起動される前の状態に対応した状態に遷移します。しかし、千手エージェントで稼働していたジョブの状態は実際の状態を示すものではありません。
この場合、フレームの「再ラン」を行うことにより、実際のジョブの状態を取得し正しい状態に遷移することができます。
本機能では、リカバリ処理時に上記のフレームの「再ラン」を自動で行う/行わないを設定します。
なお、デフォルトはON (「再ラン」を行う)を設定しています。
フレームの状態については リカバリ処理後、及びフレーム再ラン後の状態の遷移 を参照して下さい。
変数名 SJ_PEX_AUTORERUN
設定値 ON , OFF (デフォルト:ON)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 自動再ラン機能をONに設定する場合
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AUTORERUN=ON success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AUTORERUN=ON 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 自動再ラン機能をOFFに設定する場合
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AUTORERUN=OFF success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AUTORERUN=OFF 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SJ_PEX_AUTORERUN
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
sj_getenv SJ_PEX_AUTORERUN
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの動作となります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
環境変数は設定後の状態管理サーバー起動時から有効になりますので、千手プロセスのダウン/アップの必要はありません。
5.5.1.5. expire処理の開始時刻の設定¶
説明
ジョブスケジュールでは、不要なオブジェクトを削除するために一定期間を超過した運用日付のフレームの初期化(状態管理サーバのexpire処理)を24時間毎に行っています。
実施時刻は状態管理サーバが起動した時刻が設定されますが、環境変数により任意の時刻を設定することができます。
※設定は翌日から有効になります。
注釈
期間は運用日付を基準に7日になりますが、環境変数により任意の期間(日数)を設定することができます。設定は expire処理の保留日数の設定 を参照して下さい。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSjPEX_EXPIRE_TIME=hhmm (hhmmは時刻(時分)) success % exit
hh:時(00~23) mm:分(00~59)
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSjPEX_EXPIRE_TIME=hhmm (hhmmは時刻(時分)) 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SjPEX_EXPIRE_TIME
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
sj_getenv SjPEX_EXPIRE_TIME
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの動作となります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
以下の場合もデフォルトと同等として扱われます。
当該環境変数そのものがない場合
当該環境変数に値がない場合
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.6. スキップメッセージ抑止機能の設定¶
説明
ネットやジョブにスキップ設定を行うとフレームを投入しても当該ネット・ジョブはスキップされ、実際には起動されません。ネットに設定した場合は、そのネットが包含するすべての子ネット、子ジョブについても再帰的にこの動作が適用されます。
また、スキップされるネット・ジョブ毎に起動、及びスキップした旨の下記のメッセージが通知され、進行状況やスキップした旨を確認することができます。
通常投入時(ジョブ)
!PEX001 ジョブ状況通知 [起動]
!PEX004 ジョブ状況通知 [スキップ]
通常投入時(ネット)
!PEX021 ネット状況通知 [起動]
!PEX032 ネット状況通知 [スキップ]
テストラン投入時(ジョブ)
!PEX301 シミュレーション[ジョブ状況通知 [起動]]
!PEX304 シミュレーション[ジョブ状況通知 [スキップ]]
テストラン投入時(ネット)
!PEX321 シミュレーション[ネット状況通知 [起動]]
!PEX332 シミュレーション[ネット状況通知 [スキップ]]
ネット内部に大量の子ネットや子ジョブを包含する大きなネットにスキップ指定を行った場合、上述のようなメッセージが大量に通知される訳ですが、ジョブが実際に起動されないスキップ動作であるため極めて短時間に処理が進行することになります。そのため短時間に大量のメッセージが出力されることになり、運用やプログラムの動作に支障をきたす場合があります。
そこで、これらのスキップするネットやジョブに関わる起動、及びスキップメッセージの通知を抑止する機能を用意致しました。
次の環境変数をマネージャ機において適切に設定することでこの機能が利用できます。
5.5.1.6.1. ジョブのスキップメッセージ抑止の設定¶
変数名 SJ_PEX_SKIP_MSG
設定値 2 ,3
この環境変数に下記の値を設定することで、スキップする「ジョブ」(直接スキップ指定されたジョブ、上位ネットのスキップ指定によりスキップすることになったジョブのいずれも同様)に対する起動、及びスキップメッセージの通知を抑止することができます。
[抑止されるメッセージ]
(設定値:2)
!PEX004 ジョブ状況通知 [スキップ]
!PEX304 シミュレーション[ジョブ状況通知 [スキップ]]
(設定値:3)
!PEX001 ジョブ状況通知 [起動]
!PEX004 ジョブ状況通知 [スキップ]
!PEX301 シミュレーション[ジョブ状況通知 [起動]]
!PEX304 シミュレーション[ジョブ状況通知 [スキップ]]
