5.2. ジョブスケジュールの使い方¶
5.2.1. ジョブスケジュールの流れ¶
ジョブスケジュールとは、業務システムで運用するジョブ/ネットを運用管理サーバーで一元管理し、実行を制御するサブシステムです。
このサブシステムは、下記の図のような流れで機能します。
図 5.3 ジョブスケジュールの流れ¶
5.2.2. 運用計画・準備段階¶
- 動作環境の作成 [必須作業]
千手エージェントでジョブ実行する場合は、ジョブ、ネットが稼働するノード、ユーザー、同時稼働ジョブ数及び環境変数を定義した動作環境を作成します。千手センサーでジョブ実行する場合は、ジョブ、ネットが稼働するノード、プローブノード、接続設定、同時稼働ジョブ数及び環境変数を定義した動作環境を作成します。
参考
千手エージェントのバージョンがSenju/OC 2014以前のノードを指定した場合、ジョブスケジュールの一部機能が使用できなくなります。詳細は 動作環境に下位バージョンのエージェントを指定した場合の機能制限 を参照してください。
- 動作環境プールの作成 [任意作業]
動作環境が稼働するノード単位での同時稼働ジョブ数を定義した、動作環境プールを作成します。
- カレンダーの作成 [必須作業]
1年単位で、営業日/非営業日を指定した営業日カレンダーを作成します。営業日カレンダーを元として、稼働日/非稼働日を指定した稼働日カレンダーを作成します。
- トリガの作成 [任意作業]
ジョブ、ネットの起動条件として定義する、ファイル待ちトリガ/イベント待ちトリガ/フレーム連携トリガを作成します。
- リソースの作成 [任意作業]
ジョブ、ネットの起動条件として定義する、リソースを作成します。
- ジョブ及びネットの作成 [必須作業]
ジョブの運用の基になるジョブ及びネットを作成し、稼働日を定義した稼働日カレンダーや稼働する動作環境との関連付けを行います。
- システムの作成とネットの登録 [必須作業]
作成したネットの中で、指定時刻に自動起動させるネットをシステムに登録します。システムに登録したネットをフレームと呼びます。
5.2.3. 日常運用¶
- フレームの登録によるジョブ/ネットのスケジューリング
運用日付毎に、その日に起動するフレームと、その起動時刻を確認し、ジョブ/ネットのスケジューリングを行います。
- フレームの投入及び日付変更
当日運用するフレームのスケジュールを確認し、千手システムに投入します。ジョブの実行がすべて完了した後、フレームの初期化を行い、日付変更を行います。
5.2.4. 計画・準備のための操作¶
実際にジョブ/ネット/フレームを運用するまでに、次のことを行う必要があります。
5.2.4.1. 動作環境の作成¶
5.2.4.1.1. 動作環境とは¶
動作環境とは、ジョブ、ネットが稼働するノード名、ユーザー名、同時稼働ジョブ数、及び環境変数を定義したものです。千手センサーの場合は、上記にプローブ名、接続設定を追加した定義となります。ジョブ、ネットを作成するときに、そのジョブ、ネットが稼働する環境を動作環境名で指定します。
千手エージェントの場合は、ノード名の代わりにノードグループ名を指定することもできます。このとき、グループ内の各ノードの稼働ジョブ数ができるだけ均等になるように、グループ内のノードがジョブ実行時に自動的に割当てられます。
千手エージェントをプローブノードに指定することで、千手パッケージをインストールすることなしに千手センサーでジョブ実行が行えます。プローブノードとして設定された千手エージェントは、TELNET、SSH、WMIを用いて千手センサーでジョブの実行を行います。
動作環境は、千手ブラウザから作成します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"動作環境"を選択して下さい。
図 5.4 動作環境¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている動作環境が一覧表示されています。ここで、動作環境の新規作成、変更、削除を行うことができます。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。千手エージェント/千手センサーメニューが表示されるので、その中から登録したいものを選択して下さい。選択したメニューに対応する新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.5 動作環境の新規作成プロパティウィンドウ(千手エージェント)¶
図 5.6 動作環境の新規作成プロパティウィンドウ(千手センサー)¶
各項目の入力ができましたら、[OK]ボタンを押します。動作環境の作成が完了します。
(動作環境 参照)
同時稼働ジョブ数とは、同じ動作環境下で同時に稼働できるジョブ数の上限です。上限に達している場合はキューイングされます。ノードグループを指定した場合は、各ノード毎の最大数となります。
また、ジョブが稼働する動作環境に対して環境変数を指定する事ができますが、指定されたノードやノードグループ内の各ノードに既に同一環境変数が設定されている場合、動作環境に指定した環境変数の値が有効となります。
動作環境(千手センサー指定)の場合、プローブノードからジョブを実行するノードへの接続方式として、プローブノードがUNIX/Linuxの場合は"TELNETによる接続"または"SSHによる接続"が、Windowsの場合は"TELNETによる接続"、"SSHによる接続"、"WMIによる接続"が選択できます。
また、"TELNETによる接続"を選択した場合は、[高度な設定]ボタンを押すことで、TELNETによる接続時のシェルタイプを設定することができます。
"SSHによる接続"を選択した場合は、[高度な設定]ボタンを押すことで、SSHのバージョンと認証方式を指定することができます。
"WMIによる接続"を選択した場合は、[高度な設定]ボタンを押すことで、WMIによる接続時のコマンド出力取得のためのファイル共有を設定することができます。
注釈
千手マネージャと動作環境に指定したノード、ノードグループ内の各ノード、プローブノードの文字コードが異なる場合は、全角文字を含む環境変数名と値を指定することはできません。
- Windowsのドメイン環境でジョブを実行するときに下記の書式でドメインユーザーをユーザー名に指定することはできません。
ドメイン名\ユーザー名
ユーザー名@ドメイン名
ドメインユーザーでジョブを実行する場合は、sjPEX_makeUserFileコマンドでジョブの実行ユーザーを事前に登録して下さい。詳しくは 千手稼働アカウント以外でのジョブ実行 を参照して下さい。
- [動作環境(千手センサー指定)]
プローブノードから千手センサーノードにTELNET/SSH/WMIアクセスを許可する必要があり、ジョブ実行にはTELNET/SSH/WMIが使用できる状態である必要があります。
千手センサーのOSがHP-UXでTELNET接続の場合、パラメータに全角文字を指定しないで下さい。全角文字を指定する必要がある場合はSSH接続で接続して下さい。
- [マルチエージェント環境]
他の千手エージェントの千手稼働アカウントをユーザー名に指定することはできません。
参考
動作環境(千手センサー指定)のときのWMIによる接続時のコマンド出力取得のためのファイル共有については WMIによる接続機能 を参照して下さい。
5.2.4.1.2. 動作環境(千手エージェント指定)と動作環境(千手センサー指定)の違い¶
動作環境(千手エージェント指定)と動作環境(千手センサー指定)では、次のような動作の違いがあります。
動作環境(千手センサー指定)は、動作環境プールに登録することはできません。
動作環境(千手センサー指定)は、ノードグループネットに指定できません。
動作環境(千手センサー指定)に、Senju DevOperation Conductorで予め用意されているジョブテンプレートを用いて登録したジョブを指定しないで下さい。
1つの千手センサーに対して定義可能な動作環境数の最大値は10です。
動作環境(千手センサー指定)の同時稼働ジョブ数の最大値は10です。
千手センサーノードがWindowsノードでTELNET接続の場合、同一のプローブノードから同一の千手センサーノードに対しての同時稼働ジョブ数の最大値は4です。
ジョブチェッカでは、動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブはテスト対象外となります。
ジョブモニタのテストランでは、ノードがWindowsノードの場合は、モジュールに実行権限があるかどうかの確認が行われません。
動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブの強制停止を実行した場合、接続設定で「SSHによる接続」を選択していると起動コマンドは停止しません。
動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブの場合は、再ラン(ノード指定)はできません。
動作環境(千手センサー指定)は、プローブノードで千手稼働アカウントで起動します。
動作環境(千手センサー指定)では、rootアカウントでジョブを実行するため設定(SjPEX_RootFlag=ON)は必要ありません。
複数の動作環境(千手センサー指定)で接続設定が「WMIによる接続」でジョブを実行する場合、同時稼働ジョブ数の最大値は20です。ただし、ランブックオートメーションでセクションを「WMIによる接続」で稼働している場合、同時稼働ジョブ数に含まれます。
動作環境(千手センサー指定)で接続設定が「WMIによる接続」で同時稼働ジョブ数の最大値20を越えた場合、既に稼働しているジョブが終了するまでジョブのコマンドが実行されません。
動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブの場合は、千手システムの環境変数(SJ_PEX_DATE、SJ_PEX_FRAME、SJ_PEX_NET、SJ_PEX_JOB、SJ_PEX_CURRENT_PATH、など)は利用できません。
動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブでジョブのログ出力機能を使用した場合、ログの出力先はプローブノードになります。
5.2.4.1.3. 動作環境に下位バージョンのエージェントを指定した場合の機能制限¶
- Senju/OC 2014以前の千手エージェントでは、ジョブスケジュールの一部機能が使用できません。
詳細を 表 5.1 に示します。
表 5.1 下位エージェントノードにおける機能制限¶ 制限される機能
動作環境ノードの千手エージェントバージョン
Senju/DC 2016 以降
Senju/OC 2014 以前
遅延時アクション機能
使用可能
使用不可
ジョブの起動コマンドの環境変数展開機能
使用可能
使用不可
ジョブの起動コマンドのカレントディレクトリ変更機能
使用可能
使用不可
条件分岐によるジョブ制御機能
使用可能
使用不可
ファイル待ちトリガの正規表現
使用可能
使用不可
ジョブの終了しきい値条件
- 全て使用可能
以下の
以上の
より小さい
より大きい
と等しい
と異なる
「以下の」のみ使用可能
- Senju/OC 2014以前の千手エージェントでは、ジョブスケジュールの定義長は拡張されません。
詳細を 表 5.2 に示します。
参考
拡張された定義長のジョブをSenju/OC 2014以前の千手エージェントで実行した場合正常に動作しません。千手ブラウザから各定義を作成する際に Senju Operation Conductorエージェントの定義長を超えて作成できなくするよう環境変数(SjBRW_PexIdLimitCompatible)で制御することができます。環境変数の設定方法は、 SjBRW_PexIdLimitCompatible-ジョブスケジュールのバイト数制限機能の設定- を参照して下さい。表 5.2 下位エージェントノードにおける定義長¶ 制限される対象
動作環境ノードの千手エージェントバージョン
Senju/DC 2016 以降
Senju/OC 2014 以前
トリガ名
32 byte
14 byte
動作環境名
64 byte
14 byte
システム名
32 byte
14 byte
フレーム名
32 byte
14 byte
ネット名
32 byte
14 byte
ノードグループネット、繰り返しネット、異常時ネット名
14 byte
10 byte
ジョブ名
32 byte
14 byte
ジョブの起動コマンド長
2048 byte
126 byte
5.2.4.1.4. 動作環境に指定するx64版Windowsエージェントのバージョンによる動作の違い¶
- ジョブの動作環境にx64版Windowsノードを指定し、ジョブの起動コマンドに%windir%System32配下のプログラムやダイナミックリンク(DLL)を指定した場合、千手エージェントのバージョンによって%windir%\SysWOW64へのリダイレクトが行われます。
- Senju/DC 2018 以前のWindows版千手エージェント
- リダイレクトが行われます。
- リダイレクトをさせずに%windir%\System32配下のプログラムやダイナミックリンク(DLL)を使用したい場合は、 ジョブスケジュールでの起動コマンドの指定方法 の「 Windowsの場合 」を参照して下さい。
- Senju/DC 2020 以降のWindows版千手エージェント
- リダイレクトは行われません。
- リダイレクトが行われないことで32ビットアプリケーションが正常に動作しない場合は、動作環境の環境変数に下記を設定してください。
環境変数名:SJ_PEX_CMGR_32
値:ON
5.2.4.2. 動作環境プールの作成¶
動作環境プールとはノード単位での同時稼働ジョブ数を定義したものです。同じ動作環境プールに所属する動作環境において1ノードにおける最大同時稼働ジョブ数は動作環境プールで指定した同時稼働ジョブ数になります。
動作環境プールは、千手ブラウザから作成します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"動作環境プール"を選択して下さい。
図 5.7 動作環境プール¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている動作環境プールが一覧表示されています。ここで、動作環境プールの新規作成、変更、削除を行うことができます。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。動作環境プールの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.8 動作環境プールの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら、[OK]ボタンを押します。動作環境プールの作成が完了します。
(動作環境プール 参照)
動作環境で定義した同時稼働ジョブ数の上限を越えていなくても、所属している動作環境プールの同時稼働ジョブ数の上限に達している場合はキューイングされます。
5.2.4.3. 稼働日カレンダーの作成¶
稼働日カレンダーはジョブ/ネット/フレームの運用日、及び休止日を指定したもので、1年単位で作成します(複数年作成可能)。
カレンダーには営業日カレンダーと稼働日カレンダーがあります。
- 営業日カレンダー
全社の営業日・非営業日を一日毎に指定するカレンダー
- 稼働日カレンダー
営業日カレンダーを元に、ジョブ/ネット/フレームの稼働条件及び非稼働条件を詳しく設定するカレンダー
ジョブスケジュールで用いるのは稼働日カレンダーです。
ジョブ/ネット/フレームは、稼働日カレンダーを基に運用されます。
稼働日カレンダーは、千手ブラウザから作成します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"カレンダー"→"営業日カレンダー"を選択して下さい。
図 5.9 営業日カレンダー¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている営業日カレンダーが一覧表示されています。ここで、営業日カレンダーの新規作成、変更、削除を行うことができます。
(稼働日カレンダー 参照)
稼働日カレンダーは、ジョブ/ネット/フレームのそれぞれに対して作成することができます。
ジョブ/ネット/フレームを作成するときに、その運用日を設定した稼働日カレンダーと対応付けます。1つの稼働日カレンダーを複数のジョブ/ネット/フレームに対応付けることができます。
新規に営業日カレンダーを作成します。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。営業日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.10 営業日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力及び、営業日/非営業日の指定ができましたら、[OK]ボタンを押します。営業日カレンダーの作成が完了します。
次に、稼働日カレンダーを作成します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"稼働日カレンダー"を選択して下さい。
図 5.11 稼働日カレンダー¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている稼働日カレンダーが一覧表示されています。ここで、稼働日カレンダーの新規作成、変更、削除を行うことができます。
新規に稼働日カレンダーを作成します。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。稼働日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.12 稼働日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウ¶
稼働日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウには、「条件」リストがあり、その下に[追加]・[コピー]・[変更]・[削除]ボタンが付いており、それぞれ条件の追加、コピー、変更、削除を行えます。
また、横には[↑]・[↓]ボタンが付いており、条件の順番を入れ替えることができます。条件には優先順位があり、条件リストで一番上に表示されている条件が一番強い条件となります。
条件とは、元となる営業日カレンダーに対して稼働日または非稼働日の指定を行うものです。
条件が何も無い状態から、新規に作成する場合は、「条件」リストの下にある[追加]ボタンを押します。条件ダイアログが表示されます。
図 5.13 条件ダイアログ¶
稼働日または非稼働日を指定する条件には、以下の4つの種類のものが指定できます。
- 営業日で指定
- 月初から/月末から
月初または月末からの営業日を指定して、毎月その営業日を稼働日または非稼働日とします。ただし、月をまたがる場合は設定されません。
- 指定日
日付を指定して、その日付を含めて指定された営業日前/後を稼働日または非稼働日とします。
- 日付で指定
日付を指定して、毎月その日付を稼働日または非稼働日とします。
- 曜日で指定
週と曜日を指定して、毎月その週の曜日を稼働日または非稼働日とします。
- 直接日付で指定
月日を指定して、その日付を稼働日または非稼働日とします。
また、稼働条件に日付で指定/曜日で指定/直接日付で指定のいずれかを用いる場合は、指定した稼働日が非営業日の場合の振替日を、以下の4つの中から選択します。
営業日で指定の稼働条件や、非稼働条件の場合は非営業日の場合の振替日は指定しません。
- 当日
稼働条件で指定した稼働日が非営業日である場合も、その日を稼働日とします。
- n営業日前
稼働条件で指定した稼働日が非営業日である場合は、その日以前で指定された営業日前を稼働日とします。ただし、年をまたがる場合は稼働日として設定されません。
- n営業日後
稼働条件で指定した稼働日が非営業日である場合は、その日以後で指定された営業日後の日付を稼働日とします。ただし、年をまたがる場合は稼働日として設定されません。
- 休止
稼働条件で指定した稼働日が非営業日である場合は、非稼働日とします。
また、稼働日または非稼働日の適用期間を設定する場合は、以下の2つの中から選択します。
- 全て
全ての期間に稼働条件を適用します。
- 期間指定
指定された期間内のみ稼働条件を適用します。適用年は省略可、適用月は省略不可です。また、稼働条件によっては適用期間外に稼働日または非稼働日が設定されることがあります。例えば、3月10日の7営業日前が2月28日である場合に、「3月」のみ「10日の7営業日前」と指定されると、「2月28日」が稼働日になります。
参考
千手マネージャの環境変数を設定することにより、稼働条件で指定した稼働日が非営業日であった際、年をまたいだ場合でも振替日として設定させることができます。(稼働日カレンダーの年またぎ機能 参照)
各項目の入力ができましたら、[OK]ボタンを押します。先ほどの稼働日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウに戻り、「条件」リストに追加した条件が表示されています。
各項目の入力ができましたら、[カレンダーの確認]ボタンを押して表示される稼働日確認ダイアログで、稼働日カレンダーの状態を確認します。
図 5.14 稼働日確認ダイアログ¶
稼働日カレンダーの新規作成プロパティウィンドウで各項目の入力ができましたら、[OK]ボタンを押します。稼働日カレンダーの作成が完了します。
5.2.4.3.1. 稼働日カレンダーの年またぎ機能¶
千手マネージャの環境変数を設定することにより、稼働条件で指定した稼働日が非営業日であった際、年をまたいだ場合でも振替日として設定させることができます。環境変数の設定方法については、 SJ_PEX_JOBCAL_MULTIYEAR-稼働日カレンダーの年またぎ機能の有効/無効設定- を参照して下さい。
ここでは、稼働条件に「曜日で指定」、「非営業日の場合の振替日」を「1営業日後」に設定した稼働日カレンダーを例にして説明します。
図 5.15 条件ダイアログ¶
稼働日カレンダーの年またぎ機能が無効になっている場合、振替日が月をまたがる場合は稼働日として設定されますが、年をまたがる場合は稼働日として設定されません。
例えば、2013年9月30日の振替日は月をまたいだ2013年10月1日が稼働日として設定されます。しかし、2013年12月30日は年をまたいだ2014年1月2日が振替日となるため稼働日として設定されません。必要に応じて年またぎが発生した稼働日カレンダーの稼働条件を変更して下さい。
振替日が年をまたいでいるかどうかは、年またぎチェック機能で確認することができます。詳細は、 年またぎチェック を参照して下さい。
図 5.16 稼働日確認ダイアログ(年またぎ機能無効)¶
稼働日カレンダーの年またぎ機能が有効になっている場合、振替日が年をまたがる場合でも稼働日が設定されます。
例えば、2013年12月30日は年をまたいだ2014年1月2日が振替日となりますが稼働日として設定されます。
図 5.17 稼働日確認ダイアログ(年またぎ機能有効)¶
注釈
稼働日が非営業日の際の振替日が2年以上年をまたいだ場合は、年またぎは行われず、稼働日として設定されません。
5.2.4.4. トリガの作成¶
トリガとは、ジョブ、ネットの起動条件として定義するものです。
ファイル待ちトリガ/イベント待ちトリガ/フレーム連携トリガの3種類があり、ファイル待ちトリガの場合は対象ファイルの存在するノード名とファイル名を指定し、フレーム連携の場合は対象のフレーム/ネット/ジョブを指定します。
トリガは、千手ブラウザから作成します。
(トリガ 参照)
特にトリガを用いたジョブ制御の要件がない場合は、トリガを作成する必要はありません。
注釈
千手センサー上のファイルを、ファイル待ちトリガには指定できませんので注意して下さい。
5.2.4.5. リソースの作成¶
リソースとは、ジョブ、ネットの稼働を制御するために定義するものです。
リソースは、千手ブラウザから作成します。
(リソース 参照)
特にリソースを用いたジョブ制御の要件がない場合は、リソースを作成する必要はありません。
5.2.4.6. ジョブ及びネットの作成¶
5.2.4.6.1. ジョブとは¶
ジョブは、ジョブスケジュールサブシステムを稼働させる最小単位で、コマンドや、複数のコマンドをまとめたシェルスクリプトなどがこれにあたります。
ジョブは、用途に応じて複数個作成することができます。
ジョブは、運用するためにネットに登録します。1つのジョブを複数のネットに登録することができます。
5.2.4.6.2. ネットとは¶
ネットとは、一定の実行順序(前後関係)を持つジョブの集まりをグループ化したものです。ジョブだけではなく、ネットを中に含んだ前後関係を作成することができます。
ネットの例を下記の図に示します。
図 5.18 ネットの例¶
この例では、ネット2、及びjobCが実行される前には、必ずjobAを実行します。この時のjobAを、ネット2及びjobCの前ジョブあるいは先行ジョブと呼び、ネット2及びjobCをjobAの後ジョブあるいは後続ジョブと呼びます。同様に、jobD及びjobEの前には、必ずjobBを実行します。
後続ジョブは、先行ジョブが正常終了した時に実行されます。ジョブの作成の際に指定する「終了しきい値」の条件を満たす終了コードでジョブが終了した場合に正常終了と見なされます。
また、ネットと、ネットを構成するジョブに異なる稼働日カレンダーを割り当てれば、特定の日には、ネット中の一部のジョブだけを稼働させることができます。
5.2.4.6.2.1. ノードグループネットとは¶
ノードグループネットとは、複数のノードで同一のジョブを実行するためのネットです。ノードグループネットにはノードグループの動作環境を指定します。
通常のネットでノードグループの動作環境を指定したときは、ノードグループ内の任意のノードでジョブをロードバランスしながら実行しますが、ノードグループネットではノードグループ内の全てのノードで同じジョブを実行します。
ノードグループネットではジョブと異常時ネットのみ含むことができます。ネット、ノードグループネット、繰り返しネット、分岐ジョブ、分岐先ネットを含むことはできません。
5.2.4.6.2.2. 繰り返しネットとは¶
繰り返しネットとは、同一ネットを複製し繰り返して実行するためのネットです。繰り返し回数は1回~512回まで指定可能です。
繰り返しネットではジョブと異常時ネットのみ含むことができます。ネット、ノードグループネット、繰り返しネット、分岐ジョブ、分岐先ネットは含むことはできません。
5.2.4.6.2.3. 異常時ネットとは¶
異常時ネットとは、ジョブの後続ネットとして設定することで、ジョブが異常終了した場合に、終了コードに応じて指定の異常時ネットを実行することができます。異常時ネットが稼働するしきい値を変えることで、同一ジョブに最大4つの異常時ネットを設定することができます。
異常時ネットではジョブのみ含むことができます。ネット、ノードグループネット、繰り返しネット、異常時ネット、分岐ジョブ、分岐先ネットを含むことはできません。
5.2.4.6.2.4. 分岐先ネットとは¶
分岐先ネットとは、分岐ジョブの後続として唯一設定できるネットのことです。分岐ジョブの後続には最大10個の分岐先ネットが設定でき、分岐ジョブで設定した条件により処理を振り分けることができます。
分岐先ネットではネットと同様に、ジョブ、ネット、ノードグループネット、繰り返しネット、異常時ネット、分岐ジョブ、分岐先ネットを含むことができます。
ジョブエディタにて、作成済みのネットを分岐先ネットとしてネット内に登録した後に、分岐ジョブと先行関係を作成します。
分岐ジョブで設定した条件にあてはまらなかった時は自動でスキップ指定されスキップ終了します。※1
また、分岐先ネットが稼働するときに先行の分岐ジョブのステータスが「スキップ終了」であった場合も、同様に自動でスキップ指定されスキップ終了します。※1
注釈
※1 この時、千手ブラウザからスキップ指定の情報を参照することはできません。これは異常時ネットがスキップ終了した時と同様の扱いとなります。
ジョブが稼働する動作環境ノードの千手エージェントのバージョンがSenju/OC 2014以前の場合、分岐先ネットの使用はサポートしていません。
参考
分岐ジョブがスキップ終了した影響でスキップ終了した分岐先ネットを稼働させたい場合は、Q&Aの [ジョブ/ネット稼働時] のQ61を参照してください。
5.2.4.6.3. ジョブ及びネットの作成手順¶
ジョブの運用の基になるジョブ及びネットを作成し、運用日を定義した稼働日カレンダーや稼働する動作環境との関連付けを行います。
ジョブが出力するログはファイルに取得することができます。
ログ出力の設定方法については、 ジョブのログ出力機能 を参照して下さい。
ジョブ、及びネットの作成手順を次に示します。
- ジョブの開発
次のことを考慮してジョブを開発します。
終了条件(正常終了・異常終了の判別方法)
ジョブの実行順序(ネットの構造)
ジョブの動作環境
- ジョブの作成
千手ブラウザからジョブを作成します。このときに、ジョブが稼働する動作環境を指定します。(詳細は ジョブスケジュール を参照して下さい。)
5.2.4.6.4. ジョブの作成¶
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"ジョブ"を選択して下さい。
図 5.19 ジョブ¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているジョブが一覧表示されています。ここで、ジョブの新規作成、変更、削除を行うことができます。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。ジョブの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.20 ジョブの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押します。ジョブの作成が完了します。
