導入事例

Senju Family製品の導入事例をご紹介いたします。

アステラス製薬株式会社 様

[ 本 社 ]東京都中央区日本橋本町2-5-1
[ 創 立 ]1923年
[従業員数] 1 万 7454 名
(2013年3月31現在、連結ベース)

[ U R L ]http://www.astellas.com/jp/

情報システム部 課長 竹沢幹夫氏

Senjuと歩む運用管理20年の歴史を振り返る

製薬業界大手のアステラス製薬。同社は、2005年に合併によって誕生する前からおよそ20年 にわたって、
野村総合研究所(以下、NRI)のSenju Operation Conductor( 以下、Senju/OC)を活用し続けてきた。
「ジョブの実行ツール、管理ツールは縁の下の力持ち。動かなければビジネスは立ち行かなくなる」と断言するのは
アステラス製薬コーポレートIT部 井上純一氏だ。井上氏が運用管理ツールに求めるものとは何か、
同社のシステムの変遷と運用管理の歴史をひも解きながら、話を伺った。

ジョブの実行ツール、 管理ツールは縁の下の力持ち

「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」を経営理念に掲げるアステラス製薬。世界を 舞台に新しい挑戦を続け、最先端の医薬品を生み出し続けている。
2005年に、1923 年創業の山之内製薬と1894年創業の藤沢薬品が合併することで生まれた同社が、Windows サーバベースのシステムを手がけたのは今からおよそ20年前にさかのぼる。当時、基幹系システムを順次Windows化していくのに従って、「ジョブ」の概念を取り入れなければならないケースが出てきて、そこから運用管理ツールとの付き合いが始まった。 長年同社のシステムを支えている運用管理ツールの意義について、アステラス製薬コーポレートIT 部 井上氏は次のように語る。
「ジョブの実行ツール、管理ツールというのは、言わば縁の下の力持ちです。そのため、ツールと言えばツー ルなのですが、本当にインフラに近いツールだと考えています。たとえば、これが明朝まで動かなかった場合、物流網からの製品の出庫は止まりますし、銀行への振り込みもできません。そうなればもう弊社だけの問題ではなく、取引先も含めての問題になりかねません」こうした同社のジョブ処理を長らく支えてきたのが、NRIのSenju/OC(導入当時の名称は千手)だ。
「最初に Senju/OCを導入した理由はいろいろありましたが、最初に使っていたから今も使い続けてき たというわけではありません。細かい見直しは除いて、5 ~10年に1度ぐらい、ハードウェアのリプレースのタイミングで見直しをかけています」アステラス製薬がSenju/OCを使い続けてきた理由は大きく2つあると井上氏は指摘する。1つめは、長い歴史の中で、一度も大きな事故がなかったこと。もう1つはジョブ階層の深さだ。同社の営業系サー バでは、7 階層まで使っているが、他の管理ツールではそこまで対応していないものが多かった。
「実はSenju/OCも、新バージョンが登場したときに、敢えて実績のある前バージョンを導入してきた 経緯があります。それは、たとえ一晩であろうとジョブ実行ツールを停止させるわけにはいかないからで す。それぐらいミッションクリティカルな存在だと思っています」徹底して「 止めない 」ことを追求してきた運用管理ツール、そんなツールが必要とされてきたアステラス製薬のサーバ運用の歴史を、Senju/OCの導入変遷とともに時系列でひも解いていこう。

