4.5.4. 定義テンプレートデータの書き出し、読み込み¶
千手システムには、定義データをテンプレートとしてMicrosoft Excelなどの表計算ソフトが取り扱えるデータ形式[テキスト(タブ区切り)(*.txt)]に書き出す機能、及び本マニュアルに記載のフォーマットに従って作成された定義データを読み込む機能があります。
これにより、運用中のノードに対して、用意しておいた定義テンプレートデータを読み込ませることにより、そのノードの監視定義を切り替えることが可能となります。また、同一の監視定義を複数のノードに対して定義する場合も、定義テンプレートデータの読み込みで行うことが可能です。
参考
Microsoft Excelを使って編集する場合の注意事項については Microsoft Excel編集時の注意事項 を参照して下さい。
4.5.4.1. 監視タスク定義テンプレートデータの書き出し、読み込み¶
監視タスク定義テンプレートデータで対象となるデータは、ノードプロパティの、[詳細情報]タブ、[拡張機能]タブ、[カスタム]タブで定義する情報となります。
ノード情報定義テンプレートデータで対象となるデータは、ノードプロパティの、次のタブで定義する情報となります。
[全般]タブ
[ノードグループ]タブ
[システム情報]タブ
[ディスク]タブ
[プロセス]タブ
[ログ監視]タブ
[監視時間帯]タブ
[接続設定]タブ
詳しくは 定義テンプレートデータの書き出し、読み込み を参照して下さい。
参考
監視タスク定義テンプレートデータを書き出し時と、定義テンプレートデータ読み込み時で監視項目の設定に違いがあると、読み込んだ監視タスクの定義に影響を与える場合があります。監視項目の違いが監視タスクの定義に与える影響については 監視項目の設定変更による影響 を参照して下さい。
4.5.4.1.1. データの書き出し(テンプレート)¶
ここでは監視タスクテンプレートについて説明します。
ノード情報テンプレートの詳細については、 定義テンプレートデータの書き出し、読み込み を参照して下さい。
千手ブラウザでノードグループ直下のノードを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[データの書き出し(テンプレート)]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
ノードグループ直下のノードを複数選択したコンテキストメニューで[データの書き出し(テンプレート)]を選択した場合、データの書き出し(テンプレート)ダイアログが表示されます。
「監視タスクテンプレート」フィールドのリストボタンを押すと出る画面を下記の図に示します。
ここで保存先ファイル名を指定し、[保存]ボタンを押すと、データの書き出し(テンプレート)ダイアログの「監視タスクテンプレート」フィールドにファイル名が入力されます。
データの書き出し(テンプレート)ダイアログで[監視タスクテンプレート]を指定し[OK]ボタンを押すと、指定されたファイルに千手ブラウザで選択されたノードに定義されている監視タスクテンプレートを書き出します。
ファイルへの保存の終了時に表示されるデータの書き出し実行結果ダイアログを下記の図に示します。
書き出されるデータファイルのフォーマットは、 書き出しテンプレートファイルのフォーマット を参照して下さい。
データの書き出しを行う際、ファイルに書き出されるエンティティは、千手ブラウザのツリービューでノードエンティティを選択し、リストビューで登録されているものを1つまたは複数選択してデータの書き出しを行った場合、選択したエンティティのみ書き出します。
また、複数選択してデータの書き出しを行った場合は、エンティティごと(ノードごと)に監視タスクテンプレートファイルを書き出します。
4.5.4.1.2. データの読み込み(テンプレート)¶
ここでは監視タスクテンプレートについて説明します。
ノード情報テンプレートの詳細については、 定義テンプレートデータの書き出し、読み込み を参照して下さい。
データの読み込み(テンプレート)では、監視タスクのエンティティの内容が記述してあるテンプレートデータファイルを読み込み、記述内容に従って登録を行います。
テンプレートデータファイルのフォーマットについては、 書き出しテンプレートファイルのフォーマット を参照して下さい。
警告