[ログの出力]
上記の設定により、メッセージ通知が抑止された場合には、次のログファイルに起動、スキップした履歴が書き込まれます。
$SENJUHOME/log/sjGUI_pex_command.log
[Windows] %SENJUHOME%\log\sjGUI_pex_command.log
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_SKIP_MSG=2 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_SKIP_MSG=2 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_SKIP_MSG SJ_PEX_SKIP_MSG=2
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_SKIP_MSG 2
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの動作となります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
以下の場合もデフォルトと同等として扱われます。
当該環境変数そのものがない場合
当該環境変数に値がない場合
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.6.2. ネットのスキップメッセージ抑止の設定¶
変数名 SJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE
設定値 0 ,3
この環境変数に下記の値を設定することで、上位ネットのスキップ指定によってスキップする「ネット」に対する起動及びスキップメッセージの通知、ジョブが直接含まれるネットや上位ネットのスキップ指定によってスキップする「ジョブ」に対する起動及びスキップメッセージの通知を抑止することができます。
[抑止されるメッセージ]
(設定値:0)
!PEX001 ジョブ状況通知 [起動]
!PEX004 ジョブ状況通知 [スキップ]
!PEX021 ネット状況通知 [起動]
!PEX032 ネット状況通知 [スキップ]
!PEX301 シミュレーション[ジョブ状況通知 [起動]]
!PEX304 シミュレーション[ジョブ状況通知 [スキップ]]
!PEX321 シミュレーション[ネット状況通知 [起動]]
!PEX332 シミュレーション[ネット状況通知 [スキップ]]
注釈
スキップ指定を行ったトップのネットに対するメッセージは抑止されません。
(設定値:3)
!PEX001 ジョブ状況通知 [起動]
!PEX004 ジョブ状況通知 [スキップ]
!PEX021 ネット状況通知 [起動]
!PEX032 ネット状況通知 [スキップ]
!PEX301 シミュレーション[ジョブ状況通知 [起動]]
!PEX304 シミュレーション[ジョブ状況通知 [スキップ]]
!PEX321 シミュレーション[ネット状況通知 [起動]]
!PEX332 シミュレーション[ネット状況通知 [スキップ]]
注釈
スキップ指定を行ったトップのネットに対するメッセージも抑止されます。
[ログの出力]
上記の設定により、メッセージ通知が抑止された場合には、次のログファイルに起動、スキップした履歴が書き込まれます。
$SENJUHOME/log/sjGUI_pex_command.log
[Windows] %SENJUHOME%\log\sjGUI_pex_command.log
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE=0 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE=0 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE SJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE=0
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_NET_SKIP_MESSAGE 0
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
以下の場合もデフォルトと同等として扱われます。
当該環境変数そのものがない場合
当該環境変数に値がない場合
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.7. 保存運用日付日数の設定¶
説明
ジョブの運用を行っていると過去にスケジューリングしたフレームが残ったままになります。過去の運用日付を何日間持つようにするか制御することができます。
デフォルトは7日間です。正常終了、未投入のフレームは削除され、登録されているフレームがすべて削除された場合は、その運用日付も削除されます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSjGUI_MAX_GEN_DATE=3 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSjGUI_MAX_GEN_DATE=3 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SjGUI_MAX_GEN_DATE SjGUI_MAX_GEN_DATE=3
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SjGUI_MAX_GEN_DATE 3
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
- マネージャのOSにより設定内容が有効になるタイミングが異なります。
unix/Linuxの場合、翌日から有効になります。
Windowsの場合、環境変数を設定した後から有効になります。
5.5.1.8. 動作環境サーバーの自動復旧とジョブ状態リカバリ機能の設定¶
- 千手エージェントが稼働するマシンで障害が発生した場合マシンリブートが行われることがあります。千手システムが停止すると千手エージェントで稼働していた動作環境サーバーも停止しますが千手システムが起動しても自動的には起動しません。
千手エージェントの問題が解決した場合は手動で起動する必要がありますが、環境変数により千手エージェントの問題が解決したときに千手エージェントで動作環境サーバーを自動起動することができます。
- 千手マネージャと千手エージェント間のネットワークの障害等で千手マネージャの状態管理サーバーと千手エージェントの動作環境サーバープロセス間の接続が切れた場合、状態管理サーバーはジョブの状況を知ることができなくなるため、ジョブを異常終了扱いにします。(ジョブのステータスは、「異常終了」を表示)
