4.5.5. ノードインポートコマンドによるノードの作成・削除について

千手システムには、ノードインポートコマンドを実行して、ノードを作成・削除する機能があります。

4.5.5.1. 機能概要

本コマンドよりノードを作成するには、2つの方法があります

  • ノード情報が記述してあるノード情報データファイルの記述内容に従って登録を行います。ただし、同時に他のオプションを指定した場合には、オプションの値が優先されます。ノード情報データファイルのフォーマットについては、 書き出しファイルのフォーマット を参照して下さい。

  • ノード情報データファイルを使用しないで、必要なオプションを指定して、デフォルト設定を元にノードの登録を行います。

本コマンドは運用管理サーバーのみで利用可能です。

4.5.5.2. コマンドでノードを作成する方法

ここではノードインポートコマンドを用いてノードを追加・変更する方法について説明します。

コマンド名

SpNodeImport

[-f ノード情報データファイル]

[-n ノードID]

[-m ノード種類]

[-e ノード名]

[-x ロングホスト名]

[-u サブシステム]

[-g リソース監視取得方法]

[-h ディスクとプロセス監視取得方法]

[-p プローブノードID]

[-c ノード説明]

オプション

  • -f: ノード情報データファイル

    インポートするノード情報データファイル名を指定します。ファイルのフルパスを指定して下さい。

  • -n: ノードID

    インポートするノードのノードIDを指定します。

    -fオプションを指定しない場合、省略不可

  • -m: ノード種類

    インポートするノードの種類を指定します。下記の固定値で指定してください。

    WINNT:千手エージェント(Windows)

    UNIX:千手エージェント(UNIX/Linux)

    WCL:千手センサー(サーバー)

    NWS:千手センサー(ネットワーク)

    CTS:千手センサー(カスタム)

    SJA:セガンダリエージェント

    SJS:セカンダリセンサー

    ETC:その他ノード

    -fオプションを指定しない場合、省略不可

    -fオプションを指定する場合、指定不可

  • -e: ノード名

    インポートするノードのノード名を指定します。

  • -x: ロングホスト名

    インポートするノードのロングホスト名を指定します。

    千手エージェントにしか指定できません。

  • -u: サブシステム

    インポートノードのサブシステム機能設定を指定します。

    サブシステム機能を使用する場合は"1"、使用しない場合は"0"として、4桁の数値文字列で指定してください。

    1桁目:ANM(モニタリング)

    2桁目:PEX(ジョブスケジュール)

    3桁目:CCM(コンフィグレーション)

    4桁目:RBA(ランブックオートメーション)

    例えば、モニタリング、ジョブスケジュールとランブックオートメーションの機能を利用しますが、コンフィグレーションを利用しない場合には、次のように指定してください:-u 1101

  • -g: リソース監視取得方法

    千手センサー(サーバー)と千手センサー(ネットワーク)のシステム情報取得方式を指定します。下記の固定値で指定してください。

    WMI:WMIによるシステム情報を取得します。

    SNMP:SNMPによるシステム情報を取得します。

    COMMAND:コマンドによるシステム情報を取得します。

    千手センサー(サーバー)と千手センサー(ネットワーク)にしか指定できません。

  • -h: ディスクとプロセス監視取得方法

    千手センサー(サーバー)のディスクとプロセス情報取得方式を指定します。

    下記の固定値で指定してください。

    WMI:WMIによるシステム情報を取得します。

    COMMAND:コマンドによるシステム情報を取得します。

    千手センサー(サーバー)にしか指定できません。

  • -p: プローブノードID

    インポートするノードのプローブノードIDを指定します。

    千手エージェント、千手センサー(サーバー)、千手センサー(ネットワーク)、千手センサー(カスタム)とセカンダリセンサーにしか指定できません。

  • -c: ノード説明 インポートするノードのノード説明を指定します。

警告

  • 対象ノードが既に存在している場合には、ノードインポートコマンドを実行すると、ノードの設定内容の変更を行います。コマンド実行後、登録内容の変更を取り消すことはできませんので、実行の際は十分注意して行って下さい。コマンド実行する前に、データの書き出しにより、変更前のデータを保存しておくことをお勧めします。

  • データの読み込みを行うと、ノードのログ監視およびイベントログ監視、千手起動プロセス監視は読み込んだ監視設定で上書きされます。データファイルに定義されていない監視設定は削除されます。