データの読み込み(テンプレート)は、登録内容の変更を行います。データの読み込み(テンプレート)を行った後、登録内容の変更を取り消すことはできませんので、実行の際は十分注意して行って下さい。データの読み込み(テンプレート)を行う前に、データの書き出しにより、変更前のデータを保存しておくことをお勧めします。
注釈
パラメータ値に入力された値が無効であるかの検査は行われませんので注意して記入して下さい。なお、無効な値で読み込まれた場合、その監視タスクは一時停止中となります。監視タスクのプロパティを開き正しい値に修正して下さい。
参考
ノード種別によっては、利用できない監視項目がありますので、監視タスクの記入時には注意して下さい。詳しくは 監視項目一覧 を参照して下さい。
- あるドメインで登録されている内容を書き出し、別ドメインでデータの読み込みを行う際には、以下の点に注意して下さい。
書き出したドメインに登録されていた監視タスクで使用しているプローブノードIDが、読み込みを行うドメインに登録されていない場合、エラーとなりますので、 書き出しテンプレートファイルのフォーマット を参照し十分注意してファイル中のプローブノードIDを変更してから読み込んで下さい。
書き出したドメインに登録されていた監視タスクで使用している監視項目が読み込みを行うドメインに登録されていない場合、エラーとなりますので、事前に監視項目を登録し、 書き出しテンプレートファイルのフォーマット を参照し十分注意してファイル中のパラメータなどが監視項目と合うように変更してから読み込んで下さい。
[データの読み込み(テンプレート)]コンテキストメニューは、以下の4つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。
千手ブラウザで"ノードグループ"エンティティ直下のノードグループエンティティを選択した状態。
ツリービューでノードグループエンティティを選択し、リストビューで1つも選択しない状態。
千手ブラウザでノードグループエンティティ直下のノードエンティティを選択した状態。
ツリービューでノードエンティティを選択し、リストビューで一つも選択しない状態。
なお、ノードグループエンティティ、またはノードエンティティを複数選択したコンテキストメニューで[データの読み込み(テンプレート)]を選択した場合でも、データの読み込み(テンプレート)ダイアログは1つしか表示されません。
データの読み込み(テンプレート)ダイアログを下記の図に示します。
データの読み込み(テンプレート)ダイアログは、以下のような流れで作業を進めます。
1ページ目([データの読み込み(テンプレート)]ページ)で、それぞれのエンティティで読み込むデータファイルを指定した後、[次へ]ボタンを押します。
指定ファイルの解析結果を表示する2ページ目([データの読み込み内容]ページ)に移ります。
[データの読み込み内容]ページで解析結果を確認し、実際に読み込むと判断した場合、[次へ]ボタンを押します。
本当に読み込んだ内容をマネージャに登録するか確認する3ページ目([確認]ページ)に移ります。
確認ページで[完了]ボタンを押すと、読み込んだ内容をマネージャに登録します。
2ページ目及び3ページ目では、[戻る]ボタンを押すことにより1つ前の段階に戻ることができます。
4.5.4.1.2.1. [データの読み込み(テンプレート)]ページ¶
[データの読み込み(テンプレート)]ページを下記の図に、内容を下記の表に示します。
項目 |
内容 |
---|---|
「追加/変更/置換」選択ラジオボタン |
|
「ノード情報テンプレート」フィールド |
ノード情報のテンプレートデータを記述しているファイル名を指定します。 |
「ノード情報テンプレート」フィールドのリストボタン |
ノード情報のテンプレートデータを記述しているファイルを選択するためのファイル選択ダイアログを表示します。 |
「監視タスクテンプレート」フィールド |
監視タスクのテンプレートデータを記述しているファイル名を指定します。 |
「監視タスクテンプレート」フィールドのリストボタン |
監視タスクのテンプレートデータを記述しているファイルを選択するためのファイル選択ダイアログを表示します。 |
注釈
必ずしも一度に、すべてのファイル名を指定する必要はありません。例えば監視タスクのテンプレートデータだけを読み込みたい場合は、監視タスクテンプレートのファイル名だけを指定し、その他のフィールドは空にして下さい。ただし依存関係になるデータ(監視タスクに定義されたノードなど)は1度に読み込みを行わないとエラーになる場合があるので、ご注意下さい。
4.5.4.1.2.2. [データの読み込み内容]ページ¶