ネットワークの問題が解決した場合は、千手エージェントでジョブの状況を確認する必要がありますが、環境変数により、ネットワークの問題が解決したときに千手エージェントの動作環境サーバーからジョブの状態を取得して異常終了扱いにしたジョブの状態を正しい状態にリカバリすることができます。
動作環境サーバーの自動起動と、異常終了扱いジョブのリカバリは個別に設定が可能ですが、同時に設定することを推奨します。
5.5.1.8.1. エージェント障害時の動作環境サーバーのリカバリ起動の設定¶
説明
千手エージェントマシンでジョブの運用中に千手エージェントやエージェントマシンの再起動を行った場合、その千手エージェントで稼働していた動作環境サーバーは終了します。
千手エージェントの回復後にジョブを稼働しようとすると、動作環境サーバーが稼働していないためそのジョブはキューイング状態になります。
本機能では、千手エージェントの再起動の後、動作環境サーバーを自動で再起動する/しないを設定します。
なお、デフォルトは、0 (自動起動しない)を設定しています。
変数名 SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR
設定値 0 , 1 (デフォルト:0)
注釈
- 自動的に再起動されるのは、千手マネージャ(状態管理サーバ)が停止を認識している動作環境サーバーとなります。
- 動作環境サーバーの停止を認識するタイミングは下記になります。
- フレーム起動時の動作環境サーバ起動において、起動に失敗した場合
出力メッセージ: !PEX204 [ 動作環境サーバ起動エラー]
- 状態管理サーバが動作環境サーバとのヘルスチェックにより、動作環境サーバに障害が起きたと判断した場合
出力メッセージ: !PEX206 [ 動作環境サーバ接続エラー]
- 千手の停止コマンド(sj_halt)によりエージェントが停止され、それにより動作環境サーバが終了した場合
出力メッセージ: !PEX201 [ 動作環境サーバ異常終了]
- 指定ノードの全動作環境サーバー停止コマンド(sjPEX_cmgrhalt)によ動作環境サーバが停止した場合
出力メッセージ: !PEX140 ジョブ機能通知 [動作環境サーバ停止]
動作環境サーバーは下記のタイミングで再起動されます
- 該当動作環境で稼働するジョブが新たに起動された(起動タイミングを迎えた)などで、ジョブの状態がキューイングとなった場合、
- 状態管理サーバが実施する次回の動作環境サーバのヘルスチェック時に動作環境サーバの起動が行われます。
- (上記(a),(b),(d)のときが該当します)
※それぞれのエラーとなった原因(例えば、千手エージェントが停止している、通信が回復していないなど)によっては、動作環境サーバの起動動作が行われないことがあります。
- 千手エージェントが起動しその情報が千手マネージャに届いた場合、
- そのノードで停止していると認識しているすべての動作環境サーバの起動が行われます。
(上記(c)のときが該当します)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_AUTO_RUN_CMGR 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.8.2. 異常終了扱いジョブのリカバリの設定¶
説明
千手エージェントマシンでジョブの運用中にネットワークの障害等で、千手マネージャの状態管理サーバーと動作環境稼働ノードの動作環境プロセスと間で接続が切れる場合があります。
この場合、状態管理サーバーはジョブの状況を知ることができなくなるため、ジョブを異常終了扱いにします。(ジョブのステータスは、「異常終了」を表示)
本機能では、ネットワークの問題が解決したときに、状態管理サーバーが動作環境サーバーからジョブの状態を取得する/しないを設定します。
なお、デフォルトは、0 (取得しない)を設定しています。
注釈
本機能を使用するためには、 エージェント障害時の動作環境サーバーのリカバリ起動の設定 が有効である必要があります。
変数名 SJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB
設定値 0 , 1 (デフォルト:0)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB SJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_AUTO_RECOVER_JOB 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.9. 稼働履歴表示の保存履歴数の設定¶
説明
ジョブ/ネット/フレーム/トリガの稼働履歴表示で表示するデータを保存する数を変更することができます。フレーム、ネット、ジョブ、トリガでそれぞれ同じ数を保存しています。デフォルトは50件です。50件を越えると、古いデータから順に削除されて新しいデータが保存されます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
ジョブ/ネット/フレームとトリガでは環境変数が異なるので注意してください。
- ジョブ/ネット/フレームの場合
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(n:保存履歴データ数(50~100推奨))
% sj_source.com -cSJ_PEX_JOBREPORT_MAX=50 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(n:保存履歴データ数(50~100推奨))
$ sj_source -cSJ_PEX_JOBREPORT_MAX=50 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_JOBREPORT_MAX SJ_PEX_JOBREPORT_MAX=50
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_JOBREPORT_MAX 50
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- トリガの場合
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(n:保存履歴データ数(50~100推奨))
% sj_source.com -cSJ_PEX_TRIGREPORT_MAX=50 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)(n:保存履歴データ数(50~100推奨))