注釈

  • オプションと値の間は半角スペースを入れて下さい。

  • 指定したノード名・ロングホスト名が他ノードで使用されている場合、ノードの作成に失敗します。

  • 千手センサー(ネットワーク)を作成する際に、「-g:リソース監視取得方法」にはSNMPしか指定できません。

  • セカンダリセンサーを作成する際に、プローブノードはセカンダリエージェントしか指定できません。

  • ノードIDが32byte以上の場合は、ハッシュ値に変換してシステム内部で管理しています。変換されたハッシュ値が重複するとエラーが発生しますので、ノードIDを別名に変更して登録して下さい。

参考

  • ノードの種別によって利用できる機能に違いがありますので、ノード情報定義の記入時には注意して下さい。詳しくは 書き出しファイルのフォーマット を参照して下さい。

  • あるドメインで登録されている内容を書き出し、別ドメインでノード情報データファイルを用いてノードインポートコマンドを実行する際には、以下の点に注意して下さい。
    • 書き出したドメインに登録されていたノードで使用しているノードグループ名、タスクスケジュール名、週間スケジュール名、営業日カレンダー名、ログ監視方法が、読み込みを行うドメインに登録されていない場合、エラーとなりますので、 書き出しファイルのフォーマット を参照し十分注意してファイル中の内容を変更してから読み込んで下さい。

4.5.5.2.1. ノード情報データファイルを使用したノード作成

ノード情報が記述してあるデータファイルをオプションに指定して、記述内容に従ってノードの作成を行います。

オプションの「-f ノード情報データファイル」にインポートファイル名(フルパス)を指定して、ノードインポートコマンドを実行すれば、ノードを作成します。

注釈

  • ノードインポートコマンドは一個のノード情報が入っているデータファイルしかサポートしません。複数のノード定義が入っている場合、エラーになります。

  • ノード情報データファイルの文字コードは常にSJISで記述してください。Unixで本コマンドを実行する場合でも、ファイルの文字コードをSJISにする必要があります。

参考

ノード情報データファイルの記述内容に完全に従ってノードを作成する場合

ノードインポートコマンドを実行する際に、オプションの「-f ノード情報データファイル」だけ指定すれば、記述内容に従ってノードを作成します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -f インポートファイル名

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    % SpNodeImport -f /tmp/node.txt
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -f C:\senju\temp\node.txt
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    
  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

設定内容を変更してノードを作成する場合

ノードインポートコマンドを実行する際に、オプションの「-f ノード情報データファイル」を指定の上、「-n ノードID」や「-e ノード名」など、他のオプションも指定すれば、オプションの値を優先にしてノードを作成します。オプションで指定されない項目は、ノード情報データファイルに従って設定します。

変更できるのは、次の項目が対象となります。

  • ノードID

  • ノード名

  • ロングホスト名

  • サブシステム

  • リソース監視取得方法

  • ディスクとプロセス監視取得方法

  • プローブノードID

  • ノード説明

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -f インポートファイル名

    [-n ノードID]

    [-e ノード名]

    [-x ロングホスト名]

    [-u サブシステム]

    [-g リソース監視取得方法]

    [-h ディスクとプロセス監視取得方法]

    [-p プローブノードID]

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    % SpNodeImport -f /tmp/node.txt -n nodeA -e nodeAUnixAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -f C:\senju\temp\node.txt -n nodeA -e nodeAWinAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    • ロングホスト名は千手エージェントしか指定できません。

    • リソース監視取得方法は千手センサー(サーバー)と千手センサー(ネットワーク)しか指定できません。

    • ディスクとプロセス監視取得方法は千手センサー(サーバー)にしか指定できません。

    • 千手エージェントの場合、プローブノードを指定しても、システム情報、ディスク情報とプロセス情報の監視項目は自ノードで監視が行われます。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

4.5.5.2.2. ノード情報データファイルを使用しないノード作成

ノード情報データファイルを指定しない場合には、オプションで必要な情報を設定して、デフォルト設定でノードの作成を行います。

ノードインポートコマンドを実行する際に、オプションの「-m ノード種類」を指定の上、他の必要な項目をオプションで指定してコマンドを実行することで、ノードを作成します。

注釈

上記のデフォルト設定は千手ブラウザでノードを新規作成する場合のデフォルト設定と同じになります。

Windows千手エージェントを作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"WINNT"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m WINNT -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-x ロングホスト名]

    [-u サブシステム]

    [-p プローブノードID]

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    % SpNodeImport -m WINNT -n nodeA -e nodeAWinAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m WINNT -n nodeA -e nodeAWinAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    • 千手エージェントの場合、リソース監視取得方法、ディスクとプロセス監視取得方法を指定できません。