5.2.4.6.5. ネットの作成とジョブの登録¶
ネットは、ジョブ及びネットをグループ化したものです。ネット内のジョブやネットには前後関係を付ける事もできます。ジョブをネットに登録し、そのネットをシステムに登録する事で、運用する事ができます。
ネットは、用途に応じて複数個作成することができます。
ネットは、運用するためにシステムに登録します。1つのネットを複数のシステムに登録することができます。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"ネット.定義有効日"を選択して下さい。
図 5.21 ネット¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているネットが一覧表示されています。ここで、ネットの新規作成、変更、削除を行うことができます。
ネットを新規作成する場合は、リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューから[ネット]を選択して下さい。ネットの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.22 ネットの新規作成プロパティウィンドウ¶
「定義有効日」フィールドには、作成するネットの定義が有効になる日付を入力し、「定義有効終了日」フィールドには、作成するネットの定義が有効な最終日付を入力して下さい。特別な場合を除き、「定義有効日」フィールドには、作成している日付(今日の日付)を入力します。
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットの作成が完了します。
次に、ネットにジョブ及びネットを登録します。
千手ブラウザのツリービューで、先ほど追加したネットが"ネット.定義有効日"の下に現れているので、それを選択して下さい。
ここで、ネットにジョブ及びネットの登録、変更、削除を行うことができます。
新規にネットにジョブ及びネットを登録して下さい。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。ジョブ/ネット/ノードグループネット/繰り返しネット/異常時ネットメニューが表示されるので、その中から登録したいものを選択して下さい。選択したメニューに対応する新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.23 ネット内のジョブの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットにジョブ及びネットの登録が完了します。
注釈
ネットの定義の際に中身が空のネットを定義すると、フレーム作成時のチェックでエラーとなります。
他のネットの定義を複製してネットを作成する場合は、コピーするネットを選択してマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[コピー]を選択して下さい。その後にリストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[貼り付け]を選択して下さい。
コピーするネットに複数の定義有効日が存在する場合には、定義有効日選択ダイアログが表示されます。
リストには定義有効日が異なる同じ名称のネット定義の一覧が表示されます。リストの背景色は、千手ブラウザの日付に対して、有効なネット定義か、未来あるいは過去に有効な定義であったかどうかで変化します。定義有効開始日/終了日と背景色の関係を下記の表に示します。
また、基準日を入力し[検索]ボタンを押すと、基準日に有効となる定義のみが表示されます。
コピーする定義を選択して[OK]ボタンを押して下さい。
図 5.24 定義有効日選択ダイアログ¶
定義有効開始日/終了日 |
背景色 |
|---|---|
現在有効な定義 |
白色 |
過去有効だった定義 |
灰色 |
未来に有効になる定義 |
薄い緑色 |
コピー元のネットと同じ情報が入力された状態で新規作成プロパティウィンドウが表示されます。必要な項目を変更して[OK]ボタンを押して下さい。ネットの作成が完了します。
5.2.4.7. システムの作成とネットの登録¶
作成したネットの中で、指定時刻に自動起動させるネットをシステムに登録します。システムとは、日付変更の単位になる運用グループのことで、業務的に関連したフレームをグループ化したものです。このシステムを単位にしてジョブの投入、及び日付の更新処理を行います。
- システムの作成
千手ブラウザから、ネットを登録するシステム名を指定します。
(詳細は ジョブスケジュール を参照して下さい。)
- ネットの登録
作成したシステムに、ネットを登録します。このときに、登録したネットが使用する稼働日カレンダー、起動時刻、及び運用開始日を指定します。さらに必要に応じて、動作環境や所要時間の設定、ネットの終了時のコマンドを定義します。
また、該当システムの自動サイクル運用についての指定もここで行います。
(詳細は ジョブスケジュール を参照して下さい。)
システムは、フレームとして運用するネットをグループ化したものです。
フレームをシステムに登録する事で、システム単位でまとめて操作することができるようになります。
システムは、用途に応じて複数個作成することができます。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"システム"を選択して下さい。
図 5.25 システム¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているシステムが一覧表示されています。ここで、システムの新規作成、変更、削除を行うことができます。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。システムの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.26 システムの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。システムの作成が完了します。
次に、システムにネットを登録します。
千手ブラウザのツリービューで、先ほど追加したシステムが"システム"の下に現れていますので、選択して下さい。
ここで、システムにネットの登録、変更、削除を行うことができます。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。ネットの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.27 システム内のネットの新規作成プロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。システムにネットの登録が完了します。
<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"ネット"→<ネット>から、"システム"→<システム>へのドラッグ&ドロップまたはコピー&ペーストによって、システムにネットを追加することも可能です。
5.2.4.8. その他の機能・利用例¶
5.2.4.8.1. 稼働日カレンダーの利用例¶
以下のフレームで、フレーム、ネット、及びジョブにそれぞれ別な稼働日カレンダーを作成した場合、次のようになります。
この例で、それぞれに次の曜日に稼働するような稼働日カレンダーを割り当てたとします。
frm1:月、火、水、木、金
net1:月、水、金
jobA:月、火、水、木、金、土、日
jobB:月
jobC:月、火、水
jobD:月
この場合、各ジョブは次の曜日に稼働します。
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|
job A |
○ |
× |
○ |
× |
○ |
× |
× |
job B |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
job C |
○ |
× |
○ |
× |
× |
× |
× |
job D |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
上記の例のように、フレーム、ネット、及びジョブに異なる稼働日カレンダーを割り当てると、各ジョブが稼働するかどうかは、次の順番で判断されます。
- フレーム、ネットが運用日かどうか
フレーム、ネットが運用日でない場合、その中にあるネット、及びジョブは稼働しません。
- ジョブが運用日かどうか
ジョブが運用日でない場合稼働しません。
つまり、ジョブの場合、それが所属するフレーム、ネットが運用日でなければ稼働しません。
ネットの場合も、それが所属するネット(存在しない場合もあります)が運用日でなければ稼働しません。
このことを利用すれば、ある特定の曜日だけ一部のジョブが稼働するようなフレームを作成できます。
5.2.4.8.2. 動作環境と稼働日カレンダーの省略機能¶
動作環境や稼働日カレンダーは、ジョブ、ネット及びフレームのそれぞれに対して関連付けることができますが、同一のものを使用する場合、省略して定義することができます。
ジョブ、ネット及びフレームについて、動作環境や稼働日カレンダーの関連付けを省略した場合、そのジョブ、ネットが所属するネット、フレームの動作環境や稼働日カレンダーが引き継がれることになります。
例えば以下のフレームで、その中のネット、及びジョブについてそれぞれ別な動作環境と稼働日カレンダーの関連付け・省略を行うと、次のようになります。
この例で、それぞれ次のような動作環境と稼働日カレンダーを割り当てたとします。
frm1:動作環境…cmgrA 稼働日カレンダー…calA
net1:動作環境…cmgrB 稼働日カレンダー…calB
net2:動作環境…省略 稼働日カレンダー…省略
jobA:動作環境…cmgrC 稼働日カレンダー…calC
jobB:動作環境…省略 稼働日カレンダー…省略
jobC:動作環境…省略 稼働日カレンダー…省略
この場合、各ジョブは次の動作環境と稼働日カレンダーに関連付けられます。
jobA:動作環境…cmgrC 稼働日カレンダー…calC
jobB:動作環境…cmgrB 稼働日カレンダー…calB
jobC:動作環境…cmgrA 稼働日カレンダー…calA
5.2.4.8.3. ジョブ運用制御機能¶
ジョブ運用をきめ細かく制御できるように、千手システムでは次の機能を用意しています。必要に応じてジョブ、ネットに組み込んでご利用下さい。
下記のジョブ運用制御機能の定義方法については、 ジョブエディタ を参照して下さい。
5.2.4.8.3.1. ファイル待ちトリガ¶
あるファイルが生成された時点で、起動条件が満たされる(ONになる)トリガです。ファイル待ちトリガの例を次に示します。
このように、ファイルが生成されるまでは、ファイル待ちトリガはOFFの状態でファイルを監視し、ファイルが生成された時点でONの状態になります。また、ファイルを消去するとトリガもOFFに戻ります。
後続ジョブ/ネットをファイルを生成された後に起動したい場合などに使用して下さい。
注釈
千手センサー上のファイルはファイル待ちトリガには指定できません。
- ディレクトリ名
絶対パスで指定してください。
すべてのディレクトリに千手稼働アカウントからの実行権を付与してください。
「正規表現を使用」を設定している場合、すべてのディレクトリに千手稼働アカウントからの読み取り権限を付与してください。千手稼働アカウントでアクセス可能な状態にしてください。
- ファイル名
「正規表現を使用」を設定している場合、ファイルが生成されてONの状態となったあと、監視対象のファイルを削除しても他に条件にマッチするファイルがある場合はONのままとなります。
トリガをOFFにするには、正規表現の条件にマッチするファイルを全て削除してください。
参考
ファイルの監視は、トリガに指定された運用日付から10日間行われます。この値は環境変数で変更可能です。(ジョブスケジュールの環境変数の設定方法 参照)
また、特殊文字を指定することで自動的に年、年(下2桁)、月、日、運用日付、運用日付(相対)をファイル名に設定できます。必要に応じて以下の文字列をファイル名に指定して使用して下さい。値はトリガの運用日付が変わる毎に自動的に再設定されます。
内容 |
特殊文字 |
|---|---|
年 |
$SJ_PEX_YEAR |
年(下2桁) |
$SJ_PEX_YY |
月 |
$SJ_PEX_MM |
日 |
$SJ_PEX_DD |
運用日付 |
$SJ_PEX_DATE |
運用日付(相対) |
$SJ_PEX_DA±1~9 |
例えば、運用日付が2006年04月01日の場合、各値は次のようになります。
記述例 |
結果 |
|---|---|
file$SJ_PEX_YEAR |
file2006 |
file$SJ_PEX_YY |
file06 |
file$SJ_PEX_MM |
file04 |
file$SJ_PEX_DD |
file01 |
file$SJ_PEX_DATE |
file20060401 |
file$SJ_PEX_DA+1 |
file20060402 |
file$SJ_PEX_DA-1 |
file20060331 |
file$SJ_PEX_YY$SJ_PEX_MM$SJ_PEX_DD |
file060401 |
5.2.4.8.3.2. イベント待ちトリガ¶
後続ジョブ/ネットの起動をトリガ送信コマンドが発行されるまで待たせるためのトリガです。イベント待ちトリガの例を次に示します。
このように、イベント待ちトリガは、ユーザーがトリガ送信コマンドを発行するまではOFFの状態でイベントを待ち、発行後ONの状態になります。(トリガ送信コマンドの発行は、千手ブラウザから"コマンド"→"千手コマンド"→"ジョブスケジュール"→"トリガ送信"からも行えます。)
後続ジョブ/ネットを指定のイベントが発行された後に起動したい場合などに使用して下さい。
トリガ送信コマンドの使い方は、 sjPEX_sendtrigger-トリガの送信- を参照して下さい。
5.2.4.8.3.3. フレーム連携トリガ¶
あるフレーム/ネット/ジョブが正常終了(スキップ終了)した時点で、起動条件が満たされる(ONになる)トリガです。フレーム連携トリガの例を次に示します。
このように、指定したフレーム/ネット/ジョブが正常終了(スキップ終了)するまでは、フレーム連携トリガはOFFの状態で、指定したフレーム/ネット/ジョブが正常終了(スキップ終了)した時点でONの状態になります。
なお、指定したフレーム/ネット/ジョブが初期化されたりしてもトリガはOFFには戻りません。
後続ジョブ/ネットを別のフレーム/ネット/ジョブの正常終了(スキップ終了)した後に起動したい場合などに使用して下さい。
5.2.4.8.3.4. リソース指定¶
ジョブ、ネットの起動をリソースが獲得できるまで待たせることによって排他や同時に稼働するジョブ、ネットを制限する機能です。
リソースを用いた例を以下に示します。
このように、リソースの取り合いを行うことにより同時に稼働させたくないジョブ、ネットの排他を行うことができます。
リソースは運用日付、システム、フレームに関与しませんので、運用日付、システム、フレームをまたがって使用することができます。
ジョブ、ネットにはリソース毎にその消費値を変更することが可能ですので、リソースの最大値内で複数のジョブ、ネットにリソースを獲得させて起動することもできます。
注釈
リソースは、当該リソースを使用するジョブ、ネットを含むフレームが起動した時点で生成され、これらのフレームがすべて初期化されると削除されます。
ジョブ、ネットが異常終了した場合には、当該ジョブ、ネットの再ランに備えるためにリソースの開放は行われません。
リソース値を変更する場合は、該当リソースを使用するフレームを初期化してから変更して下さい。
- リソース指定のあるジョブ、ネットは以下の状態の時にリソースを獲得しています。
「稼働中」状態のジョブ、ネット
「キューイング」状態のジョブ
「一時停止」状態のジョブ、ネット
「停止中」状態のネット
「異常終了」状態のジョブ、ネット
ただし、ネットの内側のジョブ、ネットの初期化等により、上位ネットが「停止中」に遷移した場合にはリソースは獲得されません。
ノードグループネット及び繰り返しネットの展開元ネットにリソースを指定しても、展開後の各ネットにはリソースは指定されません。展開後の各ネットの排他を行うときは、展開元ネット内の各ジョブにリソースを指定してください。
5.2.4.8.3.5. 遅延監視¶
指定時間までにジョブ、ネットが起動または終了しているかどうかを監視するための機能です。必要に応じて、ジョブ、ネット定義のときに開始時刻、終了時刻として入力して下さい。対象ジョブ、ネットが、指定時間までに起動または終了していない場合、その旨のメッセージがメッセージモニタに出力されます。
5.2.4.8.3.6. 所要時間監視¶
指定時間内でジョブ、ネット、フレームが終了しているかどうかを監視するための機能です。必要に応じて、ジョブ、ネット、フレームの定義のときに所要時間として入力して下さい。対象ジョブ、ネット、フレームが、指定時間内で終了していない場合、その旨のメッセージがメッセージモニタに出力されます。
注釈
所要時間は、ジョブ、ネット、フレームの起動時刻から起算しますが、"秒"については参照しません。そのため、起動時刻の00秒から起算した時刻になります。
5.2.4.8.3.7. 開始時刻指定¶
ジョブ、ネットを指定した時刻に起動させるための機能です。必要に応じて、ジョブ、ネットの定義のときに開始時刻として入力して下さい。対象ジョブ、ネットは、他の前ジョブ/ネットやトリガなどの起動条件がすでに満たされている場合でも、指定時刻まで起動が待たされます。
逆に、指定時刻になっても、他の前ジョブ/ネットやトリガなどの起動条件が満たされないために、ジョブ、ネットが起動できない場合は、他の前ジョブ/ネットやトリガなどの起動条件が満たされるまで起動が待たされます。この際、メッセージモニタにメッセージなどは特に出力されないため、指定時刻に起動しなかったことを知る必要がある場合は、開始時刻の遅延監視も併せて設定するようにして下さい。
5.2.4.8.3.8. 遅延時アクション¶
ジョブが遅延した時に手動で行っていた作業を自動化するための機能です。強制起動、強制停止、スキップ指定などのアクションを開始時刻の遅延監視、終了時刻の遅延監視、所要時間監視それぞれに指定できます。
注釈
ジョブが稼働する動作環境ノードの千手エージェントのバージョンがSenju/OC 2014以前の場合、遅延時アクションの使用はサポートしていません。
5.2.4.8.3.9. 正常時コマンド・異常時コマンド¶
フレーム、ネット、ジョブが正常、あるいは異常終了した時に、指定のコマンドを起動する機能です。必要に応じてフレームの定義のときには正常時コマンド、あるいは異常時コマンドとして入力、ジョブ、ネットの定義のときには正常時アクションあるいは異常時アクションのコマンド実行として入力して下さい。
本コマンドは後続ジョブの起動条件ではありません。また本コマンドは、運用管理サーバー上の千手稼働アカウントで起動されます。
また、以下の環境変数がそれぞれに設定されています。必要に応じてシェルスクリプトまたは、Batchファイルで使用して下さい。
フレーム
運用日付: SJ_PEX_DATE
フレーム名: SJ_PEX_FRAME
ネット
運用日付: SJ_PEX_DATE
フレーム名: SJ_PEX_FRAME
ネット名: SJ_PEX_NET
ジョブ
運用日付: SJ_PEX_DATE
フレーム名: SJ_PEX_FRAME
ネット名: SJ_PEX_NET
ジョブ名: SJ_PEX_JOB
異常終了回数: SJ_PEX_ABENDTIMES (異常時アクション時で再ランを選択した場合のみ取得可能)
注釈
ジョブの異常時アクション(コマンド実行)は、ジョブが起動できなかった(!PEX007 ジョブ状況通知 [起動エラー])場合や、ジョブを強制停止(!PEX010 ジョブ状況通知 [強制停止])して異常終了となった場合でも実行されます。
5.2.4.8.3.10. 異常時自動スキップ・異常時自動再ラン¶
ジョブが異常終了した時に、自動的にスキップ終了させるまたは自動的に再ランさせる機能です。必要に応じて、ジョブの定義のときに異常時アクションとして選択して下さい。
注釈
ジョブの異常時アクション(異常時自動スキップ・異常時自動再ラン)は、ジョブが起動できなかった(!PEX007ジョブ 状況通知 [起動エラー])場合や、ジョブを強制停止(!PEX010 ジョブ状況通知 [強制停止])して異常終了となった場合は実行されません。
5.2.5. 日常運用の操作¶
5.2.5.1. ジョブ/ネット/フレームのスケジューリング¶
運用日付毎に、その日に起動するネットと、その起動時刻を確認し、それをフレームとして登録し、ジョブ/ネットのスケジューリングを行います。
スケジュールには、指定した運用日付に起動されるフレーム、及び起動時刻などが登録されています。個々の運用日付毎にフレームを登録しないと、ジョブ/ネットを運用することはできません。
この操作は、少なくとも運用日の前日までには行って下さい。
- 実行システムの作成
登録したネットと稼働日カレンダーから、運用日付に起動するフレームを、全システム一括、システム別、あるいは個別フレーム毎に登録することができます。運用スケジュールを確認して、登録を行います。このとき、必要に応じて、フレームを追加/変更/削除できます。また、登録したフレームの接続状態を表示して、ジョブ/ネットの実行順序を確認します。(詳細は ジョブチェッカ を参照して下さい。)
注釈
自動サイクル運用機能を用いると、実行システムの作成は自動的に実行されます。
5.2.5.2. 当日の運用手順¶
当日運用するジョブ/ネット/フレームの実行システムのスケジュールを確認し、千手システムに投入します。投入したジョブ/ネット/フレームは、起動時刻になると自動的に起動されます。ジョブ/ネット/フレームが終了した後は、実行システムの初期化、及び日付変更処理を行って下さい。
日常の運用は、次のような流れで行われます。
- システム登録状況
当日のジョブスケジュールの実行システムのフレーム登録状況を確認します。このとき、必要に応じてフレームを追加したり、削除することができます。 (詳細は ジョブスケジュール を参照して下さい。)
- システムの投入
当日のスケジュールが正しければ、実行システムを投入します。投入したシステム中のフレームは、起動時刻になると、自動的に起動されます。 (詳細は ジョブモニタ を参照して下さい。)
- システムの初期化
すべてのジョブ/ネット/フレームが終了したら、実行システムを初期化します。初期化とは、ジョブ/ネット/フレームの実行状態をすべて、未投入の状態(初期化状態)に戻す事です。投入したフレーム内の各ジョブ/ネットは、現時点の実行状態を保持しています。そこで、終了したジョブ/ネット/フレームを、再実行するためには、この実行状態を最初の状態に戻す必要があります。業務が終了した後は、必ず初期化を行って下さい。 (詳細は ジョブモニタ を参照して下さい。)
- 日付変更
初期化した実行システムに対して日付変更処理を行います。日付変更とは、実行システムの運用日付を、次に運用を行う日付に変更することです。日付変更は実行システム単位に行えます。( このとき、初期化されていない( 未投入以外の状態の )実行システムに対して日付変更処理を実行すると、前の運用日付の実行システムはそのまま残り、次に運用を行う日付の実行システムは新しく作成されます。前の運用日付の実行システムについては、ジョブ/ネット/フレームが終了したら、初期化後、削除を行って下さい。) (詳細は ジョブモニタ を参照して下さい。)
注釈
自動サイクル運用機能を用いると、実行システムの初期化、実行システムの登録、日付変更、実行システムの投入が自動的に実行されます。
5.2.5.3. 実行システムの作成¶
システムから実行システムを作成する事により、運用日付毎にスケジューリングしたフレームを、運用する事ができます。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"システム"を選択して下さい。
図 5.28 システム¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているシステムが一覧表示されています。ここで、システムの新規作成、変更、削除及び実行システムの作成を行うことができます。
リストビューの作成済みのシステムを選択しマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[実行システム作成]メニューを選択して下さい。実行システム作成ダイアログが表示されます。
図 5.29 実行システム作成ダイアログ¶
このダイアログで実行システムを作成する運用日付を指定します。
運用日付とは、実行システムやフレームを運用する日付の事です。
リストには既に作成されている運用日付の一覧が出ますが、希望の日付がリストにない場合は直接その日付を入力して下さい。
運用日付が入力できましたら、[OK]ボタンを押して下さい。実行システムの作成が完了します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"運用日付"を選択して下さい。
図 5.30 運用日付¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている運用日付が一覧表示されています。ここで、運用日付の新規作成、削除を行うことができます。
千手ブラウザのツリービューで、先ほど追加した運用日付が"運用日付"の下に現れているのでそれを選択し、さらにその下の"実行システム"を選択して下さい。
図 5.31 実行システム¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されている実行システムが一覧表示されています。ここで、実行システムの変更、削除といった編集や、投入、初期化といった操作を行うことができます。
千手ブラウザのリストビューに、先ほど作成した実行システムがあります。
千手ブラウザのツリービューで、"実行システム"の下に先ほど作成した実行システムが現れているのでそれを選択して下さい。
図 5.32 フレーム¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているフレームが一覧表示されています。ここで、フレームの変更、削除といった編集や、投入、初期化、強制停止などといった操作を行うことができます。
5.2.5.4. システムの投入¶
作成した実行システムを投入します。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブモニタ]メニューを選択して下さい。ジョブモニタが起動します。
ジョブモニタを起動して[ファイル]→[表示実行システム]メニューで、ジョブモニタで表示する実行システムを選択する、表示実行システムの設定ダイアログが表示されます。
図 5.33 表示実行システムの設定ダイアログ¶
上のリストが実行システムの候補一覧で、下のリストが選択されている実行システムです。
上のリストは、指定された運用日付で作成されている実行システムの一覧で、運用日付を変更する事によりリストは変化します。
このダイアログで、まず先ほど作成した実行システムの運用日付を選択し、上のリストで実行システムを選択し、[追加]ボタンを押して下のリストに追加して下さい。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ツリービューに選択した実行システムのツリーが表示され、[実行システム]タブに選択した実行システムの稼働状況が一覧表示されます。
図 5.34 ジョブモニタ([実行システム]タブ)¶
ツリービューで、投入するフレームを含む実行システムまたはフレーム自身を選択して、[フレーム]タブを選択します。
図 5.35 ジョブモニタ([フレーム]タブ)¶
[フレーム]タブに表示されたフレームの一覧から投入するフレームを選択し、マウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[投入]メニューを選択して下さい。
フレーム投入の確認ダイアログが表示されます。
図 5.36 フレームの投入ダイアログ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。フレームの投入に成功し、フレームの状態が"待機中"または"起動待ち"に変わります。
5.2.5.5. フレームの稼働状況の確認¶
実行システム及びフレームの稼働状況を確認します。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブモニタ]メニューを選択して下さい。ジョブモニタが起動します。
ジョブモニタを起動して[ファイル]→[システム]メニューでジョブモニタで表示する実行システムを選択して下さい。[実行システム]タブに選択した実行システムの稼働状況が一覧表示されます。
図 5.37 ジョブモニタ([実行システム]タブ)¶
ツリービューで実行システムを選択し、[フレーム]タブを選択して下さい。実行システム内のフレームの進捗状況が一覧表示されています。
図 5.38 ジョブモニタ([フレーム]タブ)¶
フレーム毎に、上半分に予定のグラフ、下半分に実際に稼働したグラフが表示されます。また、現在時刻が青い縦線の現在時刻バーで示されます。
予定のグラフには、開始予定日時を表す白いSマークと、終了予定日時を表す白いEマークが表示されます。開始予定日時や終了予定日時が空欄の場合、SマークやEマークは表示されません。
実際に稼働したグラフには、開始日時を表すグレーのSマークと、終了日時を表わすグレーのEマークが表示されます。SマークとEマークの間には棒グラフが引かれます。
フレームが未投入の場合には、実際に稼働したグラフには何も表示されません。
フレームが稼働中の場合には、Eマークは表示されず、棒グラフはSマークと現在時刻バーの間に引かれます。
ツリービューでフレームを選択し、[ランチャート]タブを選択して下さい。フレーム内のジョブ、ネット及びトリガが表示されます。
図 5.39 ジョブモニタ([ランチャート]タブ)¶
