2.4.4. デプロイテンプレートの書き出し、読み込み、転送、取得¶
Senju DevOperation Conductorでは、千手オートスケール機能によって、クラウド環境や仮想環境での千手ノードの動的なスケールアウトや、テンプレートを利用したサーバー構築を行う運用に対応することが可能です。ここでは、千手センサーおよび千手エージェントを、千手ブラウザを使用することなく自動的に管理対象ノードとして登録するためのデプロイテンプレートの作成、外部デプロイテンプレートの取込、千手マネージャへの格納、千手マネージャからの取得について説明します。
デプロイテンプレートの書き出し、読み込みは千手オフライザでも行えます。
注釈
千手オフライザは、千手ブラウザと同様の操作性のGUI画面を用いてデプロイテンプレートの書き出し、読み込みを行うことができます。千手オフライザは、千手マネージャとの接続環境のないオフライン環境下で使用できるため、例えば自席のPC上などのローカル環境で手軽にデプロイテンプレートの作成・参照・確認などを行うことができます。詳細は千手オフライザのマニュアルをご参照下さい。
クイックフィルタ有効時は、デプロイテンプレートの書き出しを行うことはできません。
Senju/OC 2014.0.0以下の千手で作成したデプロイテンプレートは、Senju/DC 2016.0.0以降で使用することはできません。
デプロイテンプレート内に千手エージェントのロングホスト名を指定することはできません。
2.4.4.1. デプロイテンプレートの書き出し¶
デプロイテンプレートの書き出しを行うことで、千手マネージャへ転送するためのデプロイテンプレートを作成できます。
[デプロイテンプレートの書き出し]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。
千手ブラウザのツリービューでデプロイノードグループを選択した状態。
千手ブラウザのリストビューでデプロイノードグループを選択した状態。
コンテキストメニューで[デプロイテンプレートの書き出し]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。
デプロイ対象ノード、出力デプロイテンプレートを指定し、[OK]ボタンを押下すると、デプロイノードグループID、デプロイノードグループ名、デプロイ対象ノード情報、デプロイ対象ノードの監視タスク情報をまとめて、指定したデプロイテンプレートが作成されます。
デプロイテンプレートの出力時に表示される画面を下記の図に示します。
書き出されるデプロイテンプレートのフォーマットは、 デプロイテンプレートのフォーマット を参照して下さい。
2.4.4.2. デプロイテンプレートの読み込み¶
デプロイテンプレートの読み込みを行うことで、デプロイテンプレートのノード情報、ノードの監視タスク情報を千手オフライザまたは千手ブラウザの画面で確認できます。
[デプロイテンプレートの読み込み]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。
千手ブラウザのツリービューでデプロイノードグループを選択した状態。
千手ブラウザのリストビューでデプロイノードグループを選択した状態。
コンテキストメニューで[デプロイテンプレートの読み込み]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。
対象デプロイテンプレートを指定し、[OK]ボタンを押下すると、対象デプロイテンプレートに定義されているノード情報、ノードの監視タスク情報が選択されているデプロイノードグループに登録されます。
デプロイテンプレートの読み込み時に表示される画面を下記の図に示します。
書き出されるデプロイテンプレートのフォーマットは、 デプロイテンプレートのフォーマット を参照して下さい。
2.4.4.3. デプロイテンプレートの転送¶
デプロイテンプレートの転送を行うことで、自動登録されたノードのノード情報、ノードの監視タスク情報を実際に千手マネージャに反映できます。
[デプロイテンプレートの転送]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。
千手ブラウザのツリービューでデプロイノードグループを選択した状態。
千手ブラウザのリストビューでデプロイノードグループを選択した状態。
コンテキストメニューで[デプロイテンプレートの転送]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。
対象デプロイテンプレートを指定し、[OK]ボタンを押下すると、対象デプロイテンプレートが千手マネージャに転送され、選択されているデプロイノードグループごとに格納されます。
デプロイテンプレートの転送時に表示される画面を下記の図に示します。
2.4.4.4. デプロイテンプレートの取得¶
デプロイテンプレートの取得を行うことで、千手マネージャに実際に反映されているノード情報、ノードの監視タスクの情報を、デプロイテンプレートとして取得できます。
取得したデプロイテンプレートは、デプロイテンプレートの読み込みを行うことで、千手オフライザまたは千手ブラウザの画面で確認できます。
[デプロイテンプレートの取得]コンテキストメニューは、以下の2つの状態で右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示させた場合に選択できます。
千手ブラウザのツリービューでデプロイノードグループを選択した状態。
千手ブラウザのリストビューでデプロイノードグループを選択した状態。
コンテキストメニューで[デプロイテンプレートの取得]を選択したときに表示される画面を下記の図に示します。
出力デプロイテンプレートを指定し、[OK]ボタンを押下すると、選択されているデプロイノードグループのデプロイテンプレートが千手マネージャから転送され、指定したファイルにデプロイテンプレートが保存されます。
デプロイテンプレートの取得時に表示される画面を下記の図に示します。
2.4.4.5. デプロイテンプレートのフォーマット¶
- デプロイノードグループセクション行
=== DEPLOY TEMPLATE SECTION : NODE GROUP INFO === <\n>
- デプロイノードグループデータ行
1行目
(ノードグループID) <\n>
2行目
(ノードグループ名) <\n>
- ノード情報セクション行
=== DEPLOY TEMPLATE SECTION : NODE INFO === <\n>
- ノード情報ヘッダー行
ノード を参照してください。
- ノード情報データ行
ノード を参照してください。
- 監視タスク情報セクション行
=== DEPLOY TEMPLATE SECTION : MONITOR TASK INFO === <\n>
- 監視タスク情報ヘッダー行
監視タスクテンプレート を参照してください。
- 監視タスク情報データ行
監視タスクテンプレート を参照してください。