    • 千手エージェントの場合、プローブノードを指定しても、システム情報、ディスク情報とプロセス情報の監視項目は自ノードで監視が行われます。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

Unix千手エージェントを作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"UNIX"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m UNIX -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-x ロングホスト名]

    [-u サブシステム]

    [-p プローブノードID]

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m UNIX -n nodeA -e nodeAUnixAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m UNIX -n nodeA -e nodeAUnixAgt -x nodeA.senju.com -u 1111 -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    • 千手エージェントの場合、リソース監視取得方法、ディスクとプロセス監視取得方法を指定できません。

    • 千手エージェントの場合、プローブノードを指定しても、システム情報、ディスク情報とプロセス情報の監視項目は自ノードで監視が行われます。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

千手センサー(サーバー)を作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"WCL"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m WCL -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    -g リソース監視取得方法

    -h ディスクとプロセス監視取得方法

    -p プローブノードID

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m WCL -n nodeA -e nodeAWCL -u 1011 -g SNMP -h COMMAND -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m WCL -n nodeA -e nodeAWCL -u 1011 -g WMI -h WMI -p nodeC -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    千手センサー(サーバー)の場合、ロングホスト名を指定できません。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

千手センサー(ネットワーク)を作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"NWS"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m NWS -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    -g リソース監視取得方法

    -p プローブノードID

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m NWS -n nodeA -e nodeANWS -g SNMP -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m NWS -n nodeA -e nodeANWS  -g SNMP -p nodeC -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    千手センサー(ネットワーク)の場合、ロングホスト名、ディスクとプロセス監視取得方法を指定できません。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

千手センサー(カスタム)を作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"CTS"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m CTS -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    -p プローブノードID

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m CTS -n nodeA -e nodeACTS -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m CTS -n nodeA -e nodeACTS -p nodeC -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    千手センサー(カスタム)の場合、ロングホスト名、リソース監視取得方法、ディスクとプロセス監視取得方法を指定できません。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

セガンダリエージェントを作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"SJA"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m SJA -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    % SpNodeImport -m SJA -n nodeA -e nodeASJA -u 0100 -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m SJA -n nodeA -e nodeASJA -u 0100 -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    セガンダリエージェントの場合、ロングホスト名、リソース監視取得方法、ディスクとプロセス監視取得方法、プローブノードを指定できません。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

セカンダリセンサーを作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"SJS"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m SJS -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    -p プローブノードID

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m SJS -n nodeA -e nodeASJS -p nodeB -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m SJS -n nodeA -e nodeASJS -p nodeC -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    千手セカンダリセンサーの場合、ロングホスト名、リソース監視取得方法、ディスクとプロセス監視取得方法、プローブノードを指定できません。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

  4. 反映(監視属性)

    千手ブラウザで追加されたノードに対して反映(監視属性)を実行して下さい。

その他ノードを作成する場合

オプションの「-m ノード種類」に"ETC"を指定して、コマンドを実行します。

操作の流れ:

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -m ETC -n ノードID

    [-e ノード名]

    [-u サブシステム]

    [-c ノード説明]

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    %  SpNodeImport -m ETC -n nodeA -e nodeAETC -u 0000 -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -m ETC -n nodeA -e nodeAETC -u 0000 -c "comment"
    ノード 'nodeA' の追加・更新をマネージャに依頼しました。
    

    注釈

    その他ノードの場合、ロングホスト名、リソース監視取得方法、ディスクプロセス監視取得方法、プローブノードを指定できませんので注意して下さい。

  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

4.5.5.3. コマンドでノードを削除する方法

ここではノードインポートコマンドを用いてノードを削除する方法について説明します。

コマンド名

SpNodeImport -d -n ノードID

オプション

  • -d:

    ノード削除を指定します。

  • -n: ノードID

    削除対象とするノードのノードIDを指定します。省略不可

注釈

オプションと値の間は半角スペースを入れて下さい。

操作の流れ

  1. ログイン

    千手稼働アカウントで千手マネージャにログインして下さい。

  2. ノードインポートコマンドの実行

    ノードインポートコマンドを実行します。

    指定形式

    SpNodeImport -d -n ノードID

    以下は、Unixの千手マネージャで実行する例です。

    % SpNodeImport -d -n nodeA
    ノード 'nodeA' の削除をマネージャに依頼しました。
    

    以下は、Windowsの千手マネージャで実行する例です。

    $ SpNodeImport.exe -d -n nodeA
    ノード 'nodeA' の削除をマネージャに依頼しました。
    
  3. 反映(ノード定義)

    千手ブラウザで反映(ノード定義)を実行して下さい。

4.5.5.4. インポートエラーがあった場合の判断方法

ノードインポートコマンドを実行してノードを作成する時にエラーがあった場合、エラー情報を標準出力に出力し、コマンドの終了ステータスが1になります。

終了ステータスは以下になります。

0:正常終了

1:異常終了

標準出力に出力されるエラー内容は主に以下になります。

種別

出力内容

エラー発生のパターン

パラメータエラー

Parameter incorrect:[オプション名]. Please check usage.