[ランチャート]タブに表示される内容は、千手ブラウザが接続した千手マネージャの設定により異なります。千手マネージャの設定については、 SJ_AUTO_DETAILSTATUS-フレームおよび実行ブックの自動詳細監視の有効/無効設定- を参照して下さい。
- 「手動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ランチャート]タブには、ツリービューで選択したフレームまたはネット内のジョブ、ネット及びトリガが表示されます。
[ランチャート]タブに表示されるトリガは状態を伴って表示されますが、ジョブ及びネットは、通常は状態が表示されず"監視対象外"と表示されます。
フレームの詳細監視を設定すると、設定したフレーム内のジョブ及びネットの状態が表示されるようになります。
詳細監視フレームの設定方法については、 監視フレームの設定ダイアログ および ジョブモニタ([ランチャート]タブ) を参照して下さい。
- 「自動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ランチャート]タブには、ツリービューで選択したフレームまたはネット内のジョブ、ネット及びトリガが、状態を伴って表示されます。
ツリービューでフレーム及びネットを選択し、[ネット]タブを選択して下さい。フレーム及びネット内のネットが一覧表示されます。
図 5.40 ジョブモニタ([ネット]タブ)¶
[ネット]タブに表示される内容は、千手ブラウザが接続した千手マネージャの設定により異なります。千手マネージャの設定については、 SJ_AUTO_DETAILSTATUS-フレームおよび実行ブックの自動詳細監視の有効/無効設定- を参照して下さい。
- 「手動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ネット]タブには、ツリービューで選択した実行システムまたはフレームまたはネット内のネットが一覧表示されます。
[ネット]タブに表示されるネットは、通常は状態が表示されず"監視対象外"と表示されます。
フレームの詳細監視を設定すると、設定したフレーム内のネットの状態が表示されるようになります。
詳細監視フレームの設定方法については、 監視フレームの設定ダイアログ および ジョブモニタ([ランチャート]タブ) を参照して下さい。
- 「自動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ネット]タブには、ツリービューで選択した実行システムまたはフレームまたはネット内のネットが、状態を伴って一覧表示されます。
ツリービューでフレームを選択し、[ジョブ]タブを選択して下さい。フレーム内のジョブが一覧表示されます。
図 5.41 ジョブモニタ([ジョブ]タブ)¶
[ジョブ]タブに表示される内容は、千手ブラウザが接続した千手マネージャの設定により異なります。千手マネージャの設定については、 SJ_AUTO_DETAILSTATUS-フレームおよび実行ブックの自動詳細監視の有効/無効設定- を参照して下さい。
- 「手動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ジョブ]タブには、ツリービューで選択した実行システムまたはフレームまたはネット内のジョブが一覧表示されます。
[ジョブ]タブに表示されるジョブは、通常は状態が表示されず"監視対象外"と表示されます。
フレームの詳細監視を設定すると、設定したフレーム内のジョブの状態が表示されるようになります。
詳細監視フレームの設定方法については、 監視フレームの設定ダイアログ および ジョブモニタ([ランチャート]タブ) を参照して下さい。
- 「自動で詳細監視する」千手マネージャの場合
[ジョブ]タブには、ツリービューで選択した実行システムまたはフレームまたはネット内のジョブが、状態を伴って一覧表示されます。
5.2.5.6. 実行システムの初期化及び日付変更¶
当日の運用の終了した実行システムの運用日付を切り替えます。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブモニタ]メニューを選択して下さい。ジョブモニタが起動します。
ジョブモニタを起動して[ファイル]→[システム]メニューでジョブモニタで当日の運用の終了した実行システムを選択して下さい。運用の終了した実行システムは初期化を行わないと残りつづけますので初期化を行って下さい。
リストビューの終了した実行システムを選択しマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[初期化]メニューを選択して下さい。実行システムの初期化ダイアログが表示されます。
図 5.42 実行システムの初期化ダイアログ¶
正常終了している場合、通常初期化を選択して[OK]ボタンを押すと初期化されます。
以上でシステムの初期化は終了です。次に実行システムの日付変更を行います。
リストビューで初期化を行った実行システムを選択しマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[日付変更]メニューを選択して下さい。日付入力ダイアログが表示されます。
図 5.43 日付入力ダイアログ¶
このダイアログで実行システムの次に運用を行う日付を指定します。
リストには既に作成されている運用日付の一覧が出力されています。
運用日付が入力できましたら、[OK]ボタンを押して下さい。実行システムの日付変更が完了します。
ジョブモニタで運用日付が変更されていることを確認して下さい。
5.2.5.7. 異なる運用日付のフレームを投入¶
千手システムでは開始する時刻が指定されているジョブ/ネットは運用日付の時刻に従って起動されます。
よって、投入されたフレームの運用日付が運用当日でない場合、指定した時刻通りには起動されません。
運用日付が過去/当日/未来のフレームを投入した時のジョブ/ネットの動作を 表 5.5 に示します。
投入日時 |
2017/01/31 11:00 |
2017/01/31 11:00 |
2017/01/31 11:00 |
|---|---|---|---|
運用日付 |
20170130(昨日) |
20170131(当日) |
20170201(明日) |
開始予定時刻 |
実起動時刻(開始予定日付) |
実起動時刻(開始予定日付) |
実起動時刻(開始予定日付) |
指定なし |
即時 (20170130) |
即時 (20170131) |
即時 (20170201) |
10:00指定 |
即時 (20170130) |
即時 (20170131) |
明日10:00 (20170201) |
12:00指定 |
即時 (20170130) |
当日12:00 (20170131) |
明日12:00 (20170201) |
14:00指定 |
即時 (20170130) |
当日14:00 (20170131) |
明日14:00 (20170201) |
20170130(運用日・昨日) 既に全ての開始予定時刻は経過してます、全てのジョブ/ネットが即時起動します。
20170131(運用日・当日) 11:00以降開始予定のジョブ/ネットは指定時刻通りに起動します。
20170201(運用日・明日) 開始予定時刻が指定されてるジョブ/ネットは運用日付の指定時刻に起動されます。
それら運用日付が異なるフレームのジョブ/ネットを運用当日として起動させるには sjPEX_shiftdate-開始予定日付変換- コマンドを使用します。
また、コマンド実行後の変換内容を確認するには sjPEX_shiftinfo-開始予定日付変換情報表示- コマンドを使用します。
- 例1) sjPEX_shiftdate-開始予定日付変換- コマンド実施(昨日及び明日の運用日付のフレームの開始予定日付を当日にする)
%sjPEX_shiftdate -d20170130 -FSAMPLE_FRM 運用日付(20170130)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換しました。 %sjPEX_shiftdate -d20170201 -FSAMPLE_FRM 運用日付(20170201)のフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付を20170131に変換しました。 %
以降、運用日付に関わらず指定された時刻に従いジョブ/ネットが起動されます。( 表 5.6 参照)
投入日時 |
2017/01/31 11:00 |
2017/01/31 11:00 |
2017/01/31 11:00 |
|---|---|---|---|
運用日付 |
20170130(昨日) |
20170131(当日) |
20170201(明日) |
開始予定時刻 |
実起動時刻(開始予定日付) |
実起動時刻(開始予定日付) |
実起動時刻(開始予定日付) |
指定なし |
即時 (20170131) |
即時 (20170131) |
即時 (20170131) |
10:00指定 |
即時 (20170131) |
即時 (20170131) |
即時 (20170131) |
12:00指定 |
当日12:00 (20170131) |
当日12:00 (20170131) |
当日12:00 (20170131) |
14:00指定 |
当日14:00 (20170131) |
当日14:00 (20170131) |
当日14:00 (20170131) |
- 例2) sjPEX_shiftinfo-開始予定日付変換情報表示- コマンド実施(開始予定日付が変換されたフレームの情報を表示)
%sjPEX_shiftinfo 運用日付:20170130 フレーム名:SAMPLE_FRM 時刻: 一時停止:OFF 運用日付:20170201 フレーム名:SAMPLE_FRM 時刻: 一時停止:OFF %
20170130及び20170201の運用日付で登録されたフレーム(SAMPLE_FRM)の開始予定日付が変換されてることが確認出来ます。
注釈
コマンドの詳細は sjPEX_shiftdate-開始予定日付変換- 、 sjPEX_shiftinfo-開始予定日付変換情報表示- を参照して下さい。
5.2.6. その他の操作¶
5.2.6.1. ジョブエディタを使った複雑なネットの作成¶
5.2.6.1.1. ジョブエディタ¶
ジョブエディタとは、ネットのジョブ、ネット及びトリガの構成を視覚的に確認、作成できる機能です。複雑なネットでもビジュアル画面により、容易に編集していくことができます。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブエディタ]メニューを選択して下さい。ジョブエディタが起動します。
図 5.44 ジョブエディタ¶
この画面の左側がツリービューで、右側がランチャート表示部になります。
まずツリービューで、確認及び編集するネットを選択します。
ツリービューで選択したネットの、ジョブ、ネット及びトリガの構成が、ランチャート表示部にビジュアルに表示されます。
5.2.6.1.2. ジョブエディタでネットを作成¶
新規にネットを作成する場合は、[編集]→[ネットの新規作成]メニューから[ネットの新規作成]を選択して下さい。ネットの新規作成ダイアログが表示されます。
図 5.45 ネットの新規作成ダイアログ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットの新規作成が完了します。
新規作成したネットは、ツリービューに現れますので、ツリービューでネットを選択して、ランチャート表示部でネットの中身を編集して下さい。
ただし、このままでは今までに編集した内容は保存されていませんので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.1.3. ジョブエディタでネットにネットを登録¶
ネットにネットを登録するには、ジョブ部品ツールバーの[ネット]ボタンを押し、ランチャート表示部でマウスの左ボタンを押します。ネットの一覧画面が表示されますので、登録するネットを選択して下さい。ネットのプロパティウィンドウが表示されます。
図 5.46 ネットのプロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットへのネットの登録が完了し、ランチャート表示部に登録したネットの図が現れます。
ただし、このままでは今までに編集した内容は保存されていませんので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.1.4. ジョブエディタでネットにジョブを登録¶
ネットにジョブを登録するには、ネットの登録のときと同様にジョブ部品ツールバーの[ジョブ]ボタンを押し、ランチャート表示部でマウスの左ボタンを押します。ジョブの一覧画面が表示されますので、登録するジョブを選択して下さい。ジョブのプロパティウィンドウが表示されます。
図 5.47 ジョブのプロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットへのジョブの登録が完了し、ランチャート表示部に登録したジョブの図が現れます。
ただし、このままでは今までに編集した内容は保存されていませんので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.2. ジョブの起動条件の変更¶
5.2.6.2.1. トリガの使用¶
ジョブスケジュールサブシステムでは、ジョブやネットの起動に、いろいろ条件を指定する事ができます。
ここでは、ファイルが作成されたことを契機にジョブが起動するように、トリガ機能の中の"ファイル待ちトリガ"を使って、ジョブの起動条件を設定します。
次の手順で操作を実施します。
トリガを作成する
ジョブに対してトリガを設定する
フレームを投入(即時)する
ファイルを作成する
ジョブが起動することを確認する
- トリガを作成する
トリガはジョブが稼働するタイミングを指定するものです。
ジョブは、指定されたトリガの状態が"ON"になったときに起動します。
トリガは、ジョブ、ネットのそれぞれに対して作成することができます。
ジョブ、ネットを作成するときに、その稼働するタイミングを指定するために対応付けます。1つのトリガを複数のジョブ、ネットに対応付けることができます。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"トリガ"を選択して下さい。
図 5.49 トリガ¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているトリガが一覧表示されています。ここで、トリガの新規作成、変更、削除を行うことができます。
新規にトリガを作成します。
リストビューの何も表示されていない部分でマウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[新規作成]メニューを選択して下さい。トリガの新規作成プロパティウィンドウが表示されます。
図 5.50 トリガの新規作成プロパティウィンドウ¶
トリガ名を入力し、ファイル待ちトリガを選択して下さい。
ノードIDとディレクトリ名、ファイル名を入力し、[OK]ボタンを押します。トリガの作成が完了します。
- ジョブに対してトリガを設定する
ジョブエディタより、既に作成されているネットをツリービューで選択し、ジョブにトリガを以下に示す手順で設定します。
ジョブ部品ツールバーの[トリガ]ボタンを押し、ランチャート表示部でマウスの左ボタンを押します。トリガの一覧画面が表示されますので、登録するトリガを選択して下さい。トリガのプロパティウィンドウが表示されます。
通常、ここでは何も変更せずに[OK]ボタンを押して下さい。トリガの登録が完了します。
続いて、トリガをジョブと対応付けます。ジョブ部品ツールバーの[先行関係]ボタンを押し、ランチャート表示部でまずトリガの上でマウスの左ボタンを押し、次にジョブの上でマウスの左ボタンを押します。
トリガからジョブへ前後関係を表す線が引かれます。
ただし、このままでは今までに編集した内容は保存されていませんので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。
- フレームを投入(即時)する
フレーム作成及びフレームの投入(即時)を実施します。
トリガを設定したジョブの直前で、フレームが停止します。
ジョブモニタの[トリガ]タブでトリガの状態がOFFになっていることを確認して下さい。
図 5.51 ジョブモニタ([トリガ]タブ)¶
- ファイルを作成する
トリガで設定しているファイルを作成します。
UNIX/Linuxの場合はtouchコマンドなどで、またWindowsの場合はエクスプローラなどを使用して、設定しているファイルを作成して下さい。
- ジョブが起動することを確認する
トリガの状態がONになり、停止していたフレームが稼働を再開します。
注釈
千手センサー上のファイルを、ファイル待ちトリガには指定できません。
5.2.6.2.2. 開始時刻指定¶
ジョブやネットに開始時刻を指定することで、その時刻になるまでジョブやネットの起動を待たせることができます。
また、指定した時刻になってもそのジョブやネットの他の起動条件が成立していない場合には、それらの起動条件が成立するまでジョブは起動されません。
ここでは、ジョブに開始時刻の指定を行います。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブエディタ]メニューを選択して下さい。ジョブエディタが起動します。
図 5.52 ジョブエディタ¶
この画面の左側がツリービューで、右側がランチャート表示部になります。
まずツリービューで、確認及び編集するネットを選択します。
ツリービューで選択したネットの、ジョブ、ネット及びトリガの構成が、ランチャート表示部にビジュアルに表示されます。
ランチャート表示部で開始時刻の指定を行うジョブを選択します。
ジョブを選択し、マウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[プロパティ]メニューを選択して下さい。ジョブのプロパティウィンドウが開きます。
図 5.53 ジョブのプロパティウィンドウ([全般]タブ)¶
この画面で開始時刻を指定します。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ジョブエディタに戻りますので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して下さい。これでジョブの開始時刻指定が完了しました。
フレーム作成及びフレームの投入を実施し、動作を確認して下さい。
5.2.6.3. 所要時間監視¶
所要時間監視は、指定所要時間内にジョブ/ネットが完了しているかを、監視することができます。指定所要時間内に終了していなければ、障害メッセージが出力されます。
注釈
所要時間は、ジョブ、ネット、フレームの起動時刻から起算しますが、"秒"については参照しません。そのため、起動時刻の00秒から起算した時刻になります。
フレームやネットが正常終了もしくは異常終了になったタイミングで、フレームに設定した所要時間監視は終了となります。
ここでは、ジョブの所要時間の監視を行います。
開始時刻指定 と同様の操作を行って、ジョブエディタを起動して所要時間の監視を行うジョブのプロパティウィンドウを開いて下さい。
ジョブのプロパティウィンドウで、そのジョブで予定されている所要時間を指定して下さい。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ジョブエディタに戻りますので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して下さい。これでジョブの所要時間を監視するようになりました。
フレーム作成及びフレームの投入を実施し、動作を確認して下さい。
5.2.6.4. 遅延監視¶
遅延監視は、指定時間までにジョブ/ネットが起動または完了しているかを、監視することができます。指定時間までに起動または終了していなければ、障害メッセージが出力されます。
ここでは、ジョブの開始時刻の遅延監視を行います。
開始時刻指定 と同様の操作を行って、ジョブエディタを起動して開始時刻の遅延監視を行うジョブのプロパティウィンドウを開いて下さい。
ジョブのプロパティウィンドウで、そのジョブで予定されている開始時間を指定して下さい。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ジョブエディタに戻りますので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して下さい。これでジョブの開始時刻の遅延監視を行うようになりました。
フレーム作成及びフレームの投入を実施し、動作を確認して下さい。
5.2.6.5. 自動サイクル運用¶
ジョブスケジュールにおいてジョブを稼働させるには、指定運用日付の実行システムの作成、実行システムの投入、および、当日の運用が終了した実行システムの初期化や運用日付の切り替えが必要です。
自動サイクル運用の設定により、ジョブスケジュールにおいて日常行う一連の作業(指定運用日付の実行システムの作成、実行システムの投入、実行システムの初期化、運用日付の切り替え)が運用基準時刻に行われます。
注釈
自動サイクル運用を行うには、システムに登録しているネット(実行システム作成時にフレームになります)に起動時刻の設定が必要です。
自動サイクル運用を設定したシステムが実際に運用されるのは、システムに自動サイクル運用の設定を行った日の、翌日の運用基準時刻からです。
実行システムは運用基準時刻に投入されますが、システム内のフレームはそれぞれの起動時刻に起動します。
ここでは、システムを自動サイクル運用します。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"システム"を選択して下さい。
図 5.54 システム¶
千手ブラウザのリストビューには、現在作成されているシステムが一覧表示されています。ここで、システムの新規作成、変更、削除を行うことができます。
リストビューでシステムを選択し、マウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[プロパティ]メニューを選択して下さい。システムのプロパティウィンドウが表示されます。
図 5.55 システムのプロパティウィンドウ¶
ここで、「自動サイクル運用」チェックボックスをチェックし、運用基準時刻を指定します。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。これでこのシステムに自動サイクル運用が指定されました。
自動サイクル運用で作成される実行システムの運用日付は、システムに設定した運用基準時刻とシステム内のフレームの起動時刻の関係で決定されます。
運用基準時刻が、システム内のフレームの起動時刻より前の場合、運用日付は当日になります。
運用基準時刻よりフレームの起動時刻が前の場合や同じ時刻の場合、運用日付は翌日になります。
システム内の特定のフレームのみ翌日に起動させたい場合は、24時間プラスした時刻をフレームの起動時刻に設定して下さい。(例午前2時 2600)
注釈
運用基準時刻よりフレームの起動時刻が前の場合や同じ時刻の場合、定義作成時に警告ダイアログが表示されます。
運用基準時刻がフレームの起動時刻より前の場合でも、運用基準時刻とフレームの起動時刻の間隔が15分未満だと、定義作成時に警告ダイアログが表示されます。
運用基準時刻とフレームの起動時刻の間隔が短すぎると、実行システムの準備がフレームの起動時刻に間に合わず、フレームの投入に失敗する場合があります。運用基準時刻は余裕を見て決定して下さい。[計算]ボタンを押すと、システムに登録されているフレームの起動時刻のうち、一番早い起動時刻の1時間前に基準時刻を設定します。
自動サイクル運用の運用基準時刻に行われる、システムの初期化、運用日付の削除と追加について、環境変数の設定により動作を変更できます。
- システムの初期化
自動サイクル運用では、システムが正常終了していれば稼働日・非稼働日にかかわらず、翌日の運用基準時刻になると初期化されます。環境変数 SJ_PEX_INITIALIZE_RESERVEDATE を設定する事により、初期化実行を指定稼働日分、保留(延期)する事ができます。この環境変数の設定方法は、 自動サイクル運用の初期化保留日数の設定 を参照して下さい。
- 運用日付の削除
自動サイクル運用では、運用日付内の実行システムがすべて初期化されるとデフォルト7日で削除されます。環境変数 SjGUI_MAX_GEN_DATE を設定する事により、削除されるまでの日数を変更できます。この環境変数の設定方法は、 保存運用日付日数の設定 を参照して下さい。
- 警告メッセージの出力
運用基準時刻よりフレームの起動時刻が前の場合や同じ時刻の場合、環境変数 SJ_PEX_GEN_TOMORROWMSG を設定する事により警告メッセージ( !PEX495 障害 オペレーション [自動運用設定[基準時刻前起動フレーム有り]](翌日の日付で作成します) )を出力することができます。この環境変数の設定方法は、 自動サイクル運用の翌日日付実行システム作成通知の設定 を参照して下さい。
5.2.6.5.1. 自動サイクル運用チェック機能¶
自動サイクル運用が正しく機能しているかチェックを行います。
自動サイクル運用のスケジューリング状況や運用基準時刻の動作状況について定期的(30分毎)に確認します。
スケジューリングされていない場合や、運用基準時刻の処理が行われていない場合、以下のメッセージが出力されます。
!PEX267 ジョブ機能障害[自動サイクル運用[設定エラー]]
!PEX268 ジョブ機能障害[自動サイクル運用[実行エラー]]
注釈
自動サイクル運用チェック機能は、マネージャの OSがUNIX/Linuxの場合のみ有効です。
千手マネージャのインストール直後は、自動サイクル運用チェック機能は停止しています。設定ファイル(sjPEX_atcheck.deny)の有無のみで停止/開始を判断しますので、設定ファイルを削除することでチェック機能が開始されます。再度チェック機能を停止する場合は、設定ファイルを新たに作成してください。(0バイトのファイルで構いません。)
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- チェック停止用ファイルの削除
ターミナルから以下のコマンドを実行して下さい。(大文字、小文字に注意して下さい)
% cd $SENJUHOME/dat/pex % rm sjPEX_atcheck.deny % exit
設定ファイルを削除(または、作成)後に、プロセスの再起動などは不要です。
5.2.6.5.2. 自動サイクル運用スキップ機能¶
ある一定期間自動サイクル運用を行いたくない場合に、設定ファイルに非運用日を設定することで、自動サイクル運用をスキップすることが可能です。
この機能は、設定ファイル作成以降に自動サイクルの運用基準時刻が設定されているシステムから有効となります。
設定手順
- 千手稼働アカウント権限
マネージャノードに、千手稼働アカウントでログインして下さい。
- 設定ファイルの作成
設定ファイルは以下のファイル名で作成し、メモ帳(notepad.exe)、viエディタ等で編集して下さい。設定ファイルには自動サイクル運用を行わない非運用日付をYYYYMMDDという書式で1行に1運用日付記入して下さい。最大で400運用日付を指定可能です。
Windows版
%SENJUHOME%\dat\opt\sjPEX_notgen_dateUNIX/Linux版
$SENJUHOME/dat/opt/sjPEX_notgen_date非運用日付に指定された日には、メッセージモニタに以下の通常メッセージが出力され自動サイクル運用が行われません。
!PEX496 オペレーション [自動運用[非運用日]]
以下は、設定ファイルのサンプルです。
例:当日が2007年10月1日の場合。月初と月末の5日間だけ自動サイクル運用をスキップする場合は、設定ファイルに以下のように記述します。
20071001 20071002 20071003 20071004 20071005 20071027 20071028 20071029 20071030 20071031
5.2.6.6. ジョブのログ出力機能¶
ジョブのログ出力機能を使用する事により、ジョブコマンドの標準出力と標準エラー出力をログファイルに取得する事ができます。
ログ出力機能は動作環境に対して次の環境変数を設定することで動作します。
ログ出力機能が設定された動作環境を使用するすべてのジョブにおいて有効になります。
環境変数 |
内容 |
|---|---|
SJ_PEX_JOBLOG_SET |
ログ出力機能を設定します。 |
SJ_PEX_JOBLOG_PATH |
ログファイルの格納ディレクトリ名を指定します。 |
SJ_PEX_JOBLOG_TERM |
保存するログの運用日付の日数を指定します。 |
SJ_PEX_JOBLOG_FORMAT |
ログにジョブの実行日付を出力します。 |
ログファイルは動作環境が稼働するノードに作成されます。
動作環境(千手センサー指定)が指定されているジョブでは、プローブノードに出力されます。千手センサー側に出力させることはできません。
注釈
ログファイルは sjPEX_deljoblog コマンドで削除します。コマンドの詳細については sjPEX_deljoblog -ジョブログの削除- を参照願います。
ログファイルは自動では削除されませんので、適時実施して下さい。
- 出力設定
動作環境のプロパティにて、ログ出力機能とログファイルの格納ディレクトリ名の環境変数を設定します。
図 5.56 ジョブのログ出力定義(動作環境)¶
動作環境には、以下の環境変数を設定します。
- SJ_PEX_JOBLOG_SET
- ログ出力機能を設定します。値を"on"もしくは"ON "に設定します。
- SJ_PEX_JOBLOG_PATH
- ログファイルの格納ディレクトリ名を指定します。省略した場合、千手稼働アカウントのホームディレクトリからの相対パスで、"dat/pex"となります。