基幹系のWindowsサーバ化でジョブ管理の必要性

アステラス製薬が Senju/OCを導入した契機は、1995 年頃から基幹系システムを順次Windows化ていくのに伴って、「ジョブ」の概念を取り入れる必要があったことからだった。パフォーマンスやデー タ加工手順を考慮すると、すべてリアルタイムで処理することは不可能で、運用管理ツールでジョブを組む必要性があったという。
ツールの選定には、Senju/OC(当時は千手)を含めた5製品を比較検討。Windowsベースでの管理体制や日本語対応、作り込みなしで、集中管理とサーバ間連携が可能な点を評価して導入を決めた。
監視の対象となったのは、会計データベース、マスターデータベース、営業系データベースを搭載した5台のサーバ(5エージェント)からスター ト。システム監査、メッセージコンソール、ジョブスケジュールといった機能が活用され、すぐに40エージェント(別途開発用で4エージェント)へと利用を拡大していった。
その後さらにSenjuの活用範囲は広がる。アステラス製薬では1996年頃、生産管理システ ムを中心とした基幹系にSAP/R3システムを導入しており、この中でもジョブ管理の必要性が生じた。そこで他社の運用管理ツールとも比較検討した結果 、コスト面のメリット、既存システム との親和性からSenju/OC(当時は千手 Job Scheduler for R/3)が導入された。 なおアステラス製薬の実際の運用業務は、アウトソーシング 先であるシーエーシー(以下、CAC)が担当している。1999年にデータセンターを東京ダイヤビルから自社ビル内に移転。新データセンターにはCACは常駐しないため、CACは千手ブラウザ機能を活用して、ネットワーク経由で監視することになったのもこの頃からだ。

Linux サーバへの挑戦

その後、サーバの仮想化も進め、現在は、2系統のマネージャサーバのもとで、仮想・物理あわせて、およそ100台のサーバを監視するようになった。100台のサーバの内訳は、営業系と基幹系でおよそ6対4。基幹系には「Senju/OC Job Scheduler for SAP」を導入している状況だ。 Senju/OCが監視する本番サーバ群はもちろんクラスターで冗長化。さらにDR(災害復旧)対策で他拠点にレプリカを用意したうえで、こち らもクラスター構成をとっている。運用管理ツールをミッションクリティカルだと考える同社なら ではの高い冗長構成と言えるだろう。
クライアントだけでなく、マネージャサーバのプラットフォームも変遷を辿ってきた。OSで言えば、AIXから始まり、HP-UXへ。そして 今、マネージャサーバの2系統のうち、1系統はLinuxへと移し替えた。Linuxへの変遷について、井上氏は次のように語る。
「弊社では1990年代からWindowsサーバを標準としてきました。たとえば、SAPもAIXから始まり、今ではWindowsサーバに、Oracle DatabaseもMicrosoft SQL Serverへと変更しています。しかし、Senjuのマネージャサーバは安定が第一です。そこでこれまでAIXやHP-UX といったUNIX上で運用してきたわけです。ただ、UNIXマシンとLinuxやWindowsマシンではハードウェアコストが大きく異なります。こうしたことから今回プラットフォームの見直しをかけました。 残りの1系統も近々Linuxに変える予定です」
移行となれば運用管理ツールの見直しの契機にもなるが、そこは変える気がなかったと井上氏はいう。むしろそれをWindowsとLinuxのどち らで稼動させるのかということが検討になり、最終的にはLinuxを選択したという。同プロジェクトは2013年5月に開始し、9月までに構築を完了。エージェント側のバージョンアップも12月に完了し順調に稼働している状況だ。
「UNIX-Linux間での移行においては過去のノウハウもありましたし、NRI の担当者の支援もあり、極めてすんなりといったという印象です」
ハードウェアの切り替えとともに、Senju自体のバージョンアップも着々と進め、2012年にはeXsenju2.5からSenju/OC V11へ、そして 2013年に入ってからSenju/OC 2013へとバージョンアップした。このように進化を遂げてきた同社のSenjuだが、新しい役割も担うようになったと井上氏は説明する。
「Senjuは日々の帳簿など、色々な重要業務を実行しています。たとえば、銀行に対して振り込みファイルが作られ、適切に実行されています。そのため、J-SOXなど内部統制のためにSenjuのジョブにチェックをかけています」アステラス製薬のもとで20年間システムを守り続けてきたSenju/OCの歴史は、そのまま同製品の歴史でもある。企業活動の日々を支える“ミッションクリティカル”な運用管理ツールの「実績」というには、十分すぎる歴史を紡いできたのではないだろうか。

アステラス製薬におけるSenju導入20年の歩み

※本文中に記載の社名、部署名、ご担当者名等は取材時点のものです

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