$ sj_source -cSJ_PEX_TRIGREPORT_MAX=50 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_TRIGREPORT_MAX SJ_PEX_TRIGREPORT_MAX=50
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_TRIGREPORT_MAX 50
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
- マネージャのOSにより設定内容が有効になるタイミングが異なります。
unix/Linuxの場合、翌日から有効になります。
Windowsの場合、環境変数を設定した後から有効になります。
5.5.1.10. フレームステータスリカバリ有無の設定¶
説明
千手マネージャの状態管理サーバーが起動したとき、ジョブスケジュールのリカバリ処理が行われ、フレームの状態を状態管理サーバーが再起動される前の状態に対応した状態に遷移します。
本機能では、リカバリ処理時にフレームの状態の遷移を行う/行わないを設定します。なお、デフォルトは、Y (状態の遷移を行う)を設定しています。
フレームの状態については リカバリ処理後、及びフレーム再ラン後の状態の遷移 を参照して下さい。
変数名 SJ_PEX_END_RECOVER
設定値 Y , N (デフォルト:Y)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_END_RECOVER=N success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_END_RECOVER=N 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_END_RECOVER SJ_PEX_END_RECOVER=N
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_END_RECOVER N
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.11. 異常終了メッセージ出力機能の設定(異常時自動再ラン)¶
説明
異常時アクションの自動実行再ラン機能を設定した場合、指定された回数の途中でジョブが異常終了した際は以下のメッセージがメッセージモニタに通常情報で表示されます。
!PEX689 ジョブ状況通知 [異常終了]
指定された回数の最後でジョブが異常終了した際は以下のメッセージがメッセージモニタに障害情報で表示されます。
!PEX006 ジョブ状況通知 [異常終了]
下記の環境変数の設定を行うことで、異常終了した際に毎回障害情報の異常終了メッセージがメッセージモニタに表示されます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_ABENDMSG=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_ABENDMSG=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_ABENDMSG SJ_PEX_ABENDMSG=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_ABENDMSG 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.12. リソースの空き待ちジョブ/ネットの起動順番を変更する設定¶
説明
リソースの空き待ちをしているジョブ/ネットが起動される順番は、最も先に当該リソースの空きを待っているジョブ/ネットからとなります。
後に空きを待っているジョブ/ネットが獲得できるリソースの空きがあったとしても、先に当該リソースの空きを待っているジョブ/ネットのリソース消費値に足りない場合は、後の空きを待っているジョブ/ネットは起動が待たされます。
下記の環境変数の設定を行うことで、リソース消費値を満たすだけの空きができた時点で後の空きを待っているジョブ/ネットが起動されます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_RESOUCETYPE=NEW success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_RESOUCETYPE=NEW 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_RESOUCETYPE SJ_PEX_RESOUCETYPE=NEW
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_RESOUCETYPE NEW
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.13. ファイル監視要求有効日数の設定¶
説明
ファイル待ちトリガでの監視は運用日付から10日間行われますが、ファイルを監視する日数を変更することができます。
環境変数は、ファイル待ちトリガが稼働する千手エージェントノード毎に設定します。千手マネージャでファイル待ちトリガが稼働する場合は、千手マネージャに設定します。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- 千手エージェントのOSがUNIXの場合
エージェントノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- 千手エージェントのOSがWindowsの場合
エージェントノードに、千手稼働アカウントでログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手エージェントのOSがUNIXの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSjPEX_FileChk_Purge=DD (DDは数値) success % exit
DD:日数(最大:31、デフォルト:10)
- 千手エージェントのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSjPEX_FileChk_Purge=DD (DDは数値) 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
DD:日数(最大:31、デフォルト:10)
設定した環境変数を確認するには、
- 千手エージェントのOSがUNIXの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