[データの読み込み(テンプレート)]ページで、それぞれのエンティティで読み込むデータファイルを指定した後[次へ]ボタンを押すと、指定ファイルの解析結果を表示する[データの読み込み内容]ページに移ります。
このときは、まだ読み込んだ内容は千手マネージャに登録していません。[データの読み込み内容]ページで、解析結果を確認し実際にその内容を登録するかどうかを判断して下さい。
[データの読み込み内容]ページには、以下のようなタブが存在します。
- [ノード情報]タブ
ノード情報の読み込み内容を表示します。
- [監視タスク]タブ
監視タスクの読み込み内容を表示します。
読み込み内容の表示例として、[データの読み込み内容]ページ([監視タスク]タブ)を下記の図に示します。
[ノード情報]タブ、[監視タスク]タブでは、読み込んだエンティティをリストに状態別に色分けして表示しています。
エンティティの状態と色を、下記の表に示します。
状態 |
色 |
説明 |
---|---|---|
正常 |
黒色 |
正常に読み込めたエンティティ |
異常 |
赤色 |
エラーのエンティティ |
警告 |
黄色 |
選択したエンティティ内でエラーのものが存在する |
変更せず |
灰色 |
正常に読み込めましたが、同じ名称のエンティティが既に登録されており、"追加のみ"が選択されているため変更しないエンティティ |
注釈
現在は"警告"、"変更せず"の状態は"異常"に分類されて表示されます。
また、[監視タスク]タブはリストが2段に分かれており、下段のリストには監視タスクにパラメータが登録してある場合に限り、パラメータの内容が表示されます。
上段・下段問わず、リストで1行選択すると、選択したエンティティに関する読み込み時の情報が「詳細情報」欄に表示されます。
エラーの場合は、ここにエラー内容が表示されます。
読み込み時にエラーのエンティティがあった場合、当該エンティティが属するタブに、異常を示す赤いアイコンが付きます。
リストでエラーの行を選択すると、選択したエンティティのエラー情報が「詳細情報」欄に表示されます。
エラー内容は主に以下の12種類です。
- 文字エラー(文字 '○' は許されない文字です)
使用不可能文字を使用しています。
- 文字数エラー(文字が最大長nを越えています)
文字数が最大文字数をオーバーしています。
- 範囲外 / 指定不可(値○は許されません / 指定できません)
不正な値が指定されています。
- 省略不可(○を1つ以上指定して下さい / ○が指定されていません)
省略不可能です。適切なものを指定して下さい。
- 依存するものが存在しない(○が存在しません / ○が見つかりません)
例えば、監視タスク定義テンプレートファイルで指定された監視項目は、既に登録された監視項目の中に存在しなければなりません。
- 条件不一致(プローブノードのOSが○ではありません /このOS種別には変更できません / このOS種別のノードには○は指定できません /○には登録できません)
例えば、適用可能なノード種別が千手エージェント(UNIX/Linux)のみの監視項目を使った監視タスクを記述し、千手センサーのノードに読み込みを行った場合、条件不一致でエラーとなります。
- 監視動作が変更できません
監視タスクの監視動作が"○依頼中"の場合は、読み込みでの変更ができません。しばらく後に監視動作が"○依頼中"から"監視中"、"一時停止中"、"停止中"になったことを確認してから再度読み込みを行って下さい。
- 上限数エラー(これ以上、登録できません)
監視タスク数、ノード内の監視定義数が、上限数を超えています。
- 基本正規表現構文エラー(正規表現が誤っています/'['に対応する']'がないか'[]'の中身が空です)
基本正規表現が使用されていますが、基本正規表現の構文として不適切な文字列が指定されています。
- 高度な正規表現構文エラー(高度な正規表現として不適切な文字列が指定されています)
高度な正規表現が使用されていますが、高度な正規表現の構文として不適切な文字列が記述されています。
- 正規表現種別混在エラー(正規表現:基本正規表現と高度な正規表現を同時に指定することはできません)
1つのノードのログ監視定義で、基本正規表現と高度な正規表現が混在しています。どちらかに統一してください。
[クリップボードへログをコピー]ボタンを押すと、「詳細情報」に表示されているエラー情報をクリップボードへコピーします。
注釈
異常なデータがある場合は、[次へ]ボタンが押せなくなります。[詳細情報]に表示された内容を参考に、読み込みデータから異常となった原因を取り除いて下さい。