注釈
ユーザー名の欄に指定したユーザーの文字コードがUTF-8の場合、環境変数(SJ_PEX_JOBLOG_PATH)にマルチバイト文字を含めないでください。
環境変数(SJ_PEX_JOBLOG_PATH)で指定したログファイルの格納ディレクトリ(例:/users/apl/log)は、事前に作成しておく必要があります。また、ログファイルの格納ディレクトリおよびログファイルには、千手稼働アカウントでの、読み取り、書き込み、および、実行権限が必要です。
フレーム投入後にログファイルの格納ディレクトリを作成した場合は、千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→”コマンド”→”千手コマンド”→”ジョブスケジュール”の「動作環境サーバーの再起動」で、当該動作環境サーバーを再起動して下さい。
- ログの出力内容
動作環境を使用するジョブの実行時にログがファイルに出力されます。
ログファイル名は、"フレーム名"."ネット名"."ジョブ名"です。(例: /users/apl/log/20040131/FM1.NT1.JB1)
ログファイルが既に作成されている場合、そのログファイルに追記する形でログが出力されます。
ログファイルに出力されるのは、ジョブの標準出力及び標準エラー出力です。これらの出力はタイムスタンプなどは付加されず、そのまま出力されます。
正常時コマンド、異常時コマンドの出力は対象となりません。
以下の環境変数を使用することにより、ログを出力する際にジョブの実行日付をファイルに出力することができます。
- SJ_PEX_JOBLOG_FORMAT
- ログにジョブの実行日付を出力します。値に”1”を設定することで、ログに出力される内容の最初にジョブの実行日時が出力されます。省略した場合、もしくは”1”以外を設定した場合はジョブの実行日時は出力されません。
図 5.57 ジョブのログに実行日時を出力する定義(動作環境)¶
- ログファイルの削除
ログファイルの削除にはコマンド sjPEX_deljoblog を使用します。コマンドを単独で実行する場合は、 sjPEX_deljoblog -ジョブログの削除- を参照願います。
ログファイルは自動では削除されません。随時削除するにはコマンドをジョブとして実施して下さい。
ジョブとして実行する場合は、動作環境のプロパティにてログファイルの格納ディレクトリ名とのログを保存する日数の環境変数を設定します。
図 5.58 ログファイルを削除するジョブ及び動作環境¶
動作環境には、以下の環境変数を設定します。
- SJ_PEX_JOBLOG_PATH
- ログファイルの格納ディレクトリ名を指定します。省略した場合、千手稼働アカウントのホームディレクトリからの相対パスで、"dat/pex"となります。
- SJ_PEX_JOBLOG_TERM
- 保存するログの運用日付の日数を指定します。デフォルトは31です。最新の(未来の日付も含む)運用日付から、ここで指定した保存日数分より古い運用日付のログ保存ディレクトリを削除します。これにより、ディレクトリ下のログファイルはすべて削除されます。
5.2.6.7. ノードグループ(ロードバランス)¶
実行時に複数のノードにジョブの実行を振り分けることができます。
ノードグループのロードバランス機能を使用にするには、予めノードグループを指定した動作環境を作成し、その動作環境をジョブ、ネット、フレームの動作環境に指定します。動作環境の作成は 動作環境の作成 を参照して下さい。
ジョブの実行時には、動作環境に指定されているノードグループ内のノードで稼働している同一動作環境のジョブの数により、ジョブをノードに振り分けます。
投入時のロードバランスの動作イメージを下記の図に示します。
図 5.59 ロードバランスの動作¶
注釈
千手エージェント及びセカンダリエージェント以外のノードがノードグループに含まれている場合は、ロードバランス機能の対象外となります。フレーム起動時に動作環境サーバーの起動に失敗しエラーメッセージが出力されるため、必要のないノードはノードグループに含めないで下さい。
5.2.6.8. ノードグループ(全ノード実行)¶
同一のジョブを複数のノードで実行することができます。
複数のノードでジョブを実行するには、予め実行させたいノードが含まれるノードグループを作成し、そのノードグループを指定した動作環境を作成します。動作環境の作成は 動作環境の作成 を参照して下さい。
ノードグループの全ノードでジョブを実行するには、ネットを作成する時にノードグループネットを選択し、そのネットの動作環境にノードグループが指定された動作環境を指定します。
ノードグループネットをネットの中に登録した時、またノードグループネットでフレーム作成を行った場合は、必ずノードグループの動作環境を指定しなければいけません。
ノードグループネットの実行時には指定した動作環境のノードグループに所属するノード全てで同じジョブを実行します。
注釈
この時指定する動作環境名は60文字以内でなければいけません。また、ネット名は28文字以内でなければいけません。
ノードグループネットの定義は指定したネット名に"++++"が付加されて作成されます。
実行システムのネット名は、ネット名に"+001"からの連番が付加されて作成されます。
実行動作環境名は、動作環境名に"+001"からの連番が付加されて作成されます。
ノードグループネット内のジョブにノード指定の動作環境が予め割り当てられていた場合、そのジョブは全てのノードではなく1つのノードでノードグループネットに割り当てた動作環境のノードグループのノード数分、実行されます。
ノードグループネット内にはジョブと異常時ネットしか登録できません。
千手エージェント及びセカンダリエージェント以外のノードがノードグループに含まれている場合、フレーム作成を行ってもネットと動作環境は展開されません。
ノードグループネットには、動作環境(千手センサー指定)は指定できません。
ノードグループネットをフレーム作成した後に展開されるネットのイメージを下記の図に示します。
図 5.60 ノードグループネットのフレーム作成¶
ノードグループネットのフレーム作成を行うとノードグループ内のノード数分のネットがノードグループネット内に展開されます。また、動作環境も同じように展開され、ジョブそれぞれに割り当てられます。
この時展開されたネット名、動作環境名に割り振られる番号はノードIDをキーにして千手内部でフレーム作成の都度、自動的に割り当てます。フレーム作成順序、ノード構成に伴い、同じ番号が同じノードに割り当てられない場合があります。
5.2.6.9. 繰り返しネット¶
同一のネットを繰り返し実行することができます。
同一のネットを繰り返して実行するには、予め繰り返しネットを選択したネットを作成し、そのネットを別のネットに登録します。ネットの作成は ネットの作成とジョブの登録 を参照して下さい。
ここでは、ネットに繰り返しネットを設定します。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブエディタ]メニューを選択して下さい。ジョブエディタが起動します。 ジョブエディタでネットにネットを登録 と同様の操作を行ってネットに繰り返しネットを登録して下さい。ネットのプロパティウィンドウが表示されるので、繰り返しタブを選択して下さい。
図 5.61 ネットのプロパティウィンドウ([繰り返し]タブ)¶
ここで、繰り返し回数、実行間隔、打ち切り時刻を設定します。
展開されたネットは時間指定なしで続けて実行、もしくは一定時間毎に実行させることができます。また、打ち切り時刻を設定することで、繰り返し回数分全ての繰り返しネットが終了していなくても途中でスキップすることができます。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ジョブエディタに戻りますので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して下さい。これで繰り返しネットの設定が完了しました。
注釈
ネット名は28文字以内でなければいけません。
繰り返しネットは指定したネット名に"####"が付加されて作成されます。
繰り返しネット内にはジョブと異常時ネットしか登録できません。
繰り返しネットをフレーム作成した後に展開されるネットのイメージを下記の図に示します。
図 5.62 繰り返しネットのフレーム作成¶
繰り返しネットのフレーム作成を行うと繰り返し回数分のネットが繰り返しネット内に展開されます。図の場合は繰り返し回数が3回の場合です。
注釈
- 繰り返しネットは今回分が起動したときに次回分の起動をタイマー処理に積み込みます。そのときに以下のメッセージがメッセージコンソールに表示されます。
!PEX693 ジョブ機能通知 [繰り返しネット実行間隔設定]
繰り返しネットで今回分が終了して次回分が起動するまでの繰り返し間隔中の展開元ネット( 図 5.62 のRPTNET####)の状態は「稼働中」ではなく、「停止中」と表示されます。
- 繰り返しネット(繰り返しネット####)の[遅延監視]タブにて所要時間監視を設定した場合、繰り返しネット(繰り返しネット####)に反映されます。
- フレーム作成の際に展開される個々の繰り返しネット(繰り返しネット#00x)には反映されません。個々の繰り返しネット(繰り返しネット#00x)で所要時間監視を行う場合は、ジョブモニタ上でフレーム作成時に展開された繰り返しネット(繰り返しネット#00x)に設定を行ってください。
千手マネージャの環境変数を設定することにより、所要時間監視の設定を展開元の繰り返しネットに反映するか、展開された個々の繰り返しネットに反映するか動作を変更することができます。(「 ジョブスケジュールの環境変数の設定方法 」 参照 )
繰り返しネットの実行間隔で「一定時間毎に実行」をチェックした場合、2番目以降の展開された繰り返しネット(繰り返しネット#00x)に開始時刻を設定しても無効になります。
- 繰り返しネットの実行間隔で「一定時間毎に実行」をチェックした場合、「前回の実行が正常終了/スキップ終了していない場合の動作」で選択した内容により次のように動作が異なります。
- 1つ前の繰り返し分のネットがまだ終了していない場合
この場合でも、今回分のネットを起動しようとしますが、そのときの動作は下記のようになります。
- 前回の実行が正常終了/スキップ終了するまで待つ
前回分の終了を待ちますので今回分の起動は指定した実行間隔より遅れることになります。時間は遅れてもいいので重複実行を避けて実行したい場合に選択して下さい。前回分が異常終了した場合は今回分は稼働しません。
- 前回の実行が正常終了/スキップ終了するまで待たずに重複実行
前回分が正常終了/スキップ終了していなくても、今回分の起動は指定した実行間隔の通りに実行されます。重複実行してもいい、前回分の結果にかかわらず時間どおりに実行したい場合に選択して下さい。
- 今回の実行をスキップする
この場合、今回分は実行されずにスキップされます。指定繰り返し回数分は実行しないことになります。指定実行間隔で、重複実行を避けて実行したい場合に選択して下さい。
- 1つ前の繰り返し分のネットが異常終了した場合
この場合でも、今回分のネットを起動しようとしますが、そのときの動作は下記のようになります。
- 前回の実行が正常終了/スキップ終了するまで待つ
今回の実行分は起動ぜずに起動待ちのままとなります。展開元ネットの状態は異常終了となります。
- 前回の実行が正常終了/スキップ終了するまで待たずに重複実行
今回の実行分は順次起動します。展開元ネットの状態は稼働中となります。
- 今回の実行をスキップする
今回の実行分は順次スキップ終了します。展開元ネットの状態は異常終了となります。
繰り返しネット稼働中に展開元ネット( 図 5.62 のRPTNET####)を強制停止した場合、稼働中であった繰り返し分のネットが強制停止されますが、今回分の繰り返しネットは起動されます。このときの、動作は上記 「1つ前の繰り返し分のネットが異常終了した場合」 と同じです。
繰り返しネットが起動待ちの状態で打ち切り時刻になった場合、該当繰り返しネットを含め以降の起動待ちの繰り返しネットはスキップ終了されます。繰り返しネットが稼働中の状態で打ち切り時刻になった場合、稼働中である繰り返しネットについてはそのまま稼働し続け、それ以降の起動待ち繰り返しネットはスキップ終了されます。
所要時間で打切り時刻を設定した場合、先頭の繰り返しネットが開始した時点からの相対時刻になりますが、フレーム起動後に変更した場合はその時点からの相対時刻になります。
所要時間で打切り時刻を変更した後にリカバリが発生した場合も変更した時刻からの相対時刻が引き継がれます。
5.2.6.10. 異常時ネット¶
- ジョブが異常終了した場合に特別な処理を実行することができます。
注釈
異常時ネットは、ジョブが起動できなかった(!PEX007ジョブ 状況通知 [起動エラー])場合や、ジョブを強制停止(!PEX010 ジョブ状況通知 [強制停止])して異常終了となった場合はスキップ終了します。
異常時ネットを実行するには、予め異常時ネットを選択したネットを作成し、そのネットを異常時ネットを実行させたいジョブが含まれるネットに登録後、ジョブの[異常時ネット]タブで設定します。ネットの作成は ネットの作成とジョブの登録 を参照して下さい。
ここでは、ジョブに異常時ネットを設定します。
千手ブラウザの[ツール]→[ジョブエディタ]メニューを選択して下さい。ジョブエディタが起動します。 「5.2.6.1.3 ジョブエディタでネットにネットを登録」 と同様の操作を行ってネットに異常時ネットを登録して下さい。
ジョブエディタで前後関係を付ける と同様の操作を行ってジョブと異常時ネットに前後関係を付けて下さい。異常時ネットのプロパティウィンドウが表示されます。
図 5.63 異常時ネットのプロパティウィンドウ¶
ここで、しきい値の下限値、上限値を設定します。指定しない場合は、他の異常時ネットで指定されている値以外がしきい値となります。
また、異常時ネット正常終了時に異常終了したジョブの動作を設定したい場合は「異常時ネット正常終了後のジョブ動作」チェックボックスをチェックし、再ラン/スキップを指定します。
指定したら[OK]ボタンを押して下さい。ジョブエディタに戻りますので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して下さい。これで異常時ネットの設定が完了しました。
注釈
ネット名は28文字以内でなければいけません。
異常時ネットは指定したネット名に"@@@@"が付加されて作成されます。
しきい値の重なる異常時ネットを同一ジョブに登録することはできません。また、同一ジョブに登録可能な異常時ネットは最大4つまでです。
異常時ネット内にはジョブしか登録できません。
異常時ネットは必ずジョブと前後関係をつけてください。ジョブに設定されていない異常時ネットがある場合は、[ファイル]→[保存]メニューを選択しても該当する異常時ネットは保存されません。
投入時の異常時ネットの動作イメージを下記の図に示します。
図 5.64 異常時ネットの動作¶
AJOBに対して3つの異常時ネットが設定してあります。例えばAJOBが終了コード1で異常終了した場合、自動的にERRNET01@@@@が稼働します。ERRNET01@@@@が正常終了すると、異常終了したAJOBの状態がスキップ終了になり後続ジョブ/ネットが稼働します。
通常、ジョブが異常終了した際は以下のメッセージがメッセージモニタに障害情報メッセージで表示されます。
!PEX006 ジョブ状況通知 [異常終了]
ただし、異常時ネットが設定してあるジョブ(AJOB)が異常終了した際は以下のメッセージがメッセージモニタに障害情報メッセージで表示されます。
!PEX688 ジョブ状況通知 [異常終了]
異常時ネット(ERRNET01@@@@)が稼働した結果、異常終了したジョブ(AJOB)が正常終了/スキップ終了した場合に、ユーザーが必要に応じてPEX688メッセージの属性を通常メッセージに変更することで、障害情報メッセージの表示を抑止することが可能です。
5.2.6.11. 分岐ジョブ、分岐先ネットを含むネットの構成¶
分岐ジョブ、分岐先ネットをネットに登録することで処理を分岐することができます。
以下に分岐ジョブ、分岐先ネットを含むネットの構成例を示します。
5.2.6.11.1. 分岐ジョブ、分岐先ネットを含むネットの構成例¶
この例では、分岐ジョブに3つの分岐条件を設定しています。
分岐条件 |
分岐条件の内容 |
分岐条件成立で起動する分岐先ネット |
|---|---|---|
分岐条件A |
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 1と等しい 場合 |
分岐先ネットA |
分岐条件B |
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 1より大きい 場合 |
分岐先ネットB |
分岐条件C |
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 分岐条件A、Bどちらにも該当しない 場合(※1) |
分岐先ネットC |
※1 どの条件にも該当しなかった場合の条件を「デフォルト分岐」といいます。
図 5.65 分岐ジョブ、分岐先ネットを含むネットの構成図¶
注釈
分岐ジョブの先行にはジョブ/ネット/ノードグループネット/繰り返しネット/飛び越しネット/分岐先ネット/トリガが接続できます。最大は32個までです。
異常時ネットが接続されているジョブは分岐ジョブの先行に接続できません。また、分岐ジョブの先行に接続されたジョブに異常時ネットは接続できません。
分岐ジョブの後続には分岐先ネットのみ接続できます。
少なくとも1個の分岐先ネットが分岐ジョブの後続となっている必要があります。最大は10個までです。
複数の分岐ジョブから同一のジョブを判定元ジョブとすることができます。
分岐先ネットの先行には一つの分岐ジョブのみ接続ができます。
分岐先ネットの後続にはジョブ/ネット/ノードグループネット/繰り返しネット/分岐ジョブが接続できます。
各分岐条件が成立した後の分岐先ネットの状態は以下のようになります。
ある分岐条件が成立した場合は、その条件に該当する分岐先ネットが起動します。
これに対し、成立しなかった条件に該当する分岐先ネットはスキップ終了します。
分岐条件Aが成立後の分岐先ネットの状態
図 5.66 分岐条件Aが成立後の分岐先ネットの状態¶
分岐条件Bが成立後の分岐先ネットの状態
図 5.67 分岐条件Bが成立後の分岐先ネットの状態¶
分岐条件Cが成立後の分岐先ネットの状態
図 5.68 分岐条件Cが成立後の分岐先ネットの状態¶
また、ジョブA(判定元ジョブ)がスキップ終了した場合、分岐ジョブは異常終了します。
図 5.69 判定元ジョブがスキップ終了した後の分岐ジョブの状態¶
さらに、ジョブA(判定元ジョブ)が異常終了した場合、分岐ジョブは起動待ちを維持します。
図 5.70 判定元ジョブが異常終了した後の分岐ジョブの状態¶
注釈
分岐条件が以下のような条件の場合、分岐ジョブが異常終了することがあります。
分岐条件 |
分岐条件の内容 |
分岐条件成立で起動する分岐先ネット |
|---|---|---|
分岐条件A |
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 1と等しい 場合 |
分岐先ネットA |
分岐条件B |
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 1より大きい 場合 |
分岐先ネットB |
図 5.71 すべての分岐条件が不成立になることがある¶
ジョブA(判定元ジョブ)が正常終了した時の終了コードが 0 の場合、いずれの分岐条件も成立しないために分岐ジョブは 異常終了 します。
図 5.72 すべての分岐条件が不成立となった場合¶
このような状態から分岐ジョブ以降のジョブを起動させる場合は、分岐ジョブで 強制分岐 を実行して処理を強制的に振り分けます。強制分岐については 強制分岐ダイアログ を参照して下さい。
※このような状況にさせない為には、判定元ジョブの正常終了した時の終了コードが取り得るすべての場合について、いずれかの分岐先ネットが起動するような分岐条件を設定して下さい。
※分岐ジョブで 再ラン を実行した場合、再度同じ終了コードで分岐ジョブが起動するため、結果は変わらず状態は異常終了のまま となります。
5.2.6.12. 分岐を含むネットの作成手順¶
分岐ジョブ、分岐先ネット、前後関係、および分岐条件の作成手順を次に示します。
5.2.6.12.1. 判定元ジョブとなるジョブの終了しきい値の確認¶
図 5.73 判定元ジョブとなるジョブの終了しきい値の確認¶
5.2.6.12.2. ジョブエディタでネットに分岐先ネットを登録¶
ネットに分岐先ネットを登録するには、ジョブ部品ツールバーの[分岐先ネット]ボタンを押し、ランチャート表示部でマウスの左ボタンを押します。ネットの一覧画面が表示されますので、登録するネットを選択して下さい。分岐先ネットのプロパティウィンドウが表示されます。 ジョブエディタから表示した分岐先ネットのプロパティ([全般]タブ) を参照して下さい。
図 5.74 分岐先ネットのプロパティウィンドウ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットへの分岐先ネットの登録が完了し、ランチャート表示部に登録した分岐先ネットの図が現れます。
ただし、分岐先ネットは、分岐ジョブと前後関係を作成しないままの状態では保存できません。分岐ジョブを作成した後、または既に作成済みの分岐ジョブと前後関係を作成してから、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.12.3. ジョブエディタでネットに分岐ジョブを登録¶
ネットに分岐ジョブを登録するには、ジョブ部品ツールバーの[分岐ジョブ]ボタンを押し、ランチャート表示部でマウスの左ボタンを押します。分岐ジョブの新作作成ダイアログが表示されます。分岐ジョブの新規作成ダイアログについては 分岐ジョブの新規作成ダイアログ を参照して下さい。
図 5.75 分岐ジョブの新規作成ダイアログ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。ネットへの分岐ジョブの登録が完了し、ランチャート表示部に登録した分岐ジョブの図が現れます。
ただし、分岐ジョブは、分岐先ネットと前後関係を作成しないままの状態では保存できません。分岐先ネットを作成した後、または既に作成済みの分岐先ネットと前後関係を作成してから、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.12.4. ジョブエディタで分岐ジョブと分岐先ネットに前後関係を付けて分岐条件を設定¶
まずは、ジョブエディタで前後関係を付ける と同様の操作を行って分岐ジョブと分岐先ネットに前後関係を付けて下さい。
前後関係を付けると同時に分岐ジョブと分岐先ネットの分岐条件を設定する全体条件設定ダイアログが表示されます。全体条件設定ダイアログについては 全体条件設定のダイアログ(ジョブエディタ) を参照して下さい。
判定元ジョブとなるジョブの終了しきい値の確認 で確認した、判定元ジョブが正常終了する時の終了コードが取り得る範囲が網羅されるように分岐条件を設定します。
図 5.76 全体条件設定のダイアログ¶
各項目の入力ができましたら[OK]ボタンを押して下さい。分岐ジョブと分岐先ネットの間に前後関係を表す線が引かれます。
ただし、このままでは今までに編集した内容は保存されていませんので、[ファイル]→[保存]メニューを選択して編集内容を保存して下さい。逆に編集した内容を破棄したい場合には、保存せずにジョブエディタを終了して下さい。
5.2.6.13. 定義データ読み込み機能¶
いままで見てきたようにジョブスケジュールサブシステムは大変高機能です。前述の通りジョブエディタなど視覚的なデータ定義支援機能が用意してありますが、大量のデータ定義を行う場合は、定義データ読み込み機能を使うと便利です。
これは、大量のデータ定義を表計算ソフトなどを使って行い、そのデータを千手ブラウザに読み込ませることにより、大量のジョブ定義データを簡易な最小限度の操作で作成する機能です。
具体的には定型の書式に従って、表計算ソフトなどで定義したデータを、タブ区切りのテキストファイルに落とし、この定義データが記述されたテキストファイルを千手ブラウザで読み込み、定義に反映するというものです。
またこの操作と対をなす、現在の定義されているデータを定型のタブ区切りのテキストファイルに書き出す機能も合わせて用意しています。
このジョブスケジュール定義データ読み込み、書き出し機能の詳細は ジョブスケジュール定義データ書き出し、読み込み を参照して下さい。
5.2.6.14. ジョブ稼働日一覧/ジョブ差分一覧/トリガの参照先チェック¶
フレーム作成前の定義データを用いて、指定日にジョブが稼働するかどうか、2つの指定日間の差分、および、トリガの参照先(フレーム連携トリガの連携元)が存在するかどうかの表を作成する機能があります。
5.2.6.14.1. ジョブ稼働日一覧作成¶
千手ブラウザで"ジョブスケジュール"直下の"システム"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.78 稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログ¶
"システム"エンティティ直下の"ネット"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成/トリガの参照先チェック]を選択した場合、選択したネットに対し稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログが表示されます。
複数のシステム及び,複数のネットを選択して実行することも可能です。
稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログで[稼働日一覧]のラジオボタンを選択し、開始日及び、終了日を指定し[OK]ボタンを押下すると、指定された期間の運用日付にジョブが稼働するかどうかのデータを作成し、クリップボードにコピーします。
- 「開始日」選択リストボタン
ジョブ稼働日一覧の、開始日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「終了日」選択リストボタン
ジョブ稼働日一覧の、終了日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「システム名」フィールド
選択されたシステム名称です。
- 「フレーム名」フィールド
選択されたネットに対応するフレーム名称です。
注釈
ジョブ稼働日一覧の開始日と終了日の期間の上限は31日間です。
- ジョブを多数含むフレームおよびシステムの稼働日一覧を作成した場合、クリップボードへの情報通知量の制限により稼働日一覧の作成に失敗する場合があります。その場合、個別のフレーム毎に稼働日一覧の作成を行って下さい。稼働日一覧の作成可能なジョブ数と日数の目安は以下となります。
選択されたシステム/フレーム内のジョブ数が10000程度の場合 作成期間の上限:31日
選択されたシステム/フレーム内のジョブ数が30000程度の場合 作成期間の上限:21日
選択されたシステム/フレーム内のジョブ数が60000程度の場合 作成期間の上限:5日
参考
千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、クリップボードへのコピーと同時にファイル出力を行うことが可能です。ファイル出力オプションを設定した場合、ファイル出力ダイアログが表示され、出力するファイル名を指定して保存します。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
クリップボードへのコピーの終了時に表示されるジョブ稼働日一覧作成実行結果ダイアログを下記の図に示します。表示内容は、千手ブラウザのオプションの稼働日一覧/トリガの参照先チェックの結果出力制御オプションの値によって変わります。
図 5.79 ジョブ稼働日一覧作成実行結果ダイアログ¶
クリップボードにコピーされたジョブ稼働日一覧のデータを表計算ソフト等に取り込むことによって、ジョブ稼働日一覧表が作成されます。
Microsoft Excel にジョブ稼働日一覧のデータを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.80 ジョブ稼働日一覧表¶
参考
ジョブ稼働日一覧の作成は、千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、自動実行することが可能です。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
5.2.6.14.2. ジョブ稼働日一覧のデータのフォーマット¶
ここでは、ジョブ稼働日一覧の出力データのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っている個所がありますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。
参考
ジョブ稼働日一覧の作成は、千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、「フレーム.定義有効日」行の出力有無を指定することが可能です。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
- ヘッダー行(フレーム定義有効日出力有りの場合)
システム名:(システム名) フレーム名:(フレーム名) <\n>
<\t> フレーム.定義有効日 <\t> (フレーム.定義有効日) <\t> (フレーム.定義有効日)・・・ <\t> <\n>
ネット.定義有効日 <\t> ジョブ名 <\t> (日付) <\t> (日付)・・・ <\t> (説明) <\n>
複数のシステム及びフレームを指定した場合は、システム及びフレーム毎にヘッダー行が表示されます。
- ヘッダー行(フレーム定義有効日出力無しの場合)