env | grep SjPEX_FileChk_Purge
- 千手エージェントのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SjPEX_FileChk_Purge
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当エージェントノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
千手プロセスのダウン/アップが行えない場合は、千手ブラウザのノードモニタよりプロセスsjPEX_filechkdの停止/起動を行ってください。
5.5.1.14. 定義に存在しないトリガ発行時の動作設定¶
説明
トリガ送信コマンド(sjPEX_sendtrigger)は、千手ブラウザで定義していないトリガに対しても、オン/オフを行います。
本環境変数を設定することで、千手ブラウザで定義していないトリガに対しては、オン/オフが行われません。また、以下のメッセージをメッセージモニタに出力します。
!PEX141 ジョブ機能通知 [トリガ未登録]
トリガ定義は10分間隔で更新しています。そのため、新規にトリガを定義した場合、最長で10分間はトリガのオン/オフを行うことができません。同様にトリガ定義を削除した場合、最長で10分間はトリガのオン/オフを行うことができます。
変数名 SJ_PEX_TRIGCHECK
設定値 ON , OFF (デフォルト:OFF動作)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_TRIGCHECK=ON success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_TRIGCHECK=ON 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_TRIGCHECK SJ_PEX_TRIGCHECK=ON
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_TRIGCHECK ON
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.15. ジョブリカバリメッセージ抑止機能の設定¶
説明
マネージャマシンのリブート等により状態管理サーバーの再起動が行われた場合、リカバリ処理が行われます。リカバリが行われると下記のメッセージが通知されリカバリ後のジョブの状態を確認することができます。
!PEX018 ジョブ状況通知 [リカバリ起動]
!PEX600 ジョブ状態リカバリ [異常終了]
!PEX601 ジョブ状態リカバリ [状態不明]
!PEX602 ジョブ状態リカバリ [正常終了]
!PEX603 ジョブ状態リカバリ [スキップ終了]
!PEX604 ジョブ状態リカバリ [初期化]
大量のジョブを包含するフレームがリカバリされた場合、上述のメッセージが短時間に大量に出力されることになり、運用やプログラムの動作に支障をきたす場合があります。
そこで、リカバリ時のジョブに関わる起動、及び正常メッセージの通知を抑止する機能を用意しました。
次の環境変数をマネージャ機において適切に設定することでこの機能が利用できます。
変数名 SJ_PEX_RECOVER_MSG
設定値 0,1,3,4,5
この環境変数に下記の値を設定することで、リカバリ時のジョブに関わる起動、及び正常メッセージの通知を抑止することができます。デフォルトは3で設定されています。
[抑止されるメッセージ]
(設定値:0)
なし(全てのメッセージが出力されます。)
(設定値:1)
!PEX018 ジョブ状況通知 [リカバリ起動]
(設定値:3)
!PEX018 ジョブ状況通知 [リカバリ起動]
!PEX602 ジョブ状態リカバリ [正常終了]
!PEX603 ジョブ状態リカバリ [スキップ終了]
!PEX604 ジョブ状態リカバリ [初期化]
(設定値:4)
!PEX018 ジョブ状況通知 [リカバリ起動]
(設定値:5)
!PEX018 ジョブ状況通知 [リカバリ起動]
!PEX602 ジョブ状態リカバリ [正常終了]
!PEX603 ジョブ状態リカバリ [スキップ終了]
!PEX604 ジョブ状態リカバリ [初期化]
[ログの出力]
上記の設定により、メッセージ通知が抑止された場合には、次のログファイルに起動、リカバリした履歴が書き込まれます。
ただし、設定値が4、5の場合はログファイルの書き込みは行いません。
$SENJUHOME/log/sjGUI_pex_command.log
[Windows] %SENJUHOME%\log\sjGUI_pex_command.log
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_RECOVER_MSG=2 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_RECOVER_MSG=2 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_RECOVER_MSG SJ_PEX_RECOVER_MSG=2
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_RECOVER_MSG 2
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
以下の場合もデフォルトと同等として扱われます。
当該環境変数そのものがない場合
当該環境変数に値がない場合
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.16. タイマー使用数監視のしきい値としきい値判定間隔の設定¶
説明
タイマー使用数監視のしきい値としきい値判定の間隔を、環境変数を用いて定義することができます。
デフォルト(環境変数が設定されていない状態を含む)は、情報レベルのしきい値が25000タイマー、異常レベルのしきい値が33333タイマー、しきい値判定の間隔が15分です。
次の環境変数をマネージャ機において適切に設定することで値が変更できます。
しきい値(情報)環境変数
変数名 SJ_PEX_TIMERCNT_WARN
しきい値(異常)環境変数
変数名 SJ_PEX_TIMERCNT_ERR
しきい値判定間隔環境変数
変数名 SJ_PEX_TIMERCNT_INTERVAL