コンテキストメニュー
[データの読み込み内容]ページで、リストから読み込みデータを選択し、右クリックすることにより開かれるコンテキストメニューを下記の図に、内容を下記の表に示します。
項目 |
内容 |
---|---|
詳細情報をコピー |
選択されているデータの詳細情報をクリップボードにコピーします。複数のデータを選択して実行することができます。 |
4.5.4.1.2.3. [確認]ページ¶
[データの読み込み内容]ページで解析結果を確認し、実際に千手マネージャに登録すると判断した場合、[次へ]ボタンを押して下さい。本当に読み込んだ内容を千手マネージャに登録するか最終的に確認する[確認]ページに移ります。
[確認]ページを下記の図に示します。
ここで[完了]ボタンを押すと、読み込んだ内容を千手マネージャに登録します。
注釈
[データの読み込み内容]ページで確認した時点から千手マネージャ上でデータに変化(追加/変更/削除)が発生した場合、登録を中断し、エラーダイアログを表示し、[データの読み込み]ページに戻ります。この場合は、再度読み込み処理を実行して下さい。
4.5.4.1.3. 書き出しテンプレートファイルのフォーマット¶
ここでは、千手ブラウザの監視タスクのテンプレートデータ書き出し及びテンプレートデータ読み込みで扱う、タブ区切りのテキストファイルのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っていますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。途中で改行されますと、データの読み込みを行った際に間違ったデータを読み込んでしまいます。
【テンプレートデータファイル作成にあたって】
各項目間はタブ(表記例では <\t> と表記します)で区切られています。半角や全角のスペースは、区切りではなくそのまま文字として認識しますのでご注意下さい。
省略可能な項目で省略をする場合、半角や全角のスペースも記入しないで下さい。記入されている場合、そのまま半角や全角のスペースを値として認識してしまいます。
ファイルの1行目はヘッダー行となっており、2行目以降に実際のデータが記述されています。ヘッダー行は必須となっています。ヘッダー行はすべて固定文字です。カタカナの半角全角なども区別されますので、ご注意下さい。カタカナはすべて「全角」を採用しています。
データの中にも、カテゴリ種別や、比較演算子など、固定文字で記述すべきものがあるので、指定のものと相違ないように記述して下さい。
省略可能な項目を省略することなどにより、タブだけが最後まで続いているような状態があるときは、そのタブを省略することができます。パラメータ部では、"パラメータ値"の後に続く項目は指定する必要が無い為、15個のタブを省略できます。
"パラメータ値"など機密性の高い項目に関して、Senju DevOperation Conductorでは暗号化して情報を管理しています。この暗号化をパスワード変換と呼びます。"パラメータ値"は、読み込む値がパスワード変換する必要があるか指定する必要があり、パスワード変換する場合は"Y"、既にパスワード変換されている場合は"N"を指定します。例えば、パスワードパラメータの時に"パラメータ値"に"password"と記入した場合は、パスワード変換が必要である為、"パラメータ値パスワード変換"に"Y"を記入します。[データの書き出し(テンプレート)]を行ったデータは、パスワード変換が行われた値で書き出されています。このデータを[データの読み込み(テンプレート)]で読み込ませる場合は、パスワード変換に"N"が記入されている必要があります。
"$SJ_"で始まる文字列はシステムで予約されています。
"パラメータ名"の変更、省略はできません。
- JMX監視タスクの"パラメータ名"が"管理サーバー接続URL"の"パラメータ値"は千手ブラウザで表示される"プロトコル"と"ポート番号"を以下の様に表したフォーマットになります。なお、$SJ_TARGETNODEIDは読み込み時に監視対象ノードIDに変換されます。
- プロトコル://$SJ_TARGETNODEID:ポート番号
- "パラメータ名"が"$SJ_"で始まるパラメータのうち"パラメータ値"の変更ができるパラメータを、千手ブラウザの監視タスクのプロパティに表示される名称と共に次に示します。
$SJ_ACCOUNT :WMIアカウント([接続情報]タブ)
