分析・レポート
日々の運用プロセス実施において蓄積されたデータを様々な角度から分析し、統計を取ることにより業務上の問題点や課題を浮き彫りにし、
更なる業務効率の向上に繋げることが可能となります。
プロセスを定量的に把握するには「技術面」「プロセス面」「サービス面」での測定基準が考えられます。
「技術面」では、パフォーマンス、可用性など、各種コンポーネントやアプリケーションベースの測定になります。
「プロセス面」では、各プロセスにおいてＣＳＦ（Critical Success Factor：主要成功要因）や
ＫＰＩ（Key Performance Indicator：重要業績評価指標）などを設定し測定します。「サービス面」では利用者視点での測定になります。
これらの指標を収集し、定期的に分析・レポートすることにより、継続的な改善につながります。継続的改善といっても、
日々のオペレーションの効率化から、長期的な視点での大規模な改善まで様々あります。単にデータを測定するだけでなく、
改善目的に適した統計管理及び分析が重要になります。サービス開始時はある程度のサービスレベルは達成できていても、
継続的改善が行われないと品質は現状維持ではなく、低下してしまうと捉えるべきです。継続的に活動を行うには、改善の戦略立案、
情報収集、分析、レポート、改善、レビューなどの一連のプロセスが運用現場の負担無く廻るような運用基盤と現場の定着が必要になります。
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