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_TIMERCNT_WARN=3000 % sj_source.com -cSJ_PEX_TIMERCNT_ERR=5000 % sj_source.com -cSJ_PEX_TIMERCNT_INTERVAL=30 % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_TIMERCNT_WARN=3000 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ sj_source -cSJ_PEX_TIMERCNT_ERR=5000 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ sj_source -cSJ_PEX_TIMERCNT_INTERVAL=30 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_TIMERCNT_WARN % env | grep SJ_PEX_TIMERCNT_ERR % env | grep SJ_PEX_TIMERCNT_INTERVAL
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_TIMERCNT_WARN $ sj_getenv SJ_PEX_TIMERCNT_ERR $ sj_getenv SJ_PEX_TIMERCNT_INTERVAL
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.17. 自動サイクル運用の翌日日付実行システム作成通知の設定¶
説明
自動サイクル運用時に、運用基準時刻よりも前に起動時刻を設定しているフレームがある場合、作成される実行システムは翌日日付の運用日付になります。
起動時刻がシステムの自動サイクル運用基準時刻より前に設定されているネットがある場合に、環境変数の設定を行うことで警告メッセージがメッセージモニタに表示されます。
!PEX495 オペレーション [自動運用設定[基準時刻前起動フレーム有り]](翌日の日付で作成します)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG=ON success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG=ON 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG SJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG=ON
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG ON
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.18. ディスクフル時のジョブ/ネットの起動制御設定¶
説明
ディスクフルなどで、ステータスファイルの書き込みに失敗した場合にジョブ/ネットを起動させるか否か、環境変数を用いて定義することができます。
デフォルト(環境変数が設定されていない状態を含む)は、"起動する"です。
この設定を行うと、ジョブ/ネットは異常終了となります。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_MKFILE_ERR=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_MKFILE_ERR=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_MKFILE_ERR SJ_PEX_MKFILE_ERR=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_MKFILE_ERR 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.19. スキップ待ちジョブ/ネットの遅延監視メッセージ出力の設定¶
説明
遅延監視は、指定時間までにジョブ/ネットが起動または完了しているかを、監視することができます。通常、状態がスキップ待ちのジョブ/ネットは遅延監視の開始時刻に到達したときでも、以下のメッセージが出力されません。
開始時刻の遅延発生時(ジョブ) !PEX038 ジョブ状況通知 [開始時刻遅延発生[指定時刻を超過]]
開始時刻の遅延発生時(ネット) !PEX036 ネット状況通知 [開始時刻遅延発生[指定時刻を超過]]
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の終了時刻に到達したときは、以下のメッセージが出力されます。
開始時刻の遅延発生時(ジョブ) !PEX039 ジョブ状況通知 [終了時刻遅延発生[指定時刻を超過]]
開始時刻の遅延発生時(ネット) !PEX037 ネット状況通知 [終了時刻遅延発生[指定時刻を超過]]
本機能では、状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻または終了時刻に到達したときに、メッセージ出力する/しないを設定します。
なお、デフォルトは、0 (開始時刻:メッセージ出力しない 終了時刻:メッセージ出力する)を設定しています。
変数名 SJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG
設定値 0 , 1 , 2 , 3 (デフォルト:0)
この環境変数に下記の値を設定することで、状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻または終了時刻に到達したときに、メッセージ出力する/しないを変更できます。
(設定値:0)
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻に到達したとき、メッセージ出力しない
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の終了時刻に到達したとき、メッセージ出力する
(設定値:1)
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻に到達したとき、メッセージ出力する
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の終了時刻に到達したとき、メッセージ出力する
(設定値:2)
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻に到達したとき、メッセージ出力しない
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の終了時刻に到達したとき、メッセージ出力しない
(設定値:3)
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の開始時刻に到達したとき、メッセージ出力する