$SJ_PASSWORD :WMIパスワード([接続情報]タブ)
$SJ_SNMPCOMMUNITY :SNMPコミュニティ名([接続情報]タブ)
$SJ_SNMPVERSION :SNMPバージョン([接続情報]タブ)
$SJ_SNMPRETRYCOUNT :SNMPリトライ回数([接続情報]タブ)
$SJ_SNMPTIMEOUT :SNMPタイムアウト([接続情報]タブ)
$SJ_ICMPPACKETSIZE :ICMPパケットサイズ([全般]タブ)
$SJ_ICMPNUMPACKET :ICMPパケット数([全般]タブ)
$SJ_ICMPTIMEOUT :ICMPタイムアウト([全般]タブ)
- "パラメータ名"が"$SJ_"で始まるパラメータのうち"パラメータ値"に"$SJ_INHERIT"が指定できるパラメータを読み込み時に変換される値と共に次に示します。
$SJ_TARGETNODEID :読み込んだノードID
$SJ_PROBENODEID :同一監視タスクのプローブノードIDまたは、読み込んだノードのデフォルトプローブノードID
$SJ_ACCOUNT :同一監視タスクのWMIアカウントまたは、読み込んだノードのデフォルトWMIアカウント
$SJ_PASSWORD :同一監視タスクのWMIパスワードまたは読み込んだノードのデフォルトWMIパスワード
$SJ_SNMPCOMMUNITY :同一監視タスクのSNMPコミュニティ名/SNMPv3セキュリティ情報、または読み込んだノードのデフォルトSNMPコミュニティ名/SNMPv3セキュリティ情報
$SJ_SNMPVERSION :同一監視タスクのSNMPバージョンまたは読み込んだノードのデフォルトSNMPバージョン
$SJ_SNMPRETRYCOUNT :同一監視タスクのSNMPリトライ回数または読み込んだノードのデフォルトSNMPリトライ回数
$SJ_SNMPTIMEOUT :同一監視タスクのSNMPタイムアウトまたは読み込んだノードのデフォルトSNMPタイムアウト
テンプレートデータファイルはフォーマットが複雑な上、代替不可の固定文字列もあるため、テンプレートデータファイルを作成する場合、一度現在登録されているデータの[データの書き出し(テンプレート)]を行い、作成されたファイルを参照することをお勧めします。
また、[データの読み込み(テンプレート)]を行うためにテンプレートデータファイルを作成される場合、監視タスクの各項目の意味を十分理解した上で行って下さい。
4.5.4.1.3.1. 監視タスクテンプレート¶
- ヘッダー行
監視タスクID <\t> 監視タスク名 <\t> カテゴリ種別 <\t> 監視項目名 <\t> 監視対象ノードID <\t> 異常しきい値 <\t> 警告しきい値 <\t> 比較演算子 <\t> 検査間隔 <\t> パラメータ名 <\t> パラメータ値パスワード変換 <\t> パラメータ値 <\t> 正常時アクション:メッセージの送信 <\t> 正常時アクション:メッセージID <\t> 正常時アクション:監視を一時停止する <\t> 正常時アクション:コマンド実行 <\t> 正常時アクション:コマンド実行シーケンス <\t> 警告時アクション:メッセージの送信 <\t> 警告時アクション:メッセージID <\t> 警告時アクション:監視を一時停止する <\t> 警告時アクション:コマンド実行 <\t> 警告時アクション:コマンド実行シーケンス <\t> 異常時アクション:メッセージの送信 <\t> 異常時アクション:メッセージID <\t> 異常時アクション:監視を一時停止する <\t> 異常時アクション:コマンド実行 <\t> 異常時アクション:コマンド実行シーケンス <\t> 異常時アクション:異常判定回数 <\t> 履歴保存期間 <\t> サマリ <\t> プローブノードを指定 <\t> プローブノードID <\t> 一時停止指定 <\t> タスクスケジュール名 <\t> スケジュール:異常しきい値(1) <\t> スケジュール:警告しきい値(1) <\t> スケジュール:比較演算子(1) <\t> スケジュール:検査間隔(1) <\t> スケジュール:異常しきい値(2) <\t> スケジュール:警告しきい値(2) <\t> スケジュール:比較演算子(2) <\t> スケジュール:検査間隔(2) <\t> スケジュール:異常しきい値(3) <\t> スケジュール:警告しきい値(3) <\t> スケジュール:比較演算子(3) <\t> スケジュール:検査間隔(3) <\t> スケジュール:異常しきい値(4) <\t> スケジュール:警告しきい値(4) <\t> スケジュール:比較演算子(4) <\t> スケジュール:検査間隔(4) <\t> スケジュール:異常しきい値(5) <\t> スケジュール:警告しきい値(5) <\t> スケジュール:比較演算子(5) <\t> スケジュール:検査間隔(5) <\t> スケジュール:異常しきい値(6) <\t> スケジュール:警告しきい値(6) <\t> スケジュール:比較演算子(6) <\t> スケジュール:検査間隔(6) <\t> スケジュール:異常しきい値(7) <\t> スケジュール:警告しきい値(7) <\t> スケジュール:比較演算子(7) <\t> スケジュール:検査間隔(7) <\t> スケジュール:異常しきい値(8) <\t> スケジュール:警告しきい値(8) <\t> スケジュール:比較演算子(8) <\t> スケジュール:検査間隔(8) <\n>
- データ行
- 1行目(監視タスク部)
(監視タスクID) <\t> (監視タスク名) <\t> (カテゴリ種別) <\t> (監視項目名) <\t> (監視対象ノードID) <\t> (異常しきい値) <\t> (警告しきい値) <\t> (比較演算子) <\t> (検査間隔) <\t> <\t> <\t> <\t> (正常時アクション:メッセージの送信) <\t> (正常時アクション:メッセージID) <\t> (正常時アクション:監視を一時停止する) <\t> (正常時アクション:コマンド実行) <\t> (正常時アクション:コマンド実行シーケンス) <\t> (警告時アクション:メッセージの送信) <\t> (警告時アクション:メッセージID) <\t> (警告時アクション:監視を一時停止する) <\t> (警告時アクション:コマンド実行) <\t> (警告時アクション:コマンド実行シーケンス) <\t> (異常時アクション:メッセージの送信) <\t> (異常時アクション:メッセージID) <\t> (異常時アクション:監視を一時停止する) <\t> (異常時アクション:コマンド実行) <\t> (異常時アクション:コマンド実行シーケンス) <\t> 異常時アクション:異常判定回数 <\t> (履歴保存期間) <\t> (サマリ) <\t> (プローブノードを指定) <\t> (プローブノードID) <\t> (一時停止指定) <\t> (タスクスケジュール名) <\t> (スケジュール:異常しきい値(1)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(1)) <\t> (スケジュール:比較演算子(1)) <\t> (スケジュール:検査間隔(1)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(2)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(2)) <\t> (スケジュール:比較演算子(2)) <\t> (スケジュール:検査間隔(2)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(3)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(3)) <\t> (スケジュール:比較演算子(3)) <\t> (スケジュール:検査間隔(3)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(4)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(4)) <\t> (スケジュール:比較演算子(4)) <\t> (スケジュール:検査間隔(4)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(5)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(5)) <\t> (スケジュール:比較演算子(5)) <\t> (スケジュール:検査間隔(5)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(6)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(6)) <\t> (スケジュール:比較演算子(6)) <\t> (スケジュール:検査間隔(6)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(7)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(7)) <\t> (スケジュール:比較演算子(7)) <\t> (スケジュール:検査間隔(7)) <\t> (スケジュール:異常しきい値(8)) <\t> (スケジュール:警告しきい値(8)) <\t> (スケジュール:比較演算子(8)) <\t> (スケジュール:検査間隔(8)) <\n>