無効な値がオプションに指定された場合

Can not get [オプション名] from Parameter or Import file.

省略不可のオプションが指定されてない場合

Can not specify Node Type when using import file.

「-f ノード情報データファイル」と「-m ノード種類」を同時に指定した場合(同時に指定できません)

インポートファイル読込み失敗

Read import file error [インポートファイル名].

指定されたインポートファイルが存在しない場合

無効なインポートファイル

Data format incorrect [インポートファイル名].

指定されたインポートファイルがフォーマット不正、または複数のノード情報が入っている場合

ノード更新制限エラー

Can not set ANM to OFF When Senju monitor task , Log watch or Senju Exec process is ON.

対象ノードが既に存在し、監視タスクが起動中の時にモニタリングをOFFに変更した場合

Can not set [リソース監視種別] Check Interval to 0 When monitor task is ON.

対象ノードが既に存在し、リソース監視タスクが起動中の時に監視間隔を0に変更した場合

ノード情報に無効なデータがある

Invalid Data in Parameter or Import file [インポートファイル名]. Please check log file [テキストログファイル名].

ノード情報データに下記のような不正なデータがある場合

  • 使用不可の文字コードを使用している

  • 文字数が最大文字数を超えている

  • 範囲外の値が指定されている

  • 省略不可の値が省略されている

  • 同じレコードが2つ以上記述されている

  • 依存する定義が存在しない(ノードグループ/タスクスケジュール/週間スケジュール/営業日カレンダー/ログ監視方法)

  • ノード種別上設定できない機能を使っている(その他ノードにリソース監視を設定するなど)

  • 設定の上限エラー(ログ監視/千手起動プロセス)

  • 設定機能に対応するライセンスがない

  • 基本正規表現として不適切な文字列が指定されている

  • 高度な正規表現として不適切な文字列が指定されている

  • 基本正規表現と高度な正規表現が1ノードに対して同時に指定されている

  • ノードIDを元に作成したハッシュ値が、重複している

その他エラー

Set data of [レコード種別] to Flow Error. FileName[インポートファイル名] Line[行番号]

メモリ確保エラーの場合

Connect to PxySvr failed. Server Name[千手マネージャ名]

千手マネージャが起動していない場合

Import node failed. [エラー情報]

ノードインポート処理で例外エラーが発生した場合

4.5.5.5. 制限事項

インポートの対象ノードが既に登録されている場合、本コマンドを実行すると、ノードの設定内容の変更を行います。ただし、更新する際に、以下の制限事項がありますので、注意してください。

  • ノードID/ノード種別の変更ができません。ノードID/ノードの種別を変更する場合には、ノードを削除してから、再インポートしてください。

  • 千手エージェントの場合、ロングホスト名の変更ができません。千手エージェントのロングホスト名を変更する場合には、ノードを削除してから、再インポートしてください。

  • 千手エージェントにおいて、監視タスク、千手起動プロセス、またはログ監視が起動中の場合、サブシステム「ANM(モニタリング)」をOFFに変更ができません。モニタリングをOFFに変更する場合には、監視タスクを削除してから、再インポートしてください。または直接千手ブラウザで変更を実施してください。

  • 千手センサー(サーバー)の場合、リソース監視取得方法とディスクとプロセス監視取得方法の変更ができません。千手センサーのリソース監視取得方法、またはディスクとプロセス監視取得方法を変更する場合には、ノードを削除してから、再インポートしてください。または直接千手ブラウザで変更を実施してください。

  • 千手エージェントまたは千手センサー(サーバー)の場合、テキストログ監視およびイベントログ監視、千手起動プロセスは読み込んだ監視設定で上書きされます。ノード定義データファイルに定義されていない監視設定は削除されますので注意して下さい。

  • リソース監視、詳細情報、拡張機能、カスタム監視については、ノード定義データファイルに定義されていないタスクは削除されません。