状態がスキップ待ちのジョブ/ネットが遅延監視の終了時刻に到達したとき、メッセージ出力しない
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG SJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_SKIPWAIT_DELAYMSG 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手の再起動
千手マネージャーの再起動を行います。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt.com起動:sj_boot.com
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt起動:sj_boot
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.20. リカバリ処理スキップオプションの設定¶
説明
千手エージェントと通信できない場合、リカバリ処理が長引き、障害発生前のジョブ状態がすぐ確認できないことがあります。このようなときのためにエージェントに対し通信を行うリカバリ処理をスキップするオプションがあります。このオプションの使用手順については リカバリ処理スキップオプション を参照して下さい。
以下の環境変数で、状態管理サーバの再起動時にエージェントに対し通信を行うリカバリ処理をスキップする/しないを設定します。
なお、デフォルトは、0 (スキップしない)を設定しています。
変数名 SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP
設定値 0,1(デフォルト: 0 )
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手の再起動
千手マネージャーの再起動を行います。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt.com起動:sj_boot.com
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt起動:sj_boot
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
解除手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=0 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=0 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP=0
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_AGT_RECOVER_SKIP 0
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手の再起動
千手マネージャーの再起動を行います。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt.com起動:sj_boot.com
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt起動:sj_boot
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
5.5.1.21. 繰り返しネットの所要時間監視の設定¶
説明
所要時間監視の設定を展開元の繰り返しネットに反映するか、展開された個々の繰り返しネットに反映するか環境変数を用いて定義することができます。
デフォルト(環境変数が設定されていない状態を含む)は、展開元の繰り返しネットとなっています。
展開された個々の繰り返しネットに所要時間監視の設定を反映するためには、以下の設定を行う必要があります。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_NET_SPENDTIME_CHANGETARGET=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_NET_SPENDTIME_CHANGETARGET=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_NET_SPENDTIME_CHANGETARGET SJ_PEX_NET_SPENDTIME_CHANGETARGET=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_NET_SPENDTIME_CHANGETARGET 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手の再起動
千手マネージャーの再起動を行います。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt.com起動:sj_boot.com
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt起動:sj_boot
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
既に作成済みの実行システム/実行フレームへは、変更内容は反映されません。次回実行システム/実行フレーム作成時から、変更内容が反映されます。
自動サイクル運用の場合は、千手の再起動を行わなくても次回の運用から有効になります。
5.5.1.22. 動作モード切替機能の設定¶
説明
ネット内のジョブやネット、システム、システム内のネットに設定した動作モード切替時の設定を有効とするか否か、環境変数を用いて切り替えることができます。
デフォルト(環境変数が設定されていない状態を含む)は、動作モードの切り替えは行いません。
動作モードを切り替えるためには、以下の設定を行う必要があります。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_CHANGE_ACTION=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_CHANGE_ACTION=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_CHANGE_ACTION SJ_PEX_CHANGE_ACTION=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_CHANGE_ACTION 1