(監視タスクID)は、新規に追加する場合は"0"を指定して下さい。読み込み監視対象ノードに存在する監視タスクから同一監視設定の監視タスクを変更する場合は"$SJ_INHERIT"を指定して下さい。なお、"$SJ_INHERIT"を記入した場合、同一監視設定の監視タスクが存在しなければ、追加データとみなされます。
※ 以下のカラムの値が同じ場合に同一監視タスクとみなします。
"監視タスク名"
"カテゴリ種別"
"監視項目名"
"監視対象ノードID"
"プローブノードID"
"パラメータ名"
[パラメータ属性:パラメータの値を設定情報に表示する]が"Y"のパラメータの"パラメータ値"
(監視タスク名)は、監視タスク名を記入して下さい。
(カテゴリ種別)は、千手カテゴリの監視項目の場合は"S"、カスタムカテゴリの監視項目の場合は"C"を記入して下さい。
(監視項目名)は、監視タスクの元となる監視項目名を記入して下さい。
※ 追加読み込み時は既に登録されている監視項目を指定して下さい。
※ 変更読み込み時に、監視項目名を変更することはできません。
(監視対象ノードID)は、"$SJ_INHERIT"を記入して下さい。
(異常しきい値)は、判定条件の異常しきい値を記入して下さい。比較演算子が"常に正常"の場合は省略可能です。
(警告しきい値)は、判定条件の警告しきい値を記入して下さい。記入しない場合は異常しきい値と同じ値にするので、異常しきい値による障害が優先となります。比較演算子が"常に正常"の場合は省略可能です。
(比較演算子)は、判定条件の比較演算子を記入して下さい。比較演算子は次のいずれかとなります。
以上のときに異常
以下のときに異常
と異なるときに異常
と等しいときに異常
より小さいときに異常
より大きいときに異常
文字列を含むときに異常
文字列を含まないときに異常
常に正常
(検査間隔)は、検査間隔を記入して下さい。
(正常時アクション:メッセージの送信)は、正常時アクションでメッセージ送信を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(正常時アクション:メッセージID)は、正常時アクションで送信するメッセージIDを記入して下さい。メッセージ送信を行わない場合は省略可能です。
(正常時アクション:監視を一時停止する)は、正常時アクションで一時停止を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(正常時アクション:コマンド実行)は、正常時アクションでコマンド実行を行う場合は、"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(正常時アクション:コマンド実行シーケンス)は、正常時アクションで実行するコマンドシーケンスを記入して下さい。コマンド実行を行わない場合は省略可能です。
(警告時アクション:メッセージの送信)は、警告時アクションでメッセージ送信を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(警告時アクション:メッセージID)は、警告時アクションで送信するメッセージIDを記入して下さい。メッセージ送信を行わない場合は省略可能です。
(警告時アクション:監視を一時停止する)は、警告時アクションで一時停止を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(警告時アクション:コマンド実行)は、警告時アクションでコマンド実行を行う場合は、"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(警告時アクション:コマンド実行シーケンス)は、警告時アクションで実行するコマンドシーケンスを記入して下さい。コマンド実行を行わない場合は省略可能です。
