2.2.1. 事前準備¶
2.2.1.1. 千手WEBコンポーネントの注意事項¶
千手WEBコンポーネントを導入するには、該当ノードに千手マネージャまたは千手エージェントが導入されている必要があります。
参考
サポート構成については本書 稼働環境 を参照して下さい。
マルチエージェント構成環境にインストールした場合、デフォルトエージェントは変更できなくなります。
2.2.1.2. インストールの制限事項¶
千手マネージャと千手エージェントを共存させているマシンに、千手WEBコンポーネントをインストールすることはできません。
千手エージェントをローカルシステムアカウントで稼働させている環境に、千手WEBコンポーネントをインストールすることはできません。
千手エージェントでロングホスト名を設定している場合、千手WEBコンポーネントをインストールすることはできません。
千手WEBコンポーネントのインストール後に千手DBコンポーネントのインストールはできないため、千手WEBコンポーネントを一度アンインストールする必要があります。
2.2.1.3. インストール時の注意事項¶
- 千手WEBコンポーネントをインストールすると システム環境 の「IIS」項目に記載のアプリケーション/アプリケーションプールを作成します。なお、既に同名のアプリケーション/アプリケーションプールが存在する場合は、既存のものは削除されます。
千手WEBコンポーネントで指定するデータベースは、千手DBコンポーネントで指定したデータベースと同一である必要があります。
2.2.1.4. インストール前の準備¶
本書 稼働環境 に記載のソフトウェアを導入してください。
千手情報設定ツールの設定でWindows認証を指定している場合、千手稼働アカウントにsysadminサーバーロールが付与されていることを確認してください。
千手情報設定ツールの設定でSQL Server認証を指定している場合、設定したユーザーにsysadminサーバーロールが付与されていることを確認してください。
DB格納先のディレクトリは、Microsoft SQL Server の稼働するアカウントから書き込みができるよう、適切な権限を与えてください。
SQL Server認証を用いる場合、パスワードには、';', '}', ':', '[', ']', '(', ')', ',', '?', '*', '!', '@', '='の文字を使用しないでください。
プライマリウェブサービス環境として構築する場合は、同一ノードに千手DBコンポーネントをインストールしておきます。
2.2.1.4.1. 千手ビルトインユーザーの作成(ドメインユーザー環境のみ)¶
千手稼働アカウントがドメインユーザーの場合、千手ビルトインアカウント sjwebuser
をドメインユーザーアカウントとして登録する必要があります。
千手ビルトインユーザー sjwebuser
を作成し、動作に必要な設定を行います
- 千手ビルトインユーザーの登録
ドメインユーザーとして千手ビルトインユーザー
sjwebuser
を登録します。ドメインを管理するActive Directoryにログオンします。 「コントロールパネル」の「管理ツール」-「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面を表示し、ツリービューから「ユーザー」を選択します。 メニューバーより「操作」-「新規作成」-「ユーザー」を選択して
sjwebuser
ユーザーを登録します。
- グループの登録
千手ビルトインユーザー
sjwebuser
をDomain Guests
、IIS_IUSRS
グループに所属させます。「コントロールパネル」の「管理ツール」-「Active Directory ユーザーとコンピュータ」画面を表示します。 ツリービューから「ユーザー」を選択し、千手ビルトインユーザー
sjwebuser
をダブルクリックしてプロパティ画面を表示させます。 「所属するグループ」タブを選択し、「追加」ボタンを押下してDomain Guests
、IIS_IUSRS
を追加して下さい。