システム名:(システム名) フレーム名:(フレーム名) <\n>
ネット.定義有効日 <\t> ジョブ名 <\t> (日付) <\t> (日付)・・・ <\t> (説明) <\n>
複数のシステム及びフレームを指定した場合は、システム及びフレーム毎にヘッダー行が表示されます。
- データ行
(ネット.定義有効日) <\t> (ジョブ名) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ)・・・<\t> (説明) <\n>
稼働状態コードの一覧、エラーメッセージの一覧を下記の表に示します。
表 5.10 ジョブ稼働日一覧稼働状態コード一覧¶ 稼働状態コード
説明
○
当該ジョブは、指定日に稼働します。
-
当該ジョブは、指定日に存在しません。
×
当該ジョブは、指定日に稼働しません。
N
当該ジョブは、指定日に非稼働日指定されています。
n
当該ジョブの上位で、指定日に非稼働日指定されています。
S
当該ジョブは、指定日にスキップ指定されています。
s
当該ジョブの上位で、指定日にスキップ指定されています。
H
当該ジョブは、指定日に一時停止指定されています。
h
当該ジョブの上位で、指定日に一時停止指定されています。
E
当該ジョブは、動作環境が指定されていません。
C
当該ジョブは、稼働日カレンダーが指定されていません。
表 5.11 ジョブ稼働日一覧エラーメッセージ一覧¶ エラーメッセージ
説明
XXXの先行ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの先行条件が上限値を超えています。
XXXの後続ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの後続ジョブ/ネットが上限値を超えています。
XXXのトリガ数が上限を超えています
ジョブ/ネットのトリガ数が上限値を超えています。
XXXのリソース数が上限を超えています
ジョブ/ネットのリソース数が上限値を超えています。
トリガXXXは定義されていません
トリガの定義が存在しません。
リソースXXXは定義されていません
リソースの定義が存在しません。
ネットXXXが重複しています
1つのフレーム内に同じネット名が2回以上利用されています。
ネットXXXは定義されていません
ネットの定義が存在しません。
XXXに有効であるネットXXXはありません
ネットの定義は存在しますが、該当日付に有効になるネットが存在しません。
稼働日カレンダーXXXは定義されていません
稼働日カレンダーの定義が存在しません。
稼働日カレンダーXXXはXXX年が定義されていません
稼働日カレンダーの定義は存在しますが、該当の年が存在しません。
XXXは空ネットです
ネット内にジョブ/ネットが1つも存在しません。
XXXの先行ネットXXXはフレーム内に存在しません
先行ネットとして指定されたネットがフレーム内に存在しません。
XXXの先行ジョブXXXはXXX内に存在しません
先行ジョブとして指定されたジョブがそのネット内に存在しません。
5.2.6.14.3. ジョブ差分一覧作成¶
千手ブラウザで"ジョブスケジュール"直下の"システム"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成/トリガの参照先チェック]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.81 稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログ¶
"システム"エンティティ直下の"ネット"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成/トリガの参照先チェック]を選択した場合、選択したネットに対し稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログが表示されます。
複数のシステム及び,複数のネットを選択して実行することも可能です。
稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログで[差分一覧]のラジオボタンを選択し、2つの比較する運用日付を指定し[OK]ボタンを押下すると、指定された2つの運用日付の間で稼働するジョブの差分データを作成し、クリップボードにコピーします。
- 「開始日」選択リストボタン
ジョブ差分一覧の、1つ目の比較日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「終了日」選択リストボタン
ジョブ差分一覧の、2つ目の比較日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「システム名」フィールド
選択されたシステム名称です。
- 「フレーム名」フィールド
選択されたネットに対応するフレーム名称です。
参考
千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、クリップボードへのコピーと同時にファイル出力を行うことが可能です。ファイル出力オプションを設定した場合、ファイル出力ダイアログが表示され、出力するファイル名を指定して保存します。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
クリップボードへのコピーの終了時に表示されるジョブ差分一覧作成実行結果ダイアログを下記の図に示します。表示内容は、千手ブラウザのオプションの稼働日一覧/トリガの参照先チェックの結果出力制御オプションの値によって変わります。
図 5.82 ジョブ差分一覧作成実行結果ダイアログ¶
クリップボードにコピーされたジョブ差分一覧のデータを表計算ソフト等に取り込むことによって、ジョブ差分一覧表が作成されます。
Microsoft Excelにジョブ差分一覧のデータを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.83 ジョブ差分一覧表¶
5.2.6.14.4. ジョブ差分一覧のデータのフォーマット¶
ここでは、ジョブ差分一覧の出力データのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っている個所がありますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。
- ヘッダー行
システム名:(システム名) フレーム名:(フレーム名) <\n>
ネット <\t> ジョブ名 <\t> (日付) <\t> (日付) <\t> (説明) <\n>
複数のシステム及びフレームを指定した場合は、システム及びフレーム毎にヘッダー行が表示されます。
- データ行
(ネット) <\t> (ジョブ名) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ) <\t> (説明) <\n>
稼働状態コードの一覧、エラーメッセージの一覧を下記の表に示します。
表 5.12 ジョブ差分一覧稼働状態コード一覧¶ 稼働状態コード
説明
○
当該ジョブは、指定日に稼働します。
-
当該ジョブは、指定日に存在しません。
×
当該ジョブは、指定日に稼働しません。
N
当該ジョブは、指定日に非稼働日指定されています。
n
当該ジョブの上位で、指定日に非稼働日指定されています。
S
当該ジョブは、指定日にスキップ指定されています。
s
当該ジョブの上位で、指定日にスキップ指定されています。
H
当該ジョブは、指定日に一時停止指定されています。
h
当該ジョブの上位で、指定日に一時停止指定されています。
表 5.13 ジョブ差分一覧エラーメッセージ一覧¶ エラーメッセージ
説明
XXXの先行ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの先行条件が上限値を超えています。
XXXの後続ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの後続ジョブ/ネットが上限値を超えています。
XXXのトリガ数が上限を超えています
ジョブ/ネットのトリガ数が上限値を超えています。
XXXのリソース数が上限を超えています
ジョブ/ネットのリソース数が上限値を超えています。
トリガXXXは定義されていません
トリガの定義が存在しません。
リソースXXXは定義されていません
リソースの定義が存在しません。
ネットXXXが重複しています
1つのフレーム内に同じネット名が2回以上利用されています。
ネットXXXは定義されていません
ネットの定義が存在しません。
XXXに有効であるネットXXXはありません
ネットの定義は存在しますが、該当日付に有効になるネットが存在しません。
稼働日カレンダーXXXは定義されていません
稼働日カレンダーの定義が存在しません。
稼働日カレンダーXXXはXXX年が定義されていません
稼働日カレンダーの定義は存在しますが、該当の年が存在しません。
XXXは空ネットです
ネット内にジョブ/ネットが1つも存在しません。
XXXの先行ネットXXXはフレーム内に存在しません
先行ネットとして指定されたネットがフレーム内に存在しません。
XXXの先行ジョブXXXはXXX内に存在しません
先行ジョブとして指定されたジョブがそのネット内に存在しません。
5.2.6.14.5. トリガの参照先チェック¶
千手ブラウザで"ジョブスケジュール" 直下の"システム"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成/トリガの参照先チェック]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.84 稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログ¶
"システム"エンティティ直下の"ネット" エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働日一覧作成/トリガの参照先チェック]を選択した場合、選択したネットに対し稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログが表示されます。
複数のシステム及び,複数のネットを選択して実行することも可能です。
稼働日一覧作成/トリガの参照先チェックダイアログで[トリガの参照先チェック]のラジオボタンを選択し、開始日及び、終了日を指定し[OK]ボタンを押下すると、指定された期間の運用日付にトリガの参照先(フレーム連携トリガの連携元)が存在するかどうかのデータを作成し、クリップボードにコピーします。
- 「開始日」選択リストボタン
トリガの参照先チェックの、開始日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「終了日」選択リストボタン
トリガの参照先チェックの、終了日を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 「システム名」フィールド
選択されたシステム名称です。
- 「フレーム名」フィールド
選択されたネットに対応するフレーム名称です。
注釈
トリガの参照先チェックの対象は、選択されたシステム/フレーム内に含まれるフレーム/ネット/ジョブとなります。トリガの参照先が見つからない場合は、選択されていないシステム/フレーム内に存在する場合がありますので、全システムを選択してトリガの参照先チェックを行って下さい。
トリガの参照先チェックの開始日と終了日の期間の上限は31日間です。
- トリガを多数含むフレームおよびシステムのトリガの参照先チェックをした場合、クリップボードへの情報通知量の制限によりトリガの参照先チェックに失敗する場合があります。その場合、個別のフレーム毎にトリガの参照先チェックを行って下さい。トリガの参照先チェック可能なジョブ数と日数の目安は以下となります。
選択されたシステム/フレーム内のトリガ数が10000程度の場合 作成期間の上限:31日
選択されたシステム/フレーム内のトリガ数が30000程度の場合 作成期間の上限:21日
選択されたシステム/フレーム内のトリガ数が60000程度の場合 作成期間の上限:5日
参考
千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、クリップボードへのコピーと同時にファイル出力を行うことが可能です。ファイル出力オプションを設定した場合、ファイル出力ダイアログが表示され、出力するファイル名を指定して保存します。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
クリップボードへのコピーの終了時に表示されるトリガの参照先チェック実行結果ダイアログを下記の図に示します。表示内容は、千手ブラウザのオプションの稼働日一覧/トリガの参照先チェックの結果出力制御オプションの値によって変わります。
図 5.85 トリガの参照先チェック実行結果ダイアログ¶
クリップボードにコピーされたトリガの参照先チェックのデータを表計算ソフト等に取り込むことによって、トリガの参照先チェック表が作成されます。
Microsoft Excelにトリガの参照先チェックのデータを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.86 トリガの参照先チェック表¶
5.2.6.14.6. トリガの参照先チェックのデータのフォーマット¶
ここでは、トリガの参照先チェックの出力データのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っている個所がありますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。
参考
トリガの参照先チェックは、千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、「フレーム.定義有効日」行の出力有無を指定することが可能です。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
- ヘッダー行(フレーム定義有効日出力有りの場合)
システム名:(システム名) フレーム名:(フレーム名) <\n>
<\t> フレーム.定義有効日 <\t> (フレーム.定義有効日) <\t> (フレーム.定義有効日)・・・ <\t> <\n>
ネット.定義有効日 <\t> トリガ名 <\t> (日付) <\t> (日付)・・・ <\t> (説明) <\n>
複数のシステム及びフレームを指定した場合は、システム及びフレーム毎にヘッダー行が表示されます。
- ヘッダー行(フレーム定義有効日出力無しの場合)
システム名:(システム名) フレーム名:(フレーム名)
ネット.定義有効日 <\t> トリガ名 <\t> (日付) <\t> (日付)・・・ <\t> (説明) <\n>
複数のシステム及びフレームを指定した場合は、システム及びフレーム毎にヘッダー行が表示されます。
- データ行
(ネット.定義有効日) <\t> (トリガ名) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ) <\t> (稼働状態コード/エラーメッセージ)・・・<\t> (説明) <\n>
稼働状態コードの一覧、エラーメッセージの一覧を下記の表に示します。
表 5.14 トリガの参照先稼働状態コード一覧¶ 稼働状態コード
説明
○
参照先フレーム/ネット/ジョブは、指定日に稼働します。
-
参照先フレーム/ネット/ジョブは、指定日に存在しません。
×
参照先フレーム/ネット/ジョブは、指定日に稼働しません。
U
参照先フレームはチェック対象に含まれていないので確認できませんでした。
X
参照先ネット/ジョブはフレーム内に定義されていません。
D
指定された開始日ではトリガの参照先の状況が判別できないためチェックを行えません。トリガの連携元の運用日付にn日前が設定されており、その日付がトリガの参照先チェックの開始日より前となるとき、該当の日付がチェック対象外となるため表示されます。
Z
トリガのすべての後続ネット/ジョブが非稼働日かスキップ指定されているので参照先の有無や状態は影響しません。
N
参照先フレーム/ネット/ジョブは非稼働日指定されています。
n
参照先ネット/ジョブの上位で非稼働日指定されています。
S
参照先ネット/ジョブはスキップ指定されています。
s
参照先ネット/ジョブの上位でスキップ指定されています。
E
参照先フレーム/ネット/ジョブは動作環境が指定されていません。
C
参照先フレーム/ネット/ジョブは稼働日カレンダーが指定されていません。
表 5.15 トリガの参照先エラーメッセージ一覧¶ エラーメッセージ
説明
XXXの先行ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの先行条件が上限値を超えています。
XXXの後続ジョブ/ネット数が上限を超えています
ジョブ/ネットの後続ジョブ/ネットが上限値を超えています。
XXXのトリガ数が上限を超えています
ジョブ/ネットのトリガ数が上限値を超えています。
XXXのリソース数が上限を超えています
ジョブ/ネットのリソース数が上限値を超えています。
トリガXXXは定義されていません
トリガの定義が存在しません。
リソースXXXは定義されていません
リソースの定義が存在しません。
ネットXXXが重複しています
1つのフレーム内に同じネット名が2回以上利用されています。
ネットXXXは定義されていません
ネットの定義が存在しません。
XXXに有効であるネットXXXはありません
ネットの定義は存在しますが、該当日付に有効になるネットが存在しません。
稼働日カレンダーXXXは定義されていません
稼働日カレンダーの定義が存在しません。
稼働日カレンダーXXXはXXX年が定義されていません
稼働日カレンダーの定義は存在しますが、該当の年が存在しません。
XXXは空ネットです
ネット内にジョブ/ネットが1つも存在しません。
XXXの先行ネットXXXはフレーム内に存在しません
先行ネットとして指定されたネットがフレーム内に存在しません。
XXXの先行ジョブXXXはXXX内に存在しません
先行ジョブとして指定されたジョブがそのネット内に存在しません。
5.2.6.15. 検索機能¶
検索機能は実行システムを対象に指定されたキーワードを部分一致で検索を行います。ジョブの数が多いときなどに、目的のジョブを探す際に用いると便利な機能です。ジョブモニタ、ジョブチェッカ、ジョブレポート、ジョブアクティビティで使用する事ができます。
ジョブモニタの[編集]→[検索]メニューを選択して下さい。ジョブ検索ダイアログが表示されます。
図 5.87 ジョブ検索ダイアログ¶
検索対象リストに「ジョブを名前により検索」を選んで下さい。検索文字列には検索したいジョブ名を入力して下さい。部分一致で検索を行います。
検索オプションでは運用日付、実行システム名、フレーム名により絞り込みを行う事ができます。
入力が終わりましたら、[次を検索]ボタンを押して下さい。
ジョブモニタに該当するフレームのランチャートタブで該当ジョブが選択表示されます。
5.2.6.16. ジョブサービス¶
ジョブサービスでは、指定した時刻にジョブ/ネット/フレームが起動/終了していること、自動サイクル運用が成功していることを監視し、監視結果をジョブサービスモニタでサービスグループ単位で一覧表示することができます。
これにより、遅延監視のチェックリストを業務フローの視点、サービスの視点で確認することができます。
また、運用で行っている"正常であること"の監視を行うことができます。ジョブサービスは以下のような流れで機能します。
5.2.6.16.1. ジョブサービスチェック項目の定義¶
5.2.6.16.1.1. ジョブサービスグループの作成¶
ジョブサービスグループはジョブサービスチェック項目をグループ分けして管理するものです。ジョブサービスグループを作成して、ジョブサービスチェック項目を登録して下さい。
千手ブラウザで"ジョブスケジュール"直下の"ジョブサービス"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[新規作成]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.88 ジョブサービスグループの新規作成画面¶
各項目を入力してOKボタンを押して下さい。ジョブサービスグループが作成されます。
5.2.6.16.1.2. ジョブサービスチェック項目の作成¶
作成したジョブサービスグループエンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[新規作成]を選ぶと「実行システムチェック項目」、「フレームチェック項目」、「ネットチェック項目、「ジョブチェック項目」が表示されます。作成したい項目に応じて選択して下さい。
ここでは「実行システムチェック項目」を選択した場合を例にして説明します。「実行システムチェック項目」を選択して下さい。実行システムチェック項目新規作成画面を下記の図に示します。
図 5.89 実行システムチェック項目新規作成画面¶
各項目を入力したらOKボタンを押して下さい。ジョブサービスチェック項目が作成されます。
5.2.6.16.2. ジョブサービスチェック項目の反映¶
作成したジョブサービスチェック項目は対象となるフレーム、システムの実行システムの作成を行うときに同時に反映されます。実行システムの作成を選択した場合に表示される実行システム作成画面を下記の図に示します。
図 5.90 実行システム作成画面¶
OKボタンを押すと、実行システムの作成処理と同時に全てのジョブサービスグループに所属するジョブサービスチェック項目から該当する項目を反映します。
- 実行システム監視項目
該当するシステム名を持つ項目が反映されます。
- フレーム監視項目
該当するフレーム名を持つ項目が反映されます。
- ネット監視項目
該当するフレーム名、ネット名を持つ項目が反映されます。
- ジョブ監視項目
該当するフレーム名、ネット名、ジョブ名を持つ項目が反映されます。
注釈
「今回はジョブサービスのチェック対象にしない」チェックボックスをチェックしていると、ジョブサービスチェック項目を作成していても反映されません。
既に実行フレームの作成を行った後にジョブサービスチェック項目を作成しても反映されません。
- 存在しないジョブ、ネットであったり、繰り返しネットで繰り返し回数以上のネット名を指定など、無効であるジョブサービスチェック項目を定義していた場合は実行フレーム作成時に以下のメッセージがメッセージモニタの通常情報で表示されます。また、チェック対象外となったジョブサービスチェック項目はジョブサービスモニタにも表示されません。ジョブサービスチェック項目を修正し、再度、実行フレーム作成を行って下さい。
!PEXS11 ジョブサービス通知 [チェック対象外]
稼働日カレンダーが指定されていて稼働日でない場合に該当する項目は「チェック不要」として反映されます。
自動サイクル運用が設定されているシステムについては、日替わり処理のタイミングで実行システムチェック項目に限り定義内容を読み込みます。また、フレーム/ネット/ジョブについては、実行システム作成のタイミングで定義内容を読み込みます。
自動サイクル運用が設定されているシステム内のフレーム、ネット、ジョブのチェック項目は、自動サイクル運用が正しく機能しないと反映されません。そのため、これらの項目を監視する場合は、実行システムチェック項目(自動サイクル成功)を併せて設定することをお勧めします。
5.2.6.16.3. ジョブサービスチェック項目の監視¶
反映されたジョブサービスチェック項目はジョブサービスモニタに表示され、チェック項目の監視が始まります。
千手ブラウザの「ツール」メニューから「ジョブサービスモニタ」を選択して下さい。ジョブサービスモニタが表示されます。
図 5.91 ジョブサービスモニタ¶
反映されているジョブサービスチェック項目が運用日付、ジョブサービスグループ単位でリスト形式で表示されます。
指定チェック時刻になるとチェック対象の状態とチェック内容の検証結果が表示されます。チェック結果には以下の4通りがあります。
- 「○」:正常(指定時間にチェック内容の状態になっていた)
正常になった項目はそれ以上監視は行いません。
- 「×」:異常(指定時刻になってもチェック内容の状態になっていない)
異常の項目は回復するまで監視は続行されます。
- 「△」:回復(指定時間を超過後にチェック内容の状態になった)
回復になった項目はそれ以上監視は行いません。
- 「●」:不要(稼働日カレンダーで稼働日ではないチェック不要の項目)
不要の項目は監視は行いません。
- 「-」:未チェック(チェック時刻になっていない未チェックの状態)
チェック時刻になれば状態の検査を行います。
回復、異常のジョブサービスチェック項目は赤色で表示されます。ジョブサービスモニタの詳細な機能は ジョブサービスモニタ を参照して下さい。
5.2.6.17. ジョブレポート[EXTENSION]¶
別途EXTENSIONを購入することにより、ジョブ、ネット、フレームの稼働履歴を参照することができます。
また、稼働履歴を用いた後続ジョブ/ネットへの影響チェックを行うことができます。
ジョブレポートには以下の機能があります。
- ジョブレポートからの下記の終了情報参照機能。
稼働履歴によるフレーム単位の終了情報の参照。
統計情報によるジョブ、ネット、フレームの終了情報のグラフ表示。
- ジョブチェッカの[影響チェック]タブからの下記の影響チェック機能。
終了遅延時の後続ジョブ/ネットへの影響チェック。
ジョブ/ネットの構成変更時の影響チェック。
5.2.6.17.1. ジョブレポート¶
ジョブレポート機能は、フレーム内のジョブ/ネット全体の稼働履歴を時系列に確認したい場合や、過去数日分の特定ジョブの稼働時間の推移を分析したい場合に有効です。
ジョブモニタのフレームタブ、ランチャートタブ、ジョブタブで表示されているジョブ、ネット、フレームを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[ツール(ジョブレポート)]を選択して下さい。ジョブレポート画面が表示されます。
図 5.95 ジョブレポート稼働履歴タブ(ガントチャート)¶
稼働履歴タブの画面には選択したフレームの情報がガントチャートで表示されています。左側のツリー表示部のフレーム/ネットを選択すると、選択したフレーム、ネットに含まれるジョブ、ネットの終了情報がガントチャートで表示されます。
指定したフレーム内のジョブ、ネットの過去の運用日付の実行時間が時系列に一覧する事ができます。
ツリー部で選択したフレーム、ネット、ジョブの終了情報の表示をガントチャートからリスト形式に変更できることができます。ガントチャート部の左上部のプルダウンリストから「リスト」を選択して下さい。リスト表示に切り替わります。
注釈
稼働中のジョブ、ネット、フレームを選択した場合は終了状態が未定で表示されます。
図 5.96 ジョブレポート稼働履歴タブ(リスト)¶
稼働履歴タブの表示情報の変更、統計情報タブの表示情報は追加、変更することができます。
[ファイル]メニューの[表示条件の選択]を選択して下さい。ジョブレポート表示条件ダイアログが表示されます。
図 5.97 ジョブレポート表示条件ダイアログ¶
ドメインには千手ブラウザで接続中のドメイン名がリストされます。表示したいジョブ、ネット、フレームが稼働しているドメイン名を選択して下さい。
稼働履歴には現在稼働履歴タブに表示中の情報が表示されています。表示したい運用日付、フレーム名を入力して下さい。
統計情報には現在統計情報タブに表示中の情報が表示されています。
統計情報の運用日付の範囲の指定を変更すると、統計情報タブにてグラフで表示する運用日付の範囲を変更することができます。[グラフの種類]プルダウンリストからグラフの種類を変更すると、グラフの表示方法を変更することができます。追加、コピー、変更、削除ボタンはグラフに表示されているジョブ、ネット、フレームの更新を行うことができます。
以下にジョブレポート表示条件ダイアログのフィールドの説明を行います
- ドメイン選択リストボタン
千手ブラウザで接続中のドメイン名一覧から表示したいジョブ、ネット、フレームが稼働しているドメイン名を選択します。
- 稼働履歴:運用日付選択リストボタン
稼働履歴タブで表示する運用日付を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 稼働履歴:フレーム
稼働履歴タブで表示するフレーム名を指定します。
- 統計情報:運用日付(表示開始/表示終了)選択リストボタン
統計情報に表示する表示開始、表示終了日付を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
- 種類プルダウンリスト
統計情報に表示するグラフの形状を選択します。
- ジョブ/ネット/フレームリスト
統計情報に表示するジョブ、ネット、フレームがリストされています。
- ジョブ/ネット/フレーム追加ボタン
統計情報に表示するジョブ、ネット、フレームを追加します。
- ジョブ/ネット/フレームコピーボタン
統計情報に表示するジョブ、ネット、フレームを選択された情報を元に追加します。
- ジョブ/ネット/フレーム変更ボタン
統計情報に表示するジョブ、ネット、フレームを選択された情報を更新します。
- ジョブ/ネット/フレーム削除ボタン
統計情報に表示するジョブ、ネット、フレームを選択された情報を削除します。
注釈
統計情報で指定できる期間の範囲は最大で31日です。
統計情報で表示できるジョブ、ネット、フレームの数は最大で10件です。
[追加]ボタンを押して下さい。ジョブレポート統計情報用ジョブ/ネット/フレームダイアログが表示されます。
図 5.98 ジョブレポート統計情報用ジョブ/ネット/フレームダイアログ¶
表示するジョブ、ネット、フレームを[種類]プルダウンリストから選択して下さい。
追加したいフレーム、ネット、ジョブをそれぞれ[フレーム名]フィールド、[親ネット名]フィールド、[ジョブ/ネット名]フィールドに入力して下さい。(種類でフレームを選択した場合は[親ネット名]フィールド、[ジョブ/ネット名]フィールドは不活性、ネットを指定した場合は[親ネット名]フィールドは不活性になります。)。
