2.4.3. データの一括書き出し、読み込み

ノード関連定義データの書き出し、読み込み機能には、定義データ毎にファイル名を指定する方法以外に、入力フォルダ、または千手オフライザファイルを指定して定義データを一括で書き込み、読み込みを行う機能があります。

定義データの一括読み込み機能で読み込みを行うことができる定義データは以下の定義データです。

  • ノードグループ

  • 監視レシピ

  • 監視項目

  • 監視タスク

  • 計算式

  • ログフィルタ

  • JSONログフィルタ

  • イベントログフィルタ

  • 週間スケジュール

  • タスクスケジュール

  • 営業日カレンダー

  • ノード情報

注釈

  • 千手オフライザは、千手ブラウザと同様の操作性のGUI画面を用いてノード関連の定義データを作成することができます。千手オフライザは、千手マネージャとの接続環境のないオフライン環境下で使用できるため、例えば自席のPC上などのローカル環境で手軽にノード関連定義の作成・参照・確認などを行うことができます。詳細は千手オフライザのマニュアルをご参照下さい。

  • クイックフィルタ有効時は、データの一括書き出し、千手オフライザファイルの書き出しを行うことはできません。

2.4.3.1. データの一括書き出し

[データの一括書き出し]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。

  • 千手ブラウザで"ノードグループ"エンティティを選択した状態。

  • ツリービューで"ノードグループ"エンティティを選択し、リストビューで1つも選択しない状態。

コンテキストメニューで[データの一括書き出し]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。

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図 2.162 データの一括書き出しダイアログ

出力フォルダを指定し、[OK]ボタンを押下したときに表示される画面を下記の図に示します。

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図 2.163 データの一括書き出し確認ダイアログ

データの一括書き出し確認ダイアログで[OK]ボタンを押下すると、指定したフォルダにノードグループ、監視レシピ、監視項目、監視タスク、計算式、ログフィルタ、JSONログフィルタ、イベントログフィルタ、週間スケジュール、タスクスケジュール、営業日カレンダー、ノード情報を書き出します。

データの出力時に表示される画面を下記の図に示します。

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図 2.164 データの出力結果ダイアログ(テキスト書き出し)

書き出されるデータファイルのフォーマットは、 書き出しファイルのフォーマット を参照して下さい。

2.4.3.2. 千手オフライザファイルの書き出し

[千手オフライザファイルの書き出し]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。

  • 千手ブラウザで"ノードグループ"エンティティを選択した状態。

  • ツリービューで"ノードグループ"エンティティを選択し、リストビューで1つも選択しない状態。

千手オフライザファイルを書き出した際に必ず出力される定義は以下の通りです。

  • ノードグループ

  • ノード

  • 監視レシピカテゴリ

  • 監視レシピテンプレート

  • 監視レシピ項目

  • カスタム監視項目グループ

  • カスタム監視項目

  • 計算式

  • ユーザーコマンドグループ

  • ユーザーコマンドフォルダ

  • ユーザーコマンド

  • パラメータグループ

  • パラメータ

  • 週間スケジュール

  • タスクスケジュール

  • メッセージフィルタ

  • ログフィルタ

  • JSONログフィルタ

  • イベントログフィルタ

コンテキストメニューで[千手オフライザファイルの書き出し]を選択したときに表示される画面を下記の図に、内容を下記の表に示します。

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図 2.165 データの一括書き出し(ノードグループ)ダイアログ

表 2.70 データの一括書き出しダイアログのプロパティ

項目

内容

「ジョブスケジュール」チェックボックス

ジョブスケジュールの定義データを千手オフライザファイルとして書き出します。必ず書き出される定義に加えて、以下の定義を書き出します。

  • 稼働日カレンダー

  • トリガ

  • リソース

  • 動作環境

  • 動作環境プール

  • ジョブ

  • ネット定義有効日

  • システム

  • ジョブサービス

  • ジョブレポート

  • ジョブ遅延分析

  • 営業日カレンダー

「イベント」チェックボックス

イベントの定義データを千手オフライザファイルとして書き出します。必ず書き出される定義に加えて、以下の定義を書き出します。

  • メッセージ

  • メッセージアクション(全般設定)

  • メッセージアクション

  • メールテンプレート

  • メール連絡先

  • 連絡先グループ

  • セクションテンプレート

  • ブック

  • メッセージフィルタ

  • メッセージ密度

  • メッセージ分布

「コンフィグレーション」チェックボックス

コンフィグレーションの定義データを千手オフライザファイルとして書き出します。必ず書き出される定義に加えて、以下の定義を書き出します。

  • 構成管理ノード

  • 接続設定

  • 構成管理項目

  • 実行ユニット

  • 履歴表示設定

「モニタリング」チェックボックス

モニタリング関連の定義データを千手オフライザファイルとして書き出します。必ず書き出される定義に加えて、以下の定義を書き出します。

  • 監視タスク

「ITリレーション」チェックボックス

ITリレーション関連の定義データを千手オフライザファイルとして書き出します。必ず書き出される定義に加えて、以下の定義を書き出します。

  • アイテムグループ

  • アイテム

  • リレーション

「出力ファイル」フィールド

チェックボックスで選択した定義データを書き出すファイル名を指定します。

「出力ファイル」リストボタン

定義データを書き出すファイルを選択するためのファイル選択ダイアログを表示します。

「JSONファイルを同時に書き出す」チェックボックス

定義データをJSON形式のテキストファイルでも書き出します。

出力ファイルを指定し、[OK]ボタンを押下すると千手オフライザファイルとmd5ファイルが出力されます。 「JSONファイルを同時に書き出す」チェックボックスにチェックが入っている場合、定義データを千手オフライザファイルと同時にJSON形式のテキストファイルでも出力します。 md5ファイルには出力ファイル名とファイルのハッシュが記載されるため、同時に書き出したファイルであることを確認出来ます。

ファイルへの出力時に表示される画面を下記の図に示します。

../../_images/image331.jpg

図 2.166 データの出力結果ダイアログ(千手オフライザファイル書き出し)

2.4.3.3. データの一括読み込み

[データの一括読み込み]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。

  • 千手ブラウザで"ノードグループ"エンティティを選択した状態。

  • ツリービューで"ノードグループ"エンティティを選択し、リストビューで1つも選択しない状態。

コンテキストメニューで[データの一括読み込み]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。

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図 2.167 データの一括読み込みダイアログ(すべて)

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図 2.168 データの一括読み込みダイアログ(差分のみ)

注釈

データの一括読み込みで、[差分のみ]の選択した場合、「千手オフライザファイルを読み込む」機能が利用できません。

テキストを読み込む場合には、"テキスト(タブ区切り)を読み込む"を選択し、入力フォルダを指定します。

千手オフライザファイルを読み込む場合には、"千手オフライザファイルを読み込む"を選択し、入力ファイルを指定します。

[次へ]ボタンを押すと、各エンティティのデータファイル名が自動的に埋め込まれたダイアログが表示されます。

"テキスト(タブ区切り)を読み込む"を選択した場合の画面を下記の図に、"千手オフライザファイルを読み込む"を選択した場合の画面を下記の図に示します。

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図 2.169 データの一括読み込みダイアログ(テキスト読み込み)

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図 2.170 データの一括読み込みダイアログ(千手オフライザファイル読み込み)

"千手オフライザファイルを読み込む"を選択した場合には、ここで個別にファイルを指定することはできません。

以降は、 [データの読み込み]ページ と同様の手順でノード関連定義データの読み込みを行うことができます。