2.2.3. インストール後の環境

千手WEBコンポーネントをインストールした場合、いくつかのシステム環境が変更されます。

2.2.3.1. システム環境

  • OSユーザー
    • ローカルアカウントに、千手ビルトインユーザ「sjwebuser」を作成します。

  • 環境変数
    次の環境変数を登録します。
    表 2.1 設定システム環境変数一覧

    システム環境変数

    SENJUHOME

    デフォルトエージェントの千手ホームフォルダ

    SJ_LANG

    ja_JP.SJIS

  • サービス

    次のサービスを追加します。

    • Senju Extended Interface Serivce_<千手稼働アカウント>

  • データベースシステム
    • senjuMaintDB [1]

  • DSN
    千手メンテナンスデータベースに接続するシステムDSNを追加します。
    • senjuMaintDSN

    千手データベースに接続するシステムDSNを追加します。
    • senjuInfDSN_<千手ドメイン名>

  • レジストリ

    千手WEBコンポーネントは次のレジストリキーを追加します。

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\sjcomp_gw_<数字>_is1

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuWebConnectionServer

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\Senju Extended Interface_<千手稼働アカウント>

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NRI\SenjuGWServer_<千手稼働アカウント>

    • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Senju Extended Interface Service_<千手稼働アカウント>

    警告

    これらのレジストリの値を変更された場合、千手の稼働は保障されません。またサポート外になりますのでご注意ください。

  • IIS
    • IISのアプリケーションプールに、「SenjuAppPool」を作成します。

    • IISのアプリケーションプールに、「SenjuIWASAppPool」を作成します。 [1]

    • IISのアプリケーションとして、「Default Web Site」に「senju」を作成します。

    • IISのアプリケーションとして、「Default Web Site」に「senju_iwas」を作成します。 [1]

    • 自己署名入り証明書を作成し、「Default Web Site」にhttps(ポート443)のバインドを追加します。

参考

  • スタートメニューへのショートカット
    • Senju Extended Interface Tool

    • Senju Prediction Configuration Tool

2.2.3.2. ディレクトリ構成

千手WEBコンポーネントをインストールした後のディレクトリ構成は次のようになっています。

インストール先PATH
└senju
  • インストールしたノードの以下のディレクトリが更新されます。

%SENJUHOME%
├bin
└install