グラフに描画される色を指定することができます。[色を指定]チェックボックスをチェックして下さい。色指定ボタンが活性になりますので、表示色を選んで下さい。
[OK]ボタンを押すことで追加完了となります。[ジョブ/ネット/フレーム]リストに追加されていることを確認して下さい。
続いてジョブレポート表示条件ダイアログで[OK]ボタンを押すと変更が稼働履歴タブ、統計情報タブに反映されます。
以下にジョブレポート統計情報用ジョブ/ネット/フレームダイアログのフィールドの説明を行います。
- 種類選択リストボタン
グラフに追加するジョブ、ネット、フレームの種類を選択します。
- フレーム名フィールド
グラフに追加するデータのフレーム名を入力します。
- 親ネット名フィールド
種類でジョブを選択している場合、親ネット名を入力します。種類でネット、フレームを選択している場合は、不活性になっています。
- ジョブ/ネット名フィールド
種類でジョブを選択している場合はジョブ名を、ネットを選択している場合はネット名を入力します。種類フレームを選択している場合は不活性になっています。
ジョブレポートではジョブ、ネット、フレームの実行時間をグラフ表示させることができます。[統計情報]タブを選択して下さい。
図 5.99 ジョブレポート統計情報タブ¶
統計情報タブでは、指定された運用日付の範囲で指定されたジョブ、ネット、フレームの実行時間をグラフで表示します。例えば、過去1週間分の実行したジョブの実行時間を比較し、負荷状態を調査する事ができます。
ジョブレポートの[編集]→[数値データをコピー]メニューを選択すると、稼働履歴、統計情報タブで表示しているデータをクリップボードにコピーする事ができます。
クリップボードにコピーされた稼働履歴、統計情報のデータを表計算ソフト等に取り込んで、ジョブ、ネットフレームの負荷状態を調査することができます。
5.2.6.17.2. 後続ジョブ/ネットの影響チェック¶
後続ジョブ/ネットの影響チェック機能は、異常終了などで終了遅延が起きた場合や、ジョブの構成変更時に、後続ジョブ/ネットへの影響範囲(影響パス)を把握することができます。
千手ブラウザで<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"運用日付"→<運用日付>→"実行システム"→<実行システム>を選択して下さい。
リストビューでフレームを選択し、マウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[ジョブチェッカ]を選択して下さい。表示されたジョブチェッカ画面で[影響チェック]タブを選択して下さい。
選択した<運用日付>のフレーム定義をランチャート表示部に表示し、その<運用日付>での稼働実績(起動/終了時刻、実行時間)を各ジョブ/ネットに反映します。
各ジョブ/ネットを選択すると、[選択されているジョブ/ネット情報]ドッカブルダイアログバーに反映された稼働実績値が表示されます。
図 5.100 ジョブチェッカ影響チェックタブ¶
ランチャート表示部でジョブ/ネットを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューの[時刻情報設定]を選択して下さい。時刻情報の設定ダイアログが表示されます。
図 5.101 時刻情報の設定ダイアログ¶
表示されている内容は、稼働履歴から反映した選択したジョブ/ネットの起動/終了時刻、および実行時間が設定されています。
以下に各入力フィールドの説明をします。
- "時刻を変更"/"実行時間を変更"のラジオボタン
起動時刻あるいは終了時刻を変更するか、実行時間を変更するか選択します。
- 起動時刻フィールド
起動時刻を変更して再計算する場合に入力します。起動時刻を変更した場合、実行時間は自動的に「終了時刻-起動時刻」の時間が設定されます。
- 終了時刻フィールド
終了時刻を変更して再計算する場合に入力します。終了時刻を変更した場合、実行時間は自動的に「終了時刻-起動時刻」の時間が設定されます。
- 実行時間フィールド
実行時間を変更して再計算する場合に入力します。実行時間を変更した場合、終了時刻は自動的に「起動時刻+実行時間」の時刻が設定されます。
表示された時刻情報の設定ダイアログで、起動/終了時刻、あるいは実行時間を変更し[OK]ボタンを押下すると、ジョブチェッカの影響チェックタブで時刻情報の変更を行ったジョブ/ネットが濃い黄色で表示されます。
図 5.102 ジョブチェッカ影響チェックタブ(時刻情報の設定後)¶
ここで、ジョブチェッカの影響チェックタブの[ツール]メニューの[実行時間の再計算]を選択すると時刻情報を再計算します。
再計算によって影響を受ける(反映されている履歴データの起動時刻よりも起動時刻が遅れる)ジョブ/ネットを検索し、影響のあるジョブ/ネットはピンク色、影響の無いジョブ/ネットは灰色で表示されます。
"影響あり"と判定したジョブ/ネットは、[選択されているジョブ/ネット情報]ドッカブルダイアログバーの時刻情報に再計算した結果が表示されます。
図 5.103 ジョブチェッカ影響チェックタブ(再計算後)¶
時刻情報の再計算では以下の計算を行います。
フレーム内の先頭のジョブの終了時刻とその後続(2番目)のジョブの起動時刻を比較する。
- 後続ジョブの起動時刻の方が先行ジョブの終了時刻より早い場合は、後続ジョブの時刻情報を以下のようにセットし直す。
起動時刻:先行ジョブの終了時刻
実行時間:変更なし
終了時刻:起動時刻にセットした先行ジョブの終了時刻+実行時間
後続ジョブの起動時刻の方が先行ジョブの終了時刻より遅い、あるいは同じ場合は変更しない。
以降のジョブ/ネットについて、最後まで1、2の処理を繰り返す。
ジョブチェッカの影響チェックタブで表示している再計算前後の時刻情報は、[編集]メニューの[数値データをコピー]を選択することで、クリップボードにコピーすることができます。
クリップボードにコピーされたデータを表計算ソフト等に取り込むことで、フレーム全体のジョブ/ネットの影響が一覧表示することができます。
図 5.104 ジョブチェッカ影響チェックタブの数値データをコピー¶
5.2.6.17.2.1. 後続ジョブ/ネットの影響チェック機能の利用例¶
<利用例 1> 終了遅延時の後続ジョブ/ネットへの影響チェック
サーバー障害などにより特定のジョブの終了が遅延した場合、後続のジョブは遅延の影響を受けるかどうか、また影響を受けるジョブはどの程度の遅れが見込まれるかをチェックします。
ここでは、自動サイクル運用で稼働する下記の図のようなジョブの構成の時、通常時は"12:00"に終了するジョブ「JOB-C」の終了が"14:00"に遅延したと仮定して説明します。
図 5.105 ジョブ構成図¶
- ジョブチェッカの起動
ジョブチェッカ影響チェックタブを起動し、[ファイル]メニューで[チェック対象選択]メニューを選択します。
表示されるチェック対象選択ダイアログで、[運用日付]プルダウンリストに遅延が起きているジョブが正常に稼働した過去の運用日付を選択し、[影響チェック]フレームの[フレーム名]フィールドに、遅延が発生しているジョブが存在するフレームを選択します。
図 5.106 チェック対象選択ダイアログ¶
- 履歴データの反映
チェック対象選択ダイアログで[OK]ボタンを押下すると、正常に稼働した過去の運用日付のジョブの稼働情報が、ジョブチェッカ影響チェックタブに表示されます。
図 5.107 履歴データの反映後¶
- 時刻情報の変更
ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部で、遅延が起きている「JOB-C」を選択し、右ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューで[時刻情報設定]メニューを選択します。
表示される[JOB-Cの時刻の変更]ダイアログでは、[時刻を変更]のラジオボタンがチェックされ、[起動時刻]フィールド、[終了時刻]フィールドには、正常に稼働した過去の運用日付の起動/終了時刻が設定されています。遅延の状況に合わせて変更して下さい。
時刻情報変更後、[JOB-Cの時刻の変更]ダイアログで[OK]ボタンを押下すると、ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部で、時刻情報を変更したジョブが濃い黄色で表示されます。
図 5.108 時刻の変更ダイアログ¶
- 再計算
ジョブチェッカ影響チェックタブで、[ツール]メニューで[実行時間の再計算]メニューを選択します。
再計算後、ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部には、「JOB-C」の遅延による影響のあるジョブがピンク色、影響の無いジョブが灰色で表示され、視覚的に影響範囲を把握できます。
また、[選択されているジョブ/ネット情報]ドッカブルダイアログバーの時刻情報に再計算した結果が反映されますので、後続ジョブで今後どの程度の影響(遅れ)があるのかを事前に把握することができます。
図 5.109 再計算後¶
<利用例 2> ジョブ/ネットの構成変更時の影響チェック
構成変更によりジョブが追加された場合に、後続のジョブが、追加したジョブの影響を受けるかどうか、また影響を受けるジョブはどの程度の遅れが見込まれるかをチェックします。
ここでは、自動サイクル運用で稼働する下記の図のようなジョブの構成の時、1週間後から、「JOB-A」と「JOB-D」の間に「JOB-X」を稼働させるという構成変更が行われると仮定して説明します。
図 5.110 ジョブ構成図¶
- フレーム作成
定義有効開始日を1週間後で指定した「JOB-X」を含むネット定義を作成し、1週間後の運用日付でフレームの作成を行います。
- ジョブチェッカの起動
ジョブチェッカ影響チェックタブを起動し、[ファイル]メニューで[チェック対象選択]メニューを選択します。
表示されるチェック対象選択ダイアログで、[運用日付]プルダウンリストにフレームを作成した1週間後の運用日付を選択し、[影響チェック]フレームの[フレーム名]フィールドに、作成したフレームを選択します。
[異なる運用日付の履歴を使用する]フィールドに、ジョブが正常に稼働した過去の運用日付を選択します。
図 5.111 チェック対象選択ダイアログ¶
- 履歴データの反映
チェック対象選択ダイアログで[OK]ボタンを押下すると、構成変更後(1週間後の運用日付)のフレーム定義に、構成変更前のフレーム定義で正常に稼働した過去の運用日付のジョブの稼働情報が反映された状態で、ジョブチェッカ影響チェックタブに表示されます。
このとき、構成変更によって追加されたジョブは稼働履歴が存在しないので黒色の表示になります。
図 5.112 履歴データの反映後¶
- 時刻情報の変更
ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部で、追加した「JOB-X」を選択し、右ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューで[時刻情報設定]メニューを選択します。
表示される[JOB-Cの時刻の変更]ダイアログでは、[実行時間を変更]のラジオボタンをチェックし、[実行時間]フィールドに想定される[JOB-X]の平均実行時間を入力します。
時刻情報変更後、[JOB-Cの時刻の変更]ダイアログで[OK]ボタンを押下すると、ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部で、時刻情報を設定したジョブが濃い黄色で表示されます。
図 5.113 時刻の変更ダイアログ¶
- 再計算
ジョブチェッカ影響チェックタブで、[ツール]メニューで[実行時間の再計算]メニューを選択します。
再計算後、ジョブチェッカ影響チェックタブのランチャート表示部には、「JOB-X」の追加により影響のあるジョブがピンク色、影響の無いジョブが灰色で表示され、視覚的に影響範囲を把握できます。
また、[選択されているジョブ/ネット情報]ドッカブルダイアログバーの時刻情報に再計算した結果が反映されますので、後続ジョブにどの程度の影響(遅れ)があるのかを事前に把握することができます。
図 5.114 再計算後¶
5.2.6.18. ジョブアクティビティ[EXTENSION]¶
別途EXTENSIONを購入することにより、ジョブ、ネット、フレームの稼働履歴を元にしたタイムラインを表示することができます。
ジョブアクティビティには以下の機能があります。
ジョブ、ネット、フレームのタイムライン表示。
2つの運用日付を基準にしたジョブ、ネット、フレームの比較および開始遅延、終了遅延、ロングランの参照。
ジョブ、ネット、フレームの状態および時間帯による絞り込み。
ジョブアクティビティ機能は、過去の稼働実績と現在の稼働状況を比較してジョブスケジュールの全体状況を確認する場合や、複数の運用日付による稼働状況の差異を分析したい場合に有効です。
下記の表にジョブアクティビティの起動項目と起動条件を示します。起動項目を右ボタンで選択して出るコンテキストメニューで[ツール(ジョブアクティビティ)]を選択して下さい。下記の図のようにジョブアクティビティが起動条件で起動し、表示状態が表示されます。
図 5.115 ジョブアクティビティタイムライン¶
場所 |
起動項目 |
起動条件 |
表示状態 |
|
|---|---|---|---|---|
千手ブラウザ |
ツリービュー |
運用日付/<運用日付> |
<運用日付>前日と<運用日付>の全実行システム |
全フレーム |
運用日付/<運用日付>/トリガ |
||||
運用日付/<運用日付>/実行動作環境 |
||||
運用日付/<運用日付>/実行システム |
||||
運用日付/<運用日付>/実行システム/実行システム名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当実行システム |
該当実行システムのフレームが選択される |
||
リストビュー |
運用日付/<運用日付> |
<運用日付>前日と<運用日付>の全実行システム |
全フレーム |
|
運用日付/<運用日付>/トリガ |
||||
運用日付/<運用日付>/実行動作環境 |
||||
運用日付/<運用日付>/実行システム |
||||
運用日付/<運用日付>/トリガ/トリガ名 |
||||
運用日付/<運用日付>/実行動作環境/実行動作環境名 |
||||
運用日付/<運用日付>/実行システム/実行システム名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当実行システム |
該当実行システムのフレームが選択される |
||
運用日付/<運用日付>/実行システム/実行システム名/フレーム名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当フレーム |
該当フレームが選択される |
||
ジョブモニタ |
実行システムタブ |
実行システム名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当実行システム |
該当実行システムのフレーム |
フレームタブ |
フレーム名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当フレーム |
該当フレームが選択される |
|
ランチャートタブ |
ネット名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当フレーム |
該当ネットが展開して選択される |
|
ジョブ名 |
該当ジョブが展開して選択される |
|||
トリガ名 |
該当トリガの上位ネットが展開して選択される |
|||
ネットタブ |
ネット名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当フレーム |
該当ネットが展開して選択される |
|
ジョブタブ |
ジョブ名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の該当フレーム |
該当ジョブが展開して選択される |
|
トリガタブ |
トリガ名 |
<運用日付>前日と<運用日付>の全実行システム |
全フレーム |
フレーム/ネットの展開アイコンを選択すると、選択したフレーム、ネットの下位ネットの情報がタイムラインで表示されます。
タイムライン表示をツリー状表示からフラット状表示に変更することができます。[表示]メニューの[タイムラインの表示形式]サブメニューの[フラット状で表示]を選択して下さい。フラット状表示に切り替わります。
比較元、比較先運用日付の変更、取得対象の追加、変更ができます。[ファイル]メニューの[比較条件の指定]を選択して下さい。ジョブアクティビティ比較条件指定のダイアログが表示されます。
ジョブアクティビティの[ファイル]メニューの[比較データの書き出し]を選択すると、タイムラインタブで表示しているデータをファイルに保存する事ができます。保存した比較データを千手オフライザから読み込んでジョブアクティビティでタイムライン表示ができます。
ジョブアクティビティの[編集]メニューの[すべて選択]を選択して[コピー]を選択すると、タイムラインタブで表示しているデータをクリップボードにコピーする事ができます。
5.2.6.19. 千手稼働アカウント以外でのジョブ実行¶
千手稼働アカウント以外のアカウントでジョブを実行する場合は、ジョブを稼働させる動作環境のユーザー名に設定することにより任意のアカウントで実行することができます。
ただし、OSがWindowsのマシンで千手稼働アカウント以外でジョブを実施するときはジョブの実行ユーザーを事前に登録する必要があります。なお、本作業はジョブが稼働する管理対象ノード上で実行して下さい。
設定手順
- ログイン
ジョブが稼働する管理対象ノード上に千手稼働アカウントでログオン後、コマンドプロンプトを起動して下さい。
- アカウントの設定
(追加)
アカウントの追加を行う場合はaddオプションを指定します。
% sjPEX_makeUserFile add -a jobtest -p XXXX アカウントの追加に成功しました。
アカウント(-a)に指定した文字数が65文字以上の場合は、エイリアス(-s)の設定が必須です。
% sjPEX_makeUserFile add -a jobtest01 -p XXXX -s job アカウントの追加に成功しました。
(削除)
アカウントの削除を行う場合はdeleteオプションを指定します。
% sjPEX_makeUserFile delete -a jobuser アカウントの削除に成功しました。
- 千手プロセスのダウン/アップ
アカウントの追加/削除情報を反映させるために、千手ブラウザのツリービューの[コマンド]→[千手コマンド]→[ジョブスケジュール]において、「管理プロセスの再起動」で該当エージェントを指定して、「再起動モード」に「すべてのプロセス」を指定して千手プロセスのダウン/アップを行って下さい。
- その他
登録されているアカウントの一覧を表示する場合はlistオプションを指定します。
% sjPEX_makeUserFile list test01 jobtest jobtest01(job)
エイリアスが設定されているアカウントは、アカウント(エイリアス)と出力されます。
注釈
動作環境(千手センサー指定)の場合は、本手順を実施する必要はありません。
動作環境の定義時にプロパティの「ユーザー名」に選択表示させるには、千手ブラウザからパラメータのユーザ名に登録する必要があります。詳細については パラメータ を参照願います。
ドメインユーザーを指定する場合は、アカウント(-a)に「ドメイン名\アカウント」と指定して下さい。「アカウント@ドメイン名」の書式はサポートしていません。
- アカウント(-a)に指定した文字数が65文字以上の場合は、エイリアス(-s)をして下さい。
エイリアス(-s)を設定した場合、動作環境のユーザー名にはアカウントではなくエイリアスを設定します。
- ジョブを実行するユーザーがローカルユーザーの場合は、千手稼働アカウントと同様Administratorsグループに所属させて下さい。
- ドメインユーザーの場合は、Administrators と Domain Usersグループに所属させて下さい。
- また、いずれの場合も以下の権限を与えて下さい。
オペレーティングシステムの一部として機能
プロセスレベルトークンの置き換え
プロセスのメモリ クォータの増加
- ユーザーアカウント制御(UAC:User AccountControl)機能を「有効」にした環境でジョブを稼働させる場合以下になります。
千手マネージャ : ユーザーアカウント制御(UAC:User Account Control)機能が「有効」の状態は、サポートしていません。
千手エージェント : Windowsの場合、アカウントは千手稼働アカウントまたはAdministratorを指定してください。(千手センサーに対してWMIで接続する処理を行う場合、接続ユーザとしてAdministratorアカウントを指定して下さい。)
- [マルチエージェント環境]
他の千手エージェントの千手稼働アカウントをユーザー名に指定することはできません。
5.2.6.20. ジョブ/ネットのサスペンド機能¶
ジョブ/ネットのサスペンド機能は、状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を停止させることで、それ以降のジョブ/ネットの起動を一時的に停止させることができます。
状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を停止させるためには、状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理の停止コマンドを用いて、状態管理サーバー全体または個別の投入済みフレームに対して指示を行います。
状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を再開させるためには、状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理の再開コマンドを用いて、状態管理サーバー全体または個別の投入済みフレームに対して指示を行います。
状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を停止させると、それ以降に起動条件を満たしたネットは"起動待ち"から"稼働中"にならずに"起動待ち"のまま、ジョブは"起動待ち"から"稼働中"にならずに"キューイング"になります。この状態は、状態管理サーバーのジョブの起動処理を再開させるまで継続し、状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を再開させると"稼働中"になります。
状態管理サーバー全体に対してサスペンドを指示した場合は、その時点で投入済みのフレーム全てがサスペンド状態になるだけでなく、その後新たに投入されたフレームもサスペンド状態になります。
状態管理サーバーのジョブの起動処理の停止コマンドの使い方は、 sjPEX_suspend-状態管理サーバーのサスペンド- を参照して下さい。
状態管理サーバーのジョブの起動処理の再開コマンドの使い方は、 sjPEX_resume-状態管理サーバーのレジューム- を参照して下さい。
注釈
状態管理サーバーのジョブの起動処理を停止させた場合でも、そのときに稼働中であるジョブについてはそのまま稼働し続けます。
サスペンド中であっても、開始時刻指定を行いその時間が経過した場合、他の起動条件も満たしていればジョブは"起動待ち"から"キューイング"になります。この場合、サスペンドの解除を行った瞬間に意図していないジョブが起動する可能性があるため注意が必要です。そのため、サスペンドの解除を行う前に、起動してはいけないジョブ/ネットに対して一時停止指定を行っておきます。
サスペンド中であっても、自動サイクル運用は設定時間どおりに動作します。状態管理サーバー全体に対してサスペンドを行っている場合のみ、自動サイクル運用で投入された実行システム内のフレームは全てサスペンド状態になり、ジョブは起動しません。
個別のフレームに対してサスペンドの指示を行っていた場合でも、状態管理サーバー全体に対してサスペンドの解除を行った場合は、全てのフレームが稼働し始めます。
状態管理サーバーや、各フレームのサスペンド状態についてはリカバリ対象となっていません。障害発生前に状態管理サーバーや、各フレームをサスペンドしていた場合でも、リカバリ後は起動条件を満たしているジョブ・ネットは起動します。
5.2.6.21. ネットの差分出力機能¶
2つのネットの定義データを比較して、ネットの差分表を作成する機能があります。
5.2.6.21.1. ネットの差分出力¶
千手ブラウザで"ジョブスケジュール"直下の"ネット.定義有効日"直下の"ネット"エンティティを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[ネットの差分出力]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.116 ネットの差分出力ダイアログ¶
ネットの差分出力ダイアログで、定義済みのネットまたはネットが書かれているファイルを指定し[OK]ボタンを押下すると、指定された2つのネットの定義データを比較して、差分の表を作成し、クリップボードにコピーします。
- 「比較元のネット」フィールド
比較元のネット名称です。
- 「定義済みのネット」フィールド
比較するネット名称です。
- 「ネット」選択リストボタン
比較する定義済みのネットを選択するための、ネット選択ダイアログを表示します。
- 「ファイル」フィールド
比較するネットが書かれているファイル名です。
- 「ファイル」選択リストボタン
比較するネットが書かれているファイルを選択するための、ファイル選択ダイアログを表示します。
注釈
ネットが書かれているファイルにフォーマットエラーなどがある場合は、比較することができません。
ネットが書かれているファイルには、複数のネットが書かれているものは指定できません。ファイルには1つのネットのみ書かれている状態にして下さい。
クリップボードへのコピーの終了時に表示されるネットの差分出力実行結果ダイアログを下記の図に示します。
図 5.117 ネットの差分出力実行結果ダイアログ¶
クリップボードにコピーされたネットの差分データを表計算ソフト等に取り込むことによって、ネットの差分表が作成されます。
Microsoft Excelにネットの差分データを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.118 ネットの差分表¶
5.2.6.21.2. ネットの差分データのフォーマット¶
ここでは、ネットの差分の出力データのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っている個所がありますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。
- ヘッダー行
名称:(差分情報) <\n>
定義有効開始日:(差分情報) <\n>
定義有効終了日:(差分情報) <\n>
説明:(差分情報) <\n>
<\n>
ジョブ/ネット名 <\t> 種類 <\t> カレンダー名 <\t> スキップ <\t> 一時停止 <\t> 動作環境名 <\t> 開始予定時刻 <\t> 所要時間 <\t> 正常時コマンド <\t> 異常時コマンド <\t> トリガ <\t> 前ジョブ/ネット <\t> リソース <\t> 遅延監視:開始時刻 <\t> 遅延監視:終了時刻 <\t> 異常時アクション:自動実行 <\t> 異常時アクション:再ラン:実行間隔 <\t> 異常時アクション:再ラン:回数 <\t> 繰り返し:回数 <\t> 繰り返し:実行間隔 <\t> 繰り返し:未終了時動作 <\t> 繰り返し:打ち切り時刻 <\t> 異常時ネット:下限値 <\t> 異常時ネット:上限値 <\t> 異常時ネット:終了時動作 <\n>
- データ行
(ジョブ/ネット名 ) <\t> (差分情報) <\t> (差分情報) <\t> (差分情報)・・・<\t> (差分情報) <\n>
注釈
差分がない項目については、空欄になっています。
5.2.6.22. 自動遅延監視¶
自動遅延監視は、設定ファイルに基づき、指定時間以上ジョブが稼働していないかを監視することができます。指定時間内に終了していなければ、通常/障害メッセージが出力され、ジョブの実行状況を実際の実行状況に自動的に復旧します。自動遅延監視では個別のジョブに遅延監視の設定を行う必要はなく、稼働中のすべてのジョブの監視が可能です。
自動遅延監視を行うためには事前に設定を行う必要があります。設定方法については セットアップガイド の カスタマイズ/オプション機能の設定 を参照して下さい。
設定が完了すると遅延監視が始まります。チェック間隔毎に稼働中ジョブを取得し、実行時間を超えているジョブに対して指定されたしきい値のチェックを行います。
警告レベルのしきい値を超えておりメッセージ送信の設定がされている場合は、以下の通常メッセージが出力されます。
!PEX062 I ジョブ状況通知[遅延発生[警告しきい値を超過]]
異常レベルのしきい値を超えておりメッセージ送信の設定がされている場合は、以下の障害メッセージが出力されます。
!PEX063 E ジョブ状況通知[遅延発生[異常しきい値を超過]]
付加メッセージとして、該当ジョブの情報(運用日付、システム名、フレーム名、ネット名、ジョブ名、ノード名、起動時刻)が表示されますので、これを元に状態を確認して下さい。(メッセージモニタで「!PEX062」「!PEX063」のメッセージを選択し、右クリックすると表示されるコンテキストメニューで「関連ツール」を選択することにより、自動的にランチャートが起動され、該当ジョブが選択された状態になります。)
また、ジョブの自動復旧の設定がされている場合、しきい値を超えたジョブの状態が障害により実際の状態とは異なっている可能性があるため、復旧を試みます。状態復旧は警告レベル/異常レベルのしきい値を超えた場合に計2回行われます。
