3.3.3. フィルタ

概要

フィルタは、条件を指定して情報を抽出する際に使用するものです。フィルタのエンティティには、メッセージフィルタ・ログフィルタ・JSONログフィルタ・イベントログフィルタが含まれています。

フィルタのエンティティとその説明を下記の表に示します。

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図 3.140 フィルタのエンティティ

表 3.107 フィルタのエンティティ

エンティティ

説明

メッセージフィルタ

各ドメインからのメッセージを、千手ブラウザで表示する際のフィルタリングに使用するフィルタです。

ログフィルタ

ログ中の文字列検索条件を指定し、そのときに千手ブラウザに表示するメッセージフォーマットを設定するフィルタです。(詳細は、 ログフィルタ を参照して下さい。)

JSONログフィルタ

JSON形式のログの検索条件を指定し、そのときに千手ブラウザに表示するメッセージフォーマットを設定するフィルタです。(詳細は、 JSONログフィルタ を参照して下さい。)

イベントログフィルタ

イベントログ中の検索条件を指定し、そのときに千手ブラウザに表示するメッセージフォーマットを設定するフィルタです。(詳細は、 イベントログフィルタ を参照して下さい。)

ネーミングフィルタ

千手ユーザーに対して、表示・非表示・作成を行うことができる千手オブジェクトを設定するフィルタです。(詳細は、 ネーミングフィルタ を参照して下さい。)

コンテキストメニュー

フィルタのエンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューを下記の図に、内容を下記の表に示します。コンテキストメニューは選択されているエンティティによって異なります。上から、リストビューにてメッセージフィルタを選択したときのメニュー、ログフィルタを選択したときのメニュー、JSONログフィルタを選択したときのメニュー、イベントログフィルタを選択したときのメニュー、ネーミングフィルタを選択したときのメニューとなります。

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図 3.141 フィルタのエンティティのコンテキストメニュー

表 3.108 フィルタのエンティティのコンテキストメニュー

表示元

項目

内容

(メッセージフィルタ選択)

データの書き出し

メッセージフィルタを書き出します。詳細は、 メッセージ・オートメーションの定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

データの読み込み

データを読み込むためのデータの読み込みダイアログを表示します。詳細は、 メッセージ・オートメーションの定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

ツール(メッセージモニタ)

メッセージモニタを起動します。

(ログフィルタ選択)

データの書き出し

ログフィルタを書き出します。詳細は、 定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

データの読み込み

データを読み込むためのデータの読み込みダイアログを表示します。ノードグループ、週間スケジュール、ノード情報、タスクスケジュールの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、カスタム監視項目、監視タスク、計算式、ログフィルタ、JSONログフィルタ、イベントログフィルタの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、営業日カレンダーの詳細は、 ジョブスケジュール定義データ書き出し、読み込み を参照して下さい。

(JSONログフィルタ選択)

データの書き出し

JSONログフィルタを書き出します。詳細は、 定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

データの読み込み

データを読み込むためのデータの読み込みダイアログを表示します。ノードグループ、週間スケジュール、ノード情報、タスクスケジュールの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、カスタム監視項目、監視タスク、計算式、ログフィルタ、JSONログフィルタ、イベントログフィルタの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、営業日カレンダーの詳細は、 ジョブスケジュール定義データ書き出し、読み込み を参照して下さい。

(イベントログフィルタ選択)

データの書き出し

イベントログフィルタを書き出します。詳細は、 定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

データの読み込み

データを読み込むためのデータの読み込みダイアログを表示します。ノードグループ、週間スケジュール、ノード情報、タスクスケジュールの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、カスタム監視項目、監視タスク、計算式、ログフィルタ、JSONログフィルタ、イベントログフィルタの詳細は、 定義データの書き出し、読み込み 、営業日カレンダーの詳細は、 ジョブスケジュール定義データ書き出し、読み込み を参照して下さい。

(ネーミングフィルタ選択)

データの書き出し

ネーミングフィルタを書き出します。詳細は、 ネーミングフィルタ定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

データの読み込み

データを読み込むためのデータの読み込みダイアログを表示します。詳細は、 ネーミングフィルタ定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

フィルタ管理ファイルの読み込み

フィルタ管理ファイルを読み込むためのフィルタ管理ファイルの読み込みダイアログを表示します。詳細は、 ネーミングフィルタ定義データの書き出し、読み込み を参照して下さい。

3.3.3.1. メッセージフィルタ

概要

メッセージフィルタは各ドメインからのメッセージを千手ブラウザで受信、表示する際、表示するメッセージの選別を行うために使用するフィルタです。

ここで定義したメッセージフィルタをドメインに適用するには、千手ブラウザの[オプション]→[メッセージフィルタ設定]で適用するフィルタを選択します。

メッセージフィルタのエンティティには、現在登録されているメッセージフィルタが含まれています。詳細モードにおいて表示される項目と内容を下記の表に示します。

表 3.109 メッセージフィルタの詳細モード表示

項目

内容

名称

メッセージフィルタの名称です。

送信種別

"送信"と"抑止"の2つの値をとり、フィルタで定義した条件をどのようにフィルタリングで使用するかを指定しています。

  • 送信:条件にマッチしないメッセージをすべて送信します。

  • 抑止:条件にマッチするメッセージのみ送信します。

コンテキストメニュー

リストビューでメッセージフィルタを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューを下記の図に、内容を下記の表に示します。

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図 3.142 メッセージフィルタのコンテキストメニュー

表 3.110 メッセージフィルタのコンテキストメニュー

項目

内容

データの書き出し

選択されているメッセージフィルタを書き出します。詳細は、 メッセージフィルタ定義の書き出し、読み込み を参照して下さい。

ツール(メッセージモニタ)