(異常時アクション:メッセージの送信)は、異常時アクションでメッセージ送信を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(異常時アクション:メッセージID)は、異常時アクションで送信するメッセージIDを記入して下さい。メッセージ送信を行わない場合は省略可能です。
(異常時アクション:監視を一時停止する)は、異常時アクションで一時停止を行う場合は"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(異常時アクション:コマンド実行)は、異常時アクションでコマンド実行を行う場合は、"Y"、行わない場合は"N"を記入して下さい。
(異常時アクション:コマンド実行シーケンス)は、異常時アクションで実行するコマンドシーケンスを記入して下さい。コマンド実行を行わない場合は省略可能です。
(異常時アクション:異常判定回数)は、異常時アクションで異常と判定する連続判定回数を1~99の数字で記入して下さい。
(履歴保存期間)は、履歴データを保存する場合の保存期間を日数で記入して下さい。履歴データを保存しない場合は"0"と記入して下さい。
(サマリ)は、履歴データを保存する場合に、保存サマリ方法の有効無効を指定します。左から平均値、最小値、最大値、合計値、最新値の順に有効を"Y"、無効を"N"とし、カンマ区切りで並べます。例えば平均値のみ利用する場合は"Y,N,N,N,N"と記入します。履歴データを保存する場合は、有効な保存サマリ方法を一つ以上指定して下さい。監視タスクの計算結果の型が"文字列"の場合は、平均値と合計値をサマリ方法に指定することはできません。
(プローブノードを指定)は、プローブノードを指定する場合は"Y"、指定しない場合は"N"、読み込み先ノードの設定または同一監視タスクの設定を採用する場合は"$SJ_INHERIT"を記入して下さい。
(プローブノードID)は、プローブノードを指定する場合はプローブノードID、指定しない場合は監視対象ノードID、読み込み先ノードの設定または同一監視タスクの設定を採用する場合は"$SJ_INHERIT"を記入して下さい。
(一時停止指定)は、監視タスクの監視動作を一時停止指定する場合は"Y"、しない場合は"N"を記入して下さい。
(タスクスケジュール名)は、監視タスクに指定するタスクスケジュール名を記入して下さい。タスクスケジュールを指定しない場合は省略可能です。
(スケジュール:異常しきい値(1~8))は、タスクスケジュールで指定する判定条件の異常しきい値を記入して下さい。
(スケジュール:警告しきい値(1~8))は、タスクスケジュールで指定する判定条件の警告しきい値を記入して下さい。
(スケジュール:比較演算子(1~8))は、タスクスケジュールで指定する判定条件の比較演算子を記入して下さい。比較演算子は"より小さいときに異常"、"より大きいときに異常"、"と等しいときに異常"、"と異なるときに異常"、"以上のときに異常"、"以下のときに異常"のいずれかとなります。上記の比較演算子以外に、監視しない場合は"監視しない"、監視結果を常に正常にする場合は"常に正常"、デフォルトの判定条件で監視する場合は"デフォルト判定条件"を指定できます。
(スケジュール:検査間隔(1~8))は、タスクスケジュールで指定する判定条件の検査間隔を記入して下さい。
ここで記入する項目の意味や値の制限については、 ノードのプロパティ([詳細情報]タブ) ノードのプロパティ([拡張機能]タブ) ノードのプロパティ([カスタム]タブ) を参照して下さい。
- 2行目(パラメータ部)
<\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> (パラメータ名) <\t> (パラメータ値パスワード変換) <\t> (パラメータ値) <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\t> <\n>
(パラメータ名)は、パラメータ名を記入します。
(パラメータ値パスワード変換)は、読み込み時に(パラメータ値)のパスワード変換を行う場合は"Y"、そのまま読み込む場合は"N"を記入して下さい。
(パラメータ値)は、パラメータ値を記入して下さい。
※ 監視タスクのパラメータは監視項目の定義と同じ必要があります。このため書き出したパラメータ名やパラメータの数は変更しないで下さい。
ここで記入する項目の意味や値の制限については、 ノードのプロパティ([詳細情報]タブ) ノードのプロパティ([拡張機能]タブ) ノードのプロパティ([カスタム]タブ) を参照して下さい。