状態が復旧されるのは、ジョブ起動依頼電文(runProc)、及びジョブ終了電文(doneProc)がリトライオーバーになりジョブモニタで「稼働中」の状態を表示しているジョブとなります。
リトライオーバー発生時には以下の障害メッセージが出力されています。
- ジョブ起動依頼電文
!PEX265 E ジョブ機能障害[動作環境サーバ宛電文エラー]
- ジョブ終了電文
!PEX236 E ジョブ機能障害[状態管理サーバ宛電文エラー]
自動遅延監視により、ジョブ起動依頼電文リトライオーバーのジョブの状態が復旧された場合、以下のメッセージが出力されます。
!PEX011 I ジョブ状況通知 [起動待ち]
また、ジョブ終了電文リトライオーバーのジョブの状態が復旧された場合、ジョブの状態により以下のメッセージのどちらかが出力されます。
!PEX002 I ジョブ状況通知 [正常終了]
!PEX006 E ジョブ状況通知 [異常終了]
注釈
遅延監視を行うのはジョブのみで、フレーム単位、ネット単位での遅延監視は行えません。
遅延監視を行いたくないジョブがある場合、設定ファイルの除外フレーム/除外ネット/除外ジョブのいずれかを設定して下さい。設定を有効にするためには、自動遅延監視プロセスの再起動が必要です。
自動遅延監視プロセスが再起動された場合、監視を最初からやり直すため、再起動前に出力された通常/障害メッセージが再度出力されることがあります。
遅延監視を行う対象ジョブはフレーム投入後、初期化、強制停止、再ラン、スキップ、一時停止などの操作を行っていないジョブのみとなります。
5.2.6.23. 関係する項目一覧作成¶
ジョブスケジュールの指定したエンティティ(稼働日カレンダー、トリガ、リソース、動作環境、ジョブ、ネット)を利用している関係するエンティティを、一括でクリップボードにコピーし、一覧表を作成することができます。
千手ブラウザで"ジョブスケジュール"直下のエンティティ(稼働日カレンダー、トリガ、リソース、動作環境、ジョブ、ネット)を選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[関係する項目一覧作成]を選びます。
クリップボードへのコピー処理中に表示されるダイアログを下記の図に示します。
図 5.119 関係する項目一覧処理中ダイアログ¶
クリップボードへのコピーの終了時に表示されるダイアログを下記の図に示します。
図 5.120 関係する項目一覧作成結果ダイアログ¶
クリップボードにコピーされた関係する項目一覧のデータを表計算ソフト等に取り込むことによって、関係する項目一覧表が作成されます。
Microsoft Excelに関係する項目一覧のデータを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.121 関係する項目一覧表¶
5.2.6.24. 更新記録の書き出し¶
営業日カレンダー、およびジョブスケジュールの指定したエンティティ(稼働日カレンダー、トリガ、リソース、動作環境、動作環境プール、ジョブ、ネット、システム、ジョブサービス、ジョブレポート)の過去の更新記録を書き出すことができます。
千手ブラウザで"カレンダー"直下の営業日カレンダー、または"ジョブスケジュール"直下のエンティティ(稼働日カレンダー、トリガ、リソース、動作環境、動作環境プール、ジョブ、ネット、システム、ジョブサービス、ジョブレポート)を選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[更新記録の書き出し]を選ぶと出る画面を下記の図に示します。
図 5.122 更新記録の書き出し確認ダイアログ¶
更新記録の書き出しダイアログで[OK]ボタンを押したときに表示される画面を下記の図に示します。
図 5.123 ファイル保存ダイアログ¶
データの書き出し確認ダイアログでファイルを指定し[保存]ボタンを押すと、指定されたファイルに千手ブラウザで選択されたものの更新記録を書き出します。
ファイルへの保存の終了時に表示される更新記録の書き出し実行結果ダイアログを下記の図に示します。
図 5.124 更新記録の書き出し実行結果ダイアログ¶
参考
更新記録の書き出しでは、当日変更分の記録は書き出されません。当日変更分の記録も書き出す場合は、千手コマンドの「変更記録の更新」コマンドを実行すると、それまでの当日変更分が書き出されるようになります。「変更記録の更新」コマンドについては 千手コマンド一覧 を参照して下さい。
Microsoft Excelで更新記録の書き出しデータを開いた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.125 更新記録の書き出しデータ¶
設定ファイルの作成を行うことで、書き出しを行う更新記録の数や、更新記録の書き出し機能で使用するログファイルの格納ディレクトリを変更することができます。設定方法については セットアップガイド の カスタマイズ/オプション機能の設定 を参照して下さい。
注釈
削除されたジョブスケジュール定義に関する変更記録は千手コマンドの「変更記録の削除及び更新」を実行することにより削除されます。
5.2.6.24.1. 更新記録の書き出しデータのフォーマット¶
ここでは、更新記録の書き出しデータのフォーマットを説明します。
注釈
1行のフォーマットの説明が複数行に渡っている個所がありますが、 <\n> マークまでが1行となっていますので、ご注意下さい。
- ヘッダー行
カテゴリ <\t> 名称 <\t> ユーザー名(1) <\t> 日時(1) <\t> 状態(1) <\t> 詳細情報(1) <\t> ユーザー名(2) <\t> 日時(2) <\t> 状態(2) <\t> 詳細情報(2) ユーザー名(3) <\t> 日時(3) <\t> 状態(3) <\t> 詳細情報(3) <\t> ユーザー名(4) <\t> 日時(4) <\t> 状態(4) <\t> 詳細情報(4) <\t> ユーザー名(5) <\t> 日時(5) <\t> 状態(5) <\t> 詳細情報(5) <\n>
- データ行
(カテゴリ ) <\t> (名称) <\t> (ユーザー名(1)) <\t> (日時(1)) <\t> (状態(1)) <\t> (詳細情報(1)) <\t> (ユーザー名(2)) <\t> ・・・ <\n>
(カテゴリ)には、更新対象のエンティティのカテゴリが入ります。
(名称)には、更新対象のエンティティの名称が入ります。
(ユーザー名)には、更新を行ったユーザー名が入ります。
(日時(1))には、更新を行った日時が入ります。
(状態(1))には、"追加"、"変更"、"削除"のいずれかの更新の状態が入ります。
(詳細情報(1))には、更新内容の詳細が入ります。
日時、状態、詳細情報は新しい更新から順に(1)から(5)まで書き出されます。
参考
書き出される更新記録の数は設定ファイルを作成することで変更が可能です。設定方法については セットアップガイド の カスタマイズ/オプション機能の設定 を参照して下さい。
5.2.6.25. 旧定義有効日ネットの削除¶
定義有効開始日の異なる同名ネットが複数存在する場合に、旧定義有効開始日のネットの表示および削除を行います。
千手ブラウザで“ジョブスケジュール” 直下のエンティティ“ネット.定義有効日”を選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[旧定義有効日ネットの削除]を選ぶと出る画面を 図 5.126 に示します。
図 5.126 旧定義有効日ネットの削除¶
以下に旧定義有効日ネットの削除ダイアログの各フィールドの説明をします。
- 旧定義有効開始日の基準日
指定した基準日で旧定義有効日ネットの一覧を作成します。旧定義有効日ネットとは、"ネットの定義有効日<=指定された基準日"のネット定義のうち、指定された基準日に有効でないネット定義のことです。
- [1世代前のネットを表示および削除の対象から除外する]チェックボックス
旧定義有効開始日ネットのうち、1世代前のネットを旧定義有効日ネットの対象から除外します。
- [旧定義有効日ネットの表示]ボタン
[旧定義有効日ネットの表示]ボタンを押下すると、旧定義有効日ネットの一覧がリストに表示されます。ネーミングフィルタ機能を利用している場合、表示対象はネーミングフィルタの定義に従います。
リストで任意の旧定義有効日ネットを選択後に[削除]ボタンを押下すると、選択された旧定義有効日ネットを削除します。
注釈
- 旧定義有効日ネットには以下のネット定義は含まれません。
定義有効終了日が指定されているネット定義
5.2.6.26. 稼働履歴の表示¶
ジョブ、ネット、フレーム、トリガの稼働履歴を参照することができます。
ジョブモニタからの稼働履歴の表示機能は、異常終了や遅延が起きた場合などに、ジョブモニタから簡易的に特定のジョブ/ネット/フレーム/トリガの過去の稼働実績を参照したい場合に有効です。
ジョブモニタのフレームタブ、ランチャートタブ、ジョブタブで表示されているジョブ、ネット、フレームを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働履歴表示]を選択して下さい。稼働履歴表示条件ダイアログが表示されます。
図 5.127 稼働履歴表示条件ダイアログ¶
表示されている内容は選択したジョブ、ネット、フレームが設定されています。
以下に各入力フィールドの説明をします。
- 運用日付(表示開始/表示終了)選択リストボタン
稼働履歴表示の表示開始日付と終了日付を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
省略時は最新の10件分が表示されます。
表示開始、表示終了の一方のみの指定はできません。
- 種類プルダウンメニュー
ジョブ、ネット、フレームの中から選択します。
ジョブを選択すると「フレーム名」、「親ネット名」、「ジョブ/ネット名」は全て必須入力となります。
ネットを選択した場合は「親ネット名」は不活性となり、指定することはできなくなります。また、フレームを選択した場合は「親ネット名」、「ジョブ/ネット名」は不活性となり、指定することはできなくなります。
- フレーム名
表示するフレーム名を指定します。
- 親ネット名
表示するジョブの親ネット名を指定します。「種類」でジョブを選択した場合は親ネット名を指定して下さい。
- ジョブ/ネット名
表示するジョブ/ネット名を指定して下さい。
注釈
指定できる期間の範囲の最大は31日です。
参考
稼働履歴表示で表示されるデータはフレーム、ネット、ジョブ単位でそれぞれ最大50件保存されます。環境変数で変更することができます。(ジョブスケジュールの環境変数の設定方法 参照)
稼働履歴を参照したい運用日付の範囲を入力して[OK]ボタンを押して下さい。稼働履歴が表示されます。
図 5.128 ジョブ稼働履歴表示¶
指定したジョブ、ネット、フレームの稼働履歴が終了日時の昇順でリスト表示されます。
注釈
稼働中のジョブ、ネット、フレームを選択した場合は稼働中のデータは表示されません。
ジョブモニタのランチャートタブ、トリガタブで表示されているトリガを選択し、右ボタンをクリックして出るコンテキストメニューで[稼働履歴表示]を選択して下さい。稼働履歴表示条件ダイアログが表示されます。
図 5.129 稼働履歴表示条件ダイアログ¶
表示されている内容は選択したトリガが設定されています。トリガ名は不活性となり、指定することはできません。
以下に各入力フィールドの説明をします。
- 運用日付(表示開始/表示終了)選択リストボタン
稼働履歴表示の表示開始日付と終了日付を選択するための、日付入力ダイアログを表示します。
省略時は最新の50件分が表示されます。
表示開始、表示終了の一方のみの指定はできません。
注釈
指定できる期間の範囲の最大は31日です。
参考
稼働履歴表示で表示されるデータは最大50件保存されます。環境変数で変更することができます。(ジョブスケジュールの環境変数の設定方法 参照)
稼働履歴を参照したい運用日付の範囲を入力して[OK]ボタンを押して下さい。稼働履歴が表示されます。
図 5.130 トリガ稼働履歴表示¶
指定したトリガの稼働履歴が最終更新時刻の降順でリスト表示されます。
注釈
状態がOFFのデータは表示されません。
5.2.6.27. 実行システム作成チェック¶
登録されているシステムから実行システムが作成できるかのチェックを行い結果を表示します。定義したシステムが実行システム作成時に正常に運用されるのかチェックを定期的に行うことで、事前に問題のあるフレームを把握することができます。
その際に表示される実行結果ダイアログを下記の図に示します。
図 5.131 実行結果ダイアログ¶
この機能は、千手ブラウザで"ジョブスケジュール"エンティティを選択し、コンテキストメニューから[実行システム作成チェック]を実行するか、千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、実行システム作成チェックを自動実行することが可能です。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
実行システム作成チェックを行う運用日付は当日と翌日の運用日付が対象で、チェックを行うだけで実際にフレームの登録は行いません。
クリップボードにコピーされた実行システム作成チェックデータを表計算ソフト等に取り込むことによって、実行システム作成チェック一覧が作成されます。
Microsoft Excel に実行システム作成チェックデータを貼り付けた場合、下記の図のように表示されます。
図 5.132 実行システム作成チェック一覧¶
参考
千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、実行システム作成チェックを行う運用日付を設定できます。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
5.2.6.28. タイマー使用数監視¶
タイマー使用数監視は、現在状態管理サーバーが使用しているタイマー数の監視を行います。監視間隔は1分で、15分間隔でしきい値により障害があるかを判定し、障害を検知した場合は、メッセージモニタにメッセージを出力します。
なお、タイマーとは投入されているフレームで使用している次の定義になります。
フレームに指定する起動時刻/所要時間
ジョブ/ネットに指定する、開始時刻指定/遅延監視(開始時刻・終了時刻)/所要時間監視
繰り返しネットの打ち切り時刻
繰り返しネットの実行間隔で「一定時間毎に実行」をチェックした場合
タイマー数が情報レベルのしきい値(8000)を超えている場合は、以下の通常メッセージが出力されます。
!PEX640 I タイマー使用量 [通知]
異常レベルのしきい値(10000)を超えている場合は、以下の障害メッセージが出力されます。
!PEX641 E タイマー使用量 [警告]
障害を検知した場合、タイマーの使用の節約や、同時に投入するフレーム数の削減、起動済みの不要なフレームの初期化などを行いタイマー数を減らして下さい。
注釈
しきい値及びしきい値判定の実行間隔は環境変数で変更可能です。(ジョブスケジュールの環境変数の設定方法 参照)
しきい値と比較する値は15分間の最大値となります。判定を行う時点でタイマー数がしきい値を超えていなくても、15分の間に一回でもしきい値を超えている場合はメッセージが出力されます。タイマー数が減少しているかどうかは次のしきい値判定まで待って下さい。
タイマーはフレームの運用日付は関係なく、その日に使用する数をカウントします。例えば、昨日の運用日付のフレームで、36:00に起動するジョブが定義されていた場合、今日のタイマーとしてカウントされます。また、今日の運用日付のフレームで、36:00に起動するジョブが定義されていた場合は今日のタイマーとしてカウントされません。
5.2.6.29. ジョブの起動コマンドの変更予約機能¶
ジョブの起動コマンドの変更予約機能を利用することによって、ジョブ定義を事前に設定しリリース時の負荷を軽減します。変更予約が設定されたジョブは、その定義有効日以降の運用日付で所属するフレームが作成された場合に、起動コマンドが予約されている起動コマンドに変更されて運用されます。
ジョブの定義時に、ジョブのプロパティ画面で「起動コマンドの変更予約」チェックボックスをチェックし、「起動コマンドの変更予約」フレームの「定義有効日」フィールドに定義有効日、「起動コマンド」フィールドに変更後のコマンド名を指定して下さい。
図 5.133 ジョブのプロパティ¶
定義有効日以降は予約されている起動コマンドで運用されますが、定義の変更は行われません。再度変更予約の設定を行う場合は、「ジョブの起動コマンド変更予約の反映」コマンドを実行し、予約されている起動コマンドをジョブの起動コマンドへ反映した後に行ってください。
「ジョブの起動コマンド変更予約の反映」コマンドについては 千手コマンド一覧 を参照して下さい。
注釈
「ジョブの起動コマンド変更予約の反映」コマンドでは、定義有効日から7日以上経過した定義のみ反映対象となります。運用には注意して下さい。
5.2.6.30. ファイル待ちトリガの監視ファイルの変更予約機能¶
ファイル待ちトリガの監視ファイルの変更予約機能を利用することによって、トリガ定義を事前に設定しリリース時の負荷を軽減します。変更予約が設定されたファイル待ちトリガは、その定義有効日以降の運用日付で所属するフレームが投入された場合に、予約したファイル名が監視ファイルとして適用されます。
ファイル待ちトリガの定義時に、トリガのプロパティ画面で「ファイルの変更予約」チェックボックスをチェックし、「ファイルの変更予約」フレームの「定義有効日」フィールドに定義有効日、「ディレクトリ名」フィールドと「ファイル名」フィールドに変更後の監視対象ディレクトリ名とファイル名を指定してください。
図 5.134 トリガのプロパティ¶
定義有効日以降は予約されている監視ファイルで運用されますが、定義の変更は行われません。再度変更予約の設定を行う場合は、「ファイル待ちトリガのファイル変更予約の反映」コマンドを実行し、予約されている監視ファイルをトリガの監視ファイルへ反映した後に行ってください。
「ファイル待ちトリガのファイル変更予約の反映」コマンドについては 千手コマンド一覧 を参照して下さい。
注釈
「ファイル待ちトリガのファイル変更予約の反映」コマンドでは、定義有効日から7日以上経過した定義のみ反映対象となります。運用には注意して下さい。
千手センサー上のファイルを、ファイル待ちトリガには指定できません。
5.2.6.31. WMIによる接続機能¶
WMIによる接続時のコマンド実行では、コマンド出力取得のためのファイル共有の設定を行う必要があります。デフォルトでは「ファイル共有を使用しない」が設定されています。ファイル共有を使用しない場合、コマンドの終了コードのみ取得し、コマンドの出力結果は取得されません。コマンドの終了コードと出力結果の両方とも取得する必要がある場合は、「ファイル共有を使用する」を指定し、コマンド出力の一時ファイルの作成に使用されるディレクトリの共有名またはフルパスを設定して下さい。
ジョブの出力結果はファイルに取得することができます。ログ出力の設定方法については、 ジョブのログ出力機能 を参照して下さい。
ファイル共有を使用しない場合、コマンドを実行するノードの以下のディレクトリにジョブの起動コマンドを実行するバッチファイル(sjPEX_wmiExecSensorNS.cmd)と一時ファイル(sjPEX_wmiExec_ドメインID@フレーム名@ジョブ名@YYYYMMDD_hhmmss_SSS_終了コード.txt)が作成されます。
C:\WINDOWS\Temp
ファイル共有を使用する場合、コマンドを実行するノードに設定されている共有名またはコマンドを実行するノード上のディレクトリをフルパスで指定して下さい。指定したディレクトリにジョブの起動コマンドを実行するバッチファイル(sjPEX_wmiExecSensor.cmd)とコマンド出力の一時ファイル(sjPEX_wmiExecOutput_ドメインID@フレーム名@ジョブ名@YYYYMMDD_hhmmss_SSS.txt)が作成されます。
注釈
- WMIによる接続時のコマンド実行を行うには、コマンドを実行するノードが以下のように設定されている必要があります。
"Windows Management Instrumentation" サービスが稼働していること。
分散COM (DCOM)が有効になっていること。
ファイル共有を使用する場合で共有名を指定する場合、共有フォルダのアクセス許可で「読み取り」と「変更」が許可されている必要があります。
ファイル共有を使用する場合、ディレクトリ階層のすべてのディレクトリには、[稼働ノード]タブの「稼働ノードへの接続方法」フレームの「ユーザー名」フィールドで設定したアカウントでの実行権限がそれぞれ必要になります。
ファイル共有を使用する場合でフルパスを指定する場合、コマンドを実行するノードで指定のドライブが共有されている必要があります。(Cドライブの場合は、「C$」、Dドライブの場合は、「D$」)
共有名を指定する場合、共有ディレクトリに含むディレクトリも指定可能です。その場合は「共有名\ディレクトリ名」と指定して下さい。ディレクトリは複数階層の指定が可能です。
共有名およびフルパスの指定に、UNC記法を用いることはできません。
- 動作環境に以下の環境変数を設定することで、ファイル共有を使用しない場合に使用するディレクトリを変更可能です。
環境変数名:SJPEX_WMITEMP
値:千手センサー上のディレクトリをフルパスで指定
5.2.6.32. 年またぎチェック¶
稼働日カレンダーの稼働条件で非営業日の場合の振替日が年をまたいでいるかチェックを行い結果を表示します。これにより、事前に年またぎする稼働日カレンダーの稼働条件を把握することができます。
千手ブラウザのツリービューで、<ドメイン>→"ジョブスケジュール"→"稼働日カレンダー"を選択して下さい。
リストビューで稼働日カレンダーを選択し、マウスの右ボタンを押してコンテキストメニューを出し、[年またぎチェック]メニューを選択して下さい。年またぎチェックダイアログが表示されます。
図 5.135 年またぎチェックダイアログ¶
年またぎチェックダイアログには、年またぎをチェックする稼働日カレンダー名が表示されます。
その下にチェック基準年が表示されており、年またぎチェックをする年を指定します。
稼働条件の前年またぎをチェックは、指定したチェック基準年の翌年からチェック基準年に対して非営業日の場合の振替日が年をまたいでいるか確認することができます。稼働条件の翌年またぎをチェックは、指定したチェック基準年からチェック基準年の翌年に対して非営業日の場合の振替日が年をまたいでいるか確認することができます。
各項目の入力ができましたら、[OK]ボタンを押して表示される実行結果ダイアログで、稼働日カレンダーの稼働条件が年をまたいでいるか確認することができます。
図 5.136 実行結果ダイアログ¶
実行結果ダイアログは、以下の内容が表示されます。
- チェック対象年
年またぎチェックを行った年です。
- チェック対象
「稼働条件の前年またぎ」、「稼働条件の翌年またぎ」、「稼働条件の前年またぎ,稼働条件の翌年またぎ」が表示されます。
- チェック結果
年またぎチェックをした稼働日カレンダーのチェック結果の合計が表示されます。チェック結果には以下の4つの内容が表示されます。
チェックした稼働日カレンダー数
チェックできなかった稼働日カレンダー数
年またぎが発生している稼働日カレンダー数
年またぎが発生している稼働条件数
チェック結果の下に稼働日カレンダー毎のチェック結果の詳細が表示されます。年またぎが発生している場合には、稼働日カレンダー毎に稼働条件、非営業日の場合の振替日が表示されます。チェック結果の詳細を参考にして、年またぎが発生した稼働日カレンダーの稼働条件を変更して下さい。
注釈
年またぎチェックを行うには、チェック基準年とチェック対象の前年/翌年の営業日カレンダーを事前に作成しておく必要があります。
年またぎが発生している稼働条件数が10000件以上になりますと、年またぎチェックを中断します。年またぎチェックを行う稼働日カレンダーが残っている場合、稼働日カレンダー名が表示されますので表示された稼働日カレンダーから年またぎチェックを行って下さい。
非営業日の場合の振替日が2年以上年をまたいだ場合には、振替日は「XXXX年以前の振替あり/XXXX年以降の振替あり」と表示されます。
5.2.6.33. 関係するトリガの検索¶
ネット/ジョブから関係する項目の検索を行うことにより、該当のネット/ジョブを連携元に設定しているトリガを表示します。また、システムから関係する項目の検索を行うことにより、該当のシステム内ネットを連携元に設定しているトリガを表示します。
関係するトリガの検索では、検索元ジョブ/ネットがトリガの連携元の場合、もしくは、検索元の定義内のジョブ/ネットがトリガの連携元の場合、該当するトリガを検索結果に表示します。
図 5.137 関係するトリガ¶
関係するトリガの検索は、検索元によって細かく条件が異なります。それぞれ、検索結果に表示されるトリガの条件は以下となります。
- ネット内ネット
連携元フレーム内に、選択したネットが含まれていて、かつ、連携元ネットと選択したネット(もしくはその下位ネット)が同じときに表示されます。
図 5.138 ネット内ネットに関係するトリガ¶
ただし、トリガに連携元ジョブが設定されている場合は、連携元ネットに一致したネット内に、該当ジョブが含まれるときのみ表示されます。
- ネット内ジョブ
連携元フレーム内に、選択したジョブが含まれていて、かつ、連携元ネット/連携元ジョブと選択した親ネット/ジョブが同じときに表示されます。
図 5.139 ネット内ジョブに関係するトリガ¶
- ネット
連携元フレームと選択したネットが同じとき、もしくは、連携元フレーム内に、選択したネットが含まれていて、かつ、連携元ネットと選択したネット(もしくはその下位ネット)が同じときに表示されます。
図 5.140 ネットに関係するトリガ¶
ただし、トリガに連携元ネットが設定されている場合は、連携元ネットと選択したネット(もしくはその下位ネット)が同じときのみ表示されます。
同様に、トリガに連携元ジョブが設定されている場合は、連携元ネットに一致したネット内に、該当ジョブが含まれるときのみ表示されます。
- システム内ネット
連携元フレームと選択したネットが同じときに表示されます。
図 5.141 システム内ネットに関係するトリガ¶
ただし、トリガに連携元ネットが設定されている場合は、連携元ネットと選択したネット(もしくはその下位ネット)が同じときのみ表示されます。
同様に、トリガに連携元ジョブが設定されている場合は、連携元ネットに一致したネット内に、該当ジョブが含まれるときのみ表示されます。
- システム
システム内に含まれるネットそれぞれに関係するトリガを求めて表示します。表示条件は上記のシステム内ネットと同様となります。
注釈
検索対象のネットの定義有効日をもとに、当日以降、有効となる期間がないネットは検索対象となりません。
ジョブエディタから関係する項目の検索を行ったときは、ネット内で使用されていないトリガは検索対象となりません。
5.2.6.33.1. 関係するトリガの自動チェックオプション¶
千手ブラウザのオプション設定機能を用いて、システム/ネット/ジョブの削除、同名ネット作成、ネットの定義有効終了日の変更、および、データの読み込みを行うときに、該当のネット、ジョブを連携元に設定しているトリガが存在するかをチェックするよう設定できます。このとき、該当のトリガが存在する場合は確認ダイアログを表示し、編集内容の反映をするかどうか選択することができます。詳細は 千手ブラウザオプション一覧 を参照して下さい。
注釈
関係するトリガの自動チェックでは、ネット内で使用されていないトリガは検索対象となりません。
ファイル読み込みの場合、読み込み内容の確認画面にてデータを選択し、詳細情報を表示することで確認できます。複数同時に確認する場合は対象を選択した後、コンテキストメニューの[詳細情報をコピー]を選択して下さい。多数選択している場合、この処理は数分かかることがあります。
同名ネットが存在する場合、編集対象のネットの代わりに同名ネットがトリガの連携元となることがあります。この場合は、トリガの連携元がなくならないため、確認ダイアログを表示しません。
同名ネットを作成したとき、または、同名ネットのうち、より定義有効開始日の新しいネットの定義有効終了日を延ばしたとき、そのネットが有効になる期間において、連携元が無くなるトリガがあると確認ダイアログが表示されます。ただし、この場合は編集対象のネットより定義有効開始日の新しい同名ネットがあるとき、その定義有効開始日以降にトリガの連携元が存在するかについてはチェックされません。
図 5.142 定義有効日が未来の同名ネットがあるときのチェック期間¶
関係するトリガの親ネットの定義有効日が有効になるかどうかはチェックしていないため、定義有効終了日を過ぎたネットに使われているトリガ、もしくは、同名ネットが存在するネットに使われているトリガでも確認ダイアログに表示されます。確認ダイアログに表示されたトリガの親ネット名をもとに、トリガの連携元を削除しても問題がないかを確認して下さい。
図 5.143 定義有効終了日を過ぎたネット内で使われているトリガ¶
関係するトリガが自ネット内のみでしか使われていない場合でも確認ダイアログに表示されます。確認ダイアログに表示されたトリガの親ネット名をもとに、トリガの連携元を削除しても問題がないかを確認して下さい。
図 5.144 連携元ネット内で使われているトリガ¶
意図せずトリガの連携元がなくなることを防ぐため、関係するトリガの自動チェックではネーミングフィルタによるトリガの表示制限を行いません。
5.2.6.34. 動作モード切替機能¶
ネット内のジョブやネット、システム、システム内のネットに動作モード切替時の設定を行うことによって、ジョブやネットのスキップの動作や、システムの自動サイクル運用の動作を一括で変更することができます。
動作モード切替機能を利用することによって、同じ構成でDR環境と本番稼働環境の定義を行うことができるため、環境の違いによるジョブ/ネット/システムの構成変更の負荷が軽減され、迅速に運用を再開することができます。
動作モード切替時の設定は、環境変数 SJ_PEX_CHANGE_ACTION を設定する事により有効となります。この環境変数の設定方法は、 動作モード切替機能の設定 を参照して下さい。