環境変数や値が誤っていたときは、再度、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手の再起動
千手マネージャーの再起動を行います。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt.com起動:sj_boot.com
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
- ターミナルから以下のコマンドを順番に実行して下さい。
- 停止:sj_halt起動:sj_boot
各コマンドの詳細は、 デベロッパーズガイド「千手コマンドの一覧」 を参照して下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
既に作成済みの実行システム/実行フレームへは、変更内容は反映されません。次回実行システム/実行フレーム作成時から、変更内容が反映されます。
自動サイクル運用の場合は、千手の再起動を行わなくても次回の運用から有効になります。
5.5.1.23. フレーム/ネットが異常終了時の、所要時間監視の設定継続¶
説明
正常終了/異常終了に関係なく、フレーム/ネットが終了となったタイミングで、設定した所要時間監視は終了となります。
この動作について、フレーム/ネットが異常終了の場合に限り、所要時間監視を継続させることができます。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_NET_SPENDTIMER_MODE=1 success % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_NET_SPENDTIMER_MODE=1 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_NET_SPENDTIMER_MODE SJ_PEX_NET_SPENDTIMER_MODE=1
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_NET_SPENDTIMER_MODE 1
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
注釈
フレーム/ネットを強制停止させて異常終了になった場合は、所要時間監視は終了となります。
異常終了したフレーム/ネットを再ランした場合は、所要時間監視は再ランした時からの開始となります。
5.5.1.24. expire処理の保留日数の設定¶
説明
ジョブスケジュールでは、不要なオブジェクトを削除するために一定期間を超過した運用日付のフレームの初期化(状態管理サーバのexpire処理)を24時間毎に行っています。
期間は運用日付を基準に7日になりますが、環境変数により任意の期間(日数)を設定することができます。
注釈
実施時刻は状態管理サーバの起動した時刻が設定されますが、環境変数により任意の時刻を設定することができます。設定は expire処理の開始時刻の設定 を参照して下さい。
変数名 SJ_PEX_EXPIRE
設定値 1 ~ 31 (デフォルト: 7 )
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_PEX_EXPIRE=DD success % exit
DD:日数(最大:31、デフォルト:7)
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_PEX_EXPIRE=DD 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
DD:日数(最大:31、デフォルト:7)
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_PEX_EXPIRE
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_PEX_EXPIRE
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。
5.5.1.25. 同時に投入できるフレームの運用日付数監視のしきい値の設定¶
説明
同時に投入できるフレームの運用日付数監視のしきい値を、環境変数を用いて定義することができます。値には上限までの残り運用日付数を指定します。
デフォルト(環境変数が設定されていない状態を含む)は、上限まで残り3日です。
次の環境変数をマネージャ機において適切に設定することで値が変更できます。
しきい値環境変数
変数名 SJ_REGDATE_LIMIT
設定値 0 ~ 31 (デフォルト: 3 )
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
- マネージャのOSがUNIXの場合
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- マネージャのOSがWindowsの場合
千手稼働アカウントでマネージャノードにログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- 環境変数の設定
- 千手マネージャ上で環境変数を設定します。
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% sj_source.com -cSJ_REGDATE_LIMIT=5 % exit
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
$ sj_source -cSJ_REGDATE_LIMITL=5 環境変数反映コマンドは正常に終了しました。 $ exit
- 設定した環境変数を確認するには、
- 千手マネージャのOSがUNIX/Linuxの場合
千手稼働アカウントで再ログインした後、以下のコマンドを実行して下さい。
% env | grep SJ_REGDATE_LIMIT
- 千手マネージャのOSがWindowsの場合
コマンドプロンプトを再起動後、以下のコマンドを実行して下さい。
$ sj_getenv SJ_REGDATE_LIMIT
環境変数や値が誤っていたときは、正しく設定し直して下さい。 (無効な、または誤った値が設定されているときは、デフォルトの値になります。また、設定により有効になった値は、常に最新の設定値になります。)
- 千手プロセスのダウン/アップ
千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当マネージャノードを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
注釈
ジョブの状態管理サーバーの再起動が行われますので、未投入、正常終了以外のフレームは、すべて初期化してから行って下さい。