メッセージモニタを起動します。

プロパティ

プロパティウィンドウを開きます。

プロパティ

リストビューでメッセージフィルタを選択し、右クリックして表示されるコンテキストメニューでプロパティを選ぶと表示される画面を下記の図に、内容を下記の表に示します。また、各フィールドの使用可能な文字、文字数の制限、省略可/不可を下記の表に示します。

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図 3.143 メッセージフィルタのプロパティ

表 3.111 メッセージフィルタのプロパティ

項目

内容

「メッセージフィルタ名」フィールド

メッセージフィルタの名称です。

「送信種別」選択ラジオボタン

"送信"と"抑止"の2つの値をとり、フィルタで定義した条件をどのようにフィルタリングで使用するかを指定しています。

  • 送信:条件にマッチしないメッセージをすべて送信します。

  • 抑止:条件にマッチするメッセージのみ送信します。

表 3.112 メッセージフィルタのプロパティの入力フィールド

フィールド

使用可能な文字

文字数

省略

「メッセージフィルタ名」

半角英数字、'_' [Windows] 半角英小文字を使用する事はできません。

16文字まで

不可

3.3.3.1.1. メッセージフィルタ(登録)

概要

メッセージフィルタは各ドメインからのメッセージを千手ブラウザで受信、表示する際、表示するメッセージの選別を行うために使用するフィルタです。

登録されているメッセージフィルタのエンティティには、そのメッセージフィルタで定義しているフィルタ条件が含まれています。

フィルタ条件は一つのメッセージフィルタ内で定義する条件項目です。一つのメッセージフィルタに対し、フィルタ条件は複数定義できます。各フィルタ条件はリストビューの行の並びに従って、上から順に適用されます。

詳細モードにおいて表示される項目と内容を下記の表に示します。

表 3.113 メッセージフィルタの詳細モード表示

項目

内容

ノード/ノードグループID

送信条件として指定するメッセージの送信元または対象となるノード/ノードグループIDです。

メッセージレベル

送信条件として指定するメッセージのレベルです。

メッセージID

送信条件として指定するメッセージIDです。

メッセージ内容

送信条件として指定するメッセージ内容です。本文に含まれる文字列を入力します。

発信元

送信条件として指定するメッセージの発信元です。

対応種別

送信条件として指定する対応種別です。

ルールID

送信条件として指定するメッセージアクションのルールIDです。

コンテキストメニュー

リストビューでフィルタ条件を選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューを下記の図に、内容を下記の表に示します。

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図 3.144 フィルタ条件のコンテキストメニュー

表 3.114 フィルタ条件のコンテキストメニュー

項目

内容

ツール(メッセージモニタ)

メッセージモニタを起動します。

プロパティ

プロパティウィンドウを開きます。

プロパティ

リストビューでフィルタ条件を選択し、右クリックして、表示されるコンテキストメニューでプロパティを選ぶと表示される画面を下記の図に、内容を下記の表に示します。また、各フィールドの使用可能な文字、文字数の制限、省略可/不可を下記の表に示します。

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図 3.145 フィルタ条件のプロパティ

表 3.115 フィルタ条件のプロパティ

項目

内容

「ノード/ノードグループID」フレーム

ノードIDカラムと比較する文字列を指定します。ノードIDに関係なく対象とする場合、「全て」にチェックします。
「ノードID指定」をチェックした場合、検索対象文字列と前方一致するかどうかで判断されます。
「ノードグループID指定」をチェックした場合、検索対象文字と完全一致するノードグループIDをもつノードグループにノードが所属しているかどうかで判断されます。

「メッセージレベル」フレーム

状態カラムと比較する値を指定します。メッセージレベルと関係なく対象とする場合、「全て」にチェックします。

「メッセージID」フレーム

メッセージIDカラムと比較する文字列を指定します。メッセージIDに関係なく対象とする場合、「全て」にチェックします。「指定」をチェックした場合、検索対象文字列と前方一致するかどうかで判断されます。

「メッセージ内容」フレーム

メッセージ内容カラムと比較する文字列を指定します。比較する対象は、メッセージ内容全体ではなく、出力メッセージの付加メッセージ(メッセージの後の()括弧の部分)のみになります。メッセージ内容に関係なく、対象とする場合、「全て」にチェックします。「指定」をチェックした場合、検索対象文字列と部分一致するかどうかで判断されます。

「発信元」フレーム

発信元カラムと比較する文字列を指定します。発信元に関係なく、対象とする場合、「全て」にチェックします。指定」をチェックした場合、検索対象文字列と部分一致するかどうかで判断されます。

「対応種別」フレーム

対応種別カラムと比較する文字列を指定します。対応種別に関係なく、対象とする場合、「全て」にチェックします。「指定」をチェックした場合、検索対象文字列と部分一致するかどうかで判断されます。

「ルールID」フレーム

ルールIDカラムと比較する文字列を指定します。ルールIDに関係なく、対象とする場合、「全て」にチェックします。「指定」をチェックした場合、検索対象文字列と部分一致するかどうかで判断されます。

表 3.116 フィルタ条件のプロパティの入力フィールド

フィールド

使用可能な文字

文字数

省略

「ノードID」

半角英数字、半角記号

25文字まで

不可

「ノードグループID」

半角英数字

8文字まで

不可

「メッセージID」

半角英数字、半角記号'!'(ただし、先頭1文字のみ) [Windows] 半角英小文字を使用する事はできません。

7文字まで

不可

「メッセージ内容」

半角英数字、半角記号、全角文字

256バイトまで

不可

「発信元」

半角英数字、半角記号、全角文字

64バイトまで

不可

「対応種別」

半角英数字、半角記号、全角文字

64バイトまで

不可

「ルールID」

半角英数字、半角記号、全角文字

64バイトまで

不可