ネットにジョブやネットを含める際、システムの定義時、システムにネットを含める際に、各プロパティ画面で「動作モード切替時の設定」フレームのスキップ/自動サイクルチェックボックスをチェックし、動作モード切替時の動作の設定を行って下さい。
図 5.145 ジョブ/ネットのプロパティ([全般]タブ)¶
図 5.146 ネットのプロパティ¶
図 5.147 システムのプロパティ¶
注釈
既に作成済みの実行システム/実行フレームへは、変更内容は反映されません。次回実行システム/実行フレーム作成時(自動サイクル運用の場合は、次回の運用基準時刻)から、変更内容が反映されます。
5.2.6.35. 遅延時アクション¶
ジョブの遅延を検知した時に、遅延したジョブやその後続に指定したアクションを実行する機能です。各遅延監視に指定できるアクションを 表 5.17 記述します。
自身へのアクション |
後続へのアクション |
|
|---|---|---|
開始時刻の遅延監視 |
|
|
終了時刻の遅延監視 |
|
|
所要時間監視 |
|
|
尚、終了時刻の遅延監視の遅延時アクションは、遅延を検知したときにジョブが起動前か、起動後かでアクションが替わります。
[自身に対するアクション]を設定した場合は、指定したアクションを遅延検知後に遅延したジョブ自体に対して自動的に実行します。
図 5.148 自身に対するアクションのイメージ¶
[後続に対するアクション]を設定した場合は、指定したアクションを遅延検知後に遅延したジョブの後続に対して自動的に実行します。
図 5.149 後続に対するアクションのイメージ¶
[自身に対するアクション]と[後続に対するアクション]を同時に指定することもできます。
図 5.150 自身と後続の両方のアクションを設定した場合のイメージ¶
遅延時アクションを使用する場合は、ジョブのプロパティウィンドウで遅延監視の設定を行った後に[遅延時アクション]タブを開き、指定するアクションを選択して下さい。
図 5.151 [遅延時アクション]タブで遅延時アクションを設定¶
注釈
ジョブが稼働する動作環境ノードの千手エージェントのバージョンがSenju/OC 2014以前の場合、遅延時アクションの使用はサポートしていません。
5.2.6.35.1. 遅延時アクションの注意点¶
遅延時アクションを使用する際は以下の点にご注意下さい。
遅延時アクションは遅延が検知された場合に動作します。そのため、遅延監視が動作しないは遅延時アクションも実行されません。
- 遅延時アクションは遅延発生時の操作を自動化するだけの機能です。アクションの結果はそのときのジョブの状態により異なります。一部例を挙げると、以下のようなパターンは気をつけて下さい。
キューイングの状態のジョブに対して開始時刻の遅延監視の遅延時アクションのスキップ待ちが実行されても、状態はスキップ待ちにはなりません。スキップ指定はされますが状態はキューイングのままです。
開始時刻の遅延監視の遅延時アクションの強制起動が実行されても、そのジョブの上位ネットに一時停止指定がされていれば、そのジョブは一時停止中となります。
遅延時アクションの強制起動により起動したジョブが正常終了あるいは異常終了した場合、正常時アクション、異常時アクションは起動します。
遅延時アクションの強制停止によりジョブが異常終了した場合、異常時アクションは起動します。
遅延時アクションにより稼働中のジョブをスキップ終了させる場合、その過程でジョブの強制停止が行われます。その際に出力されるジョブの異常終了を通知する千手メッセージは、以下の通常メッセージです。ただし、稼働履歴には異常終了したことが記録されます。
!PEX687 ジョブ状況通知 [異常終了]
5.2.6.36. ジョブの起動コマンドの環境変数展開機能¶
ジョブの起動コマンドの環境変数展開機能を利用することによって、ジョブ起動時に起動コマンドに含まれる環境変数を展開します。
ジョブの定義時に、ジョブのプロパティ画面で[環境変数の挿入]ボタンをクリックし、表示される環境変数の挿入ダイアログに、展開したい環境変数名を指定してください。
[環境変数の挿入]ボタンをクリックして表示される環境変数の挿入ダイアログを 図 5.152 に、内容を 表 5.18 に示します。
図 5.152 環境変数の挿入ダイアログ¶
項目 |
内容 |
|---|---|
「環境変数名」フィールド |
展開する環境変数名を指定します。 |
環境変数を入力してOKを押下すると、入力した環境変数が「(-#env#-)」で囲まれて起動コマンドフィールドに表示されます。
注釈
環境変数の挿入を行うと起動コマンドの最大長(2048文字)を超える場合には、入力エラーとなります。このとき、環境変数名フィールドに入力した文字列は起動コマンドフィールドに反映されません。
例)トリガ送信コマンド"sjPEX_sendtrigger"使用時、運用日付の指定で環境変数"SJ_PEX_DATE"を展開する場合
起動コマンドの環境変数を挿入したい箇所で環境変数の挿入ダイアログを開き、入力フィールドに「SJ_PEX_DATE」を入力してOKボタンを押下します。
図 5.153 ジョブの起動コマンドの環境変数展開機能使用例(環境変数の挿入ダイアログ)¶
OKボタンを押下すると、起動コマンドフィールド内に環境変数の挿入ダイアログで入力した文字列が「(-#env#-)」に囲まれて表示されます。
図 5.154 ジョブの起動コマンドの環境変数展開機能使用例(ジョブのプロパティ)¶
このジョブを登録して実行した際、ジョブ起動時に環境変数「SJ_PEX_DATE」が展開されて実行されます。
トリガ送信コマンドについては、 sjPEX_sendtrigger-トリガの送信- を参照して下さい。
環境変数"SJ_PEX_DATE"については、 ジョブ/ネット制御用コマンド を参照して下さい。
注釈
OS標準の環境変数を展開する記述(Windowsの場合、%環境変数名% など)をジョブの起動コマンドに指定しても、環境変数は展開されず文字列としてそのままコマンドに引き渡されます。
ジョブが稼働する動作環境ノードの千手エージェントのバージョンがSenju/OC 2014以前の場合、環境変数展開機能を使用することはできません。
環境変数展開後に起動コマンドが最大長(2048文字)を超えた場合、ジョブは異常終了となります。
ジョブテンプレートを使用する場合、この機能は利用できません。
5.2.6.37. ジョブ起動コマンドのカレントディレクトリの変更¶
- 千手システムのジョブスケジュールではジョブ起動コマンドのカレントディレクトリの初期設定は以下のようになっています。
- ジョブ稼働ノードのOSがUNIX/Linuxの場合
ジョブ稼働ユーザアカウントのホームディレクトリ
- ジョブ稼働ノードのOSがWindowsの場合
%windir%\System32
ジョブ起動コマンドのカレントディレクトリはジョブの動作環境に環境変数「SJ_PEX_CURRENT_PATH」を設定することで変更することが出来ます。
変更するにはジョブが使用する動作環境の「環境変数名」フィールドに"SJ_PEX_CURRENT_PATH"を、「値」フィールドにカレントディレクトリパスを設定します。
項目 |
内容 |
|---|---|
「環境変数名」フィールド |
SJ_PEX_CURRENT_PATHを記述します。 |
「値」フィールド |
カレントディレクトリパスを記述します。 |
- 「環境変数名」フィールド
SJ_PEX_CURRENT_PATH
- 「値」フィールド
- ジョブ稼働ノードのOSがUNIX/Linuxの場合
ルートディレクトリからの絶対パスで指定
例)/home/testuser/cmd
図 5.155 環境変数ダイアログ(UNIX)¶
- 「値」フィールド
- ジョブ稼働ノードのOSがWindowsの場合
ドライブからの絶対パスで指定
例)C:\testuser\cmd
図 5.156 環境変数ダイアログ(Windows)¶
動作環境に環境変数を設定する方法については 動作環境 を参照して下さい。
尚、設定した内容は実行システム作成等により実行動作環境を作成し、起動することでジョブに反映されます。
これら一連の手順はジョブが使用する動作環境毎に実施して下さい、実施詳細については 日常運用の操作 を参照して下さい。
動作環境起動時にカレントディレクトリを変更します、成功すると以下の千手メッセージが出力されます。
!PEX586 ジョブ機能通知 [カレントディレクトリ設定[成功]]
注釈
指定したディレクトリパスが実在しない場合や誤った指定方法等の場合は動作環境の起動に失敗し、ジョブはキューイングされます。
!PEX204 ジョブ機能障害 [動作環境サーバ起動エラー]理由:カレントディレクトリ設定失敗
その場合はディレクトリパスを正しい値に変更後、実行動作環境の作成及び再起動( 実行動作環境 参照)を実施して下さい。千手センサーノードでジョブが稼働する場合はカレントディレクトリの変更は無効です。
5.2.7. ジョブ、ネット、フレーム、及びトリガの操作¶
運用管理を細かく行えるように、ジョブスケジュールでは、ジョブ、ネット、フレーム、トリガ、及び分岐ジョブ単位に、次のような操作が行えます。
操作 |
ジョブ |
ネット |
フレーム |
トリガ |
分岐ジョブ |
|---|---|---|---|---|---|
一時停止指定/解除 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
スキップ指定/解除 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
投入 |
× |
× |
○ |
× |
× |
初期化 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
特別初期化 |
× |
× |
○ |
× |
× |
サスペンド |
× |
× |
○ |
× |
× |
レジューム |
× |
× |
○ |
× |
× |
強制停止 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
再ラン |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
再ラン(ノード指定) |
○(※1) |
× |
× |
× |
× |
稼働状況の表示 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
強制起動 |
○ |
○ |
× |
× |
× |
稼働履歴の表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
簡易投入 |
× |
○ |
× |
× |
× |
設定 |
× |
× |
× |
○ |
× |
消去 |
× |
× |
× |
○ |
× |
連携元表示 |
× |
× |
× |
○ |
× |
ジョブログの表示 |
○ |
× |
× |
× |
× |
ノード別稼働ジョブ表示 |
○ |
× |
× |
× |
× |
強制分岐 |
× |
× |
× |
× |
○ |
分岐結果参照 |
× |
× |
× |
× |
○ |
判定元ジョブ表示 |
× |
× |
× |
× |
○ |
備考 ○:対応、×:非対応
※1 ジョブに動作環境(千手センサー指定)が指定されている場合は、再ラン(ノード指定)はできません。
5.2.7.1. 一時停止指定/解除¶
ジョブ、ネット、フレーム、及び分岐ジョブに一時停止を指定/解除することができます。
一時停止を指定/解除する場合、そのジョブ、ネットの後続ジョブ/ネット、及び分岐ジョブの後続の分岐先ネットも一時停止を指定/解除するかどうかを指定できます。
一時停止をした場合の動作は次のようになります。
- ジョブの場合
ジョブの一時停止は、そのジョブがまだ起動されていない場合は、そのジョブが起動する時点で停止します。
すでに起動後の場合は、再ランを行ったときにそのジョブが起動する時点で停止します。( 運用上の注意事項 参照 )
- ネットの場合
ネットの一時停止は、そのネットがまだ起動されていない場合は、そのネットが起動される時点で停止します。
「稼働中」の場合は、そのネットで現在稼働中のジョブが終了後、次のジョブが起動する時点で停止します。
すでにそのネットが終了後の場合は、再ランを行ったときに、そのネットが起動する時点で停止します。( 運用上の注意事項 参照 )
- フレームの場合
フレームの一時停止は、そのフレームがまだ起動されていない場合は、そのフレームが起動される時点で停止します。
「稼働中」の場合は、そのフレームで現在稼働中のジョブが終了後、次のジョブが起動する時点で停止します。
すでにそのフレームが終了後の場合は、再ランを行ったときに、そのフレームが起動する時点で停止します。( 運用上の注意事項 参照 )
- 分岐ジョブの場合
分岐ジョブの一時停止は、その分岐ジョブがまだ起動されていない場合は、その分岐ジョブが起動する時点で停止します。
すでに起動後の場合は、再ランを行ったときにその分岐ジョブが起動する時点で停止します。( 運用上の注意事項 参照 )
5.2.7.2. スキップ指定/解除¶
ジョブ、ネット、フレーム、及び分岐ジョブにスキップを指定/解除することができます。スキップされたジョブ、ネット、フレーム、及び分岐ジョブは、「スキップ終了」という状態になり、正常終了と同等に扱われます。
スキップを指定/解除する場合、そのジョブ、ネットの後続ジョブ/ネット、及び分岐ジョブの後続の分岐先ネットもスキップを指定/解除するかどうかを指定できます。
スキップを指定した場合の動作は次のようになります。
- ジョブの場合
ジョブのスキップは、そのジョブがまだ起動されていない場合は、そのジョブが起動する時点でスキップされます。
なお、起動条件の(トリガ、リソース、起動時刻)や一時停止と一緒に指定した場合、これらは無効となりスキップが優先されます。そのため、起動条件(上位ネットの起動、前ジョブ/前ネットの正常終了)が揃うと、スキップされます。
すでに起動後の場合は、再ランを行ったときに、そのジョブが起動する時点でスキップされます。( 運用上の注意事項 参照 )
ジョブが分岐ジョブの判定元ジョブとして指定されている場合、そのジョブがスキップした場合、分岐ジョブが異常終了します。( 運用上の注意事項 参照 )
- ネットの場合
ネットのスキップは、そのネットがまだ起動されていない場合は、そのネットが起動される時点でスキップされます。
なお、起動条件の(トリガ、リソース、起動時刻)や一時停止と一緒に指定した場合、これらは無効となりスキップが優先されます。そのため、起動条件(上位ネットの起動、前ジョブ/前ネットの正常終了)が揃うと、ネット内のジョブはスキップされます。
「稼働中」の場合は、そのネットで現在稼働中のジョブが終了後、残りのジョブがすべてスキップされます。
すでにそのネットが終了後の場合は、再ランを行ったときに、そのネットが起動する時点でスキップされます。( 運用上の注意事項 参照 )
- フレームの場合
フレームのスキップは、そのフレームがまだ起動されていない場合は、そのフレームが起動される時点でスキップされます。
なお、一時停止と一緒に指定した場合、一時停止指定は無効となりスキップが優先されます。そのため、指定されたフレームの起動時刻になると、フレーム内のジョブはスキップされます。
「稼働中」の場合は、そのフレームで現在稼働中のジョブ/ネットが終了後、残りのジョブ/ネットがすべてスキップされます。
すでにそのフレームが終了後の場合は、再ランを行ったときに、そのフレームが起動する時点でスキップされます。( 運用上の注意事項 参照 )
- 分岐ジョブの場合
分岐ジョブのスキップは、その分岐ジョブがまだ起動されていない場合は、その分岐ジョブが起動する時点でスキップされます。
なお、起動条件のトリガや一時停止と一緒に指定した場合、これらは無効となりスキップが優先されます。そのため、起動条件(上位ネットの起動、前ジョブ/前ネットの正常終了)が揃うと、スキップされます。
すでに起動後の場合は、再ランを行ったときに、その分岐ジョブが起動する時点でスキップされます。
いずれの場合でも、分岐ジョブの起動がスキップされた場合、その後続であるすべての分岐先ネットもスキップされます。( 運用上の注意事項 参照 )
5.2.7.3. 投入¶
障害などによって、特定のフレームの起動時刻を変更して処理をやり直したい場合などに、フレームを個別指定して投入することができます。ただし、フレームは予め登録されている必要があります。
5.2.7.4. 初期化¶
投入したフレーム内の各ジョブ/ネット/分岐ジョブは、現時点の実行状態を保持しています。そこで、終了したジョブ/ネット/分岐ジョブを、再び実行するためには、この実行状態を最初の状態に戻す必要があります。この場合必要に応じて、ジョブ、ネット、フレーム、及び分岐ジョブ単位に初期化を行います。
ジョブを初期化する場合、初期化方法として単独初期化と連続初期化が選択できます。初期化を行うジョブの後続ジョブ/ネットも初期化する場合は、連続初期化を選択して下さい。後続ジョブ/ネットも初期化した後、再ランを行うと、そのジョブの後続ジョブ/ネットも再ランします。
通常の運用では、システム投入/状態表示変更画面から、業務終了後に、システム単位に初期化を行います。
5.2.7.5. 特別初期化¶
通常のフレーム初期化ではフレームにトリガが含まれている場合に、そのトリガを用いているフレームが存在しない場合(トリガの最終使用フレームである場合)はトリガの消去を行います。
特別初期化では、通常の初期化の機能に加えて初期化の際にトリガを消去するか、消去せずに残すかを選択することができます。
5.2.7.6. サスペンド/レジューム¶
状態管理サーバーのジョブ/ネットの起動処理を停止させることで、それ以降のジョブ/ネットの起動を一時的に停止させることができます。
サスペンドすると、それ以降に起動条件を満たしたネットは"起動待ち"から"稼働中"にならずに"起動待ち"のまま、ジョブは"起動待ち"から"稼働中"にならずに"キューイング"になります。この状態はレジュームするまで継続し、レジュームすると"稼働中"になります。
注釈
サスペンドを行っても、そのときに稼働中であるジョブについてはそのまま稼働し続けます。
サスペンド中にネットを強制起動しても、レジューム後に起動されません。ネットを強制起動したい場合はレジューム後に実施して下さい。
5.2.7.7. 強制停止¶
稼働中のジョブ、ネット、及びフレームを強制的に停止できます。この操作を実行すると、稼働中のジョブは強制停止により異常終了し、起動待ち/キューイングのジョブは起動待ちの状態になります。強制停止は緊急時以外は行わないで下さい。
通常、強制停止を実行すると起動したコマンドも停止します。ただし、動作環境の種類や設定により、強制停止を行っても起動したコマンドは停止しない場合があります。
強制停止実行時の起動コマンドの状態を下記の表に示します。
動作環境 |
起動コマンドの状態 |
|
|---|---|---|
千手エージェント指定 |
起動コマンドは停止します。 |
|
千手センサー指定 |
TELNET接続 |
起動コマンドは停止します。 |
SSH接続 |
起動コマンドは停止しません。 |
|
WMI接続 |
起動コマンドは停止します。 |
注釈
強制停止はジョブに対してシグナルSIGTERMを送信しています。通常は異常終了となりますが、SIGTERM受信時に終了するユーザーアプリケーションでは終了コードにより正常終了となることがあります。
5.2.7.8. 再ラン¶
異常終了したジョブ、ネット、フレーム、及び分岐ジョブを再ランすることができます。
ネット、またはフレームを再ランする場合、異常終了したネット中のジョブ、または分岐ジョブから再ランをします。ただし、その前ジョブに初期化されたジョブ、ネットがある場合、その時点から再ランします。
異常終了した時点よりも前のジョブ、ネット、及び分岐ジョブから再ランさせたい場合は、そこまでの部分を初期化して下さい。
5.2.7.9. 再ラン(ノード指定)¶
通常の再ランでは、前回の実行と同一ノードでジョブが稼働されますが、再ラン(ノード指定)では、異常終了したジョブを別ノードで再ランすることができます。この時に指定するノードはジョブスケジュールサブシステムが稼働する設定で千手が起動されていることが前提となります。
また、再ラン(ノード指定)を実行する際、指定したノード上で予め動作環境サーバーを起動させておく必要があります。
動作環境サーバーが起動していない場合、千手ブラウザの"コマンド"→"千手コマンド"→"ジョブスケジュール"の「動作環境サーバーの再起動」で、代替ノードIDを指定して動作環境サーバーを再起動して下さい。
動作環境サーバーが起動していないノードを指定した場合は利用できません。
注釈
ジョブに動作環境(千手センサー指定)が指定されている場合は、再ラン(ノード指定)はできません。
5.2.7.10. 稼働状況の表示¶
ジョブ、ネット及びフレームの稼働状況を表示することができます。
稼働状況の表示を行うと、指定されたジョブ、ネットまたはフレームの状態、開始時刻、終了時刻を表示します。
5.2.7.11. 強制起動¶
開始時刻やトリガなどの起動条件が満たされていないために起動待ち、一時停止待ち、スキップ待ちとなっているジョブ、ネットを、起動条件を無視して強制起動させることができます。
ネットを強制起動する場合、ネット中の先頭の起動待ち、一時停止待ち、スキップ待ちのジョブ、ネットから強制起動をします。
強制起動する場合、そのジョブ、ネットの後続ジョブ/ネット/分岐ジョブを稼働させる/させないかどうかを選択できます。
それぞれの動作は次のようになります。
- 強制起動(ネット内後続を稼働させる)
強制起動で起動させたジョブが正常終了した場合に、後続ジョブ/ネット/分岐ジョブを稼働させます。
ただし、強制起動(ネット内後続を稼働させる)を選択した場合でも、上位ネットの起動条件が満たされていない場合は、強制起動(ネット内後続を稼働させる)で起動させたジョブの後続ジョブ/ネット/分岐ジョブは稼働しません。後続を稼働させたい場合は、上位ネットに対して強制起動(ネット内後続を稼働させる)を実行してください。
- 強制起動(ネット内後続を稼働させない)
強制起動で起動させたジョブが正常終了した場合に、後続ジョブ/ネット/分岐ジョブを稼働させません。
また、強制起動(ネット内後続を稼働させない)したジョブの前ジョブが追いついて正常終了しても、強制起動(ネット内後続を稼働させない)で起動させたジョブの後続ジョブ/ネット/分岐ジョブは起動しません。後続ジョブ/ネット/分岐ジョブを起動したい場合は、再ランを行ってください。
強制起動(ネット内後続を稼働させない)を選択した場合でも、強制起動したジョブ/ネット/分岐ジョブが正常終了したことによって上位ネットが正常終了になった際には、上位ネットの後続が稼働することがあります。上位ネットの後続を稼働させたくない場合は、上位ネットに対して強制起動(ネット内後続を稼働させない)を実行してください。
なお、ジョブやネットが正常終了した後に、後続ジョブやネットの起動条件(時刻やトリガなど)が整った場合には、そのタイミングで起動が行われます。(後続のジョブやネットが起動されるタイミングがない場合は起動されません。)
5.2.7.12. 稼働履歴の表示¶
ジョブ、ネット、フレーム及びトリガの稼働履歴を表示することができます。
( 稼働履歴の表示 参照)
- ジョブ、ネット及びフレームの場合
稼働履歴の表示を行うと、指定されたジョブ、ネットまたはフレームの過去に実行した際の運用日付、開始日時、終了日時、実行時間、状態を表示します。
- トリガの場合
稼働履歴の表示を行うと、指定されたトリガの過去に条件が満たされた際の運用日付、状態、最終更新時刻、送信元情報を表示します。
5.2.7.13. 簡易投入¶
フレーム登録後、同時に即時起動指定の投入を行います。定常運用にのせない使い切りのネットや、ネット定義時のテスト等に使用すると便利です。
簡易投入が23:58~23:59に行われますと、投入動作が日跨りとなることがありますので、この時刻に簡易投入を行った場合にはエラーとなります。
5.2.7.14. 設定¶
トリガについては送信を実行することができます。トリガ送信を実行すると、指定の状態(ON/OFF)にトリガの状態が変わります。
5.2.7.15. 消去¶
トリガについては削除を実行することができます。トリガの削除を実行すると、指定のトリガの削除が実行されます。
5.2.7.16. 連携元表示¶
フレーム連携トリガの連携元となるフレーム/ネット/ジョブ/分岐ジョブを表示することができます。
連携元表示を行うと、フレーム連携トリガの連携元となるフレーム/ネット/ジョブ/分岐ジョブを、ジョブモニタで表示します。
5.2.7.17. ジョブログの表示¶
ジョブのログ出力の設定した場合に限り、ジョブコマンドが出力した標準出力及び標準エラー出力のログを表示することができます。
ジョブのログ出力の設定については ジョブのログ出力機能 を参照して下さい。
5.2.7.18. ノード別稼働ジョブ表示¶
ノードID、運用日付、フレーム名を指定して、ジョブの稼働状態を確認することができます。
ノード別稼働ジョブ表示で指定する各項目については ノード別稼働ジョブ表示条件ダイアログ を参照して下さい。
5.2.7.19. 強制分岐¶
前ジョブ・ネットの状態が起動待ちなどで起動条件が満たされていないために起動待ち、または一時停止待ちとなっている分岐ジョブを、起動条件、分岐条件を無視して強制起動(強制分岐)させることができます。
強制分岐させる際の分岐先(分岐先ネット)を指定する方法については 強制分岐ダイアログ を参照して下さい。
また、強制分岐で分岐先として指定されなかった分岐先(分岐先ネット)はスキップ終了します。
5.2.7.20. 分岐結果参照¶
分岐ジョブで分岐した結果を確認することができます。
分岐結果参照を行うと、分岐した際の条件となったジョブ(判定元ジョブ)のジョブ名とその終了コード、及びどの分岐先(分岐先ネット)が起動されたかを表示します。
5.2.7.21. 判定元ジョブ表示¶
分岐ジョブで分岐する際の条件となるジョブ(判定元ジョブ)を確認することができます。
判定元ジョブ表示を行うと、分岐する際の条件となるジョブ(判定元ジョブ)を、ジョブモニタで表示します。
5.2.8. 運用上の注意事項¶
- 状態管理サーバープロセスのメモリ上の情報と、フレーム定義ファイル情報に関する注意
ジョブスケジュールサブシステムでは、一時停止の指定/解除、及びスキップの指定/解除の操作を行った場合、その時点のフレームの状態によって、プログラム内部の動作が若干異なります。
フレームが起動する前の状態( 未投入/待機中)では、フレーム定義ファイル情報の一時停止、及びスキップの情報を変更します。
フレームが起動後の状態( 稼働中/正常終了等、上記以外の状態)では、ジョブスケジュールの状態管理サーバープロセスのメモリ上の情報を直接変更します。この情報は、該当フレームの初期化を実行するときに消されます。
例えばあるフレームについて、一時停止やスキップの操作を行いながら実行させた後に、そのフレームの初期化、フレームの投入を行った場合を考えます。この場合、フレーム定義ファイル情報に書かれた一時停止、及びスキップの情報は投入時に反映されますが、プロセスのメモリ上で変更された情報については投入時に反映されません。
ジョブモニタ等を用いて確認しながら、注意して運用して下さい。
- フレームの自動初期化機能について
正常終了( またはスキップ終了)したフレームのうち、運用日付から7日以上経過したものは毎日自動的に初期化されます。自動初期化機能については、 expire処理の開始時刻の設定 を参照して下さい。
- フレームのリカバリについて
フレームのリカバリについては、 ジョブスケジュールのリカバリ処理について を参照して下さい。
- フレーム連携トリガについて
トリガはそのトリガを使用するフレームが起動したときに生成され、フレーム連携トリガで指定したフレーム/ネット/ジョブ/分岐ジョブが正常終了(スキップ終了)した時にONになります。
そのため、フレーム連携トリガを使用するフレームが起動する前に、フレーム連携トリガで指定しているフレームを初期化してしまうと、ONになる条件が到来しないため、OFF状態のままとなります。
自動サイクル運用を行っているフレームを連携対象とする場合は 自動サイクル運用の初期化保留日数の設定 を参照して下さい。
- 分岐ジョブで指定した判定元ジョブのスキップ終了について
あるジョブが分岐ジョブの判定元ジョブとして指定されている場合、そのジョブがスキップ終了すると分岐条件の判定ができないため分岐ジョブが異常終了します。
分岐ジョブの後続の分岐先ネットを起動させる場合は、異常終了した分岐ジョブで強制分岐を行ってください。
- 分岐ジョブと判定元ジョブの実行順序について
判定元ジョブは分岐ジョブと同一フレーム内に所属していれば良く、分岐ジョブとの先行関係が作成されていないジョブでも指定できます。
ただし、判定元ジョブと分岐ジョブの間に先行関係が作成されていない場合は判定元ジョブの終了と分岐ジョブの起動の順序に考慮が必要です。
この場合、分岐ジョブの分岐条件の判定は判定元ジョブの正常終了時の終了コードで行うため、分岐ジョブが起動する前に判定元ジョブが正常終了している必要があります。
分岐ジョブが起動して分岐条件を判定する時点で判定元ジョブが正常終了していない(稼働中の状態)、または、判定元ジョブが異常終了している場合、分岐ジョブは異常終了します。
一方、判定元ジョブと分岐ジョブの間に先行関係が作成されている場合は判定元ジョブの終了が分岐ジョブの起動条件になるため上記の考慮は不要です。
- 判定元ジョブに同一フレーム内の別の分岐ジョブを指定した場合について
判定元ジョブに同一フレーム内の別の分岐ジョブを指定した場合でも後続の分岐先ネットを起動させることができます。
この場合、分岐ジョブの分岐条件の判定は判定元ジョブに指定した分岐ジョブの終了コードで行われます。
分岐ジョブの終了コードは正常終了の場合 0 であるため、以下の場合に分岐先ネットが起動します。
判定元ジョブに指定した分岐ジョブが正常終了している(終了コードが0)
かつ
- 後続の分岐先ネットの分岐条件が以下のいずれかの場合
デフォルト分岐
または
「0と等しい」、「0以上」など 0 が真となる条件